Bobby "Blue" Bland "Blues At Midnight"
Bobby "Blue" Bland "Blues At Midnight" [MALACO MCD 7512]
1. Where Do I Go From Here (Frederick Knight)
2. I Caught the Blues From Someone Else (George Jackson)
3. You Hit the Nail on the Head (Robert A.Johnson, Sam R.Mosley)
4. I've Got the Blues at Midnight (Rue Davis, Harrison Calloway)
5. Baby What's Wrong With You (Robert A.Johnson, Sam R.Mosley)
6. What a Wonderful World (George Davis Weiss, Bob Thiele)
7. My Sunday's Comin' Soon (Larry Addison)
8. This Man-Woman Thing (Dan Tylre, Jeff Tweed)
9. The Only Thing Missing Is You (Larry Addison)
10. I'm a Blues Man (J.Shamwell, A.D. Prestage, W.Godhold)
11. Ghetto Nights (Larry Addison)
Bobby Bland(1930-2013) が亡くなった。
表題の CD は2003年にリリースされたアルバムで,現時点では,これが「遺作」ということになる。
多少痰の切れが悪くなっているところもあるが,この時点でもう70歳を超えていたとは言えまだまだ元気で,これ以降スタジオ録音のアルバムがリリースされないなどとは,予想もしていなかった。
アルバム・チャート上でも好成績[2003, Top Blues Albums: 4] を残していて,彼のアルバムで Top 5 に入っているのは,B.B. King との共演ライブ "Together For The First Time...Live "[1975, R&B Albums: 2] 以外では,"His California Album" [1974, R&B Albums: 3] と "Dreamer" [1974, R&B Albums: 5] があるだけ。
大好きな "Members Only" は,チャート上ではそれほどヒットしていない[1985, R&B Albums: 45]。
'What a Wonderful World' は Sam Cooke ではなく Louis Armstrong で有名なバージョンのカバー。
'I'm a Blues Man' は Z.Z. Hill のカバーで,↓ に収録されていたものと同じ。
● Various Artists "Z. Zelebration: A Tribute To The Late Great Z.Z. Hill" [Malaco MCD 7474]
しばらくすると同じように Bobby Bland のトリビュート・アルバムも企画されるかもしれない。ただ,↑ に参加していたシンガーの内,Shirley Brown,Dorothy Moore,Denise LaSalle の女性陣は現役でがんばっているようだが,Little Milton や Johnnie Taylor は既に亡くなってしまっている。
Muscle Shoals Sound Studios と Malaco Recording Studios で録音されており,David Hood が全ての曲でベースを弾いているほか,Roger Hawkins(drums),Jimmy Johnson(guitars),Reggie Young(guitars),Clayton Ivey(keyboards) なども演奏に参加していて,おなじみのサウンドをバックに Bobby Bland がいつものように歌う,マンネリと予定調和の世界が繰り広げられている。
Sam Cooke は,"Copa" のアルバムのライナー中のインタビューで Bobby Bland について,次のように語っている。
He(=Bobby Bland) knows consciously what he's going to do in advance. His emotion is more premeditated, but it comes across effectively.
Sam が指摘するように Bobby Bland の歌は,いつも consciously「意識して」,premeditated「前もって計画されて」いて,それが effectively「効果的」だった。
Dan Penn にとって Bobby Bland はアイドルの一人であり,↓ で彼の曲を歌っていた。
● V.A. "Muscle Shoals Bands of the 60's Reunion" [Alabama Music Hall Of Fame AMHOF 1993-001]
The Mark Five with Dan Penn
2. Two Steps From The Blues
3. Ain't Nothin' You Can Do
Bobby Bland が Dan Penn の書いた曲を歌ったこともある。
● "Get On Down - Reflections In Blue" [MCA/BGO BGOCD 449]
4. I Hate You (Penn/Daniels)
iTunes にほとんどの CD を取り込んだ おかげで,音楽の聴き方が変わってしまった。その変化の大きさは,30年ほど前に SONY の WALKMAN を持ち歩くようになった時に匹敵するほど。
かなりの枚数の CD を購入しているのは相変わらず で,ときどきは新しい記事を追加しているのだが,それが「最新記事」に反映されないのは,SONGs often Covered というカテゴリー にアップしていて,カテゴリー内を ABC 順に並べるため,過去の日付を利用しているから。
iTunes のおかげで 'Guess Who' というタイトルの曲を Billie Holiday が歌っていることに気が付き,それがきっかけで Billie Holiday の CD もかなり入手して,一時は彼女の歌ばかりを聞いていた。
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2013年6月26日 01時03分
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