ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2007年05月03日(木)
Recorded LIVE in Amsterdam
Arthur Conley & The Sweaters "Recorded LIVE in Amsterdam" [Blue Shadow WBB-003]

1. You Don't Know Like I Know 2. You Send Me 3. My Girl 4. (Sittin' On) The Dock Of The Bay 5. I've Been Loving You To Long 6. Another Saturday Night 7. Twisting The Night Away 8. I Thank You 9. Stagger Lee 10. When Something Is Wrong With My Baby 11. Bring It On Home To Me 12. (What) A Wonderful World 13. 634 5789 ( That's My Number) 14. A Change Is Gonna Come 15. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) 16. Don't Fight It 17. Soul Man

CD + DVD のデジ・パック仕様。
CD のほうは,1980年1月にアムステルダムで録音されたライブ。
1988年に "Soulin'" というタイトルでリリースされたアルバムに3曲 (8. 9. 17.) 追加されたものらしい。
Arthur Conley という過去の名声を捨て,Lee Roberts という新しい名前で活動していた時期なので,当然 "Sweet Soul Music" を初めとするオリジナル作品は1曲もなく,他人の曲のカバーばかり。Sam Cooke (2. 6. 7. 11. 12. 14.),Otis Redding (3. 4. 5. 15.),Sam & Dave (1. 8. 10. 17.),Wilson Pickett (9. 13. 16.)

バックのバンドは現地調達で,なかなか健闘しているとは言え,当時36歳という男盛りで脂の乗り切った Arthur Conley の伴奏を勤め上げるのには,残念ながら力不足。
ただし,おそらく百人程度収容のライブハウスでのパフォーマンスらしく,聴衆との一体感はなかなかで,十分楽しめる。

DVD のほうは,1988年のドキュメンタリー (約12分) と2001年のインタビュー (約57分) の二本立て。せめて英語の字幕は付けて欲しかった・・・(^_^;)

ドキュメンタリーは,"Sweet Soul Music" 録音時のエピソードから始まっている。
その時点でもう20年以上経っているというのに,Otis is dead. と伝えられたときの話をしながら涙ぐみ,爪を噛む仕草を見ると,心を病んでいたとしか思えない。
Sam Cooke と Otis Redding と自分の関係はトライアングルのようだったと語っているが,父と子と聖霊という三位一体の関係になぞらえているのだろうか?
キーボード2台とミキサーやテープレコーダが置かれた自宅の書斎(?)で歌う場面もあり,おそらく自分で打ち込んだのだろうと思われるチープなカラオケをバックに歌う姿は,そのサウンドや歌い方も含めて,"Sexual Healing" のころの Marvin Gaye に似ているように感じた。

約1時間にも及ぶインタビューには,なぜかドイツ語(?) の字幕が付いているのに英語の字幕は無く,おもしろそうな話をしているというのに,そこそこ読めても聞き取る力には乏しいため,よく理解できないのが非常に残念・・・(^_^;)
それでも,スタジオ内に置かれているグランド・ピアノで "Nothing Can Change This Love" などを弾き語りする場面などは十分楽しめた。
インタビューは,Otis などのビデオを見たり,関連しているレコードを聴きながら進められ,そのレコードの中にはストーンズの "Satisfaction" もあった。
当時,Arthur Conley はレコード会社や出版社なども含むかなり大きなプロダクションを経営していて,そこに所属しているらしいロックやレゲエのバンドのビデオも流されていた。


Lee Roberts の名義で録音された楽曲は,今回 CD 化されたライブ以外にもいくつかあるようだし,渡欧前に Fame などで録音された曲の中には CD 化どころか発表すらされていない曲が数多くある。
それらの曲が CD 化され,一部のマニアだけでなく,だれもが耳にすることのできるような日は来るだろうか?

去年発売された↓には,当時未発表だった曲が1曲だけ収録されていたが・・・。
◎ V.A. "Atlantic Unearthed: Soul Brothers" [Atlantic/Rhino R 77625]
4. Rome (Wasn't Built In A Day)

2007年5月3日 08時27分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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こんなのあるんですね〜
その昔、リー・ロバーツ名義のLPを購入したことありましたが・・・。結構好きなタイプのシンガーだったアーサー・コンレーですが、Fame録音もあるんですか! そちらも聴いてみたいもんです〜
Arthur Conely は,Stax から始まって,Fame,American,Muscle Shoals Sound,Capricorn,Criteria など,いろいろなスタジオで録音してます。未発表曲のリストなどは,↓。
http://www.melingo.com/thesoulnet/conley.htm
↑では未 CD 化で Penn/Oldham の名曲の一つである "I'm Living Good" を聴くこともできます。

↓のようなサイトもあります。
http://www.geocities.com/SunsetStrip/Palladium/9229/conley.htm
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