Otis Blue
Otis Redding "Otis Blue / Otis Redding Sings Soul" [MMG 20P2-2370]
Sam Cooke に影響を受け,Sam Cooke の曲をカバーし,Sam Cooke になろうとしたシンガー。
彼は,あるインタビューで "I want to fill the silent void caused by Sam Cooke's death." と言っていたらしい。
ほとんどのアルバムで Sam Cooke の曲をカバーしているが,この1965年の3作目 "Otis Blue" では,3曲も歌っている。
3. A Change Is Gonna Come
6. Shake
8. Wonderful World
演奏している MG's を中心とした STAX のハウス・バンドの連中は,Otis のバックを務めるときは,気合の入り方が違うように聴こえる。すべての楽器と Otis の歌声が一体となって押し寄せ,その過不足の無い完璧さは,息苦しくなるほど。
オリジナルである "Ole Man Trouble","Respect","I've Been Loving You Too Long" の出来も素晴らしく,このアルバムを Otis のベストとする人も多い。
それほど良く出来たアルバムなのに,このジャケットの写真はいったい・・・? 当時のソウル・ミュージックのおかれていた状況が想像できる。
Rolling Stones の "Satisfaction" もカバーしているが,その原曲と "A Change Is Gonna Come" の原曲との共通点は,同じスタジオ(RCA Studio Hollywood)で,同じエンジニア(Dave Hassinger)によって録音されていること。
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2005年2月6日 08時38分
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COVERs of Sam Cooke |
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