MAKI in iPod (Part 1)
浅川マキ の紙ジャケ10枚を大人買い。
早速 iPod に詰め込み,2冊の関連書籍も購入して,ここ数日は「浅川マキの世界」にどっぷり・・・。
◎ "浅川マキの世界" [EMI TOCT-27041] -1970{9/12}*
◎ "MAKI II" [EMI TOCT-27042] -1971{5/12}
◎ "LIVE" [EMI TOCT-27043] -1972{4/12}
◎ "ブルー・スピリット・ブルース" [EMI TOCT-27044] -1972{2/9}
◎ "裏窓" [EMI TOCT-27045] -1973{10/10}*
◎ "MAKI VI" [EMI TOCT-27046] -1974{0/8}
◎ "灯ともし頃" [EMI TOCT-27047] -1976{1/8}
◎ "流れを渡る" [EMI TOCT-27048] -1977{1/9}
◎ "ライヴ 夜" [EMI TOCT-27049] -1978{8/13}*
◎ "寂しい日々" [EMI TOCT-27050] -1978{1/9}
◎ 「ロング・グッドバイ-浅川マキの世界」 白夜書房 -2011
◎ 「ちょっと長い関係のブルース - 君は浅川マキを聴いたか」 有楽出版社 -2011
紙ジャケ末尾の{ }内の数字は,浅川マキ本人が選曲した "DARKNESS" のシリーズ(I〜IV) に収録されていた曲の数 / アルバムの収録曲数。すなわちそれは,マキ自身の「お気に入り度」を表していると考えられる。
"裏窓" は,10枚組の "自選作品集"(*) にも入っているので,よほど気に入っていたのだろう。同じように "自選作品集" に含まれている "浅川マキの世界" と "ライブ 夜" も,「お気に入り度」は高い。
「お気に入り度」が 0 という "MAKI VI" は,この時期にしては珍しく,萩原信義がギターを弾いておらず,山下洋輔・森山威男・坂田明・稲葉国光というメンバーが演奏しているアルバム。山下洋輔がおとなしく,ほとんど歌伴に徹していたり,吉野金次がミキシングを担当していないことが,お気に召さなかった原因だろうか・・・?
'70 年代のアルバムの中では,3枚目の "LIVE" が一般的に人気が高く,個人的な思い入れも強いけれども,今聞くと,9枚目の "ライヴ 夜" のほうをマキさんが気に入っていたのがわかるような気がしてきた。
価格設定からして仕方が無いこととはいえ,LP で使用されていたジャケットの紙質など,細かい点で「紙ジャケ」としての再現性がもうひとつだったのは,少々残念だった。
浅川マキが「音」に対して異様なまでにこだわりを持っていたことはよく知られているが,LP ジャケットのデザインや歌詞カードなどに対してもこだわりを持っていたことは,この「紙ジャケ」で初めて浅川マキにふれる人たちにも知っておいてもらいたい。
浅川マキが生きていたら,まず間違いなくリイシューを許可されなかった作品ではあるが,「アタシはもう口出しできないんだから勝手にすれば・・・」と,天国にいるはずのマキさんは苦笑いしながら許してくれているような気がする・・・。
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2011年1月23日 02時29分
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参考まで。
http://www.cocolo.co.jp/contpgm2/w_main.php?oya_id=245
新しい iPod nano なら,FM も聞けるらしいが・・・。