ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2011年07月29日(金)
『義経になった男』 平谷美樹
『義経になった男』 平谷美樹 著,ハルキ文庫 刊
 (一)三人の義経,(二)壇ノ浦,(三)義経北行,(四)奥州合戦

非常に面白かった本なので,そのうち紹介するつもりだったのだが・・・。
<訃報>小松左京さん80歳 「日本沈没」など執筆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110728-00000054-mai-soci


ご冥福をお祈りしたいけれども,中断したままの 『虚無回廊』 は,いったいどうなってしまうのだろう・・・?


表題の文庫本の著者である平谷美樹は,第1回小松左京賞を受賞した作家。
□ 『エリ・エリ』 ハルキ文庫
 ↑ の解説(堀晃) によると,単行本の帯に寄せられた小松左京氏の言葉は,「『人類の知性』と『神の領域』の相克を描破した壮大な作品。これぞ真正の SF だ。」
そんな「SF 作家」が,誰もが知っている「源義経」の物語を,新しい視点と奇想天外な設定の元に描いた長編歴史小説なのだから,面白くないわけがない・・・と言ってしまえばそれまでなのだけれども,その通りなのだから仕方がない・・・(^_^;)

本書の中に,興福寺の阿修羅像が登場する場面があるが,それはおそらく,小松左京と並ぶ日本 SF 創成期の巨人である 光瀬 龍 へのオマージュにちがいない。

平谷美樹さんには,「SF 作家」や「時代小説作家」のほか,「実録怪談収集家」という一面もある。
□ 『百物語 第10夜―実録怪談集』 ハルキ・ホラー文庫
2011年7月29日 01時17分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年07月24日(日)
浅川マキ "シングル・コレクション"
浅川マキ "シングル・コレクション" [EMI Japan ]

1. 夜が明けたら(シングル) [作詞 浅川マキ / 作曲 浅川マキ]
2. かもめ [寺山修司/山木幸三郎]
3. ちっちゃな時から [浅川マキ/むつひろし]
4. ふしあわせという名の猫(シングル) [寺山修司/山木幸三郎]
5. 港の彼岸花(シングル) [浅川マキ・なかにし礼/鈴木薫]
6. 赤い橋 [北山修/山木幸三郎]
7. 少年 (part 2) [浅川マキ/浅川マキ]
8. めくら花 [藤原利一/浅川マキ]
9. こんな風に過ぎて行くのなら(シングル) [浅川マキ/浅川マキ]
10. さかみち(シングル) [浅川マキ/浅川マキ]
11. 裏窓(シングル) [寺山修司/浅川マキ]
12. 翔べないカラス(シングル) [真崎守/浅川マキ]
13. 夕凪のとき [浅川マキ/浅川マキ]
14. それはスポットライトでない [浅川マキ/Barry Goldberg-Gerry Goffin]
15. マイ・マン(シングル) [浅川マキ/C.Pollack-Maurice Yvain]
16. ちょっと長い関係のブルース [浅川マキ/浅川マキ]
17. こころ隠して(シングル) [浅川マキ/近藤等則]
18. むかし [浅川マキ/近藤等則]
19. コントロール [浅川マキ/後藤次利]
20. 時代に合わせて呼吸をする積りはない [浅川マキ/後藤次利]
21. 見えないカメラ [浅川マキ・太田恵子(英詩)/Bobby Watson]
22. アメリカの夜(シングル) [浅川マキ/浅川マキ/]

約10年前に出版された 『ポピュラー音楽の世紀』(中村とうよう 著) でも既に書かれていた(pp.205-6) ように,「音楽をインターネットなどの通信ネットワークで配信するシステム」が発達し,浅川マキ の作品も「ダウンロード限定アルバム」としての配信がスタートした。
CD の音ですら毛嫌いしていたマキさんは,デジタルなデータとしてリリースされていることを知ったら,どんな感想を抱くだろう ?

『シングル・コレクション』としてリリースされているが,ざっと聞き比べてみたところ,1. 4. 5. 9. 10. 11. 12. 15. 17. 22. の10曲については,アルバム・バージョンとの違いが聞き取れた。曲目リスト → Maki.xls
いくつかのネット・ショップで販売されていて,1曲当たり ¥200,アルバム単位では ¥1,800 という価格設定になっている。つまり,アルバムと異なるバージョンの10曲が欲しい場合,アルバム単位での購入のほうがお買い得(?) ということになる・・・(^_^;)

ただし,その10曲の内でも,4. 5. は ↓ に収録されていたものと同じバージョンのようだ。
 ◎ "CD ベストナウ" [東芝 EMI CA32-1354]
また,15. は ↓ に収録されたことがある。
 ◎ "DARKNESS I (Disc 2)" [東芝 EMI TOCT-9132]

9. こんな風に過ぎて行くのなら のシングルは持っていたはずだが,音を聴いても記憶はよみがえらず,かえって新鮮だった。萩原信義さんによると,「黒人のビル・ウィザースの曲をイメージしてできた曲」。(『ロング・グッドバイ』p.260 白夜書房 刊)
12. 翔べないカラス は,まったく初めて聴いたが,アルバム・バージョン '翔ばないカラス' とタイトルまで異なっているのはなぜだろう?

この「ダウンロード限定アルバム」と同時に,「紙ジャケ」による 復刻アルバムの第2弾 もリリースされているが14枚もあるので,まだ全部そろえきれていない。

復刊された『幻の男たち+』(白夜書房 刊) は購入済み。
Bryan Ferry のことを 「ちょっと大人になった」 とほめていただいている のは,本多俊之について書かれた 「向こう側の憂鬱」(p.85-6)。
先日亡くなった原田芳雄については,「にぎわい」の中で,ブルース・シンガーとしての彼の姿が描かれている。
2011年7月24日 09時30分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年07月23日(土)
『ポピュラー音楽の世紀』 中村とうよう
『ポピュラー音楽の世紀』 中村とうよう 著,岩波書店 刊

1 矛盾を抱えて出発したアメリカの音楽
2 奇妙に屈折した大衆音楽、ジャズ
3 最初の世界演奏がカリブで生まれる
4 ラテン・アメリカ音楽の形成
5 スリランカ、インドネシア、ハワイの音楽
6 歌における虚構と真実
7 黒人音楽が達成した大変革
8 世界ポピュラー音楽の黄金期
9 戦後ラテン・アメリカ音楽の展開
10 50〜60年代アメリカ音楽の大噴火
11 ロック以後の世界音楽の模索
12 波の彼方のポストモダン

奥付に,1999年9月20日 第1刷発行 とある本だが,これを引っ張り出してきたのは,↓ のようなニュースが飛び込んできたから。
「音楽評論家の中村とうようさん、自宅から飛び降り自殺か」
http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY201107210520.html


いろいろな事情はあったのだろうが,それにしても,もう少しスマートな,格好のいい「けり」のつけ方はなかったのだろうか・・・? という気がしてしかたがない。
「いまだに Blind Boys of Alabama のアルバムを先入観なく聴くことができない」など,とうようさんから受けた影響は少なくないだけに,ショックは大きかった。

表題の新書で,「ポピュラー音楽」は,「傑出した天才の個人的な才能と努力の成果」である「クラシックのような芸術音楽」と,「多数の名もない一般の人々が日常生活の中で生み出」される「民謡のようないわゆる民俗音楽」の「両方の要素」をもつものとして定義されている(「まえがき」より)。
「あとがき」(p.229) には,「とくにこの本は,アメリカ本位の立場でおこなわれてきたこれまでのポピュラー音楽についての多くの言説を相対化し,むしろ非西欧,非先進国の音楽の価値を再発見しようとする姿勢を明確に打ち出している。この点でも読者はこれまでの常識との食い違いに戸惑われるだろう。だが,常識を後追いするだけの本など買う価値も読む価値もないわけだ。」とあり,最後の一文など,とうよう節全開・・・(^_^;)
もちろん,「中村とうよう」の言説も「常識」として鵜呑みにするべきでないことは言うまでもないが,それが知的な刺激となり,「音楽」を聴く際の姿勢・方法論の形成において多大な影響を与えられた人は少なくないはず。


最近は更新が滞っておりますが,「常識を後追いするだけの」「読む価値もない」ブログにならないよう気をつけながら,細々とでも続けていきたい・・・と考えている今日この頃であります。
2011年7月23日 10時28分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2011年07月16日(土)
Arthur Conley "I'm Living Good"
Arthur Conley "I'm Living Good - 1964-1974" [Kent CDKEND 358]

<11月29日 追記
リリースが遅れに遅れていたけれども,やっと届いた (^_^)v
曲順が大幅に変更されていたが,収録曲そのものは同じ・・・?
トラック・リストを修正せねば・・・(^_^;)は修正済>


<7月16日 追記>
日アマゾンでも予約が始まったが,まだ収録曲は表示されていない。今のところトラック・リストが掲載されているのは,元親さんに教えてもらった ↓ のサイトだけ・・・?
今後,変更されるかもしれないが・・・。
http://www.systemrecords.co.uk/conley-arthur-living-good-19641974-soul-arthur-conley-p-1062410.html

最大のヒット曲である 'Sweet Soul Music' が収録されておらず,「裏」ベスト盤的な選曲になっている。
1. Let's Go Steady Again
2. Take Me (Just As I Am) 3. Where You Lead Me - Harold Holt And His Band (Vocal: Arthur Conley) 4. There's A Place For Us 5. I'm Gonna Forget About You 6. Love Comes And Goes 7. I'm A Stranger (A.K.A. I'm A Lonely Stranger) - Harold Holt And His Band (Vocal: Arthur Conley) 8. I'll Let Nothing Separate Us 9. Put Our Love Together 10. Keep On Talking 11. This Love Of Mine 12. Take A Step 13. Otis Sleep On 14. Is That You Love
15. That's How It Feels - The Soul Clan (Arthur Conley, Solomon Burke, Ben E. King, Joe Tex, Don Covay)
16. God Bless 17. All Day Singing 18. Nobody's Fault But Mine 19. If He Walked Today
20. I'm Living Good
21. Walking On Eggs
22. It's So Nice (When It's Somebody Elese's Wife) 23. I Want Your Love 24. Stop Knocking

初 CD 化曲は,以下の6曲のはず。この時代の曲目リストは → A_Conley.xls
3. 7. [Ru-Jac 0014] -1964
17. [Atlantic(UK)-2091 025] -1970
19. [Atlantic(UK)-?] -1970
20. [Capricorn 8017] -1971
21. [Capricorn 0001] -1972

注目されるのは,やはり 3. と 7. だろう。これを聴いた Otis Redding が Arthur Conley と契約する気になったというシングル。Stax のスタジオで MG's をバックに再録音したバージョンは,1st LP "Sweet Soul Music" で聴くことができる。。

2. 4.〜 6. 8.〜 14. は,Atco からリリースされた LP の収録曲。4枚全て CD 化済み。
2. 4. 5. 8. 10. ● "Sweet Soul Music / Shake Rattle and Roll" [Collectables COL-CD-7632]
6. 9. 11. 13. ● "Soul Directions" [MMG AMCY-45]
12. 14. ◎ "More Sweet Soul" [ATLANTIC AMCY-2927]

1. 15.〜 21. は,Not on LP のシングル曲。
1. Let's Go Steady Again は,ヒットした 'Sweet Soul Music' の B 面曲。Sam Cooke から Otis Redding,Arthur Conley を経て,Keith Richards につながる系譜を実感できる曲。
J.W. Alexander 作で Keen 時代のポップなラブ・バラードの歌い出しの一節 'You left me for another.' にインスパイアされて書かれたに違いない 'That's What My Heart Needs' は,Otis Redding の数ある名唱の中でも My Favorite。
Otis は,元曲全体をディープなソウル・バラードにアレンジして Arthur Conley に歌わせているが,それをそのままコピーして歌ったのがキース。

Sam Cooke- Let's Go Steady Again @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=_kQHmN4thes


That's What My Heart Needs - Otis Redding (1963) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=rMVZ8itnYRQ


Arthur Conley "Let's Go Steady" @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=g0LT7d-2cmE


The New Barbarians - Keith Richards - "Let's go steady" - Live 1979 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=vAzaGfX82gs


15. は,↓ などにも収録されていた。
● V.A. "Sanctified Soul" [KENT CDKEND 180]
 1. That's How It Feels - The Soul Clan

17. 19. は,イギリスのみでシングルとしてリリースされた曲らしい。

Capricorn 時代に録音された 20.〜 24. のうち Swamp Dogg がプロデュースした 22.〜 24. は,↓ で CD 化されたことがある。
● V.A. "Swamp Dogg presents Three Sweet Soul Music Kings" [S.D.E.G. SDEG 1967]

この後,1975年に渡英し,ベルギーで数年間過ごした後,オランダに腰を落ち着け,Lee Roberts という名前で録音(1980) したライブ盤 "Soulin'" に3曲追加した CD と DVD がセットになったアルバムもリリースされている。
● Arthur Conley & The Sweaters "Recorded LIVE in Amsterdam" [Blue Shadow WBB-003]
↑ の DVD に収録されたテレビ番組に出演している時点では,レコード会社や出版社なども含むプロダクションの経営者として成功を収めていたことから考えると,ビジネスの才能があったらしい。
Sam や Otis に比べると,ひ弱で線の細い印象があり,「歌」の出来にもムラのあるシンガーで,Not on LP の曲や,シングルにすらなっていない未発表曲が数多く残されている。
表題の CD が売れれば,それらの未 CD 化曲の発掘が進むかもしれない。Wilson Pickett,Percy Sledge と続いた Rhino Handmade のボックス・セットの第3弾として,この Arthur Conley を期待しているのだが・・・m(_ _)m


<7月10日 記>
まだ HMV だけの情報だが,Arthur Conley の編集盤 CD が8月末にリリースされるらしい。
収録曲は不明だけれどもタイトルになっている 'I'm Livind Good' は,Capricorn 時代のシングル[1971, Capricorn 8017] で,未 CD 化だった曲。Youtube には見当たらなかったが,↓ にはあった。
the Soul of the Net's - Arthur Conley Discography
http://www.melingo.com/thesoulnet/conley.htm

↑ のサイトに掲載されているように,Arthur Conley には an enormous number of unissued tracks がある。

以前,そのリストに含まれている曲が ↓ に収録されたので Rhino に期待したのだが,その後,音沙汰がない・・・(^_^;)
◎ V.A. "Atlantic Unearthed: Soul Brothers" [Atlantic/Rhino R 77625] -2006
 4. Rome (Wasn't Built In A Day) - Arthur Conley

表題の CD はベスト盤のようなので未発表だった曲は期待できないかもしれないが,Arthur Conley のベスト盤は,まともな選曲の CD が廃盤になってプレミアが付いていただけに,うれしい知らせではある。
● "Sweet Soul Music: The Best Of Arthur Conley" [Ichiban/soul classics SCL 2105-2] -1995
2011年7月16日 08時29分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2011年07月06日(水)
Google Analytics 集計 (2011, 1-6)
2011年上半期(2011/01/01〜06/30) における当ブログの集計は,以下の通り。
*ベージビュー数・・・27,672 (32,074) -13.7%
*訪 問 数・・・・・・・19,395 (20,979) -7.6%
*ユニークユーザー・・6,769 (7,651) -11.5%

2010下半期(2010/07/01〜12/31) の集計( ) に比べると,かなり落ち込んでしまった。
2008年末から Google Analytics を利用するようになって,半期ごとの集計では,初めてのダウン。
公私共に 3.11 以前に戻ることができればいちばん良いのだが・・・(T_T)


トップ・ページ[14,903] 以外のタイトル別のコンテンツで,ページビュー([ ]) が2011年上半期に100以上あったのは,↓
1. [267] The Songs of Dan Penn & Spooner Oldham

2. [233] 小椋 佳 『彷徨』
 5月10日前後に「森和代 女優」,「森本レオ 森和代」などというキーワードによるアクセスが急増した。この時期に彼女の出演している映画やテレビ番組がケーブル・テレビなどで放映されたのだろうか? その数日後に,共演した岡田裕介の父親である岡田茂の葬儀が行われたが,それとは無関係・・・?
「平均ページ滞在時間」は5分強もあるので,素通りされているわけでもないようなのだが・・・?

3. [201] "Sam Cooke - The RCA Albums Collection"
 相変わらず流通が限定されているようだが,余程の Sam Cooke マニアでなければ,↓ のほうがオススメ。
 ◎ Sam Cooke "The Man Who Invented Soul (4CDs)" [RCA/BMG 07863 67911-2]
 廃盤状態でも特に法外なプレミアは付いていなかったが,まもなくリイシューされるセットは,多少割安になっているようだ。ヒットしたシングルなども収録されているので,Sam Cooke の全体像は,こちらのセットのほうが把握しやすいはず。「ハーレム・スクエア・クラブ」のライブも,単独アルバムとはわずかではあるが一味違ったミックス・編集になっていて,一聴の価値あり。

4. [191] Various Artists [SOUL/R&B] -2000
 廃盤になってトラック・リストなどがネット上には見当たらない CD もあるので,もしそういう情報が必要なら,コメントをいただければ,ジャケ写と収録曲くらいはすぐにアップしますが・・・。

5. [180] 『ライフ (キース・リチャーズ自伝)』
 ペーパーバック版が届いたが,やはり INDEX に Sam Cooke の名前は見当たらなかった。「目次」a table of contents は原書にもなかった・・・(^_^;)

6. [166] The Best of Sam Cooke (2 CDs)
7. [152] Eight Classic Albums Plus Bonus Singles
8. [149] Sam Cooke "The Keen Records Story"
 7月4日付けで,iTunes Store に "The Keen Collection (Remastered)" というアルバムが登録された。全65曲。発売元は Keen Records ? 検索してみると,mora というサイトでも同じ内容のアルバムが購入できるようになっていて,そのレーベルは「ユニバーサル ミュージック合同会社」。"100 Greatest Hits" にも入っていなかった 'So Glamorous' が含まれているので,Keen 時代のコンプリート集らしいが・・・?
さすがに正規の権利所有者によるリマスターだけあって音質は申し分なく,一応購入済みでトラック・リストの整理中・・・。 → SConKeen.xls

9. [145] 'We Had It All'
 Candi Staton "Evidence: The Complete Fame Records Masters (2 CDs)" [Kent CDKEN2 353] での不満はセッションごとのミュージシャンなどの録音データのほとんどがいまだにはっきりしない・・・ということに尽きる。おそらく,当時はベーシックなリズム・トラックとボーカル,ホーン,ストリングスなどが別録りされていたことが不明な点が多い原因ではないか・・・?

10. [134] Sam Cooke "100 Greatest Hits"
11. [121] Wilson Pickett "Funky Midnight Mover"
12. [117] 『憂鬱と官能を教えた学校』
13. [113] The T.A.M.I. Show
14. [109] Sir Lattimore Brown "Soul Survivor"
15. [105] Ain't That Good News
16. [100] My BEST 10 CDs in 2010
2011年7月6日 21時49分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2011年07月03日(日)
Eight Classic Albums Plus Bonus Singles
Sam Cooke "Eight Classic Albums Plus Bonus Singles (4 CDs)" [Real Gone Rhythm & Blues RGRNBCD001]

<7月3日 追記>
HMV で注文していた商品が届いた。
デジパックではなく通常のジュエル・ケースだったが,取り柄は丈夫なケースだけ・・・(^_^;)

Real Gone というレーベルの CD は,Nina Simone "Three Classic Albums On A 2CD Set" [Real Gone Jazz RGJCD201] が手元にあり,それには簡単なライナーが付属していたが,このボックス・セットにはそれすらなく,トラックリストが表示されているだけ。
'Summertime' の二つのバージョンも,Don't Cry で始まるオーバーダブ有り・無しという中途半端なもの。

申し訳ないことに,当ブログから日アマゾンのリンクで注文された方が数人いらっしゃるのだが,もし「音」以外の情報に期待されている方がおられるなら,キャンセルしていただいたほうが・・・m(_ _)m

同じリイシュー専門のレーベルなら Not Now の方が良心的で,音質も優れているような・・・。
● "The Keen Records Story (3 CDs)" [Not Now NOT3CD037]
● "The Best of Sam Cooke (2 CDs)" [Not Now NOT2CD0386]

<6月10日 追記>
収録内容が判明した。
http://www.musicmelon.co.uk/gallery.asp?collectionid=20

◎ "Sam Cooke" -1957
◎ "Encore" -1958
◎ "Tribute To The Lady" -1959
◎ "Hit Kit" -1959
◎ "I Thank God" -1960 ← Sam Cooke が歌っている4曲のみ。
◎ "Cooke's Tour" -1960
◎ "Hits Of The 50's" -1960
◎ "Swing Low" -1961
以上8枚のアルバムに,9曲の Not on LP が収録されているボックス・セットだった。

Digitally Remastered and Enhanced for Superior Quality
ということだが,いくら著作隣接権の保護期間が終了した(米以外) とは言え,マスター・テープなどはどうやって入手しているのだろう?


<6月8日>
ウ〜ン・・・,これはいったい何なんだ・・・(?_?)

HMV では6月20日が発売日として登録されているアイテム。トラック・リストはまだ公開されていないけれども,タイトルどおりだとすると,「8枚の古典的なアルバムにシングル曲をボーナス・トラックとして追加したセット」ということになるが・・・?

HMV では CD 4枚組セットとして登録されているのに,アマゾンに同じようなタイトルで登録されているアイテムは,発売日もレーベルも異なり, CD 1枚・・・?

Sam Cooke のアルバムが入手しやすくなるのはありがたいが・・・(^_^;)
2011年7月3日 19時59分 | 記事へ | コメント(12) | トラックバック(0) |
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2011年06月25日(土)
John Mayer "live In Los Angeles"
John Mayer "Where The Light Is: live In Los Angeles (2 CDs)" [Sony SICP 1930/1]

Disc I:
Acoustic Set:
1. Neon 2. Stop This Train 3. In Your Atmosphere 4. Daughters 5. Free Fallin'
Trio Set:
6. Everyday I Have The Blues 7. Wait Until Tomorrow 8. Who Did You Think I Was 9. Come When I Call 10. Good Love Is On The Way 11. Out Of My Mind 12. Vultures 13. Bold As Love
Disc II:
Band Set:
1. Waiting On The World To Change 2. Slow Dancing In A Burning Room 3. Why Georgia 4. The Heart Of Life 5. I Don't Need No Doctor 6. Gravity 7. I Don't Trust Myself (With Loving You) 8. Belief 9. I'm Gonna Find Another You

John Mayer - Gravity (Live at Nokia Theatre) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=0ur0YWyamDI

 Disc II: 6. Gravity のイントロに付け加えられた,スタジオ・バージョンにはない 'I've Got Dreams To Remember' のリフレインは,Otis Redding の同名曲の一節。

Steve Jordan がプロデュースし,キースもゲスト参加している ↓ のアルバムで,
◎ Buddy Guy "Bring 'Em In" [Silvertone/Zomba 82876-72426-2] -2005
 10. I've Got Dreams To Remember
 ↑ に,歌とギターでフィーチャーされていたのが,John Mayer
Buddy Guy ft. John Mayer - I've Got Dreams To Remember @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=b4e3_AJ8hOc


● Rod Stewart "Soulbook" [J-Records/BMG 88697-30256-2] -2009
一昨年リリースされた ↑ で,Steve Jordan のプロデュースしたサウンドがあまりにも気持ちよかったため,当時 Steve Jordan が関わったアルバムを探していて発見したミュージシャン。
新作の "Battle Studies"(Ian McLagan や Waddy Wachtel もクレジットされている) は,あっさりすっきりし過ぎているように感じて物足りなかったが,その前作や,Steve Jordan,Pino Palladino と組んだ TRIO のライブ録音を聴いて,ハマってしまった。
◎ John Mayer "Continuum (+3)" [Sony SICP 1139] -2006
◎ John Mayer Trio "Try!" [Sony SICP 977] -2005

表題の CD 2枚組セットは,"Continuum" の後リリースされた,彼のデビュー以降の全てのキャリアを総括するような内容のライブ・アルバム。I-2. 12. 13. II-1. 2. 4. 6. 7. 9. が "Contunuum" の収録曲。
初めて聴いたときは若い女性の歓声が耳障りだったが,Youtube にアップされているビデオ・クリップを見ると,キャーキャー言われるのも納得のアイドル的なルックスの持ち主。
ギターも歌も上手い上にソングライティングの才能もあり,さらに,ぼくのようにひねくれたマニアをもうならせてしまうサウンドをプロデュースするアーティスト。

gravity「重力」,continuum「連続」など,物理・数学の素養もあるかなり知的な人間らしく,彼の創り出す音楽を聴いていると,本能が理性によって完璧にコントロールされているような印象を受ける。

"Continuum" のライナーノート(新谷洋子) によると,アルバムをレコーディング中はソウルの古典を「夢中で聴きあさっていたそう」だ。電話でのインタビューで,John Mayer は,次のように語っている。
 「サム・クックやレイ・チャールズ,カーティス・メイフィールドやマーヴィン・ゲイ……。彼らの古典と呼ばれる作品を聴きまくっていたんだ。だから,あからさまにその手のスタイルを踏襲していなくてもソウルに聴こえるはず。なぜ今そういうアーティストたちを聴き直したかというと,僕は何かシンプルでピュアなものを探していたんだと思う。ピュアなメロディ,ピュアなフィーリングをね。彼らの音楽は,ある種独特の傷つきやすさや繊細さを含んでいたんだよ。そもそも,レイやサムこそ "繊細派シンガー・ソングライター" の祖だからね(笑)」。
2011年6月25日 08時48分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2011年06月21日(火)
Eddie Hinton in Porretta
iPod に取り込まれたアーティスト名を見て,初めてスペルミスに気が付いた。
日アマゾンの誤ったデータをそのままコピペしてしまった自分が情けない・・・(^_^;)
結局のところ一般的には,その程度の知名度しかないのかもしれないが・・・(T_T)

Eddie Hinton (← Hilton ではない) が Porretta Soul Festival に出演したのは,1991年のこと。
3rd LP として ↓ がリリースされた年でもある。
◎ "Cry & Moan" [BULLSEYE CD BB 9504] -1991
↑ のジャケットのイラストと実際の容姿 ↓ には,かなりの隔たりがある。
EDDIE HINTON Live 1991 "Ting A Ling A Ling" @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=eD6YNZkzRv8

↑ で歌っているのは,2nd LP の収録曲。手元にあるのは,オリジナル・アルバムにボートラが1曲追加された Mobille Fidelity 盤の CD だが,それにさらに1曲追加されたものが,MP3 化されていた。日アマゾンには表記されていないが一部の曲は Alternate Take・・・?
◎ "Letters from Mississippi" [Mighty Field Of Vision ]

Eddie Hinton.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=k6b7AvKgp9I

↑ で歌っているのも,"Letters from Mississippi" に収録されていた 'It's All Right'。

Dan Penn も Porretta 出演時には若いころのスレンダーな面影はないが,Eddie Hinton の場合は病的にむくんでいる感じで,ブクブクと無様に太っている姿は他人事とは思えない・・・(T_T)

Porreta Soul Festival のチャンネル にアップされている動画は,なぜかライブ録音ではなく,1994(?)年に Birdland Studios で録音されたもの(?)。
Eddie Hinton 1994.mp4
http://www.youtube.com/watch?v=jdXqmCJvPEg

 冒頭で Eddie Hinton 自身が語っているように Taj Mahal "The Natch'l Blues"(1968) に収録されていた 'She Caught The Katy' を歌っている。

Eddie Hinton Porretta.mp4
http://www.youtube.com/watch?v=aGaSOBB8IqE

 Otis Redding の 'Security' を歌っているけれども,画像は Porreta の町並み(?) が延々と映されるだけ・・・。
↑ の 'She Caught The Katy' や 'Security' の他に,'Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)' も MP3 になっているが,'Sad Song' は,Eddie Hinton の死後,最初にリリースされた "Hard Luck Guy" に収録されていたバージョンと同じもののようだ。

◎ "Hard Luck Guy" [Capricorn 314 538 655-2] -1999
 4. Sad Song
↑ は,個人的には Eddie Hinton で一番好きなアルバム。
今なら,そのキャリアを概観できる手頃なアンソロジーがあるし,Capricorn からのデビューアルバムもつい最近リイシューされたばかり。もう少し知名度が上がってもいいと思うのだが・・・m(_ _)m
● "The Anthology 1969-1993: A Mighty Field Of Vision" [RAVEN RVCD-206] -2005
● "Very Extremely Dangerous" [Reel Music/Capricorn 66748 78016-2] -2009
2011年6月21日 22時11分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月19日(日)
Dan Penn in Porretta
1994年,Dan Penn Porretta Soul Festival に出演した際4曲を歌っており,そのうち3曲は MP3 ファイルとして手軽に楽しめるようになっている。

● V.A. "Sweet Soul - Love Songs" [103 Ediz. Mus. Milano ]
 3. I've Got Dreams to Remember - Dan Penn
 17. Out of Left Field - Dan Penn
◎ V.A. "The Memphis Giants Meet The Legends" [103 Ediz.Mus.Milano ]
 4. Peace In Porretta - Dan Penn

残る1曲 'Memphis Woman And Chicken' は,Porretta Soul Festival 自身が Youtube にアップしてくれている。
Dan Penn Porretta 1.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=l0bfhcYnPbA


そのパート2は,'Peace In Porretta' 。
Dan Penn Porretta 2.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=TZUT_pQI-FY


1994年の Festival については,リハーサルやエンディングの模様もアップされていた。
Rehearsals Porretta 1994.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=-axc6GNqCwg

 歌ってはいないが,Rufus Thomas の後ろでいすに座って足を組んでいるのが,Dan Penn ?

エンディングでは 'Sweet Soul Music' を歌っている姿をチラッと見ることができる。
Porretta Soul 1994 Gran Finale.mp4 @ Youtub
http://www.youtube.com/watch?v=Qo15YcOLz2M
2011年6月19日 09時06分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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"Sweet Soul - Love Songs"
Various Artists "Sweet Soul - Love Songs" [103 Ediz. Mus. Milano ]

1. I Cried a Tear - LaVern Baker
2. Sorry Wrong Number - Howard Tate
3. I've Got Dreams to Remember - Dan Penn
4. Puoring Water On a Drowing Man - James Carr
5. Chained and Bound - James Govan
6. Fa, Fa, Fa, Fa, Fa (Sad Song) - Eddie Hinton
7. Stand By Me - James Govan
8. I've Been Loving You Too Long - Millie Jackson
9. I Can't Stand the Rain - Ann Peebles
10. Taxi - J.Blackfoot
11. You Don't Miss Your Water - William Bell
12. Spendimi Charlie Wood, - The Memphis All Stars
13. I Wish I Would Rain Down - Millie Jackson
14. These Arms of Mine - James Govan
15. When Something Is Wrong With My Baby - James Govan
16. Too Weak to Fight - Clarence Carter
17. Out of Left Field - Dan Penn
18. Woman to Woman - Shirley Brown
19. Aces of Spades - Bill Coday
20. Take Another's Man Place - Jackie Johnson
21. It Hurts Me To - Barbara Carr
22. (You Keep Me) Hangin' On - Ann Peebles
23. I'll Make It Up to You - Clay Hammond
24. Come to Me - James Govan
25. Trouble In Mind - Rufus Thomas
26. Try a Little Tenderness - David Hudson
27. Pain In My Heart - James Govan
28. Precious Precious- Otis Clay
29. Soul Serenade - The Memphis All Stars
30. Private Number - William Bell

日アマゾンで MP3 ダウンロードのサービスが始まってからしばらくして,CD を買うと MP3 1曲分のクーポンがもらえるようになった。そのクーポンの有効期限が6月末なので,たまっていたクーポンを利用するため,いろいろ検索していて発見したアイテム。
いかにも胡散臭いジャケ写(MP3 では Artwork というらしい) とタイトルのアイテムだが,Porretta Soul Festival という,イタリアで毎年行われているコンサートでライブ録音された曲を集めたアルバム。
2010年にリリースされているので,それ以前の録音ということになる。Porretta Soul Festival のオフィシャル・サイト 内には過去の出演者がリストアップしてあるので,そこでこのアルバムに収録されているシンガーが出演した年を調べてみると,・・・
LaVern Baker(1996), Howard Tate(2004), Dan Penn(1994), James Carr(1992), James Govan(1993, 1995-7), Eddie Hinton(1991), Millie Jackson(1993, 2004), Ann Peebles(1992, 1996, 2001-2), J.Blackfoot(1991-2, 1997-8, 2009), William Bell(1994), The Memphis All Stars(1999, 2003), Clarence Carter(2004), Shirley Brown(1995), Bill Coday(1998), Jackie Johnson(1997-9, 2003), Barbara Carr(1998), Clay Hammond(2001), Rufus Thomas (1988, 1991, 1993-5, 1997, 2003), David Hudson(1993, 1995), Otis Clay (1995, 1997)

以前(1996?),"The Best of Porretta Soul Festival 1994-1995" というタイトルの CD が発売されていて,中古ショップでのチェックリストに入っているのだが,その CD の収録曲も含まれているらしい。
同じ 103 Ediz. Mus. Milano というレーベルから,やはり MP3 で ↓ のようなアルバムもリリースされていた。
◎ V.A. "The Memphis Giants Meet The Legends" [103 Ediz.Mus.Milano ]
 なぜか,表題のアルバムとの重複が4曲もあるのだけれども,こちらも購入の予定。


Poretta Soul Festival は Youtube に「チャンネル」があり,そこにかなりの動画をアップしている。
http://www.youtube.com/porrettasoul

なかでも面白いのが ↓
James Carr Jam.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=hCWpS7h0Jg0

 J.Blackfoot がでしゃばりすぎて,Ann Peebles がちょっと切れかけているように見えるのだが・・・?
2011年6月19日 03時32分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月17日(金)
'Too Late To Worry Too Blue To Cry'
Ronnie Milsap - Too Late To Worry Too Blue To Cry with Lyrics @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=fldRYRVOArQ


Ronnie Milsap の数ある名唱の中でも My Favorite なのが,この曲。
RCA からの3rd LP "A Legend In My Time" からシングルカットされた曲で,Country のチャートでも6位という曲だが,40曲ほどある Country No.1 ヒットに比べてもまったく遜色はない。
最近リイシューされた RCA での4th と5th を2on1にした CD にもボーナストラックとして追加されていた。
◎ Ronnie Milsap "20-20 Vision / Night Things (+5)" [Raven RVCD-338] -2011

昨年,3枚組のベスト編集盤もリリースされているが,
◎ Ronnie Milsap "The Music of Ronnie Milsap (3 CDs)" [RCA Nashville/Legacy 88697 76096 2] -2010

とりあえず1枚だけ聴いてみたい・・・という人にオススメなのが ↓ 。
● Ronnie Milsap "RCA Country Legends" [RCA/Buddha 74465 99790 2] -2001

● Ronnie Milsap "40 #1 Hits (2 CDs)" [Virgin 8 48871 2] -2000
↑ のブックレットに掲載された,この 'Too Late To Worry Too Blue To Cry' に関する Ronnie Milsap 自身のコメントによると,
 "I must say, my interpretation of the song was influenced more by the Glen Campbell version from 1961. I'm a big Glen Campbell fan, ..."

○ Glen Campbell "The Legacy 1961-2002(4 CDs)" [Capitol ]
その Glen Campbell のバージョンは,CD では少々値の張るボックス・セットにしか収録されておらず,ちょっと手が出なかったのだけれども,MP3 ダウンロードで曲単位で購入できるようになっていた。
◎ Glen Campbell 'Too Late To Worry - Too Blue To Cry' [Nashville Catalog ]
↑ のアレンジャーは,Candi Staton 'Stand By Your Man' や Simon & Garfunkel 'Bridge Over Troubled Water' と同じ Jimmie Haskell。彼は,Bobbie Gentry 'Ode to Billie Joe' のアレンジでもグラミーを受賞しているので,Rick Hall はそれを聞いて契約したのかもしれない・・・?

残念ながら Glen Campbell の歌は Youtube に見当たらなかったが,Esther Phillips のバージョンがアップされていた。
Esther Phillips - Too Late To Worry, Too Blue To Cry (1969) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=TkVJRSETLH8

↑ これも,明らかに Glen Cambell のアレンジを参考にしている。1969年のシングル(R&B Singles: 35) なので,Ronnie Milsap のカバー(1974) よりも早い。Arranged by Bill Justis, Orchestra Conducted by Ernie Freeman というクレジットがある。
◎ Esther Phillips "The Best of Esther Phillips (1962-1970) [2 CDs]" [east west japan/Atlantic AMCY-2353〜4] -1997


ちなみに,この曲のオリジナル・バージョンも Youtube にあったが,それは完全にカントリー。
AL DEXTER-TOO LATE TO WORRY.wmv @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=CokrRCc8sHA
2011年6月17日 23時45分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月14日(火)
"The Essential Tammy Wynette"
Tammy Wynette "The Essential Tammy Wynette" [Sony MHCP 471]

1. Apartment #9 (J.Paycheck/B.Austin)
2. Your Good Girl's Gonna Go Bad (B.Sherrill/G.Sutton)
3. My Elusive Dreams [duet with David Houston](C.Putnam/B.Sherrill)
4. I Don't Wanna Play House (B.Sherrill/G.Sutton)
5. D-I-V-O-R-C-E (B.Braddock/C.Putnam)
6. Stand By Your Man (B.Sherrill/T.Wynette)
7. He Loves Me All The Way (B.Sherrill/C.Taylor/N.Wilson)
8. We Sure Can Love Each Other (B.Sherrill/T.Wynette)
9. Take Me [duet with George Jones](G.Jones/L.Payne)
10. 'Till I Get It Right (R.Lane/L.Henley)
11. Bedtime Story (B.Sherrill/G.Sutton)
12. Kids Say The Darndest Things (B.Sherrill/G.Sutton)
13. Woman To Woman (B.Sherrill)
14. 'Till I Can Make It On My Own (G.Richey/B.Sherrill/T.Wynette)

キース・マニアには 'Apartment #9',サザン・ソウルのファンには 'Stand By Your Man' のオリジナルを歌っていることで知られている(はずの) カントリー・シンガー。
Tammy Wynette - A Medley of Hits @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=66n8snHUtNA

↑ でもその2曲が歌われている。途中で歌われているのは 'D-I-V-O-R-C-E' という曲。彼女は5回結婚しているそうだから,少なくとも4回離婚している・・・?

Keith Richrads が歌っているので公式にリリースされているのは,The New Barbarians の一員としてのパフォーマンス。珍しく,キーボードを弾きながら歌っている。
New Barbarians - Apt #9 - live 1979 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=AZqXpovxP0s

● The New Barbarians "Buried Alive (2 CDs)" [MSIG  0316] -2006

Tammy Wynette ~ Apartment # 9 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=RlpYp8yF2L4

 彼女が24歳のときのデビュー曲(1966)。プロデュースしているのは,Charlie Rich 'Behind Closed Doors' と同じ Billy Sherrill 。

Tammy Wynette-Stand By Your Man (60's) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=zc4e-HdlhPY

 Youtube にはいろいろなバージョンがアップされていたが,これが一番若そう。冒頭で彼女を紹介しているのは,後に結婚する George Jones 。

Candi Staton-Stand By Your Man @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=0thtwgPIFHU

 2つのバージョンを聞き比べて気が付くのは,ビートが異なるのはもちろんだが,Candi Staton のバージョンではストリングスやホーンが大活躍していること。

ホーンのアレンジャーは Muscle Shoals Horns の一員としておなじみの Harrison Calloway だが,ストリングスをアレンジしているのは Jimmie Haskell だったと,Candi Staton "Evidence (2CDs)" のライナーノート(Dean Rudland) に書かれていた。
Jimmie Haskell がアレンジした曲でもっとも有名なのは,おそらく Simon & Garfunkel 'Bridge Over Troubled Water'。
Rick Hall は,most of Fame's orchestrations を Jimmie Haskell と契約していたそうだ。
2011年6月14日 23時22分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月13日(月)
Music Of The Medicine Shows
Various Artists "Good For What Ails You: Music Of The Medicine Shows 1926-1937 (2 CDs)" [Old Hat CD-1005]

収録曲のリストは,リリース元の Old Hat Records のサイトにあり,サンプルを聴くこともできる。
http://www.oldhatrecords.com/cd1005.html

medicine 「薬」について,日本では「薬九層倍」という慣用句が残っているくらい原価率が低く,ぼろ儲けのできる商売だったらしいが,それは万国共通で,アメリカでもかなりの広告宣伝費をつぎ込んでも利益の出るビジネスだったようだ。表題のアルバムは,薬屋がスポンサーとなって各地を巡業していた The Medicine Show の,有名無名の出演者たちの音源を集めた CD 。

様々な演目で構成されたショーには,ミンストレル・ショーも含まれていたらしい。
minstrel 「ミンストレル」 は,そもそも中世ヨーロッパの吟遊詩人(音楽家・歌手なども含む) のことだが,1830 年代からアメリカで人気を博していた「ミンストレル」と言えば,「顔を黒く塗って黒人の歌を歌う白人」。ところが,本物の黒人が「黒人」を演じることもあったそうだ。(pp.18-9 『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ,ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之 著)
当然,このアルバムに収録されている楽曲の演奏者や歌手も,黒人と白人が入り乱れていて,わけが分からない・・・(^_^;)

ルーツ・ミュージックの原典とも言える ↓ を聴いていると,同じように,ジャンルや肌の色などどうでもよくなってくるから不思議だ。
◎ V.A. "Anthology Of American Folk Music (6 CDs)" [Smithsonian Folkways/Sony SFW 40090]
● V.A. "The Retrospective 1925-1950 (4 CDs)" [Sony SRCS 5963〜6]
● V.A. "Sounds of the South (4 CDs)" [Atlantic 7 82496-2]


このアルバムのジャケ写やブックレットの表紙に使用されている写真のキャプションは,"Unidentified performers, human and canine, of the Kickapoo Indian Medicine Company, circa 1885."
オリジナルの写真は当然モノクロ →。
犬まで黒く塗られていたのだろうか・・・?

Kickapoo というのはアメリカインディアンの部族の一つ。
medicine には「まじない,魔よけ」という意味もある。
76ページもある付属のブックレットに掲載されている写真の中には,インディアンの衣装を着た出演者の姿もあった。
英文の解説を読むのは疲れるが,写真を眺めているだけでも十分面白い・・・(^_^;)
2011年6月13日 21時59分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月12日(日)
『アメリカ音楽史』
『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ,ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之 著,講談社 刊

第1章 黒と白の弁証法
 ――擬装するミンストレル・ショウ
第2章 憂鬱の正統性
 ――ブルースの発掘
第3章 アメリカーナの政治学
 ――ヒルビリー/カントリー・ミュージック
第4章 規格の創造性
 ――ティンパン・アレーと都市音楽の黎明
第5章 音楽のデモクラシー
 ――スウィング・ジャズの速度
第6章 歴史の不可能性
 ――ジャズのモダニズム
第7章 若者の誕生
 ――リズム&ブルースとロックンロール
第8章 空間性と匿名性
 ――ロック/ポップスのサウンド・デザイン
第9章 プラネタリー・トランスヴェスティズム
 ――ソウル/ファンクのフューチャリズム
第10章 音楽の標本化とポストモダニズム
 ――ディスコ,パンク,ヒップホップ
第11章 ヒスパニック・インヴェイジョン
 ――アメリカ音楽のラテン化

「ソウル/ファンクのフューチャリズム」という副題の付けられた「第9章」は,1963年11月30日号から1年と2ヶ月の間,ビルボード誌から「リズム&ブルース・チャート」が消えてしまった原因・背景の解明という形で論が進められている。
その答えとして筆者が提示しているのは,その時期が「人々の音楽的嗜好の決定因子として『人種』よりも『世代』が前景化した時代」だったから。
 「1964年までのモータウン・サウンドが『白人に媚びた音楽』か『黒人音楽』であるかどうかを問うことは不毛である。そもそも,この時代の音楽は『人種』による分類を前提としていない。もちろん,『人種』が問題化しない状況そのものが白人による黒人文化の搾取だという批判はありうるだろう。だが,それは社会のあらゆる領域に適用できる批判であるが故に個別事例へのコメントとしては説得力を欠く。重要なのは,アメリカのポピュラー音楽史を概観したときに,他の時代に比べてこの時期に『人種』という社会的カテゴリーの影響力が低下したことであり,それを敏感に察知したビルボード誌が黒人音楽のランキングを一時的に廃止したという事実である。」(pp.199-200)
この部分だけを読むと,「そんなバカな・・・?」と考える人が多いかもしれないが,豊富な資料を基に緻密な論理で記述されている本書を読むと,「なるほど・・・。」と思っていただけるはず。

「ハーレム・ヒット・パレード」(1942-),「レイス・レコード」(1945-),「リズム&ブルース」(1949-),「ソウル」(1969-),「ブラック」(1982-),「R&B」(1990-),「R&B/ヒップホップ」(1999-) と名称を変更しながら現在まで「アフリカ系アメリカ人の音楽的嗜好を記録し続け」てきたビルボード誌の黒人音楽チャートが,この「1年と2ヶ月」の間だけ途絶えていたことは以前から気になっていただけに,本書の指摘は,新たな視点を提供してくれたという意味で,非常に参考になった。

この「ソウル/ファンクのフューチャリズム」という章のまとめのエピソードは,マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」。
 「それは『月面遊歩』というフューチャリズムとミンストレル・ショウにまでさかのぼる『すり足=シャッフル』のコンビネーションであり,顔を『白くした= whitewashed』マイケルが人種的他者を<擬装>しながら擬似的な『宇宙空間』で黒人のステレオタイプを演じ」るパフォーマンスは,「『未来』と『過去』が同居するという意味で黒人文化の正当性を受け継いでいる。」(p.214)

本書を貫いているテーマは,<擬装>。辞書を引くと disguise という単語が出てくるが,「他者を装う」という意味では,pretend のほうがふさわしい・・・?
そこで思い浮かべたのが,Randy Newman の名盤 "Good Old Boys" に収録されていた 'Guilty' という曲の最後の一節。
... I just can't stand myself
And it takes a whole lot of medicine
For me to pretend that I'm somebody else

この 'medicine' を 'music' に読み替えると,「アメリカ音楽」を聴いているときの自分を的確に表現しているような気がする。
アメリカのポピュラー音楽が<擬装>願望を原動力として発展してきたものなら,それは,その音楽のオーディエンスの<擬装>願望を反映してきた・・・とも言えるのではないか。

2011年6月12日 08時12分 | 記事へ | トラックバック(0) |
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2011年06月07日(火)
"Sam Cooke - The RCA Albums Collection"
"Sam Cooke - The RCA Albums Collection (8 CDs)" [RCA/Legacy 88697898702]

本日,届きました。
このボックスセットのリリースを知らせていただいた foolishpride さんには,感謝の念に堪えません m(_ _)m

やはり,いまだに Legacy Recordings の Sam Cooke のページ には情報がなく,PopMarket という会員制通信販売のネット・ショップだけでしか販売されていないのは,いったいなぜ・・・?
http://www.popmarket.com/sam-cooke-the-rca-albums-collection/details/25809731

その後,いつの間にか Popmarket の商品は Not available in other countries. ということで日本からは購入できなくなっている。広告メールはいまだに届いているのだが・・・(^_^;)
日本でも一部の専門店等で扱われるようになっているけれども,↓ の価格が最も良心的なようだ。
The RCA Albums Collection(輸入盤) @ Sony Music Shop
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=0401&cd=00DX000089870

<<以上,8月17日 追記>>

Sony Music Shop ↑ での販売が終了した後,かなり割安(PopMarket からの個人輸入より安い (T_T)) な価格で Disc Union での予約受付 が始まり,日アマゾンにも商品が登録された。
日アマゾンは,現時点では「出品者からお求めいただけます。」状態だが,米英アマゾンでは予約を受け付けている(ASIN: B005APT72M) ので,もうしばらくすると,再び予約の受付が始まると思われる。
米英アマゾンで,Sam Cooke "RCA Albums Collection" と同時期に発売されることになっている ↓ は,日アマゾンでも予約が始まっていて,同じ扱いになるはずなのだが・・・?
● Nina Simone "Complete RCA Albums Collection (9 CDs)"
↑ は,予約済み。5枚組の "Original Album Classics" を我慢してよかった (^_^)v
<<以上,10月8日 追記>>


タイトルどおりの "Albums Collection" なので,RCA Victor からリリース(1960-63) された LP 7枚と,1963 年にライブ録音されたアルバムをそのままストレートに CD 化したセットで,Not on LP の曲などは含まれていない。
最近,RCA 初期の曲も英欧でリイシューされ始めたため,このボックス・セットで初めて CD 化されたのは6曲のみ。
'The Song Is Ended' on "My Kind Of Blues"(1961)
'Camptown Twist','The Twist','Twistin' In The Kitchen With Dinah','Twistin' In The Old Town Tonight' on "Twistin' The Night Away"(1962)
'Willow Weep For Me' on "Mr. Soul"(1963)

しかし,"Mr. Soul" までの6枚の LP が,こうやって CD 化されたことには,計り知れない価値がある。
特に,『U.S.BlackDiskGuide』「第1章 The Pioneers」の最初に掲載されている "Twistin' the Night Away" は,それまで New York で借りてきた猫のようにおとなしくしていた Sam Cooke が,Hollywood, CA. のスタジオで Earl Palmer を初めとする身内ともいえるミュージシャンたちと創り上げた名盤として,重要曲は "The Man Who Invented Soul (4 CDs)" で既に CD 化済みではあっても,オリジナルのまま CD 化されたことは,非常に喜ばしい。
今後は,一般のマーケットでも流通し,未発表曲などの発掘が進むことも期待したいが・・・,abkco が邪魔さえしなければ・・・(^_^;)

「紙ジャケ」の出来はまあまあ・・・,厚みがある分だけ Rhino の "Original Album Series" に比べるとマシ・・・(^_^;) 不自然な「白枠」だけは何とかしてほしかったが・・・。
付属のブックレット(24 pages) には,Stuart Colman という人のライナーノートと,アルバムごとのかなり詳細な録音データが掲載されている。セッション単位で参加ミュージシャンの名前がクレジットされているのはありがたい。


◎ "Cooke's Tour" [RCA Victor LSP-2221] -1960
1. Far Away Places (Joan Whitney / Alex Kramer)
2. Under Paris Skies (Hubert Giraud / Kim Gannon / Jean Drejac)
3. South Of The Border (Down Mexico Way) (Jimmy Kennedy / Michael Carr)
4. Bali Ha'i (Richard Rodgers / Oscar Hammerstein)
5. The Coffee Song (They 've Got an Awful Lot of Coffee in Brazil) (Bob Hilliard / Dick Miles)
6. Arrivederci, Roma (Goodbye to Rome) (Carl Sigman / Renato Rascel)
7. London By Night (Carroll Coates)
8. Jamaica Farewell (Irving Burgess)
9. Galway Bay (Billy Strayhorn)
10. Sweet Leilani (Harry Owens)
11. The Japanese Farewell Song (Hasegawa Yoshida / Freddy Morgan)
12. The House I Live In (Lewis Allen / Robinson)

◎ "Hits of the 50's" [RCA Victor LSP-2236] -1960
1. Hey There (Richard Adler / Jerry Ross)
2. Mona Lisa (Jay Livingston / Ray Evans)
3. Too Young (Sylvia Dee / Sidney Lippman)
4. The Great Pretender (Buck Ram)
5. You, You, You (Lotar Olias / Robert Mellin)
6. Unchained Melody (Hy Zaret / Alex North)
7. The Wayward Wind (Stanley Lebowsky / Herbert Newman)
8. Secret Love (Paul Francis Webster / Sammy Fain)
9. The Song From Moulin Rouge (George Auric / William Engvick)
10. I'm Walking Behind You (Billy Reid)
11. Cry (Churchill Kohlman)
12. Venus (Ed Marshall / Peter DeAngelis)

◎ "Sam Cooke (Swing Low)" [RCA Victor LSP-2293] -1961
1. Swing Low, Sweet Chariot (Harry Warren / Al Dubin)
2. I'm Just A Country Boy (Fred Hellerman / Marshall Barer)
3. They Call The Wind Mariah (Alan Jay Learner / Frederick Loewe)
4. Twilight On The Trail (Sidney D.Mitchell / Louis Alter)
5. If I Had You (James W.Alexander / Sam Cooke)
6. Chain Gang (Sam Cooke)
7. Grandfather's Clock (Henry Clay Work)
8. Jeanie With The Light Brown Hair (Stephen Foster)
9. Long, Long Ago (Thomas Haynes Bayly)
10. Pray (Johnnie Taylor)
11. You Belong To Me (Sam Cooke / James W.Alexander)
12. Goin' Home (Anton Dvorak)

◎ "My Kind of Blues" [RCA Victor LSP-2392] -1961
1. Don't Get Around Much Anymore (Bob Russell / Duke Ellington)
2. Little Girl Blue (Richard Rodgers / Lorenz Hart)
3. Nobody Knows When You're Down And Out (Jimmie Cox)
4. Out In The Cold Again (Ted Koehler / Rube Bloom)
5. But Not For Me (George Gershwin / Ira Gershwin)
6. Exactly Like You (Dorothy Fields / Jimmy McHugh)
7. I'm Just A Lucky So-And-So (Duke Ellington / Mack David)
8. Since I Met You Baby (Ivory Joe Hunter)
9. Baby, Won't You Please Come Home (Charles Warfield / Clarence Williams)
10. Trouble In Mind (Richard M.Jones)
11. You're Always On My Mind (James W.Alexander)
12. The Song Is Ended (Irvin Berlin)

◎ "Twistin' the Night Away" [RCA Victor LSP-2555] -1962
1. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
2. Sugar Dumplin (Sam Cooke)
3. Twistin' In The Kitchen With Dinah (Sam Cooke)
4. Somebody's Gonna Miss Me (Lattimore Brown / Arthur Lee Reeves)
5. A Whole Lotta Woman (James W.Alexander / Lowell Jordan)
6. The Twist (Henry Ballard)
7. Twistin' In The Old Town Tonight (Mack David)
8. Movin' And Groovin' (Sam Cooke / Lou Rawls)
9. Camptown Twist (Sam Cooke)
10. Somebody Have Mercy (Sam Cooke)
11. Soothe Me (Sam Cooke)
12. That's It - I Quit - I'm Moving On (Roy Alfred / Del Serino)

◎ "Mr. Soul" [RCA Victor LSP-2673] -1963
1. I Wish You Love (Charles Trenet / Lee Wilson /Albert Beach)
2. Willow Weep For Me (Ann Ronell)
3. Chains Of Love (Nugeter)
4. Smoke Rings (Ned Washington / Gene Gifford)
5. All The Way (Sammy Cahn / James Van Heusen)
6. Send Me Some Lovin' (Leo Price / John S.Marascalco)
7. Cry Me A River (Arthur Hamilton)
8. Driftin' Blues (Johnny Moore / Charles Brown / Eddie Williams)
9. For Sentimental Reasons (Deek Watson / William Best)
10. Nothing Can Change This Love (Sam Cooke)
11. Little Girl (Madeline Hyde / Francis Henry)
12. These Foolish Things (Eric Marschwitz / Jack Strachey / Henry Link)

◎ "Night Beat" [RCA Victor LSP-2709] -1963
1. Nobody Knows The Trouble I've Seen (traditional, arranged by Sam Cooke)
2. Lost And Lookin' (James W.Alexander / Lowell Jordan)
3. Mean Old World (Sam Cooke)
4. Please Don't Drive Me Away (Charles Brown / Jesse Ervin)
5. I Lost Everything (Ella Tate)
6. Get Yourself Another Fool (Tucker / Haywood)
7. Little Red Rooster (Willie Dixon)
8. Laughin' And Clownin' (Sam Cooke)
9. Trouble Blues (Charles Brown)
10. You Gotta Move (Sam Cooke)
11. Fool's Paradise (Johnny Fuller / Robert Geddins / David Avid)
12. Shake, Rattle And Roll (Charles Calhoun)

◎ "One Night Stand! Live at the Harlem Square Club, 1963"
1. Soul Twist / Introduction (Curtis Ousley)
2. Feel It (Don't Fight It) (Sam Cooke)
3. Chain Gang (Sam Cooke)
4. Cupid (Sam Cooke)
5. Medley: It's All Right / For Sentimental Reasons (Sam Cooke / William Best / Deke Watson)
6. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
7. Somebody Have Mercy (Sam Cooke)
8. Bring It On Home To Me (Sam Cooke)
9. Nothing Can Change This Love (Sam Cooke)
10. Having A Party (Sam Cooke)

2011年6月7日 21時30分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
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2011年06月05日(日)
Drift Away - A Decade of Dobie
Dobie Gray "Drift Away - A Decade of Dobie 1969 - 1979 (4 CDs)" [Hip-O Select B0003621-02]

Disc I: The White Whale & Decca Years
1. Rose Garden [White Whale 300] -1969
2. Where's The Girl Gone [White Whale 300] -1969
3. Do You Really Have A Heart [White Whale 330] -1969
4. What A Way To Go [White Whale 330] -1969
5. Guess Who [White Whale 342] -1970
6. Honey, You Can't Take It Back [White Whale 342] -1970
○ "Drift Away" [Decca DL7-5397] -1972
7. Drift Away 8. The Time I Loved You The Most 9. L.A. Lady 10. We Had It All 11. Now That I'm Without You 12. Rockin' Chair 13. Lay Back 14. City Stars 15. Sweet Lovin' Woman 16. Caddo Queen 17. Eddie's Song

Disc II: The MCA Years
○ "Loving Arms" [MCA 371] -1973
1. Good Old Song 2. You And Me 3. I Never Had It So Good 4. Lovin' The Easy Way 5. Loving Arms 6. Reachin' For The Feeling 7. There's A Honky Tonk Angel (Who(ll Take Me Back In) 8. Mississippi Rolling Stone 9. Love Is On The Line 10. Rose
○ "Hey Dixie" [MCA 449] -1974
11. Hey Dixie 12. How Can You Live All Alone 13. So High (Rock Me Baby And Roll Me Away) 14. Watch Out For Lucy 15. Old Time Feeling 16. Turning On You 17. Roll On Sweet Mississippi 18. Can You Feel It 19. Performance 20. The Music's Real (Mentor's Song)
21. Watch Out For Lucy [MCA 40268] -1974

Disc III: The Capricorn Years
○ "New Ray Of Sunshine" [Capricorn 0163] -1975
1. Harold And The Swinging Rocks 2. Drive On, Ride On 3. If Love Must Go 4. Lover's Sweat 5. A New Ray Of Sunshine 6. I'll Take You Down To Mexico 7. Easy Loving Lady 8. Comfort And Please You 9. What A Lady 10. Easy Come, Easy Go
○ "Let Go" [Capricorn 0188] -1976
11. Let Go 12. Do It (aka Do Me) 13. Mellow Man 14. Find 'Em, Fool 'Em And Forget 'Em 15. The Best Of My Love 16. Country Love 17. When A Man Loves A Woman 18. But I Do 19. Moonlight Trippin' 20. Can't Stop A Man In Love
21. Find 'Em, Fool 'Em And Forget 'Em [Capricorn 0259] -1976
22. The Christmas Song [Previously Unreleased]

Disc IV: The Infinity Years
○ "Midnight Diamond" [Infinity 9001] -1978
1. You Can Do It 2. We've Got To Get It On Again 3. Let This Man Take Hold Of Your Life 4. Weekend Friend 5. Miss You Nights 6. I Can See Clearly Now 7. Sharing The Night Together 8. Who's Lovin' You 9. I'll Be Your Hold Me Tight 10. Thank For Tonight
○ "Dobie Gray" [Infinity 9016] -1979
11. The "In" Crowd 12. Stumblin' Back To You 13. Sunny Day To Rain 14. Spending Time, Making Love And Going Crazy 15. You Can't Keep A Good Man Down 16. Fool, Fool 17. All I Wanna Do Is Make Love To You 18. We Had It All 19. Bridge Of Silence
20. The "In" Crowd [Infinity 50043] -1979

Dobie Gray が,1969〜79年に録音した楽曲を集めたボックス・セット。シングル・バージョンや未発表曲も含まれているので,ほぼコンプリートのはず。収録曲のリストは → D_Gray69-79.xls

4年ほど前に Hip-O Select から 5,000 セットの限定盤としてリリースされ,一時はそこそこのプレミアが付いていたはずだが,売れ残りが倉庫から見つかったのかアマゾンに新品が出品されていた。結局,余計な回り道をせずに最初からこのセットを購入するべきだったかも・・・(^_^;)
● "Drift Away: His Very Best" [Razor & Tie RE 2112-2] -1996
● "The Soulful Sound of Dobie Gray" [SPECTRUM HMNCD 022] -1997
● "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337] -2011

Disc I の最初に,Biography - Dobie Gray Interview というのが収録されていて,To access, simply "rewind" to top of disc とあり,通常の CD プレイヤーで1曲目を再生中に「巻き戻し」ボタンを押し続けると聞くことができるのだけれども,こういうトラックを iPod に取り込む方法が分からない。取り込んだところで,ぼくのリスニング力では大して理解できないのだが・・・(^_^;)

'Drift Away' の大ヒット以前に White Whale というレーベルに録音した作品も収録されている。Joe South 'Rose Garden' のカバーはヒットしても不思議ではなかったと思うが,Jesse Belvin 'Guess Who' はちょっとまだ荷が重いかな・・・という感じ。

● "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337] -2011
↑ に含まれていなかった "Hey Dixie" 収録曲の内で聴いてみたかったのは,Allen Toussaint が書いた 'Performance'。Aaron Neville や Johnny Adams も歌っている曲。New Orleans が生んだ最高のシンガー二人に比べるといささか分が・・・(^_^;)

Capricorn からの1枚目 "New Ray Of Sunshine" で印象的なのは Will Jennings 作の 'If Love Must Go' というラブ・バラードだが,アルバム全体としては,Mentor Williams から離れたことでポップ色が薄れ,Country Rock'n'Soul な曲が多くなっている。
前作までと同じ Quadrafonic Sound Studio, Nashville で録音されているけれども,Background Vocals には Darlene Love の名前もあった。

次作の "Let Go" から,このボックス・セットの最後に収録されている "Dobie Gray" まではすべて,Rick Hall プロデュースの FAME 録音。もちろん,'70 年代後半のこの時代のサウンドに,かつての FAME を期待してはいけない。
最後の,自分の名前をアルバム・タイトルにしたアルバムなどは,完全にディスコ・サウンド。
'60 年代半ばに,Earl Palmer と Carol Kaye のリズム・セクションをバックに歌ってヒットさせた 'The "In" Crowd' のディスコ・バージョンあたりは,聞いていると情けなくなってくる・・・(T_T)

ただし,Dobie Gray の声そのものには衰えはまったく感じられず,そういう「時代」を感じさせるサウンドを割り切って「歌」を聴く分には,十分楽しめた。
2011年6月5日 20時32分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2011年05月29日(日)
『ライフ (キース・リチャーズ自伝)』
『ライフ (キース・リチャーズ自伝)』 キース・リチャーズ 著,棚橋志行 訳,楓書店 発行

発売以来チラチラと立ち読みしていたが,「ポイント3倍クーポン」を活用して購入。
翻訳の質はともかく,「索引」が省略されているのはなんとも不便なので,ペーパーバック版を注文済み。
□ "Life: Keith Richards" [Phoenix ]

読書中の BGM は ↓ で,飲んでいるのはもちろん,安物のワイン・・・。
◎ "Vintage Vinos" [Mindless 59704 53719] -2010
 アマゾンの「カスタマーレビュー」ではボロクソだが,「内容最高、編集最悪」は,表題の訳本と同じということで・・・,MP3 ダウンロードなら \900 だし,'Hurricane' だけなら \100 ・・・(^_^;)
↓ のような CD もあったが,例によってダブりが多いので,そのうち・・・。
○ V.A. "Keith Richards' Jukebox: The Songs That Inspired The Man" [Chrome Dreams ]

「索引」どころか「目次」まで省略されていて,まだパラパラと流し読みしただけだけれども,やはりなかなか面白そう。
'64〜'68 年にかけての RCA Hollywood Studios でのセッションに関係して Sam Cooke の名前が登場するのを期待したが,見当たらなかったのは残念だった。原書の「索引」に期待しているのだが・・・。
RCA Hollywood で録音された 'Play With Fire' の bass は Phil Spector で,harpsichord を弾いたのは Jack Nitzsche だったそうだ。(pp.194-196)

オルタモントの数日前に行われた Muscle Shoals でのセッションについては詳細な記述があった。(pp.306-314)
'Wild Horses' でピアノを弾いている Jim Dickinson の証言が非常に面白い。

Allen Klein については,もっと過激な発言を期待していたが・・・,キース自身は貴重な「教訓」だったと考えているらしい。(pp.324-325)
「クラインはできそこない弁護士だった。法律の条文を愛し,正義と法律にはお互い何の関係もないという事実を愛していた。あいつにとってはゲームだったんだ。最終的に俺たちの全作品の著作権とマスターテープを所有することになった。デッカと契約中に書かれたものや録音されたものをすべて。」
現在,abkco からリリースされている Rolling Stones のアルバムは,彼らが Allen Klein と手を切るために支払った代償。英 Decca と契約する前に録音されたデモ・テープがいまだに公式にリリースされないのも,abkco が権利を主張しているためではないかと思っているのだが・・・?

驚いたのは,Billy Preston が,「大っぴらにゲイと言えない時代からゲイだった」ということ。(p.402)
知らなかった・・・(^_^;)

何しろ分厚い本なので,じっくり読むと,まだまだいろいろな発見がありそうだ・・・(^^♪
2011年5月29日 22時22分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2011年05月22日(日)
"Drift Away / Loving Arms (+3)"
Dobie Gray "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337]

1. Drift Away (Mentor Williams)
2. The Time I Love You The Most (Mentor Williams)
3. L.A. Lady (D.Goodman/W.Jennings/T.Seals)
4. We Had It All (Troy Seals/Donnie Fritts)
5. Now That I'm Without You (Mentor Williams)
6. RockIn' Chair (Donald Dunn)
7. Lay Back (Will Jennings/Troy Seals)
8. City Stars (Dobie Gray/Charles Higgins Jr.)
9. Sweet Lovin' Woma (T.Seals/M.Williams/W.Jennings)
10. Caddo Queen (T.Seals/M.Williams/W.Jennings)
11. Eddie's Song (Will Jennings/Troy Seals)
12. Good Old Song (Mentor Williams/Ronny Davies)
13. You And Me (Will Jennings/Troy Seals)
14. I Never Had It So Good (Roger Nichols/Paul Williams)
15. Lovin' The Easy Way (T.Seals/M.Williams/W.Jennings)
16. Loving Arms (Thomas Jans)
17. Reachin' For The Feeloing (D.Gray/B.Dillon/C.Higgins Jr.)
18. There's A Honky Tonk Angel (Who'll Take Me Back In) (Denzil Rice/Troy Seals)
19. Mississippi Rolling Stone (Troy Seals/Don Goodman)
20. Love Is On The Line (D.Goodman/W.Jennings/T.Seals)
21. Rose (Paul Williams/W.Jennings/T.Seals)
22. Hey Dixie (Lonnie Mack/Troy Seals)
23. So High (Rock Me Baby and Roll Me Away) (Jack Conrad/Mentor Williams)
24. The Music's Real (Mentor's Song) (Dobie Gray)

Dobie Gray が '70 年代前半にリリースした2枚の LP 全曲に,もう1枚の LP から3曲をボーナス・トラックとして追加した CD 。
1.〜 11. ○ "Drift Away" [Decca DL7-5397] -1972
12.〜 21. ○ "Loving Arms" [MCA MCA-371] -1973
22.〜 24. ○ "Hey Dixie" [MCA MCA-449] -1974
"Drift Away"[Bilboard 200: 64] や "Loving Arms"[Bilboard 200: 188] は以前から CD 化されるのを心待ちにしていたので,この3月に発売された直後に入手し愛聴していたのだけれども,もうすぐ "Hey Dixie" も全曲収録された CD 2枚組のセットがリリースされる。値段も大差ない・・・(T_T)
○ "Drift Away/Loving Arms/Hey Dixie (2 CDs)" [Beat Goes On ]

表題の CD には収録されていない "Hey Dixie" の残りの曲の一部は ↓ にも入っているのだが・・・。
● "The Soulful Sound of Dobie Gray" [SPECTRUM HMNCD 022] -1997
● "Drift Away: His Very Best" [Razor & Tie RE 2112-2] -1996
どうせ買い換えるなら,この際,この後 Capricorn からリリースされた2枚のアルバム(Rick Hall プロデュースの FAME 録音もある) も含まれた ↓ にする手もあるが・・・(^_^;)
● "The Complete Dobie Gray (1969-1979)" [Hip-O Select B0003621-02]
↑ の収録曲は ↓ Hip-O のサイトにリストがある。
http://hip-oselect.com/scr.public.product.asp?product_id=75976b1c-1c91-774c-2bff-9d9ec3f4d365


Dobie Gray の最大のヒット曲である 'Drift Away'[Hot 100: 5, R&B Singles: 42] を最初に聴いたのは,Rod Stewart のカバーがきっかけ。
● Rod Stewart "Atlantic Crossing [Collector's Edition] (2 CDs)" [Warner Bros. 8122 79868-4]
さまざまなアーティストにカバーされている曲で,オフィシャルな録音ではないがミックも歌っている。
The Rolling Stones-Drift Away @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=sVhLe8sqGj0

同じアルバムに収録されていた 'We Had It All' をキースが歌っているのは,紹介済み。
つまり,ミックもキースも "Drift Away" の LP を気に入っていたらしい。
その LP に Musicians としてクレジットされているのは,
Guitar: Reggie Young, Troy Seals, Mentor Williams
Keyboards: David Briggs,Bass: Mike Leech,Drums: Kenny Malone
Pedal Steel: Weldon Myrick,Fiddle: Buddy Spicher
録音は,Quadrafonic Sound Studio, Nashville で行われ,プロデュースしたのは Mentor Williams(Paul Williams の弟)。

次の LP のタイトルになっている 'Loving Arms' [Adult Comtemporary: 7, Hot 100: 61, R&B Singles: 81] は Tom Jans が書いた,いろいろなカバー・バージョンのある名曲の一つ。

その次の "Hey Dixie" では,Lonnie Mack がギターだけでなく曲作りにも加わって製作されたが,大して売れず,MCA から出て契約したのが Capricorn 。
○ "New Ray Of Sunshine" [Capricorn 0163] -1975
○ "Let Go" [Capricorn 0188] -1976
 前者は MCA 時代の延長で Nashville 録音だが,後者は Rick Hall プロデュースの FAME 録音。Pete Carr がギターを弾いている。
さらにその後の Infinity 時代の2枚の LP も Rick Hall のプロデュースだった。
○ "Midnight Diamond" [Infinity 9001] -1978
○ "Dobie Gray" [Infinity 9016] -1979
2011年5月22日 08時57分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年05月16日(月)
"The Best Of Teresa Brewer"
Teresa Brewer "The Best Of Teresa Brewer" [MCA MCAD-1545]

1. Music! Music! Music! (Weiss/Baum) [1950, Hot 100: 1]
2. You Send Me (Cooke) [1957, Hot 100: 8]
3. Jilted (Colby/Manning) [1954, Hot 100: 6]
4. Empty Arms (Hunter) [1957, Hot 100: 13]
5. I Gotta Go Get My Baby (Rainwater/Adelman) [1955, Hot 100: 19]
6. Ricochet (Coleman/Darion/Gimble) [1953, Hot 100: 2]
7. Pledging My Love (Washington/Robey) [1955, Hot 100: 17]
8. Bo Weevil (Domino/Bartholomew) [1956, Hot 100: 17]
9. Till I Waltz Again With You (Prosen) [1952, Hot 100: 1]
10. A Tear Fell (Burton/Randolph) [1956, Hot 100: 5]

Sam Cooke が 'You Send Me' をヒットさせた頃は,黒人が R&B のチャートでヒットさせている曲を白人がカバーして Pop チャートでヒットさせるというパターンが一般的だった。
Sam と同じ1931年に生まれた Teresa Brewer は,5歳のころから Major Bowes' Amateur Hour というラジオ番組に出演していて,1950年の 'Music! Music! Music!' を皮切りにかなりのヒット曲を持つシンガー。
Teresa Brewer - Music Music Music @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=NY-L-NurhX8


'50 年代半ばからは R&B もカバーするようになり,Pop チャートではオリジナルと同等あるいはそれ以上にヒットさせているが,そんな彼女も 'You Send Me' を Sam Cooke 以上にヒットさせることはできなかった。
7. Johnny Ace [1955, Hot 100: 17, R&B Singles: 1]
10. Ivory Joe Hunter [1956, R&B Singles: 15]
8. Fats Domino [1956, Hot 100: 35, R&B Singles: 5]
4. Ivory Joe Hunter [1957, Hot 100: 43, R&B Singles: 2]
2. Sam Cooke [1957, Hot 100: 1, R&B Singles: 1]
Teresa Brewer - You Send Me @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=HcBXZvaVpg0


Youtube には彼女の動画がいろいろアップされていて,なかでもおもしろかったのが,↓
Teresa Brewer: Cotton Fields. NEW IMPROVED audio & video! @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=UuWwEILIZlM

↑ の曲の CCR のライブ動画が見当たらなかったのは残念だったが,↓ のバージョンがあった。
The Beach Boys - Cotton Fields (Single Version) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=K8NkQQ6oMtc



なぜ今頃,この Teresa Brewer を引っ張り出してきたかというと,Cornel Dupree が亡くなったのを知り,彼がクレジットされているアルバムを AllMusic で調べていると,↓ のアルバムがあったから。
○ Teresa Brewer "16 Most Requested Songs" [Sony ]
 '70〜'80 年代には,年相応にポップ・ジャズ風の曲を歌っていたそうだから,その時代の作品集だろうか?
AllMusic の Credits を見ると非常に豪華なメンバーが演奏している。今すぐ聴いてみたいとは思わないが,米アマゾンのマーケット・プレイスなら送料込みでも10ドル以下で入手できそうなので,そのうち・・・・(^_^;)

2011年5月16日 19時47分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2011年05月07日(土)
"Come And Get Yourself Some"
Leon Haywood "Come And Get Yourself Some" [Get On Down GET 54040]

1. Come And Get Yourself Some (Charles Richard Cason) [3:26]
2. This Feeling's Rated Extra (Leon Haywood) [3:44]
3. I Want'a Do Something Freaky To You (Leon Haywood) [5:52]
4. Who You Been Giving It Up To You (Leon Haywood) [2:48]
5. You Need A Friend Like Mine (Frederick Knight) [3:00]
6. Consider The Source (Leon Haywood) [3:57]
7. Just Your Fool (Leon Haywood / M.Tynes) [3:27]
8. I Know What Love Is (M.McQueen / E.McQueen) [3:12]
9. Believe Half Of What You See (And None Of What You Hear) (Leon Haywood) [2:42]

Leon Haywood のアルバム(1975) をストレート・リイシューした CD 。
この前作(1974) と前々作(1973) も,先日リイシューされたばかり。こうやって立て続けに CD 化されるということは,最近 Leon Haywood の再評価が進んでいるのだろうか?

↓ には,表題の CD の内,1. 3. 4. 6. 7. 8. 9. のシングル・バージョンが収録されていた。'I Want'a Do Something Freaky To You' がシングルと LP で長さが違っているほか,アルバムとしての統一感を出すためか 'Come And Get Yourself Some' では左右の定位が逆になっていた。音質については,シングル・バージョンと大差なく,"The Best Of Leon Haywood" よりも迫力が増している。
● Leon Haywood "Back To Stay / Keep It In The Family" [Shout! SHOUT D71] -2011
Disc I:
1. I Want'a Do Something Freaky To You (3:22)
2. I Know What Love Is (3:14)
3. Believe Half Of What You See (2:43))
4. Come And Get Yourself Some (3:13)
Disc II:
2. Who You Been Giving It Up To (2:49)
3. Just Your Fool (3:27)
4. Consider The Source (3:55)


Strings のほか,Horn や 一部の Rhythm のアレンジャーとしてクレジットされている Gene Page が最初に脚光を浴びたのは,The Righteous Brothers "You've Lost That Lovin' Feeling" (1964, Hot 100: 1, R&B Singles: 3) のアレンジ。
◎ V.A. "Wall Of Sound: The Very Best of Phil Spector 1961-1966" [Phil Spector Records/Legacy 88697 61294 2] -2011
 16. You've Lost That Lovin' Feeling - The Righteous Brothers
↑ の収録曲の内,この曲だけ Jack Nitzche ではなく Gene Page がアレンジを担当しているのは,当時 Jack Nitzche が "T.A.M.I. Show" の音楽監督の仕事で多忙だったため。
翌 '65 年に Gene Page は,↓ のような曲のアレンジを担当し,ヒットさせている。
○ Dobie Gray 'The "In" Crowd' (Hot 100: 13, R&B Singles: 11)
○ Solomon Burke 'Got to Get You off My Mind' (Hot 100: 22, R&B Singles: 1)
2011年5月7日 01時20分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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