ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2006年10月29日(日)
New Barbarians
The New Barbarians "Buried Alive: Live in Maryland (2 CDs)" [Wooden/MSIG 0316-7]

[Disc 1]
1. Sweet Little Rock 'N' Roller 2. Buried Alive 3. F.U.C. Her 4. Mystifies Me 5. Infekshun 6. Rock Me Baby 7. Sure The One You Need 8. Lost And Lonley 9. Love In Vain 10. Breathe On Me
[Disc 2]
1. Let's Go Steady
2. Apartment #9
3. Honky Tonk Women 4. Worried Life Blues 5. I Can Feel The Fire 6. Come To Realise
7. Am I Grooving You
8. Seven Days 9. Before They Make Me Run 10. Jumpin' Jack Flash

1979年当時,キースが司法取引(?)のためにカナダで行ったチャリティー・コンサート(ストーンズも参加)の "Blind Date" というタイトルのブートは今でも手元に残してあるが,New Barbarians 単独のコンサートを収録したものをきちんと聴くのは,今回が初めて。


Disc 2 の1曲目,Keith Richards が歌う "Let's Go Steady" は,この CD のクレジットでは Neil Sedaka の曲のように表示されているが,オリジナルは Sam Cooke で,作曲は J.W. Alexander 。
KEEN 時代の作品で,CD では↓に収録されている。
◎ Sam Cooke "The Man Who Invented Soul [Disc 1]" [RCA/BMG 07863 67911-2]
20. Let's Go Steady Again

ポップなバラードである,そのオリジナルとは似ても似つかないアレンジで演奏されているけれども,それはキースが Arthur Conley のバージョンを参考にして歌っているから。
● Arthur Conley "Sweet Soul Music: The Best Of Arthur Conley" [Ichiban/soul classics SCL 2105-2]
7. Let's Go Steady
↑は,大ヒットした "Sweet Soul Music" の B 面曲で,1967年1月20日に Fame Studios で録音されている。
バックのミュージシャンは,Otis Redding のロード・バンドが中心で,セッション・リーダーとしてギターを弾いているのは,Moses Dillard。

続く "Apartment #9" は,キース単独のブートにも収録されていたナンバーで,カントリー女性シンガーである Tammy Wynette の曲。彼女は,Candi Staton "Stand By Your Man" のオリジナルを歌っていることでも有名。
◎ Tammy Wynette "The Essential Tammy Wynette" [Sony MHCP 471]
キースは,彼女のデュエット・パートナーであり一時は夫でもあった George Jones のアルバムにゲスト参加したことがある。
◎ George Jones "The Bradley Barn Sessions" [Geffen UICY-3478]
5. Say It's Not You - with Keith Richards


この New Barbarians に参加しているメンバーのうち,最も意外だったのは Stanley Clarke だったが,ロニーと知り合うようになったきっかけは,彼が Jeff Beck "Truth" でのロニーのベースを非常に気に入っていたことだったそうだ。
ときどきキースとロニーを差し置いてメロディ・ラインを弾いたりすることもあるが,それほど目立っておらず,ちょうど Darryl Jones と同じような存在感で,キースとロニーのプレイを手堅くバックアップしてくれている。

Meters の Joseph "Ziggy" Modeliste もいたってマトモで,かえってつまらなく感じてしまうほど。
キースとロニーがあまりにもヨレヨレなため,基本的なリズムは自分がキープしなければ・・・とでも思っていたのだろうか?

そんな二人が,その本性を垣間見せてくれるのは,Freddie Scott のカバー "Am I Grooving You" の後半部。
ここでのベースとドラムの演奏が,このアルバムにおける一番の聴きものかも・・・(^_^;)


こんな貴重な音源を公式に発表してくれるのだから,この Wooden Records というロニーのレーベルには大いに期待したいところだが,娘の作品までリリースしなくても・・・(^_^;)
http://www.woodenrecords.co.uk/

2006年10月29日 21時42分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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