Jesse Harris & The Ferdinandos "While The Music Lasts" [Blue Thumb UCCB-1013]
Ricky Fante のアルバムは,この Jesse Harris のギターで始まっていた。
そのギターの音が,あのアルバム全体の雰囲気を決定付けていたと言っても過言ではないはず。
もっとも,この Jesse Harris & The Ferdinandos 名義のアルバムは,ソウル色はほとんど無く,ジャンルや時代を超越した無国籍音楽とでも言えるような作品集。
この Jesse Harris にまでたどり着いたプロセスは,Ricky Fante 経由以外に,Gram Parsons のトリビュート・コンサートで Keith Richards が Norah Jones とデュエットしていることから Norah Jones に興味を持ち,彼女のアルバムを聴いて "Don't Know Why" の不思議な魅力に取り付かれ,その作者が気になったから。
Tom Waits からアルコールを抜いて,さらにインテリジェンスをふりかけたら,この Jesse Harris になるような気がしているのだが・・・?
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2005年2月16日 20時33分
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Ricky Fante "Rewind" [Virgin/EMI VJCP-68654]
2003年の Joss Stone に続く,ニュー・クラシック・ソウル界期待の新人のフル・アルバム。
冒頭の3曲が,以前に出ていた EP 仕様の CD と同じというのはちょっとがっかりだったが,逆に,あの1曲目からの流れはそれほど完璧で,手の加えようがないものだったということなのかもしれない。
イントロのギターに少々かすれ気味のボーカルが続き,シンプルでタイトなベースとドラムにかぶさってピアノが聴こえてきたあたりで,もう昇天もの・・・(^_^;)
Joss Stone の "The Soul Sessions" が,ソウルの古典などの既製曲をベテランのミュージシャンたちのサポートで録音した物であったのに対して,この Ricky Fante のアルバムは,ほとんどが Ricky Fante 自身と Josh Deutsch(Guitar, Programming, Producer),Jesse Harris(Guitars, Vocals),Guyora Kats(Keyboards, Bass, Vocals) というチームの合作した曲を彼ら自身が中心になって,Steve Jordan のドラムや Arif Mardin のストリングスなどの協力を得ながら演奏している。
単なるクラシック・ソウルのリバイバル,焼き直しではなく,どこかしら新鮮味さえ感じさせられる,時代を超えた「うた」になっているのは,Jesse Harris の力が大きかったのだろうか?
この日本盤 CD は EXTRA 仕様になっているためか東芝なのに CCCD ではなく,安心して Isaac Hayes をフィーチャーしてリミックスされた "It Ain't Easy" などのボーナス・トラックが楽しめる。
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2005年2月16日 20時29分
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