見るまえに跳べ
岡林 信康 『見るまえに跳べ:岡林信康アルバム第二集』 [diskunion FJ-1002]
おかばやっサン の 2nd アルバム。
以前,東芝 EMI からリリースされていた CD は持っているが,それには「ロールオーバー庫之助」が諸般の事情により収録されていなかった。今回の紙ジャケ盤は,その曲が入っているのはもちろん,細部までオリジナルのアナログ盤の体裁にこだわった完全版。
1970年当時の新聞記事と最近のインタビューが掲載された小冊子が付いている。
岡林信康は,浅川マキ のように生で見ていたというわけではないが,このアルバムに収録されている「性と文化の革命」は,高校生のころ文化祭か何かでぼくがギターを弾いて歌わせ,ちょっとにらまれたりしたことがあるし,「愛する人へ」のコードも指が覚えている・・・はず・・・(^_^;)
今回リリースされたのは URC レコード時代の3枚のアルバム で,引き続き,当時のライブ盤 も発売される予定。
diskunion の若い連中が岡林さんに直談判した結果・・・ということらしいが,怖いもの知らずというか何というか・・・(^_^;)
このアルバムでは,はっぴい えんど との共演がちょうど Bob Dylan と The Band の関係になぞらえられて当時非常に話題になった。はっぴい えんど の連中はこの共演をあまり評価していないようだが,個人的には,彼らの一連の楽曲よりは,ここで聴ける「堕天使ロック」や「ラブ・ゼネレーション」などの疾走感あふれる日本語ロックのほうが,お気に入り。その「ラブ・ゼネレーション」などの作者である早川義夫がレコーディング・ディレクター。
URC 時代の編集盤『大いなる遺産』[URC URH-5002] にも はっぴい えんど が演奏している曲が含まれていて,それも紙ジャケ化されることになっているようだが,当時日本ビクターから発売されていた『岡林信康の世界 第2集』[Victor SF-1001] に収録されていた「自由への長い旅」と「私たちの望むものは」の はっぴい えんど・バージョンも CD 化されるのだろうか・・・?
アナログ盤のライナーによると,岡林信康と はっぴい えんど のスタジオ・セッションは, ↓
1970.03.23 「堕天使ロック」 -A
1970.03.23 「ロールオーバー庫之助」 -A
1970.03.23 「ラブ・ゼネレーション」 -A
1970.04.21 「愛する人へ」 -A, C
1970.04.21 「おまわりさんに捧げる唄」 -A
1970.04.21 「性と文化の革命」 -A
1970.04.21 「今日をこえて」 -A
1970.09.10 「だからここに来た」 -B, C
1970.09.10 「コペルニクス的転回のすすめ」 -B, C
1970.11.-- 「家は出たけれど」 -B
1970.12.05 「君を待っている」 -B, C
1971.03.12 「自由への長い旅」 -C
1971.03.29 「私たちの望むものは」 -C
A-『見るまえに跳べ』
B-『大いなる遺産』
C-『岡林信康の世界 第2集』
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2008年8月23日 10時34分
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