ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年02月27日(日)
High on the Hog
Various Artists "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals vol. 2: High on the Hog" [Overture 34902-2]

Bill Brandon のレアだったアルバムが再発されているが,あれを聴いて中古価格の高さの割には・・・? と思っている人は,この CD に収録されている彼のデビュー作 "Self Preservation" / "Full Grown Lovin' Man" Produced by Spooner Oldham を聴いてみましょう。
こちらの Muscle Shoals 録音の Bill Brandon のほうが気に入ってもらえるはず。
廃盤扱いでちょっと高くなっているが,1万円もしない・・・(^_^;)

この "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals" のシリーズは,CD だと4枚あって,どれもオススメ。
Bill Brandon のほか,Don Varner(Produced by Eddie Hinton),Tony Borders といった,サザン・ソウルのファンが泣いて喜ぶシンガーの曲が収録されている。
Eddie Hinton はプロデュースしているだけでなく,クレジットは無いけれども,ギターもけっこう弾いているはず。
2005年2月27日 23時25分 | 記事へ | コメント(5) | トラックバック(0) |
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2月に買った CD
一応,前期試験は終了したけれど発表までまだしばらくあるし,本人も自覚して後期に向けた勉強をしているし・・・ということでなかなか落ち着かず,ゆっくり記事を書く気にもなれないので,とりあえず購入した CD だけまとめておいて,そのうちゆっくり・・・・(^_^;)

◎ Lloyd Price "Music - Music" [P-Vine PCD-22081]
◎ Various Artists "Chicago Calling:Killer Soul From Brunswick 60-70s" [Brunswick/Victor VICP-62920]

◎ Bobby Womack "The Poet" [Razor & Tie RE 2029]
◎ Bobby "Blue" Bland "Members Only" [Malaco/P-Vine PCD-3793]
◎ Carla Thomas "Sugar: feat. Donny Hathaway, Bernard Purdie, Chuck Rainey, David Spinoza and Carla Thomas" [Stax/P-Vine PCD-5208]
◎ Dorothy Moore "Best Collection" [MALACO MID-1011]
◎ Garnet Mimms & The Enchanters "The Best of Garnet Mimms - Cry Baby" [EMI 0777-7-80183-2-2]
◎ Johnny Adams "Good Morning Heartache" [ROUNDER CD 2125]
◎ Various Artists "Soulful Broadway 1650 Vol.1: Wand Deep Soul" [P-Vine PCD-2121]
◎ Various Artists "Chicago Blues: A Quarter Century" [P-Vine PCD-2130〜32]

新譜は最初の2枚だけ。
あとは例によって中古品で,しかも全部,手持ちの CD と重複した曲があったり,アナログ盤からの買い換えで,新しい刺激の無いものばかり。
もう1枚,新譜として購入予定の V.A. "SOUL EXPLOSION" も半分くらいは重複が・・・(^_^;)
2005年2月27日 22時48分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月26日(土)
カントリー・ブレックファスト
めんたんぴん 「カントリー・ブレックファスト」 [TOKUMA TKCA-72587]

浅川マキのライブで生ギターを弾いていた池田洋一郎が在籍していたバンド。
1976年発売の3作目で,録音は Warner Bros. Recording Studios North Hollywoood で行われている。

3曲目「ツイストで踊り明かそう」が Sam Cooke のカバー。リード・ボーカルは佐々木忠平。この曲だけ,白井幹夫がピアノを弾いている。歌詞の日本語訳は,京都のライブハウス「拾得」のマスターであったテリー氏。
ライブのレパートリーにもしていて録音も残っているが,そちらは未入手。

マキさんが金沢で,彼らが小松という北陸つながり。
エッセイ集で「パートナー」と呼ばれている男性も,めんたんぴんのスタッフだったようだ。
マキさんのアルバムは,萩原信義さんがギターを弾かなくなり「難解」になったあたりから遠ざかっていたのだけれど,その傾向にも「パートナー」の影響があったらしい。
2005年2月26日 22時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月23日(水)
こんな風に過ぎて行くのなら
浅川マキ 「こんな風に過ぎて行くのなら」 石風社

2003年7月に発行された,マキさんの初エッセイ集。
この本に収録されている「ネオン輝く日々」というエッセイが,"Sam Cooke at the Copa" について書かれた文章だった。
ちょっと長くなるけれど,最後の一節をそのまま引用させてもらうと,・・・

<前略>
サム・クックと云う歌手を語るのは困難なのではないのか,と思う。旅先の店の片隅で彼の唄うゴスペル,ブルースを聴いた。暗くて深い一拍は黒人の主張を伝えている。彼のもつブルー・ノートな声質と相俟ってこちらに,より辛く刺さってきた。
そんなサム・クックが,いきなりフロア・ショーで客席に語りかけ,ときには笑いながら「あんた,そう思う,だろ,『テネシー・ワルツ』,いい,うた,だって,だからさ,今夜は唄っちゃうよ,ほら,エーメン,エーメン,これだってスウィングしてるバンドに乗せて唄えば,そうそう,その調子さ,ハハハハ」。この明るさ,ポップなサム・クックに嬉しくなってどれだけ針を落としただろうか。だが,時間(とき)が経つ程に,明るさの向こう側に彼のディープなソウルが見えてくる。重くて暗い直接的な表現よりも,この一枚には彼が抱く背景がみえる。<後略>

あまりにも的確すぎて付け加えるべき言葉が無い。Rod や Otis Clay のカバーは愛聴していたけれど,Sam Cooke の名前が出てくるとは予想していなかったので,初めてこの章を読んだときは,本当に泣きそうになった。

浅川マキ は,ぼくが唯一,面と向かってサインをもらった歌手です。
2005年2月23日 23時52分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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DARKNESS III
浅川マキ 「DARKNESS III」 [東芝EMI TOCT-9985〜86]

DISC 1: 初期作品集 (vol. 2)
1. こんな風に過ぎていくのなら 2. 引越し
3. 町 4. あなたなしで 5. 淋しさには名前がない 6. 港の彼岸花 7. オールド レインコート 8. If I'm On The Late Side 9. あたしのブギウギ
10. 眠るのがこわい
11. かもめ
12. あの男(ひと)が死んだら
13. 赤い橋
 1.〜 2. 『裏窓』 -1973
 3.〜 9. 『ライブ 夜』 -1978
 10. 『浅川マキ II』 -1971
 11. 13. 『浅川マキの世界』 -1970
 12. 『こんな風に過ぎて行くのなら』 -1996

4. 「あなたなしで」が,Otis Clay "Trying To Live My Life Without You" のカバー。
ライブ録音で,ドラム:つのだ☆ひろ,ベース:吉田健,ピアノ:白井幹夫,生ギター:池田洋一郎,ギター:萩原信義 というメンバーによる演奏。
マキさんの声の調子がもうひとつなのが残念だが,別にスタジオ録音もあって,そのバージョンでは坂本龍一がキーボードを担当していた。
7曲目「オールド レインコート」はもちろん Rod Stewart のソロから。8曲目 "If I'm On The Late Side" は Rod と Ronnie Lane が共作したナンバーで "Ooh La La" に収録されていた曲。
この CD には収録されていないが,ほかに「ガソリン アレイ」もカバーしていたし,Ronnie Lane 作の "Just Another Honky" とか,Bobby Bland のバージョンが気に入って取り上げたら先に Rod が歌っていたという 「それはスポットライトではない」なども,マキさんは歌っていた。

当時,ベースの担当は高中正義とか稲葉国光さんとか変動があったけれど,ドラムはほとんどが つのだ☆ひろ だったと思う。最近 TV の CM (タウンワーク?)に出演しているのは本人なんだろうか? ちょっと複雑な気分・・・(^_^;)

昔,何かの雑誌のインタビューで,マキさんが つのだ☆ひろ と好きなドラマーの話をしていたら,共通していたのが Bernard "Pretty" Purdie だったというのを読んで,なるほどな・・・と,妙に納得した記憶がある。
2005年2月23日 21時19分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
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The Man And His Music
Sam Cooke "The Man And His Music" [RCA R32P-1041]

1. Touch The Hem Of His Garment
2. That's Heaven To Me *
3. I'll Come Running Back To You
4. You Send Me
5. Win Your Love For Me
6. Just For You
7. Chain Gang
8. When A Boy Falls In Love *
9. Only Sixteen
10. Wonderful World
11. Cupid
12. Nothing Can Change This Love
13. Rome Wasn't Built In A Day *
14. Love Will Find A Way *
15. Everybody Loves to Cha Cha Cha
16. Another Saturday Night
17. Meet Me at Mary's Place
18. Having a Party
19. Good Times
20. Twistin' the Night Away
21. Shake
22. Somebody Have Mercy *
23. Sad Mood
24. Ain't That Good News
25. Bring It on Home to Me
26. Soothe Me *
27. That's Where It's At
28. A Change Is Gonna Come

1987年に RCA から出されたベスト盤 CD。
ABKCO との権利関係のゴタゴタからいつの間にか廃盤になり,中古市場でかなり高値で取引されていたが,"Portrait of a Legend" が発売されてからは,手ごろな値段で買えるようになっているはず。
* 印の6曲が "Portrait 〜" には収録されなかった曲。

LP 2枚組のアナログ盤も2千円前後で出回っているので,オススメ。
"Portrait 〜" の,ロダンの「考える人」を連想させるような苦悩する姿とは異なり,正面を向きにこやかに微笑む Sam Cooke の大きなジャケット写真を眺めながら,彼の歌声を聴くのも,また乙なもの・・・。
2005年2月23日 06時51分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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The Best Of Otis Clay
Otis Clay "The Best Of Otis Clay: The Hi Records Years" [Hi/Right Stuff 7243-8-36027-8]

この CD は,何の変哲も無いベスト盤のようだが,何と Cotillion 時代に録音された曲が収録されている。
7. She's About A Mover
14. Hard Working Woman
18. Is It Over
22. I'm Qualified

7. は Rick Hall プロデュースの Fame 録音,14. は Syl Johnson がプロデュースしたシカゴ録音,18. は Willie Mitchell プロデュースの Hi 録音で,22. は Muscle Shoals 録音。

英KENT のコンピ CD などに入っている曲もあるが,4曲まとめて聴けるのはコレだけなので貴重。

原曲を聴いたことはないのだけれど,Doug Sahm 作の "She's About A Mover" をカバーさせたのは,やっぱり Rick Hall だったらしい。
Hall convinced Otis to cover the Sir Douglas Quintet's spicy Tex-Mex shuffle "She's About A Mover." (ライナーより)

その昔 "Trying To Live My Life Without You" を「あなたなしで」というタイトルで日本語訳して歌っていた女性シンガーがいた。
2005年2月23日 06時39分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月20日(日)
The Gospel Truth
Otis Clay "The Gospel Truth" [BLIND PIG BPCD 5005]

Tyrone Davis の葬儀で歌っていた "When The Gates Swing Open" が収録されているアルバム。
葬儀では,最初はアカペラで途中からピアノそしてバンドと,なかなか感動的に歌い上げていたが,このアルバムのバージョンは,バックがシンプルというかチープすぎ,ホーン・セクションも入っていないので,もうひとつ盛り上がらない。

この CD は,9曲入りだが,これに1曲追加された "When the Gates Swing Open" というタイトルのアルバムや,3曲も追加された "On My Way Home" という CD もあるようだ。
2005年2月20日 23時50分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Experience Hendrix
Jimi Hendrix "Experience Hendrix: The Best of Jimi Hendrix" [MCA MVCE-24043]

1997年にリマスターされたベスト盤を,中古で \1,350。
受験生の息子が,勉強の息抜きにストーンズやジミヘンを聞いてみたいというので,ストーンズは "Forty Licks" を渡したんだけど,ジミヘンのほうは適当なベスト盤が無かったので,わざわざ買って来た。

元々 Jimi Hendrix は,カミサンがファンで,そのご機嫌とりに購入したのがほとんどのため,久しぶりにまとめて聴いたけれど,Rod Stewart のカバーが耳になじんでいる "Angel" はじめ,いいバラードがけっこうあるので感心した。

"Purple Haze" は,「ビート・ポップス(?)」とかいう TV 番組で,ランチャーズが演奏しているのを聴いたのが初めてだったような記憶がある。
ランチャーズというのは,喜多嶋舞の父親が在籍していたグループ・サウンズで「真冬の帰り道」がいちばん有名なヒット曲。
2005年2月20日 22時58分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月19日(土)
Tyrone Davis の葬儀
Tyron Davis のアルバムについて,シカゴさんがコメントを付けてくれたんだけど,ステータスが非公開というわけでもないのに,なぜか管理者の管理画面でしか内容が表示されないようなので,その情報を改めて書き込んでおきます。

Tyron Davis の葬儀が,現地時間で17日の午前11時から行われ,その模様が↓にアップされてます。

http://www.homegoingservice.com/default.aspx

2番目の Funeral Service Part 1 で,
9分過ぎから Otis Clay が "When The Gates Swing Open" を,
24分過ぎから Garland Green が “To God Be The Glory” という曲を歌ってます。

<20日夜,追記>
残念ながら,↑のムービー・サービスはもう終わってしまったようです。
ぼくも結局1回しか見れなかった・・・(^_^;)
Photo Presentation は,葬儀前のスライドショーで,3〜4分程度の物がエンドレスで流されていて,BGM は "Turning Point" でした。
葬儀会場は,ちょっとしたコンサート・ホールのような感じで,ちゃんとバンド用のスペースもあり,ホーン・セクションも含まれた本格的なバンドが演奏してました。
Otis Clay は歌う前に何かしゃべっていて,それに対して参列客から笑い声も起こっていましたが,内容は・・・?
Garland Green は,Tyrone Davis と同じグラマー・スクールに通っていたと話していたように聞こえましたが・・・(^_^;)
2005年2月19日 07時50分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2005年02月16日(水)
While The Music Lasts
Jesse Harris & The Ferdinandos "While The Music Lasts" [Blue Thumb UCCB-1013]

Ricky Fante のアルバムは,この Jesse Harris のギターで始まっていた。
そのギターの音が,あのアルバム全体の雰囲気を決定付けていたと言っても過言ではないはず。
もっとも,この Jesse Harris & The Ferdinandos 名義のアルバムは,ソウル色はほとんど無く,ジャンルや時代を超越した無国籍音楽とでも言えるような作品集。

この Jesse Harris にまでたどり着いたプロセスは,Ricky Fante 経由以外に,Gram Parsons のトリビュート・コンサートで Keith Richards が Norah Jones とデュエットしていることから Norah Jones に興味を持ち,彼女のアルバムを聴いて "Don't Know Why" の不思議な魅力に取り付かれ,その作者が気になったから。

Tom Waits からアルコールを抜いて,さらにインテリジェンスをふりかけたら,この Jesse Harris になるような気がしているのだが・・・?
2005年2月16日 20時33分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Rewind
Ricky Fante "Rewind" [Virgin/EMI VJCP-68654]

2003年の Joss Stone に続く,ニュー・クラシック・ソウル界期待の新人のフル・アルバム。

冒頭の3曲が,以前に出ていた EP 仕様の CD と同じというのはちょっとがっかりだったが,逆に,あの1曲目からの流れはそれほど完璧で,手の加えようがないものだったということなのかもしれない。
イントロのギターに少々かすれ気味のボーカルが続き,シンプルでタイトなベースとドラムにかぶさってピアノが聴こえてきたあたりで,もう昇天もの・・・(^_^;)
Joss Stone の "The Soul Sessions" が,ソウルの古典などの既製曲をベテランのミュージシャンたちのサポートで録音した物であったのに対して,この Ricky Fante のアルバムは,ほとんどが Ricky Fante 自身と Josh Deutsch(Guitar, Programming, Producer),Jesse Harris(Guitars, Vocals),Guyora Kats(Keyboards, Bass, Vocals) というチームの合作した曲を彼ら自身が中心になって,Steve Jordan のドラムや Arif Mardin のストリングスなどの協力を得ながら演奏している。

単なるクラシック・ソウルのリバイバル,焼き直しではなく,どこかしら新鮮味さえ感じさせられる,時代を超えた「うた」になっているのは,Jesse Harris の力が大きかったのだろうか?

この日本盤 CD は EXTRA 仕様になっているためか東芝なのに CCCD ではなく,安心して Isaac Hayes をフィーチャーしてリミックスされた "It Ain't Easy" などのボーナス・トラックが楽しめる。
2005年2月16日 20時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月13日(日)
Smiler
Rod Stewart "Smiler" [mercury/PolyGram 832 056-2]

1974年のソロ5作目。Mercury 時代の最後の作品で,この後 Rod はイギリスの重税を逃れ,大西洋を渡ってアメリカに移住し,そこで録音を始めることになる。

これ以前にも以後にも Sam Cooke のカバーをしているが,いちばん印象深いのは,このメドレー。
5. Bring It On Home To Me / You Send Me

同じ時期に Rod Stewart and Faces として DVD "The Final Concert with Keith Richards" の中でも演奏している。5人編成の生のストリングス付きで,観客にコーラスを歌わせているあたりはなかなかカッコいい。

Mercury 時代のソロ録音は,CD 3枚組のコンプリート集が出ているので,それがオススメ。
◎ Rod Stewart "Reason To Believe: The Complete Mercury Studio Recordings" [Mercury UICY-1216〜8]
2005年2月13日 13時31分 | 記事へ | コメント(5) | トラックバック(0) |
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2005年02月12日(土)
Gospel Stars In Concert
Various Artists "Gospel Stars In Concert" [Specialty/P-Vine PCD-1821]

Sam Cooke にハマるきっかけが "The Two Sides Of Sam Cooke" なら,さらに深みに引きずり込んでくれたのが,このアルバムのアナログ盤だった。
1955年7月22日,The Shrine Auditorium, Los Angels での録音。
The Soul Stirrers は3曲だけだが,やはり他のグループを圧倒していると言わざるを得ない。
7. I Have A Friend Above All Others
8. Be With Me Jesus
9. Nearer To Thee

このゴスペル・ライブを聴かずして,シャウターとしての Sam Cooke を語ることは出来ない。これを聴いてしまえば,"Live At The Harlem Square Club, 1963" の Sam が,まだまだ本気で実力を出し切っていないように聴こえるほど。

この3曲は,CD 3枚組の "The Complete Specialty Recordings" に収録されているし,V.A. "The Great 1955 SHRINE CONCERT" [Specialty/ace CDCHD 483] という CD でも聴けるが,日本盤 CD には,不完全だが歌詞を聞き取ったものが掲載されている。
2005年2月12日 22時16分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(1) |
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Jealous Kind Of Fella
Garland Green "Jealous Kind Of Fella" [Varese Sarabande VSD-5611]

Amazon Marketplace の pre-order で $9.48(送料込み),本体だけなら $3.99 だった。
ケースはちょっと壊れていたが,それにしても安かった・・・(^_^)v
ちょうど Tyrone Davis のように,Mississippi 出身で Chicago で活躍し,Motown 風のノーザンっぽいところもあれば,ゴスペルに根ざしたディープな面もあるというシンガーの1969年のアルバム。

この CD にはボーナストラックとして,1974〜5年の Spring 時代のシングル2曲が収録されている。
12. He Didn't Know (He Kept On Talking)
13. Let The Good Times Roll
12. は Swamp Dog 作で Brad Sharpiro がプロデュース,13. は Raeford Gerald がプロデュースしていて,どちらも Millie Jackson でおなじみの,当時の Muscle Shoals 風のサウンド。

13. は,ひょっとしたらと思っていたが,Sam Cooke のカバーではなく,Shirley & Lee ともまったく別の曲だった。
2005年2月12日 22時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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I Never Loved a Man the Way I Love You
Aretha Franklin "I Never Loved a Man the Way I Love You (+Bonus)" [RHINO/ATLANTIC R2 71934]

1960年代末の,あの時代が生んだ,名盤中の名盤。
Otis Redding の "Respect" や Ray Charles の "Drown in My Own Tears" で幕を開け,Sam Cooke で幕を閉じ,途中には,後に O.V. Wright がカバーする自作の,美しい "Baby, Baby, Baby" や,Dan Penn と Chips Moman による名曲 "Do Right Woman−Do Right Man" など,名作・名演・名唱が目白押しのアルバム。

Sam Cooke のカバーは,
8. Good Times
11. A Change Is Gonna Come
という2曲。

Aretha は,Sam と一回り近く歳が離れているのだが,次のような言葉で "A Change Is 〜" を歌い始めている・・・
There's an old friend that I once heard say something that touched my heart
And it began this way ...

DVD "LEGEND" のインタビューによると,an old friend よりもっと生々しい存在だったようだが・・・(^_^;)
2005年2月12日 11時39分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Can I Change My Mind
Tyrone Davis "Can I Change My Mind / Turn Back The Hands Of Time" [edsel/Brunswick DIAB 898]

1. She's Lookin' Good 2. Knock On Wood 3. Have You Ever Wondered Why? 4. Slip Away 5. Good Times
6. Can I Change My Mind
7. Open The Door To Your Heart 8. Call On Me 9. Just The One I've Been Looking For 10. You Can't Keep A Good Man Down 11. A Woman Needs To Be Loved
12. Turn Back The Hands Of Time 13. The Waiting Was Not In Vain 14. Let Me Back In 15. Love Bones 16. I'll Be Right Here 17. Something You Got 18. Undying Love 19. Just Because Of You 20. If It's Love That You're After 21. I Keep Coming Back

この 2on1 の CD はもう廃盤になっているが,1枚ずつの CD が再発されているようだ。
Sam Cooke の曲をカバーしているのは,1枚目の "Can I Change My Mind" のほう。
そのアルバムは,おそらく,タイトル曲が予想外にヒットしたため,あわてて1枚分の曲を録音したのではないか?
カバー曲がほとんどだけれど,どれもそこそこ歌いこなしていて,Tyron Davis 調になっているのはさすが。
Sam Cooke の "Good Times" も,ちょっとテンポを上げて,ブンブンはねるベースとスネア叩きっぱなしでドタバタしたドラムが心地よい。
1938年生まれで,このデビューアルバムの時点ではすでに30歳を越えていたわけだから,ステージでは,このアルバムに収録されているような曲を歌っていたと思われる。
1959年にミシシッピからシカゴに出てきたときの仕事が,Freddie King のお抱え運転手兼ボーイだったというだけあって,"Knock On Wood" がスローなブルースにアレンジされているのはおもしろい。

去年も新譜が発売され,積極的に CD を買ってまで聴こうという気にはならなかったけれども,まだまだ元気に頑張っているのだなと思っていたら,去る9日に亡くなったのだそうだ。
同じシカゴ・ソウルのベテランとして,Otis Clay が "Tyrone was like my brother." などとコメントしているらしいが,"Turn Back The Hands Of Time" という曲を初めて聴いたのは,Otis Clay の初来日コンサートでだった。
2005年2月12日 05時24分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2005年02月11日(金)
Portrait of a Legend
Sam Cooke "Portrait of a Legend 1951-1964 (Hybrid) [SACD]" [ABKCO 92642]

1. Touch the Hem of His Garment
2. Lovable *
3. You Send Me
4. Only Sixteen
5. (I Love You) For Sentimental Reasons *
6. Just for You
7. Win Your Love For Me
8. Everybody Loves to Cha Cha Cha
9. I'll Come Running Back to You
10. You Were Made for Me *
11. Sad Mood
12. Cupid
13. Wonderful World
14. Chain Gang
15. Summertime *
16. Little Red Rooster *
17. Bring It on Home to Me
18. Nothing Can Change This Love
19. Sugar Dumpling *
20. Ain't That Good News
21. Meet Me at Mary's Place
22. Twistin' the Night Away
23. Shake
24. Tennessee Waltz *
25. Another Saturday Night
26. Good Times
27. Having a Party
28. That's Where It's At
29. A Change Is Gonna Come
30. Jesus Gave Me Water *

かつての大名盤 "The Man and His Music" に取って代わるべき存在のアルバム。
"The Man and ..." 収録の28曲−6曲+8曲で,全30曲。* 印が "The Man and ..." に収録されていなかった曲。
残念ながら,SACDのシステムは持っていないけれど,普通のCDとして聴いても,確実に音が良くなってる。
いくら夭折したとは言え,ゴスペル時代からの10数年に及ぶキャリアの全てをわずか30曲でまとめてしまうのは,土台無理な話なのだが,重要曲は一通り網羅されている。

今年の9月に "Dream Boogie: The Triumph of Sam Cooke" という新しい伝記本を出す予定の Peter Guralnick による曲ごとの簡単な解説や,かなり詳細な録音データが付いているなど,ライナーも充実しているので,とりあえず1枚 Sam Cooke の CD を聴いてみたいという人以外にもオススメの超名盤。
2005年2月11日 19時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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The Neville Brothers
Neville Brothers, The "The Neville Brothers" [Capitol/One Way S21-18502]

1978年の彼らの最初のアルバム。中古ショップで \1,300。
プロデューサは Jack Nitzsche。彼の音楽業界での最初の仕事は Specialty Record の採譜係だったということだから,おそらく Harold Battiste との面識もあって,そのつながりからか・・・?

Neville Bros. の自伝本によると,「彼(Jack Nitzsche)はわしらがやりたいようにやらせるすべを心得ていたよ」(by Art),「プロデューサが誰かなんて,どうでもよかったんだよ。私にとって,歌うことそれ自体が大切なことだったんだ」(by Aaron) ということらしいので,Jack Nitzsche にプロデュースをやらせたのが失敗だったというわけでもなさそう。この当時は,彼ら自身が New Orleans 色の無い,こういったサウンドをやりたかったということなんでしょう。
ただ,1曲ずつを取り出して聴いてみるとそれほどひどいとは思えないのに,全体的な統一感が無く,兄弟たちが順番に歌っているだけのように感じてしまうのは,やっぱりプロデューサの責任か・・・(^_^;)

Meters のリズム・セクションがそっくりそのまま,Neville Brothers のバックで演奏するというような道は無かったのだろうか?
2005年2月11日 18時44分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月10日(木)
Out Of Our Heads
Rolling Stones "Out Of Our Heads -US" [ABKCO 8822913]

1. Mercy Mercy 2. Hitch Hike 3. The Last Time
4. That's How Strong My Love Is
5. Good Times
6. I'm All Right (Live) 7. Satisfaction 8. Cry To Me 9. The Under Assistant West Coast Promotion Man 10. Play With Fire 11. The Spider And The Fly 12. One More Try

1965年の US 盤。前作の "NOW!" から始まった RCA スタジオでの録音がいよいよ本格的になった時期のアルバム。
ストーンズの唯一の Sam Cooke カバーである "Good Times" はもちろん,シングルカットされ彼らのイメージを決定付ける代表曲となった "Satisfaction" や,"The Last Time" なども RCA 録音で,エンジニアは Dave Hassinger。
Phil Spector の紹介で RCA スタジオを使うようになったという話もあって,Phil Spector 自身や "Be My Baby" のアレンジャーである Jack Nitzsche もセッションに参加して録音が行われている。

Sam Cooke の "Good Times" には,現在 CD で聴けるバージョンのほかにギターがフィーチャーされ,Doo Wop調のコーラスが付いたシングル・バージョンがあって,このストーンズのカバーは,そっくりそのままのフレーズではないが同様なギターが聴こえるので,おそらくそのシングルのほうを参考にしてアレンジしたと思われる。
2005年2月10日 10時53分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
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