Freddy Fender, Doug Sahm, Floyd Tillman "Crazy Cajun's Cosmic Cowboys" [Edsel EDCD 618]
Freddy Fender - The Chicano Elvis
1. Wasted Days and Wasted Nights [Live]
2. Big Boss Man [Live]
3. '50s Medley [Live]
Donna 〜 (I Love You) For Sentimantal Reasons 〜 Cherry Pie 〜 You Send Me 〜 We Belong Together
4. Chokin' Kind 5. Tell It Like It Is 6. Since I Met You Baby 7. Please Mr. Sandman 8. Breaking up Is Hard to Do 9. Graduation Night
Doug Sahm - Freddy Fender's Cosmic Brother
10. Hi-Heel Sneakers [Live]
11. Before the Next Teardrop Falls [Live]
12. Wasted Days and Wasted Nights (Reprise) [Live]
13. Philadelphia Lawyer 14. She Digs My Love
Floyd Tillman - The First Cosmic Cowboy
15. Slipping Around 16. It Makes No Difference Now 17. I Love You So Much It Hurts 18. They Took the Stars Out of Heaven 19. Walking the Floor over You
以前,例のスレッドで Freddy Fender が "You Send Me" をカバーしているアルバムを紹介してもらったことがある。
○ Freddy Fender "Close to My Heart"
http://music.barnesandnoble.com/search/product.asp?z=y&EAN=030206142129&itm=10
その CD は未入手だが,表題のアルバム中でもメドレーの一部としてではあるけれども "You Send Me" をカバーしていて,"Sentimental Reasons" まで歌っているのは,やっぱり "At The Copa" の影響か?
1.〜 3. と 10.〜 12. は同じコンサートで,すべて Freddy Fender と Doung Sahm のデュエット。録音状態が悪いのは残念。
例によって中古ショップで,Doug Sahm / The Sir Douglas Quintet の CD を続けて入手する機会があり,それらのアルバムには,最近気になっている Andre Williams や Charley Pride の曲も収録されていた。
◎ The Sir Douglas Quintet "The Best Of Sir Douglas Quintet" [BeatRocket/Sundazed BRCD 123]
13. Bacon Fat (Bonus Track)
◎ Doug Sahm & The Sir Douglas Quintet "The Best Of: 1968 -1975" [Mercury 846 586-2]
19. (Is Anybody Going To) San Antone
Sundazed の CD は,Vivid から日本盤として発売されたもので,その日本語解説(能地祐子) によると,"She's About A Mover" は「ビートルズの『シーズ・ア・ウーマン』とケイジャン2ステップの伝統にのっとったテキサス・ポップとを合体させたようなナンバー」で,そういう曲を Doug Sahm に書かせたのは Huey Meaux の「とにかく髪を伸ばして,メンバーを集めてバンドを結成しろ。そして,ケイジャン2ステップのビートを取り入れて何でもいいから新曲を作れ」という注文だったそうだ。
表題の CD に収録されている3人目の Floyd Tillman は,ライナーによると,"Willie Nelson and Merle Haggard consider Floyd Tillman as 'the first real outlaw' in country music." ということらしい。
Ray Charles も ↓ の アルバムで,この人の曲を2曲カバーしていた。
◎ Ray Charles "Modern Sounds In Country And Western Music (Bonus Tracks)" [Atlantic/Rhino R2 70099]
4. I Love You So Much It Hurts 8. It Makes No Difference Now
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2007年2月25日 22時00分
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Bobby "Blue" Bland "Portrait Of The Blues" [MALACO MCD 7458]
1. Ain't No Love For Sale 2. Hurtin' Love 3. These Are The Things That A WOman Needs
4. I Can Take You To Heaven Tonight
5. The Last One To Know 6. Just Take My Love 7. I Just Won't Be Your Fool Anymore 8. She's Puttin' Something In My Food
9. When Hearts Grow Cold
10. Let Love Have Its Way
1991年の Malaco 5作目の CD 。
Malaco 時代のアルバムはどれをとっても「金太郎飴」だが,これを購入したのは,
4. I Can Take You To Heaven Tonight
9. When Hearts Grow Cold
を,Otis Clay がカバーしていたから。
どちらの曲も,スタジオ録音だけでなく ライブ でのレパートリとして採り上げられていて,"I Can Take You To Heaven Tonight" は日本でも歌われ,それを TV で見た記憶もある。
Otis Clay と Bobby Bland の違いは,その「生真面目さ」にあるのではないか?
Otis Clay の歌う「天国」が教会で牧師が語る「天国」と同じような意味に聴こえるのに対して,Bobby Bland の「天国」にはセクシャルな部分があり,それを歌うときの Bobby Bland に対する中年女性の歓声が聴こえるようだ。
クソ真面目と言ってもいい,その「生真面目さ」が,かつて一部のマニア(僕も含めて)の熱狂的な支持を呼び,その一方で大衆的な人気に結びつく際の障害になったような気がする。
"When Hearts Grow Cold" は,Candi Staton の "His Hands" でも歌われていた。
Candi Staton は,僕にとっては,純情可憐で一途なイメージのある Laura Lee の対極に位置するようなシンガーで,CD 化された Fame 時代のアルバムのライナーに,"At seventeen Candi ran off to Los Angeles with the Pilgrim Travelers' singer Lou Rawls." とあるのを読んだときも,驚きよりは,やっぱりそういう女だったか・・・と納得する気持ちのほうが強かった。もちろん,そういう女性も嫌いではないが・・・(^_^;)
Solomon Burke "Nashville" の日本語解説(中山義雄) で,彼女のことを「おキャンなヤリ●ン娘,失礼」と形容していたが,全く同意。
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2007年2月18日 11時14分
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Marianne Faithfull "A Perfect Stranger: The Island Anthology (2 CDs)" [Island 314 524579-2]
Disc 2:
1. Ballad Of The Soldier's Wife
3. Boulevard Of Broken Dreams 4. Yesterdays 5. Strange Weather 6. Gloomy Sunday 7. Hello Stranger 8. As Tears Go By
9. A Perfect Stranger 10. Conversation On A Barstool 11. A Waste Of Time 12. Isolation 13. Blazing Away
14. When I Find My Life 15. Times Square
16. Ghost Dance
http://music.barnesandnoble.com/search/product.asp?z=y&EAN=731452457929&itm=2
Lucinda Williams の新作 "West" の日本語解説(赤尾美香)で引用されているインタビュー中に,「私自身はハル(・ウィルナー)が手掛けた作品にそれほど詳しかったわけではないけれど,マリアンヌ・フェイスフルの『ストレンジ・ウェザー』を聴いた時にイケるかもしれないと思ったわ。あのアルバムは,フォークやブルースをベースにしていたけれど,成熟した女性の資質が備わっていたから。私は,成熟しているけれどヒップなアルバムが作りたかったの」という,Lucinda の発言があった。
この Marianne Faithfull の Island レーベル時代(1979〜95)のアンソロジー Disc 2: 3.〜 8. が,その "Strange Weather" のセッションで収録された曲(6. は当時未発表)。タイトル曲は,Tom Waits / Kathleen Breenan の作品。
ほかにも,1. と 9.〜 15. を,Hal Willner がプロデュースしていた。
その Hal Willner という名前にはなじみが無かったのだけれども AMG で調べると,この Marianne Faithfull や Lou Reed のアルバムで出会っていたし,最近でも,ハリケーンのチャリティー・アルバムの中では最も素晴らしいと思っている "Our New Orleans" の一部の曲をプロデュースしていた。
この "The Island Anthology" の Disc 1 に収録されている名盤 "Broken English"(1979) は,昔 LP で所有していた記憶があるが,"Strange Weather"(1987) はアナログでは聴いた覚えが無く,たとえ聴いていたとしても当時は,この「成熟した女性」の暗くて深い情念が込められた歌は理解できなかっただろう。今でも・・・かもしれないが (^_^;)
Lucinda の新作に参加し,この "Strange Weather" でもギターを弾いている Bill Frisell の名前は,Norah Jones が歌う "Wild Horses" で演奏しているギタリストとして,頭の片隅に残っていた。
Marianne Faithfull のバックでは "As Tears Go By" を演奏しているが,この Bill Frisell のようなミュージシャンにとって,ストーンズ・ナンバーは素材としてどのように評価されているのか,非常に気になる。
次作にあたる "Blazing Away"(1990) も,Hal Willner のプロデュースで,例によって中古ショップで手頃な値段のものが入手できた。
タイトル曲(13.) 以外はライブ録音(14. 15.) で,Bill Frisell は参加していないが,Dr. John と Garth Hudson や Fernando Saunders などが,バンドのメンバー。
どうやらこの時期の Marianne Faithfull は「フォークとブルース」よりもシャンソンを歌いたかったらしく,ロック的なビート感覚から意識して遠ざかろうとしていたようだ。ドラムはほとんど目立たず,ドラム・レスの曲も多い。
Garth Hudson のアコーディオンにもシャンソンの香りが漂っている。
ストーンズには "Back Street Girl" というシャンソン風の曲があるけれども,Marianne Faithfull は Fernando Saunders のソロ・アルバムで,その曲をデュエットしているらしい。
9.〜 12. は,"Blazing Away" のタイトル曲と同時期にスタジオで録音されているが,当時は未発表だった曲。
ドラムを叩いているのは,後に The X-pensive Winos に参加する Charley Drayton で,そのハードなビートが Marianne Faithfull のお気に召さなかったことが,リリースされなかった原因か?
9. A Perfect Stranger (M.Faithfull / F. Saunders) は,このアンソロジーのタイトルに採用されているほど素晴らしい曲なのに・・・(^_^;)
16. Ghost Dance は Patti Smith の曲で,プロデューサは Don Was とキース。Don Was がベースを担当して,キース,ロニー,チャーリーというバンドで演奏されている。
Hal Willner の仕事を AMG で調べていると,サントラ "Short Cuts" も彼がプロデュースしていた。
7. Hello Stranger も,Doc Pomus / Mac Rebennack の作品。
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2007年2月16日 22時29分
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Solomon Burke "Rock 'N Soul (Remaster)" [Atlantic WPCR-25241]
1. Goodbye Baby (Baby Goodbye)
2. Cry To Me
3. Won't You Give Him (One More Chance)
4. If You Need Me
5. Hard Ain't It Hard
6. Can't Nobody Love You
7. Just Out Of Reach
8. You're Good For Me
9. You Can't Love Them All
10. Someone To Love Me
11. Beautiful Brown Eyes
12. He'll Have To Go
Solomon Burke の Atlantic 時代のアルバムは,以前 Sequel から発売されていたボーナス・トラック付きの CD で揃えてあって重複するのだが,もったいない・・・と思いつつ,買ってしまった。
Solomon Burke が,Atlantic 時代に録音した楽曲は,Not on LP のシングル曲も含めて,Sequel 盤の CD で,一部のインスト曲以外は全て聴くことができる。曲目リスト → SBonAtl.xls
1964年リリースの Atlantic 3枚目のアルバム。そのタイトルは,このブログ・タイトルの元ネタの一つ。
収録されている曲を見ると,すでに "+ c" を付け加えることは,運命付けられていた・・・(^_^;)
ヒットしたのは "Just Out Of Reach"(オリジナルは Patsy Cline ?) のほうだが,好きなのは "He'll Have To Go"。
◎ Jim Reeves "The Essential (2 CDs)" [RCA Nashville/Legacy 82876 81430 2]
1959年に14週間もカントリー・チャートで1位を記録し,ポップでも2位に入っている。
「浮気はやめなよ」という邦題で,不倫ソングの走りということだが,後にサザン・ソウルで中心テーマの一つとして歌われるようなドロドロとした内容ではない。
曲調や歌い方によって相手の女性との力関係が微妙に変化して聴こえるのがおもしろい。
手持ちのカバー・バージョンの中でいちばんのお気に入りは,やっぱり Bryan Ferry。
いかにも情けなさそうな歌い方が,たまらない。
◎ Bryan Ferry and Roxy Music "The Ultimate Collection" [EG EGCTV 2]
◎ Al Christian: Various Artists "Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood Volume 2" [KENT CDKEND 172]
1968年に "Bring It On Home To Me" の次のシングルとして発売されたらしい。サザン・ソウル。
◎ Elvis Presley "Country Rock" [BMG BVCM-31073]
1976年の録音で,これが最後のスタジオ録音となった。さすがに,ちょっと元気がない。
◎ Ry Cooder "Chicken Skin Music" [REPRISE WPCR-2624]
1976年。Flaco Jimenez のアコーディオンが大々的にフィーチャーされていて,曲調は妙に明るく,爽やかささえ感じてしまう。
◎ Ronnie Milsap "Only One Love" [BMG 44515-2]
1981年。淡々と説得しているような歌い方で,相手の女性も浮気を反省してくれそう。
● Holmes Brothers, The "Simple Truths" [Alligator ALCD 4893]
新作の "State Of Grace" も,ゴスペルに根ざした Blues 'n' Soul を基本に,Rock や Country の要素が加味された素晴らしいアルバムになっていた。
最近気になっている Charley Pride も歌っていて,そのうち注文する予定。
○ Charley Pride "A Tribute to Jim Reeves"
↑の CD は,最初の CCCD として訴訟の対象になったことがあるらしい。
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2007年2月10日 10時23分
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Harry Connick, Jr. "Oh, My Nola" [Columbia 82876 88851 2]
1. Working In A Coal Mine 2. Won't You Come Home, Billy Bailey? 3. Something You Got
4. Let Them Talk
5. Jambalaya (On The Bayou) 6. Careless Love 7. All These People 8. Yes We Can 9. Someday 10. Oh, My Nola 11. Elijah Rock 12. Sheik Of Araby 13. Lazy Bones 14. We Make A Lot Of Love 15. Hello Dolly 16. Do Dat Thing
「天は二物を与えず」と言うが,この Harry Connick, Jr. は,二つどころか三物も四物も,天賦の才能・資質を兼ね備えた上に育ちも良いという「ズルイ」男。
公式サイトも2種類ある。
http://www.hconnickjr.com/
http://www.harryconnickjr.com/
一昨年末から昨年始めにかけてよく聴いていたが,その後 ↓ のようなスタンダード集は購入したものの,
◎ Harry Connick, Jr. "Songs I Heard" [Columbia CK 86077]
◎ Harry Connick, Jr. "Only You" [Columbia CK 90551]
Branford Marsalis と共作したジャズや,Broadway で上演した作品を CD 化したアルバムにはちょっと手が出ず,遠ざかっていた。
今回の新作は,'90年代半ばの "She" や "Star Turtle" 以来,久しぶりに N.O. Funk が演奏されている上に,Hank Williams の曲もカバーしているということで,発売されてからすぐに入手し,愛聴している。
タイトル中の Nola は,New Orleans, LouisiAna。
その中でも特に気に入っているのが,サザン・ソウルとして歌われることもある "Let Them Talk"。
◎ Little Willie John "The King Sessions 1958-1960" [ace/KING CDCHD 1061]
これがオリジナル。"Fever","Talk To Me" などと並ぶヒット曲。1959年の作品。
□ Mitty Collier "Shades Of A Genius" [Chess CH 91520]
1964年の作品。プレイヤーの埃を払ったおかげで,久しぶりに聴くことができた LP の内の1枚。
◎ Bobby Patterson "Soul Is My Music: The Best of Bobby Patterson (2 CDs)" [sundazed SC 11105]
Bobby Patterson and The Mustangs として1967年に発表されている。モノローグが印象的で,いかにもサザン・ソウルという仕上がり。
◎ Z.Z. Hill "The Complete Hill Records Collection / UA Recordings, 1972-1975 (2 CDs)" [Capitol 8 36296 2]
1974年の作品。この時代,Z.Z. Hill は Allen Toussaint の元で Meters をバックに録音している曲もあって,まんざら N.O. と無関係というわけでもない。
◎ Ann Sexton "Anthology" [Soul Brother SBPJ 20]
これも '70 年代初めの作品。"You're Letting Me Down" という全く異なった曲名だが,これも一種のアンサー・ソング?
以上のほか,James Brown や Gwen McCrae もカバーしていて CD 化されているが,Johnny Adams や Billy Young などは CD 化されておらず,「泥沼」に埋もれてしまっているのは残念・・・(^_^;)
ただ,Harry Connick, Jr. は,James Booker がこの曲を書いたと思っていたほど,James Booker のバージョンが好きだったらしく,彼のライブ・ソロ・レコーディングを参考にアレンジしたそうだ。
その James Booker のバージョンは,手持ちの CD には収録されていなかったのだけれども,中古ショップで手ごろな値段のものがすぐに見つかった (^_^)v
◎ James Booker "A Taste of Honey: Live In New Orleans, 1977 (2 CDs)" [Night Train NTI CD 2006]
ちょうど,"Nine Pound Steel" を歌う Snooks Eaglin と印象が非常によく似ているのは,やはり同じ New Orleans 出身だからだろうか?
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2007年2月5日 22時29分
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