ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年11月02日(火)
浅川マキ "Long Good-bye"
浅川マキ "Long Good-bye (2 CDs)" [EMI TOCT 26998-99]

Disc I:
1. 夜が明けたら ('70)
2. ちっちゃな時から ('72)
3. 赤い橋 ('72)
4. 放し飼い ('87)
5. あなたなしで ('76)
6. ガソリン・アレイ ('72)
7. それはスポットライトではない ('78)
8. かもめ ('70)
9. 裏窓 ('73)
10. 淋しさには名前がない ('70)
11. 少年 ('72)
12. にぎわい ('72)
13. セント・ジェームス病院 ('73)
14. こころ隠して ('82)
15. こんな風に過ぎて行くのなら ('96)
16. マイ・マン ('82)

Disc II:
1. TOO MUCH MYSTERY ('78)
2. コントロール ('83)
3. めくら花 ('71)
4. ふしあわせという名の猫 ('70)
5. ナイロン・カバーリング ('78)
6. If I'm on the late side ('77)
7. 大砂塵 ('72)
8. Blue Spirit Blues ('72)
9. ちょっと長い関係のブルース ('82)
10. POSSESSION OBSESSION ('86)
11. アメリカの夜 ('86)
12. 朝日樓(朝日のあたる家) ('72)
13. あの娘がくれたブルース ('72)
14. 暗い日曜日 ('78)
15. ジンハウス・ブルース ('71)
16. INTERLUDE ('98)

今年1月17日,公演先の名古屋で亡くなった浅川マキの「オフィシャル・ベストアルバム」。
それぞれの曲が収録されているオリジナル・アルバムは ↓
◎ "浅川マキの世界" -1970
 I-1. 8. 10. II-4.
● "浅川マキ II" -1971
 II-3. 15.
◎ "MAKI LIVE" -1972
 I-2. 3. 6. 11. 12. II-12.
◎ "Blue Spirit Blues" -1972
 II-7. 8. 13.
◎ "裏窓" -1973
 I-9. 13.
● "灯ともし頃" -1976
 I-2.
◎ "流れを渡る" -1977
 II-6.
◎ "浅川マキ ライヴ 夜" -1978
 I-7.
◎ "寂しい日々" -1978
 II-1. 5. 14.
◎ "マイ・マン" -1982
 I-16. II-9.
◎ "CAT NAP" -1982
 I-14.
○ "WHO'S KNOCKING ON MY DOOR" -1983
 II-2.
○ "アメリカの夜" -1986
 II-10. 11.
◎ "こぼれる黄金の砂" -1987
 I-4.
● "こんな風に過ぎて行くのなら" -1996
 I-10.
◎ "闇のなかに置き去りにして" -1998
 II-16.

'70年代の作品が23曲と圧倒的に多く,'80年代は7曲,'90年代は2曲だけ。付属のブックレットに掲載されている,プロデューサー寺本幸司さんのエッセイによると,この選曲は,初代とその次のマネジャーに京大西部講堂コンサート以来浅川マキを支えてきた人物が加わって行われたそうだ。
Disc I は「少し若い世代を意識」した「スタンダード的なもの」,Disc II は「浅川マキに拘りのある方たちのことを考え」た選曲らしい。'80年代以降に浅川マキのファンになった方々には不満の残る選曲かもしれないが,個人的には,満足のできるものだった。「残存しているマスタテープのアナログ的要素を最大限生かすように工夫」したマスタリングが施されていて,天国にいるマキさんも満足しているはず。

Disc I の 5.〜 7. そして 8. かもめ へと続いていくあたりは,やはり目頭が熱くなってくる。
5. あなたなしで (日本語詩:浅川マキ/作曲:Eugene Williams)
 ● Otis Clay "Trying To Live My Life Without You" [Hi/Sony SRCS 6528] -1972
6. ガソリン・アレイ (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:Rod Stewart, Ron Wood)
 ● Rod Stewart "Reason To Believe: The Complete Mercury Studio Recordings (3 CDs)" [Mercury UICY-1216] -2002
7. それはスポットライトではない (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:B.Goldberg, G.Goffin)
 ● Bobby Bland "His California Album" [MCA MCAD-10349] -1973
 ● Rod Stewart "Atlantic Crossing [Collector's Edition] (2 CDs)" [Warner Bros. 8122 79868-4] -2009
 ◎ Gerry Goffin "It Ain't Exactly Entertainment (2 CDs)" [Air Mail Recordings AIRAC-1009] -2001
 ◎ Barry Goldberg "Barry Goldberg" [Micro Werks/Rhino MW 032/OPCD-8390] -2009

Disc II-1. Too Much Mystery (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:B.Crutcher, H.Banks, R.Jackson) も,Otis Clay のカバー。2枚目のアルバム "I Can't Take It" に収録されていた曲。
● "The Complete Otis Clay On Hi Records (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 49] -2000

6. If I'm on the late side (日本語詩:浅川マキ/作詞・作曲:R.Stewart, R.Lane/対訳:吉田雄大) は,今年,紙ジャケであのジャケットが見事に再現された ↓ の収録曲。
◎ Faces "Ooh La La" [Warner WPCR-13842] -2010

10. POSSESSION OBSESSION (日本語詩:浅川マキ/作詞:Daryl Hall, Joan Oates, Sara Allen/作曲:Daryl Hall) は,浅川マキが気に入っていた "Avalon" のサウンドに近いものがあるかも・・・?
◎ Roxy Music "Avalon" [EG/Virgin VJD-28013] -1982


曲ごとに,演奏しているミュージシャンの名前がきちんとクレジットされているのも,ありがたい。南里文雄,飛田一男,川端民生,成毛滋といった,今ごろ天国でマキさんとセッションしているはずのメンバーの,懐かしい名前も見える。


http://www.emimusic.jp/asakawa/main.htm
↑ 浅川マキのオフィシャルホームページ や CD の帯 などの情報によると,来年早々には,↓ のような書籍が発行されるほか,「初期の名盤アルバムの数々が,紙ジャケット仕様にてリイシュー決定!」という朗報があった・・・ (^_^)v
□ 『ロング・グッドバイ-浅川マキの世界』 (浅川マキ 著,田村仁 写真) 白夜書房 刊



浅川マキが亡くなってから,当ブログに書いた記事 ↓
● 浅川マキ R.I.P.
● in the DARKNESS

● 浅川マキ "こんな風に過ぎて行くのなら" [TOCT-9489]

● 浅川マキ 『浅川マキがいた頃 東京アンダーグラウンド -bootlegg-』 [EMI TOBF-5660]



浅川マキの作品リスト→ Maki.xls

リストの作成に当たって,手元に無い '80 年代のアルバムについては,↓ を参考にさせていただいた m(_ _)m
浅川マキ ディスコグラフィー オリジナルアルバム 編
2010年11月2日 15時58分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 / BEST 10 CDs in 2010 |
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