2013年02月20日(水)
Sonny & Cher "The Wonderous World Of Sonny & Cher (+3)" [ATCO/Sundazed SC 6140]
1. Summertime (D.Heyward/G.Gershwin)
2. Tell Him (B.Russell)
3. I'm Leaving It All Up to You (D.B.Harris/D.Terry)
4. But You're Mine (S.Bono)
5. Bring It on Home to Me (S.Cooke)
6. Set Me Free (R.Davies)
7. What Now My Love (C.Sigman/G.Becaud/P.Delanoe)
8. Leave Me Be (C.White)
9. I Look for You (S.Bono)
10. Laugh at Me (S.Bono)
11. Turn Around (M.Reynolds/A.Greene/H.Belafonte)
12. So Fine (J.Otis)
13. The Revolution Kind (S.Bono) [Atco 45 6386]
14. Have I Stayed Too Long (S.Bono) [Atco 45 6420]
15. Crying Time (B.Owens) [Previously Unreleased]
Sonny & Cher - Bring It On Home To Me.wmv @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=NN8R9Y9gxnQ
クレジットはないけれども,↑ のカバーで Dr.John は 「頂くものをさっさと頂くための仕事」 をこなしていたかもしれない。
Sonny & Cher の2ndアルバム[1966, ATCO LP 33-183] にボーナストラック(13.〜 15.) を追加して CD 化したもの。
CD としては廃盤状態でプレミアがついているが,MP3 なら手頃な値段で買える。MP3 が「廃盤」になることは考えられないので,今後はこういうアルバムがどんどん増えてくるのだろう。
基本的なデータはネット上で検索すればかなりの情報を得ることができるし・・・。
CD のブックレットに Original Album Credits として掲載されているのは,↓
Arranged and Produced by: Sonny Bono
A York-Pala Production
(subsidiary of Green/Stone Enterprises)
Conducted by: Harold Battiste
Engineer: Stan Ross, Gold Star Studios, Hollywook, California
Cover photo: Jerry Schatzberg
Original jacket design: Haig Adishian
Sonny Bono(1935-1998) も Harold Battiste(1931-) も,Sam Cooke が 'You Send Me' を録音する現場にいた。(pp. 170-171 『Mr.Soul サム・クック』 ダニエル・ウルフ 著,石田泰子・加藤千明 訳,ブルース・インターアクションズ 刊)
Sonny Bono は,たまたまその場にいたおかげで,Sam Cooke にポップな曲を録音させたため Art Rupe にクビを切られた Bumps Blackwell の代わりに Specialty で働くようになった。
Harold Battiste は,アレンジャーだった Rene Hall の助手のような立場で,ひたすら 'You send me' を繰り返すだけの Sam に,一部を 'You thrill me' に変更するようお願いしたそうだ。
Sonny Bono についても,Dr.John はボロクソで・・・
「ハロルド(Harold Battiste) の仕事は,私の見たかぎり,サニー(Sonny Bono) の曲を音楽として構築しなおすことだった,元曲のひどさを考えれば,素晴らしいアレンジだったと思う。サニーはピアノのコードをふたつしか知らなかった。どの曲も,そのふたつのコードを延々繰り返すものばかりだった。ハロルドはそんな曲に取り組み,常人には真似のできない努力を重ねて,ホンモノの音楽に仕立てあげたわけだ(そこに様々なコードを放りこみ,音楽的に意味をなす進行に作り変えながら)。」 (pp.199 『フードゥー・ムーンの下で』ドクター・ジョン,ジャック・ルメル 共著 森田義信 訳 ブルース・インターアクションズ 刊)
Dr.John が,Harold Battiste 「の作業が見事にキマった曲のひとつ」として挙げているのが,1966年のヒット曲[Pop: 2] ↓。Arranged by Harold Battiste
Cher - Bang Bang (My Baby Shot Me Down) - 1966 - 45 RPM @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=6IdEfcsjhGE
Sonny Bono の名前が歴史に残っているのは,ミュージシャンとしてよりも,政治家(上院議員) として。彼の名前の付けられた法律さえある。
「ソニー・ボノ著作権延長法」と呼ばれているのは,法人著作権の保護期間を発行後75年から95年に延長することを定めた法律。別名,「ミッキーマウス保護法」あるいは「ミッキーマウス延命法」。
TPP を丸呑みすることになれば,日本の著作物にも適用されることになり,個人の著作権も死後70年間に渡って保護されるようになる可能性が高い。
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2013年2月20日 20時00分
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2013年02月18日(月)
2013年2月18日 11時05分
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2013年02月17日(日)
Jesse Belvin "Goodnight My Love" [Ace CDCHD 336]
1. Goodnight My Love [1956/7, Modern 1005]
2. (I Love You) For Sentimental Reasons [1960, Kent 326]
3. I'll Mess You Up - The Cliques [1962, Crown LP 5145]
4. Once Upon A time - The Cliques [1962, Crown LP 5145]
5. I'm In Love (With A Girl) - The Cliques [1956, Modern 995]
6. Girl In My Dreams - The Cliques [1956, Modern 987]
7. My Desire - The Cliques [1956, Modern 995]
8. Don't Close The Door [1957, Modern 1015]
9. Senorita [1957, Modern 1013]
10. I Wanna Know Why - The Cliques [1956, Modern 987]
11. Let Me Love You Tonight [1957, Modern 1005]
12. I Need You So [1957, Modern 1013]
13. My Satellite - Jesse Belvin & The Space Riders [1957, Modern 1027]
14. Just To Say Hello [1957, Modern 1027]
15. Dream House [1961, Crown LP 5187]
16. I'm Not Free [1957, Modern 1020]
17. You Send Me [1957, Modern 1025]
18. By My Side [1957, Modern 1015]
19. Let's Make Up [1962, Crown LP 5187]
20. Summertime [1957, Modern 1025]
21. I Want You With Me Christmas [1956, Modern 1005]
22. Goodnight My Love [Alternate take]
23. Sad & Lonesome [1957, Modern 1020]
24. Beware [Previously unissued]
25. What Can I Do Without You [Previously unissued]
26. I'll Make A Bet [Previously unissued]
Aaron Neville "My True Story" のラストを飾っていた 'Goodnight My Love'(1956, R&B Singles: 7) のオリジナル・バージョンが収録されている CD。
Goodnight My Love @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=DMK3R8ALK8s
Jesse Belvin (Dec.15,1932 - Feb.6,1960) は,Sam Cooke (Jan.22,1931 - Dec.11,1964) より少し年下だが,Specialty で Sam がゴスペルを歌っていた時点で既にポップの世界にデビューしていたり,RCA に入社するのも早かったりするので,Sam にとっては,友人であると同時に先達のような存在だった。
Specialty 時代の作品をまとめた CD は ↓ 。代表曲は R&B Singles で2位(1953) を記録した 'Dream Girl'。
◎ "The Blues Balladeer" [Specialty SPCD 7003] -1990
Jesse and Marvin- Dream Girl [Specialty 447] 1952 787 RPM @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=0N5v5DEeCyw
RCA 時代の作品も ↓ の CD にまとめられていて,'Guess Who'(1959, Hot 100: 31, R&B Singles: 7) が代表曲。
● "Guess Who: The RCA Victor Recordings (2 CDs)" [ace CDCH2 1020] -2004
Guess Who-Jesse Belvin-1959- 45 RCA 7469.wmv @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=IfvVrhhpgnQ
作曲の能力もあり,The Penguins 'Earth Angel'(1954, R&B Singles: 1, Hot 100: 8) を実際に書いたのは,Jesse Belvin だった。
Earth Angel - The Penguins @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=VJcGi4-n_Yw
↑ シングル盤に彼の名前がクレジットされていないのは,作曲の権利を売り渡したから。
「著作権」などというものに関心がなく,とりあえずポケットの中にお金が入っていればいい・・・というのは,Sam Cooke 以前はごく当たり前の考え方だった。
Jesse Belvin - You Send Me. @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=O45GHLNwpkQ
↑ は,Sam Cooke のシングルの直後にリリースされた 'You Send Me' の競作バージョンの一つ。
ほぼ同時に発売された Teresa Brewer のバージョン(1957, Hot 100: 8) よりは上手く歌われていると思うが,ヒットはしていない。
● Teresa Brewer "The Best Of Teresa Brewer" [MCA MCAD-1545]
Teresa Brewer - You Send Me @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=HcBXZvaVpg0
面白いことに,B 面の 'Summertime' まで「競作(?)」している。アレンジもソックリ・・・(^_^;)
SUMMERTIME JESSE BELVIN @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=HswcniTt39o
↓ も,Sam Cooke と共通するレパートリ。
(I LOVE YOU ) FOR SENTIMENTAL REASONS. @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=PPXMFFDhftU
Jesse Belvin には Jazz のミュージシャンをバックに録音したアルバム ↓ もあり,当時はかなり Nat King Cole に近い存在だった。
● "Mr. Easy - With Marty Paich And His Orchestra" [BMG BVCJ-35018] -1960
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2013年2月17日 12時49分
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2013年02月14日(木)
Sam Cooke "Complete Singles 1956-1962" [Le Chant Du Monde 2742240.42]
<2月14日 追記>
HMV のサイトでは3月10日発売予定の「ご予約商品」のままだが,なぜか昨日届いた・・・(?_?)
元々 HMV では2月にリリースされる予定だったのだが,日アマに登録されるのとほぼ同時に3月に変更になっていた。初回出荷分としてわずかしか確保できなかったということだろうか・・・?
日アマでは,MP3 ダウンロードの配信は始まっている。
気になっていた DISC III-20. は,'Let's Go Steady' のまま。
ブックレットには,1966年にリリースされたシングル[RCA Victor 47-8803](c/w 'Trouble Blues') のバージョンで1962年6月頃に録音された曲として収録されているが,DISC II-2. のシングル[Keen 3-2022] との差異は,ぼくの耳では聴き取れない・・・(^_^;)
この曲にはステレオ・バージョンもあり,それも CD 化されているが,このセットに含まれているのは,どちらもモノラル。
"The Complete Singles" というタイトルの趣旨からすると,本来なら直前に収録されている 'Frankie and Johnny' の B 面曲である 'Cool Train' が収録されるべきなのだろうが,RCA と abkco が綱引きをしている微妙な年代なので,権利関係が複雑なのかもしれない。
気になっていた72ページにも及ぶブックレットは,各シングルのレーベル面の写真が掲載されているのは壮観だが,仏語と英語で同じ内容がコメントされているので分量的には物足りないし,内容面でも 'You Send Me' の作者を未だに L.C. Cooke として説明しているなど不十分に思える部分がある。
'Lonely Island'(I-11.) はシングル・バージョンだったし,'Summertime' の二つのバージョン(I-13./II-3.) も正当なものが収録されていたのは,NotNow のセットより評価できる。
同じ値段なら迷わず,NotNow よりこちらのセットをお勧めしたいが・・・(^_^;)
まだざっと聞いただけで,ブックレットもきっちり読んだわけではないが,取り急ぎお知らせまで。
聞き込んでいくうちに新たな発見があれば,あらためて・・・m(_ _)m
<1月30日 追記>
日アマでも予約受付が始まった。定価ではたいして違わないが「まとめ買い」すると,HMV のほうがかなり安くなる。発売予定日がひと月も遅いのは,なぜ ・・・ ? HMV から発売日が3月10日に変更されるという内容のメールが届いた。
NotNow の "The Singles Collection" に比べると「コンプリート」度は高いが,いくつか疑問点は,ある。
「ディスク2」 17. 18. に収録されている Cherie のシングルは,1971年リリースのはずなのだが,オーバーダブも含めて,この時期に録音されたのだろうか?
「ディスク3」の 20. は,'Frankie And Johnny' の B 面曲だから,'Cool Train' のはずなのだが・・・? こういう誤植があるということは,ブックレットにも,・・・(^_^;)
'Send Me Some Lovin'' と 'Frankie And Johnny' の間には,'Another Saturday Night' のシングルがリリースされているが・・・?
'Another Saturday Night' の権利については,RCA と abkco で綱引きがあり,"Greatest Hits"[1998, RCA 67605-2] の CD は,当初は 'Another Saturday Night' も含めた22曲入りだったのだけれども,クレームがついてすぐに回収され,21曲入りの CD としてリリースし直されている。
"Greatest Hits" の CD は,中古ショップで見かけたら必ず収録曲を確認するようにしております・・・(^_^;)
<1月23日 記>
今度は,今のところ HMV で予約受付が始まっているだけだが,"Complete Singles 1956-1962" というタイトルのアルバムが,Le Chant Du Monde というレーベルから2月上旬に発売されるらしい。
日米のアマゾンには未登録だが,amazon.co.uk には情報があり[ASIN: B00AF2VRPA],テキスト・データはないが,ボックスセットの裏面の画像がアップされていて,それで収録曲が確認できる。
CD 3 の最後の曲は 'Cool Train' のはず・・・(^_^;)
まもなく Not Now からリリースされる "The Singles Collection (3 CDs)"[NotNow NOT3CD089] と同じ3枚組だが,8曲多い全63曲の収録。
DISC II:
16. Just For You [1961, Sar 122]
17. Darling I Need You Now [1971, Cherie 4501]
18. Win Your Love For Me [1971, Cherie 4501]
DISC III:
5. What Do You Say [1961, RCA-Victor 47-7853]
17. Baby, Baby, Baby [1962, RCA-Victor 47-8129]
18. Send Me Some Lovin' [1962, RCA-Victor 47-8129]
19. Frankie And Johnny [1963, RCA-Victor 47-8215]
20. Cool Train [1963, RCA-Victor 47-8215]
Cherie のシングルは,Sam Cooke の死後,ストリングスなどがオーバーダブされてリリースされたバージョン。
なぜか,1963年にリリースされたシングルまで収録されている。
'Another Saturday Night'[RCA-Victor 47-8164] のほうが先に発表されたはずだが・・・?
英アマの Product Description にある,The 72-page booklet contains info on every song, with label artwork. というのが気になるが,その分 NotNow のより,ちょっと高い・・・(^_^;)
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2013年2月14日 18時00分
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2013年02月12日(火)
Etta James "Etta Is Betta Than Evvah! (+10)" [Kent CDKEND 388]
1. Woman (Shake Your Booty) 2. A Love Vibration 3. Only A Fool 4. Little Bit Of Love 5. Groove Me 6. Jump Into Love 7. Leave Your Hat On 8. I've Been A Fool 9. Blinded By Love 10. Ain't No Pity In The Naked City
11. You've Lost That Lovin' Feelin' 12. Down So Low 13. All The Way Down 14. God's Song (That's Why I Love Mankind) 15. Power Play 16. Come A Little Closer 17. Feeling Uneasy 18. St. Louis Blues 19. Let's Burn Down The Cornfield 20. Lovin' Arms
Etta James が1976年にリリースした LP [Chess LP 19003] にボーナス・トラック(11.〜 20.) を追加して CD 化したアルバム。
Etta にとって,これが Chess での最後のアルバムとなった。
3. 7. が "Etta James"[1973, Chess LP 50042] と重複して収録されているのは,当時ドラッグにまみれた生活を送っていて録音に支障があったからだろうか?
残された歌を聴く限りでは,その影響はほとんど感じられないのだが・・・。
ボーナス・トラックの内,12.〜 14. は同じ "Etta James",15.〜 19. は "Come A Little Closer"[1974, Chess LP 60029] に収録されていた曲。11. は当時の未発表曲。20. は Not on LP だったシングル曲。
英 Kent は,独自編集した CD ↓ の後,
◎ "Who's Blue: Rare CHESS Recordings of the 60s and 70s" [Kent CDKEND 345] -2011
◎ "Call My Name (+12)" [Kent CDKEND 360] -2011
◎ "Losers Weepers (+11)" [Kent CDKEND 361] -2011
◎ "Queen Of Soul (+13)" [Kent CDKEND 377] -2012
↑ のように,オリジナル・アルバムに大量のボーナス・トラックを追加した CD をリリースしてくれている。
くわしい収録曲のリストは,→ E_James-Chess.xls
2. は Ann Peebles のカバー。5. は King Floyd のカバーで,Etta James は遺作となった ↓ でも,同じ曲を取り上げて歌っている。
● "The Dreamer" [Verve Forecast B0016128-02]
他に,Allen Toussaint の曲(9.) や Mann/Spector/Weil の大ヒット曲(11.) もカバーしているが,目に付くのは,Randy Newman のカバー(7. 14. 19.) が多いこと。これには収録されていないが 'Sail Away' も歌っている。
19. のスライド・ギターは Lowell George。
Etta James - Let's Burn Down The Corn Field @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=lT2MO8QuTt0
最後に収録されている 'Loving Arms' は,Jerry Wexler のプロデュースにより Atlantic Studios, New York で録音されている。
Etta James - Lovin' Arms (with lyrics) @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=XorVjAXY6N4
Chess を出た Etta James が契約したのは Warner Bros. Records で,そこからリリースしたアルバム(1978) のプロデューサは,やはり Jerry Wexler だった。
◎ "Deep In The Night" [Warner Bros. 8122 79923 8]
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2013年2月12日 23時05分
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2013年02月09日(土)
2013年2月9日 21時36分
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2013年02月08日(金)
Percy Mayfield "His Tangerine and Atlantic Sides" [Rhino Handmade RHM2 7828]
1. Ha Ha in the Daytime [Previously Unreleased]
2. Never No More [Tangerine single #923]
3. I Reached for a Tear [Tangerine single #923]
4. Memory Pain [Tangerine single #935]
5. Never Say Naw [Tangerine single #927]
6. Life Is Suicide [Tangerine single #927]
7. Baby Please (Lost Love) [Tangerine single #931]
8. River's Invitation [Tangerine single #931]
9. Cookin' in Style [Tangerine single #934]
10. The Hunt Is On [Tangerine single #934]
11. You Don't Exist No More [Tangerine single #935]
12. My Jug and I [Tangerine single #957]
13. Stranger in My Own Home Town [Tangerine single #941]
14. Way Down Home on the Farm [Previously Unreleased]
15. Maybe It's Because of Love [Tangerine single #941]
16. Stand By [Tangerine single #950]
17. Fading Love [Tangerine single #950]
18. Give Me Time to Explain [Tangerine single #957]
19. My Bottle Is My Companion [Tangerine single #973]
20. It's Time to Make a Change [Tangerine single #966]
21. We Both Must Cry [Tangerine single #966]
22. My Love [Tangerine single #973]
23. Don't Start Lying to Me [Tangerine single #979]
24. Long as You're Mine [Tangerine single #977]
25. Ha Ha in the Daytime [Tangerine single #977]
26. Pretty-Eyed Baby [Tangerine single #979]
27. I Don't Want to Be President [Atlantic single #3207]
28. Nothin' Stays the Same Forever [Atlantic single #3207]
昨年一年間を通じて最大の「掘り出し物」がこの CD だった。2003年に Rhino Handmade から2500枚限定で販売されたもの。
とある中古ショップにて,現時点で日アマに出品されている価格の約8分の1程度で入手できた (^_^)v
アナログ盤だと相場価格より極端に低い場合,針飛びなど状態が悪い可能性が高いけれども,CD だと個体差が少なく,少々の傷でも再生に問題がないのはありがたい。
Percy Mayfield が Tangerine で録音した作品(1.〜 26.) と Atlantic からリリースしたシングル(27. 28.)が収録されている。
Tangerine は,Ray Charles が ABC 時代に所有(1962-1973) していたレーベルで,Percy Mayfield の他に Louis Jordan や Ike & Tina Turner などが契約していたことがあるそうだ。
1962年〜1967年にかけて7回のセッションで,Ray Charles のプロデュースによって録音されている。ほとんどの曲で Ray Charles 自身が Piano/Organ を担当していて,?付きだが Billy Preston(Organ) がクレジットされたセッション(19.〜 22.)もある。
Atlantic におけるプロデューサは Johnny Watson で,もちろんギターも弾いている。
○ "My Jug And I" [1966, Tangerine 1505]
3.〜 8. 12. 13. 15. 17. 18.
○ "Bought Blues" [1968, Tangerine 1510]
2. 3. 8. 11. 17. 19. 21. 24.〜 26.
当時,2枚のアルバム ↑ がリリースされていて,表題の CD には Not on LP だったシングル曲や未発表だった曲(1. 14.) も収録されている。
Percy Mayfield "Ha Ha in the Daytime" @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=_XwpeglHeNw
'Memory Pain' など Specialty 時代の曲が数曲含まれていて,サウンド的にもその時代の延長上にあり,特に目新しいことをやっているわけではない。Specialty 時代の作品は,2枚の CD にまとめられている。
◎ "Poet Of The Blues" [Specialty SPCD 7001-2] -1990
◎ "Memory Pain" [Specialty SPCD 7027-2] -1992
Percy Mayfield は,1952年に交通事故にあって顔の半分が崩壊してしまうような重症を負っているが,その後も声や歌い方に変化は見られず,作曲も続けている。
Specialty を出た後も Art Rupe にデモ曲を送り続けていて,その内の1曲が ↓ 。
Percy Mayfield - Hit The Road Jack (Original version, 1960) @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=8MElMrfzSq8
Ray Charles - Hit the Road Jack - JazzAndBluesExperience @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=rfE5Zsw7QrI
Percy Mayfield の代表曲といえば,'Please Send Me Someone To Love' ということになるが,Youtube で検索するとトップに表示されるのは,↓ だった。
Paul Butterfield's Better Days - Please Send Me Someone To Love @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=gZaPhNSmu1Q
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2013年2月8日 22時57分
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2013年02月07日(木)
Solomon Burke "Soul Arrives! - 1955-1961" [Jasmine JASMCD 3019]
1. Christmas Presents From Heaven 2. I'm All Alone 3. Why Do Me That Way 4. I'm In Love 5. To Thee 6. No Man Walks Alone 7. Walking In A Dream 8. A Picture Of You 9. You Can Run But You Can't Hide 10. This Is It 11. I Need You Tonight 12. You Are My One Love 13. For You And You Alone 14. Don't Cry 15. They Always Say 16. My Heart Is A Chapel 17. Leave My Kitten Alone 18. Friendship Ring 19. Mama, Mama Dear
20. Doodle De Doo [1959, Singular 1314]
21. It's All Right [1959, Singular 1314]
22. This Little Ring 23. I'm Not Afraid
24. You Don't Send Me Anymore - Little Vincent [1961, Apollo 747]
25. Always Together - Little Vincent [1961, Apollo 747]
26. Honk Honk Honk, Pt.1 - Little Vincent & His Band [1961, Apollo 748]
27. Honk Honk Honk, Pt.2 - Little Vincent & His Band [1961, Apollo 748]
28. Keep The Magic Working 29. How Many Times 30. Just Out Of Reach (Of My Two Open Arms) 31. Be Bop Grandma
● "Keep The Magic Working: Original 1955-61 Atlantic Singular and Apollo Side" [Soul Jam 600808]
昨年リリースされた ↑ に含まれていないのは 20. 21. 24.〜 27. の6曲のみ。21. 以外は初 CD 化のはず。
くわしい楽曲リストは,→ SBonATL.xls
Solomon Burke のディスコグラフィーについては,↓ に掲載されていた「ソロモン・バーク アルバム完全ガイド」(pp.74-83) がくわしい。
□ 『ブルース & ソウル・レコーズ No.90 2009年 12月号』
↑ の記事中「シングル/アルバム未収録作品」(p.78) に,「まず,初期から追っていくと,アポロでリトル・ヴィンセント名義の作品があると聞いた。だがその真偽は半々だ。」(鈴木) とあるのが,24.〜 27. の4曲。
24. 25. の2曲は,ほぼ間違いなく Solomon Burke 本人の歌唱と思われるが,26. 27. は,インスト曲。
こうなると,Sequel 盤 の CD にも収録されていなかった,Atlantic 時代のインスト曲 'Rockin' Soul'[Atlantic 2218],'More Rockin' Soul'[Atlantic 2259] も聞きたくなってくる・・・(^_^;)
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2013年2月7日 11時29分
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2013年02月06日(水)
Little Willie John "Sleep: The Singles A's & B's 1955-1961 (2CDs)" [Jasmine JASMCD 3026/7]
DISC I:
1. All Around The World 2. Don't Leave Me Dear 3. Need Your Love So Bad 4. Home At Last
5. Are You Ever Coming Back [1956, King 4893]
6. I'm Sticking With You Baby [1956, King 4893]
7. Fever 8. Letter From My Darling 9. Do Something For Me 10. My Nerves
11. I've Been Around [1956, King 4989]
12. Suffering With The Blues [1956, King 4989]
13. Will The Sun Shine Tomorrow [1956, King 5003]
14. A Little Bit Of Loving [1956, King 5003]
15. Love Life And Money [1957, King 5023]
16. You Got To Get Up Early In The Morning [1957, King 5023]
17. I've Got To Go Cry [1957, King 5045]
18. Look What You've Done To Me [1957, King 5045]
19. Young Girl [1957, King 5066]
20. If I Thought You Needed Me [1957, King 5066]
21. Uh Uh Baby [1957, King 5083]
22. Dinner Date [1957, King 5083]
23. Person To Person [1957, King 5091]
24. Until You Do [1957, King 5091]
25. Talk To Me, Talk To Me 26. Spasms 27. You're A Sweetheart 28. Let's Rock While The Rockin's Good 29. Tell It Like It Is 30. Don't Be Ashamed To Call My Name
DISC II:
1. All My Love Belongs To You [1958, King 5154]
2. Why Don't You Haul Off And Love Me [1958, King 5154]
3. No Regrets [1959, King 5170]
4. I'll Carry Your Love Wherever I Go [1959, King 5170]
5. Made For Me [1959, King 5179]
6. No More In Life [1959, King 5179]
7. Leave My Kitten Alone 8. Let Nobody Love You 9. Let Them Talk 10. Right There
11. Loving Care [1960, King 5318]
12. My Love Is [1960, King 5318]
13. A Cottage For Sale 14. I'm Shakin 15. Heartbreak (It's Hurtin Me) 16. Do You Love Me 17. Sleep 18. There's A Difference 19. Walk Slow 20. You Hurt Me
21. I'll Never Go Back On My World [1961, King 5452]
22. The Very Thought Of You 23. I'm Sorry 24. (I've Got) Spring Fever 25. Flamingo 26. Take My Love (I Want To Give It All To You) 27. Now You Know
28. Drive Me Home [1961, King 5539]
29. There Is Someone in This World for Me [1961, King 5577]
30. Autumn Leaves [1961, King 5577]
● Little Willie John "Complete Hit Singles A's & B's (2 CDs)" [Real Gone Music RGM-0046]
昨年リリースされた ↑ には,"Hit" ということでチャートインしたシングルのみが収録されていたが,表題の CD には,それ以外のシングルも含まれている。収録曲数は多いけれども,ブックレットは "Complete Hit Singles" の方が充実している。
くわしい収録曲のリストは,→ LW_John.xls
昨年の "Complete Hit Singles A's & B's (2 CDs)" に含まれていなかった曲でも,過去に CD 化された曲がほとんどだが,初 CD 化曲もある。
同時にリリースされた ↓ も,昨年リリースされた "Keep The Magic Working" より収録曲が多い。MP3 のデータとして販売されている点も同じ。
◎ Solomon Burke "Soul Arrives! 1955-61" [Jasmine JASMCD 3019]
日本では,まだ「著作隣接権」の保護期間はレコードの発行(発売)が行われたときから50年のままで,こういうリイシュー盤が盛んに流通しているけれども,EU では一昨年,保護期間を70年に延長する法律が成立しているはずなのだが・・・?
もちろん,権利所有者に正式に許諾を得て使用料を支払った上で CD 化しているのなら何も問題はないのだろうが,それならそれで1962年以降の楽曲が含まれていないのは,おかしい。
保護期間を延長する法律は「クリフ・リチャード法」とも呼ばれているらしいが,実際には「ビートルズ法」という名前の方がふさわしいかもしれない。ポール・マッカートニーもクリフ・リチャードと一緒に保護期間の延長運動に関わったらしいし,クリフ・リチャードの楽曲よりもビートルズの楽曲の方がマーケット的にははるかに価値が高いはず・・・。
もし,TPP を丸呑みするようなことになれば,日本でも保護期間が延長され,しかも著作権法違反が非親告罪になる・・・つまり,権利所有者の告発がなくても違法行為の摘発が可能になってしまう。もちろん,たとえ摘発されなくても違法行為をしてはいけないのだが・・・(^_^;)
ただ,そうなれば,現時点では米アマ(amazon.com) のみで日アマからはダウンロードできない ↓ のような MP3 データが購入可能になるかも・・・?
○ The Fame Gang "Solid Gold From Muscle Shoals (Expanded Edition)" [Capitol Records ]
ASIN: B004WT36IS
○ V.A. "The Complete Ric & Ron Recordings, Vol.1: Classic New Orleans R&B And More, 1958-1965" [New Rounder ] ← Vol.7 まである。
ASIN: B007RBS2B4
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2013年2月6日 19時17分
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2013年02月04日(月)
Womack & Womack "Love Wars" [ELEKTRA 9 60293-2]
1. Love Wars (Cecil and Linda Womack)
2. Express Myself (C. & L.Womack)
3. Baby I'm Scared Of You (C. & L.Womack)
4. T.K.O. (C. & L.Womack, Eddie Noble)
5. A.P.B. (C. & L.Womack, Friendly Womack,Sr.)
6. Catch And Don't Look Back (C. & L.Womack, Naomi Womack)
7. Woman (C. & L.Womack)
8. Angie (Mick Jagger & Keith Richards)
9. Good Times (C. & L.Womack, Bobby Womack)
1984年にリリースされ,R&B Albums で34位を記録しているアルバム。
Sam Cooke の娘である Linda と,Bobby Womack の弟である Cecil が結婚して結成したグループ。
Cecil Womack(Sep.25, 1947 - Feb.1, 2013) が亡くなったというニュースで,このグループのことは紹介されているが,Cecil Womack が最初に結婚(1967-77) したのは,Mary Wells だった。
● Mary Wells "Complete JUBILEE Sessions" [Sequel NEX CD 257]
Background vocals のクレジットには,その Mary Wells の名前があり,続く Cecil Womack II, Noel(Stacy) Womack は,Mary Wells との間に生まれた子供たちらしい。
Mary Wells は,Cecil との離婚後,義兄だった Curtis と恋愛して未婚のまま子供を生んでいる。
このアルバムの収録曲中,'T.K.O.' だけ Lead Vocals は,Cecil and Curtis Womack。彼ら二人は,血のつながった兄弟という以上の関係にあった。
Womack & Womack - T.K.O. @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=bkuwORjRhws
Womack & Womack - Angie @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=GpR6I_tWsrM
↑ は,ストーンズのカバー。いったい,どういう意図があって,この曲を取り上げたのだろう?
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2013年2月4日 22時08分
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2013年02月01日(金)
King Curtis "Plays The Hits Made Famous By Sam Cooke" [Capitol T2341]
A-1. Ain't That Good News
A-2. Bring It On Home To Me
A-3. Having A Party
A-4. Good Times
A-5. You Send Me
A-6. Shake
B-1. Tennessee Waltz
B-2. Chain Gang
B-3. A Change Is Gonna Come
B-4. Cupid
B-5. Send Me Some Lovin'
B-6. Twistin' The Night Away
● King Curtis "The Capitol Years, 1962-1965" [Bear Family BCD 15670] -1992
昨年,「仕事」を口実に上京してウロチョロした成果の一つが ↑ だったが,今回,同じようにウロチョロした結果,収穫できたのが,表題の LP。
Sam Cooke が亡くなった,翌1965年のリリース。同年には ↓ もリリースされている。
● The Supremes "We Remember Sam Cooke" [MOTOWN MOTD-5495]
↑ の2ndプレスの LP はそこそこ流通しているようだが,CD としては廃盤状態でプレミアがついてしまっている。
● "The Supremes At the Copa" [Hip-O/Motown 0602527966854]
Sam Cooke Medley の含まれた ↑ が Expanded Edition として CD 化されたので,"We Remember Sam Cooke" もボーナス・トラック付きで CD 化されることを期待したい m(_ _)m
久しぶりにアナログ盤を購入した。もちろん,高ければ買わえなかったが,\1,700 (^_^)v
ぼくにも手の届く値段だっただけあって,ジャケットの底が抜けているのはもちろんのこと,背面も上部も破れかけている・・・(^_^;)
ただし,モノラル・バージョン だった (^^♪
状態の良いものなら,この2〜3倍あるいはそれ以上になるはずで,そんな値段ならとても手が出なかっただろうと考えると,正に運命的な出会いだった。
このジャケットと同じ写真を使用した CD があるが,それはベスト編集盤。この Capitol 時代の編集盤 CD としては,'A Change Is Gonna Come' が収録されている点で,↓ の方がオススメ。
● "The Best of King Curtis" [Capitol CDP 7243 8 36504 2 2] -1996
破れかけてはいても,裏ジャケには Sam Cooke の姿が,横顔ではあるものの,はっきりと確認できる。
King and the great Sam Cooke during one of their many performances together. というキャプションがあり,Ronnie Brathwaite とクレジットされている。
どのコンサートの写真かは明示されていないが,この写真を画像処理してカラー化したものが,↓ のジャケットに使用された。よく見ると,マイクスタンド?の高さも変更されている。
● Sam Cooke "One Night Stand / Sam Cooke Live At The Harlem Square Club" [RCA/BMG BVCM-37671]
King Curtis の Atlantic 時代のアルバムについては,"ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000" のシリーズなどで入手しやすくなっている。Capitol 時代についても同じようにアルバム単位で CD 化していただきたい・・・m(_ _)m
手元にある Bear Family のボックス・セットにはブックレットが付いていなかったので,どれがどの LP の収録曲なのか,いちいち調べるのが面倒くさい・・・(^_^;)
Capitol 時代の最初の LP には "Country Soul" という気になるタイトルが付いている。
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2013年2月1日 22時04分
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