Blind Boys Of Mississippi 1950 - 1974
Blind Boys Of Mississippi "MCA gems: Blind Boys Of Mississippi 1950 - 1974" [MCA MVCE-24513]
1. Jesus Gave Me Water
2. One Of These Days
3. Our Father
4. Move In The Room With The Load
5. (I'll be) In The Wilderness
6. World Prayer
7. How Far Am I From Canaan
8. Will Jesus Be Waiting For Me
9. I Know The Load Will Make A Way (Yes He Will)
10. Jesus Is A Roack In A Weary Land
11. Song Of Praise
12. Save A Seat For Me
13. You Done What The Doctor Couldn't Do
14. Leaning On The Everlasting Arm
15. That Awful Hour
16. Take Your Burdens To Jesus
17. Weeping For A Michty Long Time 18. The World Is Full Of Sin 19. Soon I Will Be Done With The Troubles Of The World 20. Sending Up My Timber 21. Speak For Jesus 22. Something To Shout About 23. Where There Is A Will (There's A Way) 24. Jesus Rose 25. My Crying Is All Over 26. Walk With Me Load
ぼくのように不信心な人間でも時々たま〜に神や仏に頼りたいときはある。代わりに受験してやるわけにはいかないし・・・(^_^;)
そういう身勝手な頼みごとをするとき少しでもピュアな気持ちになるために聴く音楽としては,やっぱりゴスペルがふさわしい。
ただ,Sam Cooke の場合 Soul Stirrers 時代でも,どうしても生臭い印象が付きまとうのに対して,Five Blind Boys Of Mississippi の Archie Brownlee の声を聴いていると,本当に心が洗われるような気がする。その歌声の素晴らしさは Sam Cooke の折り紙付きだ。
「後年,サムは思い出にふけりたいと思った時,よくブラインド・ボーイズのレコードをかけた。そして,めったに感情的になることのなかった彼が,目に涙をあふれさせて聴き入るのだった。サムは友人に言ったものだ。『彼だけだったよ−−僕をあそこまで感動させたのは』と。」(『Mr.Soul サム・クック』ダニエル・ウルフ著 ブルース・インターアクションズ刊)
そんな Archie Brownlee の残した作品も近年 CD 化が進み,そのほとんどを手軽に聴けるようになっているのは,ありがたい。( CD のライナーなどを参考に作成した Archie Brownlee 在籍時の Five Blind Boys の曲目リスト → A_Brownlee.xls )
贅沢を言えばキリが無いけれども,Peacock 時代の作品も Vee-Jay 時代のようにリマスターされたクリアな音で聴いてみたいが・・・。
表題のアルバムは,その Peacock 時代の楽曲が中心の日本盤 CD (編集・解説:中村とうよう,歌詞付き)。Archie Brownlee(1.〜 16.) が抜けた後,Willmer Broadnax(17.),Roscoe Robinson(18.〜 21.),Henry Johnson(22.〜 24.),Sandy Foster(25. 26.) がリードをとった作品も収録されている。
とうようさんの解説は感涙ものだが,「アラバマもレコードによっては確かに悪くない」とか「その醜悪さに吐き気がした」,「クラレンス・ファウンテンの持つ一種の下品さ」,「どうしてもアラバマは受け入れ難い」などと書いておられるおかげで,いまだに Blind Boys of Alabama のアルバムを先入観なく聴くことができないのは,困る・・・(^_^;)
Archie Brownlee と Sam Cooke はどちらも Soul Stirrers の前のリード・シンガーであった R.H. Harris の影響を強く受けており,"Jesus Gave Me Water" など共通するレパートリもあるので,聴き比べてみるとおもしろい。
個人的には,直線的で tough and powerful な「剛」の Archie に対して,曲線的で smooth and tender な「柔」の Sam という印象がある。
もちろん,Archie Brownlee にもスローにじわじわと攻める "Leave You In The Hands Of The Lord" のような名曲があるし,Shrine でのライブ・パフォーマンスのように激しくシャウトする Sam Cooke も忘れがたいのだが・・・。
Archie Brownlee 師の声を聴きながらピュアな気持ちになって祈ったのが功を奏したのか,今年はそこそこの私大に合格してくれたので,とりあえず二浪という最悪の事態は免れた。
ただ,私学の場合,入学申込金というのがあって,数週間後には無駄になるかもしれないお金なのに結構な金額を振り込まなければならないのはツライ・・・(T_T)
試算してみると,ウィッシュリストに入れてある CD のうち,入手可能な百数十枚を全部注文しても,まだオツリのくる額だった・・・(ToT)
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2009年2月19日 21時16分
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いつも楽しく拝見させてもらってます!
まずはおめでとうございます!
ところでフェイムはあれから動き無しですかね…
FAME Music Enterprises
FAME's Myspace
もともとそれほど期待していなかったので,やっぱり・・・という感じですが・・・(^_^;)
期待…できませんでしたかっ!泣
ピティフォーさんの期待出来なかった理由教えてください( ゚ O ゚ ;)シ、シリタイ…
フェイムの音源はCDとして正規で残して欲しいですよね
キャンディステイトンの時は感動したんですけどね…
「リック・ホールは実に金払いの良い男だった,などと言う者は誰もいない。リック自身でさえその点は認めている。当時リックはミュージシャン・ユニオンに加盟していたにもかかわらず,バンドのメンバーに対してほとんどまったくと言っていいほど賃金を払っていなかった。外部のプロデューサにとって,マッスル・ショールズの魅力はそこにあった。」(『スウィート・ソウル・ミュージック』p.236 ピーター・ギュラルニック著)
我々リスナーにとって最良なのは,FAME が過去のカタログの管理を Rhino や英 ace/Kent などのマトモにリイシューのできるレーベルに任せることだと,マジで思っております。
FAME の楽曲やサウンドに「期待」していないわけではないので,誤解の無いように・・・(^_^;)
もちろんこのblogを見てピティフルさんが興味ないなんて思えるはずないですよ!(笑)
なにしろ早くなんとかして欲しいですね。
ライノがやってくれたら最高ですけどね…
最近はアイク&ティナ聴いてます♪