ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年11月12日(金)
Norah Jones "...Featuring Norah Jones"
Norah Jones "...Featuring Norah Jones (+1)" [Blue Note TOCP-70881]

1. Love Me - The Little Willies (2006)
2. Virginia Moon - Foo Fighters featuring Norah Jones (2005)
3. Turn Them - Sean Bones featuring Norah Jones (2009)
4. Baby It's Cold Outside - Willie Nelson featuring Norah Jones (2009)
5. Bull Rider - Norah Jones and Sasha Dobson (2010)
6. Ruler Of My Heart - Dirty Dozen Brass Band featuring Norah Jones (2002)
7. The Best Part - El Madmo (2008)
8. Take Off Your Cool - Outkast featuring Norah Jones (2003)
9. Life Is Better - Q-Tip featuring Norah Jones (2008)
10. Soon The New Day - Talib Kweli featuring Norah Jones (2007)
11. Little Lou, Prophet Jack, Ugly John - Belle & Sebastian featuring Norah Jones (2010)
12. Here We Go Again - Ray Charles featuring Norah Jones (2004)
13. Loretta - Norah Jones featuring Gillian Welch and David Rawlings (2004)
14. Dear John - Ryan Adams featuring Norah Jones (2005)
15. Creepin' In - Norah Jones featuring Dolly Parton (2004)
16. Court & Spark - Herbie Hancock featuring Norah Jones (2007)
17. More Than This - Charlie Hunter featuring Norah Jones (2001)
18. Blue Bayou - Norah Jones featuring M. Ward (2008)
19. Any Other Day - Wycleg Jean featuring Norah Jones (2007)

前にも書いたように ショートカット・フェチ なので,ジャケ買い・・・(^_^;)
・・・と言っても,Norah Jones が Roxy Music の 'More Than This' を歌っているのは知っていた し,キースとデュエットした 'Love Hurts' や,Tim Ries のアルバムで Bill Frisell のギターをバックに歌う 'Wild Horses' が好きだったので,こんな風に,彼女がさまざまなミュージシャンやシンガーとコラボレーションした作品をまとめて聴いてみたいと,以前から思っていた。

デビュー前,2001年に録音された曲(17.) から今年の作品(5. 11.) まで,10年間に渡って Norah が,いろいろなジャンルのミュージシャン,シンガーと共演した楽曲が収録されているけれども,彼女自身の声や歌い方には大して変化が無いように聞こえる。良く言えば,最初から完成していたという見方もできるが・・・(^_^;)
外見上のイメージチェンジが上手くいっているのだから,この際一度,羽目を外して踊りまくりシャウトしまくるようなアルバムを聴いてみたい・・・m(_ _)m

◎ V.A. "Return to Sin City: Tribute to Gram Parsons" (DVD)
Norah Jones & Keith Richards - Love Hurts @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=inc3d2LudEA

↑ がこのアルバムに収録されなかったのは,歌い出しで Norah の声が上ずってしまったからか・・・?
Al Perkins のペダル・スティールと,James Burton のギターの音がたまらない・・・(T_T)

● Tim Ries "The Rolling Stones Project" [Village VRCL 12001] -2005
Norha Jones " Wild Horses " 2005 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=_yS6hrzF4ao

↑ がこのアルバムに収録されなかったのは,Herbie Hancock(16.) とジャンルがかぶってしまうからか・・・?
ハープを弾いている Stacy Shames は,Tim Ries の奥さん。


日アマゾンで始まったばかりの「MP3 ダウンロード」サービスで,このアルバムはベストセラーの上位にランクされている。
日本盤 CD が \2,300 で,MP3 なら \1,500。現時点では未発売の,ボートラ(19.) 抜きの輸入盤 CD は \1,447。
ただし,日本盤 CD には日本語解説(内本順一) に英文歌詞とその対訳が付いている。曲ごとの録音データもきちんとクレジットされているのだけれども,そういう情報は MP3 のファイルに同梱されているのだろうか?
日本語解説には Norah 自身のコメントも含まれていて,それが非常におもしろかった。例えば,'More Than This' を録音した当時,彼女はジャズに夢中で Roxy Music の原曲を知らなかったのだそうだ。

試しに一つ,MP3 のアルバムを購入してみたいと思っているのだが,なかなか適当なものが見つからなくて・・・(^_^;)
2010年11月12日 20時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年11月02日(火)
浅川マキ "Long Good-bye"
浅川マキ "Long Good-bye (2 CDs)" [EMI TOCT 26998-99]

Disc I:
1. 夜が明けたら ('70)
2. ちっちゃな時から ('72)
3. 赤い橋 ('72)
4. 放し飼い ('87)
5. あなたなしで ('76)
6. ガソリン・アレイ ('72)
7. それはスポットライトではない ('78)
8. かもめ ('70)
9. 裏窓 ('73)
10. 淋しさには名前がない ('70)
11. 少年 ('72)
12. にぎわい ('72)
13. セント・ジェームス病院 ('73)
14. こころ隠して ('82)
15. こんな風に過ぎて行くのなら ('96)
16. マイ・マン ('82)

Disc II:
1. TOO MUCH MYSTERY ('78)
2. コントロール ('83)
3. めくら花 ('71)
4. ふしあわせという名の猫 ('70)
5. ナイロン・カバーリング ('78)
6. If I'm on the late side ('77)
7. 大砂塵 ('72)
8. Blue Spirit Blues ('72)
9. ちょっと長い関係のブルース ('82)
10. POSSESSION OBSESSION ('86)
11. アメリカの夜 ('86)
12. 朝日樓(朝日のあたる家) ('72)
13. あの娘がくれたブルース ('72)
14. 暗い日曜日 ('78)
15. ジンハウス・ブルース ('71)
16. INTERLUDE ('98)

今年1月17日,公演先の名古屋で亡くなった浅川マキの「オフィシャル・ベストアルバム」。
それぞれの曲が収録されているオリジナル・アルバムは ↓
◎ "浅川マキの世界" -1970
 I-1. 8. 10. II-4.
● "浅川マキ II" -1971
 II-3. 15.
◎ "MAKI LIVE" -1972
 I-2. 3. 6. 11. 12. II-12.
◎ "Blue Spirit Blues" -1972
 II-7. 8. 13.
◎ "裏窓" -1973
 I-9. 13.
● "灯ともし頃" -1976
 I-2.
◎ "流れを渡る" -1977
 II-6.
◎ "浅川マキ ライヴ 夜" -1978
 I-7.
◎ "寂しい日々" -1978
 II-1. 5. 14.
◎ "マイ・マン" -1982
 I-16. II-9.
◎ "CAT NAP" -1982
 I-14.
○ "WHO'S KNOCKING ON MY DOOR" -1983
 II-2.
○ "アメリカの夜" -1986
 II-10. 11.
◎ "こぼれる黄金の砂" -1987
 I-4.
● "こんな風に過ぎて行くのなら" -1996
 I-10.
◎ "闇のなかに置き去りにして" -1998
 II-16.

'70年代の作品が23曲と圧倒的に多く,'80年代は7曲,'90年代は2曲だけ。付属のブックレットに掲載されている,プロデューサー寺本幸司さんのエッセイによると,この選曲は,初代とその次のマネジャーに京大西部講堂コンサート以来浅川マキを支えてきた人物が加わって行われたそうだ。
Disc I は「少し若い世代を意識」した「スタンダード的なもの」,Disc II は「浅川マキに拘りのある方たちのことを考え」た選曲らしい。'80年代以降に浅川マキのファンになった方々には不満の残る選曲かもしれないが,個人的には,満足のできるものだった。「残存しているマスタテープのアナログ的要素を最大限生かすように工夫」したマスタリングが施されていて,天国にいるマキさんも満足しているはず。

Disc I の 5.〜 7. そして 8. かもめ へと続いていくあたりは,やはり目頭が熱くなってくる。
5. あなたなしで (日本語詩:浅川マキ/作曲:Eugene Williams)
 ● Otis Clay "Trying To Live My Life Without You" [Hi/Sony SRCS 6528] -1972
6. ガソリン・アレイ (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:Rod Stewart, Ron Wood)
 ● Rod Stewart "Reason To Believe: The Complete Mercury Studio Recordings (3 CDs)" [Mercury UICY-1216] -2002
7. それはスポットライトではない (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:B.Goldberg, G.Goffin)
 ● Bobby Bland "His California Album" [MCA MCAD-10349] -1973
 ● Rod Stewart "Atlantic Crossing [Collector's Edition] (2 CDs)" [Warner Bros. 8122 79868-4] -2009
 ◎ Gerry Goffin "It Ain't Exactly Entertainment (2 CDs)" [Air Mail Recordings AIRAC-1009] -2001
 ◎ Barry Goldberg "Barry Goldberg" [Micro Werks/Rhino MW 032/OPCD-8390] -2009

Disc II-1. Too Much Mystery (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:B.Crutcher, H.Banks, R.Jackson) も,Otis Clay のカバー。2枚目のアルバム "I Can't Take It" に収録されていた曲。
● "The Complete Otis Clay On Hi Records (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 49] -2000

6. If I'm on the late side (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:R.Stewart, R.Lane/対訳:吉田雄大) は,今年,紙ジャケであのジャケットが見事に再現された ↓ の収録曲。
◎ Faces "Ooh La La" [Warner WPCR-13842] -2010

10. POSSESSION OBSESSION (日本語詩:浅川マキ/作詞:Daryl Hall, Joan Oates, Sara Allen/作曲:Daryl Hall) は,浅川マキが気に入っていた "Avalon" のサウンドに近いものがあるかも・・・?
◎ Roxy Music "Avalon" [EG/Virgin VJD-28013] -1982


曲ごとに,演奏しているミュージシャンの名前がきちんとクレジットされているのも,ありがたい。南里文雄,飛田一男,川端民生,成毛滋といった,今ごろ天国でマキさんとセッションしているはずのメンバーの,懐かしい名前も見える。


http://www.emimusic.jp/asakawa/main.htm
↑ 浅川マキのオフィシャルホームページ や CD の帯 などの情報によると,来年早々には,↓ のような書籍が発行されるほか,「初期の名盤アルバムの数々が,紙ジャケット仕様にてリイシュー決定!」という朗報があった・・・ (^_^)v
□ 『ロング・グッドバイ-浅川マキの世界』 (浅川マキ 著,田村仁 写真) 白夜書房 刊
2010年11月2日 15時58分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月22日(金)
Solomon Burke "Rock 'N Soul (+8)"
Solomon Burke "Rock 'N Soul (+8)" [Sequel RSA CD 861]

1. Goodbye Baby (Baby Goodbye) [1964, Hot 100: 33]
2. Cry To Me [1962, R&B Singles: 5, Hot 100: 44]
3. Won't You Give Him (One More Chance)
4. If You Need Me [1963, R&B Singles: 2, Hot 100: 37]
5. Hard Ain't It Hard
6. Can't Nobody Love You [1963, Hot 100: 66]
7. Just Out Of Reach [1961, R&B Singles: 7, Hot 100: 24]
8. You're Too Good For Me [1963, R&B Singles: 8, Hot 100: 49]
9. You Can't Love 'Em All
10. Someone To Love Me
11. Beautiful Brown Eyes
12. He'll Have To Go [1964, Hot 100: 51]
13. Everybody Needs Somebody To Love [1964, Hot 100: 58]
14. Yes I Do
15. The Price [1964, Hot 100: 57]
16. Got To Get You Off My Mind [1965, R&B Singles: 1, Hot 100: 22]
17. Peepin'
18. Little Girl That Loves Me
19. Dance Dance Dance
20. Maggie's Farm

1964年にリリースされた Solomon Burke の3rd アルバム(1.〜 12.) にボーナス・トラック(13.〜 20) を追加して CD 化したもの。
● "Rock 'n Soul" [Atlantic WPCR-25241]
 ボーナス・トラックと言っても,ヒットした 13. 15. 16. は,この次の "The Best Of Solomon Burke"[1965] に収録されている。
オリジナルの収録曲の中にも,2. 4. 7. のように,過去の2枚のアルバムに収録済みの曲が含まれていた。
● "Greatest Hits" [Sequel RSA CD 859]
● "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860] -1997
要するに,どちらのアルバムもたいして売れなかったらしい・・・(^_^;)

1964年のヒット曲で,R&B Singles のデータが無いのは,その1年間だけ R&B と Pop のチャートが統合されていたから。Hot 100 で33位を記録している 'Goodbye Baby (Baby Goodbye)' などは,R&B のチャートがあれば,少なくとも Top 5 には入っていたはず。

このアルバムで特徴的なのは,アコースティックな12弦(?)ギターがフィーチャーされた曲が含まれていること。
'Hard Ain't It Hard' (Woody Guthrie) あたりはフォーク・ロック調だが,キューバ音楽のトレスのような使われ方で,カリビアンな雰囲気の漂っている曲もある。ラテン音楽にゴスペルっぽいコーラスが付け加えられた,クロスオーバーしたサウンドは,いかにも Bert Berns らしい。

'He'll Have To Go' は,Jim Reeves のカントリー・ヒット[1960, Country Singles: 1, Hot 100: 2, R&B Singles: 13]。Ry Cooder など,カバーの多い名曲。

ボーナス・トラックとして収録されている 'Everbody Needs Somebody To Love' は,Rolling Stones や Blues Bothers のカバーで有名。'If You Need Me' とは逆に,Wilson Pickett のカバー・バージョン(Fame 録音) の方がヒット[1967, R&B Singles: 19, Hot 100: 29] している。

'Got To Get You Off My Mind' は,復活した R&B チャートで Solomon Burke にとって初の No.1 ヒットとなった。ライブで演奏されるときには 'Having A Party' とのメドレーで歌われることが多い曲。

'Maggie's Farm' は,Bob Dylan の曲。最近リリースされた ↓ でも聴くことができる。
○ V.A. "How Many Roads: Black America Sings Bob Dylan" [Ace ]
↑ には,↓ に収録されなかった Bill Brandon 'I'll Be Your Baby Tonight' も入っている。
● Bill Brandon "On The Rainbow Road: The Muscle Shoals and Birmingham sessions" [Soulscape SSCD 7001] -2007
2010年10月22日 19時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月20日(水)
Otis Clay "Testify!"
Otis Clay "Testify!" [Fuel 2000 302 061 351 2]

1. I Testify [One-Derful! 4841] -1966
2. A Flame in Your Heart [One-Derful! 4834/4846] -1965
3. I'm Satisfied [One-Derful! 4841] -1966
4. Tired of Falling (In and Out of Love) [One-Derful! 4837] -1966
5. I Paid the Price [One-Derful! 4837] -1966
6. I Don't Know What I'd Do
7. I Lost Someone
8. Nothing to Look Forward To
9. It's Easier Said, Than Done [One-Derful! 4846] -1967
10. Come My Dear
11. That's How It Is (When You're in Love) [One-Derful! 4848] -1967
12. Funny Life
13. Don't Pass Me By [One-Derful! 4852] -1968
14. That'll Get You What You Want [One-Derful! 4852] -1968
15. Wrapped Up in Her Love
16. A Lasting Love [One-Derful! 4850] -1967
17. Show Place [One-Derful! 4848] -1967
18. Cry Cry Cry
19. This Love of Mine
20. Three Is a Crowd [One-Derful! 4834] -1965
21. Must I Keep on Waiting [One-Derful! 4846] -1967
22. Got to Find a Way [One-Derful! 4850] -1967

最近のちょっとした掘り出し物。
Otis Clay の One-derful 時代の7枚のシングルと当時の未発表曲を収録したアルバム。
2003年に FUEL 2000 からリリースされたのは気が付いていたけれども,すでに P-Vine の編集盤(1990) を所有しており,それに入っていないのは3曲(16. 17. 20.) だけだったので,そのうちに・・・と考えていたところ,いつのまにか廃盤になって少々プレミアが付いていた CD を,とある中古ショップにて ¥1,400 (^_^)v
2. と 20. が Otis Clay のデビュー・シングル[One-Derful! 4834]。
16. A Lasting Love (Eddie Silvers)
17. Show Place (Gepy Jones/Eddie Silvers)
20. Three Is a Crowd (Monk Higgins)

英文歌詞と日本語解説(鈴木啓志) が付いている P-Vine 盤の収録曲は ↓
◎ Otis Clay "Got To Find A Way: The Beginning" [One-derful/P-Vine PCD-2195]

1. Got to Find a Way (Jimmy Jomes)
2. Wrapped Up in Her Love (unknown)
3. I Don't Know What I'd Do (unknown)
4. Cry Cry Cry (unknown)
5. A Flame in Your Heart (Harold Burrage/Otis Hayess/Andre Williams)
6. Tired of Falling (In and Out of Love) (Jimmy Jones/Verlie Rice)
7. I Paid the Price (Otis Clay/Jimmy Jones/Verlie Rice)
8. I'm Satisfied (Maurice Dolllison)
9. I Testify (Otis Hayes/Jimmy Jones)
10. It's Easier Said, Than Done (Jimmy Jones/Eddie Silvers)
11. I Lost Someone (unknown)
12. Funny Life (unknown)
13. This Love of Mine (unknown)
14. Nothing to Look Forward To (Larry Nestor)
15. Come My Dear (unknown)
16. That's How It Is (When You're in Love) (Milton Bland/Maurice Dollison)
17. Must I Keep on Waiting (Eddie Silvers)
18. Don't Pass Me By (De Francisco/Maurice Dollison/Otis Hayes/Monk Higgins)
19. That'll Get You What You Want (Anne Du Conge/Doc Oliver/Eddie Silvers)

この時代の My Favorite は,シングルとしてのリリースはなかった 'Nothing To Look Forward To'。
I've got nothing to look forward to. You're the reason I'm feeling so blue since you left me in this place.
ほかにも好きな楽曲はいっぱいあるが,'That's How It Is' は,やっぱり Laura Lee のほうが・・・(^_^;)
● Laura Lee "The CHESS Collection" [CHESS 983 294-2] -2006

この One-derful 時代の作品集が廃盤になってしまっているのは残念だが,Hi 時代の作品も,LP 以外のシングル曲が手軽に聴けないというのは,レコード会社の怠慢としか思えない。
● Otis Clay "The Complete Otis Clay On Hi Records (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 49] -2000

初来日時のライブ盤のテープや権利関係は,いったいどうなっているのだろう・・・?
2010年10月20日 21時39分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2010年10月18日(月)
Solomon Burke "If You Need Me"
Solomon Burke "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860]

1. If You Need Me [1963, R&B Singles: 2, Hot 100: 37]
2. Words
3. Stupidity
4. Go on Back to Him
5. I Said I Was Sorry
6. It's All Right [Singular 1314] -1959
7. Home in Your Heart
8. I Really Don't Want to Know [1962, Hot 100: 93]
9. You Can Make It If You Try
10. Send Me Some Loving
11. This Little Ring [Singular 1812] -1960
12. Tonight My Heart She Is Crying

1963年にリリースされた Solomon Burke の Atlantic での2nd アルバム。
6. 11. は,Singular からリリースされていたシングルを Atlantic が買い取った曲。それ以外は,Bert Berns がプロデュースした作品。アレンジャーとしてクレジットされているのは,Bert Berns(7.8.9.12.), Klaus Ogerman(2. 4. 5.), Gary Sherman(1.)。

ヒットした 'If You Need Me' が,Wilson Pickett と競作になったいきさつについては,やはり ↓ の 「第2章 キング・ソロモン:流浪の王」 がくわしい。
■ 『スウィート・ソウル・ミュージック』(ピーター・ギャラルニック 著,新井崇嗣 訳,シンコー・ミュージック 刊)

Rolling Stones のカバーでは,ミックが Solomon Burke のボーカルをなぞったような歌い方をしているので,Solomon のバージョンの方が耳に馴染んでいるが,Wilson Pickett の歌[1963, R&B Singles: 30, Hot 100: 64] も素晴らしい。Funk Brothers が演奏している,彼のバージョンは ↓ などに収録されている。
● Wilson Pickett "Funky Midnight Mover: The Atlantic Studio Recordings 1962-1978 (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753]
● Wilson Pickett "A Man And A Half (2 CDs)" [ATLANTIC/RHINO R2 70287] -1992
◎ Wilson Pickett "If You Need Me" [Double L/Vivid VSCD 080] -1999

if you need me - wilson pickett @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=vnK4k_EnXSo
solomon burke - if you need me (1963) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=osfd8PasOtg

2つのバージョンを聴き比べていると,ある曲がヒットするかどうかは,曲そのものの出来よりも,レーベルの力関係やプロモーション能力の差によるのではないかという気がしてくる。


'You Can Make It If You Try' も,Rolling Stones がカバーしている曲。オリジナルは,Gene Allison のヒット[1958, R&B Singles: 3, Hot 100: 36] だが,ストーンズが参考にしたのは,Solomon Burke のバージョンのはず。

'Send Me Some Loving' のオリジナルは,Little Richard のヒット[1957, R&B Singles: 3, Hot 100: 54]。
当時,チトリン・サーキットで Solomon Burke と共演することもあった Sam Cooke は,このカバーを聴いて,もっとソフトなアレンジで歌ったらヒットするはずだと考えたのかもしれない。Sam のバージョンは同じ1963年にリリースされ,Little Richard 以上のヒット[R&B Singles: 2, Hot 100: 13] を記録している。

Atlantic 時代の Solomon Burke のベスト編集盤として最もオススメなのが,収録曲数も多く録音データなどのライナーも充実している ↓ の2枚組。
◎ Solomon Burke "Home In Your Heart (2 CDs)" [MMG AMCY-405] -1992
↑ のアルバム・タイトルとして採用されている 'Home In Your Heart' は,後に Otis Redding がカバーするほど,よくできたソウル・ナンバーなのに,シングルとしてリリースされたときにはヒットしていない。Jerry Wexler がプロモーションの予算をケチったのだろうか・・・(^_^;)

'I Really Don't Want to Know' は,日本でも 『知りたくないの』 というタイトルで1967年に大ヒット(菅原洋一) した曲。こういうスローなカントリー調のバラードでも Solomon Burke の歌の上手さは抜群で,2006年に Buddy Miller がプロデュースしたアルバム ↓ でも全く衰えていなかった。
◎ Solomon Burke "Nashville" [Shout! Factory 826663] -2006
2010年10月18日 21時35分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月17日(日)
Solomon Burke "Solomon Burke"
Solomon Burke "Solomon Burke" [Malaco/P-Vine PCD-5464]

1. No Man Walks Alone [Apollo 500] -1956
2. Why Do Me That Way [Apollo 487] -1956
3. You Are My One Love [Apollo 512] -1957
4. Don't Cry [Apollo 522] -1958
5. I'm All Alone [Apollo 485/491] -1955
6. A Picture Of You [Apollo 505] -1956
7. Walking In A Dream [Apollo 500] -1956
8. For You And You Alone [Apollo 512] -1957
9. I'm In Love [Apollo 487] -1956
10. To Thee [Apollo 491] -1956
11. I Need You Tonight [Apollo 511] -1957
12. You Can Run, But You Can't Hide [Apollo 505] -1956
13. Christmas Presents [Apollo 485] -1955
14. This Is It [Apollo 511/527] -1957
15. They Always Say [Apollo 522] -1958
16. My Heart Is A Chapel [Apollo 527] -1958

1955年にリリースされたシングル [Apollo 485] が,Solomon Burke のデビュー作。'Christmas Presents' という曲が生まれたときのエピソードが,『スウィート・ソウル・ミュージック』 の 「第2章 キング・ソロモン:流浪の王」(pp. 96-) で読める。
■ 『スウィート・ソウル・ミュージック』(ピーター・ギャラルニック 著,新井崇嗣 訳,シンコー・ミュージック 刊)
↑ の本の,その章は Solomon Burke のファンには必読と言っていいのだが,アマゾンでは絶版扱いになっている?

'Christmas Presents' は,Atlantic 時代にも 'Presents For Christmas' とタイトルを変えて再演されているので,聴き比べてみると,おもしろい。
● "King Solomon" [Sequel RSA CD 862] -1997
12. Presents For Christmas


表題の CD は,Apollo を離れて Atlantic と契約した Solomon Burke の曲がヒットし始めたのにあやかって,Apollo がシングル曲を集めてリリースしたアルバム(1.〜 12.) に,P-Vine が Not on LP だったシングル曲を加えて発売したもの。「ウォーキング・イン・ア・ドリーム〜アポロ・レコーディングス」 というサブタイトルで,帯には「完全限定プレス」とある。

ライナーには日本語解説(鈴木啓志) が付いていて,当時のビルポード(1957年1月) に掲載された広告の Solomon Burke の写真が可愛らしい。Solomon の生年には 1936年と 1940年の2説あるが,この写真の幼さから考えると,1940年の方が妥当か?

LP のリリースは,Atlantic の "Greatest Hits" より後だが,録音時期は当然こちらの方が早い。1955〜7年に3回のセッションで録音されていて,Howard Biggs というピアニストがアレンジャーなどとしてクレジットされている。コーラスを担当していたのは,The Ray Charles Singers。

この CD は現在廃盤になっているようだが,収録されている曲は全て ↓ の CD で聴くことができる。
○ "This Is It: Apollo Soul Origins" [Shout ]

Apollo というレーベルは,Mahalia Jackson で有名なゴスペルのレーベルだけれども,ここで Solomon Burke が歌っているのは,かなりポップな R&B。アレンジャーだった Howard Biggs は,当時ヒット・シンガーだった Roy Hamilton をかなり意識していたそうだ。
2010年10月17日 08時11分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月16日(土)
Solomon Burke "Greatest Hits"
Solomon Burke "Greatest Hits" [Sequel RSA CD 859]

1. Down In The Valley [1962, R&B Singles: 20, Hot 100: 71]
2. Just Out Of Reach (Of My Two Open Arms) [1961, R&B Singles: 7, Hot 100: 24]
3. How Many Times
4. Baby (I Wanna Be Loved)
5. Gotta Travel On
6. Looking For My Baby
7. I'm Hanging Up My Heart For You [1962, R&B Singles: 15, Hot 100: 85]
8. Cry To Me [1962, R&B Singles: 5, Hot 100: 44]
9. I Alomost Lost My Mind
10. A Tear Fell
11. Be Bop Grandma
12. Keep The Magic Working

1962年にリリースされた Solomon Burke の1st アルバム。Apollo や Singular というレーベルで数枚のシングルを発表した後,Atlantic と契約し,1枚目のシングル(3. 12.) は空振りに終わるものの,2枚目(2. 11.) からは 'Just Out Of Reach',3枚目(8. 9.) からは 'Cry To Me' がヒットし,4枚目(1. 7.) は両面ヒットとなって,この最初のアルバムが発売された。
'Greatest Hits' というタイトルなのに,チャートにランクインしたのが4曲だけというのは,いかにも Solomon Burke らしい。ヒットしていないどころか,このアルバムで初めて発表された曲(4. 5.) まである・・・(^_^;)
ただ,この時点でそういう売り方を考えたのは,おそらく,商売上手な Jerry Wexler。彼は,2. 3. 12. をプロデュースしているほか,Bert Berns がプロデュースした曲(1. 4.〜 10.) でも executive producer としてクレジットされている。
11. は,Singular で録音された曲を Atlantic が買い取ってリリースしたもの。

Bert Berns は1967年に亡くなるまで,Solomon Burke のほとんどの曲をプロデュースしている。
↓ のジャケ写は,そのセッションの1場面か?
● V.A. "The Bert Berns Story: Twist And Shout Vol. One 1960-1964" [ace CDCHD 1178] -2008

Solomon Burke が Atlantic 在籍時にリリースしたアルバムは6枚。いずれも2on1などで CD 化されているが,Sequel の CD には Not on LP の曲がボーナス・トラックとして収録されている。→ SBonATL.xls
● "Greatest Hits" [Sequel RSA CD 859] -1997
● "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860] -1997
● "Rock 'N Soul (+8)" [Sequel RSA CD 861] -1997
● "The Best of Solomon Burke (+8)" [ATLANTIC 8109-2] -1989
● "King Solomon (+4)" [Sequel RSA CD 862] -1997
● "I Wish I Knew (+7)" [Sequel RSA CD 863] -1997
2010年10月16日 09時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年10月10日(日)
The Best of Solomon Burke
Solomon Burke "The Best of Solomon Burke" [ATLANTIC 8109-2]

1.* It's All Right [1959]
2.* This Little Ring [1959]
3. Just Out Of Reach [1961, R&B Singles: 7, Hot 100: 24]
4. Cry To Me [1962, R&B Singles: 5, Hot 100: 44]
5. Down In The Valley [1962, R&B Singles: 20, Hot 100: 71]
6. I'm Hanging Up My Heart For You [1962, R&B Singles: 15, Hot 100: 85]
7.* Baby (I Wanna Be Loved) [1962]
8. I Really Don't Want To Know [1962, Hot 100: 93]
9. Home In Your Heart [1962]
10. Words [1962]
11.* Goodbye Baby (Baby Goodbye) [1964, Hot 100: 33]
12. If You Need Me [1963, R&B Singles: 2, Hot 100: 37]
13.* Someone To Love Me [1963]
14. Everybody Needs Somebody To Love [1964, Hot 100: 58]
15. The Price [1964, Hot 100: 57]
16. Got Get You Off My Mind [1965, R&B Singles: 1, Hot 100: 22]
17. Tonight's The Night [1965, R&B Singles: 2, Hot 100: 28]
18.* Someone Is Watching [1965, R&B Singles: 24, Hot 100: 89]
19.* It's Been A Change [1967]
20.* Keep A Light In The Window [1967, R&B Singles: 15, Hot 100: 64]

Solomon Burke が亡くなったそうだ。
「ソウル界の重鎮、‘キング・ソロモン’急死」
http://smash.music.yahoo.co.jp/top/20101010-00000001-notr-musi/

もし,一度も来日せずに亡くなったのならショックはもっと大きかったはずだが,なにしろ一度この目で見ているので,たとえ突然であっても,来るべきものが来た・・・と冷静に受け止めることができているような気がする。
Solomon Burke at Namba, Osaka
http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/article/898/

コンサートへの移動中に亡くなる・・・というのは,ミュージシャン冥利に尽きるのではないかと思いたい・・・(T_T)
病気に倒れて寝たきりの生活を送るよりは,いかにも King Solomon らしい死に方ではないか・・・(ToT)
最新作をプロデュースした Willie Mitchell も先に行って待っているわけだし,決して寂しくはないはずだ・・・(TOT)

来日コンサートを見逃した人も,昨年の Porretta Soul Festival 出演時のビデオを見ながら,いっしょに冥福を祈っていただきたい・・・m(_ _)m
Porretta Soul Festival 22a Edizione. 2009. Solomon Burke.
http://www.lepida.tv/play/?movie=360


表題の CD は,1965年にリリースされたアルバム(R&B Albums: 6, Billboard 200: 141) を1989年に CD 化したもの。CD 化の際にボーナス・トラック(*) が8曲追加されている。
当時の「ベスト盤」によくあるパターンで,チャート上でヒットした曲ばかりが収録されているわけではないが,このジャケットを懐かしいと思う中年のソウル・ファンは数多くいるはず。

Bert Berns がプロデュースした作品が多く,このアルバムを聴いていると,「ソウル」という音楽のジャンルがゴスペルとブルースとカントリーなど,さまざまな音楽を融合させたものであることを実感することができる。
2010年10月10日 20時47分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
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2010年10月02日(土)
Solomon Burke "Don't Give Up On Me"
Solomon Burke "Don't Give Up On Me" [FAT POSSUM 80358-2]

1. Don't Give Up On Me (Dan Penn/Carson Whitsett/Hoy Lindsey)
2. Fast Train (Van Morrison)
3. Diamond In Your Mind (Kathleen Brennan/Tom Waits)
4. Flesh And Blood (Joe Henry)
5. Soul Searchin' (Andy Paley/Brian Wilson)
6. Only A Dream (Van Morrison)
7. The Judgment (Elvis Costello/Cait O'Riordan)
8. Stepchild (Bob Dylan)
9. The Other Side Of The Coin (Nick Lowe)
10. None Of Us Are Free (Barry Mann/Brenda Russell/Cynthia Weil)
11. Sit This One Out (Pick Purnell)

2002年に Solomon Burke がリリースしたアルバム。Best Contemporary Blues Album の部門で グラミー賞を受賞している。
1960年代には Atlantic の中心シンガーとして活躍し,その後も Bell, MGM, Chess, Savoy, Rounder などのレーベルで新作を発表し続けるものの,次第に「ナツメロ歌手」として時代から取り残されつつあった Solomon Burke だが,このアルバムによって再び表舞台に踊り出し,脚光を浴びるようになった。これ以降も,個性的なプロデューサの力を借りながら,すぐれた新作をリリースし続けていることは,周知の通り。
● "Make Do with What You Got" -2005 Produced by Don Was
◎ "Nashville" -2006 Produced by Buddy Miller
● "Like a Fire" -2008 Produced by Steve Jordan
◎ "Nothing's Impossible" -2010 Produced by Willie Mitchell

表題の CD をプロデュースしたのは,Joe Henry 。彼は,このアルバムが成功したことによって,その手腕が高く評価されるようになった。ジャンルを超えた活躍が目立つけれども,ソウル系の分野で彼がプロデュースした作品として印象深いのは,↓ 。
◎ V.A. "I Believe To My Soul" [Rhino/W. S./H.M. 8122-73189-2] -2005
 ↑ Ann Peebles, Billy Preston, Mavis Stapels, Irma Thomas, Allen Toussaint
● Bettye LaVette "I've Got My Own Hell to Raise" [Anti 86772-2] -2005
◎ Elvis Costello & Allen Toussaint "The River In Reverse (+DVD)" [Verve Forecast UCCB-9011] -2006
◎ Allen Toussaint "The Bright Mississippi (+2)" [Nonesuch WPCR-13336] -2009

アルバム・タイトルになっている 'Don't Give Up On Me' は,Dan Penn が Carson Whitsett,Hoy Lindsey と共作した曲。結局,来阪してくれなかったが,先日の来日コンサートで,彼はこの曲を歌ったらしい。聴いてみたかった・・・(T_T)
最近,Dan Penn 自身のセルフ・カバーをぜひとも聴いてみたいと願っているのが,'Feed The Flame' という曲。


昨年の Porretta Soul Festival には Solomon Burke も出演していて,そのライブの模様もネット上で視聴できるようになっているのは,ありがたい。
Porretta Soul Festival 22a Edizione. 2009. Solomon Burke.
http://www.lepida.tv/play/?movie=360
当時はまだリリース前だった新曲 'Nothing's Impossible' から始まっていて,来日公演のセット・リスト と共通する曲もかなりある。途中からステージ上がパニック状態になるのも,ほぼ同じ。大阪のような,たちの悪い酔っ払いはいないが,Solomon Burke 本人並みに肥満した女性はちょっと目障り・・・(^_^;)

コンサート後半のハイライトとして 'Don't Give Up On Me' が歌われているほか,表題のアルバムからは Tom Waits 'Diamond In Your Mind',Brian Willson 'Soul Searchin'' も取り上げられている。
大阪では 'Soul Searchin'' の代わりに Van Morrison 'Fast Train' を歌ってくれた。
その 'Fast Train' と 'Only A Dream' の,Van 本人による歌唱は,↓ で楽しむことができる。
◎ Van Morrison "Down The Road (+1)" [Exite/POLYDOR UICP-1033] -2002

その他の曲で,ライター自身によるセルフ・カバーが聴けるのは,↓
4. ◎ Joe Henry "Tiny Voices" [Sony EICP 347] -2003
5. ○ Brian Wilson 'Gettin' in Over My Head' [Rhino/Wea ] -2004
 ↑ 歌っているのは,Carl Wilson らしい。
7. ○ Elvis Costello & the Imposters "The Delivery Man" [Lost Highway ] -2004
9. ◎ Nick Lowe "At My Age" [Sound Circus SCCD 23] -2007
2010年10月2日 08時32分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2010年09月27日(月)
The Best Of Van Morrison
Van Morrison "The Best Of Van Morrison" [POLYDOR POCP-1027]

1. Bright Side Of The Road ("Into The Mystic" 1979)
2. Gloria ("Them" 1964)
3. Moondance ("Moondance" 1970)
4. Baby, Please Don't Go ("Them" 1964)
5. Have I Told You Lately ("Avalon Sunset" 1989)
6. Brown Eyed Girl ("TB Sheets" 1973)
7. Sweet Thing ("Astral Weeks" 1968)
8. Warm Love ("Hard Nose The Highway" 1973)
9. Wonderful Remark (Take from the film "The King Of Comedy" -1983)
10. Jackie Wilson Said (I'm In Heaven When You Smile) ("St.Dominic's Preview" 1972)
11. Full Force Gale ("Into The Music" 1972)
12. And It Stoned Me ("Moondance" 1970)
13. Here Comes The Night ("Them" 1965)
14. Domino ("His Band And The Street Choir" 1971)
15. Did Ye Get Healed ("Poetic Champions Compose" 1987)
16. Wild Night ("Tupero Honey" 1971)
17. Cleaning Windows ("Beautiful Vision" 1982)
18. Whenever God Shines His Light (with Cliff Richard "Avalon Sunset" 1989)
19. Queen Of The Slipstream ("Postic Champions Compose" 1987)
20. Dweller On The Threshold ("Beautiful Vision" 1982)

"Vol. 3" からの流れで,久しぶりに引っ張り出して聴いているが,・・・たまりませんね。
名曲・名唱ぞろいで,ウットリしてしまう・・・(^^♪

"Vanthology" だと,1. を Dan Penn,2. を Sir Mack Rice,3. を Chuck Jackson,5. を William Bell,6. を Freddie Scott,8. を Otis Clay,10. を Syl Johnson,19. を Son Seals が歌っていて,それらと聴き比べるのも,また,楽しい・・・(^_^)v

収録曲の中で比較的珍しいのは,"The King Of Comedy" という映画で使われた 'Wonderful Remark' くらいだが,その曲のプロデューサは,Robbie Robertson 。

Them 時代の 'Baby, Please Don't Go'(Big Joe Williams のカバー) と 'Here Comes The Night'(Bert Berns のプロデュース) でギターを弾いているのは,Jimmy Page 。
Van Morrison - Baby Please Don't Go @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=-qr1_VJCJuc
Here Comes The Night.wmv @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=sIu_4AwYrZE
↑ より早く,Lulu が録音したバージョンもアップされていた ↓ 。
Lulu - Here Comes The Night @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=o3rjXwCP8GM
アレンジはかなり異なっているが,ギターの音は同じ。
● V.A. "The Bert Berns Story: Twist And Shout Vol. One 1960-1964" [ace CDCHD 1178] -2008
2010年9月27日 22時03分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年09月26日(日)
Best Of Van Morrison Volume 3
Van Morrison "The Best Of Van Morrison Volume 3 (2CDs)" [Exile/EMI 378968]

DISC I:
1. Cry For Home (with Tom Jones)*
2. Too Long In Exile
3. Gloria (with John Lee Hooker)
4. Help Me (with Junior Wells)
5. Lonely Avenue / 4 O'Clock In the Morning (with Jimmy Witherspoon)
6. Days Like This
7. Ancient Highway
8. Raincheck
9. Moondance (with George Fame)
10. Centerpiece (with George Fame & Annie Ross)
11. That's Life
12. Benediction [Re-Mix](with George Fame & Ben Sidran)
13. The Healing Game [Re-Mix]
14. I Don't Want To Go On Without You (with James Hunter)

DISC II:
1. Shenandoah (with The Chieftans)
2. Precious Time
3. Back On Top [Re-Mix]
4. When the Leaves Come Falling Down
5. Lost John (with Lonnie Donegan)
6. Tupelo Honey (with Bobby Bland)*
7. Meet Me In the Indian Summer [Orchestral Version]
8. Georgia On My Mind
9. Hey Mr. DJ
10. Steal My Heart Away
11. Crazy Love (with Ray Charles)
12. Once In a Blue Moon
13. Little Village
14. Blue And Green
15. Sitting On Top Of the Wolrd (with Carl Perkins)
16. Early In the Morning (with B.B. King)
17. Stranded

Van Morrison のベスト盤の第3集。廃盤になっているようだが,ネットショップではプレミアが付くどころか,ほとんど捨て値のような価格で売られている。Previously Unreleased のテイク(*) もあるのに・・・(^_^;)
1993年リリースの "Too Long In Exile" から,2005年の "Magic Time" までのアルバム収録曲と,Van がゲスト参加したアルバムの曲などが収録されている。

珍しく Bobby Bland がゲスト出演して,II - 6. で Van とデュエットしている。しかも歌っているのは,Van の曲 'Tupelo Honey'。
Recorded at The Wool Hall, 15 March 2000 というクレジットがある。

Van Morrison は ↓ などで Bobby Bland をカバーしている。
● "It's Too Late To Stop Now [remaster] (2 CDs)" [POLYDOR POCP-2608] -1974
I - 1. Ain't Nothin' You Can Do
↑ のライブ盤では Sam Cooke もカバーしていて,表題の CD でも,II - 2. 9. など Sam の影響がはっきりと感じられる曲がある。特に 'Hey Mr. DJ' は,'Having A Party' に対するオマージュ。


逆に,ブルースやソウルのシンガーが Van の曲を歌ったトリビュート盤もある。
● V.A. "Vanthology - A Tribute To Van Morrison" [EVIDENCE ECD 26128-2] -2003
↑ に参加しているのは,Little Milton,Syl Johnson,William Bell,Freddie Scott,Frederick Knight,Bettye LaVette,Eddie Floyd,Sir Mack Rice,Otis Clay,Son Seals,Dan Penn,Bobby Patterson,Henry Butler,Ellis Hooks,Chuck Jackson 。


これ以前の Van のベスト盤も廃盤になっているけれども,手頃な値段で入手できるようなので,オススメ。
● "The Best Of Van Morrison" [POLYDOR POCP-1027] -1990
◎ "The Best Of Van Morrison (Vol. 2)" [Polydor 314517 760-2] -1993
2010年9月26日 11時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年09月25日(土)
Bobby Blue Bland "Mercy Mercy Me"
Bobby Blue Bland "Mercy Mercy Me (LIVE at Long Beach 1983)" [Dressed To Kill METRO394]

1, Mel's Groove
2. Ain't That Lovin' You
3. I'll Take Care of You
4. Soul of a Man
5. I Intend to Take Your Place
6. Soon as the Weather Breaks
7. Today I Started Loving You Again
8. Share Your Love With Me
9. Recess in Heaven
10. Medley: That's the Way Love Is/Ain't Nothin' You Can Do
11. The Medley: Feeling Is Gone/Stormy Monday Blues
12. Farther up the Road

明らかに「ブートレッグ」という造りの,おそまつな CD だが,Bobby Bland の貴重なライブ録音。
音質も,予想していたよりはマシ・・・(^_^;)
1983年の Long Beach Blues Festival というコンサートで録音されたもの。同じ内容のものが別のパッケージでもリリースされている。

バックのバンドのクレジットなど一切無いけれども,1, Mel's Groove は,なかなかタイトでファンキーなバンドによる8分超のインスト曲。B.B. King との共演盤に参加し,"Members Only" でも Production Coordination とクレジットされていたサックス奏者の Melvin Jackson のバンドか? 5. のエンディング近くなどで,Melvin Jackson の名前を紹介しているような・・・?

1983年ということで,まだ Malaco に移籍する前,MCA に所属していた時期のため,その時代の曲も歌われている。
6. が "I Feel Good, I Feel Fine",9. は "Here We Go Again" というアルバムの収録曲。
◎ "Here We Go Again" [MCA MCAD 22013] -1982
"I Feel Good, I Feel Fine" は未 CD 化だが,9. だけは ↓ に収録されている。
◎ "Greatest Hits - Vol. 2 (The ABC-DUNHILL/MCA Recordings)" [MCA MCAD-11809] -1998

4. 5. 7. は,ABC 時代の曲。4. 5. は "Reflection In Blue",7. は "Get On Down With Bobby Bland" の収録曲。2on1で CD 化済み。
● "Get On Down / Reflections In Blue" [MCA/BGO BGOCD 449] -1999

その他は,Duke 時代のおなじみの定番曲ばかり。
海賊盤ではあるものの,音質もそれほど悪くないし Bobby Bland 本人もかなり元気なので,彼のファンならオススメのアルバムです。
2010年9月25日 11時25分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2010年09月23日(木)
Mable John "Stay Out Of The Kitchen"
Mable John "Stay Out Of The Kitchen" [Stax CDSXD 048]

1. Stay Out Of The Kitchen [Unissued]
2. Left Over Love [Stax 234B] -10/67
3. Able Mable [Unissued alt take of Stax 249A]
4. Shouldn't I Love Him [Stax 0016B] -11/68
5. Catch That Man [Unissued]
6. Ain't Giving It Up [Unissued]
7. Running Out [Stax 0016A] -11/68
8. Love Tornado [Unissued]
9. Bigger & Bitter [Stax 215B] -6/67
10. Sweet Devil [Unissued]
11. It's Catching [Stax 192B] -6/66
12. Drop On In [Unissued]
13. That Woman Will Give It A Try [Unissued]
14. That's What My Love Can Do [Unissued]
15. I Love You More Words Can Say [Unissued]
16. Have Your Cake [Unissued]
17. Be Warm To Me [Unissued]
18. I Taught You How [Unissued]
19. If You Give Up What You Got (See What You Lost) [Stax 205B] -12/66
20. Don't Get Caught [Stax 249B] -3/68
21. Man's Too Busy [Unissued]
22. I'm A Big Girl Now - Slate [Unissued]
23. I'm A Big Girl Now [Unissued alt take of Stax 225A]
24. To Love What I Want And Want What I Love [Unissued]
25. Sorry About That [Unissued]
26. I Need Your Love So Bad [Unissued]

● Mable John "My Name Is Mable: The Complete Collection" [Spectrum 980 846-1] -2004
↑ モータウンで4枚のシングルをリリースするがヒットせず,ポップな曲を歌うことを嫌ってレーベルを離れ,The Raelettes の一員として活動を始めた Mable John が,1966〜8年に Stax でソロ・シンガーとして録音した曲を収録したアルバム。
当時の未発表曲が入っているのはありがたいのだけれども,唯一のヒット曲 'Your Good Thing (Is About to End)' (R&B Singles: 6, Hot 100: 95) や,シングル・コレクターの間で評価の高い 'Don't Hit Me No More' など,シングル A 面としてリリースされた曲が収録されていない,不完全な編集盤。
↓ でそれらの曲を聴くことができる。
◎ "The Complete Stax/Volt Singles: 1959-1968 (9 CDs)" [ATLANTIC 7 82218-2] -1991
Disc VI:
 6. Your Good Thing (Is About to End) [Stax 192A] -6/66
Disc VII:
 2. You're Taking up Another Man's Place [Stax 205A] -12/66
 18. Same Time, Same Place [Stax 215A] -6/67
Disc VIII:
 10. I'm a Big Girl Now [Stax 225A] -8/67
 11. Wait You Dog [Stax 225B] -8/67
 23. Don't Hit Me No More [Stax 234A] -10/67
DISC IX:
 16. Able Mable [Stax 249A] -3/68

最初の4枚のシングル A 面は,Hayes/Porter コンビの作品。ヒットしたのは1枚目だけでその後は鳴かず飛ばず・・・。5枚目のプロデュースは Steve Cropper に交代したものの,やはりヒットせず・・・(^_^;)
その 'Don't Hit Me No More' のライターとしてクレジットされている Johnnie Mae Williams は,Joe Tex の奥さん。もちろん彼女が書いたわけではなく,実際の作者は Joe Tex 本人。彼と Mable John がいっしょにツアーを回っていたときに作られた曲らしい。Joe Tex は自分でピアノを弾いたデモ・テープを作り,基本的なアレンジに対する指示も残していたそうだ。

6枚目のシングル 'Able Mable' は,Tamla 時代に録音されたが未発表だった 'My Name is Mable' の再録バージョン。タイトルは Mable John のニック・ネームで,コンサートのオープニングに使っていたらしい。
Stax での最後のシングルとなった 'Running Out' は,Ashford/Simpson の曲だが,これもヒットせず,結局 Ray Charles のコーラス・グループにもどり,1973年ごろまで活動を続けた後 secular music の世界から足を洗い,現在でも教会で歌い続けているようだ。
2010年9月23日 21時25分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年09月22日(水)
Mable John "My Name Is Mable"
Mable John "My Name Is Mable: The Complete Collection" [Spectrum 980 846-1]

1. Who Wouldn't Love A Man Like That [Tamla 54031] -1960
2. You Made A Fool Out Of Me [Tamla 54031] -1960
3. (I Guess There's) No Love [Tamla 54040] -1960
4. Looking For A Man [Tamla 54040] -1960
5. (I Guess There's) No Love [3. with Strings]
6. Actions Speak Louder Than Words [Tamla 54050] -1961
7. Take Me [Tamla 54050] -1961
8. I'm Yours, You're Mine [Previously Unreleased]
9. I'm Finally Through With You [Previously Unreleased]
10. Look At Me [Previously Unreleased]
11. More Lovin' [Previously Unreleased]
12. My Name Is Mable [Previously Unreleased]
13. My Thanks [Previously Unreleased]
14. True Love (Can Be Found) [Previously Unreleased]
15. We Belong Together [Previously Unreleased]
16. You Never Miss A Good Thing [Previously Unreleased]
17. Who Wouldn't Love A Man Like That [Tamla 54081] -1963
18. Say You'll Never Let Me Go [Tamla 54081] -1963
19. Meet Me Half Way [Previously Unreleased]

Mable John は,Little Willie John の,9人いた兄弟姉妹の長姉。同じように歌は上手いが,破綻寸前のギリギリまでコントロールされたスリリングな Little Willie John のボーカルに比べれば,抑制が効き過ぎているように感じられるのが,少々物足りない・・・(^_^;) ただ,それは,Little Willie John と比較した場合の贅沢な不満であって,ブルージーなゴスペル・ソウルを歌わせれば,一級品のシンガー。
Little Willie John も含めた家族でゴスペル・グループを結成していたときは,Sam Cooke と共演したこともあるそうだ。

Berry Gordy, Jr. の母親が経営していた保険会社で働いていたことがきっかけで,Gordy 一家とは家族ぐるみの付き合いをしており,Tamla label と契約した最初の女性シンガーとなった。当時,Berry Gordy, Jr. はまだ自動車工場で働いていて,自分の車さえ持っていなかったそうだ。

表題の CD は,Tamla からリリースされたシングルと,その時代に録音された未発表曲を収録したアルバム。デビュー曲はじめ,いくつかの曲で The Supremes がコーラスを担当していたらしいが,いわゆる「モータウン・サウンド」の曲は少なく,ブルージーな R&B,あるいはアーリー・ソウル的な曲調のものが多い。

Tamla から4枚のシングルをリリースした後レーベルを離れたのは,Mable 自身が,白人向けにポップなサウンドを追求し始めた Motown に嫌気が差していたのと,商売にならないブルース部門を切り捨てたがっていたレーベルサイドの思惑が一致した結果ということのようだ。

その後,Ray Charles のコーラス・グループ The Raelettes の一員として1973年ごろまで活動するが,途中の1966〜8年は,ソロ・シンガーとして Stax と契約し,7枚のシングルを残している。
その時代の作品も CD 化されているけれども,なぜか,シングル A 面の重要曲が欠落した不完全な編集盤。
● Mable John "Stay Out Of The Kitchen [Stax CDSXD 048] -1992
↑ で抜けている曲は,↓ で聴けるが・・・(^_^;)
◎ "The Complete Stax/Volt Singles: 1959-1968 (9 CDs)" [ATLANTIC 7 82218-2] -1991
2010年9月22日 19時55分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2010年09月20日(月)
"The Early KING Sessions"
Little Willie John "The Early KING Sessions" [ace/KING CDCHD 846]

1. All Around The World [King 4818]
2. Don't Leave Me Dear [King 4818]
3. Home At Last [King 4841]
4. Need Your Love So Bad [King 4841]
5. I'm Sticking With You Baby (Alternative version) [King 4893]
6. Are You Ever Coming Back [King 4893]
7. Fever [King 4935]
8. Letter From My Darling [King 4935]
9. My Nerves [King 4960]
10. Do Something For Me [King 4960]
11. I've Been Around [King 4989]
12. Suffering With The Blues [King 4989]
13. A Little Bit Of Loving [King 5003]
14. Will The Sun Shine Tomorrow [King 5003]
15. You Got To Get Up Early In The Morning [King 5023]
16. Love Life And Money [King 5023]
17. Look What You've Done To Me [King 5045]
18. I've Got To Go Cry [King 5045]
19. Young Girl [King 5066]
20. If I Thought You Needed Me [King 5066]
21. Uh Uh Baby [King 5083]
22. Dinner Date [King 5083]
23. Person To Person [King 5091]
24. Until You Do [King 5091]

Little Willie John が1955〜7年に録音した作品を収録した CD。
英 ace のおかげで,King 時代の作品のほとんどは CD としてリイシューされ,手軽に楽しめるようになっている。
◎ "The Early KING Sessions" [ace/KING CDCHD 846] -2002
◎ "The King Sessions 1958-1960" [ace/KING CDCHD 1061] -2005
● "The Later KING Sessions: Heaven All Around Me" [ace/KING CDCHD 1221] -2009
「幻」だった Capitol Session も,CD 化された。
● "Nineteen Sixty Six: The David Axelrod & HB Barnum Session" [Kent CDKEND 305] -2008

Little Willie John は,「歌の上手さ」と引き換えに「我慢」という言葉を忘れてしまったため,獄中で死亡するという悲惨な最期を迎えてしまった,哀れなシンガー。
その「歌の上手さ」は抜群で,King でレーベル・メイトだった James Brown は,初期には Little Willie John の前座を務めている。J.B. による Little Willie John の追悼盤が半分インスト曲なのは,録音の途中で J.B. 本人が Little Willie John のようには歌えないということに気が付いたからにちがいない・・・(^_^;)

日本での知名度は低いけれども,表題の CD に収録されている曲のうちでは,'All Around The World'(R&B Singles: 5),'Do Something For Me'(R&B Singles: 15),'Fever'(R&B Singles: 1,Pop Singles: 24),'Home At Last'(R&B Singles: 6),'Need Your Love So Bad'(R&B Singles: 5) などのヒット曲がある。
最大のヒット曲である 'Fever' は,当時 King でソングライターもしていた Joe Tex が,自分の書いた曲だと言っているらしいが・・・?
FEVER - Little Willie John - 1956 @ Youtube
Peggy Lee: Fever! @Youtube
Elvis Presley - Fever @ Youtube
Beyoncé - Fever @ Youtube
NEVILLE BROTHERS (Ohne Filter Extra 1987) Fever @ Youtube
HEATH LEDGER ~ Fever ~ Sung by Bobby "Blue" Bland @ Youtube

探せば,まだまだありそうだが・・・。AMG の Song Search Results だと58ページもあって,途中であきらめた・・・(^_^;)

'Fever' をカバーしている Bobby Bland は,'(I) Need Your Love So Bad' も歌っていた。
● Bobby Bland "Members Only" [Malaco/P-Vine PCD-3793] -1985

Bobby Bland の歌っているバージョンは見当たらなかったが・・・
Little Willie John - Need Your Love So Bad @ Youtube
I Need Your Love So Bad - Irma Thomas @ Youtube
 ↑ 'Time Is On My Side' と同じ時代(1964) の録音。
Ruby Johnson - Need Your Love So Bad @ Youtube
 ↑ 1966年前後の Stax 録音。
I Need Your Love So bad Ted Taylor @ Youtube
 ↑ 1968年ごろの Fame 録音。
peter green's fleetwood mac - need your love so bad @ Youtube
 ↑ で Peter Green がコピーしているギターのオリジナルは,Mickey Baker。
2010年9月20日 21時00分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2010年09月18日(土)
Bobby Bland "Members Only"
Bobby Bland "Members Only" [Malaco/P-Vine PCD-3793]

1. Members Only (Larry Addison)
2. In The Ghetto (Mac Davis)
3. I've Just Got To Know (Vernon Davis)
4. Straight From The Shoulder (Dave Clark, Tommy Tate)
5. Sweet Woman's Love (Vernon Davis, Rueben Bell)
6. Can We Make Love Tonight (Frank Johnson)
7. Sweet Surrender (G.Jackson, A.Liggins, J.Griffin)
8. I Need Your Love So Bad (Mertis John)
9. Heart, Open Up Again (G.Jackson, Robert Miller, Michael Wooten)

「メンバー」のためだけに開かれるプライベートなパーティーがある。そのパーティーに出席するのに必要な資格は,「a broken heart の持ち主」ということだけ。現金も小切手帳も必要ない。年齢も性別も肌の色も関係ない。ただ a broken heart さえ持っていれば,そのパーティーに参加できる。
女に逃げられ,男に捨てられ,人生にさまざまな問題をかかえた,そんな sad で lonely な人間ばかりが集まったら,そのパーティーは,さぞかし暗くて重く沈んだ雰囲気になりそうなものだが,そんな心配はいらない。なぜなら,そこには Bobby Bland がいて,歌ってくれるから。
憂鬱な気分を吹き飛ばし,傷ついた心を癒してくれる,彼の歌には,「ブルース」と「ゴスペル」の融合した真の「ソウル」が満ちあふれている。

a broken heart ならぼくも持っているので,そんなパーティーがあるなら,ぜひとも参加させていただきたいが・・・。


Bobby Bland が Malaco に移籍してリリースした最初のアルバム(1985)。
Malaco や Muscle Shoals のスタジオ・ミュージシャンによる熟練した Blues'n'Soul のサウンドと,貫禄と包容力にあふれる Bobby Bland の歌声が完璧にマッチした,名演・名唱が詰め込まれている。
Larry Addison, Tommy Tate, Frank Johnson, George Jackson などのソングライターによる新作と,カバー曲のバランスもちょうどよい。

Elvis Presley の Memphis 録音で有名な 'In The Ghetto' は,ソウル畑でも Candi Staton はじめ,Solomon Burke や Joe Simon もカバーしている曲。

'Sweet Woman's Love' は,Geater Davis のカバー。'I've Just Got To Know' も彼の作品だが,本人は歌っていない?
● Geater Davis "I'll Play The Blues For You" [Soulscape SSCD 7011] -2008

'I Need Your Love So Bad' を,オリジナルの Little Willie John の歌声と聴き比べていたら,イソップの 『北風と太陽』 を思い出した。もちろん,Little Willie John が「北風」で,Bobby Bland が「太陽」。
ただし,いつも太陽の下でぬくぬくと過ごしていると身も心もなまってしまいそうになるので,ときどきは,冷たい北風に吹かれてみたくなるときもある・・・(^_^;)


Bobby Bland は,この後も Malaco に腰を落ち着け,コンスタントにアルバムをリリースすることになる。どれをとっても,ほぼ金太郎飴状態だが・・・(^_^;)
Bobby Bland on Malaco
2010年9月18日 08時01分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2010年09月17日(金)
Bobby Bland on Malaco
とうとう為替介入が始まったけれども,それでもまだ80円台半ばという「円高」。
おかげで 米アマゾンにおけるマーケット・プレイス の割安感がさらに増し,目移りして困る・・・(^_^;)

とりあえず,Malaco 時代の Bobby Bland の単独アルバムを一通りそろえることが出来た。
Duke 時代の日本盤 CD とは違って,ジャケ写が変更されているものもあるが,『ブルース&ソウル・レコーズ No. 92』(2010年 4月号 pp. 80-82) に掲載されている LP のジャケ写と比べてみるのもまた一興かと・・・(^_^;)

● "Members Only" [Malaco/P-Vine PCD-3793] (LP Malaco 7429) -1985

1. Members Only
2. In The Ghetto
3. I've Just Got To Know
4. Straight From The Shoulder
5. Sweet Woman's Love
6. Can We Make Love Tonight
7. Sweet Surrender
8. I Need Your Love So Bad
9. Heart, Open Up Again


◎ "After All" [Malaco MCD 7439] -1986

1. Second Hand Heart
2. After All
3. Walkin' & Talkin' & Singlin' The Blues
4. I Hear You Thinkin'
5. There Ain't No Turnin' Back
6. Love Me Or Leave Me
7. Angel
8. Sunday Morning Love
9. I Stand Accused


◎ "Blues You Can Use" [Malaco MCD 7444] -1987

1. Get Your Money Where You Spend Your Time
2. Spending My Life With You
3. Our First Blues Song
4. Restless Feelin's
5. 24 Hours A Day
6. I've Got A Problem
7. Let's Part As Friends
8. For The Last Time
9. There's No Easy Way To Say Goodbye


◎ "Midnight Run" [Malaco MAL 7450 CD] -1989

1. You've Got To Hurt Before You Heal
2. Lay Love Aside
3. Kiss Me To The Music
4. Keep It A Secret
5. Take Off Your Shoes
6. Ain't No Sunshine When She's Gone
7. If I Don't Get Involved
8. I'm Not Ashamed To Sing The Blues
9. Midnight Run
10. Starting All Over Again


● "Portrait Of The Blues" [Malaco MCD 7458] -1991

1. Ain't No Love For Sale
2. Hurtin' Love
3. These Are The Things That A Woman Needs
4. I Can Take You To Heaven Tonight
5. The Last One To Know
6. Just Take My Love
7. I Just Won't Be Your Fool Anymore
8. She's Puttin' Something In My Food
9. When Hearts Grow Cold
10. Let Love Have Its Way


◎ "Years Of Tears" [Malaco MCD 7469] -1993

1. Somewhere Between Right & Wrong
2. There's A Stranger In My House
3. Hole In The Wall
4. Years Of Tears To Go
5. Hurtin' Time Again
6. I Just Tripped On A Piece Of Your Broken Heart
7. Sweet Lady Love
8. Love Of Mine
9. I've Got To Have Your Love Tonight
10. You Put The Hurt On A Hurtin' Man


◎ "Sad Street" [Malaco MCD 7478] -1995

1. Double Trouble
2. Sad Street
3. God Bless The Child
4. Tonight's The Night
5. My Heart's Been Broken Again
6. I've Gor A Twenty Room House
7. Mind Your Own Business
8. I Wanna Tell You About The Blues
9. I Had A Dream Last Night
10. Let's Have Some Fun


● "Live On Beale Street" [Malaco/P-Vine PCD-5338] (LP Malaco 7489) -1998

1. Intro. Bobby Bland Orchestra
2. When Your Love Is Not Around
3. That's The Way Love Is
4. Love Of Mine
5. As Soon As The Weather Breaks
6. Further On Up The Road
7. I Pity The Fool
8. Ain't No Sunshine When She's Gone
9. St.James Infirmary
10. I'll Take Care Of You
11. Get Your Money Where You Spend Your Time
12. You've Got To Hurt Before You Heal
13. Sunday Morning Love
14. If You're Gonna Walk On My Love
15. Bobby Rush, Johnnie Taylor Introduction/Rap
16. Stormy Monday
18. (Medley) Double Trouble/She's Puttin' Somethin' In My Food
19. Members Only
20. 24 Hours Of The Day


◎ "Memphis Monday Morning" [Malaco MCD 7495] -1998

1. I'm Bobby "B"
2. I Don't Want No Kickin' In My Stall
3. There's A Rat Loose In My House
4. The Truth Will Set You Free
5. Memphis Monday Morning
6. I'm Glad
7. My Baby Is The Only One
8. I Hate Missin' You
9. You Left Me With The Blues
10. Lookin' For Some Tush


● "Blues At Midnight" [Malaco MCD 7512] -2003

1. Where Do I Go From Here
2. I Caught The Blues From Someone Else
3. You Hit The Nail On The Head
4. I've Got The Blues At Midnight
5. Baby What's Wrong With You
6. What A Wonderful World
7. My Sunday's Comin' Soon
8. This Man-Woman Thing
9. The Only Thing Missing Is You
10. I'm A Blues Man
11. Ghetto Nights


2010年9月17日 19時35分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2010年09月14日(火)
The Essential Charlie Rich
Charlie Rich "Feel Like Going Home: The Essential Charlie Rich (2 CDs)" [EPIC E2K 64762]

DISC I:
1. Lonely Weekends (C.Rich) -1959
2. Break Up (C.Rich) -1960
3. Who Will The Next Fool Be (C.Rich) -1961
4. Sittin' And Thinkin' (C.Rich) -1962
5. There's Another Place I Can't Go (F.Tobias/L.Pockriss) -1962
6. Let Me Go My Merry Way (C.Rich) -1963
7. River, Stay 'Way From My Door (H.M.Woods/M.Dixon) -1963
8. There Won't Be Anymore (C.Rich) -1965
9. Big Boss Man (A.Smith/L.Dixon) -1963
10. Mohair Sam (D.Frazier) -1965
11. I Washed My Hands In Muddy Water (J.Babcock) -1965
12. A Field Of Yellow Daisies (M.A.Rich) -1965
13. Down And Out (M.A.Rich) -1965
14. You Can Have Her (B.Cook) -1966
15. No Home (C.Rich) -1966
16. When Something Is Wrong With My Baby (I.Hayes/D.Porter) -1966
17. The Milky White Way (C.Rich/B.Sherrill) -1975
18. Feel Like Going Home [Demo] (C.Rich) -1973

DISC II:
1. Set Me Free (C.Putman,Jr.) -1967
2. Stay (C.Rich) -1973
3. I Almost Lost My Mind (I.J.Hunter) -1969
4. I Miss You So (S.Robin/B.Scott/J.Henderson) -1967
5. Your Place Is Here With Me (C.Rich) -1974
6. Nice 'N' Easy (A.Bergman/L.Spence/M.Keith) -1970
7. Why, Oh Why (C.Rich) -1973
8. Don't Put No Headstone On My Grave (C.Rich) -1974
9. Have A Heart (M.A.Rich) -1970
10. Peace On You (C.Rich) -1972
11. You Never Really Wanted Me (A.Rich) -1973
12. A Woman Left Lonely (D.Penn/S.Oldham) -1971
13. Life's Little Ups And Downs (M.A.Rich) -1969
14. Behind Closed Doors (K.O'Dell) -972
15. The Most Beautiful Girl (B.Sherrill/N.Wilson/R.Bourke) -1973
16. Since I Fell For You (B.Johnson) -1975
17. Pictures And Paintings (D.Pomus/M.Rebennack) -1991
18. Feel Like Going Home (C.Rich) -1991

Tony Borders が 'Lonely Weekend' を,Little Milton が 'Behind Closed Doors' をカバーし,↓
● Tony Borders "Cheaters Never Win: The Quinvy Sessions from Muscle Shoals" [Soulscape SSCD 7002] -2007
● Little Milton "Blues 'N' Soul" [stax SCD-8518-2] -1974
● V.A. "Take Me to the River: A Southern Soul Story 1961-1977 (3 CDs)" [KENT KENTBOX 10] -2008
↑ に,'When Something Is Wrong With My Baby' が収録されたことでソウル・ファンにもそれなりの知名度があったと思われる Charlie Rich だけれども,彼の書いた 'Don't Put No Headstone On My Grave' を,昨年 Poretta Soul Festival に出演した Spencer Wiggins が取り上げた(19:30-) ことで,さらに親近感が増したはず・・・。
Porretta Soul Festival 22a Edizione. 2009.Spencer Wiggins
http://www.lepida.tv/play/?movie=377
なにしろ Spencer は,歌い始める前に Charlie Rich のことを a very good friend of mine と紹介している。
Fame で録音しているときに Little Richard を見かけたと言って喜びBettye Swann のヒット曲をカバーし,Charlie Rich と友人であることを自慢するなど,Spencer Wiggins はかなりのミーハーかも・・・(^_^;)


表題の CD は,Charlie Rich の全キャリアをほぼ概観できるアンソロジー。
http://www.charlierich.com/charlierich.htm
↑ 公式サイト内の Choice CDs でも,"There's no better place to begin an appreciation for the enormous, diverse talents of Charlie Rich than this thoughtfully produced CD of many of Charlie’s greatest musical moments." と紹介されていて,Country music だけでなく,R'n'R,R&B/Soul,Gospel から Jazzy な曲まで,さまざまなスタイルの曲が収録されている。

1973年に大ヒットした 'Behind Closed Doors'(Country Singles: 1, Hot 100: 15) や 'The Most Beautiful Girl'(Country Singles: 1, Hot 100: 1) をプロデュースした Billy Sherill は,Muscle Shoals の出身で Rick Hall と同じカントリーのグループに所属していたこともあり,The Osmonds 'Sweet and Innocent' のような共作曲もある人物。

あまりにもポップ過ぎる曲はちょっと・・・と考えているソウル・ファン向けには,Hi 録音の作品集がある。
● Charlie Rich "The Complete Hi Recordings Of Charlie Rich" [Hi/Cream HIUKCD 250] -2000

○ V.A. "Say HI To Northern Soul" [Outta Sight ]
最近リリースされた ↑ にも,Charlie Rich の曲が収録されているようだ。日本語解説は読んでみたいが,手持ちの CD との重複曲が多いので・・・(^_^;)
2010年9月14日 20時54分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2010年09月12日(日)
How Sweet It Was
Various Artists "How Sweet It Was: The Sights And Sounds of Gospel's Golden Age (CD + DVD)" [Shanachie 6901]

[DVD]
1. The Grace Of God - The Consolers
2. Sanctified Lord - The Meditation Singers
3. Too Close To Haven - Clarence Fountain And The Five Blind Boys Of Alabama
4. No Tears In Heaven - The Raymond Rasberry Singers
5. From Out Of Nowhere - Delois Barrett Campbell And The Barret Sisters
6. In The Garden - Sister Rosetta Tharpe, Delois Barret Campbell, and Professor Alfred Miller
7. Commercial - Sister Rosetta Tharpe
8. Up Above My Heard I Hear Music In The Air - Sister Rosetta Tharpe
9. God's Amazing Grace - J. Robert Bradley
10. Somewhere To Lay My Head - The Sensational Nightingales
11. I Want Jesus To Walk With Me - Madame Emily Bram
12. Jesus Keep Me Near The Cross - Sister Jessie Mae Renfro
13. If You See My Savior - Ira Tucker And The Dixie Hummingbirds
14. Maybe It's You - Ira Tucker And The Dixie Hummingbirds
15. If This Ain't The Holy Ghost - Marion Williams
16. Must Jesus Bear The Cross Alone - Brother Joe May
17. We'll Understand It Better By And By - The Famous Davis Sisters
18. My Eternity - Bessie Griffin
19. Oh Lord It Is I - Robert Anderson
20. You Must Be Born Again - Dorothy Love Coates And The Gospel Harmonettes
21. He's Right On Time - Dorothy Love Coates And The Gospel Harmonettes
22. Let The Church Roll On - Inez Andrews And The Andrewettes
23. He's Been A Shelter For Me - The Soul Stirrers
24. I'm A Soldier - The Soul Stirrers
25. I've Been Dipped In The Water - Professor Alex Bradford
26. Deep Down In My Heart - James Cleveland
27. It Is Well With My Soul - Marion Williams

[CD]
1. Stand By Me - Sister Rosetta Tharpe (1941)
2. I Am Bound For Canaan Land - Silas Steele And The Famous Blue Jay Singers (1947)
3. How Sweet It Is - Professor J. Earle Hines And The St.Paul Baptist Church Choir Of Los Angeles (1948)
4. No Room At The Inn - The Fairfield Four (1951)
5. Somebody Touched Me - Edna Gallmon Cooke And The Radio Four (1953)
6. My Imagination Of Heaven - Morgan Babb And The Radio Four (1955)
7. He's A High Class Physcian - Marion Williams (1959)
8. I Thank You Lord - R. H. Harris And The Soul Stirrers (1947)
9. I'm Waiting For Jesus - The Georgia Peach And Lois Russell (1947)
10. We Shall Walk Through The Valley - Ernestine B. Washington (1948)
11. medley of Going On With The Spirit - Mahalia Jackson (1952)*
12. Will My Jesus Be Waiting - Archie Brownlee And The Five Blind Boys Of Mississippi (1952)
13. The Pilgrim's Song - Clara Ward (1951)
14. Stand By Me - Imogene Green And The Famous Davis Sisters (1952)
15. I'm Not Uneasy - Ira Tucker And The Dixie Hummingbirds (1953)
16. These Are They - Mahalia Jackson (1952)*
17. medley What Could I Do/Search Me Lord - Brother Joe May (1952)*
18. Satisfied - Eugene Smith And The Roberta Martin Singers (1949)
19. The Angels Keep Watching Over Me - The Caravans (1955)*
20. When The Gates Swing Open - Inez Andrews (1966)
21. John Saw - Reverend Robert Ballinger (1963)
22. Dot's Testimony, Part Two - Dorothy Love Coates (1969)*
23. Coming Home (some distortion) - Dorothy Love And The Original Gospel Harmonettes and Claude Jeter And The Swan Slvertones (?)*
24. The Prodigal Son - Ruth Davis And The Famous Davis Sisters (?)*
25. Jesus Met The Woman At The Well - Sister Rosetta Tharpe (1970)*
26. Something Within Me - Marion Williams (1984)*

□ アンソニー ヘイルバット 『ゴスペル・サウンド』 [中河伸俊・山田裕康・ 三木草子 共訳,ブルースインターアクションズ 刊]
↑ の著者である Anthony Heilbut が編集した CD と DVD のセット。録音データや曲目解説が掲載されたブックレットも付いている。『ブルース&ソウル・レコーズ No. 95』(2010年 10月号) の p.104-5 に内容がくわしく紹介されている。

● V.A. "Kings Of The Gospel Highway: The Golden Age of Gospel Quartets" [Spirit Feel Shanachie 6039]
↑ 以前,同じ Shanachie から男性ゴスペル・カルテットのみを収録した CD がリリースされていたが,その拡大版と言えるかもしれない。

DVD に収録されているパフォーマンスのうち,1. 10. 23. は,Shanachie 自身が Youtube にアップしている。
shanachietube さんのチャンネル
http://www.youtube.com/user/shanachietube
10. The Sensational Nightingales のリードは Julius Cheeks ではないが,Otis Clay がメンバーに加わっている。当たり前のことながら,若い・・・(^_^;)
23. The Soul Stirrers のリードは,Jimmy Outler。DVD に収録されている 22. では,Paul Foster がリードをとっていた。
最近は,Youtube が非常に便利で,ほかにもアップされている曲はかなりあるが,やはり正規の DVD だときれいな画像が楽しめる。中でも,2. The Meditation Singers で華麗なタンバリンさばきを見せてくれる Laura Lee は,ファンにはたまらないはず。あらためて惚れ直した・・・(^_^;)
8. では,Sister Rosetta Tharpe のギターが素晴らしい。彼女は一時ヨーロッパを中心に活動していた時期があり,Rod Stewart はこの "Up Above My Heard I Hear Music In The Air" を初期に歌っていた こともあるくらいなので,Pete Townsend が彼女のギター・パフォーマンスを真似た可能性は高い・・・?
13. 14. The Dixie Hummingbirds は,最近 Peacock 時代の作品が CD 化されたばかり。
◎ Dixie Hummingbirds, The "A Christian Testimonial" [Shout! SHOUT 68] -2010

CD には,Previous Unreleased(*) だった曲も収録されている。

26. Something Within Me - Marion Williams
↑ は,昨年の Poretta Soul Festival に出演した Spencer Wiggins が最後に歌っていた(33:20-) のと同名の曲。
Porretta Soul Festival 22a Edizione. 2009.Spencer Wiggins
http://www.lepida.tv/play/?movie=377

付属のブックレットの解説に,"This album concludes with Marion Williams' performances of perhaps the first gospel song, Lucie E.Campbell's 'Something Within' (1919)." とあったので,アレッと思い,手持ちの CD のライナーなどで調べてみると,確かに Lucie E.Campbell という女性の書いた(?) 曲らしいのだが・・・?

● V.A. "Wade in the Water Vol. 3: African American Gospel: The Pioneering Composers" [Smithonian Foikways SF 40076] -1996
4. Something Within - Rev. Eugene Smallwood
 以前紹介した4枚組のボックス・セットのうちの1枚。The Pioneering Composers として,Charles Albert Tindley, Lucie Eddie Campbell, Thomas Andrew Dorsey, William Herbert Brewster, Roberta Martin, and Kenneth Morris の書いたとされる曲が収録されているアルバム。
ライナー中には,"Lucie Eddie Campbell introduced this gospel hymn at the 1919 National Baptist Convention..." とある。歌詞も掲載されていて,Spencer Wiggins のバージョンとほぼ同じではあるものの微妙に違っている。テンポはもちろん,メロディ・ラインもかなり異なっているような・・・?

◎ Sister Rosetta Tharpe "The Original Soul Sister (4 CDs) Shout Sister Shout" [PROPER P1301] -2002
Disc I - 13. There Is Something Within Me [Decca 8548] -1941
 4枚組の廉価盤ボックス・セットのうちの1枚だが,40ページものブックレットが付いて録音データや曲目解説も充実している。
1941年3月の録音で,ライナーによると同じセッションで録音された 'The End Of My Journey' については Lucie Campbell が書いたとあるのに,この曲については written by Rosetta and her mother とされている。
"I've got something within me ..." が "There's something within me ..." に変更されていたり,歌詞が一部追加されて順序が入れ換えられたり,メロディも微妙にアレンジされたりしているものの,それだけで自作としてしまうのは,ちょっと・・・(^_^;)
おそらく,Lucie Campbell が自分の作品として発表する以前から,その元ネタとなった曲が存在していた・・・?

◎ Pilgrim Travelers, The "The Best Of The Pilgrim Travellers" [Specialty SPCD-7204-2] -1991
10. Something Within Me [Specialty 351] -1949
 Lucie Campbell のクレジットがあるが,曲全体の印象は Rosetta Tharp のバージョンに近い・・・というのが個人的な感想。
ちなみに,このシングルの片面のタイトルは 'Jesus Hits Like The Atom Bomb'。原爆を歌ったゴスペル曲はこれ以外にもいくつかある。

● Five Blind Boys Of Mississippi, The "1947-1954 (2 CDs)" [Acrobat ADDCD 3003] -2007
Disc I - 16. Something Within Me [Peacock 1535] -1950
↑ の Acrobat の CD にも,↓ の Gospel Jubilee の CD にも作者のクレジットは無いが,Pilgrim Travelers のバージョンのテンポを少し落としたアレンジで,重厚さが増している。
● The Original Five Blind Boys Of Mississippi "You Done What The Doctor Couldn't Do" [Gospel Jubilee RBD 1402] -1989

◎ "The Sound Of Wilson Pickett" [WARNER PIONEER 20P2-2380]
9. Something Within Me
↑ は,オリジナルの歌詞の一部をモチーフにして発展させたもので,ほとんど別の曲になっている。Bobby Womack が自作としてクレジットしているのも当然か・・・(^_^;)

Youtube には Take 6 というコーラス・グループのバージョンがアップされていた。イントロに短いモノローグが付け加えられているなど,このバージョンもオリジナルからかなりアレンジされている。
Take 6 - Something within me @ Youtube
2010年9月12日 23時40分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2010年08月23日(月)
Ted Hawkins "Songs From Venice Beach"
Ted Hawkins "Songs From Venice Beach" [Evidence ECD 28000-2]

1. Searching For My Love -(Bobby Moore & The Rhythm Aces)
2. I Got What I Want -(Brook Benton)
3. Latter Of Success
4. Having A Party -(Sam Cooke)
5. There Stands The Glass -(Webb Pierce)
6. Quiet Place -(Garnet Mimms)
7. Good Times -(Sam Cooke)
8. Too Busy Thinking About My Baby -(Marvin Gaye)
9. Just My Imagination (Running Away With Me) -(The Temptations)
10. He Will Break Your Heart -(Jerry Butler)
11. Gypsy Woman -(The Impressions)
12. Somebody Have Mercy -(Sam Cooke)
13. Share Your Love With Me -(Bobby "Blue" Bland)
14. All I Have To Offer You Is Me -(Charley Pride)

Ted Hawkins が1985年に Nashville で録音した "On The Boardwalk: The Venice Beach Tapes" というタイトルの2枚のアルバムから選曲して1995年にリリースされた CD 。全て,自身のギター伴奏のみによる弾き語り。オリジナルのアルバムはアメリカでは発売されなかったものの,ヨーロッパで評判になり,この後 Ted Hawkins が渡欧したときにはスターとして扱われたそうだ。
ライナーノート(Thom Jurek) によると,CD 化の際の選曲でカバー曲が多くなったのは,Ted Hawkins が自作曲と同じように他人の曲を歌えることを明らかにするため。

さすがに,彼のアイドルだった Sam Cooke の曲がいちばん多い。こんな風に,ギターをかき鳴らしながら Sam の曲を歌いたい人のために,↓ のような楽譜集がある。
■ "Sam Cooke - Portrait of a Legend, 1951-1964: Piano/Vocal/Chords" [Warner Bros. Publications]

Money からのデビュー・シングル では Ted "Soul" Hawkins とクレジットされていただけあって,やはり Soul/R&B からのカバーが多いけれども,カントリーも取り上げて歌っている。
5. There Stands The Glass -(Webb Pierce)
 Webb Pierce - There Stands the Glass @ Youtube
14. All I Have To Offer You Is Me -(Charley Pride)
 Charley Pride - All I Have To Offer You Is Me "LIVE" @ Youtube
 ↑ は,黒人ながら Country のチャートでの No.1 ヒットを36曲も持つシンガー。

Ted Hawkins のバージョンもアップされていた。
 Ted Hawkins - There Stands the Glass @ Youtube
 Ted Hawkins - All I Have to Offer You is Me @ Youtube
2010年8月23日 21時31分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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