"Live" On Beale Street
Bobby "Blue" Bland "Live On Beale Street" [Malaco/P-Vine PCD-5338]
1998年にリリースされた Bobby "Blue" Bland のライブ・アルバム。
長いキャリアの中で B.B. King と共演したライブ盤はあるが,不思議なことに,単独での正規のライブ・アルバムとしては,これが最初で・・・最後になるかどうかはまだ分からないが・・・(^_^;)
◎ B.B. King & -- "Together For The First Time... Live" [MCA MCAD-4160] -1974
◎ -- & B.B. King "Together Again… Live" [MCA MCAD-27012] -1976
B.B. は,↑ の2枚以外にも単独で何枚もライブ盤を出しているというのに,いったいなぜ・・・?
このアルバムは,Recorded LIVE On Beale Street at the New Daisy Theater ということだが,わざわざ Rehersal Studio のクレジットがあったりするので,純正のライブ録音にかなり手が加えられているようだ。
バックのバンド(Guest Keyboards: Carson Whitsett) に修正の必要なミスは考えられそうもないし,Bobby Bland 本人もとちったりしないとすれば,ほかにどんな問題があったのだろう・・・?
同じタイトルで DVD もリリースされているが,何となく見るのがおそろしいので,未見・・・(^_^;)
収録されている曲は,やはり Duke 時代の定番曲が中心ではあるが,Malaco 時代の曲も歌われている。
手元にある CD は日本盤で,日本語解説(日暮泰文) と語り部分も含まれた英語歌詞が掲載されていて,その英文には Lyrics transcribed by Simon Evans というクレジットがある。さすがに丁寧に聞き取られているのだが,以前から気になっていた "Members Only" の歌詞の一部について,謎が深まった・・・(^_^;)
◎ "Best Of Bobby Bland On Malaco" [MALACO/Victor VDP-5164] -1988
Go tell momma, go tell daddy / Where the young are / Black or white
◎ "Members Only" [Malaco/P-Vine PCD-3793] -1996
Go tell Momma, go tell Daddy / Bring the young ones, black or white
● "Live On Beale Street" [Malaco/P-Vine PCD-5338] -1998
You don't tell mama and don't tell daddy / Red or yellow, black or white
前半は 「オフクロやオヤジにも教えてやれ」のほうが相応しいように思うが,後半は Red つまり native American だけでなく我々のような Yellow も仲間に入れてもらえるほうがありがたい・・・。
ときどき the elder or the younger 「老いも若きも」などのようにも聞こえたりするが・・・?
このライブ盤では,ジャズのスタンダードとしてよく知られている "St. James Infirmary" も歌われている。Duke 時代の "Two Steps From The Blues" に収録されていた曲だが,ぼくがこの曲を最初に聴いたのは,浅川マキのバージョンだった。
◎ 浅川マキ 『DARKNESS I 』 [TOCT-9131]
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2008年9月7日 23時28分
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