2009年12月22日(火)
2009年12月22日 20時52分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 / COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/857/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月21日(月)
2009年12月21日 20時03分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 / COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/856/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月19日(土)
Sam Cooke "The Unforgettable" [RCA/Camden CAD1-2610]
1. I'm Gonna Forget About You
2. Wonderful World
3. I Ain't Gonna Cheat on You No More
4. Soothe Me
5. Feel It
6. One More Time
7. Sugar Dumpling
8. It's All Right
9. With You
Sam Cooke の死後にリリースされた編集盤の一つで,Camden という RCA の廉価盤レーベルから発売(1972) され,1987年に CD 化されたアルバム。
廃盤にはなっていたものの米アマゾンでは送料込みでも$10以下で購入でき,↓ のボックス・セットが出るまでは重宝していたのだが・・・,
◎ Sam Cooke "The Man Who Invented Soul (4 CDs)" [RCA/BMG 07863 67911-2]
突然,急にリイシューが決定したようだ。日アマゾンでは12月22日,米アマゾンでは29日の発売予定で,なぜか日本の方が早い? 日本盤としてではなく輸入盤扱いなのに・・・? その後,1月中旬の入荷に変更された。
レーベルは,日本では Sbme Special Mkts,米では Sony special product と表示されている。
しかも,同時に ↓ のような CD もリリースされることになっている。
Sam Cooke "Sam Cooke" [Sbme Special Mkts ? ]
1. You're Always On My Mind
2. If I Had You (I'd Be Happy)
3. Don't Cry On My Shoulder
4. Out In The Cold Again
5. You Belong To Me
6. Baby Won't You Please Come Home
7. Little Things You Do
8. Long, Long Ago
9. I Fall In Love Every Day
このジャケットはアナログ盤としては,記憶に無い。アマゾンで表示されているジャケ写には RCA と CAMDEN の文字があり,CAS-2433 とあるのは,ひょっとするとカセット・テープのみでリリースされた? CD 化されていなくても,カセットとしてはリリースされたアルバム も存在するのだが・・・?
収録曲数は少なく,やはり4枚組のボックス・セットに収録済みの曲が多いが,8. 9. は,初 CD 化のはず。
8. Long, Long Ago は,RCA で3枚目にリリースされた "Swing Low" [RCA 2293] と呼ばれている LP に収録されていた曲。
9. I Fall In Love Every Day は,"Chain Gang" のシングル[1960, RCA 7783] B 面曲。
来年早々には ↓ のような TV 番組も放映されるようだ。
AMERICAN MASTERS | Sam Cooke: Crossing Over | PBS @ Youtube
日本語字幕付きでの DVD 化をお願いしたい・・・m(_ _)m
|
2009年12月19日 08時39分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| CHEAP TALK / CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/855/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月15日(火)
R.B. Greaves "R.B. Greaves" [ATLANTIC AMCY-2930]
1. Always Something There to Remind Me
2. Don't Play That Song (You Lied)
3. Take a Letter Maria
4. Cupid
5. This Is Soul
6. Ballad of Leroy
7. Ain't That Good News
8. Birmingham, Alabama
9. Home to Stay
10. Oh When I Was a Boy
今月号(2009/12) の『レコ・コレ』に掲載されていた David Hood のインタビューによると,Rolling Stones が Muscle Shoals Sound Studio で夜にセッションをしていたころ,昼間レコーディングしていたのが,この R.B. Greaves だったそうだ。
ヒットした "Take a Letter Maria"(R&B Singles: 10, Hot 100: 2) は8月の録音なので,それ以外の曲ということになるが・・・。
R.B. Greaves -Take A Letter Maria @ Youtube
Eddie Hinton がリード・ギターの Muscle Shoals Rhythm Section (Roger Hawkins, Jimmy Johnson, David Hood, Barry Beckett) による演奏。印象的なトランペットにクレジットされている Mel Lastie は,Melvin Lastie と同一人物 ?
Melvin Lastie なら,Sam Cooke "Ain't That Good News" のセッションにも参加しているが・・・?
Sam Cooke の甥らしく,2曲もカバーしている。どちらも少々ひねったアレンジで演奏されていて,なかなかおもしろい。
'Take A Letter Maria' は,Jerry Wexler にそそのかされて Fame から独立したものの,製作した曲がたいして売れずに苦しんでいた Muscle Shoals Sound Studio を救った最初のヒット。
その曲が R&B チャートより POP チャートでヒットしているように,ソウル・ファンよりもポップ・ファン向けのサウンドの曲が多く,B.J. Thomas や Neil Diamond あたりの Memphis 録音が好きな人にお勧めしたいアルバム。
ただし,"This Is Soul" という曲は,タイトルの通りソウル色が強く,MG's をかなり意識した演奏になっている。
その曲も含めて自作曲(3. 5. 6. 9. 10.) の出来もなかなかなのだが,この後 Atlantic を離れてからはマイナー・レーベルを渡り歩き,いつのまにか消えてしまった。
もう1枚,CD 化されたアルバムがあるのだけれども,未入手。
AMG で調べると,かなり豪華なミュージシャンが参加しているようだが,試聴する限りは微妙・・・(^_^;)
○ R.B. Greaves "R.B. Greaves" [Acrobat ]
|
2009年12月15日 21時59分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 / COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/854/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月12日(土)
2009年12月12日 21時57分
| 記事へ |
コメント(4) |
トラックバック(0) |
| BEST 10 CDs in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/853/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
Sam Cooke "Playlist: The Very Best of Sam Cooke" [Sony ]
1. You Send Me
2. (I Love You) For Sentimental Reasons
3. Teenage Sonata
4. Only Sixteen
5. Wonderful World
6. Cupid
7. Having A Party
8. Twistin' The Night Away
9. Little Red Rooster
10. Driftin' Blues
11. Get Yourself Another Fool
12. Bring It On Home To Me
13. Nothing Can Change This Love
14. Love Will Find A Way
来年1月26日に発売される予定の Sam Cooke の新しい編集盤。RCA/BMG のカタログが SONY に移ってからは最初の独自編集となるが,残念ながら既発曲ばかりで曲数も少ない。
Full liner notes, photos, and more included as a PDF file on this CD. とあるのが,多少気になる程度。
ただ,Sam Cooke のファンの方々には,多少の重複を気にせず購入していただきたい m(_ _)m
この CD が売れれば,RCA 初期の作品の完全な CD 化に,必ずつながることを期待して・・・。
|
2009年12月12日 07時45分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/851/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月11日(金)
Various Artists "Kings Of The Gospel Highway: The Golden Age of Gospel Quartets" [Spirit Feel Shanachie 6039]
R.H. Harris and the Soul Stirrers
1. Walk Around 2. Sleep On, Mother 3. I Want to Rest 4. I'm Willing to Run 5. I'm a Soldier 6. Does Jesus Care?
Kylo Turner and the Pilgrim Travelers
7. Dear Lord Look Down Upon Me 8. Go Ahead 9. I Wonder Will We Meet Again? 10. Lord, Hold My Hand
Claude Jeter and the Swan Silvertones
11. Lord, I've Tried 12. Working on a Building 13. Old Acount 14. All Aboard
Silas Steele and the Spirit of Memphis
15. Jesus, Jesus 16. Sign of the Judgment 17. Tell Heaven 18. Jesus Brought Me
Archie Brownlee and the Five Blind Boys of Mississippi
19. I Was Praying 20. Lord Will Make a Way 21. Will Jesus Be Waiting 22. Someone Watches over Me
Julius Cheeks and the Sensational Nightingales
23. God's Word Will Never Pass Away 24. Lord Have Mercy 25. I'm Coming Up Lord 26. Somewhere to Lay My Head
今日は,Sam Cooke の命日。
やはり,毎年 同じようなネタ では芸が無いので,今年は Sam Cooke に大きな影響を与えたゴスペル界の先達や同輩のグループの曲を集めたコンピ盤のご紹介。
The Soul Stirrers の前代のリードだった R.H. Harris,Sam Cooke を泣かせることのできた Archie Brownlee,Sam Cooke にシャウトすることを教えた Julius Cheeks など,偉大なシンガーの在籍したゴスペル・カルテットの曲が集められているアルバム。
これを聴いていると,確かに Sam Cooke の存在は偉大だったが,Sam Cooke というシンガーが突然この世に現れたわけではなく,彼以前にも,その道筋・土台・基礎を作った素晴らしいシンガーたちがいたことを実感できる。
Pilgrim Travelers には,後に Sam Cooke の強力なビジネス・パートナーとなる J.W. Alexander も在籍していた。
手元にあるのは,『黄金時代の名門ゴスペル・カルテット』と題され,日本語解説(佐々木秀俊) を付けてリリースされた P-Vine 盤(PCD-16007)。
その解説に,「・・・何よりも唄そのものが雄弁に語ってくれるこの CD で,私のような者はあえて語る何物をも持ってはいない。」と書いておられるほどなので,なおさら,ぼくごときがくどくどと書くのは畏れ多い・・・m(_ _)m
この CD の編者である Anthony Heilbut の名著 ↓ をじっくりと読みながら,しみじみと味わっていただきたい。
◇ アンソニー ヘイルバット 『ゴスペル・サウンド』 [中河伸俊・山田裕康・ 三木草子 共訳,ブルースインターアクションズ 刊]
● Sensational Nightingales, The "The Best Of The Sensational Nightingales" [MCA MCAD-22044] -1973
Wilson Pickett を初めとして全てのソウル・シャウターの原型となった Julius Cheeks 師在籍時の Sensational Nightingales の数少ない単独アルバム ↑ は,ぼくがネット・ショップで購入した,記念すべき最初の CD だった。今では何の抵抗も無いが,初めてクレジット・カードの数字を入力して購入ボタンをクリックするときは,非常に緊張した・・・(^_^;)
曲数が少なく重複する曲もあるが,同じような内容の CD もリリースされていた。
◎ "Father and Sons" [Spirit Feel 1001] -1990
|
2009年12月11日 20時53分
| 記事へ |
コメント(1) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/850/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月09日(水)
Various Artists "Guitar Workshop - Tribute to Otis Redding" [invitation VDR-1659]
1. I Can't Turn You Loose - Steve Lukather
2. (Sittin' On) The Dock of the Bay - Steve Cropper
3. These Arms of Mind - Phil Upchurch
4. Respect - Dean Parks
5. I've Been Loving You Too Long - Jay Graydon
6. Good to Me - Arthur Adams
7. Let Me Come on Home - Charles "Icarus" Johnson
8. Tribute to a King - Steve Lukather & David T.Walker
明12月10日は,Otis Redding の命日。
毎年 同じネタ では芸が無いので・・・
表題の CD は,Otis へのトリビュート・アルバムだが,シンガーではなくギタリストによるもの。インスト・ナンバーばかりのためカラオケとしての利用を考える人がいるかもしれないが,御覧の通りのメンバーがギターを弾きまくっていて,とてもじゃないがカラオケには使えない・・・(^_^;)
Booker T.Jones(Hammond B-3, Synthesizer), Jerry Peters (Accostic Piano, Synthesizer), David T. Walker (Guitar) の3人は全曲でプレイしており,Booker T.Jones と David T.Walker はプロデューサ・アレンジャーとしてもクレジットされている。特に David T. Walker は,8. 以外でもかなり目立っていて,彼のソロ・アルバムにその他のギタリストがゲスト参加しているような印象すらある。
ドラムとベースのリズム・セクションは4組で,それぞれ2曲ずつ担当している。
Jeff Porcaro + Abraham Laboriel(1. 8.), John Robinson + Scott Edwards(2. 5.), James Gadson + James Jemerson Jr.(4. 7.), Nate Neblett + Kevin Brandon(3. 6.)
ラストの 'Tribute to a King' だけ Otis の曲ではなく,Otis が亡くなった後,Stax では先輩格だった William Bell が Booker T. と共作して歌った曲。
Otis が Stax に録音するきっかけを作った Johnny Jenkins のバージョンもある。
◎ Johnny Jenkins "All in Good Time" [Mean Old World ] -2000
全体的に Otis Redding の命日にしんみりと聴くには騒々しすぎるサウンドだが,ギター好き・・・特に David T.Walker のファンには必聴のアルバムとしておすすめできる。
|
2009年12月9日 20時13分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/849/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月05日(土)
Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous" [Reel Music/Capricorn 66748 78016-2]
何と,このアルバムにも,Design: Kosh のクレジットが・・・。
「ワク(縁取り)」は無いが,確かに「四角」がモチーフとして使用されているようだ。
同じ1978年リリースの作品で Kosh が関わっているものを,AMG で調べると,手持ちのアルバムとして ↓ の2枚があった。
● Linda Ronstadt "Living In The U.S.A." [Asylum/Warner 20P2-2424]
◎ Marvin Gaye "Here, My Dear" [MOTOWN/Polydor POCT-1896]
Linda Ronstadt や Marvin Gaye のようにメジャーなアーティストのアルバムと同じデザイナーを,この Eddie Hinton のデビュー・アルバムに起用したということからは,Capricorn がプロモートにかなり力を入れていたことを想像できる。
残念ながら,その努力は功を奏しなかったけれども・・・(^_^;)
今年,めでたくリイシューされたこのアルバムの CD には,米盤と英盤があり,英盤のジャケットは写真が大きくトリミングされ,文字の扱いも変更されている。ぼくは,米盤仕様で解説(maskman) 付きの日本盤を購入したのだが,英盤仕様の CD のデザインに関するクレジットはどうなっているのだろう?
ほとんど絵心などというものを持ち合わせていないぼくが,Kosh というデザイナーに興味を持つようになったきっかけは,Pete Carr の関連で何度かコメントをいただいている dennys さんのブログ。
「いったい現実を把握している者はいるだろうか」
http://whink.seesaa.net/
ストーンズの "Get Yer Ya-Ya's Out [40th Anniversary Deluxe Box Set]" 日本盤の発売が延期され,仕方なくオリジナル盤を引っ張り出して聴いていたら,そのクレジットに Original Design: John Kosh & Steve Thomas Associates とあるのを発見して興味がわき,dennys さんの記事に紹介されていたリンクから ↓ のムービーを見ると・・・
http://sayonarako.exblog.jp/7735631/
左オビのなかの「ジョン・コッシュのすべて」
耳に飛び込んできたのが "You Send Me" のカバー。当初はだれのバージョンか気が付かなかったのだが,落ち着いて考えてみると,そのムービーの中でも紹介されていた ↓ のアルバムの収録曲。
◎ Bonnie Bramlett "Lady's Choice" [Capricorn 314 536 131-2] -1976
Cover designed by Kosh/AGI
Johnny Sandlin プロデュースの Muscle Shoals 録音。
そのムービーのタイトル・カットは,どう見ても Rolling Stones "Beggars Banquet" の最初のジャケットのデザインを参考にされているようなのだが・・・?
現在使用されている,トイレのデザインのジャケットがレコード会社に拒否されたため,急遽あの文字だけのデザインに変更されてリリースされたわけだが,それに Kosh も関わっていた・・・?
手持ちの CD は,すべてトイレのジャケ写になってしまっていて,アナログ盤は押し入れの奥にしまいこんでいるので,引っ張り出すのが面倒くさい。
あのムービーを制作されたご本人に直接お尋ねすればよいのだけれども,さすがに敷居が高いし・・・(^_^;)
|
2009年12月5日 20時59分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| CHEAP TALK / BEST 10 CDs in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/848/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月04日(金)
Bobby Bland "Turn on Your Love Light: The DUKE Recordings, Vol. 2 (2 CDs)" [DUKE/MCA MCAD2-10957]
久しぶりの掘り出し物 (^_^)v
このブツを発見し,有り得ないだろうがひょっとして \3,000 くらいなら・・・と考えながら値段を見ると,¥1,680 \(^o^)/
思わず ゥオッ と声を出しかけたが必死でこらえ,笑いをかみ殺しながらレジに向かったけれども,店を出てからは声こそ出さなかったものの笑いがこらえきれず,よほどにやけていたのか行き交う人の視線が突き刺さる・・・(^_^;)
そんな「視線」が全く気にならなかった理由は,日アマゾンで扱われている中古商品の価格を見ていただければ,納得していただけるはず。
最近 Reel というレーベルからリリースされた,ボートラの付いていない LP 1枚分をストレート・リイシューした CD の値段と大差ない。
○ "Call on Me/That's the Way Love Is" [Reel ]
Bobby "Blue" Bland の Duke 時代のコンプリート集の Vol.2 。
Bobby Bland は,『楽 SOUL』 (p.359) でも 「ブルースはダメというソウル・ファンにも Bobby Bland とこの人(Little Johnny Taylor) ぐらいは聴いておいてもらいたい。」 と,言及されているブルースの巨人。
この CD が廃盤になっていてプレミアが付いているというのは,ほとんど犯罪行為のように思える。
ただ,米アマゾンでは MP3 でも販売されてしまっているので,CD としてリイシューされるのは望み薄かもしれない。
● "That Did It!: The DUKE Recordings, Vol. 3 (2 CDs)" [DUKE/MCA MCAD2-11444] -1996
↑ 3 から 2 をゲットするまで約1年9ヶ月かかっているので,このペースで行くと,次に 1 に出会うことができるのは再来年になってしまう・・・(T_T)
円高が続いているうちに,この際,注文してしまうべきだろうか・・・?
● "I Pity the Fool: The DUKE Recordings, Vol. 1"
|
2009年12月4日 20時18分
| 記事へ |
コメント(6) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/847/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年12月01日(火)
The Soul Children "The Singles + Open Door Policy" [Stax/Fantasy CDSXD 101]
1. Don't take my kindness for weakness
2. It ain't always what you do (it's who you let see you do it)
3. Hold on I'm comin'
4. Make it good
5. Ridin' on love's merry go round
6. Love is a hurtin' thing
7. Poem on the school house door
8. Come back kind of love
9. Signed sealed delivered (I'm yours)
10. I don't know what this world is coming to
11. Hearsay
12. Stir up the boogie Part II 13. Who you used to be 14. Strangers 15. Summer in the shade 16. Can't give up a good thing 17. Butt la rose 18. Hard living with a man 19. Believing
Stax 時代の Soul Children のシングル集(1.〜 11.) と 当時の未発表曲集ではなくて, 1978年に EPIC から STAX に里帰りした際の新録?(12.〜 19.) を2on1にした CD 。
シングル集は覚えていないが,後半の "Open Door Policy" はアナログ盤で持っていたような記憶がある。
シングル集については,『楽 SOUL』 の 「ソウルはシングル盤を聴かなきゃお話にならない」 という命題そのままの内容。
ただし,「ソウルはシングル盤としてリリースされた曲を聴かなきゃお話にならない」 と修正する必要があるのでは・・・(^_^;)
もちろん,アナログ盤には独特の質感があることを否定するつもりはないが・・・。
10. 11. は,Wattstax でのライブ録音。Soul Children としての公式のライブ録音は,これだけ ?
"Open Door Policy" の収録曲は,さすがに未発表だっただけあって中途半端な印象の曲が多いが,Soul Children のファンなら,聴いておいて損はないはず。
この時代の「サザン・ソウル」には,まだ「夢」と「希望」があふれていたような気がする。
|
2009年12月1日 20時49分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/846/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月30日(月)
J. Blackfoot "Woof Woof Meow" [JEA/Uptown JEA 25]
1. Meow 2. Stay out of My Lane 3. Mr. Bus Driver 4. Keep Your Phone Turned On 5. Dirty Woman 6. Lovers and Friends 7. No Ordinary Pussy Cat 8. More Than a Woman 9. Meow [Pussy Cat Remix] 10. Stealing Love 11. Lil House, Big Party
28日の朝に注文した商品が29日の夕方に届いた。堺に倉庫ができたからだろうか? 便利な世の中になったもんです。
ぼくが注文した時点では2枚くらいは在庫があったはずだが・・・。
8. と 11. は,Soul Children の再結成アルバムに収録されていたものと同じバージョン・・・?
◎ The Soul Children "Still Standing " [JEA Right Now JEA 0020] -2008
2. Lil House, Big Party 6. More Than a Woman
バックのミュージシャンも一部共通しているが,ソロ作の方がライブ感は強く,リズムに粘りがあるように聴こえる。シンガーの人数が減った分,バックにお金をかけた・・・? 電話のベルなどの効果音はちょっと耳障りだが・・・(^_^;)
J.Blackfoot のボーカルも "Still Standing" より迫力があるように聴こえるのは,Soul Children ではグループ全体のバランスを考えて少し押さえ気味に歌っていたのだろうか?
col さん に コメントをいただき,試聴してみると良さそうだったので注文したのだけれども,このジャケ写は,店頭で見かけていたら敬遠していたにちがいない。
『ウー,ウー,ニャーオ』という,犬のうなり声と猫の鳴き声をタイトルにしたのも,趣味が良いとは思えないが・・・(^_^;)
|
2009年11月30日 19時35分
| 記事へ |
コメント(4) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/845/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月29日(日)
Norah Jones "The Fall (+1)" [EMI TOCP-70830]
Norah Jones の新作。14. は日本盤のみのボーナス・トラック。輸入盤にはボーナス・ディスク(ライブ録音6曲) が付いたセットもあるらしい。
この新作を紹介する記事に Norah が髪の毛を切った写真が掲載されていて,それを見ただけで購入する気になった。ショートカット・フェチ( Laura Lee,森和代 ) なんです・・・(^_^;)
最初のシングルとしてリリースされた 'Chasing Pirates' は,一昔前のテクノ・ポップ風? 連想したのは,Tina Weymouth がボーカルの Talking Heads 。
ノラ・ジョーンズ「チェイシング・パイレーツ」PV @ Youtube
三十路に入って,髪の毛を切り化粧の仕方も変え,バンドのメンバーも一新してバックのサウンドは大きく変化しているが,Norah 本人の声や歌い方はたいして変わっていないようだ。
本当に変わりたいのなら,この際一度,羽目を外してシャウトしまくるような歌い方に挑戦してみてはどうか? 従来からのファンは離れてしまうかもしれないが・・・(^_^;)
|
2009年11月29日 10時45分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/844/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月26日(木)
Harry Connick, Jr. "Your Songs (+3)" [Sony SICP 2428]
1. All The Way - Frank Sinatra (1958, Hot 100: 2)
2. Just The Way You Are 「素顔のままで」 - Billy Joel (1978, Hot 100: 3)
3. Can't Help Falling In Love With You 「好きにならずにいられない」 - Elvis Presley (1962, Hot 100: 2)
4. And I Love Her - The Beatles (1964, Hot 100: 12)
5. (They Long To Be) Close To You 「遥かなる影」 - The Carpenters (1970, Hot 100: 1)
6. Besame Mucho (1941)
7. The Way You Look Tonight 「今宵の君は」 - Fred Astaire (1936)
8. First Time Ever I Saw Your Face 「愛は面影の中に」 - Roberta Flack (R&B Singles: 4, Hot 100: 1)
9. Your Song 「僕の歌は君の歌」 - Elton John (1971, Hot 100: 8)
10. Some Enchanted Evening 「魅惑の宵」 (1958)
11. And I Love You So - Perry Como (1973, Hot 100: 29)
12. Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me) - Tony Bennett (1965, Hot 100: 33)
13. Smile - Charlie Chaplin (1936)
14. Mona Lisa - Nat King Cole (1950)
15. Killing Me Softly with His Song 「やさしく歌って」 - Roberta Flack (1973, R&B Singles: 2, Hot 100: 1)
16. Who's Sorry Now - Connie Francis (1958, R&B Singles: 4, HOt 100: 4)
17. Answer Me My Love - Nat King Cole (1954)
Harry Connick, Jr. の新作。一昨年の "Oh, My Nola" は愛聴していて,ボートラ付きの日本盤まで買ってしまったが,昨年のクリスマス・アルバム(彼にとっては3枚目) はスルーし,今年の新作もどうするかかなり迷ったのだが・・・。
御覧の通りの選曲で,邦題は『恋人たちのラブソング』・・・(^_^;)
15.〜 17. は日本盤のみのボーナス・トラック。本人のサイトでは DVD 付きのセットも販売されている。
http://harryconnickjr.skyroo.com/se/view/music/index.html
このアルバムを Harry Connick, Jr. 本人と共同でプロデュースしているのは,Clive Davis 。 Rod Stewart の "Great American Songbook" シリーズの仕掛け人だった,この業界の大物。いつものようにアレンジやオーケストラの指揮などは全て Harry 自身が行っているが,選曲も含めて,Clive Davis の細々としたアドバイスがかなり反映されているらしい。
成り上がりで成金趣味丸出しのロッドと比較すると,Harry の方は正真正銘生まれ着いてのセレブなので,ロッドの "Great American Songbook" のように浮ついた居心地の悪さのようなものは全くなく,聴いていると妙に落ち着いた安心感が湧いてくる。なにしろ Harry Connick, Jr. は,欠点の無いのが欠点・・・というような,非の打ち所の無い人間。
ロッドの新作 "Soulbook" に比べると,聴く回数ははるかに少なくなるだろうが,たま〜に引っ張り出して聴くことになりそう・・・。
日ごろは安物の日本酒や焼酎に浸っているぼくでも,ときどきは,ちょっとオシャレなワインなどという代物を飲んでみたくなるときもある・・・(^_^;)
ほぼ毎年,少しずつ異なったコンセプトで新作を発表してくれる Harry Connick, Jr. だが,そろそろまた以前のような New Orleans Funk のアルバムをリリースしてもらいたい・・・m(_ _)m
◎ "She" [Sony/Columbia 64376] -1994
全14曲中,Meters の George Porter, Jr. が10曲,Joseph "Zigaboo" Modeliste が3曲に参加しているアルバム。
ラストの "Booker" は James Booker に捧げられた曲で,全ての楽器を Harry Connick, Jr. が一人で演奏している。
|
2009年11月26日 11時08分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/843/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月23日(月)
Sam Cooke "tribute to the Lady plus bonus singles" [Remember RMB 75150]
Classic Album: Tribute To The Lady
1. God Bless The Child
2. She's Funny That Way
3. I've Got A Right To Sing The Blues
4. Good Morning, Heartache
5. 'Tain't Nobody's Bizness If I Do
6. Comes Love
7. Lover Girl
8. Let's Call The Whole Thing Off
9. Lover Come Back To Me
10. Solitude
11. They Can't Take That Away From Me
12. Crazy In Love With You (Crazy She Calls Me)
Classic Singles:
13. Everybody Loves To Cha Cha Cha
14. Little Things You Do
15. Only Sixteen
16. Let's Go Steady Again
17. There, I've Said It Again
18. One Hour Ahead Of The Posse
19. Happy In Love
20. I Need You Now
以前 CD 化されたことはあったものの廃盤になっていた Sam Cooke の3枚目のアルバム(1959) が久しぶりにリイシューされた。残念ながらジャケ写はオリジナルから変更されているが,ボーナス・トラックとして追加された曲の中には,初 CD 化の曲(18.) が含まれている。
● Sam Cooke "Tribute to the Lady (Hybrid) [SACD]" [ABKCO UIGY 7041]
● Sam Cooke "Tribute to the Lady: with Rene Hall Orchestra" [KEEN CD-2004]
↑ オリジナルのジャケット・デザインは,Sam Cooke のアルバムの中でもトップ・クラス。
背景の「赤」と「青」は,過去と未来,善と悪,聖と俗などを表し,その境界線上で斜め45度から後ろを振り向く Sam Cooke の姿は,彼の中にある苦悩・ブルースを表現しているような気がする。
このアルバムをリリースしてから十数年後,Sam Cooke は亡くなる前,次のアルバムで blues を取り上げるつもりだと,Lou Rawls に語っていたそうだ。
Sam talked to Lou a little about the kind of blues album he was planning to cut, something like Lou's recent hit, "Tabacco Road," but more downhome -- Muddy Waters, John Lee Hooker, nothing like he had ever done before. (p. 614 "Dream Boogie" by Pete Guralnick)
Lou Rawls には,Fame Gang をバックに,Sam Cooke の曲ばかりを歌ったアルバムがある。
■ Lou Rawls "Bring It on Home" [Capitol ST-479] -1970
表題の CD で初めて CD 化された "One Hour Ahead Of The Posse" は,"There, I've Said It Again" の B 面曲(1959, Keen 2105) で,Burt Ives という Folk singer の書いたカントリー調の曲。
歌詞は,The Songs of Sam Cooke のサイト内の The Songs で読むことができる。
|
2009年11月23日 00時03分
| 記事へ |
コメント(6) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 / CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/842/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月22日(日)
The Soul Children "Genesis + 1" [STAX/Victor VICP-61563]
1. I Want to Be Loved (Sam D.Bell)
2. Don't Take My Sunshine (Bobby Newsome)
3. Hearsay (Norman West, John Colbert)
4. All That Shines Ain't Gold (John Gary Williams, Tommy Tate)
5. It Hurts Me to My Heart (Bettye Crutcher)
6. I'm Loving You More Everyday (James Mitchell)
7. Just the One (I've Been Looking For) (A. Isbell, E.Floyd, S.Cropper)
8. Never Get Enough of Your Love (Eddie Floyd)
9. All Day Preachin' (Bettye Crutcher, Bobby Manuel)
10. Get Up About Yourself (Homer Banks, Raymond Jackson, Carl Hampton)
11. Poem On The School House Door (Homer Banks, Raymond Jackson, Carl Hampton)
1972年リリースの The Soul Children の3rd アルバムに1曲追加された日本盤 CD。
歌詞・日本語解説(鈴木啓志) と,「私とソウル・チルドレン」というエッセイ(村上テツヤ・ゴスペラーズ) が付いている。
最近紙ジャケ化されているが,それにはボートラ(11.)は追加されていないようだ。シングル集の CD があり,それに収録されている。
◎ "The Singles + Open Door Policy" [Stax/Fantasy CDSXD 101] -1993
Stax 時代の The Soul Children には4枚の LP があり,2on1で CD 化されている。ただし,UK 盤と US 盤があり,手元にある UK 盤は1st と3rd,2nd と4th という変則的な組み合わせになっているので,US 盤のほうがオススメ。
○ "The Soul Children / Best of Two Worlds" [Stax ]
○ "Genesis / Friction" [Stax ]
それら4枚のアルバム中で最高傑作とされているのが,この "Genesis" 。
Jim Stewart と Al Jackson, Jr. のプロデュースで,The MG's などによる演奏が中心だが,8分以上もあってアルバム全体のハイライトとも言える1曲目 "I Want To Be Loved" のドラムだけ Howard Grimes 。
The Enchanters のカバーだが,男女混成の4人グループという特長を最大限に生かしたアレンジが施され,8分という長さを全く感じさせない名演・名唱。オリジナルは ↓ で。
● V.A. "The Best Of Loma Records [2 CDs]" [Waner Archives 9 45711-2]
I - 8. I Want To Be Loved - The Enchanters
2. Don't Take My Sunshine もカバーで,オリジナルは J.P. Robinson らしいが残念ながら未 CD 化。Johnnie Taylor も歌っている曲。
◎ "One Step Beyond" [STAX SCD-8598-2] -1971
7. Just the One (I've Been Looking For) は,Johnnie Taylor がオリジナル。
◎ "Wanted One Soul Singer" [ATLANTIC/RHINO 7 82253] -1967
3. Hearsay (Norman West, John Colbert) は彼らのオリジナルで,ヒット(1972, R&B Singles: 5,Hot 100: 44) もしている。2本のギターは,Raymond Jackson (Lead) と Bobby Manuel (Rhythm) ・・・?
The Soul Children--Hearsay (1972) @ Youtube
4. All That Shines Ain't Gold (John Gary Williams, Tommy Tate)
見た目の派手なカッコいい男に心を奪われかけている恋人に,「輝くもの必ずしも金ならず」という有名なことわざがあるくらいなのだから,よく考えろ・・・と語りかけている曲。
The MG's と Marvel Thomas などをバックに,John Colbert(J.Blackfoot) と Norm West がハードなシャウトで掛け合う,ディープなスロー・バラード。
そんな名曲を Luther Ingram は,ちょっとテンポを上げ,Muscle Shoals Sound をバックにスウィートなソウル・バラードとして歌っている。
● Luther Ingram "Let's Steal Away to the Hideaway/Do You Love Somebody" [Kent CDKEND 328]
4. All That Shines (Thomas Tate, John Gary Williams)
Thomas Tate とあるのは,もちろん,KOKO で Luther Ingram のレーベル・メイトだった Tommy Tate のこと。聴いた印象は全く異なりタイトルも縮められているが,The Soul Children の "All That Shines Ain't Gold" と同じ曲。
|
2009年11月22日 14時50分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/841/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月21日(土)
Luther Ingram "Let's Steal Away to the Hideaway/Do You Love Somebody" [Kent CDKEND 328]
1.〜 10. ○ "Let's Steal Away To The Hideaway" [Ko Ko LP 1300] -1976
11. I'll Love You Until The End (Version 2) [Ko Ko LP 2202] -1972
12.〜 21. ○ "Do You Love Somebody" [Ko Ko LP 1302] -1977
Luther Ingram が KOKO 時代にリリースした4枚のアルバムのうち,後半の2枚を2on1にした CD。
● "I've Been Here All The Time / If Loveing You Is Wrong I Don't Want To Be Right" [KENT CDKEND 315] -2009
↑ 1枚目と2枚目を2on1にした CD に比べると,既発のシングル集と重複しない LP だけの曲は多く,11曲も収録されている。(KOKO 時代の作品リスト → L_Ingram.xls )
● "Pity For The Lonely: The Ko Ko Singles Vol. 1" [KENT CDKEND 279] -2007
● "I Don't Want To Be Right: The Ko Ko Singles Vol.2" [KENT CDKEND 292] -2008
ボーナス・トラックとして追加されている "I'll Love You Until The End (Version 2)" は,2枚目の LP に収録されていたバージョン。その LP はとっくの昔に手放しているので確認できないが,P-Vine 盤の CD [PCD-2296] にはこの Version 2 が収録されていて,その解説(石黒恵) 中に 「この曲は彼の最初のアルバムにも収録されているナイス・ジャンプなのだが,ここではスローにアレンジされ,全く異なったバラードに生まれ変わっている。」 と書いておられたので,間違いないようだ。
"I've Been Here All The Time / If Loveing You Is Wrong I Don't Want To Be Right" のライナー(Tony Rounce) には As one track appeared on both albums, we have not duplicated it on this CD. とあり,同タイトルの2曲が同じバージョンだと思い込んでいたことによる単純ミス・・・(^_^;)
Ace/Kent のライナー・ノートと言えども,「鵜呑み」にしてはいけないということはよくわかっているのだが・・・。
もちろん,このブログに書いてある内容も,そのまま「鵜呑み」にしてはいけません・・・m(_ _)m
ただ,この CD の内容そのものは非常に素晴らしく,'70 年代半ばの「サザン・ソウル」の王道を行く Muscle Shoals Sound であることは間違いない。
Muscle Shoals Rhythm Section (Roger Hawkins, Jimmy Johnson, David Hood, Barry Beckett) をバックに,Pete Carr の泣かせるギターが大活躍している。
この時代の後 Luther Ingram が表舞台に登場することはほとんどなく,シングルをいくつかリリースするものの,アルバムは1枚あるだけ。
◎ "Luther Ingram" [Profile/BMG 75517465182] -1986
シンセを中心としたバックのサウンドはチープだが,Luther Ingram のボーカルはますます円熟味を増し,その表現力は全く衰えていない。
|
2009年11月21日 08時45分
| 記事へ |
コメント(6) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/840/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年11月15日(日)
Rod Stewart "Soulbook" [RCA/JIVE 8697-30256-2]
1. It's The Same Old Song - The Four Tops (1965, R&B Singles: 2, Hot 100: 5)
2. My Cherie Amour featuring Stevie Wonder - Stevie Wonder (1969, R&B Singles: 4, Hot 100: 4)
3. You Make Me Feel Brand New duet with Mary J. Blige - The Stylistics (1974, R&B Singles: 5, Hot 100: 2)
4. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher - Jackie Wilson (1967, R&B Singles: 1, Hot 100: 6)
5. Tracks Of My Tears featuring Smokey Robinson - The Miracles (1965, R&B Singles: 2, Hot 100: 16)
6. Let It Be Me duet with Jennifer Hudson - Jerry Butler & Betty Everett (1964, R&B Singles: 5, Hot 100: 5)
7. Rainy Night In Georgia - Brook Benton (1970, R&B Singles: 1, Hot 100: 4)
8. What Becomes Of The Broken Hearted - Jimmy Ruffin (1966, R&B Singles: 6, Hot 100: 7)
9. Love Train - The O'Jays (1973, R&B Singles: 1, Hot 100: 1)
10. You've Really Got A Hold On Me - The Miracles (1963, R&B Singles: 1, Hot 100: 8)
11. Wonderful World - Sam Cooke (1960, R&B Singles: 2, Hot 100: 12)
12. If You Don't Know Me By Now - Harold Melvin & the Blue Notes (1972, Hot 100: 3)
13. Just My Imagination - The Temptations (1971, R&B Singles: 1, Hot 100: 1)
Rod Stewart の新作。タイトルどおり,ソウルのカバー・アルバム・・・と言っても,ポップ・チャートでもヒットしている曲ばかりで,2. や 6. のようにシャンソン風の曲もある。
今なら Youtube でこのアルバムの TV 用の CM や収録曲の試聴などをすることができる。
Rod Stewart - Soulbook @ Youtube
Rod Stewart (NEW ALBUM: Soulbook) - Wonderful world @ Youtube
最近は余程のことがない限り,1枚の CD を何度もくり返して聴くということはないのだが,この数日は,これとその関連作ばかりを聴いていた。この1週間ほどで,今年最も多く聴いた CD になってしまったほど・・・(^_^;)
最初は,どうせボーナス・トラック付きの日本盤が出るだろうから,それを買えばいい・・・と思っていたのだけれども,いつになくシンプルなジャケ写が目を引き,手にとって裏返してみると,プロデューサの一人に Steve Jordan の名前があったので,購入する気になった。
聴いてみると,やはり Steve Jordan のスティックさばきが心地よく,ドラムだけを追っかけて聴いていると自然に顔がほころんでくる・・・(^^♪
何度もくり返して聴いているうちに,Rod のボーカルも悪くはない・・・と思えるようになった。
もちろん,日本盤(12/23) も買ってやるつもり。ボートラとして追加される2曲は,どちらも Jerry Butler のヒット曲。
14. Never Give You Up - Jerry Butler (1968, R&B Singles: 4, Hot 100: 20)
15. Only The Strong Survive - Jerry Butler (1969, R&B Singles: 1, Hot 100: 4)
The Blues Brothers Band で Willie Hall の影武者的な役割を果たすなど,セッション・ドラマーとして定評のあった Steve Jordan に,プロデューサの才能があることを最初に見抜いたのは,キース ↓ 。
◎ Keith Richards "Talk Is Cheap" [Virgin 7-90973-2] -1988
● Solomon Burke "Like a Fire" [Shout/P-Vine PCD-93126] -2008
最近は Solomon Burke の新作(↑) をプロデュースしたり,Chess を題材にした映画 "Cadillac Records" のサントラなども担当しているようだ。
ただし表題の CD では,すべての曲を Steve Jordan がプロデュースしているわけではなく,"The Great American Songbook" シリーズの III と IV にクレジットされていた Steve Tyrell がプロデュースしている曲(3. 5. 7. 12. 13.) もある。9. Love Train だけは二人の共同プロデュースで,まるで「お祭り騒ぎ」・・・(^^♪
また,ボーカルのパートについては,すべて Steve Tyrell のプロデュースで,Steve Jordan は関わっていないようだ。前作 "Stiil The Same... Great Rock Classics of Our Time" での失敗を反省して,バカ売れした "The Great American Songbook" シリーズのファンに配慮したのかもしれない。Steve Tyrell がプロデュースした曲のサウンドは,そのシリーズの延長線上にある。
Steve Jordan が担当している曲(1. 2. 4. 6. 8. 10. 11.) の基本的なリズム・セクションのメンバーは,
Drums/Percussion: Steve Jordan
Bass: Bob Babbitt
Guitars: Ray Parker, Jr. and Dean Parks
Keyboards: Michael Bearden or David Paich
11. Wonderful World は Sam Cooke のカバーだが,Sam よりは Otis Redding のバージョンをはるかに意識した仕上がりになっている。Steve Jordan のドラムはまるで Al Jackson のようで,Duck Dunn のようなベースを弾いているのは何と Daryl Jones 。Booker T. のような Organ は Charles Hodges で,Horn には Wayne Jackson や Jack Hale がいて,そのアレンジは Willie Mitchell 。
さらに,Mixed by Al Schmitt というクレジットまである。その他の曲でも Al Schmitt の名前がいくつかクレジットされていて,まだ現役で頑張っていることに驚き,ほかにどんな仕事をやっているのだろうと思い AMG で検索すると,↓ にもエンジニアとしてクレジットされていたので,さらに驚いた・・・(^_^;)
○ Micael Jackson "Michael Jackson's This Is It"
10. You've Really Got A Hold On Me は,最近 "Bring It On Home To Me" 入りのライブ・バージョンが CD 化されたばかり。
● The Miracles "Depend on Me: The Early Albums" [Hip-O Select B0012855-02]
|
2009年11月15日 22時50分
| 記事へ |
コメント(7) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 / COVERs of Sam Cooke / BEST 10 CDs in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/839/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年10月25日(日)
Jimmy Hughes "Steal Away: The Early Fame Recordings" [KENT CDKEND 324]
1. Lovely Ladies 2. There Is Something On Your Mind 3. A Shot Of Rhythm And Blues 4. Neighbour, Neighbour (Version 1) 5. Everybody Let's Dance 6. Steal Away 7. Try Me 8. I'm Gonna Rise Again 9. I Tried To Tell You 10. I'm Getting Better 11. Stormy Monday Blues 12. I Want Justice
13. I'm Qualified [Guyden 2075 / Jamie 1280]
14. My Loving Time [Guyden 2075 / Jamie 1280]
15. Lollipops, Lace And Lipstick [Fame 6401]
16. You Might As Well Forget Him [Fame 1002]
17. Goodbye My Lover Goodbye [Fame 6407]
18. You Really Know How To Hurt A Guy [Fame 6410]
19. Have You Done Got Over Me? [unissued]
20. Girl You Belong Here With Me [unissued]
21. My Adorable One [unissued]
22. Steal Away Part Two [unissued]
● Jimmy Hughes "The Best Of Jimmy Hughes" [Fame 103] -2008
↑ がリリースされた後,全く音沙汰のなかった Fame 関連のリイシューだが,英 KENT が権利を取得して CD 化してくれるようだ。
まず手始めに発売されるのが,Jimmy Hughes の Fame 時代(1962-67) の音源を2枚の CD にまとめたもの。
表題の CD はその1枚目で,1.〜 12. は LP "Steal Away" の収録曲,13.〜 18. はシングルのみだった曲,19.〜 22. が未発表曲。→ J_Hughes.xls
引き続き,来春には2枚目の CD がリリースされる予定。
● "Why Not Tonight: The Later Fame Sides" [Kent CDKEND 331]
いかにも英 Kent らしい丁寧なライナー・ノート(Tony Rounce) が付いていて,二度録音され1枚目の LP では A.Valier,2枚目では Huey Meaux とクレジットされていた "Neighbor, Neighbor" は,Meaux simply bought the song from him ということだったらしい。英米では日本のように著作者人格権(moral right) が尊重されず,財産権としての著作権(copyright) のみが強調されるため,このように,クレジットされる名前と実際の作者が異なることがよくある。
"Steal Away" という曲にもいろいろなクレジットのものがあるけれども,こちらは同名異曲。
"Steal Away (to Jesus)" というゴスペル曲もあり,奴隷制時代に南の奴隷州から北の自由州へ逃亡する奴隷を手助けする組織の合言葉のように使われていたことがあったといわれている。
Sam Cooke も Keen 時代に "Steal Away" というタイトルの曲を歌っているが,それは,ゴスペル曲をポップに改作したもの。
ところが,Jimmy Hughes が作って歌った,この "Steal Away" は,サウンドにはゴスペルの残り香が漂っているものの,歌われている内容は,全くの罰当たり・・・(^_^;)
もちろん,これ以前にも不倫や三角関係を題材にした歌はあったが,それらは,恋人に逃げられた,あるいは友人に裏切られた・・・なとど,被害者の立場から歌われていたのに対して,この "Steal Away" では 「駆け落ちしよう」 と,言わば加害者の立場で歌っているわけだから,その差は大きい。
このヒット(R&B: 17, Hot 100: 17) のあと,James Carr "The Dark End Of The Street" (R&B: 10, Hot 100: 77) や,さらには Luther Ingram "(If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right" (R&B: 1, Hot 100: 3) のような大ヒット曲が生まれている。このような,不倫を文化として容認するような曲がヒットする背後には,そういう曲を好むリスナーやシングルの購買者の間に経済的・精神的な自立が芽生え始めていたという社会的な変化があったはず。
サザン・ソウルの分野で「不倫ソング」の占める割合は大きく,そういう曲ばかりを集めたコンピ盤がある。
◎ V.A. "If Loving You Is Wrong: 20 cheatin' heartbreakers" [KENT CDKEND 208] -2002
◎ V.A. "Cheatin' Soul and the Southern Dream of Freedom" [Trikont US-0337] -2005
手持ちの CD との重複が多いため未入手だが,男女別に編集されたものまである。
○ V.A. "Cheatin': From a Man's Point of View" [Soul Classics ]
○ V.A. "Cheatin': From a Woman's Point of View" [Soul Classics ]
思い起こせば8年前,↓ の2枚の CD から始まった Goldwax 関連のリイシューが,
◎ James Carr "The Complete Goldwax Singles" [KENT CDKEND 202] -2001
◎ V.A. "The Goldwax Story vol. 1" [KENT CDKEND 203] -2001
今年には ↓ という夢のような CD までリリースされるようになった。
● "The Complete Goldwax Singles Volume 1 [1962-1966] (2 CDs)" [ace CDCH2 1226] -2009
◎ "The Complete Goldwax Singles Volume 2 [1966-1967] (2 CDs)" [ace CDCH2 1236] -2009
○ "The Complete Goldwax Singles Volume 3 (2 CDs)" [ace CDCH2 ] -2010
ということは,その Goldwax と同じように,この Fame についても,将来的には "The Complete Fame Singles" などというような CD がリリースされても不思議ではない・・・?
Goldwax がスタジオを持たないレーベルだけの存在だったのに対して,Fame はレーベルとしてよりも Recording Studios としての活動の方が重要だったという違いはあるが,それでも,Fame Records としてリリースされた作品や Fame を経由してメジャーから配給されたシングル盤の中には,評価が高くしかもレアなものが少なくないはず。
表題の CD のライナー中には,Dan Penn と Lindon "Spooner" Oldham の最初の共同作業だった "I Tried To Tell You" という曲に関連して,
Penn was also recording for Fame at this time, His single 'Close To Me' (Fame 6402) separated 'Steal Away' from 'Try Me' in the label's nascent catalogue.
などという思わせぶりな記述がある。
Dan Penn が Fame からリリースしたシングルは2枚(6402, 6409) だけだが未発表曲が20曲近くあるらしい。もし,それらを発掘することができれば,Dan Penn の作品だけで1枚の CD を作れるはずだが・・・m(_ _)m
|
2009年10月25日 09時48分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/837/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年10月18日(日)
"You Send Me: Life and Times of Sam Cooke (Paperback)" by Daniel Wolff
困ったことに,Sam Cooke という人間を知るために日本語で読める書籍としては現時点では唯一といっていい 『Mr.Soul サム・クック』 (ダニエル ウルフ 著,石田泰子・加藤千明 訳) が廃版になって,少しプレミアが付いているようだ。
本なので,CD と同じように安価な輸入盤ですませる・・・というのは難しいかもしれないし,日アマゾンでは原書もプレミアが付いているが,米アマゾンなら送料($6.89) 込みでも $20 以下で購入できるものがある。
□ "You Send Me: The Life and Times of Sam Cooke (Paperback)" by Daniel J. Wolff
奇妙なことに Paperback より Hardcover のほうが数ドル安く買える。手元にあるのは,表紙違いのイギリス版なのだが,中身はいっしょのはずなのにプレミアが付いて $50 以上しているのも不思議・・・?
原書だと日本語版とは違って索引が付いているので,最近では,調べたいことがあれば原書の index で大体の見当をつけてから日本語版を見るようにしている。
例えば,L.C. Cooke が "You Send Me" の作者としてクレジットされていることについては,原書の L.C. Cooke には composer's credits given to という項目がある・・・という具合。
まだ日本語訳のない ↓ は,日アマゾンでも手頃な値段で買えるようになっている。
□ "Dream Boogie : The Triumph of Sam Cooke" by Peter Guralnick
ペーパーバック版も手に入れて,カッターでばらして読みやすくしてあるものの,遅々として・・・(^_^;)
日本語で読める Sam Cooke 解説本としては,↓ のようなものもあるが,やはりプレミアが付いてしまっている。
□ 『レコード・コレクターズ増刊 ソウル&ファンク』 ミュージックマガジン 刊
↑ に収録されている 『後世のシンガーに与えた大きな影響』(石黒恵) 中の 「つまり,サム・クックがソウル・シンガーに影響を与えたのではなく,サム・クックから影響を受けたシンガーのことをソウル・シンガーと呼ぶのだ」という一文には,全く同意・・・(^_^)v
この増刊の Sam Cooke 以外の収録内容は,Stax/Volt,Hi Sound,James Brown,Sly Stone,P.Funk,Ike & Tina Turner,Marvin Gaye,Curtis Mayfield。
□ 『blues & soul records (ブルース & ソウル・レコーズ) No.68 2006年 04月号』 ブルース・インターアクションズ 刊
↑ 前回の特集からはもう3年もたつので,そろそろまた特集してもらっても・・・m(_ _)m
あまり期待はしていないが,伝記映画 が実現すれば,盛り上がってくれる・・・?
|
2009年10月18日 11時25分
| 記事へ |
コメント(8) |
トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/836/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
|
|