Bobby "Blue" Bland "Portrait Of The Blues" [MALACO MCD 7458]
1. Ain't No Love For Sale 2. Hurtin' Love 3. These Are The Things That A WOman Needs
4. I Can Take You To Heaven Tonight
5. The Last One To Know 6. Just Take My Love 7. I Just Won't Be Your Fool Anymore 8. She's Puttin' Something In My Food
9. When Hearts Grow Cold
10. Let Love Have Its Way
1991年の Malaco 5作目の CD 。
Malaco 時代のアルバムはどれをとっても「金太郎飴」だが,これを購入したのは,
4. I Can Take You To Heaven Tonight
9. When Hearts Grow Cold
を,Otis Clay がカバーしていたから。
どちらの曲も,スタジオ録音だけでなく ライブ でのレパートリとして採り上げられていて,"I Can Take You To Heaven Tonight" は日本でも歌われ,それを TV で見た記憶もある。
Otis Clay と Bobby Bland の違いは,その「生真面目さ」にあるのではないか?
Otis Clay の歌う「天国」が教会で牧師が語る「天国」と同じような意味に聴こえるのに対して,Bobby Bland の「天国」にはセクシャルな部分があり,それを歌うときの Bobby Bland に対する中年女性の歓声が聴こえるようだ。
クソ真面目と言ってもいい,その「生真面目さ」が,かつて一部のマニア(僕も含めて)の熱狂的な支持を呼び,その一方で大衆的な人気に結びつく際の障害になったような気がする。
"When Hearts Grow Cold" は,Candi Staton の "His Hands" でも歌われていた。
Candi Staton は,僕にとっては,純情可憐で一途なイメージのある Laura Lee の対極に位置するようなシンガーで,CD 化された Fame 時代のアルバムのライナーに,"At seventeen Candi ran off to Los Angeles with the Pilgrim Travelers' singer Lou Rawls." とあるのを読んだときも,驚きよりは,やっぱりそういう女だったか・・・と納得する気持ちのほうが強かった。もちろん,そういう女性も嫌いではないが・・・(^_^;)
Solomon Burke "Nashville" の日本語解説(中山義雄) で,彼女のことを「おキャンなヤリ●ン娘,失礼」と形容していたが,全く同意。
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2007年2月18日 11時14分
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