ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年03月30日(日)
The Bert Berns Story Vol.1
Various Artists "The Bert Berns Story: Twist And Shout Vol.1 1960-1964" [ace CDCHD 1178]

1. Push Push - Austin Taylor
2. Lighted Windows - Hoagy Lands
3. A Little Bit Of Soap - The Jarmels
4. You'd Better Come Home - Russel Byrd
5. Pour It On - Sammy Turner
6. I Should Have Listened - Little Jimmy Dee
7. Cry To Me - Solomon Burke
8. Tell Her - Gil Hamilton
9. Twist And Shout - The Isley Brothers
10. If I Didn't Have A Dime (To Play The Jukebox) - Gene Pittney
11. Pencil & Paper - Ruth McFadden
12. Gypsy - Ben E.King
13. Hold On Baby - The Hockadays
14. You Can't Love 'Em All - Mel Torme
15. Come On And Stop - Marv Johnson
16. I'll Be A Liar - Betty Harris
17. You Can't Run Away From Me - The Wanderers
18. Moment Of Weakness - Jimmy Radcliff
19. Look Away - Garnet Mimms
20. One Way Love - The Drifters
21. You Can Count On Me - Roy Hamilton
22. My Girl Sloopy - The Vibrations
23. Mo Jo Hannah - Little Esther Phillips
24. Killer Joe - Rocky Fellers
25. Baby Let Me Take You Home - The Mustangs
26. Here Comes The Night - Lulu

ソングライターとしての最初の作品が1960年の 1. Push Push - Austin Taylor で,1967年(38歳) には突然の心臓麻痺によって亡くなっているのをホテルの一室で発見されるわけだから,その間わずか足かけ8年という短い活動期間ではあったけれども,Bert Berns が,ソングライター(Bert Russel),プロデューサー及びレーベル・オーナー(Bang/Shout) として業界に与えた影響の大きさは,同時代の Phil Spector や Leiber & Stoller のコンビに比べても,全く遜色が無い。

この Ace Records のコンピレーションには,いつものように詳細なライナー・ノートが付属していて,Bert Berns が関わったアーティストと主要な曲がリスト・アップされている。ポップな Neil Diamond から ディープな Donald Height までを含むその一覧を眺めているだけで圧倒されてしまう。
Jerry Wexler など関係のあった人物のコメントも引用されていて,当時コーラスとして録音に参加していた The Sweet Inspirations の一員だった Cissy Houston の発言には,次のような一節があった。
Like few others, he(Bert Berns) was able to make records that were so soulful, they appealed to both the black R & B community and the white audience. He brought people together - black, white, Latin - in the studio, making his records and in the audience, buying them.

Solomon Burke のレパートリを見ると,ゴスペル "Everybody Needs Somebody to Love" とカントリー "He'll Have To Go" とラテン "Cry To Me" の3つの要素が含まれていることがよく分かる。"Cry To Me" にはオリジナルよりももっとラテン風味の強い Professor Longhair のカバーもある。
◎ Professor Longhair "Crawfish Fiesta" [ALLIGATOR/P-Vine PCD-23043]

ニューヨークの Bronx で生まれ育った Bert Berns は,マンボを踊るのが好きでキューバ音楽にあこがれて実際にキューバへ行ったこともあるらしい。
"Twist and Shout" がラテンのトラディショナル曲である "La Bamba" とコード進行が同じであることは有名な話。

2. Hoagy Lands は Bert Berns のお気に入りのシンガーで,この後もいろいろなレーベルで作品を提供したりプロデュースしたりしている。

4. を歌っている Russel Byrd は Bert Berns の変名の1つ。歌手としての実力はそれほどでも・・・(^_^;) Wand からリリースされたこの曲のアレンジは,Carol King 。

12. 14. は,Jerry Leiber, Mike Stoller, Ahmet Ertegun との共作曲。Atlantic の A&R men だった彼らは,当時よくいっしょに曲を書いていたらしい。

19. 20. は,Norman Meade(Jerry Ragovoy) との共作曲。その Jerry Ragovoy に焦点を当てたコンピ盤もまもなくリリースされる。タイトルがタイトルだけに,買わねば・・・(^_^;)
● V.A. "The Jerry Ragovoy Story: Time Is on My Side 1953-2003" [ace CDCHD 1183]

26. Here Comes The Night は,この Lulu のバージョンの方が数ヶ月早くリリースされたオリジナル。当時,Bert Berns は,Decca Records のアーティストをプロデュースするために3回ロンドンに渡っていた。
この曲に付けられた Lulu のコメントによると,そのセッションには Jimmy Page が参加していたらしい。

Bert Berns のキャリアの後半の作品を集めた,現在制作中の Vol.2 は,ひょっとすると Them のバージョンで始まるかも・・・? っていなかった・・・(^_^;)
● V.A. "The Bert Berns Story: Mr Success Vol. Two 1964-1967" [ace CDCHD 1251] -2010

2008年3月30日 21時13分 | 記事へ | コメント(5) | トラックバック(0) |
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2008年03月25日(火)
Vanthology
Various Artists "Vanthology: A Tribute To Van Morrison" [EVIDENCE ECD 26128-2]

1. Tupelo Honey - Little Milton
2. Jackie Wilson Said - Syl Johnson
3. Have I Told You Lately - William Bell
4. Brown Eyed Girl - Freddie Scott
5. Into The Mystic - Frederick Knight
6. Real Real Gone - Bettye LaVette
7. Crazy Love - Eddie Floyd
8. Gloria - Sir Mack Rice
9. Warm Love - Otis Clay
10. Queen Of The Slipstream - Son Seals
11. Bright Side Of The Road - Dan Penn
12. My Lonely Sad Eyes - Bobby Patterson
13. I Like It Like That - Henry Butler
14. Bulbs - Ellis Hooks
15. Moondance - Chuck Jackson

2003年にリリースされた Van Morrison に対するトリビュート・アルバム。プロデューサは Jon Tiven で,ライナー・ノートも自分で書いている。
選曲はそれほどでもないが,歌っているメンバーの人選が渋い・・・。

Van Morrison との接点がありそうなのは,Bert Berns つながりの Freddie Scott くらいか・・・?
1967年に Van の Bang 時代の "He Ain't Give You None" を歌って,Black Singles で24位にチャート・インさせているバージョンが,↓ に収録されている。
● Freddie Scott "Cry To Me - The Best Of Freddie Scott" [COLUMBIA CK 65241] -1998
↑ の "Cry To Me" はストーンズの録音より後だが,New Barbarians でも First Barbarians でも "Am I Grooving You" をカバーしているので,ストーンズのファンにもおなじみのはず。

Jon Tiven のライナーによると,"Bulbs" を歌っている Ellis Hooks がガイド・ボーカルを吹き込んだテープを元にそれぞれのシンガーがボーカル・トラックを録音し,曲によってハーモニカやギターなどをオーバー・ダブするという形で制作されたらしい。
基本のバンドは,Jon Tiven のギターに,奥さんの Sally がアレンジとベースを担当し,ドラムは Simon Kirke(Free, Bad Company) で,キーボードには New Orleans から Henry Butler が参加している。
ホーンやストリングスは使われておらず,非常にシンプルな演奏で少々物足りなく感じるところもあるが,それだけに,曲そのものの良さやシンガーの個性が際立って聴こえるようになっている。
Van Morrison のファンの中でも,アイリッシュ・トラッドなどの西洋的な側面は好きだがソウルや R&B などアメリカ南部の泥臭い音楽は苦手・・・というような人に特にお勧めしたい。最初はとっつきにくいかもしれないが,何度も聴いているうちに味わいが増してくるはず。

ライナー中の各シンガーの紹介も簡潔だが的を射たもので,Eddie Floyd や Sir Mack Rice がまず The Falcons の一員として紹介されているあたりは,Jon Tiven の Soul Music に対する造詣と愛情の深さがうかがえる。
◎ The Falcons "You're So Fine" [RELIC 7003]
◎ The Falcons "I Found A Love" [RELIC 7012]
アマゾンでは CD は "I Found A Love" だけのようだが,手元にある "You're So Fine" は CD 。第3集もあるらしいが,それは未 CD 化 ?
米アマゾンでは,Falcons (Bahamas) という別のグループと混同されているほど冷遇されているが,Wilson Pickett のリードで有名な "I Found A Love" 以外にも名曲がいっぱいある優れたグループ。

Bettye LaVette は,... she is the least famous and possibly greatest female Soul singer alive. と紹介されているけれども,この後,素晴らしい新作を続けて発表しているので,もう the least famous ではない。
● Bettye Lavette "I've Got My Own Hell to Raise" [Anti 86772-2] -2005
● Bettye LaVette "The Scene Of The Crime" [Anti 86873-2] -2007
彼女の歌う "Real Real Gone" の後半で,Van のオリジナルにはない Sam Cooke の名前が歌いこまれていたのは,ファンとして,うれしかった・・・(^_^;)
2008年3月25日 23時48分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年03月23日(日)
.. It's Too Late To Stop Now...
Van Morrison "It's Too Late To Stop Now [Remaster +1] (2 CDs)" [Polydor/EXILE 5305455]

DISC 1
1. Ain't Nothin' You Can Do
2. Warm Love
3. Into the Mystic
4. These Dreams of You
5. I Believe to My Soul
6. I've Been Working
7. Help Me
8. Wild Children
9. Domino
10. I Just Want to Make Love to You
DISC 2
1. Bring It on Home to Me
2. Saint Dominic's Preview
3. Take Your Hands out of My Pocket
4. Listen to the Lion
5. Here Comes the Night
6. Gloria
7. Caravan
8. Cyprus Avenue
9. Brown Eyed Girl (Bonus Track)

まもなく新作 "Keep It Simple" が発売される Van Morrison だが,今年に入って旧作をリマスターした CD も,まとめて発売されている。来年の初めまで4回に分けて,7〜8作品ずつリリースされるようだ。
さすがに全部を買い換えるのはつらいが,リマスターされているだけでなくボーナス・トラックも追加されているのが,悩ましいところ・・・(^_^;)

第1弾として "Tupero Honey" など8作が出ているうち,とりあえず購入したのが,このライブ・アルバム。
A TWO RECORD SET RECORDED LIVE IN CONCERT, LOS ANGELES AND LONDON, SUMMER 1973
1枚目の1曲目が Bobby Bland "Ain't Nothing You Can Do",2枚目の1曲目が Sam Cooke "Bring It On Home To Me"。
ほかにも,Ray Charles "I Believe To My Soul",Sonny Boy Williamson "Help Me","Take Your Hands Out Of My Pocket",Muddy Waters "I Just Want To Make Love To You" などのカバーが自作曲の合間に歌われ,「ブルー・アイド」などと限定する必要のない Soul Music が詰め込まれている。
Van Morrison の作品の中では,アナログ時代はもちろん,おそらくこれからも最も頻繁に聴くであろうと思われるアルバム。

Bobby Bland は,昨年リリースされた ↓ で "Tupero Honey" をデュエットしていた。
◎ Van Morrison "The Best Of Van Morrison Vol. 3 (2CDs)" [Exile/EMI 378968] - 2007
↑ は,1993年の "The Best Of Van Morrison Vol. 2" 以降にリリースされた作品から選曲されたアルバムで,Previously unlreleased やプロモート用のシングル曲,ゲスト参加した曲なども収録されていて,ありがたかった。
Bobby Bland のほか,Tom Jones,John Lee Hooker,Junior Wells,Jimmy Witherspoon,Lonnie Donegan,Ray Charles,Carl Perkins,B.B. King などといっしょに歌っているのを聴くことができる。
2008年3月23日 13時11分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年03月20日(木)
The Only Way Is Up
Otis Clay "The Only Way Is Up" [Waylo/King KICP 256]

1. The Only Way Is Up [Echo 2003]
2. Cheatin' In The Next Room
3. Check It Out [Echo 2002]
4. Turn Back The Hands Of Time [Elka 301]
5. If I Could Open Up My Heart
6. Messin' With My Mind [Echo 2002]
7. Special Kind Of Love [Glades 1736 / Echo 2003]
8. All I Need Is You [Glades 1736]
9. Victim Of Circumstance [Echo 2001]
10. I'm Gonna Hate Myself In The Morning

Otis Clay の3回目の来日(1982) を記念して発売された LP [Victor VIP-6819] を1992年に CD 化したアルバム。歌詞と日本語解説(鈴木啓志) 付き。
Hi で一連の素晴らしい楽曲を残した後,契約が切れて Hi を離れ,Echo,Elka,Glades などのレーベルに1975〜85年にかけて録音された作品集で,10曲中7曲がシングルとしてリリースされていたらしい。

1. 2. 5. 6. と4曲も George Jackson がらみの曲が収録されているのに,CD のライナーにクレジットがあるのは,1. だけ・・・? たまたまこの LP は売らずに残してあったので,そのライナー(解説:桜井ユタカ・紺野慧) を見ると,きちんとクレジットされていた。
CD では,7. 10. も Unknown となっており,9. には Joan Jett などという場違いな名前があったりするので,LP に記載されていたライターを書いておくと・・・
1. G.Jackson / J.Henderson
2. G.Jackson / Robert Alton Miller
3. Otis Clay / Roscoe Robinson
4. J.Daniels / B.Thompson
5. G.Jackson / William Charles Washington
6. G.Jackson / Robert Alton Miller
7. J.Shamerll / E.Floyd / S.Cropper
8. B.Turner / M.Jones
9. J.Moore / M.Griffin
10. F.Knight / S.Dees / Betty Crutcher

個人的に最も気に入っているのは Roscoe Robinson との共作とクレジットされている 3. Check It Out 。自分の元から去ろうとしている恋人に対して,Better check it out before you walk out the door. There's gonna be problems, no matter where you go. という,泣かせるバラード。シングル・カットされてヒットしなかったのが不思議な曲。

10. I'm Gonna Hate Myself In The Morning は,7分近い,収録曲中では最長の曲。「TK 傘下の Chimneyville というレーベルから,ソウル・グループ,The Fiestas が発表した物がオリジナル」らしいが,それは未聴(Malaco のコンピ "Southern Soul Cellar (2 CDs)" に "I'm Gonna Hate Myself" のタイトルで収録されていたが再録か?)。しかし,Ted Taylor のバージョンがあり,昨年の↓にも収録されていて愛聴している。
◎ V.A. "Sound City Soul Brothers: Ted Taylor / Reuben Bell / Eddie Giles" [Soulscape SSCD 7005] -2007
その曲を,Otis Clay は冒頭にナレーションを付け加え,なかなか感動的に歌い上げている。

4. は,もちろん Tyron Davis のカバー。初来日時にも歌ってくれた。その記憶は今でも鮮明に残っている・・・はず (^_^;)
7. 8. の後,同じ TK 傘下の Kayvette に録音した曲は,↓ で CD 化済み。
◎ V.A. "TK Deep Soul: Deep Down In Florida" [TK/Sequel NEM CD 721] -1995

この時代の録音は,Hi 時代の Hodges Bros. with Howard Grimes のリズム・セクションに比べると多少物足らないところはあるが,Otis Clay 自身の歌は全く衰えておらず全盛期そのもの。
正直な話,昨年の "Walk A Mile In My Shoes" のように中途半端な新作(?) よりも,Hi 時代のコンプリート集や初来日時のライブ,この時代の録音などをきちんとリマスターしてリイシューしてもらいたいのだが・・・。
2008年3月20日 21時37分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2008年03月19日(水)
Bobby Bland on DUKE
DUKE 時代の Bobby Bland のアルバムは内容が素晴らしいのはもちろんだが,忘れてはならないのがそのジャケット・デザイン。
ネット上でざっと検索してみてもまとめて掲載しているところがなく,昔出ていた P-Vine の2on1の CD がレコードのジャケットをそのまま流用していたので,そこからご紹介・・・。
CD 用に一部変更されているが,その雰囲気は十分味わっていただけるはず。

Bobby Bland "Here's The Man!!! / Two Steps From The Blues" [MCA/P-VINE PCD-2006]
"Two Steps From The Blues" [DLP 74] -1961
12. Two Steps From The Blues
13. Cry Cry Cry
14. I'm Not Ashamed
15. Don't Cry No More
16. Lead Me On
17. I Pity The Fool
18. I've Just Got To Forget You
19. Little Boy Blue
20. St. James Infirmary
21. I'll Take Care Of You
22. I Don't Want No Woman
23. I've Been Wrong So Long

"Here's The Man!!!" [DLP 75] -1962
1. 36-22-36
2. You're The One (That I Adore)
3. Turn On Your Love Light
4. Who Will The Next Fool Be
5. You're Worth It All
6. Blues In The Night
7. Your Friends
8. Ain't That Loving You
9. Jelly Jelly Jelly
10. Twistin' Up The Road
11. Stormy Monday Blues


Bobby Bland "Call On Me / Ain't Nothing You Can Do" [MCA/P-VINE PCD-1421]
"Call On Me" [DLP 77] -1963
1. Call On Me
2. The Feeling Is Gone
3. Honky Tonk
4. Cry, Lover, Cry
5. Wishing Well
6. Share Your Love With Me
7. That's The Way Love Is
8. Care For Me
9. No Sweeter Girl
10. Bobby's Blues
11. Ain't It A Good Thing
12. Queen For A Day

"Ain't Nothing You Can Do" [DLP 78] -1964
13. Ain't Nothing You Can Do
14. If I Hadn't Called You Back
15. Today
16. Steal Away
17. After It's Too Late
18. I'm Gonna Cry
19. Loneliness Hurts
20. When You Put Me Down
21. If You Could Read My Mind
22. Reconsider
23. Black Night
24. Blind Man


Bobby Bland "Touch Of The Blues / The Soul Of The Man" [MCA/P-VINE PCD-1422]
"Soul Of The Man" [DLP 79] -1966
11. I Can't Stop
12. Back In The Same Old Bag
13. Deep In My Soul
14. Reach Right Out
15. Ain't Nobody's Buisiness
16. Fever
17. Too Late For Tears
18. Let's Get Together
19. Soul Stretch
20. Dear Bobby
21. Playgirl

"Touch Of The Blues" [DLP 88] -1967
1. Touch Of The Blues
2. Set Me Free
3. That Did It
4. Road Of Broken Harted Man
5. Sweet Loving
6. Driftin' Blues
7. Sweet Lips Of Joy
8. Sad Feeling
9. Shoes
10. One Horse Town
2008年3月19日 22時25分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
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2008年03月18日(火)
George Jackson in Muscle Shoals
George Jackson "in Muscle Shoals" [Grapevine GVCD 3003]

1. Help Me, I'm In Need
2. Sweet Things
3. If I Could Open Up My Heart
4. Messin' With My Mind
5. Can't Let My Family Down
6. Searching For The Right Words
7. Love, I Thought I Would Never Find Love
8. Cheatin' In The Next Room
9. Since You Came Into My Life
10. When Love Is For Real
11. Nothin' But A Good Love
12. It Takes A Storm To Make A Rainbow
13. The Weekend
14. Slippin' On Your Love
15. Unlock Your Mind
16. For The Sake Of You
17. I Don't Do Windows
18. Make You Mine
19. Down Home Blues
20. A Knight In Shining Armour

ソングライターとしての George Jackson の,チャート上での最大のヒット曲は,Fame で Rick Hall と契約していた時代に書いた The Osmonds "One Bad Apple"(1971)。当時の作品には,"Double Lovin'" という The Osmonds と Spencer Wiggins の競作(?)曲もある。

この2002年にリリースされた CD に収録されているのは,1977〜81年ごろの間に Muscle Shoals Sound Studios で録音された作品。
ライナーには,John Ridley による解説と Grapevine Music Group の Gary J. Cape による George Jackson 本人とのインタビューが掲載されている。
もともと公表する予定のないデモとして録音されたというだけあって,力みの無い,肩の力の抜けた,自然体の歌や演奏が繰り広げられている。
ホーンが入っていなかったり,ストリングスの代用としてシンセが使われていたり,コーラスが素人くさかったりするけれども,そのチープさによって,かえって laidback 感が強調されている。
とにかく,素材である曲そのものが素晴らしい。

Z.Z. Hill が歌い,James Govan のバージョンが最近リイシューされたばかりの "Help Me, I'm In Need",The Ovations のバージョンがまもなく CD 化される "Sweet Thing" の2曲で,もう George Jackson というシンガー・ソングライターの世界に引きずり込まれて抜け出せなくなってしまう。
◎ Sandra Wright / James Govan "The Broadway Sound Sessions" [Soulscape SSCD 7007]
○ Louis Williams & The Ovations "One in a Million: The XL / Sounds of Memphis Recordings"

続く "If I Could Open Up My Heart" と "Messin' With My Mind" は,Otis Clay のバージョンが以前,日本だけで CD 化されたことがあるが,その作者自身による歌もやはり見事と言うしかない。
● Otis Clay "The Only Way Is Up" [Waylo/King KICP 256]

これらのデモを録音した後,Malaco にライターとして契約を交わし,Z.Z. Hill に提供してヒットさせた "Cheatin' In The Next Room" や "Down Home Blues" も,Z.Z. とは別の味わいがある。

その他は,"Unlock Your Mind" を The Staple Singers(未 CD 化),"I Don't Do Windows" を O.V. Wright が歌っているくらいだが,いずれもレベルの高い曲ばかりで,聴き応え十分。

続編もリリースされている。
● George Jackson "What World Your Mama Say?" [Grapevine GVCD 3026]


18歳のとき(1963) に,Ike Turner のレーベルに Cosimo Matassa のスタジオで録音したデビュー曲 "Won't Nobody Cha-Cha With Me" "Everybody Loves To Cha Cha Cha" のアンサー・ソングであることからも明らかなように,この George Jackson も Sam Cooke の存在を抜きにして語ることはできない。
Dan Greer とのコンビで "Good Times" を歌ったり,The Ovations "Having A Party" をプロデュースしたりしている。

ソロでも Sam Cooke と関係の深いシングルをリリースしているが,残念ながらそれらは未だに CD 化されていない。
2008年3月18日 22時50分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2008年03月16日(日)
That Did It!
Bobby Bland "That Did It!: The DUKE Recordings, Vol. 3 (2 CDs)" [DUKE/MCA MCAD2-11444]

本日の掘り出し物・・・(^_^;)
日アマゾンは言うまでもなく米アマゾンでもちょっと手の出ない値段が付いているのだけれども,とある中古ショップにて¥1,700で入手 (^_^)v
CD 2枚組なのだが,最近よくある1枚ものと同じサイズのケースなので勘違いしたのかも・・・?
それにしても,安い・・・。ありがたい「勘違い」だった・・・m(_ _)m

"Soul Of The Man" [Duke LP 79], "Touch Of The Blues" [Duke LP 88], "Spotlighting The Man" [Duke LP 89] のアルバムを中心に,1965〜1972年リリースのシングルのみだった曲や Previously Unreleased の曲も追加された作品集。

DUKE 時代の Bobby Bland は,昔 P-Vine からリリースされた2on1の CD で持っていたため,"The DUKE Recordings" のシリーズが出た当時,余裕ができたらその内に・・・と考えていたところ,多少余裕ができたころには廃盤になって「多少の余裕」では手の出ない値段になってしまっていた・・・(^_^;)
● "Here's The Man!!! / Two Steps From The Blues" [MCA/P-VINE PCD-2006] -1988
● "Call On Me / Ain't Nothing You Can Do" [MCA/P-VINE PCD-1421] -1990
● "Touch Of The Blues / The Soul Of The Man" [MCA/P-VINE PCD-1422] -1990



残念ながら,Vol.1 と Vol.2 は未入手。
○ "I Pity the Fool: The DUKE Recordings, Vol. 1"
○ "Turn on Your Love Light: The DUKE Recordings, Vol. 2"

そのままの形でリイシューされる気配はなさそうだが,米アマゾンだと MP3 のファイルが20ドル前後で購入できるようになっているものがある。MP3 だと録音データなどライナーの扱いはどうなっているのだろう・・・?

この Vol.3 の録音データを見ていて驚いたのは,DISC II: 19. Keep On Lovin' Me (You'll See The Change) 20. I'm Sorry の2曲 [Duke 464] が Recorded Muscle Shoals, August, 1970 とクレジットされていたこと。
"Touch Of The Blues" が Willie Mitchell による Memphis 録音(February 14,1967) であることは有名だが,Muscle Shoals で録音された曲があるとは知らなかった。
そのデータには Don Davis の名前があるだけで,remainder of personnel unknown 。
ちょうど,Johnnie Taylor "One Step Beyond" がほぼ同じ時期の録音で,そのクレジットをみると lead guitar は Eddie Hinton になっているのだが・・・?


1960年代末から "His California Album"(1973) で復活するまでの数年間,Bobby Bland はスランプの時代を送っていたわけだけれども,ライナーによると,... Bland battled alcoholism and depression for several years.
Bobby Bland よ,お前もか・・・(T_T)
2008年3月16日 21時31分 | 記事へ | コメント(7) | トラックバック(0) |
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2008年03月15日(土)
Z. Zelebration
Various Artists "Z. Zelebration: A Tribute To The Late Great Z.Z. Hill" [Malaco MCD 7474]

1. Cheatin' In The Next Room - Latimore
2. I'm Gonna Stop You From Givin' Me The Blues - Shirley Brown
3. Three Into Two Won't Go - Artie White
4. I'm A Blues Man - Bobby "Blue" Bland
5. Please Don't Let Our Good Thing End - Dorothy Moore & Z.Z. Hill
6. Shade Tree Mechanic - The Beat Daddys
7. Right Arm For Your Love - Denise LaSalle
8. It's Been So Long - Little Milton
9. Someone Else Is Steppin' In - Johnnie Taylor
10. Openhouse At My House - Mike Griffin
11. Bump And Grind - Poonanny
12. Down Home Blues - Z.Z.'s Friends

Z.Z. Hill の没後,1994年に Malaco のレーベル・メイトによって録音されたトリビュート・アルバム。
曲ごとに,歌っているシンガーの Z.Z. に対するコメントが掲載されている。

5. Please Don't Let Our Good Thing End で,亡くなったはずの Z.Z. Hill が Dorothy Moore とデュエットしているのは,Natalie Cole の父親とのデュエット "Unforgettable" にインスパイアされて Tommy Couch がプロデュースしたもの。
ラストの "Down Home Blues" も,おそらく全員がいっしょに録音したわけではないだろうが,さほど違和感なく楽しめる。
録音は Muscle Shoals Sound Studios で,キーボードは Clayton Ivey と Carson Whitsett だが,バンドの中心は,Jimmy Johnson,Roger Hawkins,David Hood 。

この CD は,日本の中古ショップで購入したが,ジャケ写の右上が欠けているのは,おそらく「カット盤」のため。
米アマゾンの中古ショップで購入すると,ときどきケースにドリルで穴が開けられた商品が送られてくることがある。
アナログ時代は,LP ジャケットの角が切り取られていたり穴が開いていたりするのはごく普通だったが,CD のカット盤を初めて見たときは,さすがにちょっと驚いた。もちろん,CD そのものには傷が付かないようにしてあったが・・・。


1. Cheatin' In The Next Room や 12. Down Home Blues のライターであり,ほかにも名曲を数多く書いている George Jackson の自作曲を歌ったアルバムが Grapevine というレーベルから突然リリースされ,ソウル・ファンの間で大きな評判を呼んだのは,記憶に新しいところ。
● George Jackson "in Muscle Shoals" [Grapevine GVCD 3003] -2002
● George Jackson "What World Your Mama Say?" [Grapevine GVCD 3026] -2005
2008年3月15日 09時06分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2008年03月14日(金)
Z.Z. sings Sam.
この Z.Z. Hill というシンガーは,Sam Cooke Bobby Bland を足して2で割ったような,あるいはもう一人 B.B. King を足して3で割ったような・・・と形容されることが多いわけだが,個人的にはやっぱり Sam Cooke の影響が最も大きいように思う。

ただし,直接 Sam Cooke をカバーしている曲は少なく,CD 化されて手元にあるのは,KENT 時代の "Nothing Can Change This Love" と,Malaco 時代の "Bring It On Home To Me" だけ。

Z.Z. Hill "The Down Home Soul Of Z. Z. Hill" [KENT CDKEN 099]

1. Baby I'm Sorry 2. I Need Someone (To Love Me) 3. Have Mercy Someone 4. The Kind Of Love I Want 5. Hey Little Girl 6. I Found Love 7. No More Doggin' 8. You Can't Hide A Heartache 9. That's It 10. Happiness Is All I Need 11. Everybody Has To Cry
12. Nothing Can Change This Love
13. Set Your Sights Higher 14. Steal Away 15. You're Gonna Need My Lovin' 16. You're Gonna Make Me Cry 17. Oh Darling 18. If I Could Do It All Over 19. You Don't Love Me 20. You Won't Hurt No More 21. What More 22. You Got What I Need

1964〜8年にかけて契約していた米 KENT からリリースされた作品集。バックは Maxwell Davis のバンド。
"Nothing Can 〜" の歌い方は,スタジオ録音よりもライブの方に近いが,もちろんこの時代はまだ "One Night Stand" はリリースされていない。Z.Z. は,Sam がこの曲をステージで歌っているのを見たことがあったのだろうか?
そのシングルの B 面だったという Jimmy Hughes "Steal Away" のカバーは,かなりブルージーなアレンジで歌われている。"You're Gonna Make Me Cry" は,O.V. Wright のカバー。

この時代の曲の中では,"Have Mercy Someone"(≒ Somebody Have Mercy),"That's It"(≒ That's Where It's At) などに Sam Cooke の影響がはっきりと聴き取れるし,その他の曲でも Sam のような節回しが聴けるが,"Everybody Has To Cry" が "Cry, Cry, Cry" によく似ているなど,Bobby Bland の影響がうかがえる部分もある。
おそらく,Sam Cooke のファンなら Sam のように聞こえ,Bobby Bland のファンなら Bobby のように聞こえる部分が多いということなのかもしれない。
結局,声質が Bobby Bland で,フレージングは Sam Cooke,そしてニック・ネームが B.B. King ・・・?

KENT 時代の残りの曲のほとんどは,Clay Hammond とのカップリングで,CD 化されている。
◎ -- & Clay Hammond "Southern Soul Brothers" [KENT CDKEND 188]

KENT を離れた後は,Swamp Dogg などのプロデュースによって Muscle Shoals で録音し,'70 年代の前半は United Artists など,後半は Columbia に所属して,いくつかの中ヒットを出しており,それらの曲もほぼ CD 化済み。
● "The Brand New Z.Z. Hill (+ Bonus Tracks)" [S.D.E.G. SDEG 1951]
◎ "The Complete Hill Records Collection / UA Recordings, 1972-1975 (2 CDs)" [Capitol 8 36296 2]
◎ "Let's Make a Deal/The Mark of Z.Z. Hill" [WESTSIDE WESA 876]

その後,1980年に契約したのが,Jackson, MS にある MALACO レーベル。

Z.Z. Hill "Best Of Z.Z.Hill On Malaco" [Malaco/Victor VDP-5161]

1. Please Don't Make Me(Do Something Bad To You) 2. Separate Ways 3. Bump And Grind
4. Bring It On Home To Me
5. Rolling Stone 6. Down Home Blues 7. Cheating In The Next Room 8. Right Arm For Your Love 9. Love Me 10. Open House At My House 11. Help Me.I'm In Need 12. Get A Little, Give A Little 13. Someone Else Is Steppin' In 14. Cheatin' Love 15. Please Don't Let Our Good Thing End 16. I Ain't Buying What You're Selling 17. Three Into Two Won't Go 18. Be Strong Enough To Hold On

この CD は日本独自編集で,1988年に日本語解説(桜井ユタカ) と歌詞付きでリリースされたもの。
"Bring It 〜" は,Malaco からの最初のアルバム "Z.Z. Hill"(1981) に収録されていた。年齢相応にこなれて熟練した味わいを感じとれるものの少々メリハリに欠け,物足りないところもある。

続く Malaco 2枚目の "Down Home"(1982) が2年余りもアルバム・チャートにとどまるという大ヒット,ロング・セラーとなり,ブルース・リバイバルのちょっとしたブームの先頭に立って活躍し始めたその矢先,1984年に交通事故が元の heart attack によって命を落としてしまう。

The Malaco Music Group は,Z.Z. が亡くなった後も,Bobby Bland や Johnnie Taylor,Little Milton,Latimore,Denise LaSalle,Shirley Brown,Dorothy Moore など,超の付くベテラン・シンガーたちによってブルース・リバイバルの中核として活動を続けてきたが,J.T. や L.M. も,もういない・・・。
2008年3月14日 20時36分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2008年03月11日(火)
Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood
Various Artists "Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood" [KENT CDKEND 159]

1. I'm A Dreamer - Bobby Burn (aka Bobby Wilburn) [Chant 522]
2. Something Wrong With Our Love - Joe Graham [Chant 526]
3. I've Been Blessed By Your Love - Al Christian
4. Got My Plans Squared Away - Randolph Walker
5. Devil - Dino And Doc
6. You Better Listen To Me - Arthur Alexander
7. Pride And Soul - Gary Allen [Capitol P-2808]
8. Something I Ain't Never Had - Jarvis Jackson [Sims 291]
9. Come Back Son - Jerry Woodard
10. Like The Wind - Dee Clark
11. Don't Let Me Know - Charlie Thomas
12. Who Are You Fooling (aka Listen To Me) - Joe Graham
13. Frozen Love - Gay Meadows And the Yobyalps [Chant 501]
14. Sweet Sweet Woman - Jerry Woodard [Chant 518]
15. I Know - Dion And Doc
16. Workin' On A New Love - Milton Marlin [Carol 104]
17. Steppin' Stone (aka I Used Love)- Joe Graham
18. Achin' All Over - Randolph Walker [Mala 572]
19. What You Don't Know - Jarvis Jackson [Sims 312]
20. You Got Love - The Five Jars (Vocal by Joe Dowell) [Chant 515]
21. Nothing's Going To Change The Way I Feel - Al Christian [Chant 523]
22. A Hurt Girl - Dino And Doc
23. Do Me Wrong - Randolph Walker [Law-ton 1552]
24. My Peaceful Forest - Roy Hamilton


Various Artists "Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood Volume 2" [KENT CDKEND 172]

1. I'm A Happy Man - Joe Graham
2. I'm A Lonely Man - Bobby Wilburn [Chant 522]
3. Pride And Soul - Randolph Walker [Chant 516]
4. Achin' All Over - Gary Allen [Capitol 2808]
5. A Woman Can't Do What A Man Do - Dino And Doc [Volt 4006]
6. I've Been Blessed - Joe Graham [Chant 526]
7. Miss Jackson's Daughter - Randolph Walker [Law-ton 1552]
8. Bring It On Home To Me - Al Christian [Chant 523]
9. Wasting My Life Loving You - Arthur Alexander
10. Something I Never Had - Jerry Woodard
11. You'll Lose Your Love - Randolph Walker
12. He'll Have To Go - Al Christian
13. You Ain't For Real - Arthur Alexander
14. You Got Love - Jarvis Jackson
15. Love Is Sure - Dino And Doc
16. Show Me - Jarvis Jackson
17. Got To Get To Know You - Brenda Duff [Casino 500]
18. 40 Love Street - Randolph Walker [Chant 516]
19. Mighty Cold Winter - Dino And Doc [Volt 4006]
20. I Love Her More - Randolph Walker [Shout 240]
21. I'll Give You Time - Allan Collay
22. My Mary My Life - Joe Graham
23. My Love Is True - Jarvis Jackson
24. Stop My Heart From Crying - Jimmy Pace [Chant 502]
25. Only One - Gay Meadows [Chant 501]
26. Why'd You Have To Make The Little Girl Cry - Charlie Thomas

1枚が数千円以上するようなシングル盤は珍しくないが,最近は CD でも廃盤になってかなりの値段で取り引きされているものがある。
↑ の2枚のアルバムもいつのまにか 英 Ace Records のカタログから消えてしまっていて,日アマゾンで検索すると結構な値段になっていた。
一時は廃盤状態だった "The Heart Of Southern Soul" のシリーズを Vol. 2 まで再発してくれた英 Ace のことだから,この2枚もそのうちリイシューしてくれるかもしれない。

1960年代から70年代の初めにかけて,Bill Haney という人物の手によって録音された作品集。曲名の後にシングル No. の無いものにはすべて Previously Unreleased という表示がある。
Vol. 1 には Bill Haney 本人のインタビュー,Vol. 2 には John Ridley の詳細な解説がライナーとして付属していて,貴重。

中には,Arthur AlexanderDee ClarkRoy Hamilton などメジャーな歌手もいるが,その他はシングルを数枚リリースしただけで業界から消えていったシンガーばかり。
収録されている楽曲も,サザン・ソウルのマニア以外にとってはヒットした曲の焼き直し,二番煎じにしか聞こえないであろう B 級の作品がほとんど。
ただし,Fame Studio での録音が数多く含まれているということで「マニア」にはたまらないサウンドの曲があり,こういうのを聴いていると,ついフラフラと「泥沼」に身を沈めてしまいたくなることもない訳ではない・・・(^_^;)
B 級と言っても Randolph Walker のように,ヒットしなかったのはレーベルが商売下手でプロモート能力が欠如していただけではないかと思われるくらいレベルの高い楽曲もある。

収録されているシンガーの中で個人的に最も気に入っているのは,Jerry Woodard 。ライナーに写真が掲載されていなければ白人であるとは決して気が付かなかったはず。元々はカントリーを歌っていたらしいが,ここで聴けるのは,ディープなサザン・ソウル。
John Ridley の解説によると,Woodard's career was cut short by his alcoholism, which also caused his early death at only 40 years of age. ・・・(T_T)

最近,ぼくの好きなシンガーやミュージシャンは,どうしてこういうマトモでない人間ばかりなのだろう・・・とつくづく考え込んでしまうことがよくある。当の本人は,いたってマトモなつもりなのだが・・・(^_^;)
「偉大な人物」だと思っていた Alan Lomax も,『blues & soul records No.80』 pp.58-59 「アラン・ローマックス〜20世紀ポピュラー音楽の父のもうひとつの顔」 によると,ダーク・サイドがあったそうだ。
2008年3月11日 19時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年03月07日(金)
Sanctified Soul
Various Artists "Sanctified Soul" [KENT CDKEND 180]

1. That's How It Feels - The Soul Clan
2. I Stole Some Love - Don Covay & The Goodtimers
3. Can't Live Without You - Soul Brothers Six
4. I'll Put It To You - James Carr
5. Is It Over? - Otis Clay
6. You Don't Have To See Me - Arthur Conley
7. Your Love's Not Reliable - Fern Kinney
8. Cover Me - Jackie Moore
9. Signed, Miss Heroin - Sam Dees
10. George Jackson - J P Robinson
11. They Don't Know - Percy Wiggins
12. You Mean So Much To Me - The Mad Lads
13. He'll Have To Go - Solomon Burke
14. Feed The Flame - Ted Taylor
15. The Greatest Love - Judy Clay
16. A Suffering Pain - Jeff Dale
17. Love Have Mercy - Mike Williams & The Tempest Band
18. Ad For Love - Lee Jackson
19. I've Loved You So Long - Rudy Lewis
20. Get It Over - Ben & Spence
21. You Are Too Much For The Human Heart - Herman Hitson
22. For Better Or Worse - Wilson Pickett
23. Leave You In The Arms (Of Your Other Man) - Roscoe Robinson
24. Message To My Woman - Walter Rhodes
25. Cheer Up (Daddy's Coming Home) - Rudy Mockabee
26. Time To Say Goodbye - Bettye Swan

2000年に英 Ace Records の KENT レーベルからリリースされた Southern Soul のコンピ CD 。1963〜1974年の間に Atlantic 系列のレーベルで発表された曲が収録されている。

1980年代半ばから十数年間,レコードは買うよりも売るほうが多いという状態が続き,最大で二千枚超あった LP のコレクションをほとんど手放してしまった後,やっと時間的にも金銭的にも多少余裕が出てきた時期にこの CD と出会ったことが,再び「サザン・ソウル」にのめり込むきっかけとなった。
ちょうどアナログ時代の "Deep Soul Vol.1" "Soul Deep Vol.1" と同じような存在のアルバムで,収録曲やシンガーも一部が共通している。

インターネットの環境が整いネット・ショップを利用できるようになったことも,CD のコレクトに弾みをつけてくれたわけだが,もし昔のアナログのコレクションを処分せずに済み,そのまま持ち続けていたら,シングル盤にも手を出していたかも・・・(^_^;)
この CD に収録されている中にも Fern Kinney や Rudy Mockabee など,ほかにはシングルだけでしか聴けないシンガーがいる。

◎ Hermon Hitson "Rare & Unreleased Georgia Soul (1961-1976)" [Soul-Tay-Shus STS CD 6352] -2005
ただ,最近は Hermon Hitson にも CD がある ↑ など,レアなシングルが続々と CD 化されていて,さらに,当時はお蔵入りだった未発表曲も発掘されて,CD としてリリースされるようになっているのは,ありがたい。

特に,英 KENT/Ace はそういった楽曲の CD 化に熱心で,Southern Soul の コンピ CD には,以下のようなアルバムがある。
● V.A. "The Heart Of Southern Soul: From Nashville To Muscle Shoals" [Excello CD 3012] -1995
◎ V.A. "The Heart Of Southern Soul Vol.2: No Brags - Just Facts" [Excello/ace CDCHD 601] -1996
◎ V.A. "The Heart Of Southern Soul Vol.3: The Flame Burns On" [Excello/ace CDCHD 660] -1997
● V.A. "Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood" [KENT CDKEND 159] -1998
● V.A. "Bill Haney's Atlanta Southern Soul Brotherhood Volume 2" [KENT CDKEND 172] -1999

◎ V.A. "When a Man Cries" [KENT CDKEND 176] -1999
◎ V.A. "Hotlanta Soul vol. 2: Full time Groovers" [KENT CDKEND 183] -2000
◎ V.A. "Shreveport Southern Soul... The Murco Story" [KENT CDKEND 178] -2000
◎ V.A. "King's Serious Soul: Too Much Pain" [KENT CDKEND 194] -2001
◎ V.A. "King's Serious Soul Vol 2: counting teardrops" [KENT CDKEND 206] -2002
● V.A. "Our Turn to Cry" [KENT/Atlantic CDKEND 195] -2001
◎ V.A. "The Goldwax Story vol. 1" [KENT CDKEND 203] -2001
● V.A. "The Goldwax Story vol. 2" [KENT CDKEND 225] -2004
◎ V.A. "The Dial Records Southern Soul Story (2 CDs)" [KENT/Ace CDKEN2 223] -2003
● V.A. "Southern Soul Showcase" [SSS/KENT CDKEND 243] -2005
2008年3月7日 23時18分 | 記事へ | コメント(8) | トラックバック(0) |
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2008年03月04日(火)
The Best Of T.K. Soul Singles
Various Artists "The Best Of T.K. Soul Singles: Party Down" [Hot Productions HTCD 33-2]

1. Why Can't We Live Together - Timmy Thomas
2. Clean Up Woman - Betty Wright
3. Baptize Me In Your Love - Clarence Reid
4. Funky Nassau - Begining Of The End
5. The Best Part Of A Man - Wilson Pickett
6. Friends And Buddies - Milton Wright
7. Rockin Chair - Gwen McCrae
8. Jazz Freak - Paulette Reaves
9. Party Down - Little Beaver
10. What You Won't Do For Love - Bobby Caldwell
11. Party Freaks - Miami
12. Hey Sexy Dancer - Rocky Mizell & The Sugar Rock Band
13. Let's Straighten It Out - Latimore
14. Honey, Honey - David Hudson
15. Dreams - Tropea
16. Shotgun Shuffle - The Sunshine Band
17. Oh, That's My Man - Fire
18. Ain't Nothin' Wrong - Paul Revere & The Raiders

Henry Stone の T.K. Records からリリースされたシングル集。
サブ・タイトルには,A Collection Of 18 Digitally remastered Funky R&B, "Stone" Soul Classics とある。
Steve Alaimo が,3. 7. 9. 13. 18. にプロデューサとしてクレジットされている。

数日前にブックオフで \750 だったのを見かけたものの,Latimore や Betty Wright などは持っているし・・・と見送っていたのだが,日アマゾンで検索すると廃盤扱いでそこそこの値段が付いていたので,あわてて購入 (^_^;)


ただ,米アマゾンでは $4.99 で売っている Seller がいた。
・・・というわけで本日の主題は,「米アマゾンのススメ」。

新品を購入する場合,米アマゾンのメリットはないが,Used 商品の場合は,日アマゾンより格安の費用で購入できる場合があります。
日アマゾンで検索して見つかった商品にメチャクチャな値段が付いている場合は,その商品の ASIN (Amazon Standard Identification Number) コードを使って,米アマゾンで検索してみましょう。手頃な値段で売られていることが少なくありません。
昨年,送料が値上がりして $6.89 になりましたが,それでも日アマゾンより安く入手できる商品がかなりあります。
ASIN コードというのは,↓ の /dp/ の後の B00001QJQ の部分です。
http://www.amazon.co.jp/Best-T-K-Soul-Singles/dp/B000001QJQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1204637421&sr=8-1

また,日アマゾンで扱われていなくても,米アマゾンには登録されている商品があるので,試してみましょう。
ぼくの蔵 CD の中には,米アマゾンの中古ショップで発見した掘り出し物が結構あります。
もちろん,Seller の Rating をチェックしなければならないのは言うまでもありませんが,ebay などのオークションに比べると,はるかに安全で手軽に利用できるはずです。
2008年3月4日 23時02分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年03月03日(月)
The Brand New Z.Z. Hill (+Bonus Tracks)
Z.Z. Hill "The Brand New Z.Z. Hill (+ 11 Bonus Tracks)" [S.D.E.G. SDEG 1951]

1.〜 10. "The Brand New ..."

*Bonus Tracks
11. Suppertime (Home Just Ain't Home At) [4:14]
12. Just As I Am [3:42]
13. Touch Em' With Love [1:50]
14. Put A Little Love In Your Heart [2:31]
15. Just As I Am (Collectors Version) [3:41]
16. Faithful And True (Collectors Version) [5:33]
17. It's A Hang Up Baby [2:29]
18. Put A Little Love In Your Heart(Collectors Version) [2:55]
19. Hold Back(One Man At A Time)(Collectors Version) [3:17]
20. Early In The Morning (Collectors Version) [3:55]
21. I Think I'd Do It (Collectors Version) [2:28]

ボーナス・トラックとして追加されている曲のうち,11. と 17. は,シングル [Atlantic 2659] としてリリースされたバージョンと同じものらしい。

12. 13. 14. は,それらと同じ時代に録音されたものの未発表だった曲か・・・?
"Just As I Am" には J.Williams. Jr, Y. Williams というクレジットがあるが,まぎれもなく Penn / Oldham の,あの曲。
"Touch Em' With Love" は,Bobbie Gentry のアルバムのタイトルだった曲。
● Bobbie Gentry "Ode To Bobbie Gentry: The Capitol Years" [ZONOPHONE 5 27719 2]
"Put A Little Love In Your Heart" は Jackie DeShannon のヒット曲で,Swamp Dogg は Charlie Whitehead にもこの曲を歌わせている。
● Charlie Whitehead "The Charlie Whitehead Anthology" [KENT CDKEND 261]

その他の Collectors Version と表記されている6曲は,1980年代前半に Malaco から "Down Home Blues" という大ヒットを飛ばした Z.Z. Hill の人気に便乗しようと,Swamp Dogg が手持ちの音源に手を加えてリリースした "Velvet Soul" というアルバムに収録されていたバージョン・・・?

シングル・コレクターではないし,それほどきっちりと聴き比べたわけでもないので,断言はできないが・・・(^_^;)


ちなみにこの時代の Z.Z. Hill の録音で,ほかに CD 化されているのは,↓ くらいか ?
◎ V.A. "Blame It On The Dogg" [KENT CDKEND 293]
 15. Touch 'Em With Love [1:48]
◎ V.A. "Southern Fried Funk" [Grapevine GVCD 3031]
 5. It's A Hang Up Baby [2:29]
 13. I Think I'd Do It [2:25]
◎ V.A. "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals vol. 3" [Overture 34903-2]
 2. I Think I'd Do It [2:28]
 6. Faithful And True [2:32]
● V.A. "Rare Soul From Alabama" [Charly CD200]
 10. Home Just Ain't Home At Suppertime [4:47]


この CD に付属している 20 page booklet には不鮮明だがスタジオで録音中の写真が掲載されていて,Jesse "Pete" Carr や Clayton Ivy,エンジニアの David Johnson の姿も写っている。

ミュージシャンは "The Brand New Z.Z. Hill" のメンバーが Muscle Shoals Crew としてクレジットされているほか,Los Angeles Crew として以下のようなクレジットがある。

Producer & Arranger: Jerry "Swamp Dogg" Williams
Piano: Swamp Dogg
Guitar/Sitar: Bob Etoll
Guitar: Pete Carr
Drums: Eddie Rodriquez
Electric Piano: John Barnes
Horns: Hank Kranen, Joe Romano, Harvey Thompson, Stacy Goss, Harrisson Calloway, Ronnie Eades, Charles Rose, Mike Stough
Background Vocals: Maurice McCormick, Obie "Young Jessie" Jessie, Josella Reid, Gwen Phillips, Swamp Dogg

Recorded at
Broadway Sound (Engineer: David Johnson) Muscle Shoals, Al.
Perspective Sound (Engineer: Greg Heap) Sun Valley, Ca.
Hit Man (Engineer: Don Holden) Hollywood, Ca.
EFX (Engineer: George Johnsen) Burbank, Ca.

これらのメンバーが Collectors Version の録音に参加しているのだろうか?
ロサンゼルスなのに Pete Carr や Muscle Shoals Horns の名前があるのが奇妙だし,Broadway Sound スタジオでの録音というのもおかしな話だが・・・?
2008年3月3日 23時02分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年03月02日(日)
Velvet Soul ?
Z.Z. Hill "Greatest Hits" [CSI Classic 7603]

1. Faithful And True [4:32]
2. Put A Little Love In Your Heart [3:14]
3. Early In The Morning [4:18]
4. Touch 'em With Love [2:46]
5. Just As I Am [4:06]
6. Hold Back (One Man At A Time) [3:45]
7. I Think I'll Do It [2:22]
8. Reprise #69 [2:38]

いかにも安っぽいブートみたいな CD だけれども,たしか \500 くらいだったのと,"Reprise #69" という曲が気になって購入した CD 。
その 8. Reprise #69 は,2. Put A Little Love In Your Heart のカラオケ・バージョンだった。
5. Just As I Am は,Solomn Burke,Arthur Conley,Spencer Wiggins で有名な "Take Me (Just As I Am)" 。

たまたま『Soft Cream 19号』を見ていたら,pp. 20-21 に記事のある "Velvet Soul" [Malibu 05820] というアルバムを CD 化したものが,これらしい。
ひょっとすると,Irma Thomas の "Turn My World Around" 同様,バックのバンドだけ録音しなおした・・・?
「ややダルイ歌い方」に聞こえるのは,単純にピッチが遅くなっているだけかも・・・?

なぜか日アマゾンでは扱われておらず,米アマゾンの中古ショップでもそこそこの値段が付いているが,この CD には何のクレジットもなく音も悪いので,本当の 「フォー・コレクターズ・オンリー」。

内容が気になる方には,↓ がオススメ。
● "The Brand New Z.Z. Hill (+ Bonus Tracks)" [S.D.E.G. SDEG 1951]
4. と 8. 以外の6曲は,↑ に Collectors Version として収録されているものと同じバージョン・・・?
2008年3月2日 22時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年03月01日(土)
The Brand New Z.Z. Hill
Z.Z. Hill "The Brand New" [S.D.E.G./P-Vine PCD-903]

Blues At The Opera (Communication In Regard To Circumstances)
Act I
1. Scene I "It Ain't No Use"
2. Scene II "Ha Ha (Laughing Song)"
Act II
3. Scene I "Second Chance"
4. Scene II "Our Love Is Getting Better"
Act III
5. Final "Faithful And True"

6. Chokin' Kind
7. Hold Back (One Man At A Time)
8. A Man Needs A Woman (Woman Need A Man)
9. Early In The Morning
10. I Think I'd Do It

1971年に Mankind 201 としてリリースされた Z.Z. Hill のアルバムを1988年に CD 化したもの。歌詞・解説(鈴木啓志)付。

Produced and Arranged by Jerry Williams, Jr.
except track 7 & 9 by Jerry Williams, Jr. and Quin Ivy, track 10 by Quin Ivy.

Drums: Lou Mullenix, Jasper Guarino & Fred Proudy
Guitar: Jesse Carr & Jimmy Evans
Bass: Charles Haywood, Bob Wray & Butch Owens
Piano & Organ: Jerry Willimas, Jr., Clayton Ivy, Chuck Levell & Ronnie Oldham
Horns: Mike Stough, Stacy Goss, Sonny Royal, Charles Rose, James Mitchell, Gene "Bowlegs" Miller, Louis Collins, Joe Arnold & Gerald Richards
Background Voices: Prince Phillip Mitchell, Leawaii Little & Chery Echols
Swamp Dogg Theatre Players: Bob Carl Bailey, Cleazell Brown, David Johnson & T.C.

Recorded at Quinvy Recording Studio, Sheffield, Alabama

Doris Duke "A Legend In Her Own Time" が Mankind 200 としてリリースされていて,同時期にほぼ同じメンバーによって録音されたらしい。
Levell と表記されているのは,Chuck Leavell


2002年に,11 bonus tracks & 20 page booklet が追加されてリリースされた CD があって,その11ものボーナス・トラックが,謎・・・?
● "The Brand New Z.Z. Hill (+ Bonus Tracks)" [S.D.E.G. SDEG 1951]
2008年3月1日 11時08分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年02月29日(金)
最近の収穫
2月の後半は,娘の受験でイライラしてブログの更新どころではないだろうと思い前半に頑張ったのだが,案の定,頭が痛ければ胃も痛い・・・という状態が続いている (^_^;)
今のところ,本当のスベリ止め1校のみで,まだロウニンさせたほうが・・・(T_T)
センター試験の成績が予想以上に悪く,少々ランクを下げたところで・・・(ToT)
前期の発表はまだだが,息子のときのように後期で何とかひっかかってくれればありがたいのだが・・・。

ただ,受験の付き添いで久しぶりに上京する機会があり,ちょっとした収穫はあった。
受験生をほったらかして中古ショップ巡りをするような親だから,娘がまともに勉強しないのも当たり前か・・・(^_^;)

◎ V.A. "The Fire & Fury Story (3 CDs)" [Charley SNAJ 730 CD]
 手持ちの CD と重複する曲はかなりあるのだが,未開封新品が \1,680 (^_^)v
昨年 "Warm And Tender Love: The Sounds Of Earthy Soul" というこのレーベルのサム・クック系ソウル・シンガーを集めた CD がリリースされたが,この3枚組セットには Blues,R & B,Doo Wop などのヒット曲が収録されている。

◎ Brenton Wood "Baby You Got It - The 1960's Anthology (2 CDs) [Original Sound OSCD 9356]
 ちょっと奇妙なアレンジで "A Change Is Gonna Come" をカバーしているシンガー。これも未開封新品が \1,470 (^_^)v
生まれは Shreveport, LA だけれども,子供のころにチカーノ(Chicano,メキシコ系アメリカ人) の町である San Pedro, CA に引っ越したことが,彼のサウンドに大きな影響を与えているとのこと。
Sam Cooke に影響を受けているのはもちろんだが,Jesse Belvin も好きだったようだ。

◎ Harry Connick, Jr. "Chanson Du Vieux Carre - Connick on Piano 3" [Marsalis/Universal 087 4946000628]
 "Oh, My Nola" と同時にリリースされた Harry Connick, Jr. のアルバム。未開封新品 \1,180 。
"Connick on Piano" のシリーズの中では,個人的には,最も楽しめた。ボーカル入りだが,歌っているのは Harry ではない。


◎ Inez & Charlie Foxx "The Dynamo Duo" [KENT CDKEND 193]
 手持ちの Charly 盤 "Count The Days" とほとんど重複しているのだが,この KENT 盤のほうが音が良さそうだったので。\1,050

◎ Livingston Taylor "Livingston Taylor" [Capricorn UICY-93176]
 紙ジャケ再発時に,そのうち買おうと思っていたらいつのまにか売り切れてしまっていて,大阪では店頭で見かけることはなかったアルバムが,\2,141 。
初期の Capricorn スタジオが生み出した傑作の一枚。James Taylor の弟で,バンドのメンバーは,Pete Carr,Paul Hornsby,Robert Popwell,Johnny Sandlin 。

◎ V.A. "America's Most Wanted Vol 3" [Grapevine GVCD 3023] -2005
◎ V.A. "Crescent City Soul Patrol" [Grapevine GVCD 3032] -2006
 \1,575 と \1,470 で入手。普通なら躊躇してしまう値段なのだが,Grapevine のアルバムは廃盤になってしまったらしい。あるうちに・・・。
2008年2月29日 10時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年02月13日(水)
ロック・アンド・ホーム・プレイス
『ロック・アンド・ホーム・プレイス』チャック・リーヴェル,J・マーシャル・クレイグ 共著 [発行:レインボウブリッジ 発売:星雲社]

書店で見つけて立ち読みし始めたら非常に面白かったので,図書館に入庫するのが待ちきれずに買ってしまった本。

DVD "The Biggest Bang" を注意して見ると,この Chuck Leavell が,ステージ上ではほとんどバンド・マスターと言ってよい存在であることは,よく分かるはず。

そして,ステージ上だけでなく,セット・リストの作成においても,彼が基本的なリストを作り,それをミックやキースに見せて承認を受けるというシステムになっているそうだ。
コンサートでレアな曲を演奏して欲しかったら,Chuck にお願いするのがいちばんの近道かも・・・?


「十代の頃にこなしたセッションの中ではフレディ・ノースの『 She's All I Got 』における演奏こそ最も成功したものだ。それは私にとって初めてのゴールドレコードになっただけでなく,フレディーのキャリアにおける最大のヒット曲でもあった。」(p. 87)
その Freddie North の "She's All I Got" が収録されている CD が,↓ 。
◎ Z.Z. Hill & Freddie North "The Brand New Z .Z. Hill / Friend - Freddie North" [ace CDCHD 532]

"Friend" に Organ でクレジットされているのは,Chuck Leavell だけ。

カップリングされている Z.Z. Hill "The Brand New Z.Z. Hill" にも,Piano & Organ として,Jerry Williams, Jr. や Clayton Ivy,Ronnie (Spooner?) Oldham と並んでクレジットされていた。


Chuck Leavell の公式サイト の Discography にリスト・アップされている Doris Duke "Legend in Her Own Time" は,↓ の CD に収録されている。
● Doris Duke "I'm A Loser: The Swamp Dogg Sessions and More" [KENT CDKEND 242]


なんと,Sam Dees に雇われてデモ・テープの制作に参加していたこともあったらしい。
「あの頃の我々は演奏の出来る音楽があるだけで満足していたのだが,そんな時近所でセッション・ミュージシャンとして活動していたサム・ディーズという黒人と知り合いになる幸運に恵まれた。我々は一日25ドルの給料を貰ってデモ・テープの制作に携わる事になったのだ。サムは才能のある作曲家で,編曲においても頭の切れる男だった。我々もアイデアを少しずつ提供したのだが,サムはそれらを快く受け入れてくれたものだ。こういったデモの殆どは,より有名なアーティスト達に彼の曲を録音してもらう事が目的で制作されていた。事実それらのセッションのいくつかはレコードとなりリリースされたのだが,それがどれだったか今では私にも分からない。我々は演奏しているだけで幸せだったし,25ドルも稼いでいたことに満足していたのだから!」(p. 83)
2008年2月13日 20時02分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年02月11日(月)
Complete Quiet Elegance on Hi Records
Quiet Elegance "The Complete Quiet Elegance on Hi Records" [Hi/Cream HILO 185]

"The Singles"
1. I'm Afraid Of Losing You
2. Do You Love Me [Hi 2223, 1972]
3. Mama Said
4. I Need Love [Hi 2233, 1972]
5. You've Got My Mind Messed Up [Hi 2245, 1973(b-side: 4.)]
6. Love Will Make You Feel Better
7. Will You Be My Man (In The Morning)? [Hi 2263, 1974]
8. Have You Been Making Out O.K. [Hi 2280, 1975(b-side: 2.)
9. Your Love Is Strange [Hi 2290, 1975(b-side: 6.)
10. After You
11. Something You Got (Sho'nuff Makes Me Hot) [Hi 2312, 1976]
12. Roots Of Love
13. How's Your Lovelife? [Hi 77503, 1977]

"Bonus Tracks" (unreleased at time of recording)
14. Set The Record Straight
15. You Brought The Sun Back Into My Life (Featuring Dan Greer)
16. Tired Of Being Alone

"Bonus Alternate Mixes" (previously unreleased)
17. After You
18. Something You Got (Sho'nuff Makes Me Hot)
19. Roots Of Love
20. Set The Record Straight
21. You Brought The Sun Back Into My Life

Quiet Elegance の Hi 時代のコンプリート集。
1.〜 9. は Willie Mitchell,10.〜 21. は Dan Greer のプロデュース。
最初に 5. You've Got My Mind Messed Up を聴いたときの衝撃は大きかったし,Hi のデビュー曲である 1. I'm Afraid Of Losing You もお気に入り。

1.〜 16. までは,以前 P-Vine 企画商品(CDHIP-9603) として,直輸入盤に日本語解説(石黒恵) が付いてリリースされたことがある。曲順が異なっているだけで,内容は同じ。
◎ Quiet Elegance "You've Got My Mind Messed Up" [Hi/Cream HI UK CD 109] -1990

このコンプリート集で追加されているのは,17.〜 21. の Alternate Mix で,曲そのものが未発表だったというわけではないが,聴いた印象はかなり違う。
コーラスがほとんど消されているため,Frankie Gearing のファンなら一聴の価値はある。
21. は,15. の Dan Greer 抜きの,Quiet Elegance のみによるミックス。


以前,紙ジャケ限定盤として発売されたアルバムが,限定のはずなのに再発され,その再発されたものもあっという間に売り切れてしまったということだけれども,いったい何枚くらい再プレスしたのだろう?
● Glories, The "Special Singles For The Glories A Date With Frankie Gearing" [Sony Music MHCP 856]
2008年2月11日 17時18分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年02月09日(土)
The Essential Willie Nelson
Willie Nelson "The Essential Willie Nelson (2 CDs)" [Sony MHCP 469]

このアルバムも,Johnny Cash の "The Essential 〜" 同様,Willie Nelson の70歳を記念して企画されたもの。
日本盤の帯には,「アメリカン・ミュージックを代表するスーパースターとして君臨するウィリー・ネルソンの足跡を網羅した2枚組エッセンシャル・ベスト・アルバム」とある。日本語解説(宮本啓) と歌詞・対訳付。

初期のソング・ライター時代のヒット曲 "Night Life" (カントリーというより,Jazzy な Blues) などのセルフ・カバーから始まって,最後は Steven Tyler & Aerosmith と共演した "One Time To Many" という未発表曲で締めくくられている。
Booker T. Jones や Chips Moman がプロデュースした曲があるのは知っていたが,Don Was や Daniel Lanois のプロデュースによる作品も含まれていた。

ライナーには,カントリー界だけでなくさまざまなジャンルのミュージシャンから寄せられた,70歳を祝うコメントが掲載されている。
こちらには,Keith Richards はコメントを寄せていないが,キースは Willie Nelson のアルバムにゲスト参加したことがある。

◎ Willie Nelson & Friends "Stars & Guitars" [Lost Highway 088 170 340-2]
7. Dead Flowers - featuring Ryan Adams, Keith Richards & Hank Williams III

2002年5月27日に行われたコンサートのライブ。こちらはまだ Youtube に残っているようだ。

◎ Willie Nelson & Friends "Outlaws And Angels" [Lost Highway B0002794-02]
17. We Had It All with Keith Richards

Donnie Fritts / Troy Seals 作の大名曲。やっぱり,昔のブート のようにキースがソロで歌っているのを聴きたかった・・・(^_^;)

この曲は,James Govan によるサザンソウル・バージョンの聴ける "I'm In Need" が,Sandra Wright のアルバムとの2on1で,最近リイシューされたばかり。
◎ Sandra Wright / James Govan "The Broadway Sound Sessions" [Soulscape SSCD 7007]
2008年2月9日 09時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2008年02月06日(水)
The Essential Johnny Cash
Johnny Cash "The Essential Johnny Cash (2 CDs)" [Sony MHCP-154〜5]

昨年初め,プログタイトルに "+ c" を付ける少し前から Country Music に目覚め始め,とりあえず有名なミュージシャンを一通り聴いてみたいと考えたときにありがたかったのが,"The Essential 〜" というシリーズ。
この Johnny Cash のアルバムは,Sun 時代の曲 から始まって,最後は1993年に U2 のアルバム "Zooropa" にゲスト参加した際の曲で締めくくられている。

「追悼。ロックンロールの反逆性、フォークの語り口,カントリーの悲哀を体現した米音楽界のスター,ジョニー・キャッシュの決定盤。」と日本盤の帯にはあるが,もともとは,Johnny Cash の70歳の誕生日を記念して企画されたアルバムで,ライナーにはそれを祝うコメント集が掲載されている。
コメントを寄せている30名余りの錚々たるメンバーの中には,Keith Richards も含まれていた。

I probably first heard one of his records around 1957, or somewhere around there. "Lonesome Whistle Blow" I think it was, a Hank Williams song. From where I was at my age, Johnny Cash was just great, so original. He had real, real stuff. He reminded me of Jimmy Reed; his music had that same stark reality about it. What he had going on in the early days was what other guys like Muddy Waters were doing. It was really roots music, but they conveyed it through electricity and the judicial use of it. The music was so true to the roots and at the same time so modern. Another attraction for me was the way he slung his guitar so very low.

Johnny Cash の音楽を表現するのに Jimmy Reed や Muddy Waters の名前を持ち出すあたりは,いかにもキースらしい。

2008年2月6日 21時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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