2006年02月25日(土)
ダブル・ポイントを活用しようとタワレコに出かけたら,新しい「ブルース&ソウル・レコーズ 68号」が店頭に並べられていた。
「サム・クックのソウル・レッスン」という特集が組まれ,付録の CD は,以下のような内容。
Various Artists "SAM-thing You Got: Blues & Soul Records (No.68)" [P-Vine PCD-9997]
1. L.C. Cooke - Do You Wanna Dance
2. Jesse Belvin - You Send Me
3. The Highway QC's - Nobody Knows
4. The Soul Stirrers - Stand By Me
5. King Curtis - Soul Twist
6. Little Richard - I Don't Know What You Got
7. Charles Brown - Trouble Blues
8. Z.Z. Hill - Nothing Can Change This Love
9. Willie Rodgers - Tennessee Waltz
10. Little Johnny Taylor - When Are You Coming Home
11. Clay Hammond - Got A Letter This Morning
12. The Sims Twins - Bring It On Home Where You Belong
13. The Soul Stirrers - Oh Lord, I'm Trying
14. The Meditation Singers - A Change Is Gonna Come
保存用にもう1冊買うつもりなのだが,この特集号が売れたら,ひょっとすると "Dream Boogie" の日本語訳を出してくれる・・・?
「ソウル早わかり年表」ということで,Sam Cooke と「ミュージック・シーン/ヒット曲」,「社会/公民権運動」を関連付けた年表が掲載されていて,こういうのを自分でも作ってみようかなと思っていたところだったので,ありがたかった。
ただ,1955年のヒット曲で,ちょっと恥ずかしいミス・プリントが・・・(^_^;)
▼ Chuck Belly "Maybellene"
その特集の中では名前が挙げられていないが,ちょうど One-derful! 時代の録音がリイシューされレビューされていた(p.84) McKinley 'SOUL' Mitchell にも,Sam Cooke の影響が感じられる曲が収録されていた。
◎ McKinley Mitchell "The Town I Live In: The One-derdull Years" [r.p.m SHOUT 22]
22. I'm Ready ← "Shake" ソックリ?
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2006年2月25日 08時07分
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2006年02月19日(日)
John Hiatt "The Best Of John Hiatt" [Capitol 8 59179 2]
1. Have A Little Faith In Me
2. Thing Called Love
3. Riding With The King
4. Cry Love
5. Slow Turning
6. The Way We Make A Broken Heart
7. Memphis In The Meantime
8. Child Of The Wild Blue Yonder
9. Drive South
10. Angel Eyes
11. Buffalo River Home
12. Feels Like Rain
13. Love In Flames
14. Perfectly Good Guitar
15. Tennessee Plates
16. Take Off Your Uniform
17. Don't Know Much About Love
Lou Rawls のゴスペル・アルバムや Irma Thomas のリイシュー盤など,新譜として購入し紹介しなければならない CD が何枚もあるのに,ここ1週間ほど聴き狂っていたのが,コレ。
昨年の夏ごろからアマゾンの「おすすめ商品」のかなり上位に "Master of Disaster" が表示され,最近はずっと不動の1位でサンプルを聴いても悪くなさそうだったし,ちょうどナンバの新☆堂で在庫処理のためかアマゾンなどよりずっと安値で売られていて,そろそろ買ってみようかなと思い始めていたところ,たまたまこのベスト盤を中古ショップで発見(\1,050)したので,予習のつもりで入手。
以来,一昨年の Jesse Harris や昨年の Lucinda Williams を初めて聴いたとき以上の心地よさにどっぷりと浸りきっている。
何を今更・・・というような声が聞こえてきそうだけれども,'80年代の後半以降十数年間は,主として経済的な理由から新しいアーティストにはよほどのことがない限り手を出さない・・・手を出せないという状態が続いていたし,この John Hiatt が参加していた Ry Cooder "The Slide Area" は,当時 James Carr "That's The Way Love Turned Out For Me" のカバーが気に入らず,Ry から遠ざかるきっかけとなったアルバムだったし・・・(^_^;)
今改めて聴くと,その "That's The Way 〜" のアレンジはそれほど悪くはないと思えるのだが,あのころは,いかにも軟弱に聴こえて仕方がなかった。
ちょうど,雨の日の昼休みに傘を差して行っても苦にならないという距離にある中古ショップに手ごろな値段で在庫があったこともあり,↓以下のアルバムをまとめて入手することができた。
◎ John Hiatt "Bring the Family" [A&M D32Y3169]
◎ John Hiatt "Slow Turning" [A&M CD 5206]
◎ John Hiatt "Stolen Moments" [A&M PCCY-10138]
◎ John Hiatt "Perfectly Good Guitar" [A&M POCM-1035]
◎ John Hiatt "Hiatt Comes Alive at Budokan?" [A&M 31454 0284 2]
◎ Little Village "Little Village" [Reprise 9 26713-2]
たしかに "Bring the Family" は,聴き終わったあと「一世一代」とか「鬼気迫る」といった言葉が浮かんでくるような歌・演奏が詰め込まれていたけれども,その "Have A Little Faith In Me" はあまりにも重すぎ,多少ポップにアレンジされ再録音されたベスト盤収録のバージョンのほうを聴くことが多く,リマスターされた音質の良さもあって,オリジナル盤の CD よりもこのベスト盤のほうが,今のところは,気に入っている。
ただ,"Bring the Family" は SACD [Hybrid] 盤があるので,SACD のシステムは持っていないが通常のシステムで聴いても良い音なのは Sam Cooke の Hybrid 盤などで経験済みのため,購入の予定。
ちなみに,このベスト盤収録の 9. Drive South も,再録音されたバージョン。
もちろん昨年の新譜↓も購入済みだが,こちらのほうはちょっと軽すぎるような気がして,やはりこのベスト盤を聴くことのほうが多い。
◎ John Hiatt "Master of Disaster" [New West NW6076]
実は一月ほど前,North Mississippi Allstars の CD も中古ショップで見かけましたが,米盤と日本盤がいっしょに並べてあって,ジャケットをとるかボートラをとるか悩んでいるうちに買い逃しております。
日本盤に使用されている写真を見て連想したのは,安田大サーカスでした・・・(^_^;)
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2006年2月19日 18時38分
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2006年02月18日(土)
Otis Clay が Joe South のトリビュート・アルバムに参加しているということで,彼が参加しているその種のアルバムを調べてみると,手持ちの CD だけでも,↓これだけあった。
● V.A. "Songs Of The Rolling Stones: Paint It, Blue" [House Of Blues 51416 13152]
4. Wild Horses
● V.A. "Vanthology - A Tribute To Van Morrison" [EVIDENCE ECD 26128-2]
9. Warm Love
◎ V.A. "Songs Of Janis Joplin: Blues Down Deep" [House Of Blues VICP-60891]
4. Piece of My Heart
◎ Various Artists "Songs of Eric Clapton: All Blues'd Up" [Smith & Co SCCD 1005]
3. Wonderful Tonight
◎ Various Artists "Songs of Led Zeppelin: Whole Lotta Blues" [House Of Blues 51416 1464 2]
10. Since I've Been Loving You
◎ Don Covay & Friends "Adlib" [Cannonball CBD 29116]
10. He Don't Know
さらに,AMG などで調べると,↓こういうのも見つかった。
○ Various Artists "Sweet Emotion: The Songs of Aerosmith"
1. Cryin'
○ Various Artists "Judgement Day: Songs of Robert Johnson"
4. Traveling Riverside Blues
○ Various Artists "Goin' Home: A Tribute to Duke Ellington"
6. Come Sunday
"Otis Clay sings ...." などというようなタイトルで,1枚の CD ができそう・・・(^_^;)
その際,ぜひいっしょに収録してもらいたいのが,サザンオールスターズ「いとしのエリー」のカバー。
◎ Otis Clay "Live" In Tokyo '83" [Waylo/King KICP 255]
1. Hard Working Woman
2. Here I Am (Come And Take)
3. Love Don´t Love Nobody
4. A Nickel And A Tail
5. Precious Precious
6. Love And Happiness/Soul Man
7. Ellie
8. Trying To Live My Life Without You
この CD の解説には「これがレイ・チャールズより前に日本でヒットしていれば・・・いや愚痴は言うまい。(鈴木啓志)」とある。
このアルバムと同じ1983年10月22日の録音は米盤として現在でも入手可能のようだが,残念ながら "Ellie" は,収録されていない・・・???
◎ Otis Clay "Soul Man: Live in Japan" [ROUNDER/Bullseye CD BB 9513]
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2006年2月18日 08時33分
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2006年02月06日(月)
Terence Trent D'Arby "Greatest Hits (2 CDs)" [Columbia COL 509374 9]
日本盤の "Greatest Hits" は CD1枚だけだが,この輸入盤(ぼくが持っているのは Made in the EU) は CD2枚組で,1枚目のラストが "A Change Is Gonna Come",Bonus Disc である2枚目は "Wonderful World" で始まっている。
http://www.amazon.com/gp/product/B00006IWMF/
てっきり Sam Cooke も彼のアイドルの一人なのだろうと思っていたが,Sam に似ていると言われるのを嫌っていたらしい。
"A Change Is Gonna Come" はサウンドトラック用の録音で,Steve Cropper と Booker T. Jones がプロデュースしている。かなりメロディラインを崩して歌っているあたりは,たしかに,単なる物真似ではないというプライドみたいなものがうかがえるかもしれない。
"Wonderful World" はスローなバラードにアレンジされていて,トタ松くんの「どの町まで行けば〜」バージョンに似ているような気がするのだが,・・・ Which came first ?
おもしろいのは,Bonus Disc の "Under My Thumb" と "Jumping Jack Flash" のライブ・バージョン。
特に J.J.F. は,ベースが "Satisfaction" のリフを弾いていて,それがピッタリと,ハマりすぎるぐらいにハマっている・・・(^_^;)
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2006年2月6日 21時07分
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2006年02月05日(日)
2006年2月5日 08時25分
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Sam Cooke "Encore: with Bumps Blackwell Orchestra" [KEEN CD-2003]
1. Oh, Look At Me Now
2. Someday
3. Along The Navajo Trail
4. Running Wild
5. Accentuate The Positive
6. Mary, Mary Lou
7. When I Fall In Love
8. I Cover The Waterfront
9. My Foolish Heart
10. Today I Sing The Blues
11. The Gypsy
12. It's The Talk Of The Town
1958年の LP を,1993年に CD 化したもの。Manufactured in Switzerland というクレジットがある。
Lou Adler の書いたオリジナルのライナーがそのまま流用されている。
1. 5. 7. 8. 9. 10. 11. は,ABKCO から SACD(Hybrid)盤として発売された "Tribute to the Lady" にボーナス・トラックとして収録されている。
収録曲のうち,6. Mary, Mary Lou だけは1960年にシングル・カットされ,テレビ出演時の映像を DVD "LEGEND" で見ることができる。
7. When I Fall In Love は,後に Copa でも歌われているので,聴き比べてみるとおもしろい。
10. Today I Sing The Blues は,Curtis Lewis という人の曲で,Aretha Franklin の Columbia 時代のデビュー曲(1960)。O.V. Wright や Freddie King(同名異曲?) も歌っているが,この Sam Cooke のバージョンでは,ギタリストの Cliff White が作曲者として追加されており,アレンジが他のバージョンとかなりちがっていて,あまりブルースっぽくない・・・???
◎ Aretha Franklin "The Queen In Waiting - The Columbia Years 1960-1965 (2 CDs)" [SONY SICP 8072]
◎ O.V. Wright "The Complete O.V. Wright On Hi Records, Volume 1: In The Studio (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 47]
◎ Freddie King "Freddie King Is A Blues Master" [ATLANTIC 7 90345-2]
Keen 時代のくわしい録音データは残っていないが,Earl Palmer がドラムを叩いている曲が多いようで,"Accentuate The Positive" で聴けるようなドラミングは,いかにも彼らしい。
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2006年2月5日 07時50分
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Sam Cooke "Tribute to the Lady: with Rene Hall Orchestra" [KEEN CD-2004]
1. God Bless the Child
2. She's Funny That Way
3. I've Got a Right to Sing the Blues
4. Good Morning, Heartache
5. T'Aint Nobody's Bizness (If I Do)
6. Comes Love
7. Lover Girl (Man)
8. Let's Call the Whole Thing Off
9. Lover Come Back to Me
10. Solitude
11. They Can't Take That Away from Me
12. Crazy In Love with You
1959年の LP を,1993年に CD 化したもの。Manufactured in Switzerland というクレジットがある。
Benny Carter の書いたオリジナルのライナーがそのまま流用されている。
ABKCO から SACD(Hybrid)盤としてボーナス・トラックが付いて,リイシューされた。
● Sam Cooke "Tribute to the Lady (Hybrid) [SACD]" [ABKCO UIGY 7041]
ボー・トラはありがたいのだけれども,ジャケットが変更されてしまったのは非常に残念。
オリジナルのジャケットに使用されている Sam Cooke のポートレートは,Sam のアルバムのジャケ写の中でも一二を争う出来なのに・・・(^_^;)
イラスト化して↓で使ってしまっているので,仕方がないと言えば,それまでなのだが・・・。
● Sam Cooke "Keep Movin' On (Hybrid) [SACD]" [ABKCO 95632]
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2006年2月5日 07時47分
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Sam Cooke "Tribute to the Lady (Hybrid) [SACD]" [ABKCO UIGY 7041]
1. Good Morning, Heartache
2. She's Funny That Way
3. I Gotta Right To Sing The Blues
4. T'aint Nobody's Bizness
5. Comes Love
6. Lover Girl
7. Let's Call The Whole Thing Off
8. Lover Come Back To Me
9. Solitude
10. They Can't Take That Away From Me
11. Crazy She Calls Me
12. God Bless The Child
13. Blue Moon
14. I Cover The Waterfront
15. Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive
16. The Gypsy
17. All Of My Life
18. Today I Sing The Blues
19. Oh Look At Me Now
20. My Foolish Heart
21. When I Fall In Love
1.〜12. が,オリジナルの "Tribute to the Lady" に収録されていた曲。
SACD(Hybrid)化の際に,なぜか曲順が変更されていて,"Crazy In Love with You" が "Crazy She Calls Me" というタイトルに変更・修正されている。
新しくジャケットに使用されている写真には,ゴージャスな雰囲気が漂っている。まあ,そういうゴージャスなところも,Sam Cooke の一面ではあったわけだが・・・(^_^;)
The Lady = Billie Holiday ということで,彼女の作品もアナログ時代からいくつか聴いてはいるのだけれども,まだ,もうひとつピンとこないというのが,正直な感想。
「奇妙な果実」は学生時代に,浅川マキ with 山下洋輔というのを平岡正明が司会をしていたコンサートで聴いた記憶がある。
ボーナス・トラックのうち,14.〜 16. と 18.〜 21. は,"Encore" に収録されていた曲。
ライナーにはオリジナル当時の Benny Carter の書いたものがそのまま流用されていて,ボー・トラについてほとんど説明がないのは,手抜き。
13. Blue Moon と 17. All Of My Life はシングルのB面だった曲で,"Blue Moon" は Bob Dylan も歌っているという大スタンダード。コーラスなどのアレンジが,どことなく "You Send Me" に似ているような気がしているのだが・・・?
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2006年2月5日 07時41分
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2006年02月04日(土)
Etta James "Miss Etta James - The Complete Modern And Kent Recordings (2 CDs)" [ace CDCM2 1085]
Etta James が Chess でヒットを連発する前,1955〜61年,17〜23歳だったころの録音を集めた CD。
アマゾンの価格を見てどうしようかと迷っていたら,タワレコや HMV のほうが安く,ちょうど40ポイントを越したところだったので,タワレコで購入。
まず,ジャケ写の Etta にびっくり・・・若い! 胸はそれほどでもないが,二の腕のふくらみ具合が・・・(^_^;)
Chess 以前にこれだけの量の録音を残していたということも知らなかったので,驚いた。
1枚目が Modern のシングル集で,2枚目には Kent でのシングルや Crown で LP として発表された曲のほか,未発表だったテイクなどが収められていて,Betty & Dupree という名前で発表された,Moonglows の Harvey Fuqua(当時の愛人?) とのデュエットも収録されている。
かなりエグイ音のギターがバックで演奏している曲もあるのだが,これは Johnny "Guitar" Watson ?
コーラスに Jesse Belvin が参加している曲があったり,Berry Gordy Jr の曲を歌っていたり,N.O. 録音で Earl Palmer のドラムと Lee Allen のサックスをバックにシャウトする曲なども初めて聴いたので,個人的には,新しい発見だった。
Chess に入社したころには,もうすでに,かなりのベテランだったわけですね。
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2006年2月4日 10時06分
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2006年02月02日(木)
Bettye LaVette "Take Another Little Piece Of My Heart" [Varese Sarabande 302 066 708]
1. At The Mercy Of A Man 2. Do Your Duty 3. Easier To Say (Than Do) 4. Games People Play 5. He Made A Woman Out Of Me 6. I'm In Love 7. Hello Sunshine 8. Love Made A Fool Of Me 9. My Train's Comin' In 10. Nearer To You 11. We Got To Slip Around 12. Piece Of My Heart 13. Let's Go, Lets Go, Let's Go
新作 の約35年前,1969〜70年の録音。
The Classic Late '60s Memphis Recordings with The Dixie Flyers というサブタイトルが付いている。
去年の "Southern Soul Showcase" や Sundazed から出た編集盤↓と,かなりの重複があるし,
◎ Various Artists "Soul Treasures from The SSS International Label: Shake What You Brought!" [Sundazed SC 11154]
◎ Various Artists "Soul Treasures from The Silver Fox Label: My Goodness, Yes!" [Sundazed SC 11155]
手持ちの CD では↓とも重複があるのだけれども,これはブートらしいので,
● Betty Lavette "Soul Hits" [MARGINAL MAR 056]
正規盤として持っておきたかったのと,未発表曲が収録されているということで,購入。
昔,同じような内容の P-Vine 盤を持っていたような記憶もあるのだが・・・(^_^;)
この当時の Dixie Flyers (Jim Dickinson,Charlie Freeman,Mike Utley,Tommy McLure,Sammy Creason) のサウンドは非常に充実していて,その完成度の高さは STAX や Muscle Shoals の連中にも決して引けをとっていない。
Esther Phillips のバックで演奏した録音も残っている。
しかし,どんなに素晴らしい作品ではあっても,結局,たいして売れず,このあと Atco に移って出した最初のシングルは,Neil Young "Heart Of Gold" のカバー。
1972年には Muscle Shoals で録音したものの,そのテープはお蔵入りしてしまい,2000年に CD 化↓されるまで,公式に日の目を見ることはなかった。
● Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]
新作である "I've Got My Own Hell to Raise" の,魔女的なおどろおどろしいボーカルも決して嫌いではないのだが,やっぱり若いころのパンチが効いてピチピチした声のほうが・・・(^_^;)
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2006年2月2日 21時09分
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Betty Lavette "Soul Hits" [MARGINAL MAR 056]
1. I'm Just A Fool For You [Calla 106, 1965]
2. Almost [Karen 1540, 1968]
3. Love Makes The World Go Round (Instrumental) [Karen 1540, 1968]
4. Whitch Craft In The Air [Lu Pine 123, 1963]
5. You Killed The Love [Lu Pine 123, 1963]
6. +You'll Never Change [Atlantic 2198, 1962]
7. +Here I Am [Atlantic 2198, 1962]
8. I Feel Good All Over [Calla 104, 1965]
9. Only Your Love Can Save Me [Calla 104, 1965]
10. Stand Up Like A Man [Calla 106, 1965]
11. +Your Turn To Cry [Atco 6913, 1973]
12. Let Me Down Easy [Calla 102, 1965]
13. *He Made A Woman Out Of Me [Silver Fox 17, 1969]
14. *Do Your Duty [Silver Fox 21, 1970]
15. *We Got To Slip Around
16. *Piece Of My Heart [SSS Int. 839, 1970]
17. *Easier To Say (Than Do)
18. *My Train's Comin' In [SSS Int. 933, 1970]
19. *At The Mercy Of The Man [SSS Int. 839, 1970]
20. *Games People Play [SSS Int. 933, 1970]
21. *Nearer To You [Silver Fox 17, 1969]
22. *Love's Made A Fool Of Me [Silver Fox 21, 1970]
23. *I'm In Love
24. +My Man (He's A Loving Man) [Atlantic 2160, 1962]
25. +Shut Your Mouth [Atlantic 2160, 1962]
Made in EEC で Brussels の住所が印刷されているが,おそらくブート・・・?
* 印は,↓に収録されている曲。
● Bettye LaVette "Take Another Little Piece Of My Heart" [Varese Sarabande 302 066 708]
+ 印は,↓に収録されている曲。
● Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]
無印の曲のうち,1. 8. 9. 10. 12. は,Calla 時代 (1965年) の曲で,Carol Fran とのカップリング・アルバム↓に収録。
◎ Betty LaVette & Carol Fran "Bluesoul Belles [The Complete Calla, Port and Roulette Recordings]" [Stateside/EMI 7423 860967 2 2]
残る,4. 5. は Lupine (1963年),2. 3. は Karen (1968年) 時代のシングル盤。
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2006年2月2日 20時50分
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2006年02月01日(水)
Bettye Lavette "I've Got My Own Hell to Raise" [Anti 86772-2]
1. I Do Not Want What I Haven't Got (Sinead O’Connor)
2. Joy (Lucinda Williams)
3. Down To Zero (Joan Armatrading)
4. The High Road (Sharon Robinson)
5. On The Surface (Rosanne Cash)
6. Just Say So (Cathy Majeski, John Scott Sherrill)
7. Little Sparrow (Dolly Parton)
8. How Am I Different (Aimee Mann)
9. Only Time Will Tell Me (Toni Brown)
10. Sleep To Dream (Fiona Apple)
とにかく1曲目のアカペラが恐ろしい。この Bettye Lavette の声を聴いていると,童話やシェイクスピアの世界から抜け出してきた魔女に呪いをかけられているような気分になってくる。
ただし,一度その呪いの儀式を済ませてしまうと,Solomon Burke "Don't Give Up On Me" 以来,プロデューサである Joe Henry が得意とする,懐かしいけれども新しいソウルの世界にゆったりと浸ることができ,曲数が少なくて収録時間も短いことに物足りなさを感じてしまうほど。
Lucinda Williams の "Joy" を取り上げてまるで自分の曲のように歌いこなしているが,その一節からアルバムタイトルが採られた,ラストの "Sleep to Dream" のオリジナルを歌っている Fiona Apple という若い女性も,サンプルを聴いただけだがなかなか良さそうな,Lucinda Williams とよく似たタイプのシンガーだった。
30数年前に Muscle Shoals で録音した作品はすでに CD 化されていたが,
● Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]
この直前,Memphis で The Dixie Flyers をバックに録音した作品も,最近まとめてリイシューされた。
● Bettye LaVette "Take Another Little Piece Of My Heart" [Varese Sarabande 302 066 708]
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2006年2月1日 21時40分
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