Lucinda Williams "West"
Lucinda Williams "West" [Lost Highway UCCU-1146]
僕の貧弱なボキャブラリでは形容の仕様が無いほど素晴らしいアルバム。
彼女が作りたかったという「成熟しているけれどもヒップなアルバム」になっているのではないか?
今どんな音楽が流行しているかとか,誰がグラミー賞をもらったかなどには全く興味が無いけれども,既にカントリー,フォーク,ロックという部門で受賞している Lucinda Williams が,このアルバムでどの部門のグラミー賞を受賞するのかは,気になる。
ちょうどほぼ同世代で,同じように Blues や Soul や Rock など,いろいろな音楽を聴いて育ってきたのだろうな・・・と共感できる部分が多く,最近 Country を聴き始めたことも,その共感できる範囲を広げてくれたようだ。
日本盤には,"Live @ The Fillmore" でバックを務めていたバンドによるデモが,2曲だけだがボーナス・トラックとして収められていて,本番と聴き比べることができるようになっている。ボーカルは,本当に,デモのものがそのまま使用されたらしい。
Norah Jones の新作 "Not Too Late" もほとんど同時に入手して聴き始めたのだけれども,年齢が二回り近く違っているので仕方がないとはいえ,成熟の度合いでは全く話にならず,Lucinda のアルバムを聴くほうが圧倒的に多い。
恋人といちゃつきながら仲良しのバンドで和気藹々と録音したアルバムと,母親を亡くし恋人とも別れた状態で新しいプロデューサやミュージシャンを迎えて録音したアルバムという違いもサウンドに表れているように思う。
それにしても,Norah Jones のアルバムが1作目をピークにしてだんだん生ぬるくなっているように感じてしまうのは,僕の気のせいか・・・?
Lucinda Williams と Norah Jones は,Keith Richards との3ショットの写真がある。
http://www.keithrichards.com/index_flash.html
Gallery → Sets - 10
July 2004 'Return to Sin City: A Tribute to Gram Parsons' Concert
↑ のコンサートで,キースが Norah と歌った "Love Hurts" は,絶品だった。これを見て,キースというミュージシャンに,また惚れ直してしまったと言っていい。
Norah Jones & Keith Richards - Love Hurts
http://www.youtube.com/watch?v=inc3d2LudEA
Lucinda Williams も "Love Hurts" を歌ったことがあり,そのデュエット・パートナーは,Little Milton 。
◎ Little Milton "Welcome To Little Milton" [MALACO MCD 7500]
http://music.barnesandnoble.com/search/product.asp?z=y&EAN=048021750023&itm=5
Little Milton 唯一のグラミー賞ノミネート作品らしい。いつもより余計にお金をかけて,豪華なゲストに参加してもらいました・・・という,賞狙いが見え見えの企画アルバムで,内容はもう一つ。
ただ,Lucinda が Donnie Fritts と "Breakfast In Bed" をデュエットしていたときは,代わりにオレが・・・とも考えたが,相手が Little Milton では,出る幕が無い (^_^;)
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2007年3月3日 10時40分
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いまだに,持ち歩いているのはポータブル CD プレイヤーです。
512MB の USB メモリに MP3 プレイヤーが付属しているものも持っていて,最近 LP を片面ずつデジタル化したファイルを入れて聴いておりますが,それは,カミサンからのプレゼント・・・(^_^;)
「無人島CD」 少しだけですが拝見させていただきました。
1枚目が Sam Cooke だったのは,うれしかったです。