ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2013年01月25日(金)
Sam Cooke "The Singles Collection"
Sam Cooke "The Singles Collection (3 CDs)" [NotNow NOT3CD089]

<1月30日 追記>
Le Chant Du Monde というレーベルから "Complete Singles 1956-1962" というタイトルのアルバムが3月にリリースされる予定で,いくつかのネット・ショップで予約受付が始まっている。
この NotNow のセットに比べると「コンプリート」度は高いけれども,Sam Cooke のシングル盤は,それが全てではなく,来年になると "Complete Singles 1956-1963" というようなタイトルのアルバムがリリースされる可能性は高い・・・(^_^;)

"Sam Cooke - The RCA Albums Collection" と同時期にリリースされたシングルについては,"The RCA Singles Collection" という形で発売してくれるのが,最もありがたいのだが・・・m(_ _)m


<1月25日 追記>
本日,届いた。最初から日本向けに製造されているらしく,日本語の帯付きでシールドされていた。

'Summertime' の Part 1/2 が, Don't Cry バージョンのオーバーダブ有り無しというのは,以前の NotNow の CD と同じ。
'Lonely Island' も,LP バージョンのまま・・・(^_^;)

● "The Keen Collection (Remastered)"
 今のところは MP3 のみだが,Keen 時代については ↑ があるので,バージョン違いが気になる人は,そちらを購入しましょう。
日アマには未登録だが,iTunes などで買える。

このコレクションの価値は,RCA 時代の初期のシングルが収録されていることにある。
既に何らかの形で CD 化,あるいは MP3 化されたことがある曲ばかりだが,こうやってシングル集として聴くと,また別の味わいがある。

Sam Cooke の場合,シングルと LP のバージョン違いで有名なのは 'Good Times' くらいなのだが,1964年のリリースなので,こんな風に CD 化されるのは,まだまだ先か・・・(T_T)

GOOD TIMES SAM COOKE 45RPM RCA VICTOR RECORDS @Youtube
 ↑ は,かなり状態が悪いけれども,シングルには,ストーンズのカバー・バージョンで聞けるようなギターが入っている。

Sam Cooke U.S. discography.xls
 ↑ は,10年ほど前に GOLDMINE というコレクター向けの雑誌に掲載されたもの。
タイプミスがあればご容赦を・・・m(_ _)m
NearMint の価格も10年前のものだが,ご参考までに。
シングルにしても LP にしても,この時代のアナログ盤は「骨董品」なので,全く同じ状態のものは存在しないし,当然「定価」などというものもない。


<12月22日 記>
現時点で予約受付が始まっているのは Tower Records のみだが,"The Singles Collection" というタイトルのアルバムが,来年1月末に発売されるらしい。
<1月3日 追記
アマゾンでも予約が始まった。ASIN: B00ANDVO8G >

最近,タワレコの店頭でワゴン・セールが行われている,リイシュー専門レーベルの Not Now からのリリース。
タワレコではまだトラック・リストが発表されていないが,ネット上で検索すると,収録曲のリストがあった。
CD: Sam Cooke: Singles Collection (2013)
https://www.imusic.dk/cd/5060143490897/sam-cooke-2013-singles-collection-cd


一口に「シングル盤」と言っても,Specialty や Keen の初期のものには 78 回転盤もあったし,モノとステレオの両方でリリースされたものや,'That's It, I Quit, I'm Movin' on' のように 33 回転盤のバージョンもあったりするのだが,一応,[ ] 内にリリース年と主な番号を追加しておいた。
収録内容は目新しいものではなく,いずれも何らかの形で過去に CD 化あるいは MP3 化された曲ばかりだったが・・・,これに刺激されて,RCA 時代のコンプリートなシングル集がリリースされることを期待したい。

○ Sam Cooke "The Singles Collection (3 CDs)" [NotNow NOT3CD089]

DISC I:
1. Having a Party [1962, RCA Victor 47-8036]
2. Twistin' the Night Away [1962, RCA Victor 47-7983]
3. Bring It on Home to Me [1962, RCA Victor 47-8036]
4. Chain Gang [1960, RCA Victor 47-7783]
5. Somebody Have Mercy [1962, RCA Victor 47-8088]
6. Love Me [1960, RCA Victor 47-7816]
7. It's All Right [1961, RCA Victor 47-7927]
8. Nothing Can Change This Love [1962, RCA Victor 47-8088]
9. One More Time [1962, RCA Victor 47-7983]
10. You Understand Me [1960, RCA Victor 47-7730]
11. I Fall in Love Every Day [1960, RCA Victor 47-7783]
12. Teenage Sonata [1960, RCA Victor 47-7701]
13. If You Were the Only Girl [1960, RCA Victor 47-7701]
14. That's It, I Quit, I'm Movin' on [1961, RCA Victor 47-7853]
15. Farewell, My Darling [1961, RCA Victor 47-7883]
16. I Belong to Your Heart [1960, RCA Victor 47-7730]
17. Sad Mood [1960, RCA Victor 47-7816]
18. (Don't Fight It) Feel It [1961, RCA Victor 47-7927]

DISC II:
1. Wonderful World [1960, Keen 82112]
2. Cupid [1961, RCA Victor 47-7883]
3. Forever [1957, Specialty 596]
4. Lovable [1957, Specialty 596]
5. There! I've Said It Again [1959, Keen 8-2105]
6. I'll Come Running Back to You [1957, Specialty 619]
7. Stealing Kisses [1958, Keen 3-2005]
8. I Don't Want to Cry [1958, Specialty 627]
9. That's All I Need to Know [1958, Specialty 627]
10. One Hour Ahead of the Possee [1959, Keen 8-2105]
11. For Sentimental Reasons [1958, Keen 3-4002]
12. No One (Can Take Your Place) [1960, Keen 82111]
13. Let's Go Steady Again [1959, Keen 3-2022]
14. Happy in Love [1959, Specialty 667]
15. 'T'ain't Nobody's Bizness [1960, Keen 82111]
16. I Need You Now [1959, Specialty 667]
17. Blue Moon [1958, Keen 3-2008]
18. Only Sixteen [1959, Keen 5-2022]

DISC III:
1. You Send Me [1957, Keen 3-4013]
2. Everybody Loves to Cha Cha Cha [1959, Keen 3-2018]
3. Win Your Love for Me [1958, Keen 3-2006]
4. Steal Away [1960, Keen 82118]
5. So Glamorous [1960, Keen 82118]
6. Mary, Mary Lou [1960, Keen 82122]
7. The Little Things You Do [1959, Keen 3-2018]
8. Along the Navajo Trail [1960, Keen 82112]
9. Desire Me [1958, Keen 3-4002]
10. Almost in Your Arms [1958, Keen 3-2006]
11. With You [1960, Keen 82117]
12. Eee-Yi-Ee-Yi-Oh [1960, Keen 82122]
13. Lonely Island [1958, Keen 3-4009] LP version
14. I Thank God [1960, Keen 82117]
15. You Were Made for Me [1958, Keen 3-4009]
16. Love You Most of All [1958, Keen 3-2008]
17. All of My Life [1958, Keen 3-2005]
18. Summertime - Part 1 2 [1957, Keen 3-4013]
19. Summertime - Part 2 [1959, Keen 8-2101] Part 2 with Overdub

やはり,著作隣接権の関係からか,1962年にリリースされたシングルまでの収録で,それ以降のものは含まれていない。
'That's It, I Quit, I'm Movin' on' の B 面曲だった 'What Do You Say' だけ,なぜか未収録だけれども,その他については一通り網羅されている。
'What Do You Say' は,Youtube にはアップされているものの,残された数少ない未 CD 化曲の一つ。
What do you say (Sam Cooke) @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=FVq7VEzYoDo


2013年1月25日 21時35分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK / CDs of Sam Cooke |
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大変大変ご無沙汰しております。。。
お元気でしょうか?
いつもながらの充実ぶりで勉強させていただいております。

実はこのSIngle Collection安いのでかってみたのですが、
一部奇妙な事になってますね。。

Specialty時代のForeverとLovableですが、
これ当時シングルでだされていた物とテイクが違いますね。。。
まだ全部聴いていないので他にもあるかもしれないですが。。
Alt. Takeという考え方であればうれしい気がしますが、
これではシングルコレクションと呼べるのかという感じですねw

Complete Singles 1956-1962は高くて今の所は手が出ませんが。。。orz

ぴちふる先生の予想する来年の-1963に期待しながら、
じっと我慢の子をきめこんでみます。。。w
お久しぶりです。・・・といっても,↓ は ROM しているので,cow さんのつぶやきも拝見しておりました。
サム・クックBOT (sam_cooke_bot) on Twitter
https://twitter.com/sam_cooke_bot


さて,'Forever' と 'Lavable' の件ですが,どちらも間違いなくシングル・バージョンのはずです。何かの勘違いでしょう。
レーベルの画像がブックレットに掲載され,モノラルにこだわった "Complete Singles 1956-1962" にも同じバージョンが収録されております。↓ に収録されているバージョンとも同一。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Complete Specialty Recordings (3 CDs)" [Specialty 3spcd-4437-2]

この2曲には,コーラスのオーバーダブがないバージョンもありますが,それは ↓ の CD にボーナス・トラックとして収録されているだけ。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Two Sides Of Sam Cooke" [Specialty/P-Vine PCD-1908]
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "In The Beginning" [Specialty/ace CDCHD 280]

ただ,この NotNow のセットは本文中のリストに修正を加えているように,'Lonely Island' が LP Version で,'Summertime' の本当の Part 1 が収録されていない点で,やはり,完全な "Singles Collection" ではありません。
レスありがとうごございます♪

失礼しました。。。
Loveableですが、ワタクシは↓コチラのバージョンを正式バージョンだと思ってました。。。
https://www.youtube.com/watch?v=IO571jdZuFk
むしろコチラが別テイクということなんでしょうね。。。

で、実はこれは家にある音源を大捜索しないと核心は持てないですが、
Lovableのオーヴァーダブ版はもう一つバージョン違いがありませんか?
確かYou Send Meさながらの白人混声コーラスがかぶせてありました。
しかもはじめて聴いたバージョンがそれっだったかも知れませんw
経緯は不明ですが、サムの成功を羨んでコーラスを変えたりして出し直したんでしょうかね。。。?
ぜんぜん網羅できていないもので、
その辺の情報をご存知でしたらご教授願いたい限りです。。。。


しかしForeverなんですが、
↓コチラの音源は映像によるとシングルのようですが、
今回のシングルコレクションとはバージョンが異なるんですよね。。。
https://www.youtube.com/watch?v=TYeBymYYfzc
解りやすい違いとしては、歌い出しのコーラスアレンジがハッキリ異なるのと、サムの歌のテイクも違いますね。
歌の違いは若干のタイミングやほんの一部のフェイク違いという気付くには微妙な所ですが。。。

もし上記の動画が当時のシングル盤だとすれば、
シングルコレクションに納められているものはやはり違うという事になりますね。。。
でも上記の動画が再発でバージョン違いあれば、CDに納められているのが正規という事でしょうね。。。

もう、なんだかワケがワカラナイ状態で。。w
重箱の隅みたいな話になってしまいまして、スイマセン。。。
何かその辺もお解りになるようでしたら。。。ぜひご教授を。。。。

長文失礼しました。。
'Forever' には '70 年代に Specialty から Sam Cooke with The Soul Stirrers のアルバムがリリースされる際にオーバーダブが施された LP バージョンもあります。
Youtube にアップされている,その 'Forever' は,DooWop 風のコーラスなどが追加された LP バージョンですね。
CD でも "Two Sides Of Sam Cooke" などに収録されていますが,いずれにしても,Sam Cooke のボーカルそのものは同じでしょう。
当時のオーバーダブでセッションのデータが残っているのは,'The Last Mile Of The Way' くらいですが,The Millionaires というグループのコーラスの他,Jim Gordon(Organ), Wilton Felder(Electric Bass) の名前がクレジットされています。Organ を担当している Jim Gordon はドラマーの Jim Gordon と同一人物だと思われます。

'Lovable' については,ゴスペルの 'Wonderful' との中間バージョンとも言える 'She's Wonderful' という,ボーカルも演奏も異なるバージョンが存在します。
SAM COOKE - SHE'S WONDERFUL (very rare) @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=704EO73ht0M

↑ は,1988年にリリースされたもののすぐにクレームが付いて回収された "Having A Party"[RCA 8322-2-R] という CD に収録されていたそうです。
お忙しい中、お付き合いいただいて恐縮です!

SHE'S WONDERFUL (very rare)

このバージョン、はじめて聴きました!!!!
声の劣化(マットになりノビが無くなった)とフェイクの癖からすると、
間違いなく晩年(ナイトビート近辺)の録音ですね!
ピアニストの癖も完全にNight Beatと同じですね。
再録というか、焼直して出すつもりだったんでしょうか。。。
まさにレアですね。。ありがとうございます!

ということで、ワタクシが聴いたのとは違いますね。。
確か駅前で売ってる廉価版CDで最初にLovableとForeverを聴きましたw
ちょっと捜索には相当な時間を要するのでまだ未確認です。。。w


フォーエヴァーもありがとうございます!
あの後、他に動画を見てみたんですが、
前回の音源と同じで、57年盤とするものがひっかかりました。
https://www.youtube.com/watch?v=A6bnwxjc-oU
やはりこれが当時のシングルでしょうか。。

リマスターされた段階で、違うマスターを使った可能性を疑っております。
故に、それ以降間違った音が流用されている。。
ロンリーアイランドやサマータイムの杜撰さを踏まえるとあり得ますね。。。

ラヴァブルは、いつか音源が見つかりましたらまたご報告させてください!
'Forever' については,今回のコメントで教えてもらった Youtube で「謎」が解けました。前回の Youtube ではレーベルが回転していたので番号などが読み取れなかった・・・(^_^;)

'Forever' が収録されているシングルは2枚あり,最初に Dale Cook 名義で出されたシングル[Specialty 596] が NotNow などに収録されている一般的なバージョンで,'You Send Me' がヒットし始めてからリリースされたシングル[Specialty 619] に 'I'll Come Running Back To You' の B 面として収録されていたのが, LP "Two Sides Of Sam Cooke" に入っていたバージョン・・・ということですね。
どちらも Sam Cooke のボーカルそのものは同じだが,コーラスが,前者は控えめで単調(ドゥ〜〜),後者はちょっと派手(ドゥッ,ドゥ〜)。
ぼくは,後者のバージョンは LP 時代にオーバーダブされたものだと思っていましたが,もう1957年の時点で Doo Wop 風のコーラスが付け加えられていたのですね。

'She's Wonderful' の存在は,昔(2ちゃん に書き込んでいた頃) あった The Ultimate Sam Cooke Web Site で教えてもらいました。
この他にも,abkco が抱え込んでいる Sam Cooke の未発表曲・未発表バージョンはいくつかあるようです。
ただ,それらが正式に公開されるのがいつになるのかは,全く見当が付かない・・・(T_T)
Foreverの件さすがです!品番で謎が一気に紐解かれるとは。。。
7インチ方面は本当に疎いので。。。おかげさまで完全にスッキリしました!
ありがとうございます!!!!!

ちなみにすんごい細かい話ですが、その596と619のテイクは違うと思います!
ほっとんど変わらないですが、2:00頃の「Why, why, why...」というフレーズで全く違うフェイクをしています。他に歌い出しの「If I...」も(「イフ アイ」「イファイ」)と音便化してたりしてなかったり、と細かい点を見ていくと実は違うテイクだったのが見えてきます♪

ワタクシ、2chに顔を出してた頃も結構ムラがあって、見てない時は全然見てなかったんですねw
しかしabkcoの壁は大きいですね。。。。
なるほど,ご指摘の箇所を注意して聴くと,たしかに別テイクですね。気がついておりませんでした・・・m(_ _)m

LP 時代は Doo Wop 風の派手なコーラスの付いたバージョンが普通だったように思いますが,CD では Dale Cook 名義でリリースされたおとなしいコーラスの方が一般的なようです。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Complete Specialty Recordings (3 CDs)" [Specialty 3spcd-4437-2]
● Sam Cooke "Complete Singles 1956-1962" [Le Chant Du Monde 2742240.42]
↑ のように,Complete と銘打たれた CD でも,Dale Cook バージョンしか収録されていませんね。

手持ちの CD で,コーラスの派手なバージョンが収録されているのは ↓ の2枚だけでした。
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Two Sides Of Sam Cooke" [Specialty/P-Vine PCD-1908]
● Sam Cooke with The Soul Stirrers "In The Beginning" [Specialty/ace CDCHD 280]
なるほど。。正規音源として、基本的にDale Cooke名義を尊重しているんですね。
しかし、仰る通りコンプリートとするなら、Dale Cooke名義と移籍成功後に出されたバージョンの両方を納めて欲しい所ですよね。。
その他の曲も含め、いつの日か本当のコンプリートが出て欲しいですね。。。。
久々に密に絡ませていただいてありがとうございます!!!
こちらこそ,ご指摘,ありがとうございました m(_ _)m

Specialty の音源については,発掘されつくしていて,新たな発見などないと思っておりましたが,もう一度,じっくりと聴いてみたくなりました。
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