2008年12月31日 00時02分
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Lucinda Williams "Little Honey" [Lost Highway B0011434-02]
1. Real Love 2. Circles and X's 3. Tears of Joy 4. Little Rock Star 5. Honey Bee 6. Well Well Well 7. If Wishes Were Horses 8. Jailhouse Tears 9. Knowing 10. Heaven Blues 11. Rarity 12. Plan to Marry
13. It's a Long Way to the Top
前作の "West" はボーナス・トラック付きの日本盤が発売されたので,この新作もそのうち日本盤で買おうと思っていたのだがいつまでたっても出ないので,とうとう待ちきれずに輸入盤を購入。
1曲目 "Real Love" や AC/DC のカバー "It's a Long Way to the Top" にはさすがに少々面食らったが,このアルバム全体の印象をまとめると,Rock 'n' Soul & Blues + Country そのもの。
彼女に出会うためにこのブログを始め,彼女の音楽との共感を深めるためにカントリーを聞きかじり始めたのではないかと思えるほど・・・。
Buick 6 というツアー・バンドの演奏で録音しているため,前作よりは,前々作 の "Live @ The Fillmore" に近いサウンドになっている。
8. Jailhouse Tears での Elvis Costello とのデュエットには,Donnie Fritts や Little Milton のときとは違って,嫉妬の炎が燃え上がった・・・(^_^;)
プロデューサとしてクレジットされている Tom Overby という人物は,現在のマネージャーで Lucinda Williams の婚約者でもあるらしい。
I found the love I've been looking for. It's a real love.... とか Oh, my little honey bee, I'm so glad you stung me.... などという歌詞は,実生活を反映しているわけか・・・。
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2008年11月24日 11時19分
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Various Artists "Take Me to the River: A Southern Soul Story 1961-1977 (3 CDs)" [KENT BOX 10]
Disc I: You Don't Miss Your Water [76:16]
Disc II: The Rainbow Road [74:59]
Disc III: The River [79:52]
II-6. A Smile Can't Hide (A Broken Heart) - Ollie & The Nightingales だけでなく,I-9. Try A Little Tenderness (Take 1) - Otis Redding も,Previously Unissued だった。確かに,今まで聴いたことのないバージョンのようだ。Take 1 だけあってリリースされたバージョンに比べれば未完成な印象は否定できないが,それよりもむしろ Take 1 の段階ですでに,あの,次第に盛り上がっていくアレンジの基本が出来上がっていることに驚いた。
● "It's Not Just Sentimental" [STAX/ace CDSXD 041] -1992
● "Remember Me" [STAX/FANTASY SCD24 8572-2] -1992
↑ に収録済みだった・・・m(_ _)m
Stax の場合,"〜000 Volts Of Stax" というシリーズの5枚の CD("4000" のみ,"Stax & Satellite") で,重箱の隅をつついてほじくりかえしたような発掘作業の成果がリリースされていたのに,まだ未発表曲が存在していたとは・・・。
CD 3枚,全75曲,約230分。
これまでに Stax や Hi,Atlantic,Excello など,レーベル単位のサザン・ソウルの編集盤はいくつかリリースされたことがあるけれども,レーベルの制約を超えて,しかも,ここまで時代や地域にこだわったアンソロジーは,初めてのはず。
ヒット・チャートをにぎわせてミリオン・セラーを記録した曲もあれば,ローカルなレーベルからリリースされてろくにプロモートもされないまま消えてしまったような曲や,録音時には発表すらされず倉庫に埋もれていた曲もある。
こういうアンソロジーを聴いていると,楽曲の価値がヒットしたかどうかによって決定されるものではないことがよく分かる。もちろん,だからと言って,ヒットした曲がつまらないというわけでは全くない。ヒットして枚数が多い分,シングル盤という中古商品の価値は下がるが・・・(^_^;)
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2008年10月31日 20時31分
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Otis Redding "Live In London & Paris" [stax UCCO-4051]
LONDON
1. Introduction [1:09]
2. Respect [2:30]
3. My Girl [2:46]
4. Shake [2:41]
5. Day Tripper [3:33]
6. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) [4:11]
7. (I Can't Get No) Satisfaction [4:54]]
8. Try a Little Tenderness [7:01]
PARIS
9. Introduction [0:54]
10. Respect [3:09]
11. I Can't Turn Loose [3:52]
12. I've Been Loving You Too Long [3:41]
13. My Girl [2:42]
14. Shake [2:58]
15. (I Can't Get No) Satisfaction [3:20]
16. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) [4:32]
17. These Arms of Mine [3:26]
18. Day Tripper [3:32]
19. Try a Little Tenderness [6:16]
1967年3月にヨーロッパで行われた The Stax/Volt Revue でトリを務めた Otis Redding のパートを収録したアルバム。
当時の録音で,これまでにリリースされたのは,↓
● "Live in Europe" [ATLANTIC 20P2-2363]
◎ "The Stax/Volt Revue: Vol. 1 - Live in London" [Atlantic 7 82341-2]
5. Shake [3:55]
◎ "The Stax/Volt Revue: Vol. 2 - Live in Paris" [Atlantic 7 82342-2]
10. Try A Little Tenderness [5:30]
◎ "The Stax/Volt Revue: Vol. 3 - Live in Europe" [Stax/P-Vine PVCP-8107]
18. Introduction(London) - Emperor Rosko [1:08]
19. Respect [2:30]
20. My Girl [2:45]
21. Shake [2:40]
22. Day Tripper [3:06]
23. Introduction [0:26]
24. Fa Fa Fa Fa Fa (Sad Song) [4:00]
25. Introduction [1:03]
26. Try A Little Tenderness [6:50]
今回の CD で完全に初出なのは,London での "Satisfaction" だけのようだ。
ただし,既出の音源もリマスターされて音質は向上しているし,Paris での演奏については,当時 "Live In Europe" のために編集され散逸してしまっていたテープを探し出して修復しているため,30秒程度(17. 18.) から約1分(19.) もトラック長が伸びている曲がある。
曲間の聴衆とのやり取りやラストの "Try A Little Tenderness" のエンディングで Revue の一員だった Sam & Dave が少しだけだが参加している部分も収録されているので,"Live In Europe" のアルバムをアナログ時代から擦り切れるほど聴いたという人にもおすすめできる CD 。聴けば,何かしら新しい発見に出会えるはず。
過去にリリースされた "The Stax/Volt Revue" の CD は廃盤になってしまっているようなので,この際 Otis 以外のEddie Floyd や Sam & Dave などのパートもリイシューしていただきたいが・・・。
その際,Stax/Volt に所属していなかったために以前は収録されていなかった Arthur Conley の CD 化もお願いしたい m(_ _)m
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2008年10月25日 09時01分
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Tim Ries "Stones World: The Rolling Stones Project II (2 CDs)" [Wai Wai Music XNYY-10004〜5]
Disc I
1. Baby Break It Down 2. Under My Thumb 3. Hey Negrita 4. No Expectations 5. Miss You 6. Fool To Cry 7. You Can't Always Get What You Want 8. Brown Sugar 9. Salt Of The Earth
Disc II
1. Jumpin' Jack Flash 2. Angie 3. A Funkey Number 4. Lady Jane 5. A Funkey Number [Full Version] 6. Baby Break It Down [Alternate Version]
● Tim Ries "The Rolling Stones Project" [Village VRCL 12001] -2005
↑ 前作の評判がよく,Jazz のアルバムとしてはかなりの売り上げを記録したようで,その第2弾がリリースされた。
日本盤は先行販売でボーナス・トラック(II-5. 6.) が追加され,Tim Ries 本人によるライナーの日本語訳と解説(岩浪洋三・越谷政義) も付いている。
CD 2枚組とボリューム・アップしているだけでなく内容も進化していて,Jazz であり Rock であると同時に World Music として楽しむこともできるという素晴らしい作品集。
ストーンズのワールド・ツアーに参加している Jazz サックス奏者の Tim Ries がリーダーとなってストーンズの曲(II-5. のみオリジナル) を,ツアー先のさまざまな都市で現地のミュージシャンを集めて録音している。
Japan(I-1. II-3. 5. 6.),Puerto Rico(I-2.),Africa(I-3.),Portugal(I-4. 8.),Paris(I-5. 6.),NYC(I-7.),Spain(II-1),India(II-2),Brazil(II-4)。
I-9. Salt Of The Earth だけ特別で,Middle East, Africa, Europe, Brazil, Mexico, NYC と各地で録音されているだけでなく,Vocals として複数のシンガーがクレジットされており,Arabic, German, French, English, Spanish, Portuguese, Hebrew と複数の言語で歌われている。ヘブライ語で歌われているのは「地の塩」というタイトルが聖書に登場することと何か関連があるのだろうか?
ぼくが名前に聞き覚えがあるのは,サルサの Eddie Palmieri と,ブラジル音楽の Milton Nascimento,ジャズの Jack DeJohnette くらいだが,ゲストとして参加しているミュージシャンも豪華らしい。
New York 録音では,前作に引き続き Bill Frisell がギターを弾いている。彼の新作には "A Change Is Gonna Come" のカバーが収録されていて気になっているのだが・・・。
● Bill Frisell "History, Mystery (2 CDs)" [Nonesuch 7559-79943-7]
日本での録音に参加しているのは,吉田美奈子,日野皓正・賢二親子,渡辺香津美,仙波清彦。キースのギターも入っているが,後でオーバーダブされたもの。
ほかに,ミックやロニーが参加している曲もあるが,それらもオーバーダビング。ただし,Jazz 好きなチャーリーだけは最初からセッションに加わり(I-3. 4. 5. 6. 8.),気持ちよさそうにドラムを叩いている。
今作ではボーカル・パートが大幅に増加していることも,前作との大きなちがい。それは,ミックの,このプロジェクトに対する温度差が関係しているのかもしれない。
前作ではストーンズのメンバー中ではただ一人セッションに参加せず,冷たい態度をとっていたミックだけれども,今作ではオーバー・ダブではあるがハーモニカを吹いている。1曲だけではあっても,言わば,それがミックからお墨付きをもらったということになり,Bernard Fowler や Lisa Fischer は,前作よりリラックスしてのびのびとフル・コーラスを歌っているようだ。
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2008年10月3日 22時39分
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Irma Thomas "Simply Grand" [Rounder/Decca 478 1068]
1. River is Waiting 2. If I had Any Sense I'd Go Back Home 3. Too Much Thinking 4. Early in the Morning 5. What Can I Do 6. Underground Stream 7. Thinking About You 8. Be You 9. This Bitter Earth 10. Cold Rain 11. Somebody Told You 12. Overrated 13. Same Old Blues 14. I Think It's Going to Rain Today
Irma Thomas の新作。
前作の "After The Rain" がグラミー(Best Contemporary Blues Grammy) を受賞したのは,内容の素晴らしさはもちろんだが,ハリケーンの被害に対するお見舞いと復興への激励という意味が込められていたはず。この新作でも River とか Rain のような単語を含むタイトルの曲があり,それは,New Orleans がまだ完全に復活しているわけではないことを暗示しているようだ。
この Irma Thomas は,Soul Queen Of New Orleans として知られているわけだが,↓ のようなタイトルのアルバムがあったり,
◎ "My Heart's In Memphis: The songs of Dan Penn" [ROUNDER 11611-2163-2] -2000
1969年にハリケーンの被害を受けたときには,幼い子供を何人か抱えていたためもあるが,さっさと N.O. から Los Angeles に逃げ出したりもしている。個人的には,Candi Staton ほどではないが,ちょっと尻軽で浮気性のイメージがあって,・・・好きです・・・(^_^;)
アルバム・タイトルの simple「質素」と grand「華麗」は矛盾するようだが,ここでの grand は グランド・ピアノ のこと。ピアノをフィーチャーするというコンセプトは徹底していて,ピアノ以外のメロディ楽器は,小編成のストリングスが1曲(5.) で使用されているだけ。ギターの音が全く聞こえないという珍しいサウンドになっている。ここまでピアノにこだわっているのは,前作の少々過激な Sonny Landreth のスライド・ギターが,not exactly the sound that Irma's fans had come to expect from her records ということだったらしい。ぼくは好きだったのだが・・・(^_^;)
Irma Thomas とはデビュー曲 "You Can Have My Husband" (1959) 以来の付き合いである Dr.John が2曲(2. 8.),前作でも活躍していた David Torkanowsky も2曲(5. 10.) でピアノを弾いている以外は,1. Henry Butler,3. Jon Cleary,4. Tom McDermott,5. David Torkanowsky,6. David Egan,7. Norah Jones,9. Ellis Marsalis,10. David Torkanowsky,11. John Medeski,12. Davell Crawford,13. Marcia Ball,14. Randy Newman が1曲ずつ。
計13人12人のピアニストのプレイだけでも十分楽しめるのに,今年67歳になる Irma Thomas の熟練したボーカルも堪能できるという,贅沢なアルバム。
トップを飾る Henry Butler は今年,初めてのライブ・ソロ・アルバムがリリースされた。
◎ Henry Butler "PiaNOLA Live" [Basin Street BSR 0803-2] -2008
7. Norah Jones は,コーラスなしのピアノだけ。
11. Somebody Told You は,Naomi Neville 作で Minit 時代(1962) にも録音している。Dr,John と同じくらい付き合いが長い Allen Toussaint が参加していないのは,スケジュールが合わなかったのだろうか?
13. Marcia Ball は,Irma Thomas と共演したアルバムがある。
◎ Marcia Ball, Irma Thomas & Tracy Nelson "Sing It!" [Rounder/P-Vine PVCP-8705] -1998
ラストを締めくくる Randy Newman との付き合い(当時の面識はなかったようだが) も長く,Imperial 時代に彼の曲を録音したことがある。
◎ Irma Thomas "Wish Someone Would Care / Take A Look" [EMI/Collectables COL-CD-2906] -2006
8. While The City Sleeps (Newman)
18. Anyone Who Knows What Love Is (Will Understand) (Newman / Seely)
22. Baby Don't Look Down (Newman)
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2008年9月25日 21時13分
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岡林 信康 『見るまえに跳べ:岡林信康アルバム第二集』 [diskunion FJ-1002]
おかばやっサン の 2nd アルバム。
以前,東芝 EMI からリリースされていた CD は持っているが,それには「ロールオーバー庫之助」が諸般の事情により収録されていなかった。今回の紙ジャケ盤は,その曲が入っているのはもちろん,細部までオリジナルのアナログ盤の体裁にこだわった完全版。
1970年当時の新聞記事と最近のインタビューが掲載された小冊子が付いている。
岡林信康は,浅川マキ のように生で見ていたというわけではないが,このアルバムに収録されている「性と文化の革命」は,高校生のころ文化祭か何かでぼくがギターを弾いて歌わせ,ちょっとにらまれたりしたことがあるし,「愛する人へ」のコードも指が覚えている・・・はず・・・(^_^;)
今回リリースされたのは URC レコード時代の3枚のアルバム で,引き続き,当時のライブ盤 も発売される予定。
diskunion の若い連中が岡林さんに直談判した結果・・・ということらしいが,怖いもの知らずというか何というか・・・(^_^;)
このアルバムでは,はっぴい えんど との共演がちょうど Bob Dylan と The Band の関係になぞらえられて当時非常に話題になった。はっぴい えんど の連中はこの共演をあまり評価していないようだが,個人的には,彼らの一連の楽曲よりは,ここで聴ける「堕天使ロック」や「ラブ・ゼネレーション」などの疾走感あふれる日本語ロックのほうが,お気に入り。その「ラブ・ゼネレーション」などの作者である早川義夫がレコーディング・ディレクター。
URC 時代の編集盤『大いなる遺産』[URC URH-5002] にも はっぴい えんど が演奏している曲が含まれていて,それも紙ジャケ化されることになっているようだが,当時日本ビクターから発売されていた『岡林信康の世界 第2集』[Victor SF-1001] に収録されていた「自由への長い旅」と「私たちの望むものは」の はっぴい えんど・バージョンも CD 化されるのだろうか・・・?
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2008年8月23日 10時34分
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Al Green "Lay It Down" [Blue Note/EMI TOCP-70510]
Al Green の新作。
なにしろ日頃は,ストーンズの "NOW!" が未だに ナウ であるというような音楽ばかり聴いているので,このアルバムのプロデューサとして名前がクレジットされている クエストラブ とか ジェイムス・ボイザー とか リチャード・ニコルズ という人物や,ゲスト参加している ジョン・レジェンド,アンソニー・ハミルトン,コリーヌ・ベイリー・レイ などというシンガーについて予備知識が全くなかったため,日本語解説を頼りに,ボーナス・トラック(前作 "Everything's OK" に収録されていた "Perfect To Me" のライブ録音) 付きの日本盤の発売を待って購入。
どの曲もどこかで聴いたことのあるような曲なのだが,全部,新作。
どうせ,若造が過去の遺産を食いつぶして・・・云々と,ケチの一つもつけてやろうと身構えて聴き始めたが・・・,1曲目のイントロで,もう降参してしまった。
気持ちの良い音なんです・・・(^_^;)
日本語解説(二木崇) 中に「アルがこれまでに残したすべてのレコードを聴き,研究を重ねたんだ。プレイからレコーディングの方法まで,同時代の人たちに評価されなきゃ意味無いしね」(クエストラブ) とあるように,聴こえてくるのは,Hi のサウンドと似ているような,ちょっと違うような微妙な音なのだが,とにかく,聴いていて気持ちのいい音だった。
ぼくが言うのもおかしいが,全く「古臭さ」の感じられない音。
Willie Mitchell のプロデュースした前作・前々作が,意識してあの Hi Sound を再現しようと努めていたのに対して,このアルバムは,参加したミュージシャンたちが今出したい音を出してみたら結果的に Hi の音になった・・・とさえ思えるようなナチュラルな感じがするサウンドだった。
◎ "I Can't Stop" [BLUE NOTE 93556] -2003
◎ "Everything's OK" [BLUE NOTE 74584] -2005
非常に気に入っているアルバムではあるが,『レイ・イット・ダウン ― 愛の詩』 という邦題の 『愛の詩』 というのは,付け足す必要があったのか・・・?
いったい,どういう購買層を狙っているのだろう・・・?
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2008年6月19日 22時23分
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Rolling Stones "Shine A Light [Martin Scorsese] (2 CDs) [LIVE]" [Polydor UICY 1408〜9]
チャーリーのドラムの音は,近ごろは,徳の高いお坊さんが叩く木魚のように,尊く有り難い音に聴こえて仕方が無い。
初めて聴いたとき,1曲目はキースのギターがミス・トーンではないことを確認してから録音レベルを上げているのではないかと勘繰ってしまった・・・(^_^;)
数千人程度収容という狭いホールで収録しているので,エンディングを無理矢理伸ばしてステージを走り回ったりするような無駄なエネルギーを費やす必要がないためか,特にミックのボーカルは,いつもより元気なように聴こえる。
なかなかアルコールと縁が切れないロニーだが,オーガニックな食生活のお陰か,なかなか元気にギターを弾いている。
ウォッカやワインもオーガニックにかぎる・・・?
Chuck Leavell の自伝本 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 を読んだ後のためか,キーボードの音がいつもより大きく聴こえるように感じたのだが,"Loving Cup" はそれほどでも・・・? Nicky Hopkins に敬意を表したのだろうか ?
Sam Dees に雇われていたことがあるという Chuck は,彼が日本ではカルト的な人気があり,彼のレアな CD が買い取り価格ですでに \10,000 を超えているということを知ったら,驚くだろうか ?
公式なライブ盤には初めて収録された "She Was Hot" だが, 最近 の曲の中では隠れた名曲だと思っていたのでうれしかったのだけれども,もう25年も前の曲だったことに気が付いて,唖然とした・・・(^_^;)
彼らのキャリアの長さについていろいろ考えていると,ブライアン・ジョーンズが亡くなった(1969) 後に母親が生まれたというファンもいるかもしれないということに気が付いて,ガックリしてしまった。
このライブ盤で初めてストーンズを聴くという連中も,The Temptations "Just My Imagination" からソウルの世界に興味を持ち,"Champagne & Reefer" から Buddy Guy や Muddy Waters などブルースの世界に足を踏み入れることになるのだろうか・・・?
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2008年4月20日 21時45分
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Van Morrison "It's Too Late To Stop Now [Remaster +1] (2 CDs)" [Polydor/EXILE 5305455]
DISC 1
1. Ain't Nothin' You Can Do
2. Warm Love
3. Into the Mystic
4. These Dreams of You
5. I Believe to My Soul
6. I've Been Working
7. Help Me
8. Wild Children
9. Domino
10. I Just Want to Make Love to You
DISC 2
1. Bring It on Home to Me
2. Saint Dominic's Preview
3. Take Your Hands out of My Pocket
4. Listen to the Lion
5. Here Comes the Night
6. Gloria
7. Caravan
8. Cyprus Avenue
9. Brown Eyed Girl (Bonus Track)
まもなく新作 "Keep It Simple" が発売される Van Morrison だが,今年に入って旧作をリマスターした CD も,まとめて発売されている。来年の初めまで4回に分けて,7〜8作品ずつリリースされるようだ。
さすがに全部を買い換えるのはつらいが,リマスターされているだけでなくボーナス・トラックも追加されているのが,悩ましいところ・・・(^_^;)
第1弾として "Tupero Honey" など8作が出ているうち,とりあえず購入したのが,このライブ・アルバム。
A TWO RECORD SET RECORDED LIVE IN CONCERT, LOS ANGELES AND LONDON, SUMMER 1973
1枚目の1曲目が Bobby Bland "Ain't Nothing You Can Do",2枚目の1曲目が Sam Cooke "Bring It On Home To Me"。
ほかにも,Ray Charles "I Believe To My Soul",Sonny Boy Williamson "Help Me","Take Your Hands Out Of My Pocket",Muddy Waters "I Just Want To Make Love To You" などのカバーが自作曲の合間に歌われ,「ブルー・アイド」などと限定する必要のない Soul Music が詰め込まれている。
Van Morrison の作品の中では,アナログ時代はもちろん,おそらくこれからも最も頻繁に聴くであろうと思われるアルバム。
Bobby Bland は,昨年リリースされた ↓ で "Tupero Honey" をデュエットしていた。
◎ Van Morrison "The Best Of Van Morrison Vol. 3 (2CDs)" [Exile/EMI 378968] - 2007
↑ は,1993年の "The Best Of Van Morrison Vol. 2" 以降にリリースされた作品から選曲されたアルバムで,Previously unlreleased やプロモート用のシングル曲,ゲスト参加した曲なども収録されていて,ありがたかった。
Bobby Bland のほか,Tom Jones,John Lee Hooker,Junior Wells,Jimmy Witherspoon,Lonnie Donegan,Ray Charles,Carl Perkins,B.B. King などといっしょに歌っているのを聴くことができる。
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2008年3月23日 13時11分
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Sam Cooke "You Send Me (3 CDs)" [Not Now NOT3CD005]
Disc 1: "The Original 'Sam Cooke' Album"
1. You Send Me
2. The Lonesome Road
3. Tammy
4. Ol' Man River
5. Moonlight In Vermont
6. Canadian Sunset
7. Summertime
8. Around The World
9. Ain't Misbehavin'
10. The Bells Of St.Mary's
11. So Long
12. Danny Boy
13. That Lucky Old Sun
[Bonus Tracks]
14. Lovable (as Dale Cook)
15. Forever (as Dale Cooke)
Disc 2: "with The Soul Stirrers"
1. Peace In The Valley 2. Jesus Gave Me Water 3. Just Another Day 4. Nearer To Thee 5. Wonderful 6. Must Jesus Bear This Cross Alone 7. Touch The Hem Of His Garment 8. Pilgrim Of Sorrow 9. He'll Make A Way 10. It Won't Be Very Long 11. How Far Am I From Canaan? 12. Any Day Now 13. Come And Go To That Land 14. I'm So Glad (Trouble Don't Last Always) 15. Farther Along
Disc 3: "with The Soul Stirrers"
1. One More River 2. Be With Me Jesus 3. Jesus Wash Away My Troubles 4. I Have A Friend Above All Others 5. I'm So Happy In The Service Of The Lord 6. Jesus Will Lead Me To That Promised Land 7. I Gave Up Everything To Follow Him 8. He'll Welcome Me 9. Jesus, I'll Never Forget 10. He's My Friend 'til The End 11. Jesus Paid The Debt 12. All Right Now 13. End Of My Journey 14. He's My Guide 15. Let Me Go Home
今年,リリースされたばかりの Sam Cooke の CD 。3枚組ということで,ひょっとすると初 CD 化の曲が含まれているかもしれないと思い,トラックリストが公開されないうちから注文していた CD が届いた。
ジャケ写の左下の黒丸の中には,FEATURING HIS DEBUT ALBUM ON THE 'KEEN' LABEL と白抜き文字で表示されている。
Disc 1: 1.〜 13. が,[Keen A-2001] として,1958年にリリースされた Sam Cooke の,記念すべき最初のアルバムのストレート・リイシュー。
● Sam Cooke "THE KEEN YEARS Volume One" [V.S.O.P. #74CD]
ジャケ写のみを流用した CD ↑ が発売されたり,アナログ盤がイタリアで再発されたりしたことはあり,一部の曲は過去に何度も CD 化されているが,全ての内容が曲順もそのままで CD 化されたのは,今回が初めてのはず。
特に,↓ の曲は初 CD 化では・・・?
2. The Lonesome Road
3. Tammy
6. Canadian Sunset
11. So Long
これで,残りの CD 2枚も KEEN 時代 の作品集だったら言うことは無いのだが,残念ながら,あとの2枚は Specialty 時代 のゴスペル集。
まあ,『ハーレム・スクエア・クラブ』のライブ だけを聴いて,「サム・クック,最高!」などと満足している程度のファンには,ちょっとオススメできないが,なにしろ値段が安いので・・・(^_^;)
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2008年1月30日 20時53分
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CDs of Sam Cooke /
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