ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年02月01日(火)
Guess Who
Jesse Belvin "Guess Who: The RCA Victor Recordings" [ace CDCH2 1020]

この Jesse Belvin は,Sam Cooke の伝記本「Mr.Soul サム・クック」にも何回か登場していた重要人物の一人。
Sam Cooke よりちょっと年下だけれども,直接 R&B の世界にデビューしているため,Specialty でも RCA でも,ポップの分野では先輩。おまけに,死ぬのまで Sam Cooke を先行。無事に生き延びて RCA に在籍し続けていたら,Sam にもかなりの影響があったはず。
この CD は,RCA 時代の2枚のアルバムとシングルを収録したもの。こんな風に Sam Cooke の RCA 初期の楽曲も CD 化してくれるとありがたいのだが・・・。

彼が,1950年代のロスの R&B シーンで,いかに重要な人物であったかを示す証言として,Lou Rawls の次のような言葉が残っている。
"We all bowed to Jesse... he was our leader."
この we には,Sam Cooke や Larry Williams のほか,Eugene McDaniels,Les McCann も含まれているらしい。

彼とすれ違うようにして Sam Cooke は RCA と契約を結ぶわけだが,RCA は Sam Cooke を Jesse Belvin の後釜と考えていたわけではなく,Presley のように,もっと幅広い層にアピールするポップ・シンガーにしたかったらしい。
もし Sam Cooke が,このアルバムで演奏している Art Pepper たちのような本格的な Jazz バンドをバックに歌っていたら,どうなっていたか・・・?
2005年2月1日 06時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Sings Doc Pomus
Johnny Adams "Johnny Adams Sings Doc Pomus: The Real Me" [ROUNDER CD 2109]

1991年の Rounder での5作目。中古で,\1,344。
前作 "Walking On A Tightrope" が Percy Mayfield の曲を集めたアルバムだったのに続いて,ここでは Doc Pomus の作品を取り上げている。
Doc Pomus の作品集ではあるが,11曲中7曲は Mac "Dr.John" Rebennack との共作。
"Save The Last Dance For Me" とか "Lonely Avenue","This Magic Moment" などの有名曲を歌っているわけではなく,比較的地味な,ブルース色の強い曲をじっくりと歌い上げている。
Dr.John がキーボードのほかプロデュースにも参加していて,Alvin "Red" Tyler もサックスを吹いている。

3. There Is Always One More Time は,後に Rounder 時代のベスト盤のタイトルにもなっている曲で,その CD は,Johnny Adams をちょっと聴いてみたい人にはオススメの名盤。
2005年2月1日 06時34分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
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