Peter Guralnick による新しい伝記本の "Dream Boogie" という書名は,Langston Hughes の詩のタイトルから採られていた。 
 
Gritz さんに紹介してもらったネットラジオ↓でも 
http://www.onpointradio.org/shows/2005/11/20051111_b_main.asp 
話題になっていたと思うが・・・? 
何しろ,10年ほど前に受けた TOEIC のリスニング・スコアは360しかなく,自信のあったリーディングはそれ以下で,余裕で超えるはずだった700にも届かず,それ以降,衰えることはあっても・・・というレベルなので・・・(^_^;) 
 
その原詩は↓のサイトに引用されているものが,空白行やインデントも含めてオリジナルな形に最も近いようだ。 
http://www.loc.gov/rr/program/journey/hughes-transcript.html 
日本語訳は,思潮社から出ている「ラングストン・ヒューズ詩集」の pp.103-104 に掲載されていた。 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4783724318/ 
絶版になっているが,図書館で確認。 
 
読み比べればわかっていただけると思うが,正直,あまり良い訳とは思えない・・・と言っても,どのように訳すのが適当なのかもわからないが・・・(^_^;) 
少なくとも,最後のほうの Take it away! は,「(放送で)では始めなさい」= You're on the air. という意味があるようなので,そちらのほうがふさわしいのではないか? 
ほかには,rumble に street fight の意味もあるのが気になるし,a dream deferred のイメージがよくわからない・・・。 
 
思潮社版の詩集には「ブルースと呼ばれる歌」というエッセイも収録されていて,それがたいへんおもしろい内容だったので,一読をお勧めしたい。 
「ブルース! 心が痛むとき,ひとびとがつくる歌,それがブルースっていうものだ。悲しくておかしい歌,−−おかしがるには悲しすぎ,悲しがるにはおかしすぎる」 
"sad funny songs — too sad to be funny and too funny to be sad"
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		2005年11月16日 23時17分
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 Peter Guralnick "Dream Boogie : The Triumph of Sam Cooke" 
 
現時点では,アマゾンではまだ「予約受付中」になっているが9月初めに予約していたら,今日,届いた。 
本文の Contents は,以下の通り・・・ 
 
Prologue: "The QCs Are in the House" (1948) 
The Singing Children (1931-1947) 
"The Teen Age Highway Que Cees, Radio and Concert Artists" (1947-1950) 
Soul Stirring (December 1950-1952) 
The Further Education of Sam Cook (1953-1955) 
"Lovable" (1956-May 1957) 
How He Crossed Over (June 1957-January 1958) 
The Biggest Show of Stars for 1958 (1958) 
Sam, Barbara and Linda (Christmas 1958-1959) 
Having Fun in the Record Business (1960) 
Another Country (1961) 
Boogie-Woogie Rumble (January-July 1962) 
Another Saturday Night (July 1962-February 1963) 
Scenes from Life (March-June 1963) 
Independence Day (June-December 1963) 
Long Time Coming (December 1963-June 1964) 
The Piper (June-November 1964) 
Uncloudy Day (November-December 1964) 
Aftermath 
 
それほど英語力があるわけではないが,Index を頼りにポツポツと拾い読みしていって,何かおもしろそうなネタがあれば紹介していきたい・・・。 
 
その Index だけでも30ページ近くあって,Notes は50ページ以上もあるのに,Discography は "A Brief Discographical Note" ということで,2ページしかないのはちょっと手抜き・・・(^_^;) 
 
掲載されている写真には見慣れたものもあるが,初見のものもかなりあった。 
 
最初のページには 
For J.W. Alexander and Doc Pomus, mentors in music and life 
とあるが,J.W. はともかく,Doc Pomus のほうは Index にも出てこないのに,いったい何故・・・?
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		2005年10月17日 23時03分
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