ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年02月10日(木)
Middle Man
Boz Scaggs "Middle Man" [SONY SRCS 9296]

1980年の作品で,アナログ時代は前作の "Down Two Then Left"(1977) が好きでよく聴いていたのだけれど,その後しばらくしてから出されたこのアルバムは,ほとんど記憶に無かった。中古ショップで,\1,260。
今聴いてみると悪くは無いが,おそらく当時は,あまりにも洗練されすぎていてお上品過ぎたのが,気に入らなかったのだと思う。

1曲だけだがストリングスのアレンジを担当している Marty Paich という人は,"Silk Degrees" のアレンジャーだった David Paich の父親で,Jesse Belvin のアルバムでアレンジャー兼コンダクターを務めていた。
そのアルバムのエンジニアだった Al Schmitt は,David Paich たちの結成した TOTO のアルバムのエンジニアとしてグラミー賞をもらっている。
Al Schmitt は,結果的に Sam Cooke の最後の晩餐となった食事を共にした人。
2005年2月10日 10時49分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月08日(火)
Diamond Cuts
Dobie Gray "Diamond Cuts" [Dobie Gray 4]

1. Drift Away
2. I Can See Clearly Now
3. Cupid
4. What A Wonderful World
5. Slip Away
6. I've Got My Heart Set On You
7. Ain't That Good News
8. I Can Live Without That
9. The In Crowd
10. Lean On Me
11. Loving Arms
12. Crazy
13. It's Not Because We Didn't Try
14. Slow Rain
15. We Had It All
16. I'm Only Speaking My Heart
17. If I Ever Needed You
18. Streets Of Fire
19. Until The Dream Becomes Real
20. It's Over

Rod Stewart がカバーした "Drift Away" で有名なカントリー・ソウルのシンガー。
この CD は,いわゆる再録物でオリジナルの録音ではないのだけれど,十分楽しめる内容。
3. Cupid
4. Wonderful World
7. Ain't That Good News
と,3曲も Sam Cooke の曲を取り上げている。
2. Johnny Nash,5. Clarence Carter,10. Bill Withers,12. Willie Nelson,20. Roy Orbison などのカバーも悪くない。
この CD は,廃盤になっているようだが,最近一部が "Drift Away and Other Classics" というタイトルで再発されている。

南部スレ1さんの情報によると,この Dobie Gray は,Charlie Daniels Band のライブ・アルバムでゲスト・ボーカルとして "A Change Is Gonna Come" も歌っているらしい
● The Charlie Daniels Band "Volunteer Jam VII" [Platinum/Sony 28822]


Keith Richards は,"We Had It All" を,この人のバージョンで初めて聴いたと,自分で話していた。
◎ Willie Nelson & Friends "Outlaws And Angels" [Lost Highway B0002794-02]
17. We Had It All / Keith Richards
2005年2月8日 01時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月06日(日)
Otis Blue
Otis Redding "Otis Blue / Otis Redding Sings Soul" [MMG 20P2-2370]

Sam Cooke に影響を受け,Sam Cooke の曲をカバーし,Sam Cooke になろうとしたシンガー。
彼は,あるインタビューで "I want to fill the silent void caused by Sam Cooke's death." と言っていたらしい。

ほとんどのアルバムで Sam Cooke の曲をカバーしているが,この1965年の3作目 "Otis Blue" では,3曲も歌っている。
3. A Change Is Gonna Come
6. Shake
8. Wonderful World

演奏している MG's を中心とした STAX のハウス・バンドの連中は,Otis のバックを務めるときは,気合の入り方が違うように聴こえる。すべての楽器と Otis の歌声が一体となって押し寄せ,その過不足の無い完璧さは,息苦しくなるほど。
オリジナルである "Ole Man Trouble","Respect","I've Been Loving You Too Long" の出来も素晴らしく,このアルバムを Otis のベストとする人も多い。
それほど良く出来たアルバムなのに,このジャケットの写真はいったい・・・? 当時のソウル・ミュージックのおかれていた状況が想像できる。

Rolling Stones の "Satisfaction" もカバーしているが,その原曲と "A Change Is Gonna Come" の原曲との共通点は,同じスタジオ(RCA Studio Hollywood)で,同じエンジニア(Dave Hassinger)によって録音されていること。
2005年2月6日 08時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月05日(土)
You Send Me
Sam Cooke "You Send Me: Sam Cooke Golden Hits 25" [TEICHIKU/KEEN 25CP-41]

1. You Send Me
2. Everybody Loves To Cha Cha Cha
3. Only Sixteen
4. That Lucky Old Sun
5. Danny Boy
6. Stealing Kisses
7. Ol' Man River
8. Steal Away
9. All Of My Life
10. Win Your Love For Me
11. Moonlight In Vermont
12. Lover Come Back To Me
13. Ain't Misbehavin'
14. There I've Said It Again
15. The Little Things You Do
16. I Love You Most Of All
17. God Bless The Child
18. I Cover The Waterfront
19. Almost In Your Arms
20. Running Wild
21. Bells Of St.Marys
22. When I Fall In Love
23. Comes Love
24. Solitude
25. It's The Talk Of The Town

1989年の日本盤 CD。KEEN 時代の曲を集めた編集盤。CD なのに,AM ラジオ並みの音質の曲がほとんど。おまけに,オルガンなどがオーバーダビングされている曲もあって,あまりオススメできない・・・(^_^;)

"Almost In Your Arms" と "Bells Of St. Marys" あたりが CD としては珍しいが,どちらも,昨年イタリアの Get Back というレーベルからリイシューされたアナログ盤で聴ける。
2005年2月5日 21時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
| CDs of Sam Cooke |
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2005年02月03日(木)
Stay In School
Various Artists "STAX / Stay In School Don't Be A Drop Out" [STAX VICP-62929]

今年,初めて買った新譜。1967年発売のレアなアルバムが初 CD 化。
Otis のアナウンスメントなどは4枚組のボックスセットを持っているので重複を覚悟していたが,その他の曲もすでに CD で持っていた・・・(^_^;)

2. The Hucklebuck
→◎ Otis Redding "The Dock Of The Bay" [MMG 20P2-2362]
5. I Want To Be Your Baby
→◎ Carla Thomas "The Queen Alone" [ATLANTIC/Rhino R2 71015]
7. Holding On With Both Hands
→Eddie Floyd in ◎ Various Artists "At The Club" [KENT CDKEND 168]
10. It's Happening All Over
→◎ William Bell "Soul Of A Bell" [ATLANTIC 7 82252-2]
12. My Reason For Living
→◎ Sam & Dave "Sweat 'n' Soul: Anthology (1965-1971) [Disc 1]" [ATLANTIC/Rhino R2 71253]
14. Soul Sanction
→◎ Booker T. & The MG's "Hip Hug-Her" [ATLANTIC/Rhino R2 71013]
17. Plantation Inn
→◎ Mar-Keys, The "The Great Memphis Sound" [ATLANTIC 7 82339-2]

このジャケットをアレンジして使った日本盤コンピ LP は,もう手元に無いが,CD でも "Stax Deep Soul Collection" のシリーズなどは,その一部を拡大したモノクロ写真が使用されていた。

13. Group Discussion では,Al Jackson や "Duck" Dunn,Booker T. の声が聞こえるのに,Steve Cropper だけ参加していないのは,なぜだろう・・・?
2005年2月3日 06時36分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月02日(水)
月次更新
蔵 CD のリストに1月購入分を加えて,[〜2005.1] とし,記事で取り上げた CD には,その記事へのリンクを貼り付けた。
行頭の ◎ が ● になっているのが,記事のある CD。
Rolling Stones のリストも,Keith や Mick のソロなどを含め,「〜関連の CD 」に変更した。

今年はまだ中古ばっかりで,マトモに新譜の CD を買っていない・・・。
息子が現役で国立大にでも入ってくれれば,多少なりとも小遣いに余裕ができるかもしれないが,浪人でもしようものなら,中古の CD すら買いにくくなるという,恐ろしいことになりそう・・・(^_^;)
まあ,ここ数年はちょっと買い過ぎたところもあって,じっくり聴き込んでいない CD もあるので,それをネタにしてでも,何とかこのブログを継続して更新していきたいと考えている,今日このごろであります。
2005年2月2日 01時01分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
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2005年02月01日(火)
Guess Who
Jesse Belvin "Guess Who: The RCA Victor Recordings" [ace CDCH2 1020]

この Jesse Belvin は,Sam Cooke の伝記本「Mr.Soul サム・クック」にも何回か登場していた重要人物の一人。
Sam Cooke よりちょっと年下だけれども,直接 R&B の世界にデビューしているため,Specialty でも RCA でも,ポップの分野では先輩。おまけに,死ぬのまで Sam Cooke を先行。無事に生き延びて RCA に在籍し続けていたら,Sam にもかなりの影響があったはず。
この CD は,RCA 時代の2枚のアルバムとシングルを収録したもの。こんな風に Sam Cooke の RCA 初期の楽曲も CD 化してくれるとありがたいのだが・・・。

彼が,1950年代のロスの R&B シーンで,いかに重要な人物であったかを示す証言として,Lou Rawls の次のような言葉が残っている。
"We all bowed to Jesse... he was our leader."
この we には,Sam Cooke や Larry Williams のほか,Eugene McDaniels,Les McCann も含まれているらしい。

彼とすれ違うようにして Sam Cooke は RCA と契約を結ぶわけだが,RCA は Sam Cooke を Jesse Belvin の後釜と考えていたわけではなく,Presley のように,もっと幅広い層にアピールするポップ・シンガーにしたかったらしい。
もし Sam Cooke が,このアルバムで演奏している Art Pepper たちのような本格的な Jazz バンドをバックに歌っていたら,どうなっていたか・・・?
2005年2月1日 06時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| BEST 10 CDs in 2004 |
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Sings Doc Pomus
Johnny Adams "Johnny Adams Sings Doc Pomus: The Real Me" [ROUNDER CD 2109]

1991年の Rounder での5作目。中古で,\1,344。
前作 "Walking On A Tightrope" が Percy Mayfield の曲を集めたアルバムだったのに続いて,ここでは Doc Pomus の作品を取り上げている。
Doc Pomus の作品集ではあるが,11曲中7曲は Mac "Dr.John" Rebennack との共作。
"Save The Last Dance For Me" とか "Lonely Avenue","This Magic Moment" などの有名曲を歌っているわけではなく,比較的地味な,ブルース色の強い曲をじっくりと歌い上げている。
Dr.John がキーボードのほかプロデュースにも参加していて,Alvin "Red" Tyler もサックスを吹いている。

3. There Is Always One More Time は,後に Rounder 時代のベスト盤のタイトルにもなっている曲で,その CD は,Johnny Adams をちょっと聴いてみたい人にはオススメの名盤。
2005年2月1日 06時34分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
| Past MUSIC in 2005 |
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