最相葉月 『絶対音感』 (新潮文庫)
『東大アイラー』 の第1章「十二音平均律→バークリー・メソッド→ MIDI を経由する近・現代商業音楽史」がきっかけで,純正律や近代平均律について興味を持つようになり,↓ などの「音」に関する本を読むようになった。
□ 小方厚 『音律と音階の科学』 (講談社ブルーバックス)
この 『絶対音感』 もその内の1冊で,以来,彼女のファン。例によって,文庫化されたものしか読んでいないが・・・(^_^;)
□ 『青いバラ』 (新潮文庫)
□ 『星新一―一〇〇一話をつくった人 上・下』 (新潮文庫)
□ 『なんといふ空』 (中公文庫)
「絶対音感」という言葉を検索すると,その有無を判定するテストがネット上にあるので試してみたところ,ぼくにはやっぱり無かった。多少は自信のあった「相対音感」も,あるかどうか・・・というレベル。
Donnie Fritts の歌 をヘタクソだとバカにする資格は,ぼくには無かった・・・m(_ _)m
○ 『アン・イヴニング・ウィズ・ドニー・フリッツ・アンド・ザ・デコイズ [CD+DVD]』 [マスクラット・レコート゛]
何度も発売が延期されていた ↑ が,いよいよ7月にリリースされるようだ。まさかボーカル部分を録音し直していたからではないと思うが・・・,聴いて確かめてみなければ・・・(^_^;)
もちろん,この『絶対音感』という本は,絶対音感が無ければ音楽を楽しむことができないという内容ではないし,相対音感すら無い人が読んでもおもしろいはず。
最相葉月に,音楽家や科学者への取材を続けさせたのは,文化人類学者クロード・レヴィ=ストロース 『神話論』 中の 「音楽は人類究極の謎であり,音楽の謎が解き明かされれば人類進化の謎の多くも解かれる」 という言葉だったそうだ。(p.327)
この本を読み終えても,その「謎」は,深まるばかりだが・・・。
□ 最相葉月・瀬名秀明 『未来への周遊券』 (ミシマ社)
彼女の最新作は,瀬名秀明との往復書簡。2ページ見開きの読み切りで,読みやすそうだから,久しぶりに単行本を買って読んでみようかなと考えている今日このごろであります。
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2010年5月25日 22時23分
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