2010年05月30日(日)
Solomon Burke "Soul Alive! (2CDs)" [ROUNDER 11661-2167-2]
DISC I: First Show
1. Introduction: Everybody Needs Somebody to Love
2. Medley: If You Need Me/Tonight's the Night/You're Good for Me/I Almost Lost My Mind/What Am I Living For/Just Out of Reach
3. Medley: Monologue/Take Me (Just As I Am)/I Can't Stop Loving You/Monologue/I Can't Stop Loving You (reprise)
4. Down in the Valley
5. Proud Mary
DISC II: Second Show
1. Medley: Tonight's the Night (reprise)/Beautiful Brown Eyes/Just a Matter of Time/Monologue/Hold What You've Got/He'll Have to Go/Cry to Me
2. Introduction to Encore
3. Medley: Gotta Get You Off My Mind (instrumental)
4. Medley: Meet Me in Church/The Price/Words/Monologue
5. You're Good for Me (reprise)/Send Me Some Lovin'/Gotta Get You Off My Mind
6. Medley: Having a Party/Amen
1981年,The Phoenix 1 Club, Washington, D.C. で行われた Solomon Burke のライブを記録したアルバム。1984年に LP がリリースされ,当時 P-Vine 盤もあった。1988年に一度 CD 化されたが1枚物で,I-2. が省略されていた。
◎ Solomon Burke "Soul Alive" [ROUNDER CD 11521] -1988
その後2002年に,この完全版がリリースされた。リマスターされて音質も向上している。
ライナーノートは,おなじみの Peter Guralnick。彼が書いた『スウィート・ソウル・ミュージック』 には 「キング・ソロモン 流浪の王」 という Solomon Burke についての章があって,ファンは必読。
Rounder の前に Savoy と契約してゴスペルを歌っていた時代にもライブ録音があり,LP を持っていたような記憶もあるが,典型的な「なまぐさ坊主」ですからね・・・「ありがたみ」は無い・・・(^_^;)
このライブのバックバンド The Realtones でギターを弾いていたのが,Marc Ribot。「ソロモン・バーク アルバム完全ガイド」(『ブルース&ソウル・レコーズ No.90』 p.80) には,「バックを務めるホーン入りのリアルトーンズは,たぶん白人女性ソウル歌手ブレンダ・バーグマンの持ちバンド。(中河)」 とあるが,Brenda Bergman ? という歌手について,AMG その他で検索した限りでは詳細不明。Youtube には Neil Diamond の曲を歌っている画像があったが,同一人物か?
Marc Ribot が,The Lounge Lizards という「フェイク・ジャズ」のバンドに参加する以前の初期の仕事が,↓ のセッション。
◎ Tom Waits "Rain Dogs" [ISLAND 422-826 382-2] -1985
Keith Richards が参加している曲もあるが,Marc Ribot と同じセッションは無いようだ。Rod Stewart がカバーしてヒットさせた 'Downtown Train'(この曲のギターは G.E. Smith) が収録されていることで,好きなアルバム。
● Norah Jones "The Fall (+1)" [Blue Note TOCP-70830] -2009
◎ Allen Toussaint "The Bright Mississippi (+2)" [Nonesuch WPCR-13336] -2009
◎ Joe Henry "Blood From Stars (+1)" [ANTI-/Sony EICP 1269] -2009
● Marianne Faithfull "Easy Come Easy Go (2 CDs + DVD)" [naïve NV814412] -2008
◎ Robert Plant & Alison Krauss "Raising Sand" [Rounder UCCU-1162] -2007
最近,Marc Ribot が参加しているアルバムは,手持ちの CD だけでもこれだけある。個人的に最も記憶に残っているのは,Marianne Faithful と Keith Richrds がデュエットした 'Sing Me Back Home' の演奏。キースともう一人 Barry Reynolds というギタリストとの3本のギターの絡み具合が絶妙。
そんな Marc Ribot も,30年近く前には,Solomon Burke のバックでギターを弾いていたのだから,「歴史」というのはおもしろい・・・。
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2010年5月30日 10時25分
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2010年05月29日(土)
Solomon Burke "LIVE" [Immortal IMA 104155]
1. The Greeting Song
2. Down In The Valley
3. Diamond In Your Mind
4. Medley - If You Need Me, Tonight's The Night, I Almost Lost My Mind, He'll Have To Go, Got To Get You Off My Mind, Having A Party, Amen
5. Soul Searchin'
6. Georgia On My Mind
7. A Change Is Gonna Come
8. (Sittin' On) The Dock Of The Bay, Spanish Harlem, Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song), Stand By Me, Medley
9. I Wish I Knew (How It Would Feel To Be Free)
10. Proud Mary
11. Don't Give Up On Me
12. Mona Lisa Feat. Selaisse Burke
13. I Will Survive Feat. Candy Burke
14. Medley - Long Tall Sally, Lucille, Tutti Frutti
15. May The Good Loard Bless And Keep You
16. Everybody Needs Somebody To Love
JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010 〜25周年記念スペシャル〜
↑ まもなく初めての来日公演が実現する Solomon Burke の,現時点では最新のライブ録音。コンサートへ行く前の予習用に最適。
2003年に North Sea Jazz Festival, Rotterdam, The Netherlands, で行われたライブの模様が収録されている。
これ以前にも Solomon Burke のライブは,二度 LP/CD 化されたことがある。
● "Soul Alive" [ROUNDER CD 11521] -1988
その後,いくつかの曲が追加された CD 2枚組のセット("Soul Alive! (2CDs)" [ROUNDER 11661-2167-2] -2002) がリリースされた。
◎ "Live At The House Of Blues" [Black Top BT-1108] -1994
自身のヒット曲以外に,ソウルの定番曲とも言える他人の曲を歌っているのは同じだけれども,表題の CD が以前のライブ・アルバムと大きく異なっているのは,新しいだけあって,2002年にグラミーを受賞した ↓ のアルバムの収録曲が歌われていること。
◎ "Don't Give Up On Me" [FAT POSSUM 80358-2] -2002
1. Don't Give Up On Me (Dan Penn)
3. Diamond In Your Mind (Tom Waits)
5. Soul Searchin' (Brian Wilson / Paley)
Dan Penn とは,Atlantic 時代にすでに,曲を提供してもらったりプロデュースしてもらったりして関係があったが,おもしろいことに,Tom Waits との接点も,あった。こじつけだが・・・(^_^;)
◎ Solomon Burke "Soul Alive" [ROUNDER CD 11521]
◎ Tom Waits "Rain Dogs" [ISLAND 422-826 382-2]
ライブは1981年の録音で,Tom Waits のスタジオ盤は1985年のリリース。
どちらのアルバムでもギターを弾いているのは,Marc Ribot。
Marc Ribot が,Solomon Burke のバックでギターを弾いていたことがあるというのは,ちょっと意外・・・?
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2010年5月29日 09時11分
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2010年05月27日(木)
明後日からは,まもなく来日する Solomon Burke について書く予定だが,その前に,更新できなかった間にデスクトップにたまった書きかけの「下書き」からいくつかを,とりあえず・・・。
◎ John Mayer "Battle Studies" [Columbia 88697 53087 2]
Rod Stewart "Soulbook" における Steve Jordan のプロデュースした音とドラムがあまりにも気持ちよかったので,最近はほかにどんな仕事をしているのだろうと検索して発見したアルバム。
最初に聴いたときには,あっさりすっきりし過ぎているように感じて物足りなかったが,前作の "Continuum" や "Where The Light Is: Live In Los Angeles (2 CDs)",John Mayer Trio "Try!" までさかのぼり,改めて聴いて初めて,Rock'n'Soul & Blues の傑作であると認識できた。まだ33歳だというのに底知れぬ余裕が感じられる。バークリー音楽院中退。
◎ Rod Stewart "The Rod Stewart Sessions 1971-1998 (4 CDs)" [Warner Bros. 8122 79853 8]
4 CDs を大雑把に分けると,前半は未完成なデモ録音と未発表曲,後半には,公表された装飾過多な作品から贅肉をそき落としたシンプルなデモ録音と未発表曲が収録されている。当然,後半のほうがおもしろかった。特に,Disc III-1. Thunderbird がお気に入り。曲調はハードなゴスペル風だが,内容はバチ当たり・・・(^_^;) ガールハントした車の中でラジオから流れているのは,Sam Cooke 'Send Me Some Lovin''。
◎ Alex Chilton "High Priest (+4)" [New Rose TECP-25264]
Dan Penn "Nobody's Fool" の紙ジャケ盤発売に関連して,'Nobody's Fool' のカバーが含まれたアルバムの紹介として書き始めたが,これも追悼記事になるとは・・・R.I.P.
● Jimmy Hughes "Why Not Tonight?: the Fame recordings Vol.2" [Atlantic/Kent CDKEND 331]
この CD のライナーノートで,演奏しているミュージシャンの詳細が判明することを期待していたのだが・・・。'Don't Lose Your Good Thing' のドラムは,Roger Hawkins でしょう・・・?
◎ V.A. "Bless You California: More Early Songs Of Randy Newman" [ace CDCHD 1240]
"On Vine Street: The Early Songs Of Randy Newman" の続編。この CD でソウル・ファンになじみがあるのは,Irma Thomas と Lou Rawls くらいかも知れないが,Dr.Smith の登場する "Lost In Space"『宇宙家族ロビンソン』 の音楽も Randy Newman が担当していたということで,ソウルとの因縁は浅からぬものがある・・・?
◎ The Holmes Brothers "Feed My Soul" [Alligator ALCD 4933]
平均年齢が約68歳というジイサンたちのバンド,The Holmes Brothers の新作アルバム。ストーンズも,新参者であるロニーを除けば,チャーリー,ミック,キースの3人の平均年齢はほぼ同じ。こういう年寄り連中が頑張っているのだから,自分も元気を出さねば・・・とは思うが,これから10数年先の自分の姿など,全く想像できない・・・(^_^;)
Bobby Charles や 浅川マキが亡くならなければ書き上げていたはずの,Willie Mitchell の Hi 以前の作品集の記事も書きかけのまま・・・。
◎ Willie Mitchell Combo and The Four Kings "Walkin' With Willie plus Earl Wade, Lee Andrews, Big Buddy Lucas, The Showmen and Larry Clinton" [Roller Coaster RCCD 3009]
◎ Roy Brown / Willie Mitchell / Larry Birdsong "Rocking All The Time" [P-Vine Club PVC-22006]
ほかにも残っている「下書き」はいくつかあるが,それらの完成版は,そのうち,いつか・・・(^_^;)
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2010年5月27日 20時40分
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2010年05月25日(火)
最相葉月 『絶対音感』 (新潮文庫)
『東大アイラー』 の第1章「十二音平均律→バークリー・メソッド→ MIDI を経由する近・現代商業音楽史」がきっかけで,純正律や近代平均律について興味を持つようになり,↓ などの「音」に関する本を読むようになった。
□ 小方厚 『音律と音階の科学』 (講談社ブルーバックス)
この 『絶対音感』 もその内の1冊で,以来,彼女のファン。例によって,文庫化されたものしか読んでいないが・・・(^_^;)
□ 『青いバラ』 (新潮文庫)
□ 『星新一―一〇〇一話をつくった人 上・下』 (新潮文庫)
□ 『なんといふ空』 (中公文庫)
「絶対音感」という言葉を検索すると,その有無を判定するテストがネット上にあるので試してみたところ,ぼくにはやっぱり無かった。多少は自信のあった「相対音感」も,あるかどうか・・・というレベル。
Donnie Fritts の歌 をヘタクソだとバカにする資格は,ぼくには無かった・・・m(_ _)m
○ 『アン・イヴニング・ウィズ・ドニー・フリッツ・アンド・ザ・デコイズ [CD+DVD]』 [マスクラット・レコート゛]
何度も発売が延期されていた ↑ が,いよいよ7月にリリースされるようだ。まさかボーカル部分を録音し直していたからではないと思うが・・・,聴いて確かめてみなければ・・・(^_^;)
もちろん,この『絶対音感』という本は,絶対音感が無ければ音楽を楽しむことができないという内容ではないし,相対音感すら無い人が読んでもおもしろいはず。
最相葉月に,音楽家や科学者への取材を続けさせたのは,文化人類学者クロード・レヴィ=ストロース 『神話論』 中の 「音楽は人類究極の謎であり,音楽の謎が解き明かされれば人類進化の謎の多くも解かれる」 という言葉だったそうだ。(p.327)
この本を読み終えても,その「謎」は,深まるばかりだが・・・。
□ 最相葉月・瀬名秀明 『未来への周遊券』 (ミシマ社)
彼女の最新作は,瀬名秀明との往復書簡。2ページ見開きの読み切りで,読みやすそうだから,久しぶりに単行本を買って読んでみようかなと考えている今日このごろであります。
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2010年5月25日 22時23分
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2010年05月24日(月)
Otis Redding "Live on the Sunset Strip (2 CDs)" [Stax STX-32046]
Disc I:
1. Security 2. Just One More Day 3. These Arms Of Mine 4. Satisfaction 5. I Can't Turn You Loose 6. Chained And Bound 7. Respect
8. I'm Depending On You 9. I Can't Turn You Loose 10. Satisfaction 11. Chained And Bound 12. Just One More Day 13. Any Ole Way
Disc II:
1. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) 2. Satisfaction
3. Your One and Only Man (Destiny) 4. Security 5. Good To Me 6. Respect 7. Chained And Bound 8. Mr.Pitiful 9. Satisfaction 10. Ole Man Trouble 11. I Can't Turn You Loose 12. A Hard Day's Night 13. These Arms Of Mine 14. Papa's Got A Brand New Bag 15. Satisfaction
Otis Redding が,1966年4月に The Whisky A Go Go, West Hollywood で行ったライブの模様を記録したアルバム。
ライナーなどには four-night stand とあるが,このアルバムには4月9・10日の Show 2, Set 3 (I-1.〜 7.), Show 3, Set 1 (I-8.〜 II-2.), Show 3, Set 2 (II-3.〜 15.) が収録されているので,1日目(7日) はリハーサルだった?
ブックレット中(p.13) の当時のポスターを再現したもの(?) にも,April 8th, 9th And 10th, 1966 と表示されている。
Rolling Stones のカバー 'Satisfaction' を2度歌っているセットがあるのは,Otis にとって,それが最新のヒット・シングルだったから。2月にリリースされて,R&B Singles: 4, Hot 100: 31 を記録している。
前座を務めていたのは,Rising Sons だったそうだ。リーダーだった Taj Mahal の談話もライナーに掲載されている。
◎ Rising Sons "Rising Sons featuring Taj Mahal & Ry Cooder" [Columbia CK 52828] -1992
そう言えば,Taj Mahal も 'Mr.Pitiful' を歌っていた。
◎ Taj Mahal "Senor Blues" [Private 01005-82151-2] -1997
Otis のマネージャーだった Phil Walden の話によると,当時 Bob Dylan が,Otis に 'Just Like A Woman' を聞かせてカバーしてもらいたいと言ってきたそうだ。ストーンズやビートルズの曲をカバーしているのに,自分の曲を歌わないことが不満だったのだろうか? Otis が歌わなかったのは,Dylan's song was too wordy. と考えていたかららしい。
The Whisky A Go Go でのライブは,過去に2回 CD 化されている。
◎ "In Person at the Whisky A Go Go" [Atlantic/Rhino R2 70380] -1968
◎ "Good To Me Recorded Live At The Whiskey A Go Go Vol 2" [Stax/P-Vine PVCP-8106] -1993
気になるのは,それらとの重複だが,↑ の2枚の CD のライナーには,何日の何回目のセットか明記されておらず,手持ちの資料としては,↓ に収録された一部の曲のデータがあるだけ。それに基づいて曲目リストを作ってみたのだが・・・ → OR_Live.xls
◎ "Otis!: The Definitive Otis Redding (4 CDs)" [Atlantic/Rhino R2 71439] -1993
いざ聴き始めると,Otis の声のパワーに圧倒されて,まだ,落ち着いて他のバージョンと聴き比べられるような状態ではない・・・(^_^;)
また,データ上で同じセットであると思われる曲でも,今回の CD では従来盤に比べて Otis のボーカルがかなり強調されているため,迫力が増している。
それぞれのセットを完全収録しているということで,曲間の聴衆との会話もそのまま残っているが,従来盤で耳障りだったトランペットの調子っぱずれの音についてはかなり手が加えられているようで,さほど気にならなくなっているのはありがたい。
● "Live In London & Paris" [Stax UCCO-4051] -2008
この翌年に収録されたヨーロッパでのライブ録音 ↑ に比べると,Otis の声そのもののパワーは,このアルバムの方が上回っている。のどの調子も良いようだ。
バックの演奏も,The MGs with the Mar-Keys の熟練してタイトなサウンドに比べると拙いが,「若さ」という勢いがある。
いくら 「音韻」派 のぼくでも,このアルバムは,大きなスピーカを使って大音量で聴いてみたくなった。
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2010年5月24日 20時34分
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2010年05月23日(日)
菊地 成孔・大谷 能生 『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史・上 調律,調性および旋律・和声/下 旋律・和声および律動』(文春文庫)
■ 菊地 成孔・大谷 能生 『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編/キーワード編』(文春文庫)
↑ で,講義中に「教科書」としてあげられていた単行本が文庫化(2分冊) された。二人の著者による「文庫版あとがき対談」が加えられている。
単行本は,『東大アイラー』読後,図書館で借りて読みかけたが重いため途中で挫折し,文庫本になるのを心待ちにしていた。
『東大アイラー』が教養学部のゼミとして音楽の専門家ではない一般学生を対象にして行われた講義の内容をまとめたものであるのに対して,この『憂鬱と官能を教えた学校』は,アテネ・フランセが始めた「映画美学校/音楽美学講座」の内容を本にまとめたものなので,かなり専門的な内容も含まれている。受講者の中にはプロのミュージシャンを目指している人もいるようだ。ただ,かなり丁寧に時折ユーモアも交えて分かりやすく説明してくれているので,ぼく程度の知識(ギターはマイナーとセブンスのコードくらいならいろいろなポジションで押さえることが出来るが,ピアノは幼少時の「子供のバイエル」程度) でも何とか付いていけている・・・と思う。
「学術書」としては,小学六年生あるいは幼稚園くらいのレベル(上・p.368) なのだそうだ・・・(^_^;)
「この講義の目的」は,「バークリー・メソッドという,平均律の子孫であり,二一世紀に入りそろそろ役目を終えようとしているかに見える音韻教育体系の教科書を紐解きながら,二〇世紀の商業音楽の,ひいてはその母体となった一九世紀以前からのあらゆる音楽の影響関係を,通史的に再考察,再獲得することで,二一世紀の音楽のあり方を共に模索してい」くこと(p.13)。
「この講義の最重要テーマ」として提示されているのが,「音韻と音響」という概念(p.20)。本書では,話し言葉にたとえて,「音韻」は話している内容,「音響」は声質や話している調子など,「サウンドとしての響きの状態」と,定義されている。
「もちろん音韻だけの音楽というものも,音響だけの音楽というものもあり得」ず,「音韻と音響は切り離すことができない。ということはつまり,完全に分離して等価に扱うことも僕らには難しい。概念上,僕らの内部で音響と音韻は半端に溶け合い,半端に分離されている」。(p.58) ただ,「今は音響の時代」で,「われわれは近過去において,音韻偏重の商業音楽・大衆消費・大量流通音楽の中を生きてきて,そしてやっと二〇世紀が終わることで自然に」「音韻だけじゃなく音響にも十分に注意しながら音楽を消費するようになってきている。」(p.59)
差し詰め,メディアや再生装置によるサウンドの差異をたいして重要視せず,経済的時間的に可能な範囲でいろいろな音楽を聞いてみたいと思っている,ぼくのような人間は,時代遅れの「音韻」派ということになりそうだ・・・(^_^;)
音楽を楽しむのに理論など関係ないし,本を読むのが面倒くさい・・・と,考えている人のために,テレビ番組にもなっているが,オプション料金が・・・(^_^;)
菊地成孔と大谷能生の『憂鬱と官能を教えた学校』TV
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2010年5月23日 10時20分
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2010年05月16日(日)
浅川マキ 『浅川マキがいた頃 東京アンダーグラウンド -bootlegg-』 [EMI TOBF-5660]
【特別映像】〜生前最後のライブ映像 として,昨年末の「新宿 PIT INN」の模様が収録されているが,その他の部分は,浅川マキが,生前にリリースするつもりで編集していた映像らしい。『浅川マキがいた頃』というタイトルも自分で付けていたのだろうか?
『DARKNESS IV』(2007) では,付属のブックレットなどには何も書かれていないが,EMI の公式サイト に「完成」・「終章」などという言葉が使われていたし,もうその頃から「死期」を予感していたのかもしれない。
表題の DVD に登場するミュージシャンなどは,以下の通り。
泉谷しげる,山内テツ,山下洋輔、向井滋春,南正人,日野皓正,植松孝夫,渋谷毅,川端民夫,下山淳,Cecil Monroe,Bobby Watson,Tony Maiden,Andre Fischer,原田芳雄,細田敏博,宮澤昭,奈良敏博,池畑潤二,野島健太郎,柄谷行人,Tristan Honsinger。
なぜか収録された場所等は明記されているのに,日時については記載が無い。おそらく,以前の DVD 『幻の男たち LIVE 1984』(参加ミュージシャン:近藤等則,向井滋春,本田俊之,渋谷毅,川端民生,セシル・モンロー,飛田一男,後藤次利,つのだ ひろ) 以降に,文芸坐ル・ピリエ,東芝 EMI スタジオ,新宿 PIT INN などで収録された映像と思われる。
監督:浅川マキ というクレジットのある 映画『男からの声』(出演:原田芳雄) や,いかにも「アングラ」的で意味不明な映像も含まれている。モノクロの作品が多いのも,マキさんらしい。
この DVD と同時に,廃盤になっていた ↓ も,復刻されたが・・・,
○ 『浅川マキの世界 CD10枚組BOX自選作品集』
1. 浅川マキの世界(1970.9.5)
2. 裏窓(1973.11.5)
3. 浅川マキライヴ 夜(1978.2.5)
4. ONE(1980.4.5)
5. CAT NAP(1982.10.21)
6. SOME YEARS PARST(1985.2.21)
7. アメリカの夜(1986.3.1)
8. こぼれる黄金の砂-What it be like‐(1987.2.25)
9. UNDERGROUND(1987.12.25)
10. Nothing at all to lose(1988.12.21)
10枚のうち6枚(1.〜 5. 8.) は CD/LP で持っているし,DARKNESS のシリーズに全曲収録されたアルバム(7.) もあるし・・・ということで,見送る予定。
岡林信康の URC 時代の作品のように,1枚ずつ「紙ジャケ」でのリリースをお願いしたい m(_ _)m
表題の DVD の最後は,寺山修司が好きだったという 「悲しき口笛」 をアカペラで歌う場面で終わっているが,浅川マキの死について,岡林信康が 「僕もあんな風に死にたい」と語っていたのは,↓ の発表会の席上だった。
○ 岡林信康 『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20100120002.html
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2010年5月16日 16時53分
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2010年05月09日(日)
2010年5月9日 01時09分
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2010年05月08日(土)
Spooner Oldham と Dan Penn が書いた名曲の一つ。
オリジナルは,↓ に収録されている Ted Taylor のシングル[Atco 6481]。 Marlin Greene と Quin Ivy のプロデュースで,1967年4月に録音されている。
● V.A. "Sanctified Soul" [KENT CDKEND 180] -2000
14. Feed The Flame
盤起こしだが約1分長いバージョンの収録された CD もある
◎ Ted Taylor "Steal Away" [PAULA PCD-345] -1994
Percy Sledge のバージョンは1968年初めの録音で,やはり Marlin Greene と Quin Ivy によってプロデュースされている。シングルカットはされておらず,LP "Take Time To Know Her"(1968) に収録されていた。2on1 の CD もある。
◎ Percy Sledge "Take Time To Know Her" [ATLANTIC 7567-80800-2] -1998
◎ Percy Sledge "The Percy Sledge Way / Take Time to Know Her" [DBK Works dbk532] -2006
○ Spencer Wiggins "Feed The Flame: The FAME and XL Recordings" [Kent CDKEND 340]
まもなく久しぶりに CD 化される Spencer Wiggins のバージョンは,XL 時代のシングル[XL 1347]。
以前,Vivid Sound で LP/CD 化されたことはあったが,廃盤になっており,待望のリイシュー。
◎ V.A. "Soul Sounds Of Memphis" [XL/Vivid VSCD-017]
Van Broussard というシンガーのバージョンだけ,Youtube にアップされていた。
Van Broussard Feed The Flame @ Youtube
○ Van Broussard "Bayou Boogie Fever" [CSP ]
このシンガーも 'Mr.Pitiful' をカバーしていて,気になっているのだが・・・。
○ Van Broussard "By Special Request" [CSP ]
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2010年5月8日 11時01分
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2010年05月05日(水)
Johnny Jones "1956 - 1966 The Session Years" [SuperBird SBIRD 0013 CD]
The Jimmy Beck Orchestra
1. Every Night In The Week [Champion 1003, 1958]
2. Now That We're Together [Champion 1019/Cherokee 1019, 1959]
3. Best Of Luck Baby [Champion 1001, 1958]
4. Sittin' Here Drinking [Champion 1004, 1958]
5. Somebody Somewhere [Champion 1015, 1959]
6. Slave To Love [Champion 1014, 1959]
7. I'm Just What You're Looking For [Champion 1005, 1959]
8. Fiesta [Champion ?]
9. Nightmare [Champion ?]
10. Blue Night [Champion 1002, 1959]
11. Pipe Dreams [Champion 1002, 1959]
The Imperial Seven (aka)The Beat Boys
12. Oh Baby [Poncello 715, 1961]
13. I'm Going Home [Poncello 7004, 1962]
14. Crazy About You Baby [Copa 200, ?]
15. Let Me Down Easy [Poncello 712, 1961]
16. Sugar Daddy [ELBEJAY 103, ?]
17. Mojo Blues [Rich ?]
18. Slow Down Baby [Hollywood 8317/8, ?]
19. Strung Out [Rogana ?]
20. Finger Lickin' [Rogana ?]
21. 24 Hours A Day [HBR LP 8508/9508, 1966]
22. Mercy On My Soul [HBR LP 8508/9508, 1966]
23. Lucky Lou [The!!!Beat, 1966]
24. Pickin' Berries [The!!!Beat, 1966]
同じ名前でも,ブルース・ピアニストの Johnny Jones に比べると知名度は圧倒的に低いが,このギタリストの Johnny Jones も,Blues, R&B, Early Soul の分野での重要人物の一人。このアルバムは,その Johnny Jones が Nashville でセッション・ギタリストとして録音に参加した曲を集めたもの。
Johnny Jones は,Jimi Hendrix が Nashville 時代(1962-3) に師と仰いだ人物。彼のバンドには,後に Jimi Hendrix のバンドに加わる Billy Cox(bass), Larry Lee(guitar) や,Muscle Shoals で Fame Gang として活動する Freeman Brown(drums), Aaron Varnell(sax), Harrison Calloway(trumpet) も在籍していた。
残念ながら,手持ちの CD との重複がほとんどだが,こうやってまとめて聴くと,Johnny Jones のギタリストとしての素晴らしさを改めて実感することができる。1.〜 11. は Jimmy Beck(sax) がリーダーのバンド,12.〜 24. は Johnny Jones 自身がリーダーの The Imperial Seven あるいは The Beat Boys と呼ばれていたバンドによる演奏。19. 20. では,Bob Dylan "John Wesley Harding"(1968) のセッションに参加していた Pete Drake が pedal steel guitar で加わっている。
インスト曲(8. 〜11. 19. 20. 23. 24.) 以外では,Nashville R&B シーンを彩ったシンガーたちの歌唱を楽しむこともできる。わかる範囲で Single No. を書いておいた。23. 24. は,DVD "The!!!!BEAT" から音だけを収録したもので,24. は,ほとんどが Freeman Brown のドラム・ソロ。
Larry Birdsong(1. 5.), Gene Allison(2.), Earl Gaines(3. 4. 15. 21. 22.), Charles Walker(6.), Christine Kittrell(7.), Rudy Greene(12.), Levert Allison(13. 16.), Sam Baker(14. 18.), "John R" Richbourg(17.)
1. 2. 3. 5. 7. 11. 12. 13. ◎ V.A. "Across The Tracks: Nashville R&B and Rock'n' Roll" [ace CDCHD 493] -1996
4. 6. 10. 15. ◎ V.A. "Across The Tracks Vol.2: Nashville R&B and Doo Wop" [ace CDCHD 672] -1997
8. 9. ◎ V.A. "The Champion Records Story Vol.2 : Rockin' R&B" [SPV 49292 CD] -2007
14. 19. 20. ◎ V.A. "The Rogana Story: Hossman's Blues" [SPV 49792 CD]
16. ◎ V.A. "Raid On Cedar Street: The Nashville Blues Treasures (2 CDs)" [P-Vine PCD-5678/9] -2002
17. ● V.A. "The Rich Records Story: Music City, Motor City & The Big Easy" [SPV 49742 CD] -2007
21. 22. ● Earl Gaines "24 Hours A Day" [Black Magic 9037] -1998
23. □ V.A. "The!!!!Beat Vol. 5, Show 19, No.10"
24. □ V.A. "The!!!!Beat Vol. 2, Show 9, No.5"
18. だけ未聴だったが,この曲も ↓ で CD 化されていた。
○ V.A. "Rare Blues & Soul from Nashville 1960's" [SuperBird ]
Johnny Jones は,この後 William Bell の Peachtree と契約(1968) し,その当時の曲が1曲だけ CD 化されている。
◎ V.A. "Atlanta Soul: THE PEACHTREE RECORDS STORY" [Grapevine GVCD 3009] -2003
17. Purple Haze - Johnny Jones and The King Casuals
↑ もちろんジミヘンの曲。かつて自分が教えてやった若僧の曲を,どのような気持ちでカバーしていたのだろう。
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2010年5月5日 09時25分
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2010年05月04日(火)
Various Artists "The Goldwax Story vol. 3" [KENT CDKEND 335]
1. You Hurt Me So Good - Lee "Shot" Williams
2. Let The Best Man Win - Unknown
3. Do The March - George & Greer
4. Ticket To Ride - Wee Willie Walker
5. I've Got A Girl (Who Looks Like A Queen) aka Standing On The Corner - Lylics, The with Percy Millem
6. Mother-In-Law Trouble - Oboe
7. I'm Living Good - Ovations, The
8. Recipe For Love - Unknown
9. A Lucky Loser - James Carr
10. I Think I'm Gonna Cry - Unknown
11. Don't Wake Me Up - George Jackson
12. I Can't Be Satified - Ovations, The
13. Arabian Jerk - Merit, The
14. Rhythm Marie - Phillip & The Faithfuls
15. I Can Make You Happy - Ivory Joe Hunter
16. It's Really Alright - Unknown
17. What Can I Call My Own - Unknown
18. I Can See Sadness Ahead For Me - George Jackson
19. Looking Back - Ovations, The
20. The Greasy Frog - Jeb Stewart
Love Is A Beautiful Thing - Ben Atkins & The Nomads
21. Soul City USA - Ben Atkins & The Nomads
The Greasy Frog - Jeb Stewart
22. What Time Ye Got - Gene "Bowlegs" Miller
23. The Kind Of Woman That's Got No Heart - Spencer Wiggins
24. I'll Be True To You - Ovations, The
"Goldwax Story" の第3集。24曲中11曲(1. 3. 5. 8. 10. 11. 12. 16. 17. 18. 19.) が unissued 。曲目リスト → Goldwax.xls
なぜか,アマゾンや HMV,タワレコ,D.U. でも,曲順が異なっている上に,実際の収録曲よりも多い26曲入りの CD として登録されている・・・?
アマゾンで予約注文していたのに発売予定日が過ぎても発送されず,発送予定が大幅に延期されたので,どうしようかと迷っていたところ,タワレコの店頭で発見し,収録曲に 'Looking Back' The Ovations とあるのが気になって購入。
ライターのクレジットは無いが,期待していた通り,あの 'Looking Back' のカバー。
声質とフレージングだけでなく,ダンスが苦手なところまで Sam Cooke に似てしまった Louis Williams だけあって,なかなかの歌いっぷり。
アマゾンをキャンセルまでしてあわてて買ってよかったと思っていたら,続いて耳に飛び込んできたのが,Ben Atkins & The Nomads 'Love Is A Beautiful Thing' 。
CD 付属のブックレットなどには,20曲目には Jeb Stewart 'The Greasy Frog' が収録されていることになっている? アマゾンなどで最初に発表されたトラック・リストには含まれていたのだが・・・,と思っていたら,その 'The Greasy Frog' は21曲目に,Ben Atkins 'Soul City USA' に代わって収録されていた・・・(^_^;)
結局,'Soul City USA' の Ben Atkins バージョンは,この CD には含まれていない。楽しみにしていたのに・・・(T_T)
どうせ Ben Atkins の曲を収録するなら,'Mr.Pitiful' のほうにして欲しかった・・・(^_^;)
このミスのために,アマゾンで出荷が遅れているのだろうか・・・?
<< 追 記 >> プレス・ミスは初回出荷分のみで,日本盤などは修正済みらしい。
テープの山をかき分けて1曲ずつ聞き分けるという作業は,さぞかし大変だろうとは思うが・・・。
ただ,英 ace/Kent で好感が持てるのは,きちんとミスを認めて修正していく・・・という姿勢。
この CD でも,過去のミスがいくつか修正されている。
1. You Hurt Me So Good - Lee "Shot" Williams
Lee "Shot" Williams が Goldwax で録音しているのは,この曲だけでなく,↓ に George Jackson 'You Gotta Have Soul' として収録されていた曲も Lee "Shot" Williams が歌っていたそうだ。
◎ V.A. "Goldwax Northern Soul" [Kent CDKEND 313] -2009
7. I'm Living Good - The Ovations
もう一つのミスがこの The Ovations の曲で,今回の CD に収録されている,イントロに語りの入っていないバージョンが,本当の Goldwax 117 342。
もちろん,過去のミスの修正だけでなく,このアルバムには新たな発見も含まれている。
unissued では,Spencer Wiggins で知られている 'I Can't Be Satified' の The Ovations のバージョンが素晴らしいし,同じ The Ovations で,やはり Spencer Wiggins のバージョンで有名な 'I'll Be True To You' のカバー同名異曲が,昔 Vivid Sound からリリースされていたものの,↓ には収録されていなかった曲。
◎ The Ovations "Goldwax Recordings - featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 246] -2005
ジャケ写にある James Carr や George & Greer のポートレートも新発見らしい。ブックレット中には,Timmy Thomas と Ben Atkins のツー・ショットも掲載されている。見た目では,白人である Ben Atkins のほうがコワイ・・・(^_^;)
'Love Is A Beautiful Thing' のオルガンは,ひょっとすると Timmy Thomas ・・・?
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2010年5月4日 17時01分
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