ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2011年06月25日(土)
John Mayer "live In Los Angeles"
John Mayer "Where The Light Is: live In Los Angeles (2 CDs)" [Sony SICP 1930/1]

Disc I:
Acoustic Set:
1. Neon 2. Stop This Train 3. In Your Atmosphere 4. Daughters 5. Free Fallin'
Trio Set:
6. Everyday I Have The Blues 7. Wait Until Tomorrow 8. Who Did You Think I Was 9. Come When I Call 10. Good Love Is On The Way 11. Out Of My Mind 12. Vultures 13. Bold As Love
Disc II:
Band Set:
1. Waiting On The World To Change 2. Slow Dancing In A Burning Room 3. Why Georgia 4. The Heart Of Life 5. I Don't Need No Doctor 6. Gravity 7. I Don't Trust Myself (With Loving You) 8. Belief 9. I'm Gonna Find Another You

John Mayer - Gravity (Live at Nokia Theatre) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=0ur0YWyamDI

 Disc II: 6. Gravity のイントロに付け加えられた,スタジオ・バージョンにはない 'I've Got Dreams To Remember' のリフレインは,Otis Redding の同名曲の一節。

Steve Jordan がプロデュースし,キースもゲスト参加している ↓ のアルバムで,
◎ Buddy Guy "Bring 'Em In" [Silvertone/Zomba 82876-72426-2] -2005
 10. I've Got Dreams To Remember
 ↑ に,歌とギターでフィーチャーされていたのが,John Mayer
Buddy Guy ft. John Mayer - I've Got Dreams To Remember @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=b4e3_AJ8hOc


● Rod Stewart "Soulbook" [J-Records/BMG 88697-30256-2] -2009
一昨年リリースされた ↑ で,Steve Jordan のプロデュースしたサウンドがあまりにも気持ちよかったため,当時 Steve Jordan が関わったアルバムを探していて発見したミュージシャン。
新作の "Battle Studies"(Ian McLagan や Waddy Wachtel もクレジットされている) は,あっさりすっきりし過ぎているように感じて物足りなかったが,その前作や,Steve Jordan,Pino Palladino と組んだ TRIO のライブ録音を聴いて,ハマってしまった。
◎ John Mayer "Continuum (+3)" [Sony SICP 1139] -2006
◎ John Mayer Trio "Try!" [Sony SICP 977] -2005

表題の CD 2枚組セットは,"Continuum" の後リリースされた,彼のデビュー以降の全てのキャリアを総括するような内容のライブ・アルバム。I-2. 12. 13. II-1. 2. 4. 6. 7. 9. が "Contunuum" の収録曲。
初めて聴いたときは若い女性の歓声が耳障りだったが,Youtube にアップされているビデオ・クリップを見ると,キャーキャー言われるのも納得のアイドル的なルックスの持ち主。
ギターも歌も上手い上にソングライティングの才能もあり,さらに,ぼくのようにひねくれたマニアをもうならせてしまうサウンドをプロデュースするアーティスト。

gravity「重力」,continuum「連続」など,物理・数学の素養もあるかなり知的な人間らしく,彼の創り出す音楽を聴いていると,本能が理性によって完璧にコントロールされているような印象を受ける。

"Continuum" のライナーノート(新谷洋子) によると,アルバムをレコーディング中はソウルの古典を「夢中で聴きあさっていたそう」だ。電話でのインタビューで,John Mayer は,次のように語っている。
 「サム・クックやレイ・チャールズ,カーティス・メイフィールドやマーヴィン・ゲイ……。彼らの古典と呼ばれる作品を聴きまくっていたんだ。だから,あからさまにその手のスタイルを踏襲していなくてもソウルに聴こえるはず。なぜ今そういうアーティストたちを聴き直したかというと,僕は何かシンプルでピュアなものを探していたんだと思う。ピュアなメロディ,ピュアなフィーリングをね。彼らの音楽は,ある種独特の傷つきやすさや繊細さを含んでいたんだよ。そもそも,レイやサムこそ "繊細派シンガー・ソングライター" の祖だからね(笑)」。
2011年6月25日 08時48分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2011 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1023/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月21日(火)
Eddie Hinton in Porretta
iPod に取り込まれたアーティスト名を見て,初めてスペルミスに気が付いた。
日アマゾンの誤ったデータをそのままコピペしてしまった自分が情けない・・・(^_^;)
結局のところ一般的には,その程度の知名度しかないのかもしれないが・・・(T_T)

Eddie Hinton (← Hilton ではない) が Porretta Soul Festival に出演したのは,1991年のこと。
3rd LP として ↓ がリリースされた年でもある。
◎ "Cry & Moan" [BULLSEYE CD BB 9504] -1991
↑ のジャケットのイラストと実際の容姿 ↓ には,かなりの隔たりがある。
EDDIE HINTON Live 1991 "Ting A Ling A Ling" @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=eD6YNZkzRv8

↑ で歌っているのは,2nd LP の収録曲。手元にあるのは,オリジナル・アルバムにボートラが1曲追加された Mobille Fidelity 盤の CD だが,それにさらに1曲追加されたものが,MP3 化されていた。日アマゾンには表記されていないが一部の曲は Alternate Take・・・?
◎ "Letters from Mississippi" [Mighty Field Of Vision ]

Eddie Hinton.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=k6b7AvKgp9I

↑ で歌っているのも,"Letters from Mississippi" に収録されていた 'It's All Right'。

Dan Penn も Porretta 出演時には若いころのスレンダーな面影はないが,Eddie Hinton の場合は病的にむくんでいる感じで,ブクブクと無様に太っている姿は他人事とは思えない・・・(T_T)

Porreta Soul Festival のチャンネル にアップされている動画は,なぜかライブ録音ではなく,1994(?)年に Birdland Studios で録音されたもの(?)。
Eddie Hinton 1994.mp4
http://www.youtube.com/watch?v=jdXqmCJvPEg

 冒頭で Eddie Hinton 自身が語っているように Taj Mahal "The Natch'l Blues"(1968) に収録されていた 'She Caught The Katy' を歌っている。

Eddie Hinton Porretta.mp4
http://www.youtube.com/watch?v=aGaSOBB8IqE

 Otis Redding の 'Security' を歌っているけれども,画像は Porreta の町並み(?) が延々と映されるだけ・・・。
↑ の 'She Caught The Katy' や 'Security' の他に,'Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)' も MP3 になっているが,'Sad Song' は,Eddie Hinton の死後,最初にリリースされた "Hard Luck Guy" に収録されていたバージョンと同じもののようだ。

◎ "Hard Luck Guy" [Capricorn 314 538 655-2] -1999
 4. Sad Song
↑ は,個人的には Eddie Hinton で一番好きなアルバム。
今なら,そのキャリアを概観できる手頃なアンソロジーがあるし,Capricorn からのデビューアルバムもつい最近リイシューされたばかり。もう少し知名度が上がってもいいと思うのだが・・・m(_ _)m
● "The Anthology 1969-1993: A Mighty Field Of Vision" [RAVEN RVCD-206] -2005
● "Very Extremely Dangerous" [Reel Music/Capricorn 66748 78016-2] -2009
2011年6月21日 22時11分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1022/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月19日(日)
Dan Penn in Porretta
1994年,Dan Penn Porretta Soul Festival に出演した際4曲を歌っており,そのうち3曲は MP3 ファイルとして手軽に楽しめるようになっている。

● V.A. "Sweet Soul - Love Songs" [103 Ediz. Mus. Milano ]
 3. I've Got Dreams to Remember - Dan Penn
 17. Out of Left Field - Dan Penn
◎ V.A. "The Memphis Giants Meet The Legends" [103 Ediz.Mus.Milano ]
 4. Peace In Porretta - Dan Penn

残る1曲 'Memphis Woman And Chicken' は,Porretta Soul Festival 自身が Youtube にアップしてくれている。
Dan Penn Porretta 1.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=l0bfhcYnPbA


そのパート2は,'Peace In Porretta' 。
Dan Penn Porretta 2.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=TZUT_pQI-FY


1994年の Festival については,リハーサルやエンディングの模様もアップされていた。
Rehearsals Porretta 1994.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=-axc6GNqCwg

 歌ってはいないが,Rufus Thomas の後ろでいすに座って足を組んでいるのが,Dan Penn ?

エンディングでは 'Sweet Soul Music' を歌っている姿をチラッと見ることができる。
Porretta Soul 1994 Gran Finale.mp4 @ Youtub
http://www.youtube.com/watch?v=Qo15YcOLz2M
2011年6月19日 09時06分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1021/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
"Sweet Soul - Love Songs"
Various Artists "Sweet Soul - Love Songs" [103 Ediz. Mus. Milano ]

1. I Cried a Tear - LaVern Baker
2. Sorry Wrong Number - Howard Tate
3. I've Got Dreams to Remember - Dan Penn
4. Puoring Water On a Drowing Man - James Carr
5. Chained and Bound - James Govan
6. Fa, Fa, Fa, Fa, Fa (Sad Song) - Eddie Hinton
7. Stand By Me - James Govan
8. I've Been Loving You Too Long - Millie Jackson
9. I Can't Stand the Rain - Ann Peebles
10. Taxi - J.Blackfoot
11. You Don't Miss Your Water - William Bell
12. Spendimi Charlie Wood, - The Memphis All Stars
13. I Wish I Would Rain Down - Millie Jackson
14. These Arms of Mine - James Govan
15. When Something Is Wrong With My Baby - James Govan
16. Too Weak to Fight - Clarence Carter
17. Out of Left Field - Dan Penn
18. Woman to Woman - Shirley Brown
19. Aces of Spades - Bill Coday
20. Take Another's Man Place - Jackie Johnson
21. It Hurts Me To - Barbara Carr
22. (You Keep Me) Hangin' On - Ann Peebles
23. I'll Make It Up to You - Clay Hammond
24. Come to Me - James Govan
25. Trouble In Mind - Rufus Thomas
26. Try a Little Tenderness - David Hudson
27. Pain In My Heart - James Govan
28. Precious Precious- Otis Clay
29. Soul Serenade - The Memphis All Stars
30. Private Number - William Bell

日アマゾンで MP3 ダウンロードのサービスが始まってからしばらくして,CD を買うと MP3 1曲分のクーポンがもらえるようになった。そのクーポンの有効期限が6月末なので,たまっていたクーポンを利用するため,いろいろ検索していて発見したアイテム。
いかにも胡散臭いジャケ写(MP3 では Artwork というらしい) とタイトルのアイテムだが,Porretta Soul Festival という,イタリアで毎年行われているコンサートでライブ録音された曲を集めたアルバム。
2010年にリリースされているので,それ以前の録音ということになる。Porretta Soul Festival のオフィシャル・サイト 内には過去の出演者がリストアップしてあるので,そこでこのアルバムに収録されているシンガーが出演した年を調べてみると,・・・
LaVern Baker(1996), Howard Tate(2004), Dan Penn(1994), James Carr(1992), James Govan(1993, 1995-7), Eddie Hinton(1991), Millie Jackson(1993, 2004), Ann Peebles(1992, 1996, 2001-2), J.Blackfoot(1991-2, 1997-8, 2009), William Bell(1994), The Memphis All Stars(1999, 2003), Clarence Carter(2004), Shirley Brown(1995), Bill Coday(1998), Jackie Johnson(1997-9, 2003), Barbara Carr(1998), Clay Hammond(2001), Rufus Thomas (1988, 1991, 1993-5, 1997, 2003), David Hudson(1993, 1995), Otis Clay (1995, 1997)

以前(1996?),"The Best of Porretta Soul Festival 1994-1995" というタイトルの CD が発売されていて,中古ショップでのチェックリストに入っているのだが,その CD の収録曲も含まれているらしい。
同じ 103 Ediz. Mus. Milano というレーベルから,やはり MP3 で ↓ のようなアルバムもリリースされていた。
◎ V.A. "The Memphis Giants Meet The Legends" [103 Ediz.Mus.Milano ]
 なぜか,表題のアルバムとの重複が4曲もあるのだけれども,こちらも購入の予定。


Poretta Soul Festival は Youtube に「チャンネル」があり,そこにかなりの動画をアップしている。
http://www.youtube.com/porrettasoul

なかでも面白いのが ↓
James Carr Jam.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=hCWpS7h0Jg0

 J.Blackfoot がでしゃばりすぎて,Ann Peebles がちょっと切れかけているように見えるのだが・・・?
2011年6月19日 03時32分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2011 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1020/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月17日(金)
'Too Late To Worry Too Blue To Cry'
Ronnie Milsap - Too Late To Worry Too Blue To Cry with Lyrics @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=fldRYRVOArQ


Ronnie Milsap の数ある名唱の中でも My Favorite なのが,この曲。
RCA からの3rd LP "A Legend In My Time" からシングルカットされた曲で,Country のチャートでも6位という曲だが,40曲ほどある Country No.1 ヒットに比べてもまったく遜色はない。
最近リイシューされた RCA での4th と5th を2on1にした CD にもボーナストラックとして追加されていた。
◎ Ronnie Milsap "20-20 Vision / Night Things (+5)" [Raven RVCD-338] -2011

昨年,3枚組のベスト編集盤もリリースされているが,
◎ Ronnie Milsap "The Music of Ronnie Milsap (3 CDs)" [RCA Nashville/Legacy 88697 76096 2] -2010

とりあえず1枚だけ聴いてみたい・・・という人にオススメなのが ↓ 。
● Ronnie Milsap "RCA Country Legends" [RCA/Buddha 74465 99790 2] -2001

● Ronnie Milsap "40 #1 Hits (2 CDs)" [Virgin 8 48871 2] -2000
↑ のブックレットに掲載された,この 'Too Late To Worry Too Blue To Cry' に関する Ronnie Milsap 自身のコメントによると,
 "I must say, my interpretation of the song was influenced more by the Glen Campbell version from 1961. I'm a big Glen Campbell fan, ..."

○ Glen Campbell "The Legacy 1961-2002(4 CDs)" [Capitol ]
その Glen Campbell のバージョンは,CD では少々値の張るボックス・セットにしか収録されておらず,ちょっと手が出なかったのだけれども,MP3 ダウンロードで曲単位で購入できるようになっていた。
◎ Glen Campbell 'Too Late To Worry - Too Blue To Cry' [Nashville Catalog ]
↑ のアレンジャーは,Candi Staton 'Stand By Your Man' や Simon & Garfunkel 'Bridge Over Troubled Water' と同じ Jimmie Haskell。彼は,Bobbie Gentry 'Ode to Billie Joe' のアレンジでもグラミーを受賞しているので,Rick Hall はそれを聞いて契約したのかもしれない・・・?

残念ながら Glen Campbell の歌は Youtube に見当たらなかったが,Esther Phillips のバージョンがアップされていた。
Esther Phillips - Too Late To Worry, Too Blue To Cry (1969) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=TkVJRSETLH8

↑ これも,明らかに Glen Cambell のアレンジを参考にしている。1969年のシングル(R&B Singles: 35) なので,Ronnie Milsap のカバー(1974) よりも早い。Arranged by Bill Justis, Orchestra Conducted by Ernie Freeman というクレジットがある。
◎ Esther Phillips "The Best of Esther Phillips (1962-1970) [2 CDs]" [east west japan/Atlantic AMCY-2353〜4] -1997


ちなみに,この曲のオリジナル・バージョンも Youtube にあったが,それは完全にカントリー。
AL DEXTER-TOO LATE TO WORRY.wmv @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=CokrRCc8sHA
2011年6月17日 23時45分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1019/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月14日(火)
"The Essential Tammy Wynette"
Tammy Wynette "The Essential Tammy Wynette" [Sony MHCP 471]

1. Apartment #9 (J.Paycheck/B.Austin)
2. Your Good Girl's Gonna Go Bad (B.Sherrill/G.Sutton)
3. My Elusive Dreams [duet with David Houston](C.Putnam/B.Sherrill)
4. I Don't Wanna Play House (B.Sherrill/G.Sutton)
5. D-I-V-O-R-C-E (B.Braddock/C.Putnam)
6. Stand By Your Man (B.Sherrill/T.Wynette)
7. He Loves Me All The Way (B.Sherrill/C.Taylor/N.Wilson)
8. We Sure Can Love Each Other (B.Sherrill/T.Wynette)
9. Take Me [duet with George Jones](G.Jones/L.Payne)
10. 'Till I Get It Right (R.Lane/L.Henley)
11. Bedtime Story (B.Sherrill/G.Sutton)
12. Kids Say The Darndest Things (B.Sherrill/G.Sutton)
13. Woman To Woman (B.Sherrill)
14. 'Till I Can Make It On My Own (G.Richey/B.Sherrill/T.Wynette)

キース・マニアには 'Apartment #9',サザン・ソウルのファンには 'Stand By Your Man' のオリジナルを歌っていることで知られている(はずの) カントリー・シンガー。
Tammy Wynette - A Medley of Hits @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=66n8snHUtNA

↑ でもその2曲が歌われている。途中で歌われているのは 'D-I-V-O-R-C-E' という曲。彼女は5回結婚しているそうだから,少なくとも4回離婚している・・・?

Keith Richrads が歌っているので公式にリリースされているのは,The New Barbarians の一員としてのパフォーマンス。珍しく,キーボードを弾きながら歌っている。
New Barbarians - Apt #9 - live 1979 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=AZqXpovxP0s

● The New Barbarians "Buried Alive (2 CDs)" [MSIG  0316] -2006

Tammy Wynette ~ Apartment # 9 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=RlpYp8yF2L4

 彼女が24歳のときのデビュー曲(1966)。プロデュースしているのは,Charlie Rich 'Behind Closed Doors' と同じ Billy Sherrill 。

Tammy Wynette-Stand By Your Man (60's) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=zc4e-HdlhPY

 Youtube にはいろいろなバージョンがアップされていたが,これが一番若そう。冒頭で彼女を紹介しているのは,後に結婚する George Jones 。

Candi Staton-Stand By Your Man @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=0thtwgPIFHU

 2つのバージョンを聞き比べて気が付くのは,ビートが異なるのはもちろんだが,Candi Staton のバージョンではストリングスやホーンが大活躍していること。

ホーンのアレンジャーは Muscle Shoals Horns の一員としておなじみの Harrison Calloway だが,ストリングスをアレンジしているのは Jimmie Haskell だったと,Candi Staton "Evidence (2CDs)" のライナーノート(Dean Rudland) に書かれていた。
Jimmie Haskell がアレンジした曲でもっとも有名なのは,おそらく Simon & Garfunkel 'Bridge Over Troubled Water'。
Rick Hall は,most of Fame's orchestrations を Jimmie Haskell と契約していたそうだ。
2011年6月14日 23時22分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2011 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1018/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月13日(月)
Music Of The Medicine Shows
Various Artists "Good For What Ails You: Music Of The Medicine Shows 1926-1937 (2 CDs)" [Old Hat CD-1005]

収録曲のリストは,リリース元の Old Hat Records のサイトにあり,サンプルを聴くこともできる。
http://www.oldhatrecords.com/cd1005.html

medicine 「薬」について,日本では「薬九層倍」という慣用句が残っているくらい原価率が低く,ぼろ儲けのできる商売だったらしいが,それは万国共通で,アメリカでもかなりの広告宣伝費をつぎ込んでも利益の出るビジネスだったようだ。表題のアルバムは,薬屋がスポンサーとなって各地を巡業していた The Medicine Show の,有名無名の出演者たちの音源を集めた CD 。

様々な演目で構成されたショーには,ミンストレル・ショーも含まれていたらしい。
minstrel 「ミンストレル」 は,そもそも中世ヨーロッパの吟遊詩人(音楽家・歌手なども含む) のことだが,1830 年代からアメリカで人気を博していた「ミンストレル」と言えば,「顔を黒く塗って黒人の歌を歌う白人」。ところが,本物の黒人が「黒人」を演じることもあったそうだ。(pp.18-9 『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ,ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之 著)
当然,このアルバムに収録されている楽曲の演奏者や歌手も,黒人と白人が入り乱れていて,わけが分からない・・・(^_^;)

ルーツ・ミュージックの原典とも言える ↓ を聴いていると,同じように,ジャンルや肌の色などどうでもよくなってくるから不思議だ。
◎ V.A. "Anthology Of American Folk Music (6 CDs)" [Smithsonian Folkways/Sony SFW 40090]
● V.A. "The Retrospective 1925-1950 (4 CDs)" [Sony SRCS 5963〜6]
● V.A. "Sounds of the South (4 CDs)" [Atlantic 7 82496-2]


このアルバムのジャケ写やブックレットの表紙に使用されている写真のキャプションは,"Unidentified performers, human and canine, of the Kickapoo Indian Medicine Company, circa 1885."
オリジナルの写真は当然モノクロ →。
犬まで黒く塗られていたのだろうか・・・?

Kickapoo というのはアメリカインディアンの部族の一つ。
medicine には「まじない,魔よけ」という意味もある。
76ページもある付属のブックレットに掲載されている写真の中には,インディアンの衣装を着た出演者の姿もあった。
英文の解説を読むのは疲れるが,写真を眺めているだけでも十分面白い・・・(^_^;)
2011年6月13日 21時59分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2011 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1017/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月12日(日)
『アメリカ音楽史』
『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ,ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之 著,講談社 刊

第1章 黒と白の弁証法
 ――擬装するミンストレル・ショウ
第2章 憂鬱の正統性
 ――ブルースの発掘
第3章 アメリカーナの政治学
 ――ヒルビリー/カントリー・ミュージック
第4章 規格の創造性
 ――ティンパン・アレーと都市音楽の黎明
第5章 音楽のデモクラシー
 ――スウィング・ジャズの速度
第6章 歴史の不可能性
 ――ジャズのモダニズム
第7章 若者の誕生
 ――リズム&ブルースとロックンロール
第8章 空間性と匿名性
 ――ロック/ポップスのサウンド・デザイン
第9章 プラネタリー・トランスヴェスティズム
 ――ソウル/ファンクのフューチャリズム
第10章 音楽の標本化とポストモダニズム
 ――ディスコ,パンク,ヒップホップ
第11章 ヒスパニック・インヴェイジョン
 ――アメリカ音楽のラテン化

「ソウル/ファンクのフューチャリズム」という副題の付けられた「第9章」は,1963年11月30日号から1年と2ヶ月の間,ビルボード誌から「リズム&ブルース・チャート」が消えてしまった原因・背景の解明という形で論が進められている。
その答えとして筆者が提示しているのは,その時期が「人々の音楽的嗜好の決定因子として『人種』よりも『世代』が前景化した時代」だったから。
 「1964年までのモータウン・サウンドが『白人に媚びた音楽』か『黒人音楽』であるかどうかを問うことは不毛である。そもそも,この時代の音楽は『人種』による分類を前提としていない。もちろん,『人種』が問題化しない状況そのものが白人による黒人文化の搾取だという批判はありうるだろう。だが,それは社会のあらゆる領域に適用できる批判であるが故に個別事例へのコメントとしては説得力を欠く。重要なのは,アメリカのポピュラー音楽史を概観したときに,他の時代に比べてこの時期に『人種』という社会的カテゴリーの影響力が低下したことであり,それを敏感に察知したビルボード誌が黒人音楽のランキングを一時的に廃止したという事実である。」(pp.199-200)
この部分だけを読むと,「そんなバカな・・・?」と考える人が多いかもしれないが,豊富な資料を基に緻密な論理で記述されている本書を読むと,「なるほど・・・。」と思っていただけるはず。

「ハーレム・ヒット・パレード」(1942-),「レイス・レコード」(1945-),「リズム&ブルース」(1949-),「ソウル」(1969-),「ブラック」(1982-),「R&B」(1990-),「R&B/ヒップホップ」(1999-) と名称を変更しながら現在まで「アフリカ系アメリカ人の音楽的嗜好を記録し続け」てきたビルボード誌の黒人音楽チャートが,この「1年と2ヶ月」の間だけ途絶えていたことは以前から気になっていただけに,本書の指摘は,新たな視点を提供してくれたという意味で,非常に参考になった。

この「ソウル/ファンクのフューチャリズム」という章のまとめのエピソードは,マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」。
 「それは『月面遊歩』というフューチャリズムとミンストレル・ショウにまでさかのぼる『すり足=シャッフル』のコンビネーションであり,顔を『白くした= whitewashed』マイケルが人種的他者を<擬装>しながら擬似的な『宇宙空間』で黒人のステレオタイプを演じ」るパフォーマンスは,「『未来』と『過去』が同居するという意味で黒人文化の正当性を受け継いでいる。」(p.214)

本書を貫いているテーマは,<擬装>。辞書を引くと disguise という単語が出てくるが,「他者を装う」という意味では,pretend のほうがふさわしい・・・?
そこで思い浮かべたのが,Randy Newman の名盤 "Good Old Boys" に収録されていた 'Guilty' という曲の最後の一節。
... I just can't stand myself
And it takes a whole lot of medicine
For me to pretend that I'm somebody else

この 'medicine' を 'music' に読み替えると,「アメリカ音楽」を聴いているときの自分を的確に表現しているような気がする。
アメリカのポピュラー音楽が<擬装>願望を原動力として発展してきたものなら,それは,その音楽のオーディエンスの<擬装>願望を反映してきた・・・とも言えるのではないか。

2011年6月12日 08時12分 | 記事へ | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1016/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月07日(火)
"Sam Cooke - The RCA Albums Collection"
"Sam Cooke - The RCA Albums Collection (8 CDs)" [RCA/Legacy 88697898702]

本日,届きました。
このボックスセットのリリースを知らせていただいた foolishpride さんには,感謝の念に堪えません m(_ _)m

やはり,いまだに Legacy Recordings の Sam Cooke のページ には情報がなく,PopMarket という会員制通信販売のネット・ショップだけでしか販売されていないのは,いったいなぜ・・・?
http://www.popmarket.com/sam-cooke-the-rca-albums-collection/details/25809731

その後,いつの間にか Popmarket の商品は Not available in other countries. ということで日本からは購入できなくなっている。広告メールはいまだに届いているのだが・・・(^_^;)
日本でも一部の専門店等で扱われるようになっているけれども,↓ の価格が最も良心的なようだ。
The RCA Albums Collection(輸入盤) @ Sony Music Shop
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=0401&cd=00DX000089870

<<以上,8月17日 追記>>

Sony Music Shop ↑ での販売が終了した後,かなり割安(PopMarket からの個人輸入より安い (T_T)) な価格で Disc Union での予約受付 が始まり,日アマゾンにも商品が登録された。
日アマゾンは,現時点では「出品者からお求めいただけます。」状態だが,米英アマゾンでは予約を受け付けている(ASIN: B005APT72M) ので,もうしばらくすると,再び予約の受付が始まると思われる。
米英アマゾンで,Sam Cooke "RCA Albums Collection" と同時期に発売されることになっている ↓ は,日アマゾンでも予約が始まっていて,同じ扱いになるはずなのだが・・・?
● Nina Simone "Complete RCA Albums Collection (9 CDs)"
↑ は,予約済み。5枚組の "Original Album Classics" を我慢してよかった (^_^)v
<<以上,10月8日 追記>>


タイトルどおりの "Albums Collection" なので,RCA Victor からリリース(1960-63) された LP 7枚と,1963 年にライブ録音されたアルバムをそのままストレートに CD 化したセットで,Not on LP の曲などは含まれていない。
最近,RCA 初期の曲も英欧でリイシューされ始めたため,このボックス・セットで初めて CD 化されたのは6曲のみ。
'The Song Is Ended' on "My Kind Of Blues"(1961)
'Camptown Twist','The Twist','Twistin' In The Kitchen With Dinah','Twistin' In The Old Town Tonight' on "Twistin' The Night Away"(1962)
'Willow Weep For Me' on "Mr. Soul"(1963)

しかし,"Mr. Soul" までの6枚の LP が,こうやって CD 化されたことには,計り知れない価値がある。
特に,『U.S.BlackDiskGuide』「第1章 The Pioneers」の最初に掲載されている "Twistin' the Night Away" は,それまで New York で借りてきた猫のようにおとなしくしていた Sam Cooke が,Hollywood, CA. のスタジオで Earl Palmer を初めとする身内ともいえるミュージシャンたちと創り上げた名盤として,重要曲は "The Man Who Invented Soul (4 CDs)" で既に CD 化済みではあっても,オリジナルのまま CD 化されたことは,非常に喜ばしい。
今後は,一般のマーケットでも流通し,未発表曲などの発掘が進むことも期待したいが・・・,abkco が邪魔さえしなければ・・・(^_^;)

「紙ジャケ」の出来はまあまあ・・・,厚みがある分だけ Rhino の "Original Album Series" に比べるとマシ・・・(^_^;) 不自然な「白枠」だけは何とかしてほしかったが・・・。
付属のブックレット(24 pages) には,Stuart Colman という人のライナーノートと,アルバムごとのかなり詳細な録音データが掲載されている。セッション単位で参加ミュージシャンの名前がクレジットされているのはありがたい。


◎ "Cooke's Tour" [RCA Victor LSP-2221] -1960
1. Far Away Places (Joan Whitney / Alex Kramer)
2. Under Paris Skies (Hubert Giraud / Kim Gannon / Jean Drejac)
3. South Of The Border (Down Mexico Way) (Jimmy Kennedy / Michael Carr)
4. Bali Ha'i (Richard Rodgers / Oscar Hammerstein)
5. The Coffee Song (They 've Got an Awful Lot of Coffee in Brazil) (Bob Hilliard / Dick Miles)
6. Arrivederci, Roma (Goodbye to Rome) (Carl Sigman / Renato Rascel)
7. London By Night (Carroll Coates)
8. Jamaica Farewell (Irving Burgess)
9. Galway Bay (Billy Strayhorn)
10. Sweet Leilani (Harry Owens)
11. The Japanese Farewell Song (Hasegawa Yoshida / Freddy Morgan)
12. The House I Live In (Lewis Allen / Robinson)

◎ "Hits of the 50's" [RCA Victor LSP-2236] -1960
1. Hey There (Richard Adler / Jerry Ross)
2. Mona Lisa (Jay Livingston / Ray Evans)
3. Too Young (Sylvia Dee / Sidney Lippman)
4. The Great Pretender (Buck Ram)
5. You, You, You (Lotar Olias / Robert Mellin)
6. Unchained Melody (Hy Zaret / Alex North)
7. The Wayward Wind (Stanley Lebowsky / Herbert Newman)
8. Secret Love (Paul Francis Webster / Sammy Fain)
9. The Song From Moulin Rouge (George Auric / William Engvick)
10. I'm Walking Behind You (Billy Reid)
11. Cry (Churchill Kohlman)
12. Venus (Ed Marshall / Peter DeAngelis)

◎ "Sam Cooke (Swing Low)" [RCA Victor LSP-2293] -1961
1. Swing Low, Sweet Chariot (Harry Warren / Al Dubin)
2. I'm Just A Country Boy (Fred Hellerman / Marshall Barer)
3. They Call The Wind Mariah (Alan Jay Learner / Frederick Loewe)
4. Twilight On The Trail (Sidney D.Mitchell / Louis Alter)
5. If I Had You (James W.Alexander / Sam Cooke)
6. Chain Gang (Sam Cooke)
7. Grandfather's Clock (Henry Clay Work)
8. Jeanie With The Light Brown Hair (Stephen Foster)
9. Long, Long Ago (Thomas Haynes Bayly)
10. Pray (Johnnie Taylor)
11. You Belong To Me (Sam Cooke / James W.Alexander)
12. Goin' Home (Anton Dvorak)

◎ "My Kind of Blues" [RCA Victor LSP-2392] -1961
1. Don't Get Around Much Anymore (Bob Russell / Duke Ellington)
2. Little Girl Blue (Richard Rodgers / Lorenz Hart)
3. Nobody Knows When You're Down And Out (Jimmie Cox)
4. Out In The Cold Again (Ted Koehler / Rube Bloom)
5. But Not For Me (George Gershwin / Ira Gershwin)
6. Exactly Like You (Dorothy Fields / Jimmy McHugh)
7. I'm Just A Lucky So-And-So (Duke Ellington / Mack David)
8. Since I Met You Baby (Ivory Joe Hunter)
9. Baby, Won't You Please Come Home (Charles Warfield / Clarence Williams)
10. Trouble In Mind (Richard M.Jones)
11. You're Always On My Mind (James W.Alexander)
12. The Song Is Ended (Irvin Berlin)

◎ "Twistin' the Night Away" [RCA Victor LSP-2555] -1962
1. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
2. Sugar Dumplin (Sam Cooke)
3. Twistin' In The Kitchen With Dinah (Sam Cooke)
4. Somebody's Gonna Miss Me (Lattimore Brown / Arthur Lee Reeves)
5. A Whole Lotta Woman (James W.Alexander / Lowell Jordan)
6. The Twist (Henry Ballard)
7. Twistin' In The Old Town Tonight (Mack David)
8. Movin' And Groovin' (Sam Cooke / Lou Rawls)
9. Camptown Twist (Sam Cooke)
10. Somebody Have Mercy (Sam Cooke)
11. Soothe Me (Sam Cooke)
12. That's It - I Quit - I'm Moving On (Roy Alfred / Del Serino)

◎ "Mr. Soul" [RCA Victor LSP-2673] -1963
1. I Wish You Love (Charles Trenet / Lee Wilson /Albert Beach)
2. Willow Weep For Me (Ann Ronell)
3. Chains Of Love (Nugeter)
4. Smoke Rings (Ned Washington / Gene Gifford)
5. All The Way (Sammy Cahn / James Van Heusen)
6. Send Me Some Lovin' (Leo Price / John S.Marascalco)
7. Cry Me A River (Arthur Hamilton)
8. Driftin' Blues (Johnny Moore / Charles Brown / Eddie Williams)
9. For Sentimental Reasons (Deek Watson / William Best)
10. Nothing Can Change This Love (Sam Cooke)
11. Little Girl (Madeline Hyde / Francis Henry)
12. These Foolish Things (Eric Marschwitz / Jack Strachey / Henry Link)

◎ "Night Beat" [RCA Victor LSP-2709] -1963
1. Nobody Knows The Trouble I've Seen (traditional, arranged by Sam Cooke)
2. Lost And Lookin' (James W.Alexander / Lowell Jordan)
3. Mean Old World (Sam Cooke)
4. Please Don't Drive Me Away (Charles Brown / Jesse Ervin)
5. I Lost Everything (Ella Tate)
6. Get Yourself Another Fool (Tucker / Haywood)
7. Little Red Rooster (Willie Dixon)
8. Laughin' And Clownin' (Sam Cooke)
9. Trouble Blues (Charles Brown)
10. You Gotta Move (Sam Cooke)
11. Fool's Paradise (Johnny Fuller / Robert Geddins / David Avid)
12. Shake, Rattle And Roll (Charles Calhoun)

◎ "One Night Stand! Live at the Harlem Square Club, 1963"
1. Soul Twist / Introduction (Curtis Ousley)
2. Feel It (Don't Fight It) (Sam Cooke)
3. Chain Gang (Sam Cooke)
4. Cupid (Sam Cooke)
5. Medley: It's All Right / For Sentimental Reasons (Sam Cooke / William Best / Deke Watson)
6. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
7. Somebody Have Mercy (Sam Cooke)
8. Bring It On Home To Me (Sam Cooke)
9. Nothing Can Change This Love (Sam Cooke)
10. Having A Party (Sam Cooke)

2011年6月7日 21時30分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2011 / CDs of Sam Cooke / BEST 10 CDs in 2011 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1014/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2011年06月05日(日)
Drift Away - A Decade of Dobie
Dobie Gray "Drift Away - A Decade of Dobie 1969 - 1979 (4 CDs)" [Hip-O Select B0003621-02]

Disc I: The White Whale & Decca Years
1. Rose Garden [White Whale 300] -1969
2. Where's The Girl Gone [White Whale 300] -1969
3. Do You Really Have A Heart [White Whale 330] -1969
4. What A Way To Go [White Whale 330] -1969
5. Guess Who [White Whale 342] -1970
6. Honey, You Can't Take It Back [White Whale 342] -1970
○ "Drift Away" [Decca DL7-5397] -1972
7. Drift Away 8. The Time I Loved You The Most 9. L.A. Lady 10. We Had It All 11. Now That I'm Without You 12. Rockin' Chair 13. Lay Back 14. City Stars 15. Sweet Lovin' Woman 16. Caddo Queen 17. Eddie's Song

Disc II: The MCA Years
○ "Loving Arms" [MCA 371] -1973
1. Good Old Song 2. You And Me 3. I Never Had It So Good 4. Lovin' The Easy Way 5. Loving Arms 6. Reachin' For The Feeling 7. There's A Honky Tonk Angel (Who(ll Take Me Back In) 8. Mississippi Rolling Stone 9. Love Is On The Line 10. Rose
○ "Hey Dixie" [MCA 449] -1974
11. Hey Dixie 12. How Can You Live All Alone 13. So High (Rock Me Baby And Roll Me Away) 14. Watch Out For Lucy 15. Old Time Feeling 16. Turning On You 17. Roll On Sweet Mississippi 18. Can You Feel It 19. Performance 20. The Music's Real (Mentor's Song)
21. Watch Out For Lucy [MCA 40268] -1974

Disc III: The Capricorn Years
○ "New Ray Of Sunshine" [Capricorn 0163] -1975
1. Harold And The Swinging Rocks 2. Drive On, Ride On 3. If Love Must Go 4. Lover's Sweat 5. A New Ray Of Sunshine 6. I'll Take You Down To Mexico 7. Easy Loving Lady 8. Comfort And Please You 9. What A Lady 10. Easy Come, Easy Go
○ "Let Go" [Capricorn 0188] -1976
11. Let Go 12. Do It (aka Do Me) 13. Mellow Man 14. Find 'Em, Fool 'Em And Forget 'Em 15. The Best Of My Love 16. Country Love 17. When A Man Loves A Woman 18. But I Do 19. Moonlight Trippin' 20. Can't Stop A Man In Love
21. Find 'Em, Fool 'Em And Forget 'Em [Capricorn 0259] -1976
22. The Christmas Song [Previously Unreleased]

Disc IV: The Infinity Years
○ "Midnight Diamond" [Infinity 9001] -1978
1. You Can Do It 2. We've Got To Get It On Again 3. Let This Man Take Hold Of Your Life 4. Weekend Friend 5. Miss You Nights 6. I Can See Clearly Now 7. Sharing The Night Together 8. Who's Lovin' You 9. I'll Be Your Hold Me Tight 10. Thank For Tonight
○ "Dobie Gray" [Infinity 9016] -1979
11. The "In" Crowd 12. Stumblin' Back To You 13. Sunny Day To Rain 14. Spending Time, Making Love And Going Crazy 15. You Can't Keep A Good Man Down 16. Fool, Fool 17. All I Wanna Do Is Make Love To You 18. We Had It All 19. Bridge Of Silence
20. The "In" Crowd [Infinity 50043] -1979

Dobie Gray が,1969〜79年に録音した楽曲を集めたボックス・セット。シングル・バージョンや未発表曲も含まれているので,ほぼコンプリートのはず。収録曲のリストは → D_Gray69-79.xls

4年ほど前に Hip-O Select から 5,000 セットの限定盤としてリリースされ,一時はそこそこのプレミアが付いていたはずだが,売れ残りが倉庫から見つかったのかアマゾンに新品が出品されていた。結局,余計な回り道をせずに最初からこのセットを購入するべきだったかも・・・(^_^;)
● "Drift Away: His Very Best" [Razor & Tie RE 2112-2] -1996
● "The Soulful Sound of Dobie Gray" [SPECTRUM HMNCD 022] -1997
● "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337] -2011

Disc I の最初に,Biography - Dobie Gray Interview というのが収録されていて,To access, simply "rewind" to top of disc とあり,通常の CD プレイヤーで1曲目を再生中に「巻き戻し」ボタンを押し続けると聞くことができるのだけれども,こういうトラックを iPod に取り込む方法が分からない。取り込んだところで,ぼくのリスニング力では大して理解できないのだが・・・(^_^;)

'Drift Away' の大ヒット以前に White Whale というレーベルに録音した作品も収録されている。Joe South 'Rose Garden' のカバーはヒットしても不思議ではなかったと思うが,Jesse Belvin 'Guess Who' はちょっとまだ荷が重いかな・・・という感じ。

● "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337] -2011
↑ に含まれていなかった "Hey Dixie" 収録曲の内で聴いてみたかったのは,Allen Toussaint が書いた 'Performance'。Aaron Neville や Johnny Adams も歌っている曲。New Orleans が生んだ最高のシンガー二人に比べるといささか分が・・・(^_^;)

Capricorn からの1枚目 "New Ray Of Sunshine" で印象的なのは Will Jennings 作の 'If Love Must Go' というラブ・バラードだが,アルバム全体としては,Mentor Williams から離れたことでポップ色が薄れ,Country Rock'n'Soul な曲が多くなっている。
前作までと同じ Quadrafonic Sound Studio, Nashville で録音されているけれども,Background Vocals には Darlene Love の名前もあった。

次作の "Let Go" から,このボックス・セットの最後に収録されている "Dobie Gray" まではすべて,Rick Hall プロデュースの FAME 録音。もちろん,'70 年代後半のこの時代のサウンドに,かつての FAME を期待してはいけない。
最後の,自分の名前をアルバム・タイトルにしたアルバムなどは,完全にディスコ・サウンド。
'60 年代半ばに,Earl Palmer と Carol Kaye のリズム・セクションをバックに歌ってヒットさせた 'The "In" Crowd' のディスコ・バージョンあたりは,聞いていると情けなくなってくる・・・(T_T)

ただし,Dobie Gray の声そのものには衰えはまったく感じられず,そういう「時代」を感じさせるサウンドを割り切って「歌」を聴く分には,十分楽しめた。
2011年6月5日 20時32分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2011 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1013/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません