ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年12月12日(土)
My BEST 10 CDs in 2009
ちょっと気が早いが,My BEST 10 CDs in 2009 。 未入手未紹介のものが1点あるが,それはもう BEST 10 入りが確定している・・・。
できるだけ新作とリイシューを半々で選びたかったのだけれども,今年は家宝級のリイシューが多く,新作からの選出は2枚だけ。
My Instant Store @ amazon.co.jp

● Rod Stewart "Soulbook" [RCA/JIVE 8697-30256-2]
 Steve Jordan がプロデュースしたサウンドは,自身のドラムも含めて絶品で,それを聴くだけでも十分元は取れるはず。ロニーは離婚の慰謝料を稼ぎたいようだが,再結成したところで あのころの Faces にもどれるわけではないし・・・(^_^;) とりあえず来年は,この続編を期待したい。できれば,サザン・ディープ系中心の選曲でお願いしたいが,無理か・・・?

● Ronnie Milsap "Then Sings My Soul (2 CDs)" [Star Song/EMI 5099924225526]
 Donnie Fritts の曲がカバーされているので,彼のファンにぜひともお勧めしたい。「ヘタウマ」も嫌いではないし,たまに聴く分には刺激があってよいのだが,アレばかりを聴いていると耳が腐ってしまいそう・・・(^_^;) そういうとき,耳をリフレッシュするために最適なのが,この Ronnie Milsap のような「本物」のシンガー。Kris Kristferson のバンドにいた Donnie Fritts と,Kris Kristferson の曲を歌ったことのある Ronnie Milsap は,親交があるらしい。

● Little Willie John "The Later KING Sessions: Heaven All Around Me" [ace/KING CDCHD 1221]
 「歌の上手さ」と引き換えに「我慢」という言葉を忘れてしまったシンガー。感情がむき出しになってあふれ出す,彼の歌にはただただ圧倒されるのみ。この CD も含めた King 時代の3枚の編集盤と「幻」だった Capitol Session のアルバムは,家宝。

● Luther Ingram "I've Been Here All The Time / If Loveing You Is Wrong I Don't Want To Be Right" [KENT CDKEND 315]
 同じく英 KENT からリイシューされた Luther Ingram の KoKo 時代の4枚の CD も家宝。シングル集2枚と LP の2on1が2枚ということで収録曲の重複はかなりあるが,そんなことは全く気にならない。どれか1枚ということになると,Sam Cooke のカバー 'You Were Made For Me' と Sam Cooke の影響が大きい 'Oh Baby,You Can Depend On Me' に,最大のヒット曲である '(If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right' が含まれたこの CD ということになるが,スウィートな Muscle Shoals Sound が楽しめる "Let's Steal Away to the Hideaway/Do You Love Somebody" の2on1も捨て難い。

● The Ovations "Hooked On A Feeling / Having A Party - Featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 311]
 これも英 KENT のおかげで手軽に聴けるようになったアルバム。「見栄え」はともかく,声質とフレージングに関する Sam Cooke ソックリ度が No.1 の Louis Williams がフィーチャーされたグループの2on1。Dan Greer と George Jackson がアレンジ・プロデュースした "Having A Party" は,「最高!」の一言。The Soul Stirrers のメドレーも素晴らしい。

● V.A. "The Complete Goldwax Singles Volume 1 [1962-1966] (2 CDs)" [ace CDCH2 1226]
 今年も貴重なシングルや未発表曲を発掘して CD 化してくれた英 ace/KENT には,いくら感謝しても足りない。来年早々の Volume 3 で Goldwax に一段落つけた後は,続いて FAME 関連のリイシューをよろしくお願いしたい m(_ _)m

● Lattimore Brown "Nobody Has To Tell Me" [Soulscape SSCD7018]
 この Soulscape も,貴重な音源を発掘して CD 化してくれた有り難いレーベル。その中でもこの Lattimore Brown のアルバムは,かつて日本の VIVID SOUND が世界に先駆けてリイシューした LP "This Is Lattimore's World" の完成形とも言える CD 。 もう「Sam Cooke にカバーされた曲を歌い,Otis Redding の追悼曲を歌ったシンガー」などという形容は不要のはず。

● Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous" [Reel Music/Capricorn 66748 78016-2]
 このアルバムのジャケットをデザインしたのは,Rolling Stones "Get Yer Ya-Ya's Out!", Beatles "Let It Be", Rod Stewart "Atlantic Crossing", Eagles "Hotel California" 等々と同じ,John Kosh というデザイナー。それらのアルバムと,この Eddie Hinton のデビュー・アルバムは,内容的には少しも遜色がないように思える。売れなかったのは,時代と運に恵まれなかったから・・・(T_T) ドラッグにまみれて才能を浪費してしまったが,'Mr.Pitiful' を歌っているシンガーの一人。

● Sam Cooke "Classic Album & Singles Collection (3 CDs)" [Golden Stars GSS 5641]
 ヨーロッパの,マイナーでブートのようなレーベルからのリリースばかりだが,昨年来のペースからすると,来年は Keen 時代のコンプリート集が期待できるかもしれない。RCA 初期の音源も何とかしてもらいたいが・・・m(_ _)m

○ Rolling Stones "Get Yer Ya-Ya's Out! The Rolling Stones In Concert: 40th Anniversary Deluxe Box Set [3 CDs + DVD]" [Abkco ]
 abkco を儲けさせるのは癪に障るのだが,久々にまともな仕事をしてくれた・・・(^_^;) 元々,B.B. King や Ike & Tina Turner のアルバムとの2枚組で発売される予定だったので,やっと在るべき姿にもどったとも言える。ほぼ同時に,映画 "Gimme Shelter" の日本盤 DVD も久しぶりにリリースされた。
2009年12月12日 21時57分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2009年12月05日(土)
Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous"
Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous" [Reel Music/Capricorn 66748 78016-2]

何と,このアルバムにも,Design: Kosh のクレジットが・・・。
「ワク(縁取り)」は無いが,確かに「四角」がモチーフとして使用されているようだ。
同じ1978年リリースの作品で Kosh が関わっているものを,AMG で調べると,手持ちのアルバムとして ↓ の2枚があった。
● Linda Ronstadt "Living In The U.S.A." [Asylum/Warner 20P2-2424]
◎ Marvin Gaye "Here, My Dear" [MOTOWN/Polydor POCT-1896]

Linda Ronstadt や Marvin Gaye のようにメジャーなアーティストのアルバムと同じデザイナーを,この Eddie Hinton のデビュー・アルバムに起用したということからは,Capricorn がプロモートにかなり力を入れていたことを想像できる。
残念ながら,その努力は功を奏しなかったけれども・・・(^_^;)

今年,めでたくリイシューされたこのアルバムの CD には,米盤と英盤があり,英盤のジャケットは写真が大きくトリミングされ,文字の扱いも変更されている。ぼくは,米盤仕様で解説(maskman) 付きの日本盤を購入したのだが,英盤仕様の CD のデザインに関するクレジットはどうなっているのだろう?


ほとんど絵心などというものを持ち合わせていないぼくが,Kosh というデザイナーに興味を持つようになったきっかけは,Pete Carr の関連で何度かコメントをいただいている dennys さんのブログ。
「いったい現実を把握している者はいるだろうか」
http://whink.seesaa.net/

ストーンズの "Get Yer Ya-Ya's Out [40th Anniversary Deluxe Box Set]" 日本盤の発売が延期され,仕方なくオリジナル盤を引っ張り出して聴いていたら,そのクレジットに Original Design: John Kosh & Steve Thomas Associates とあるのを発見して興味がわき,dennys さんの記事に紹介されていたリンクから ↓ のムービーを見ると・・・
http://sayonarako.exblog.jp/7735631/
左オビのなかの「ジョン・コッシュのすべて」

耳に飛び込んできたのが "You Send Me" のカバー。当初はだれのバージョンか気が付かなかったのだが,落ち着いて考えてみると,そのムービーの中でも紹介されていた ↓ のアルバムの収録曲。
◎ Bonnie Bramlett "Lady's Choice" [Capricorn 314 536 131-2] -1976
 Cover designed by Kosh/AGI
Johnny Sandlin プロデュースの Muscle Shoals 録音。

そのムービーのタイトル・カットは,どう見ても Rolling Stones "Beggars Banquet" の最初のジャケットのデザインを参考にされているようなのだが・・・?
現在使用されている,トイレのデザインのジャケットがレコード会社に拒否されたため,急遽あの文字だけのデザインに変更されてリリースされたわけだが,それに Kosh も関わっていた・・・?
手持ちの CD は,すべてトイレのジャケ写になってしまっていて,アナログ盤は押し入れの奥にしまいこんでいるので,引っ張り出すのが面倒くさい。
あのムービーを制作されたご本人に直接お尋ねすればよいのだけれども,さすがに敷居が高いし・・・(^_^;)
2009年12月5日 20時59分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年11月15日(日)
Rod Stewart "Soulbook"
Rod Stewart "Soulbook" [RCA/JIVE 8697-30256-2]

1. It's The Same Old Song - The Four Tops (1965, R&B Singles: 2, Hot 100: 5)
2. My Cherie Amour featuring Stevie Wonder - Stevie Wonder (1969, R&B Singles: 4, Hot 100: 4)
3. You Make Me Feel Brand New duet with Mary J. Blige - The Stylistics (1974, R&B Singles: 5, Hot 100: 2)
4. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher - Jackie Wilson (1967, R&B Singles: 1, Hot 100: 6)
5. Tracks Of My Tears featuring Smokey Robinson - The Miracles (1965, R&B Singles: 2, Hot 100: 16)
6. Let It Be Me duet with Jennifer Hudson - Jerry Butler & Betty Everett (1964, R&B Singles: 5, Hot 100: 5)
7. Rainy Night In Georgia - Brook Benton (1970, R&B Singles: 1, Hot 100: 4)
8. What Becomes Of The Broken Hearted - Jimmy Ruffin (1966, R&B Singles: 6, Hot 100: 7)
9. Love Train - The O'Jays (1973, R&B Singles: 1, Hot 100: 1)
10. You've Really Got A Hold On Me - The Miracles (1963, R&B Singles: 1, Hot 100: 8)
11. Wonderful World - Sam Cooke (1960, R&B Singles: 2, Hot 100: 12)
12. If You Don't Know Me By Now - Harold Melvin & the Blue Notes (1972, Hot 100: 3)
13. Just My Imagination - The Temptations (1971, R&B Singles: 1, Hot 100: 1)

Rod Stewart の新作。タイトルどおり,ソウルのカバー・アルバム・・・と言っても,ポップ・チャートでもヒットしている曲ばかりで,2. や 6. のようにシャンソン風の曲もある。
今なら Youtube でこのアルバムの TV 用の CM や収録曲の試聴などをすることができる。
Rod Stewart - Soulbook @ Youtube
Rod Stewart (NEW ALBUM: Soulbook) - Wonderful world @ Youtube

最近は余程のことがない限り,1枚の CD を何度もくり返して聴くということはないのだが,この数日は,これとその関連作ばかりを聴いていた。この1週間ほどで,今年最も多く聴いた CD になってしまったほど・・・(^_^;)
最初は,どうせボーナス・トラック付きの日本盤が出るだろうから,それを買えばいい・・・と思っていたのだけれども,いつになくシンプルなジャケ写が目を引き,手にとって裏返してみると,プロデューサの一人に Steve Jordan の名前があったので,購入する気になった。
聴いてみると,やはり Steve Jordan のスティックさばきが心地よく,ドラムだけを追っかけて聴いていると自然に顔がほころんでくる・・・(^^♪
何度もくり返して聴いているうちに,Rod のボーカルも悪くはない・・・と思えるようになった。
もちろん,日本盤(12/23) も買ってやるつもり。ボートラとして追加される2曲は,どちらも Jerry Butler のヒット曲。
14. Never Give You Up - Jerry Butler (1968, R&B Singles: 4, Hot 100: 20)
15. Only The Strong Survive - Jerry Butler (1969, R&B Singles: 1, Hot 100: 4)


The Blues Brothers Band で Willie Hall の影武者的な役割を果たすなど,セッション・ドラマーとして定評のあった Steve Jordan に,プロデューサの才能があることを最初に見抜いたのは,キース ↓ 。
◎ Keith Richards "Talk Is Cheap" [Virgin 7-90973-2] -1988
● Solomon Burke "Like a Fire" [Shout/P-Vine PCD-93126] -2008
最近は Solomon Burke の新作(↑) をプロデュースしたり,Chess を題材にした映画 "Cadillac Records" のサントラなども担当しているようだ。

ただし表題の CD では,すべての曲を Steve Jordan がプロデュースしているわけではなく,"The Great American Songbook" シリーズの III と IV にクレジットされていた Steve Tyrell がプロデュースしている曲(3. 5. 7. 12. 13.) もある。9. Love Train だけは二人の共同プロデュースで,まるで「お祭り騒ぎ」・・・(^^♪
また,ボーカルのパートについては,すべて Steve Tyrell のプロデュースで,Steve Jordan は関わっていないようだ。前作 "Stiil The Same... Great Rock Classics of Our Time" での失敗を反省して,バカ売れした "The Great American Songbook" シリーズのファンに配慮したのかもしれない。Steve Tyrell がプロデュースした曲のサウンドは,そのシリーズの延長線上にある。

Steve Jordan が担当している曲(1. 2. 4. 6. 8. 10. 11.) の基本的なリズム・セクションのメンバーは,
Drums/Percussion: Steve Jordan
Bass: Bob Babbitt
Guitars: Ray Parker, Jr. and Dean Parks
Keyboards: Michael Bearden or David Paich

11. Wonderful World は Sam Cooke のカバーだが,Sam よりは Otis Redding のバージョンをはるかに意識した仕上がりになっている。Steve Jordan のドラムはまるで Al Jackson のようで,Duck Dunn のようなベースを弾いているのは何と Daryl Jones 。Booker T. のような Organ は Charles Hodges で,Horn には Wayne Jackson や Jack Hale がいて,そのアレンジは Willie Mitchell 。
さらに,Mixed by Al Schmitt というクレジットまである。その他の曲でも Al Schmitt の名前がいくつかクレジットされていて,まだ現役で頑張っていることに驚き,ほかにどんな仕事をやっているのだろうと思い AMG で検索すると,↓ にもエンジニアとしてクレジットされていたので,さらに驚いた・・・(^_^;)
○ Micael Jackson "Michael Jackson's This Is It"

10. You've Really Got A Hold On Me は,最近 "Bring It On Home To Me" 入りのライブ・バージョンが CD 化されたばかり。
● The Miracles "Depend on Me: The Early Albums" [Hip-O Select B0012855-02]
2009年11月15日 22時50分 | 記事へ | コメント(7) | トラックバック(0) |
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2009年08月22日(土)
Classic Album & Singles Collection
Sam Cooke "Classic Album & Singles Collection (3 CDs)" [Golden Stars GSS 5641]

Disc I: Classic Album: Sam Cooke [Keen A-2001]
1. You Send Me
2. The Lonesome Road 3. Tammy 4. Ol' Man River 5. Moonlight In Vermont 6. Canadian Sunset 7. Summertime 8. Around The World 9. Ain't Misbehavin' 10. The Bells Of St.Mary's 11. So Long 12. Danny Boy 13. That Lucky Old Sun

Disc II: Classic Album: Encore [Keen A-2003]
1. Oh, Look At Me Now 2. Someday 3. Along The Navajo Trail 4. Running Wild 5. Accentuate The Positive 6. Mary, Mary Lou 7. When I Fall In Love 8. I Cover The Waterfront 9. My Foolish Heart 10. Today I Sing The Blues 11. The Gypsy 12. It's The Talk Of The Town

Disc III: Early Singles
1. Forever 2. Lovable
3. I'll Come Running Back To You
4. That's All I Need To Know 5 I Don't Want To Cry
6. Stealing Kisses 7. All Of My Life 8. Win Your Love For Me 9. Love Song From "Houseboat" (Almost In Your Arms) 10. Love You Most Of All 11 Blue Moon
12. You Were Made For Me
13. Lonely Island 14. Desire Me 15. (I Love You) For Sentimental Reasons

最近リリースされた Sam Cooke の Keen 時代の編集盤 CD 。
Disc I は1st Album の,Disc II は2nd Album のストレート・リイシュー。
CD だから,2on1にしてもまだ収録時間に余裕があるはずだし,わざわざ1枚ずつに分けるのなら,ジャケ写などの体裁はオリジナルのものにしてもらいたかったが・・・(^_^;)
Disc III の 1.〜 5. は Specialty 後期のポップ録音で,3. 以外は without overdubs のバージョンを ↓ などで聴くことができる。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Two Sides Of Sam Cooke" [Specialty/P-Vine PCD-1908]
6.〜 15. が Keen の初期にシングルとしてリリースされたもの。CD としての収録時間から考えると,まだ10曲程度は入れることができたと思うが・・・(^_^;)

贅沢を言えばキリが無いけれども,こうやって Sam Cooke がゴスペルからポップに転向した直後の作品を手軽に聴けるようになったことについては,素直に喜びたい。

去年が1st Album で,今年が2nd Album ということは,来年は3rd Album がリイシューされるかも・・・?
● Sam Cooke "Tribute to the Lady (Hybrid) [SACD]" [ABKCO UIGY 7041]
↑ 以前 CD 化されたことがあったのに廃盤になってしまっているのは,やはり Allen Klein が原因だろうか? もしそうなら,その「諸悪の根源」はいなくなってしまったわけだから・・・(^_^;)
来年あたり RCA 初期の音源の怒涛の CD 化ラッシュなどということになればうれしいのだが・・・。
2009年8月22日 09時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年07月02日(木)
Lattimore Brown "Nobody Has To Tell Me"
Lattimore Brown "Nobody Has To Tell Me" [Soulscape SSCD7018]

1. I'm Not Through Lovin' You 2. I've Got Everything (My Baby Needs) 3. I Know I'm Gonna Miss You 4. Little Bag Of Tricks 5. It's Such A Sad, Sad World 6. Shake And Vibrate 7. Cruise On, Fanny (Cruise On) 8. Nobody Has To Tell Me (You Were Meant For Me) 9. It's Gonna Take A Little Time 10. Please, Please, Please
11. Otis Is Gone (Parts 1&2) 12. So Says My Heart
13. Every Day I Have To Cry Some
14. Don't Trust No One 15. Bless Your Heart (I Love You) 16. Boo Ga Lu Sue 17. It Hurts Me So Bad
18. I Wish I Felt This Way At Home
19. Yak-A-Poo
20. Sweet Desiree
21 I Will

Sam Cooke にカバーされた "Somebody's Gonna Miss Me" を作って歌い,"Otis Is Gone" という,Otis Redding の追悼曲を歌っているシンガー。

● Lattimore Brown "Little Box Of Tricks" [AIM 1507] -2006
以前この時代の楽曲が CD 化されたことはあるが, ↑ に比べると−1+5曲。
−1 はおそらく 4. と同じテイクのモノ・バージョンなので,これから初めて Lattimore Brown を聴くという人には,圧倒的にコチラの CD をオススメしたい。

+5 は,『楽ソウル』 pp.20-21 で紹介されていた,Renegate 時代のシングル曲と,なぜか AIM の CD には収録されていなかった Arthur Alexander "Every Day I Have To Cry Some"

ライナー(John Ridley, Red Kelly) も充実していて,録音場所やミュージシャン,再発見の際のエピソードなど,おもしろい話が満載なので,AIM の CD を持っている人にもオススメ。
He[Lattimore Brown] remembers listening to the King Biscuit Hour and the Grand Ole Opry on the radio and singing gospel in a local church group....
ラジオで Blues と Country を聴き,教会で Gospel を歌うというのは,当時の R&B/Soul singer に共通の経験だったようだ。


これで,この Lattimore Brown の作品も,ほとんどが CD で手軽に楽しめるようになった。
● V.A. "Ernie's Record Mart" [EXCELLO/ace CDCHD 684]
 [Zil 9005, 1960] - "It Hurts Me So" / "Get Plenty Troubles"
 [Zil 9006,1960] - "Chick Chick Chicky Chick" / "Always My Love"
 [Excello 2196, 1961] - "Somebody's Gonna Miss Me" / "Darling Dear"

● V.A. "The Rich Records Story: Music City, Motor City & The Big Easy" [SPV 49742 CD]
 [Duchess 1002, 1961] - "Teenie Weenie" / "Night Time Is The Right Time"
 [Duchess 1007, 1961] - "What Have I Done Wrong" / "Only I Can Tell The Story"
 [Duchess 1015, 1962] - "Say What" / "A Mistaken Prayer"

● Lattimore Brown "Nobody Has To Tell Me" [Soulscape SSCD7018]
 [SS7 2553, 1965] - "I'm Not Through Lovin' You" / "I've Got Everything (My Baby Needs)"
 [SS7 2562, 1965] - "I Know I'm Gonna Miss You" / "Little Bag Of Tricks"
 [SS7 2575, 1966] - "It's Such A Sad Sad World" / "Shake And Vibrate"
 [SS7 2586, 1967] - "Cruise On Fannie (Cruise On)" / "Nobody Has To Tell Me"
 [SS7 2598, 1967] - "It's Gonna Take A Little Time" / "Please Please Please"
 [SS7 2606, 1967] - "Otis Is Gone Part 1" / "Part 2"
 [SS7 2616, 1968] - "So Says My Heart" / "Everyday I Have To Cry Some"
 [Seventy-Seven 77-106LP, 1977]
  "Don't Trust No One" / "Bless Your Heart" /"Boo Ga Lou Sue" / "It Hurts Me So Bad"
 [Renegade 101, 1970] - "Yak-A-Poo" / "I Wish I Felt This Way At Home"
 [Renegade 1201,1970] - "Sweet Desiree" / "I Will"

● V.A. "Curiosities - The Ace (Ms.) 70s Singles & Sessions (2 CDs)" [WestSide WESD 208]
 [Ace 3012, 1975] - "Warm And Tender Love" / "You Don't Know Like I Know"

"THE !!! BEAT" 出演時の映像も DVD 化されている。口パクの曲もあるが・・・(^_^;)
[SHOW 3]
 3. I Got You 4. I'm Not Through Loving You
 9. What'd I Say - with Etta James, Esther Phillips, Roscoe Shelton & Gatemouth Brown
[SHOW 16]
 7. I Know That I'm Gonna Miss You 8. Treat Her Right
[SHOW 19]
 8. Little Bag Of Tricks
2009年7月2日 20時00分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2009年05月15日(金)
The Complete Goldwax Singles Volume 1
Various Artists "The Complete Goldwax Singles Volume 1 [1962-1966] (2 CDs)" [ace CDCH2 1226]

この CD を右手に持って左手でほっぺたをつねってみた・・・痛い・・・,念の為,今度は左手に持って右手でつねってみた・・・やっぱり痛い・・・。

そういう有り難いアルバムですからね。隅々まで味わいつくし,しゃぶりつくさなければなりません。カントリー・ミュージックが収録されているからといって,そこだけスキップしたりしないように・・・(^_^;)
もちろん,この CD には "Spoonful" など Wilie Dixon の書いた曲も含まれていて,カントリーだけでなく,ブルースも Goldwax サウンドの要素の一つではあったわけだが・・・。

この CD を聴いて,さらに興味がわいてきたのが,Oboe こと O.B. McClinton の存在。
Disc I
5. Tradin' Stamps
6. Mother-in-Law Trouble
9. The Day The World Cried Part 1
10. The Day The World Cried Part 2
15. Too Slow
16. She's Better Than You

この時代はシンガーとしてよりもソングライターとしてのほうが有名だが,1971年には第2の Charley Pride を目指して,Stax 傘下の Enterprise と契約する人物。
1曲だけ Youtube にアップされているのが,"Country Roots"(1977) という曲。
O.B. McClinton-Country roots @ Youtube

James Carr に提供した曲は,この CD に収録されている "She's Better Than You" のほか,"A Man Needs A Woman","Forgetting You","Lovable Girl","You Got My Mind Messed Up"。
ほかに "Back Road Into Town"(The Staple Singers),"Keep Your Arms Around Me"(Otis Redding),"That Can't Be My Baby"(Arthur Conley),"What It Takes To Get A Good World"(Denise LaSalle),"You Can't Miss What You Can't"(Clarence Carter),"Your Love Lifted Me"(Clarence Carter) などという曲も書いている。
Otis の "Keep Your Arms Around Me" は,By McClinton というクレジットがあるだけなので,AMG では Delbert McClinton と勘違いしているようだが,O.B. McClinton の作品。
ちなみに,Delbert McClinton もなかなかのシンガーで,"Mr.Pitiful" をレパートリーにしております・・・(^_^;)
◎ Delbert McClinton "Crazy Cajun Recordings" [Edsel EDCD 587] -1998
10. Mr.Pitiful

Goldwax 以後の O.B. McClinton の作品は,Enterprise からリリースされた4枚のアルバムなども含めて,ほとんどリイシューされていない・・?
CD 化されて手元にあるのは,↓ だけ・・・。
● V.A. "From Where I Stand: The Black Experience in Country Music" [Warner Bros. 9 46428-2]
Disc III: 11. Don't Let The Green Grass Fool You ← Wilson Pickett のカバー
● V.A. "more Dirty Laundry - The Soul Of Black Country" [TRIKONT US-0367]
2. If Loving You Is Wrong ← Luther Ingram のカバー
6. Talk To My Children's Mama
◎ V.A. "Soulsville sings Hitsville: Stax sings songs of Motown Records" [Stax 0888072303911]
14. I Wish It Would Rain ← The Temptations のカバー

Stax が,O.B. McClinton と契約するなどして,カントリー・ミュージック界へ進出しようとして失敗するまでの経過は,『スタックス・レコード物語』 pp. 284〜287 (ロブ・ボウマン 著 / 新井崇嗣 訳 シンコーミュージック 刊) に詳しい。
O.B. McClinton がセルフ・プロデュースした Enterprise のアルバムは,「数々の R&B 曲をカントリー風に」アレンジしたものだったが,そういう表現方法について O.B. McClinton 自身は「カントリーか R&B かを決めるのは曲じゃなくて,アーティストなんだ。わたしは前からそう思っていたから,それが正しいことをスタックスだけじゃなくて,その他大勢の人たちにも証明したかったんだ。曲の様式を決めるのはアーティストだよ。たとえばジョニー・キャッシュならブルースをカントリーにできるし,マディ・ウォーターズならカントリーをブルースにできるだろ」と,語っている。

カントリー界の内部でも,R&B の名曲をカントリー風に処理してヒットさせたシンガーは,いた。
● Mickey Gilley "Ten Years of Hits" [EPIC EGK 39867]
2009年5月15日 17時42分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年04月05日(日)
Little Willie John "Later KING Sessions"
Little Willie John "The Later KING Sessions: Heaven All Around Me" [ace/KING CDCHD 1221]

1. (I'm Afraid) The Masquerade Is Over 2. Every Beat Of My Heart 3. Until Again My Love 4. Inside Information 5. Take My Love (I Want To Give It All To You) 6. Big Blue Diamonds 7. My Baby's In Love With Another Guy 8. My Love Will Never Change 9. Mister Glenn 10. Doll Face 11. Heaven All Around Me 12. Don't Play With Love 13. She Thinks I Still Care 14. Come Back To Me 15. Half A Love 16. Without A Friend 17. (I've Got) Spring Fever 18. Bill Bailey 19. Come On Sugar 20. Now You Know 21. Like Boy, Like Girl 22. I Wish I Could Dry 23. Don't You Know I'm In Love 24. Rock Love

英 ace からリリースされている KING 時代の Little Willie John の編集盤のうち,3枚目の CD。
◎ "The Early KING Sessions" [ace/KING CDCHD 846] -2002
◎ "The King Sessions 1958-1960" [ace/KING CDCHD 1061] -2005

スローなバラードからダンサブルなジャンプ・ナンバーまでどんなタイプの歌もそつなくこなすことができ,華麗な節回しと絶妙なタメ・ツッコミを駆使して,溢れんばかりの感情を込めて歌う・・・あぁ,歌が上手いというのはこういうことを言うのだな・・・と素直に納得させられるシンガー。

Johnny Adams がカバーしている "Now You Know" などは,ドラムとベースにシンプルなピアノとギターが加わっているだけというバンドをバックに,コーラスもストリングスもホーンもなしで,「歌」だけで聴かせてしまう。この Little Willie John の「歌」に比べると,さすがの Johnny Adams も,年齢や体調を考慮しても聴き劣りがしてしまうほど・・・。
ただ,その声質だけは,塩辛いのを通り越して刺々しささえ感じられる。やはり,その性格が表れているのだろうか?

Sam Cooke とは,Little Willie John が家族と組んでいた The United Five というゴスペル・グループ時代からの付き合いで,Sam had a lot of respect for the way Willie presented his music, too. (p.334 "Dream Boogie" Peter Guralnick) だったそうだ。
Little Richard のバック・バンドとして結成され,後に Sam Cooke のバックを務めることになる The Upsetters を,Little Willie John も his own road band として雇い,ツアーをしていたことがあったらしい。
その The Upsetters 以外にも New Orleans のミュージシャンとの交流があり,Cosimo's Studio でも録音している。
しかし,この CD のライナーによると,1961年夏の Cosimo's Studio でのセッションは King の許可を得ずに行われたため Syd Nathan が費用を払わず,The tapes were never delivered to King, and were almost certainly recycled or destroyed at source. ・・・(T_T)
その時のセッション・メンバーは,Roy Montrell, Harold Battiste, James Booker, Clarence Ford, Peter "Chuck" Badie, Lee Allen, Rufus Gore, Melvin Lastie, Grady Gaines and Herb Hardesty で,Willie was cutting like Nat King Cole. だったそうだ。ぜひとも聴いてみたい・・・。後に,殺人罪で収監中一時的に出所したときに Capitol によって録音された「幻」のセッションは「幻」ではなくなったが,こちらのテープはコピーなどが残っていないのだろうか?
● "Nineteen Sixty Six: The David Axelrod & HB Barnum Session" [Kent CDKEND 305] -2008

この CD のライナーノートには,収監中に Little Willie John が Syd Nathan と交わした手紙の内容なども紹介されている。身から出た錆とはいえ,刑務所の中で Little Willie John がどんな気持ちで過ごしていたかを考えると,涙を禁じえない。

2009年4月5日 10時45分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年04月01日(水)
I've Been Here All The Time/If Loving..
Luther Ingram "I've Been Here All The Time / If Loving You Is Wrong I Don't Want To Be Right" [KENT CDKEND 315]

1. Ain't That Loving You (For More Reasons Than One)
2. You Were Made For Me
3. Oh Baby,You Can Depend On Me 4. My Honey And Me 5. I'll Just Call You Honey 6. Since You Don't Want Me 7. Missing You 8. I'll Love You Until The End 9. Be Good To Me Baby 10. Pity For The Lonely 11. To The Other Man 12. Ghetto Train
13. (If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right 14. I'll Be Your Shelter (In Time Of Storm) 15. Always 16. Dying & Crying 17. Help Me Love 18. I'm Trying To Sing A Message To You 19. I Remember {{ I'll Love You Until The End (version 2) }} 20. Love Ain't Gonna Run Me Away 21. I Can't Stop

Luther Ingram がリリースした4枚の LP のうち,1枚目(1.〜 12.) と2枚目(13.〜 21.) を2on1にした CD。
既発のシングル集2枚と重複していないのは3曲(16. 18. 19.) だけ。
● "Pity For The Lonely: The Ko Ko Singles Vol. 1" [KENT CDKEND 279]
● "I Don't Want To Be Right: The Ko Ko Singles Vol.2" [KENT CDKEND 292]

ただし,The Ovations の中途半端な編集盤とは違い,シングルとアルバムというはっきりとしたポリシーがあるので,まだ納得できる。(KOKO 時代の作品リスト → L_Ingram.xls )

また,シングル集の1枚目に収録されていた初期の New York 録音などは貴重な音源ではあっても,個人的には,あまり繰り返して聴きたくなるようなサウンドではなかったが,この CD に収録されている楽曲は,ど真ん中のサザン・ソウルそのもの。
'60 年代ほど泥臭くはなく,'70 年代後半ほど洗練されてもいない・・・という微妙なバランスのサウンドをバックに歌う,Luther Ingram の中性的な甘い歌声がたまらない。

シングル集では1枚目と2枚目に分かれて収録されていた 2. と 3. が続けて聴けるため,
2. Sam Cooke のカバーにしては,サム・クックしてないなぁ・・・(?_?)
3. なんや,やっぱりサム・クックか・・・(^_^)v
という楽しみ方ができるのも,Sam Cooke ファンとしてはうれしい・・・(^_^;)
2009年4月1日 19時43分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2009年03月15日(日)
Ronnie Milsap "Then Sings My Soul"
Ronnie Milsap "Then Sings My Soul (2 CDs)" [Star Song/EMI 5099924225526]

Disc I:
1. I'll Fly Away 2. How Great Thou Art 3. Soon and Very Soon 4. Farther Along 5. Amazing Grace 6. Stand by Me 7. Up to Zion 8. World of Wonder 9. In the Garden 10. Just a Closer Walk with Thee 11. Peace in the Valley 12. Have Thine Own Way

Disc II:
1. Swing Down Chariot 2. Precious Memories 3. Rock of Ages 4. People Get Ready 5. Softly and Tenderly 6. What a Friend We Have in Jesus 7. What a Difference You've Made in My Life 8. Jesus Was All I Had 9. It Is No Secret 10. The Old Rugged Cross 11. Holy, Holy, Holy 12. The Lord's Prayer

Ronnie Milsap の新作。このブログを始めてから「発見」したシンガーではあるが,Archie Brownlee 師と同じように素晴らしい声の持ち主で,聴いていて心が洗われるような気持ちになれるシンガーの一人。

↓ Huey P.Meaux のプロデュースで white R&B singer としてデビュー(1963) し,
● "The Crazy Cajun Recordings" [Edsel NESTCD 909]
↓ Scepter レーベルから数枚のシングル(1965-70) をリリースした後,
● "Kentucky Woman: 22 Country-Soul Recordings" [Country Stars CTS 55485]
↓ Memphis で Chips Moman や Dan Penn のプロデュースでシングルやアルバム(1970-72) を録音しながら,Elvis Presley のセッションに参加するなどし,
● "Ronnie Milsap" [Warner Bros./Collectables COL-CD-7709]
● "A Rose By Any Other Name" [Warner.Bros/Collectables COL-CD-7710]
↓ Nashville に移って RCA と契約(1973) してからは,カントリーのジャンルで数多くのヒット曲を持つシンガー。
● "The Essential Ronnie Milsap (2 CDs)" [RCA Nashville 82876767672]

今回の新作には,24 Favorite Hymns & Gospel Songs というサブ・タイトルが付けられていて,'Amazing Grace' や 'Precious Memories' などゴスペルの定番曲と,'Stand By Me' 'People Get Ready' などゴスペルとして歌われることもあるソウルの名曲を中心に構成されたアルバム。
新曲や 'What a Difference You've Made in My Life' のようなセルフ・カバーも収録されているが,思いがけなかったのは ↓ 。
8. Jesus Was All I Had (Donnie Fritts and Bill R.Blackburn)
● Donnie Fritts "One Foot In The Groove" [Learning Man Records LMR-01]
↑ に収録されていた曲で,共作している Bill Blackburn はそのライナーによると2006年に亡くなったらしいが,Eddie Hinton との共作曲(アルバム "Very Blue Highway" のタイトル曲など) もある人物。

Ronnie Milsap の歌は 公式サイト で,Donnie Fritts の歌は amazon.com で試聴できるようになっている。
二人の歌唱力には雲泥の差があるので,別の歌のように聞こえてしまうが・・・(^_^;)
2009年3月15日 11時12分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2009年02月01日(日)
Hooked On A Feeling / Having A Party
The Ovations "Hooked On A Feeling / Having A Party - Featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 311]

1. Hooked On A Feeling
2. I Can't Be Satisfied
3. One In A Million
4. Take It From One Who Knows (A Loser)
5. Medley: Were You There / Touch The Hem Of His Garment
6. So Nice To Be Loved By You
7. Touching Me
8. Don't Break Your Promise
9. Mr.River
10. You'll Never Know
11. "Having A Party" Medley
12. Your Love Is Like A Song To Me
13. Born On A Back Street
14. Touching Me
14. My Nest Is Still Warm(My Bird Is Gone)
15. You Send Me
16. Under The Banana Tree
17. Don't Look Back
18. I Can't Believe It's Over
19. A Change Is Gonna Come

以前,日本で CD 化されたことがあったもののとっくに廃盤で,アナログ盤もかなりの値段で取り引きされていた The Ovations の名盤が,こうやって手軽に聴けるようになったのだから手放しで喜びたいが・・・。
1.〜 4. 6.〜 8. 10. 11. 18. は,昨年リリースされた ↓ と重複している。
◎ "One In A Million - featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 294] -2008

しかも,日本盤 CD "Having A Party" にボーナス・トラックとして追加されていた3曲のうち2曲は "One In A Million" に収録されていたが,残る1曲 "Just Too Good To Be Free" ("Having A Party"[M-G-M 14623] の B-side) は未収録。
どうやら ace/KENT は,もう1枚編集盤 CD をリリースするつもりらしい。もちろん 日本編集の "Sweet Thing" の収録曲で "One In A Million" に未収録の曲はいくつか残っているのだけれども,さらに未発表曲があるとしてもダブリの曲がかなり発生するのでは・・・? それでも,購入してしまうとは思うが・・・(^_^;)

ただ,Sam Cooke のファンとしては,"One In A Million" で 1.〜 4. のあと,あのメドレーが飛ばされてしまっていて,何とも中途半端な欲求不満状態だっただけに,今回のオリジナルなままでの CD 化は,やっぱりうれしい。
"You Send Me" と "A Change Is Gonna Come" も無事に収録されたことだし・・・。


The Ovations の Sam Cooke カバーとしては,ほかにも ↓ や,
◎ "Memphis 70: The city's funk and soul in the decade after Otis 1968-1978" [BGP/Ace CD8GPD 192] -2008
 6. Shake (Previously unissued Sounds Of Memphis recording)
"The !!! Beat" 出演時の映像 ↓ がある。
■ THE !!! BEAT LEGENDARY R&B AND SOUL SHOWS FROM 1966 VOL.6
 [SHOW 26] 3. Twisting The Night Away
2009年2月1日 10時28分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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