ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2006年01月03日(火)
(仮) My BEST 10 CDs in 2005
● Rolling Stones "A Bigger Bang" [Virgin/EMI 30067 2]
 あぁ,ストーンズのファンでよかった。ストーンズをずっと聴き続けていてよかった・・・と思わせてくれるアルバムだった。
 最近はどうしてもキース寄りで,ボーカリストとしてもキースのほうに関心があったのだが,やっぱりミックはすごかった。"Streets Of Love" には涙腺を刺激されっぱなし・・・(T_T)

● Benny Latimore "The Early Years" [Henry Stone HSM 25001]
 リイシューされたアルバムの中では,この CD をいちばんよく聴いた。
 個人的には,このサウンドこそが理想的な「サザン・ソウル」。
 特に "I'm Just An Ordinary Man" がお気に入り。
 I don't know why I live my life this way, wasting time and promises, dreams that slip away.
 I don't know how I keep on keeping on, making up excuses for the foolish things I've done.

● Sam Cooke "One Night Stand / Sam Cooke Live At The Harlem Square Club" [RCA/Legacy 82876 69552 2]
● Solomon Burke "Make Do With What You Got" [Shout Factory DK 34357]
● Ollie Nightingale "Sweet Surrender" [Pride/P-Vine PCD-24171]
● Lucinda Williams "Live @ The Fillmore [2 CDs]" [Lost Highway B0002368-02]
● Various Artists "Southern Soul Showcase: Cryin' In the Streets" [KENT CDKEND 243]

◎ Otis Rush "All Your Love / I Miss Loving: Live At The Wise Fools Pub Chicago" [delmark/P-Vine PCD-23722]
 邦題の「激情ライブ!」が,その内容をズバリと表している。
 昔,Magic Sam の「ライブ」を初めて聴いたときの感動を思い起こさせてくれた。

◎ Spirit Of Memphis "Happy In The Service Of The Lord (2 CDs)" [Acrobat ADDCD 3007]
 オムニバスの LP や CD で数曲ずつは聴いていたが,こうやってまとめて聴くと,また格別。
 ゴスペル・カルテットの最高峰のひとつ。

◎ Various Artists "Our New Orleans 2005" [NONESUCH 79934-2]
http://www.nonesuch.com/Hi_Band/index_frameset2.cfm?pointer=neworleans.jpg
 ハリケーンのチャリティ CD のうち,どれか1枚を選ぶとすれば,コレ。
 "Southern Soul Showcase" のサブタイトルだった "Cryin' In the Streets" の Zydeco 版が,素晴らしい。


とりあえず,既紹介分を中心に選んでみた。
11〜12月 もかなり CD を買い込んでいるので,気が変わるかも・・・(^_^;)
2006年1月3日 08時29分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(1) |
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2005年10月17日(月)
A Bigger Bang
Rolling Stones "A Bigger Bang" [Virgin/EMI 30067 2]

1. Rough Justice 2. Let Me Down Slow 3. It Won't Take Long 4. Rain Fall Down 5. Streets Of Love 6. Back Of My Hand 7. She Saw Me Coming 8. Biggest Mistake 9. This Place Is Empty 10. Oh No, Not You Again 11. Dangerous Beauty 12. Laugh, I Nearly Died 13. Sweet Neo Con 14. Look What The Cat Dragged In 15. Driving Too Fast 16. Infamy

もちろん CCCD は嫌いだが,ことストーンズに関しては毒食わば皿まで・・・という心境なので,日本盤を発売日(8/31)にすぐに買ってしまった (^_^;)
ただ,久しぶりにヘビーローテーションでプレイヤーにかかりそうなのと,iPod のユーザーである子供たちのため,CDDA の USA 盤をネットで注文して,今ではそれを聴いている。もっとも,プロテクトのかかった日本盤でも iPod に保存する方法はあるらしいが・・・。

プロデューサである Don Was の,この直前の仕事として Solomon Burke の新作があり,その1曲目が,ここ数年のストーンズにかなり近いサウンド(2ギター+ベース+ドラムという基本的なリズム・セクションに,キーボードやホーン,コーラスがからむという構成)だったので,ストーンズの新作もおそらくそうなるのだろうと思っていたら,完全に予想が外れてしまった。
なにしろ,ストーンズの正式メンバー4人以外にクレジットされているプレイヤーは,たった↓だけ。

Blondie Chaplin (7, 16)
Chuck Leavell (1, 3, 7, 15)
Daryl Jones (1〜5, 8, 10, 12, 14, 15)
Don Was (9)
Lenny Castro (14)
Matt Clifford (4, 5)

人数が少ない上に,それぞれの参加曲もベース以外は,非常に少ない。
その代わりに,Mick Jagger がハーモニカはもちろん,ギター(スライドも)やキーボード,それにベースまで弾いている。デモの段階ではドラムまで叩いたらしい。
なんとロン抜きで,ミック・キース・チャーリーという3人だけで録音している曲もある。
ひょっとするとミックは,自分以外のメンバーが参加した↓の評判を気にして,自分にもそれなりの演奏力があるということを示したかったのかもしれない・・・(^_^;)
◎ Tim Ries "The Rolling Stones Project" [Village VRCL 12001]

http://www.barks.jp/artist/?id=1022925
↑のページの「アルバム『A Bigger Bang』レコーディング裏話」によると,今回の録音は,最初はミックとキースだけでデモ録音を始め,それにチャーリーが加わって,最後にロンが参加するという形で行われたらしい。
曲作りの段階からミックとキースのコラボレーションはかなりスムーズに進んだようで,16曲という曲数にもかかわらず,それぞれの曲の完成度が高いため,全部通して聴いても,ほとんどだれることがない。
少なくとも,1980年代以降のアルバムの中では最高傑作であると言い切ってしまっても良いのではないか。

今回のワールド・ツアーもそろそろ調子が上がってきたようで,どうせリハーサルだけだろう・・・と思っていた "Mr.Pitiful" を,本番でも演奏し始めてくれている。
日本での日程の正式発表が待ち遠しい今日このごろではあるが,60を超えたジイサン連中がステージの上でがんばっているというのに,コッチは約20年ぶりのボウリングで腰を痛めてしまい,何とか動けはするものの,じっと椅子に座っているのも辛いというていたらく・・・情けないやら,みっともないやら・・・(^_^;)
2005年10月17日 21時25分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年09月22日(木)
One Night Stand
Sam Cooke "One Night Stand / Sam Cooke Live At The Harlem Square Club" [RCA/Legacy 82876 69552 2]

1. Soul Twist/Introduction
2. Feel It
3. Chain Gang
4. Cupid
5. Medley: It's All Right/For Sentimental Reasons
6. Twistin' The Night Away
7. Somebody Have Mercy
8. Bring It On Home To Me
9. Nothing Can Change This Love
10. Having A Party

"at the Copa" のアルバムを見事に再生してくれた Steve Rosenthal や Bob Ludwig たちによるリマスターなので,音そのものは,確実に良くなった。
ハスキーを通り越して,いささか耳障りにすら聴こえていた Sam Cooke のボーカルも非常に聴きやすくなっている。
ただ,パッケージやライナーに表示されている,各トラックの収録時間が明らかにおかしいのはなぜなんだろう・・・と思いつつ聴いていたら,6. Twistin' The Night Away で,微妙な「音飛び(?)」があった。
(手持ちの CD だけの現象でないことは, 2ちゃんのスレ (123 〜) で確認済)
単独 CD や4枚組ボックスセット収録のバージョンでは問題のなかった箇所なので,何らかの単純なミスだと思われる。

アマゾンでは,今回リイシューされた3枚の CD の内,このライブ盤だけ24時間以内の発送になっていないのは,このミスが発覚して,あわててプレスし直しているからかもしれない。
リマスターそのものに関しては,文句のつけようがないくらい素晴らしいだけに,残念。
初回プレス盤のみのミスで,将来,希少価値が出るようなら,それはそれでうれしいのだが・・・(^_^;)
おそらく 日本盤 としても発売されるだろうから,それまでには確実に修正されていることを期待したい。


パッケージ裏には Rod Stewart の "If there weren't a Sam, there might not have been a Rod." などというコメントが印刷されているが,どうせなら,Rod には全曲 Sam Cooke のカバーというようなアルバムを録音して欲しい。
Ron Wood が,ストーンズのメンバーとしてかなり消耗しストレスがたまっているようなので,たまにはリフレッシュさせてやりたいし,ちょうど Jeff Beck も↓のアルバムで Sam Cooke のバッキングをしていることだし,彼らをゲストに呼べば,さらに盛り上がるはず。
◎ Les Paul "Les Paul & Friends: American Made World Played" [Capitol/EMI 34064-2]
↑に収録されている "(Ain't That) Good News" with Jeff Beck バージョンは,今なら,いつもお世話になっている The Ultimate Sam Cooke Web Site の Jukebox で,なかなか労作のビデオ・クリップ付きで聴くことができる。


BMG が SONY に買収されて初めての Sam Cooke の CD なのだが,同封されている小さなカードには,abkco から発売されている CD の広告も印刷されていた。
SONY BMG と abkco の関係が良好なのであれば,"Night Beat" 以前の RCA でのアルバムも,早くリイシューしてもらいたい。
2005年9月22日 22時46分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2005年08月21日(日)
The Early Years
Benny Latimore "The Early Years" [Henry Stone HSM 25001]

1. There She Is 2. Ain't Gonna Cry No More 3. Girl I Got News For You 4. The Power And The Glory 5. It Was So Nice While It Lasted 6. Moove And Groove Together 7. Love Don't Love Me 8. Life's Little Ups And Downs 9. It's Just A Matter Of Time 10. I'm Just An Ordinary Man 11. I´ll Be Good To You 12. I Pity The Fool 13. Have A Little Faith 14. I'm A Believer 15. Rain From The Sky 16. I Can't Go On

東京みやげ(?)第2弾。といっても,この CD は最近では,アマゾンでも購入可能のようだし,Henry Stone Music というレーベルから直接買うこともできたんですけどね。
Soft Cream 2 で,初めて教えてもらったレーベルで,その時はたしか J.P. Robinson のアルバムのジャケ写が引用されてましたが,気になっていたのは,この Benny Latimore のほう。
というのも,このアルバムに収録されている "I'm Just An Ordinary Man" は,英KENT の名コンピ "Our Turn To Cry" で愛聴していて,この時代の曲を集めたアルバムがあればぜひ聴いてみたいとずっと思っていたから。

内容は,期待通りの,1960年代後半の Muscle Shoals Sound。個人的には,聴いていていちばん安心できる予定調和の世界。
そのおなじみのサウンドをバックに,James Carr を彷彿とさせるような素晴らしい声で歌いまくってくれるのだから,もうたまらない。

この Benny Latimore は,Al Kooper 作・プロデュースの "Jolie" や,O.V. Wright がカバーした "Let's Straighten It Out" などをヒットさせたり,80年代以降も Malaco で複数のアルバムを発表したりもしているのだけれども,その時代は Latimore と名乗っていた。なぜ Benny を取ってしまったのだろう?


J.P. Robinson のアルバムも購入しておりますが,こちらも素晴らしい内容なのだけれども,曲数が少なすぎる・・・(^_^;)
この関連では,日本盤としても CD 化されている Clarence Reid の "Dancin' With Nobody But You Babe" を聴いてみたいと思っております。
Johnny Sandlin がドラムを叩いたり,Pete Carr がギターを弾いている曲もあるらしい。
2005年8月21日 20時32分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年08月06日(土)
Sweet Surrender
Ollie Nightingale "Sweet Surrender" [Pride/P-Vine PCD-24171]
1. Here I Am Again 2. I Gave Her Everything But What She Needed 3. It's A Sad Thing 4. Standing On A Promise 5. A Good Woman At Home 6. How Far Am I From New York City 7. May The Best Man Win 8. I'm In Love 9. I Don't Know Why I Love You 10. I'll Take Care Of You 11. Begging 12. Sweet Surrender

Candi Staton や Willie Hightower などと並んで,サザン・ソウルの「幻の名盤」の1枚として,状態の良い物なら軽く1万を超えて取り引きされていたアルバムが CD 化された。

ボーナス・トラックはないが,歌詞を聞き取ったものが付いていて,高橋誠さん の,思い入れたっぷりで,しかも必要十分な録音データも含まれた素晴らしい解説付き。

O.V. Wright "A Nickel And A Nail - and - Ace Of Spades" に,勝るとも劣らない内容のアルバム。
ここでくだくだと書くよりも,その「解説」を読んでいただきたい。
2005年8月6日 08時04分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(1) |
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2005年07月24日(日)
Live @ The Fillmore
Lucinda Williams "Live @ The Fillmore [2 CDs]" [Lost Highway B0002368-02]

[Disc 1]
1. Ventura 2. Reason To Cry 3. Fruits Of My Labor 4. Out Of Touch 5. Sweet Side 6. Lonely Girls
7. Overtime 8. Blue 9. Changed The Locks 10. Atonement
[Disc 2]
1. I Lost It 2. Pineola 3. Righteously 4. Joy 5. Essence 6. Real Live Bleeding Fingers And Broken Guitar Strings 7. Are You Down 8. Those Three Days 9. American Dreams 10. World Without Tears 11. Bus To Baton Rouge 12. Words Fell

きっかけは,Keith Richards with Norah Jones の歌う "Love Hurts" が聴きたくて購入した DVD "Return to Sin City: Tribute to Gram Parsons"。このコンサートで Lucinda Williams は,"Sleepless Night" と G.P.版の "A Song For You" を歌っていた。Keith と Norah 以外は初めて聴くシンガーばかりだったのだが,その中でも彼女はピカ一の存在感を示しており,単独のアルバムも聴いてみたいと思っていたところ,ちょうど,この2003年収録のライブ盤が発売されていた。
店頭にあるパッケージには,Elvis Costello の署名入りのシールが貼られていて,そこには Keith Richards の名前が・・・。
(前略) It is a bonus that her rock and roll vocal style will shake up any band in a fashion that I can only compare to Keith Richards' guitar playing.

早速ネットで取り寄せて聴いてみたところ,どっぷりとのめり込んでしまった。
すでに,1998年にグラミー賞を受賞したという "Car Wheels on a Gravel Road"(2曲がこのライブ盤に収録)や,2001年の "Essence"(7曲収録)も入手し,2003年の,スタジオ録音としては最新作にあたり,このライブ盤で最も多くの曲が取り上げられている "World Without Tears"(11曲収録)は,どうしても聴きたかったので新品の日本盤を買ってしまったほど。
一言でまとめてしまうと,カントリーやブルース,フォーク,ソウル,ロックなどのジャンルをクロスオーバーした曲を書いて歌うシンガー・ソング・ライターということになるのだろうが,このライブ盤全体の印象は,Neil Young の "Live Rust" に極めて近い。ディストーションのかかったギターがうなりだし,ベースとドラムがドスンバタンというリズムを刻み始めると,もう Crazy Horse そのもの。実際に Neil Young といっしょにツアーを回ったこともあったらしい。
このバンドのメンバーは,"Return to Sin City" の DVD にも参加していて,特にギタリストの Doug Pettibone は,Sin City All Stars というコンサートのレギュラーバンドの一員として活躍していた。ただし,Lucinda Williams のパートは James Burton が中心で少ししかギターを弾かせてもらっておらず,"Wild Horses"では短いけれども間奏のソロを弾いているのだが,カメラにほとんど捕らえられていなかったのは可哀想だった。

このアルバムとほぼ同時に "Live from Austin, TX" という DVD も発売されているのだけれども,それは1998年のコンサートを収録したもので,当然バンドのメンバーやレパートリも異なっているため,このライブ盤が非常に気に入っている自分としては,見たいような見たくないような・・・(^_^;)
それよりも,"Timeless: Hank Williams Tribute" というアルバムには,共演はしていないようだが,彼女も Keith Richards も参加しているので,それを聴いてみたいと思っていて,その予習のために Hank Williams のベスト盤を買ってしまった。

なにしろ,"Return to Sin City: Tribute to Gram Parsons" の DVD にハマって以来,かなりカントリーづいていて,このブログのタイトルにも Country をつけようかなと思っているくらいなのだが・・・。
2005年7月24日 21時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年04月01日(金)
Southern Soul Showcase
Various Artists "Southern Soul Showcase: Cryin' In the Streets" [KENT CDKEND 243]

Bettye LaVette:1.He Made A Woman Out Of Me
Big John Hamilton:2.I Have No One 15.How Much Can A Man Take 19.I'm Getting It From Her
Johnny Adams:3.Reconsider Me 13.I Want To Walk Through This Life With You 21.In A Moment Of Weakness
Danny White:4.One Way Love Affair
Reuben Bell:5.Too Late
Eddy Giles:6.So Deep In Love
Oscar Irwin:7.My Pillow Stays Wet
Johnny Soul:8.Lonely Man
Peggy Scott:9.You Can Never Get Something For Nothing
Peggy Scott & Jo Jo Benson:18.'Til The Morning Comes
George Perkins & The Silver Stars:10.Cryin' In The Streets (Part 1)
Gable Reed:11.I'm Your Man
Johnny Dynamite:12.Everybody's Clown
Clarence Murray:14.Dancing To The Beat 22.Poor Boy
Doris Allen:16.A Shell Of A Woman
Mickey Murray:17.Mama's Got The Wagon
Double Soul:20.Blue Diamonds 24.I Can't Use You
Sam Dees:23.Lonely For You Baby
Calvin Leavy:25.Cummins Prison Farm

Classic southern and deep soul from the great studios of Muscle Shoals, Memphis & Nashville in the classic late 1960s /early 70s era.

KENT から3月末の新譜。今年に入ってからタワレコへの入荷が早くなり,しかも値段も安くなっている? 少なくともアマゾンより安かった。
サブタイトルの "Cryin' In the Streets" は,「スウィート・ソウル・ミュージック」の第12章「夢の終わり」の冒頭に歌詞が引用されていた曲。
この辺になると AMG もほとんど役に立たないシンガーが多くなってきて,こういうのを聴いているとシングル盤のコレクターの気持ちもよくわかるのだが・・・,底無しだとわかっている泥沼に足を踏み入れるのは,恐ろしい(^_^;)

Big John Hamilton "I'm Getting It From Her" の作者は Donnie Fritts だし,Eddie Hinton らしいギターの音が聴ける曲もある。
2005年4月1日 21時56分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2005年03月04日(金)
Make Do With What You Got
Solomon Burke "Make Do With What You Got" [Shout Factory DK 34357]

今年になって購入した中では初めての,ピッカピカの新録盤。
前作の "Don't Give Up On Me" がグラミー賞を受賞したというシールに表示されている新しいプロデューサの名前は,Don Was。
前作の評判がいくら良かったとは言え,Don Was のことだからその二番煎じにはしないだろうと思って聴いてはみたが・・・。

ドラマー(James Gadson)のカウントに続くギターの音を聴いて,アレッ,キースもゲスト参加しているのか?・・・と思ってしまった。
クレジットを見ると,Ray Parker Jr. が lead guitar なので,その,Keith Richards を思わせるようなコード・カッティングは rhythm guitar の Reggie Young ということになるが・・・???
途中から聴こえてくる Ray Parker Jr. のギターも Ron Wood のようなフレーズが含まれていて,全体のサウンドもどことなくストーンズ風。いくらなんでもちょっとやり過ぎかも,・・・嫌いではないのだが(^_^;)

そのギター2本とドラムに,ベース(Tommy Sims),ピアノ(Eddie Towns),そして唯一,前作にも参加していた Rudy Copeland のオルガンを加えた6人のメンバーは全曲共通で,あとは曲によってホーン・セクションやコーラス,ストリングスが付いたり付かなかったりという構成。
原曲が耳に馴染んでいる The Band "It Makes No Difference" はゴスペルっぽいアレンジが施されているが,Billy Preston のオルガンが素晴らしかったストーンズの "I Got The Blues" は,もともとゴスペル風の曲なのでストレート・カバーに近い印象。
ほかには,Dylan や David Ruffin,Hank Williams の曲が取り上げられている。
アルバム・タイトルにもなっている "Make Do With What You Got" は,Dr.John の新作で,ライナーも書いている Van Morrison の "At The Crossroad" も新作らしい。このあたりは前作とよく似た雰囲気で,安心して聴いていられる。

とにかく1曲目の印象が強烈過ぎるが,全体としても前作よりはハードでタイトなサウンドになっていて,Solomon Burke 自身のボーカルも若返っているかのように聴こえる。年寄りの冷や水にならなければよいが・・・(^_^;)
何はともあれ,今年の My BEST 10 の候補作のひとつになることは間違いない。
2005年3月4日 20時16分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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