R.B. Greaves
R.B. Greaves "R.B. Greaves" [ATLANTIC AMCY-2930]
1. Always Something There to Remind Me
2. Don't Play That Song (You Lied)
3. Take a Letter Maria
4. Cupid
5. This Is Soul
6. Ballad of Leroy
7. Ain't That Good News
8. Birmingham, Alabama
9. Home to Stay
10. Oh When I Was a Boy
今月号(2009/12) の『レコ・コレ』に掲載されていた David Hood のインタビューによると,Rolling Stones が Muscle Shoals Sound Studio で夜にセッションをしていたころ,昼間レコーディングしていたのが,この R.B. Greaves だったそうだ。
ヒットした "Take a Letter Maria"(R&B Singles: 10, Hot 100: 2) は8月の録音なので,それ以外の曲ということになるが・・・。
R.B. Greaves -Take A Letter Maria @ Youtube
Eddie Hinton がリード・ギターの Muscle Shoals Rhythm Section (Roger Hawkins, Jimmy Johnson, David Hood, Barry Beckett) による演奏。印象的なトランペットにクレジットされている Mel Lastie は,Melvin Lastie と同一人物 ?
Melvin Lastie なら,Sam Cooke "Ain't That Good News" のセッションにも参加しているが・・・?
Sam Cooke の甥らしく,2曲もカバーしている。どちらも少々ひねったアレンジで演奏されていて,なかなかおもしろい。
'Take A Letter Maria' は,Jerry Wexler にそそのかされて Fame から独立したものの,製作した曲がたいして売れずに苦しんでいた Muscle Shoals Sound Studio を救った最初のヒット。
その曲が R&B チャートより POP チャートでヒットしているように,ソウル・ファンよりもポップ・ファン向けのサウンドの曲が多く,B.J. Thomas や Neil Diamond あたりの Memphis 録音が好きな人にお勧めしたいアルバム。
ただし,"This Is Soul" という曲は,タイトルの通りソウル色が強く,MG's をかなり意識した演奏になっている。
その曲も含めて自作曲(3. 5. 6. 9. 10.) の出来もなかなかなのだが,この後 Atlantic を離れてからはマイナー・レーベルを渡り歩き,いつのまにか消えてしまった。
もう1枚,CD 化されたアルバムがあるのだけれども,未入手。
AMG で調べると,かなり豪華なミュージシャンが参加しているようだが,試聴する限りは微妙・・・(^_^;)
○ R.B. Greaves "R.B. Greaves" [Acrobat ]
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2009年12月15日 21時59分
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10年前ぐらいに出たやつでしたっけ?。
『レココレ』のインタビューで David Hood が,この R.B. Greaves とのレコーディング中にストーンズの連中と会って「話をした」と言っているのを読んで,久しぶりにこの CD を引っ張り出しました。
David Hood の公式サイトを開いて最初に流れる BGM は "I'll Take You There" ですが,Jimmy Johnson のサイトを開いて最初に聞こえてくるのは "Brown Sugar" です・・・(^_^;)
http://www.hoodbass.com/
http://www.jimmyjohnsonmusic.com/