ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2014年10月23日(木)
The Definitive Falcons Collection
The Falcons "The Definitive Falcons Collection - The Complete Recordings (4 CDs)" [History Of Soul 020]

<10月23日 追記>
CD4枚組で全114曲。
未発表だった曲やデモ曲に加えて,The Falcons がコーラスに参加した曲や彼らの曲を他のシンガーがカバーしたバージョンも含まれた,The Complete Recordings というタイトルにふさわしい内容。

iTunes に取り込んでプレイリストを作り,それをエクスポートした txt を編集した xls のファイル → Falcons.xls
 ↑ には iTunes のデータと付属のブックレットの内容で異なっている部分があり,出来るだけ手直ししておいたが・・・m(_ _)m

30数ページにも及ぶブックレットの内容も素晴らしいの一言!
詳細なセッションデータも掲載されている。

Wilson Pickett のファンには必聴必携だろうし,最近 ↓ で The Contours のメンバーだった頃の楽曲が CD 化された Joe Stubbs のファンにもオススメ。
◎ The Contours and Dennis Edwards "Just A Little Misunderstanding - Rare and unissued Motown 1965-68" [Kent CDTOP 419]


<10月8日 記>
The Falcons の楽曲について,CD 化されていないものがある と書いたばかりだけれども,以前紹介したことのある History Of Soul というレーベルから,CD 4枚組のコンプリート集が10月末にリリースされるというニュースが・・・(^_^)v
http://www.historyofsoul.net/5Royales.html
 ↑ のページで,The "5" Royales の CD 2枚組3セットの下に,そのアルバムのトラック・リストが掲載されている。( "5" Royales のセットは入手済みで,その内容も貴重かつ素晴らしく,記事を書きかけてはいるのだけれども,なかなか・・・(^_^;))

The Falcons については,Relic というレーベルから3枚のアルバムがリリース(内2枚だけ CD 化) されていたものの,その後はまとまってリイシューされることが無く,2年ほど前に Jasmine から発売された CD も中途半端な内容で手が出なかったため,今回の CD 4枚組セットとしてのリリースは大歓迎・・・(^^♪
◎ The Falcons "You're So Fine" [Relic 7003]
● The Falcons "I Found A Love" [Relic 7012]

The Falcons は,今回のアルバムのジャケ写にある 'The World's First Soul Group' という形容がふさわしいボーカル・グループ。
'50 年代半ばに Detoroit で結成され,'You're So Fine'[1959, R&B Singles: 2, Hot 100: 17],'I Found A Love' [1962, R&B Singles: 6, Hot 100: 75] などのヒット曲もある。

所属していたメンバーで最もポピュラーなのは Wilson Pickett だが,創立メンバーには Eddie Floyd がいて,'Mustang Sally’ などのライターとして知られている Sir Mack Rice や,Four Tops のリード・シンガーだった Levi Stubbs の弟 Joe Stubbs も在籍していたことがある。

2014年10月23日 23時50分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年10月21日(火)
Fire HD 6
最近ブログの更新が滞っている原因の一つになっているのが,Windows 8 搭載のモバイル・ノート(HP Pavilion Touchsmart 10) や Amazon のタブレット(Fire HD 6) の設定がなかなか上手くいかず四苦八苦していること・・・(^_^;)

3年ほど前に買ったノート・パソコン の DVD/CD ドライブが壊れてしまったものの本体はまだ十分使えるので,外付けのドライブだけ購入しようとしたら,Office 付きで5万以下という安価なモバイルノートが目に付き,ついつい手を出してしまったのが,運の尽き・・・(T_T)
タッチパネルやタッチパッドの使い方になかなか慣れることができない上に,メールは使えないし,PDF を開こうとすると突然全画面表示になるし,遅いし・・・ということで,マトモに使えるようになるまで悪戦苦闘したにも関わらず,日頃ガラケーを馬鹿にされていることもあって,日アマで発売された格安のタブレットにも手を出してしまった・・・(ToT)

モバイル・ノートでタッチパネルの操作にはまあまあ慣れてきてはいるものの,画面が小さいと太短い指では上手く入力できず,やっとアカウントが作成できたと思ったらなぜか Amazon.com に登録されてしまった・・・・(?_?)
米アマと日アマで同じ ID とパスワードを使っていると,米アマのほうが優先されてしまう・・・というユーザは,ぼく以外にもかなりいるみたい・・・(^_^;)

メールの設定とかアプリや本のダウンロードが,最初は上手くいかなくても複数回チャレンジしているうちに成功する・・・というのは,アクセスが余程集中しているのか,それとも,システムの不具合か・・・(?_?)

6インチという大きさはぼくの太短い指にもフィットするが,290g は予想していた以上に重く感じたため,ケースは使わず保護フィルムのみですませるつもり。重い分かなり頑丈な筐体になっているので少々乱暴に扱っても大丈夫そうだ。

5万弱のモバイルノートと比べても処理速度等に不満は感じられず,今のところ気になるのは「重さ」と,画面の「自動回転」の反応が良過ぎることくらい。
今後,日アマで「デジタルミュージック」を購入する機会が増えてしまいそうだ・・・(^_^;)

2014年10月21日 00時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年10月02日(木)
Barbara Lynn "The Atlantic Recordings"
Barbara Lynn "The Complete Atlantic Recordings" [Real Gone Music RGM-0297]

1. This Is The Thanks I Get (B.L. Ozen) [Atlantic 2450] -1967
2. Ring Telephone Ring (K. Boudreaux / B. Babineaux) [Atlantic 2450] -1967
3. You'll Lose A Good Thing (B.L. Ozen) -1968
4. Take Your Love And Run (Thomas / McRee / Thomas) [Atlantic 2812] -1971
5. Maybe We Can Slip Away (Thomas / McRee / Thomas) -1968
6. Sure Is Worth It (Thomas / McRee / Thomas) -1968
7. Only You Know How To Love Me (Thomas / McRee / Thomas) -1968
8. Until Then, I'll Suffer (B.L. Ozen) [Atlantic 2812] -1968
9. You're Losing Me (B.L. Ozen) [Atlantic 2513] -1968
10. Suffern' City (Thomas / McRee / Thomas) -1968
11. Multiplying Pain (Thomas / McRee / Thomas) -1968
12. Why Can't You Love Me (Thomas / McRee / Thomas) [Atlantic 2513] -1968
13. Mix It Up Baby (B.L. Ozen) -1968
14. He Ain't Gonna Do Right (Penn / Oldham) [Atlantic 2585] -1968
15. Love Ain't Never Hurt Nobody (David Bevis) [Atlantic 2553] -1968
16. People Like Me (D. Fritts) [Atlantic 2585] -1968
17. Unloved, Unwanted Me (Unknown) [previously unreleased]
18. You're Gonna See A Lot More (Of My Leaving) (Moman / Greene / Greene) [Atlantic 2553] -1968
19. Soul Deep (Wayne Carson Thompson) [previously unreleased]
20. You Better Quit It (Thomas / McRee / Thomas) [Atlantic 2880] -1971
21. Nice And Easy (B.L. Ozen) [Atlantic 2853] -1971
22. I'm A One Man Woman (Blanche & Linda Cate) [Atlantic 2853] -1968
23. (Daddy Hot Stuff) You're Too Hot To Hold (B.L. Ozen) [Atlantic 2880] -1972
24. You Make Me So Hot (Ray & Nedra Durden) [Atlantic 2931] -1968
25. It Ain't Good To Be Too Good (B.L. Ozen) [Atlantic 2931] -1968

Barbara Lynn の Atlantic 時代のコンプリート集。
最近,この時代の LP が安価で CD 化され手軽に楽しめるようになったものの,シングルについては過去の CD が廃盤になったままだったので,コンプリート集を待ち望んでいた人はかなりいるはず。
1. 3.〜 13. の12曲が LP ↓ の収録曲。くわしい曲目リストは,→ B Lynn.xls
● "Here Is Barbara Lynn" [Atlantic/Water water239]

● "The Best of Barbara Lynn: The Atlantic Years" [Ichiban/Soul Classics SCL 2509-2] -1995
 今回のアルバムには ↑ にも収録されていなかった 'People Like Me' に加えて,当時の未発表曲が2曲も・・・(^_^)v
未発表曲の一つは The Box Tops のヒット曲[1969, Hot 100: 18]。Clarence Carter のバージョンは,Box Tops でヒットする前に録音されていて,アレンジが全く異なっている。
BOX TOPS- " SOUL DEEP" (W / LYRICS) @Youtube
http://youtu.be/FWDVeGeKuTw

Clarence Carter - Soul Deep HD @Youtube
http://youtu.be/zNmSc-mTRuM


未発表だった Barbara Lynn の 'Soul Deep' は,今回のブックレットに掲載されているデータによると,Box Tops や Clarence Carter より1年ほど前(July 1 or 9, 1968) に録音されたことになっている・・・・(?_?)
その未発表曲も含めて6曲(14.〜 19.) をプロデュースしているのは,Spooner Oldham。
以前,Ichiban で CD 化された際の録音データでは location unknown とクレジットされていたのだが,今回のデータでは Recorded at unknown location, possibly Muscle Shoals or Memphis となっている。
ライナーノート(David Nathan) 中には,likely in Memphis which had become his[=Spooner Oldham's] home base とあるけれども,当時 Spooner Oldham が Fame のセッションに参加していたという記録も残っているので,Muscle Shoals の可能性はゼロではない・・・?

● V.A. "Saturday Night At The Uptown" [Atlantic WPCR-27600]
 今回のアルバムで残念なのは,↑ に収録されていたライブ録音が含まれていないこと。
その点では,「完全」な 'Complete' ではない・・・(^_^;)
もう当時のコンサートの内容の全てを録音したテープは残っていないのだろうか・・・?
2014年10月2日 15時22分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年09月27日(土)
The Persuaisons sings Sam Cooke
○ V.A. "Bring It On Home: Black America Sings Sam Cooke" [ace CDCHD 1420]
 ↑ に収録される予定の The Persuasions ’Love You Most Of All’ は未 CD 化で,日アマのデジタルミュージックや iTunes Store にも登録されておらず Youtube にも見当たらなかったが,彼らは,その曲以外にもいくつか Sam Cooke の曲をカバーしている。

10曲中4曲が Sam Cooke のカバーというアルバムは,紹介済み。
● "Good News" [Rounder CD 3053]
 1. Ain't That Good News
 2. Cupid
 3. Soothe Me
 5. I'll Come Running Back To You

他にも,1曲ずつだが Sam のカバーが収録されているアルバムがある。
◎ "Chirpin'" [Elektra 1099-2]
 8. Win Your Love (For Me)

◎ "We Came To Play" [CEMA/Collectables COL-CD-5234]
 1. Chain Gang

◎ "Right Around The Corner" [BULLSEYE/Rounder BB 9556]
 4. That's Heaven To Me
 ↑ は,1970年にリリースされた彼らのデビュー・アルバム。
メンバーの入れ替わりはあるもののまだ現役で活動しており,Youtube にはかなりの動画がアップされていて,'Chain Gang' は2種類のバージョンを楽しめる。
Chain Gang- Persuasions @Youtube
http://youtu.be/71yQQRSFeC8


120324 Persuasions-ChainGang.MOV @Youtube
http://youtu.be/qcK2g_WEeAU


デビューのきっかけを作ったという Frank Zappa のカバーアルバムの他にも Bob Dylan や Beatles,Grateful Dead などのカバー曲集もリリースしているが,そんな中でソウル・ファンにオススメなのが,'Let Them Talk' を歌っている ↓。
◎ "Comin' At Ya" [Flying Fish FF70093] -1979
 5. Let Them Talk
Let Them Talk The Persuasions @Youtube
http://youtu.be/EpQRK79GF1E
2014年9月27日 22時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年09月20日(土)
The Falcons "Legends Gold Collection"
The Falcons "Legends Gold Collection (Remastered)" [RV Record ]

センスのかけらも感じられないアートワークだが,日アマに登録されているデジタルミュージック。
38曲収録されていて¥600という格安のアルバム。ぼくの場合は,「CDを買うとMP3クーポン200円プレゼント」 のクーポンが適用されて¥400・・・(^_^)v

○ V.A. "Bring It On Home: Black America Sings Sam Cooke" [ace CDCHD 1420]
 まもなくリリースされる ↑ に収録される予定(英 ace のサイトのみ,英アマなどにはない) の The Falcons 'Pow! You're in Love' について,まだ CD 化されていないはずだが・・・と,調べていて発見したアルバム。

全38曲の内,手持ちの CD と重複していないのが 'Pow! You're in Love'[1961, United Artists 289] も含めて12曲あったので,購入してみた。
値段が値段なので音質には期待していなかったが,予想通り・・・(^_^;)
● The Falcons "I Found A Love" [Relic 7012]
◎ The Falcons "You're So Fine" [Relic 7003]

The Falcons Pow You're In Love @Youtube
http://youtu.be/r1uY6eVOaoY

 ↑ は,ヒットした 'I Found A Love'[1962, R&B Singles: 6, Hot 100: 75] より前の作品で,CD "I Found A Love" のライナーノート(Sonn Fileti and Marv Goldberg) によると,
The first Pickett Falcon's lead on 45 was "Pow! You're In Love." recorded in September, 1960 and issued as UA 289.
 Pickett とあるのは Wilson Pickett のことだが,ネット上で検索してみると,Sam Cooke がこの曲を書いたのは,もともと Joe Stubbs のためだった・・・?

2014年9月20日 22時58分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年09月19日(金)
Johnnie Taylor "Lifetime"
Johnnie Taylor "Lifetime: A Retrospective of Soul, Blues, & Gospel 1956-1999 (3 CDs)" [Stax 3SCD-4432-2]

Johnnie Taylor の,CD 3枚組ボックスセット。
The Highway Q.C.'s(I-1.) や The Soul Stirrers(I-2.〜 6.) のゴスペル時代から始まって,ソロになってからの SAR/Derby(I-7.〜 10.),Stax(I-11.〜 III-11.) を経て,Columbia(III-12.〜 15.) や Malaco(III-16.〜 19.) で発表した作品まで,ほぼ全てのキャリアから選曲されている。

STAX からリリースされているセットなので,その時代が中心になっているのは仕方が無いが,最初期の The Five Echoes の作品や Beverly Glen 時代の作品が含まれていないのは,残念。
Five Echoes の曲はまとめてリイシューされていないが,最近,Beverly Glen の全9曲が CD 化されている。
◎ Johnnie Taylor "Best Of The Old And The New - The Complete Beverly Glen Music Sessions" [Solaros SOL-CD-1203]

ただし,表題のボックス・セットには50ページほどのブックレットが付属していて,ライナーノート(Lee Hildebrand) だけでなくディスコグラフィや録音データなども充実している上に,未発表だった珍しい曲や Not on LP のシングル曲がいくつか収録されているのは,ありがたいところ。

その内の1曲が,まもなくリリースされる ↓ に The Miracles のバージョンで収録される 'Dance What You Wanna' のオリジナルバージョン[1962, Derby 101]。
○ V.A. "Bring It On Home: Black America Sings Sam Cooke" [ace CDCHD 1420]

I-9. Dance What You Wanna (Cooke, White, Alexander)
Johnnie Taylor ~ Dance What You Wanna @Youtube
http://youtu.be/p5KwYiyNyVY


同じ曲を Little Richard もカバーしている[1965, Vee Jay 665]。
◎ Little Richard "Talking 'Bout Soul featuring Jimi Hendrix, Don & Dewey" [Vee Jay/r.p.m. RPMSH 217]
Little Richard - Dance what you wanna - UK Sue WI-4001 Mod Soul RnB 45 @Youtube
http://youtu.be/KfMR8i9Vclw

 この時代はジミヘンが演奏していた可能性もあるらしいが,リズム・ギターしか聞こえないので判断のしようがない・・・(^_^;)
2014年9月19日 17時40分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年09月16日(火)
Soul City Los Angeles
Various Artists "Soul City Los Angeles - West Coast Gems from The Dawn of Soul Music (2 CDs)" [Fantastic Voyage FVDD192]

Disc I:
1. Soothe Me - The Simms Twins [1961, SAR 117]
2. Right To Love - The Simms Twins [1962, SAR 125]
3. The Smile - The Simms Twins [1962, SAR 125]
4. You're Pickin In The Right Cotton Patch - The Simms Twins [1962, SAR 130]
5. Stay Where You Are - The Olympics [1961, Arvee 5031]
6. Baby, It s Hot - The Olympics [1962, Arvee 5056]
7. Come On - Earl Nelson [1959, Ebb 164]
8. No Time To Cry - Earl Nelson [1959, Ebb 164]
9. Lookin' For A Love - The Valentinos [1962, SAR 132]
10. Somewhere There's A Girl - The Valentinos [1962, SAR 132]
11. Damper - Johnnie Morisette [1961, SAR 113]
12. Meet Me At The Twistin' Place - Johnnie Morisette [1962, SAR 126]
13. Anytime, Anyplace, Anywhere - Johnnie Morisette [1962, SAR 126]
14. Here Comes The Night (Part 1) - Jimmy Norman [1961, Good Sound 105]
15. Here Comes The Night (Part 2) - Willie 'Moon Man' Echols [1961, Good Sound 105]
16. The Heebee Jeebees - Wally Cox [1960, Arvee 5008]
17. I Can't Help It - Wally Cox [1960, Arvee 5008]
18. Papa-Oom-Mow-Mow - The Rivingtons [1962, Liberty 55427]
19. Deep Water - The Rivingtons [1962, Liberty 55427]
20. My Reward - The Rivingtons [1962, Liberty 55513]
21. Waiting - The Rivingtons [1962, Liberty 55528]
22. The Love I Just Lost - Beamon Young [1959, Arvee 573]
23. Some Day - Beamon Young [1959, Arvee 573]
24. That Much Of Your Love - Donald Woods [1958, Aladdin 3412]
25. Memories Of An Angel - Donald Woods [1958, Aladdin 3412]
26. All By Myself - Zeke Strong & His Queen Tones [1962, Progress 530 c/w 531]
27. Your Heart Must Be Made Of Stone - Zeke Strong & His Queen Tones [1962, Progress 530 c/w 531]
28. This Is The Nite - The Valiants [1957, Keen 3-4004]
29. Love Game - The Valiants [1961, Famous LP F 504]
30. Frieda Frieda - The Valiants [1958, Keen 3-4008]

Disc II:
1. Soul Motion - Don & Dewey [1962, Rush R-1002]
2. Stretchin Out - Don & Dewey [1962, Rush R-1002]
3. A Whole Lotta Woman - Johnnie Taylor [1961, SAR 114]
4. Why, Why, Why - Johnnie Taylor [1961, SAR 114]
5. Never, Never - Johnnie Taylor [1962, SAR 131]
6. Rome (Wasn't Built In A Day) - Johnnie Taylor [1962, SAR 131]
7. Looking Back - Johnny 'Guitar' Watson [1961, Escort 106]
8. The Eagle Is Back - Johnny 'Guitar' Watson [1961, Escort 105]
9. Johnny Guitar - Johnny 'Guitar' Watson [1960, Arvee 5016]
10. Cuttin' In - Johnny 'Guitar' Watson [1961, King 5579]
11. Sweet Lovin' Mama - Johnny 'Guitar' Watson [1962, King 5666]
12. The Angels Gave You To Me - Gene And Eunice [1958, Aladdin 3414]
13. I Mean Love - Gene And Eunice [1958, Aladdin 3414]
14. I Ain't Guilty - The Crawford Brothers [1957, Aladdin 3397]
15. It Feels Good - The Crawford Brothers [1957, Aladdin 3397]
16. Just Like That - The Robins [1960, Arvee A 5001]
17. Oh No - The Robins [1960, Arvee A 5013]
18. Glory Of Love - The Velvetones [1957, Aladdin 3372]
19. I Love Her So - The Velvetones [1957, Aladdin 3372]
20. I Pity You Fool - Jennell Hawkins [1961, Dynamic Dy 1006]
21. Don't Worry Bout Me - Jennell Hawkins [1961, Dynamic Dy 1006]
22. Heavenly Angel - The Viscaynes [1961, VPM 1006]
23. Yellow Moon - The Viscaynes [1961, VPM 1006]
24. Uncle Sam Needs You - The Viscaynes [1961, VPM 1006]
25. That s All I Ask - Tommy Knight [1961, Gold Eagle 1801]
26. There's No Pain - Tommy Knight [1961, Gold Eagle 1801]
27. Lucy Lee - Lloyd George [1962, Imperial 5837]
28. Sing Real Loud - Lloyd George [1962, Imperial 5837]
29. She's All Right - Troy Walker [1961, Trans World T-7003]
30. I'm Gettin' Hip - Troy Walker [1961, Trans World T-7003]

ライナーノート(Clive Richardson) によると,このセットは SAR や Arvee(オーナーの Richard Vaughn の頭文字の読みから) を中心に,other interesting 'indies' の曲も収録して,この地域の Soul Music のルーツを明らかにしようと編集されたもの。

◎ V.A. "Sam Cooke's SAR Records Story (2 CDs)" [SAR/abkco 2231-2] -1994
 Sam Cooke が創った SAR レーベルの楽曲は長い間リイシューが進んでいなかったのだけれども,この編集盤には ↑ にも収録されていなかった初 CD 化の曲がいくつか含まれている・・・(^_^)v
The Simms Twins(I-1.〜 4.), The Valentinos(I-9. 10.), Johnnie Morisette(I-11.〜 13.), Johnnie Taylor(II-3. 〜6) が SAR からリリースされていた曲。

The Simms Twins 'The Smile' は,これが初 CD 化のはずだが,まもなくリリースされる ↓ にも収録される予定。
○ Various Artists "Bring It On Home: Black America Sings Sam Cooke" [ace CDCHD 1420]
http://acerecords.co.uk/bring-it-on-home-black-america-sings-sam-cooke
 さすがに ↓ に比べると,かなりひねりの効いた選曲になっている・・・(^_^;)
☆ V.A. "Black America sings Sam Cooke"

個人的に最もありがたいのは,'Somewhere There's A Girl[God]' の3つのバージョンが Youtube に頼らず,マトモな音で手軽に楽しめるようになったこと・・・(^^♪
The Womack Brothers- Somewhere There's A God @Youtube
http://youtu.be/RWFACkrnMHs

The Valentinos-Somewhere There's A Girl @Youtube
http://youtu.be/Qw7sKt0lJnk

 Bobby よりも ↑ でリードを取っている Curtis のほうが,Sam ↓ に近いような・・・?
sam cooke/somewhere there's a girl @Youtube
http://youtu.be/RvbaaMPnBmY


この時代,Sam Cooke にほとんど酷似していると言っていいのが,Johnnie Taylor
'A Whole Lotta Woman' や 'Why, Why, Why' は初 CD 化のはず。
'Rome (Wasn't Built In A Day)' については,この数年後に,オリジナリティーを増して "The!!!!BEAT" という TV 番組 で披露された絶品のパフォーマンスがある。
Johnnie Taylor - Rome Wasn't Built In A Day ~1966~ @Youtube
http://youtu.be/VWxhQAVSRws


L.C. に続いて,SAR でのコンプリート集が期待される Johnnie Morisette(I-11.〜 13.) の 'Damper' は "SAR Records Story" で CD化済みだったが,その曲でギターを弾いているのは Johnny Watson だった。そしてオルガン・ソロは Billy Preston か・・・?

SAR のセッションに参加し,KEEN 時代は Sam Cooke とレーベルメイトだった Johnny "Guitar" Watson は,この頃はまだ20代だが,↓ のジャケットの写真がこのブックレットにも掲載されていて,それを見ると「カワイラシイ」という印象すら受ける。まあ,誰にでもそういう時代はあるのだろうが,それにしても・・・(^_^;)
● Johnny "Guitar" Watson "The Original Gangster Of Love 1953-1959" [Jasmine JASCD 171]

ブックレットには,その他のアーティストについても簡潔な解説が付け加えられていて非常に参考になる。
The Viscaynes(II-22.〜 24.) というグループは,Sly Stone が初期に所属していたグループなのだそうだ。

2014年9月16日 21時14分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年09月12日(金)
Where Country Meets Soul vol.3
Various Artists "Cold Cold Heart: Where Country Meets Soul vol.3" [Kent CDKEND 422]

1. True Love Travels On A Gravel Road - Percy Sledge
 ◎ Percy Sledge "The Atlantic Recordings (4CDs)" [Rhino/Atlantic RHM2 526138]
2. Touch Your Woman - Margie Joseph
 ◎ Margie Joseph "Margie Joseph" [Atlantic WPCR-27535]
3. My Woman's Good To Me - George Benson
4. Beautiful Brown Eyes - Solomon Burke
 ● Solomon Burke "Rock 'N Soul (+8)" [Sequel RSA CD 861]
5. Hummin' A Heartache - Clarence "Frogman" Henry
 ◎ V.A. "The Dial Records Southern Soul Story (2 CDs)" [KENT/Ace CDKEN2 223]
6. Little Green Apples - The Temptations
7. Easy Lovin - Bo Kirkland And Ruth Davis
8. Big Blue Diamonds - Little Johnny Taylor
 ◎ Little Johnny Taylor "The Galaxy Years" [Galaxy/ace CDCHD 967]
9. I Hang My Head And Cry - Arthur Alexander
 ◎ Arthur Alexander "The Greatest” [ace CDCHD 922]
10. Wishful Thinking - Cornel Gunter
11. It Makes No Difference Now - The Supremes
 ● The Supremes "The Supremes Sing Country Western & Pop" [Motown 31453-0327-2]
12. Stand By Your Man - The Mirettes
13. Who Will The Next Fool Be? - Bobby Bland
 ● Bobby "Blue" Bland "Turn On Your Love Light: The DUKE Recordings, Vol. 2 (2 CDs)" [Duke/MCA MCAD2-10957]
14. Another Man's Woman, Another Woman's Man - Laura Lee
 ● Laura Lee "Love More Than Pride (+8)" [Chess UICY-75988]
15. Cold Cold Heart - Johnny Adams
16. Till I Get It Right - Bettye Swann
 ● Bettye Swann "The Complete Atlantic Recordings" [Real Gone Music/Rhino RGM-0213 OPCD-8817]
17. Jambalaya - Ralph "Soul' Jackson
18. Tender Years - Brook Benton
19. Take This Job And Shove It - Ona Watson
20. Too Late To Worry, Too Blue To Cry - Esther Phillips
 ◎ Esther Phillips "The Best of Esther Phillips 1962-1970 (2 CDs)" [Atlantic/east west japan AMCY-2353/4]21. Long Black Limousine - O.C. Smith
22. Whenever You Come Around - Little Milton
 ● Little Milton "Guitar Man" [Malaco MCD 7513]
23. When I Think About Cheating - Willie Clayton
24. The Most Beautiful Girl - The Isley Brothers

「ソウル」シンガーが取り上げた「カントリー」ナンバーを集めたシリーズの第3集。
● V.A. "Behind Closed Doors: Where Country Meets Soul" [Kent CDKEND 375] -2012
● V.A. "Sweet Dreams: Where Country Meets Soul vol.2" [Kent CDKEND 395] -2013

例によって手持ちの CD との重複は多いけれども,こういう編集盤の流れの中で聴くと新たな発見もある。
取り分け最近嵌っているのが Little Milton の歌う 'Whenever You Come Around'。彼の Malaco での最後のアルバム "Guitar Man"[2002] の収録曲で既聴だったが・・・

オリジナルは,Vince Gill というカントリーシンガーのヒット[1994, Country Singles: 2, Hot 100: 72] で,↓ の収録曲。
◎ Vince Gill "When Love Finds You" [MCA MCAD-11047] -1994
Whenever you come around By Vince Gill (Lyrics) @Youtube
http://youtu.be/L247W6FXIuY

 ↑ は,Soundstage という Nashville のスタジオで録音されているのだが,Bass にクレジットされているのは Willie Weeks。彼も Nashville でセッション・ミュージシャンとして活動していた時期があった・・・?

Millie Jackson が,↓ のアルバムで Little Milton に先駆けてこの曲をカバーしている。
◎ Millie Jackson ”Rock 'n' Soul” [Ichiban ICH 1501-2] -1994
★ Millie Jackson ★ Whenever You Come Around ★ [1994] ★ "Rock 'N' Soul" ★ @Youtube
http://youtu.be/R2AZ0JrITPE


Willie Nelson が最新作で同じ曲を取り上げていたので,それも取り寄せてみた。
◎ Willie Nelson "Band Of Brothers" [Legacy 88843019212] -2014
Willie Nelson - Whenever You Come Around (audio) @Youtube
http://youtu.be/JuywyGYL1fo

 ↑ も嫌いではないのだが・・・。
残念ながら,Little Milton のカバーは Youtube には見当たらなかったけれども,Vince Gill や Willie Nelson のバージョンにはないホーンのフレーズとサウンドが,シンセっぽくチープなもののツボを押さえていて,ソラ泣け,ホラ泣け・・・とばかりに涙腺を刺激して,たまらない・・・(T_T)。
Malaco 時代の Little Milton は,よくできた編集盤が発売されたばかり。Chess や T.K. 時代の作品も手頃な価格の日本盤 CD がリリースされている。
◎ Little Milton "Sings Big Soul" [Kent CDKEND 413]


Johnny Adams の歌う 'Cold Cold Heart' は,初 CD 化のはず (^_^)v
Ric & Ron のシングルの中にはまだ CD 化されていないものがいくつか残っているし,未発表のテイクやバージョンもあるようだ。
最近リリースされ始めた ↓ のシリーズでの発掘を期待したい・・・m(_ _)m
◎ V.A. "You Talk Too Much - The Ric & Ron Story vol.1" [ace CDCHD 1390]
 ↑ には,'I Won't Cry' のデモ・バージョンが収録されていた。


'Too Late To Worry, Too Blue To Cry' については,この CD に収録されている Esther Phillips のバージョンも,もちろん素晴らしいが・・・
Esther Phillips - Too late to worry, too blue to cry. @Youtube
http://youtu.be/H5toOtkrYXQ


Ronnie Milsap の歌が・・・(T_T)・・・(ToT)・・・(TOT)
Ronnie Milsap - Too Late To Worry Too Blue To Cry with Lyrics @Youtube
http://youtu.be/fldRYRVOArQ


2014年9月12日 20時32分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年07月22日(火)
The Jack Nitzsche Story Vol.3
Various Artists "The Jack Nitzsche Story Vol.3: Night Walker" [ace CDCHD 1430]

1. Castin' My Spell - C.C. Adcock (2001)
2. Poor White Hound Dog - Jack Nitzsche, vocal by Merry Clayton (1970)
3. A Long Way To Be Happy - Darlene Love (1976)
4. Night Time Girl - Modern Folk Quintet (1966)
5. Expecting To Fly - The Buffalo Springfield (1967)
6. If My Car Could Only Talk - Lou Christie (1966)
7. Night Walker - Jack Nitzsche (1965)
8. Every Window In The City - Jerry Cole (1965)
9. Little Boy - The Crystals (1964)
10. Just Your Friends - Mink DeVille (1978)
11. Louie, Louie - Honey Ltd (1968)
12. Lower California - Jack Nitzsche (2001)
13. Is This What I Get For Loving You? - The Ronettes featuring Veronica (1965)
14. Come Softly To Me - The Fleetwoods (1965)
15. June Is As Cold As December - The Everly Brothers (1966)
16. Daddy You Just Gotta Let Him In - The Satisfactions (1966)
17. Try To Forget Him - Jackie DeShannon (1965)
18. Educated Fool - Billy Storm (1962)
19. What About You - Ramona King (1963)
20. Puddin N' Tain (Ask Me Again, I'll Tell You The Same) - The Alley Cats (1963)
21. Victim Of Romance - Michelle Phillips (1977)
22. Yes Sir, That's My Baby - Hale & The Hushabyes (1964)
23. The Wayward Wind - Vince Howard & The Vin-ettes (1963)
24. I Still Love You - The Righteous Brothers (1964)
25. Here I Stand - The Rip Chords (1963)
26. Bongo Bongo Bongo - Preston Epps (1960)

1. 3. Produced by Jack Nitzsche
6. 10. 16. 21. 22. Produced and Arranged by Jack Nitzsche
2. 4. 5. Arranged and Produced by Jack Nitzsche
7. 8. 11. 24. 25. 26. Arranged and Conducted by Jack Nitzsche
9. 13. 14. 15. 17. 18. 19. 20. 23. Arranged by Jack Nitzsche
12. Directed by Robert Downey and Jack Nitzsche

英 ace の Producer Series でリリースされている "The Jack Nitzche Story" の第3弾。
◎ V.A. "The Jack Nitzsche Story: Hearing Is Believing 1962-1979" [ace CDCHD 1030] -2005
◎ V.A. "The Jack Nitzsche Story Vol.2: Hard Workin' Man" [ace CDCHD 1130] -2006

Keith Richards によると,"Jack was the Genius, not Phil." 「フィルも才能があったが,ジャックこそが真の天才だった。」(『キース・リチャード自伝 ライフ』 p.196)。 邦訳は,ちょっと Phil Spector に気を使いすぎている・・・(^_^;)

Phil Spector については,『私はリズム&ブルースを創った』(ジェリー・ウェクスラー) に 「『おれはカリフォルニアからヒットを作りにきたんだぜ』」 という一章があり,これもなかなか面白い内容だった。
「礼儀正しくもなければ,さりげなくもない男,スペクターは恐ろしいほど才能豊かだった。だが不幸にも,アトランティックへの恵みは何一つとしてない。」(同書 p.158)

表題の CD のライナー・ノート(Mick Patrick) には,Jack Nitzsche と Phil Spector が初めて出会ったときの様子も詳述されている。
One day, Lester Sill came downstairs and said that Phil was in town and needed an arranger, I[Jack Nitzsche] went upstairs and met Phil. The very first meeting, it felt good. (CD ブックレット p.8)

Jack Nitzsche が関わった最初のセッションは The Blossoms 'He's A Rebel' のリハーサルで,New York から戻ってきたばかりの Phil Spector は,Darlen Love やセッションに参加していたミュージシャンのことを知らず,Jack Nitzsche が彼女や彼らを Phil Spector に紹介したのだそうだ。
Jack Nitzsche によると,"Leon Russell, Harold Battiste, Earl Palmer, Don Randi, Hal Blaine, Glen Campbell - a lot of the players came out of my phone book."

後に The Wrecking Crew と呼ばれることになるミュージシャンの多くは Sam Cooke のセッションにも参加していたし,Jack Nitzsche はストーンズのセッションを手伝うために RCA のスタジオに出入りしていたわけだから,Sam が生き延びていた場合,Jack Nitzsche のアレンジによる Wall of Sound をバックにしたアルバムが録音されていた可能性は十二分に考えられる・・・?
当時 Jack Nitzsche は,Phil Spector との仕事でたまったストレスをストーンズとのセッションで解消していたらしい。
アレンジのアイデアを提供しても演奏に参加しても,ノーギャラだった。


ライナーによると,1. Castin' My Spell は one of Jack Nitzsche's final productions で,26. Bongo Bongo Bongo は one of the earliest appearances of Jack Nitzsche's name on a record label 。
その間に Jack Nitzsche が関わった楽曲は 2,000 曲ほどあるそうだ。

2. Poor White Hound Dog は,↓ のサントラ盤に収録されていた曲。
● V.A. "Performance (Soundtrack)" [Warner Bros 9 26400-2]

5. Expecting To Fly (Neil Young)
 Jack Nitzsche が Buffalo Springfield の作品の中でいちばん気に入っていたのは Neil Young の書いた曲だった。
まもなく届く予定の ↓ は,CD 1枚に編集された「エッセンシャル」盤とかなり迷ったのだが・・・。
○ Crosby, Stills, Nash & Young "CSNY 1974 (3 CDs + DVD)" [Warner ]

10. Just Your Friends を歌っている Mink DeVille は,↓ にカバーされたことで興味を持ったシンガー。
● Boz Scaggs "Memphis (+2)" [Columbia COCB-54060] -2013

11. Louie, Louie - Honey Ltd
 この曲のオリジナルと聴き比べると,Jack Nitzsche のアレンジの才能が尋常ではなかったことがわかる・・・?
Richard BERRY "Louie Louie" (1957) @Youtube
http://youtu.be/z-2CKsaq5r8


Honey Ltd - Louie Louie @Youtube
http://youtu.be/3v-p6_yfBVs

 ↑ のスライド・ギターは,Ry Cooder。
昨年 CD 化された ↓ には,Jack Nitzsche のアレンジした曲がもう1曲収録されている。
◎ Honey Ltd. "The Complete LHI Recordings" [Ultra-Vybe OTLCD1961] -2013
2014年7月22日 00時37分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年07月15日(火)
L.C. Cooke "The Complete SAR Recordings"
L.C. Cooke "The Complete SAR Records Recordings" [ace CDCHM 1412]

1. Take Me For What I Am [SAR-148]
2. The Wobble [SAR-141]
3. Magic Words [SAR-109]
4. Sufferin' [SAR-112]
5. The Lover [SAR-112]
6. Put Me Down Easy [SAR-148]
7. You're Working Out Your Bag [SAR-134]
8. Tell Me [SAR-134]
9. The Chalk Line [SAR-141]
10. Teach Me [SAR-109]
11. The Lover (previously unreleased version)
12. Missy Sally (previously unreleased)
13. Gonna Have A Good Time (Session Chatter)
14. Gonna Have A Good Time (previously unreleased)
15. Put Me Down Easy (Single Version)
16. If I Could Only Hear [1959, Checker 935]
17. I'm Falling [1959, Checker 925]
18. Do You Wanna Dance (Yea Man) [1965, Distination 601]

アマゾン ではレーベルとして abkco と表示されているが abkco の公式サイトには何の情報もないし(7月17日付で abkco のサイトに NEWS が掲載された。 http://www.abkco.com/index.php/news/all/0/The-Complete-SAR-Records-Recordings-by-LC-Cooke-Hits-Stores-729 ),昨年 SAR 傘下の Derby の作品(Billy Preston "16 Yr. Old Soul") をリリースしてくれた Real Gone Music のサイトからも情報が出てこないので,本当に発売されるのか・・・と不思議に思っていたら,何と,英 ace が・・・・(?_?)
http://acerecords.co.uk/the-complete-sar-recordings

米 Real Gone Music より 英 ace のほうが契約条件が良かったので,abkco が乗り換えた・・・ということだろうか?
abkco のやることは訳が分からない・・・(^_^;)

1.〜 10. はシングルとしてリリースされたことがあり LP としても発売される予定だったが,Sam Cooke の突然の死のためにお蔵入りになってしまった・・・ということらしい。
○ 'Magic Words'/'Teach Me' [SAR-109] -1960
○ 'The Lover'/'Sufferin'' [SAR-112] -1961
○ 'Tell Me'/'You're Workin' Out Your Bag' [SAR-134] -1962
○ 'The Wobble'/'The Chalk Line' [SAR-141] -1963
○ 'Put Me Down Easy'/'Take Me For What I Am' [SAR-148] -1964

'The Wobble' と 'Put Me Down Easy' だけ,↓ で CD 化されたことがある。
◎ V.A. "Sam Cooke's SAR Records Story (2 CDs)" [SAR/abkco 2231-2] -1994
 ↑ 以降,SAR/Derby の音源のリイシューは全く進んでいなかったのだが・・・・。
持っているという権利を振りかざすだけでは一銭にもならず,商品として市場に流通されることで初めて利益が発生するということに,abkco もようやく気が付いたのだろうか・・・(^_^;)

'Take Me For What I Am' は,後に Lou Rawls がカバーしている。バックで演奏しているのは Fame Gang。
● Lou Rawls "Bring It on Home" [Capitol ST-479]
 I-4. 4. Take Me For What I Am
Lou Rawls - Take Me For What I Am @Youtube
http://youtu.be/8q-6ANnXgr4


L.C. のオリジナルとは曲調が異なり,歌詞も一部変更されているが,ほぼ同じ曲。
L.C. - Take Me For What I Am @Youtube
http://youtu.be/SE5urBe6GRQ



11.〜 18. の内,完全な未発表曲は 'Missy Sally' と 'Gonna Have A Good Time' だけ・・・?
16.〜 18. の3曲は,SAR 以外のレーベルからリリースされた曲の再録あるいはデモ・バージョンか・・・?
(7月17日付で掲載された abkco の情報によると,Checker や Destination のバージョンそのものらしい。)

2014年7月15日 15時48分 | 記事へ | コメント(7) | トラックバック(0) |
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2014年07月02日(水)
Google Analytics 集計 (2014, 1-6)
2014年上半期(2014/01/01〜06/30) における当ブログの集計は,以下の通り。
*ベージビュー数・・・・・17,964 {18,946} -5.2%
*セッション数・・・・・・・12,927 {13,305} -2.8%
*ユーザー数・・・・・・・・・4,025 {3,693} +8.9%

2013年下半期(2013/07/01〜12/31) の集計{ } に比べると微減にとどまり,ユーザー数には復活の兆しが・・・。
SONGs often Covered のカテゴリー内の記事の整理もようやく半分近くまで来たので,それが終わったら従来のペースに戻りたい・・・(^_^;)

トップ・ページ[11,641] 以外のタイトル別のコンテンツで,ページビュー([ ]) が60以上あったのは,↓
1. The Complete Fame Singles Vol.1 [120]
 手持ちの CD にも Arthur Conley 'I Can't Stop (No, No, No)' の1分17秒あたりに「音飛び(音の瞬断?)」があった。同曲はこれまでにも CD 化されたことがあり,それらに異常は無かった。もし,今回初めて CD 化された曲に「音飛び」があったら,交換を要求したかもしれない・・・(^_^;)
 Clarence Carter 'The Road Of Love' のシングル・バージョンのマスター・テープは,もう存在していない・・・?

2. Blues & Soul records [102]

3. Sam Cooke "Complete Singles 1956-1962" [82]
 著作権や著作隣接権の保護期間は,ほぼ確実に延長されることになりそうだ。延長そのものよりも,それらの権利の侵害が親告罪でなくなることのほうが影響が大きいような気がするのだが・・・。

4. 『私はリズム&ブルースを創った』 ジェリー・ウェクスラー [71]
 原書が出版(1993) されてからも Jerry Wexler は2008年まで生きていたわけだから,ほとんど引退状態だったにしても,その間の彼の様子について,原書には無くても何らかの情報を追加しておいて欲しかった。

5. Wilson Pickett "Live In Japan" [68]
 このアルバムと同じように,日本でのライブ録音のリイシューが熱望されている Otis Clay "Live" は,どうなってしまっているのだろう? 最初の来日時のライブは LP でも CD でも日本盤だけ?・・・ということは,少なくともマスターのコピーくらいは,日本のどこかに保存されているのでは・・・?

6. Bettye Swann "The Atlantic Recordings" [64]
 Atlantic 関連の音源は着々と発掘が進んでいるが,Billy Preston "16 Yr. Old Soul" に続いて,SAR/Derby 関連の CD 化も,ぜひともお願いしたい・・・m(_ _)m
↓ がリリースされるというニュースが・・・(?_?)
○ L.C. Cooke "The Complete SAR Records Recordings" [ace CDCHM 1412]

7. iPod classic (160GB) [64]
 購入した直後は,ハード・ディスクを持ち運ぶ・・・しかも,アクセスしながら・・・ことに対して不安が付きまとっていたが,「慣れ」というのは,恐ろしいものだ・・・(^_^;)
 最近は,cloud に保存してしまう iTunes Match というサービスも始まったらしい。8インチのフロッピー・ディスクを後生大事に使いまわしていた世代の人間には,もうついていけない・・・(T_T)

8. Bobby Womack "The American Singles" [61]
 「天国」というものがあるかどうかは知らないが,もし,そこで Sam Cooke と出会っているなら,二人はどんな会話を交わしているだろう・・・?
2014年7月2日 00時00分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年07月01日(火)
Joe Henry "Invisible Hour"
Joe Henry "Invisible Hour" [Work Song WSD0022CD]

Joe Henry の新作。
どうせ少し遅れて日本盤が発売されるだろうから,それを予約注文すればいいと思っていたのだが・・・。
なかなか日本盤リリースのアナウンスがないので痺れを切らし,2種類ある輸入盤のどちらにするか迷っていたところ,たまたまどちらも在庫のあるタワレコが近くにあったので,実物を見てみると・・・,
Work Song の CD は Earmusic に比べると少々割高ではあるが,'Plus card to download demo recordings ...' というシールが貼ってあった。

そのカードに印刷されているサイトにアクセスして指定されたコードを入力すると,demo recordings だけでなく,CD に収録されている楽曲もダウンロードすることができた。もちろん無料。・・・従って,今のところ,CD そのものは一度も使っていない。

sketches for the studio musicians only として,自身のギターのみをバックに録音されたデモ・バージョンからはっきりと感じられるのは,Bob Dylan の影。
ただし,Dylan よりはメロディアスだし,Dylan より タイム感はノーマルだろうし,Dylan のように悪ぶってきばったりせずにちゃんと声を張って歌っているし,Dylan より曲調はバラエティに富んでいると思うし・・・。
Dylan に比べて足りないのは,カリスマ性だけ・・・? まあ,「カリスマ」というのは,本人がどうのこうのというより,周囲の取り巻き連中が作り上げるものなのだろうが・・・。

2002年に Best Contemporary Blues Album として Grammy を受賞した Solomon Burke "Don't Give Up On Me" [R&B Albums: 91, Billboard 200: 138] をプロデュースしたことで初めて興味を持ったアーティストなので,その前年にリリースされた "Scar" 以降しか聴いていないが,その中では最もすんなりと耳に馴染むアルバムだった。
それは,ようやく Joe Henry の創り出すサウンドに慣れてきたこともあるだろうが,シンプルな demo recordings を同時に聴くことによって,サウンド全体の骨格が捉えやすくなったためであるような気がする。

・・・というわけで,少々割高ではあるが,demo recordings も無料でダウンロードできる Work Song というレーベルからリリースされている CD がオススメ。

2014年7月1日 00時58分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年06月28日(土)
A Treasure Chest Of Northern Soul
Various Artists "A Treasure Chest Of Northern Soul: 30 legendary tracks" [Goldmine GSCD 75]

1. What Is This? (Vocal) - Bobby Womack
2. Don't It Make You Feel Funky - Joe Hicks
3. I Must Love You - Timothy Wilson
4. Remember Me - The Whispers
5. I Found True Love - Billy Hambric
6. Hole in the Wall - J.J. Barnes
7. What Good Am I Without You - Darrow Fletcher
8. You Don't Mean It - Towanda Barnes
9. My Kind of Woman - Edwin Starr
10. Feel Good All Over - Claudie Huey
11. Love Bandit - The Chi-Lites
12. The Very Next Time - Marylynns
13. Gee Baby (You're Driving Me Crazy) - Micky Wilson
14. My Baby Ain't No Play Thing - Willy Harvey
15. I'll Never Let You Go - O'Jays
16. Lovingly Yours - Timothy Wilson
17. Daddy-O - Therese Lindsay
18. Come Back in a Hurry - Rose Batiste
19. What Is This? (Inst) - Fred & Bobbie's Rhythm Section
20. I'll Be There - The Gems
21. You Will Never Get Away - Cholli Maye
22. This Won't Change - Lester Tipton
23. Just a Little Mixed Up - The Furys
24. Watch Yourself - Tony Hestor
25. Now You've Got the Upper Hand - Candi Staton
26. The Day My Heart Stood Still - Ollie Jackson
27. Shing-A-Ling - The Cooperettes
28. This Is It - Ron Baxter
29. I Got the Power - The Masqueraders
30. Don't Wait Up for Me Mama - Barbara & Brenda

Goldmine という「定評」のあるブートレッグのレーベルからリリースされていた CD。
ブートとはいえ,amazon に出品されているくらいだから,それなりに市民権を得ていて,『楽ソウル』 には 「正式に権利を取っていないのでブートレグには違いないが,誰が作って誰が売っているのか身元は明らかにされている」(p.215) として,他のブートとは一線を画す形で紹介されているレーベル。

いくら内容が素晴らしくても,あからさまに違法なブートに手を出すつもりは無いけれども,ワゴン・セールなどで格安のブツを発見すると,ついつい・・・(^_^;)

冒頭の Bobby Womack 'What Is This' は,"Sweet Soul Music" (Peter Guralnick) 巻末の Selected Discography 中(邦訳本 p.033) で ’The Four Tops, Rolling Stones, and Wilson Pickett merge in three minutes of raw soul heaven.’ として紹介されているバージョン。
NS KTF 1629 Bobby Womack What Is This @Youtube
http://youtu.be/x9xaWjIyG3E


後に Minit で録音した LP バージョンとは全くの別物。
Bobby Womack - What is This @Youtube
http://youtu.be/tZa1Vo6D5nQ


表題の CD には,ボーカル抜きのインスト・バージョン(19.) も収録されている。そのバージョンは,シングルとしてリリースされたことは無い・・・?

『Mr.Soul サム・クック』 (ダニエル ウルフ) 中に書かれていた,Sam の葬儀前後の Bobby Womack の品性下劣な振る舞い(pp.384-8) を読んだ後,彼の声を聞くと気分が悪くなっていた時期があり,未だにそのトラウマから抜け出せていないため,彼の声を聞かずにすむインスト・バージョンのほうがはるかにお気に入り。バンド名に Fred & Bobbie's Rhythm Section とある Fred は,Fred Smith のことらしい。

↓ のライブ盤でも,1曲目のインスト・バージョンは単純にカッコイイ・・・と思うのだが,彼の声が聞こえてくると・・・(^_^;)
◎ "The Womack Live" [J!MCO JICK-89159]
● "Soul Seduction Supreme (2 CDs)" [CASTLE/Victor VICP-40027]

ソングライターやギタリストとしての Bobby Womack は嫌いではないが,シンガーとしては,どうしても好きになれない。
従って,彼が亡くなったと聞いても感慨が湧くことはない。

2014年6月28日 22時56分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
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2014年06月22日(日)
Sweet Inspirations "Atlantic Singles"
The Sweet Inspirations "The Complete Atlantic Singles Plus (2 CDs)" [Real Gone Music RGM-0263]

DISC I:
1. Why (Am I Treated So Bad)? [Atlantic 2410] -1967
2. I Don't Want To Go On Without You [〃]
3. Let It Be Me [Atlantic 2418] -1967
4. When Something Is Wrong With My Baby [〃]
5. That's How Strong My Love Is [Atlantic 2436] -1967
6. I've Been Loving You Too Long [〃]
7. Oh! What A Fool I've Been [Atlantic 2449] -1967
8. Don't Fight It [〃]
9. Do Right Woman - Do Right Man [Atlantic 2465] -1967
10. Reach Out For Me [〃]
11. Sweet Inspiration [Atlantic 2476] -1967
12. I'm Blue [〃]
13. To Love Somebody [Atlantic 2529] -1968
14. Where Did It Go [〃]
15. Unchained Meloday [Atlantic 2551] -1968
16. Am I Ever Gonna See My Baby Again [〃]
17. What The World Needs Now Is Love [Atlantic 2571] -1968
18. You Really Didn't Mean It [〃]
DISC II:
1. Crying In The Rain [Atlantic 2620] -1969
2. Every Day Will Be Like A Holiday [〃]
3. Sweets For My Sweet [Atlantic 2638] -1969
4. Get A Little Order [〃]
5. Don't Go [Atlantic 2653] -1969
6. Chained [〃]
7. Gotta Find Me A Brand New Lover (Parts 1&2) [Atlantic 2686] -1969
8. At Last I've Found A Love [Atlantic 2720] -1970
9. That's The Way My Baby Is [〃]
10. Them Boys [Atlantic 2732] -1970
11. Flash In The Pan [〃]
12. This World [Atlantic 2750] -1970
13. A Light Sings [〃]
14. Evidence [Atlantic 2779] -1971
15. Change Me Not [〃]
16. Ain't Nothing Gonna Change Me [Rhino CD 77626]
17. I've Been Inspired To Love You [Unreleased]
18. Little Green Apples / Think / Something [〃]
19. Make It Easy On Yourself [〃]

The Sweet Inspirations の Atlantic 時代の「シングル+未発表曲」集。
冒頭の6曲(I-1.〜 6.) は,Jerry Wexler のプロデュース。
「スウィート・インスピレーションズもまた,60年代のアトランティック教会を支える柱の1本だった。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.228)

その他のプロデューサは,Tom Dowd and Tommy Cogbill(I-7.〜 12.), Tom Dowd(I-13.〜 18. II-1.〜 6.), Ugene Dozier(II-7.〜 11.), Dave Crawford & Brad Shapiro(II-12.〜 19.)。
スタジオもいろいろで,New York から始まって Memphis, Muscle Shoals, Philadelphia など。Muscle Shoals では Fame(II-1.〜 6.) でも Muslce Shoals Sound(II-12.〜 18.) でも録音している。

Not on LP だった曲はそれほど多くない(I-4. 6. II-12.〜 15.) が,このセットには当時の未発表曲(II-16.〜 19.) も収録されている。収録曲のくわしいリスト → SweetInspirations.xls

この時代のアルバム5枚は全て CD 化済み。手元にあるのは,SPY というレーベルの2on1など。
◎ "Sweet Inspirations" [Atlantic/Collectors' Choice CCM-700] -2006
◎ "Songs Of Faith And Inspiration / What The World Needs Now Is Love" [Atlantic/SPY 46001-2] -2002
◎ "Sweets For My Sweets / Sweet Sweet Soul" [Atlantic/SPY 46004-2] -2002

ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000 のシリーズでも1枚ずつリイシューされていて,残っていたゴスペル集の ↓ も8月には発売される予定。
○ Cissy Drinkard&The Sweet Inspirations "Songs Of Faith&Inspiration" [Atlantic WPCR-27798]

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2014年06月19日(木)
Bob Dylan "Slow Train Coming"
Bob Dylan "Slow Train Coming" [Sony SRCS 6338]

 Jerry Wexler の自伝本 『私はリズム&ブルースを創った』 を読んでいて,彼が一緒に仕事をした全アーティストの中で「天才」の称号がふさわしいと考えている3人の内,Ray Charles Aretha Franklin はすぐに見当が付くけれども,残る一人は Solomon Burke Wilson Pickett,あるいは Otis Redding か・・・,Sam Cooke と一緒に仕事をしていたら Sam なのだろうが・・・,などと考えながら読み進めていくと・・・
「ボブは私が一緒に仕事をしたなかで,レイ,アレサ,に続く3人目となる本物の天才だった。」(同書 p.318)

Jerry Wexler が Bob Dylan と知り合うようになったきっかけは,↓ のセッション(1972〜3)。
● Doug Sahm "The Genuine Texas Groover (2 CDs)" [Atlantic/Rhino RHM2 7845]
 ↑ は廃盤になってプレミアが付いていたが,最近リイシューされている。
「ニューオーリンズにとってのマック(・レベナック) 的存在が,テキサスにとってのダグ(・サーム) だ。ウェスタン・スウィングからライトニン・ホプキンスのヒューストン・ブルースまで,素朴なテックスメックスからポルカまで,ダグはあらゆるものを統合し,そこから産みだしたのが,独自のギター・サウンド,独自の歌声,独自の曲だった。そう,ダグはまさしく唯一無二だった。」(同書 p.293)

ほぼ同時期に Jerry Wexler が ↓ に関わったのは,Bob Dylan からの依頼によるもの。
● Barry Goldberg "Barry Goldberg" [Atco WPCR-14839]

その後5年ほどして,Jerry Wexler が Etta James のアルバム "Deep In The Night"[1978] を L.A. でレコーディングしているスタジオに突然 Bob Dylan が入ってきて,「新作をプロデュースしてもらいたい」と告げたのだそうだ。
「すぐさま,私の右腕で共同プロデューサー,バリー・ベケットに準備しておくように伝えた。」(同書 p.318)

翌1979年4月にレコーディングが始まったのは2代目の Muscle Shoals Sound Studios で,現在は Cypress Moon という名前になっているスタジオ。
Cypress Moon Productions Inc
https://goo.gl/maps/1Io0r


初代のあった 3614 Jackson Highway から車なら7〜8分ほどのところにある,かなり大きな建物。その正面に広がっているのは,墓場ではなくテネシー川の広大な流れ。
ただし,住所は初代同様,Muscle Shoals ではなく Sheffield, Alabama ・・・(^_^;)

共同プロデューサでもあった Barry Beckett 以外のバンドのメンバーは,
Drums: Pick Withers, Bass: Tim Drummond, Guitars: Mark Knopfler, Bob Dylan, Percussion: Micky Buckins
というリズム・セクションに,Harrison Calloway がアレンジした Muscle Shoals Horns と女性コーラスが加わっているだけ。
つまり,かつて Muscle Shoals Rhythm Section(The Swampers) と呼ばれたメンバーの中で参加しているのは,Barry Beckett だけ。

ドラムとギターは,このセッションの5ヶ月ほど前にやはり Jerry Wexler と Barry Beckett が共同プロデュースした Dire Straits のメンバー。そのアルバム "Communiqué" は,当時ヒット[Billboard 200: 11] していた。
Mark Knopfler のギターは Bob Dylan 自身もかなり評価していて,後に彼のプロデュースでアルバム "Infidels"[1983] を録音している。
Tim Drummond は,Neil Young のツアー・バンド Stray Gaytors のメンバーで,C, S & N のアルバムやツアーにも参加していたが,James Brown のバックで演奏したこともあるベーシスト。

ロシアからのユダヤ系移民の家庭に育った Bob Dylan が Born again (Christianity) に改宗した時期の作品として,その内容から物議をかもしたアルバムだが,それなりにヒット[Billboard 200: 3] もしている。
シングルカットされた 'Gotta Serve Sombody' もヒット[Hot 100: 24] して,カバーも多い。
Bob Dylan - Gotta Serve Somebody (Live) @Youtube
http://youtu.be/icUVZHRi3ps


このアルバムのリリース後に始まったツアーで歌われたのはキリスト教色の強い新作のみで,旧作は一切歌われなかった。
その「ゴスペル・ツアー」で歌われた新しい曲は,ツアーの途中で再び Muscle Shoals Sound Studios に立ち寄って録音されている。

◎ "Saved" [Sony SRCS 6170] -1980
 バックのメンバーは一部入れ替えられたが,Jerry Wexler と Barry Beckett が共同でプロデュースしたのは,前作と同じ。
その収録曲の内 'Pressing On' が,映画 "Muscle Shoals" の中で Alicia Keys によってカバーされた。
Pressing On [Toronto, April 1980] @Youtube
http://youtu.be/9igU6XZ4Fdg


Alicia Keys - Pressing On @Youtube
http://youtu.be/Hq8o8tZA0Kk


映画のサウンドトラック盤にも収録されている。
● V.A. "Muscle Shoals Original Motion Picture Soundtrack" [Republic B0019278-02]


2014年6月19日 20時05分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年06月13日(金)
Guitar Slim "Things That I Used to Do"
Guitar Slim "The Things That I Used to Do" [Specialty/P-Vine PCD-1909]

Specialty 時代の Guitar Slim と言えば,やっぱりこのジャケ写でなければ・・・。
最近の CD でも,わざわざブックレット中の1ページを割いて,このジャケットを掲載している。

Eddie "Guitar Slim" Jones (1926-59) の大ヒット曲 'The Things That I Used To Do' が録音されたセッションで,ピアノとアレンジを担当していたのは,Ray Charles だった。

Ray Chales の Atlantic 時代のコンプリート集 "Pure Genius" 付属のブックレット中の解説(David Ritz) によると,当時 New Orleans のクラブに出演していた Ray Charles に,Guitar Slim のほうから声をかけたのだそうだ。
"One night he[Guitar Slim] heard me play and asked if I'd help on a session. Why not? When I got there things were a little unorganized, so I took over. I wrote the arrangements, right on the spot. I set the tempo. I led the band. Slim was happy."

Guitar Slim "The Things That I Used to Do" @Youtube
http://youtu.be/fj33EGMbazY

 1953年10月に録音された 'The Things That I Used To Do' は,翌年1月には R&B チャートで1位を獲得し,1954年のベストセラーとなった。
「灼熱の説教的絶叫で,レイ・チャールズに明白なる影響を与えた男。スリムはチャールズの指揮でスペシャルティにヒット曲を,悔恨,改心,悔悟の不朽の賛歌『ザ・シングス・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ』を吹き込んでいた。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.108)

Guitar Slim は「えげつない」ギターの元祖のような人で,同様に過激なギターを弾くジミヘンの場合でもどこかに知性・理性が感じられるのに対して,Guitar Slim の場合は,むき出しの野性・本能しか感じられない・・・(^_^;)
2014年6月13日 07時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年06月11日(水)
Ray Charles "Pure Genius"
Ray Charles "Pure Genius - The Complete Atlantic Recordings 1952-1959 (7 CDs)" [Rhino R2 74731]

Jerry Wexler の自伝本 『私はリズム&ブルースを創った』 を読んでいて,これまでは一部しか聞いていなかった Ray Charles の Atlantic 時代を一通り聴いてみたくなり,いろいろと探していて見つけたボックス・セット。2005年にリリースされていたセットから DVD を省いてパッケージを簡素化し,廉価盤としてリイシューされたもの。

Real Gone Jazz の CD 4枚組セットや,Warner Music の CD 5枚組セットなどもあるが,表題のセットは Atlantic からリリースされた全ての楽曲にリハーサル・セッションまで収録されたコンプリート集で,80ページものブックレットが付属している。コスト・パフォーマンスは悪くないし,音質も申し分ない。

「私がこれまでに仕事をした全アーティストのなかで,『天才』の称号がふさわしい者はわずか3人しかいない。その最初がレイ・チャールズだった。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.116)

十代の半ばからプロとしての活動を始めた Ray Charles は 「白人ヒルビリー・バンド」 と演奏したこともあったそうだが,その最初期のパフォーマンスは,Charles Brown や Nat King Cole のほぼ完全なコピー。

「偉大なる元祖ともてはやされる男だが,レイ・チャールズはじつのところ,吸収者で翻案者だった。まごうことなき芸術家であると同時に,商売っけのあるしぶとい生き残り組でもあった。初期はチャールズ・ブラウンやナット・コールの流行歌を小さなクラブで演り,食いつないでいた。」(同書 p.118)

そんな Ray Charles の転機となったのは,Guitar Slim 'The Things That I Used To Do' でピアノとアレンジを担当し,その曲が大ヒットしたことだった。
● Guitar Slim "Sufferin' Mind" [Specialty SPCD-7007-2]

◎ Guitar Slim "ATCO Sessions" [ATLANTIC 81760-2]
 後に Guitar Slim が Atlantic と契約したときのレコーディング・セッション(1956)↑ の様子も同書には詳述されている(pp. 108-10) が,それは破天荒そのもの。当然,Specialty でのセッションもかなり目茶苦茶だったらしい。Ray Charles はそれに参加することで「吹っ切れた」ところがあったのではないだろうか?
そして,その結果生まれた楽曲がヒットし評価されたことが自信につながり,自分も,やりたいように好きなように歌い演奏していいのだと思うようになったにちがいない。

Ray Charles は,最初に Jerry Wexler がプロデュースした New Orleans で行われたセッション(1953) で Guitar Slim の曲をカバーしている。
◎ Guitar Slim "The Chronological Guitar Slim 1951-1954" [Classics 5139]
Eddie "Guitar Slim" Jones Feelin' Sad (1952) @Youtube
http://youtu.be/1H09tcX1WTY


Ray Charles - Feelin' Sad @Youtube
http://youtu.be/9V-3RDE5Pxw

 ↑ でギターを弾いているのは,Edgar Blanchard 。
Gospel を歌っていた Sam Cooke が Pop の世界に足を踏み入れるようになったセッションは,やはり New Orleans で行われ(1956),そこでギターを弾いていたのも Edgar Blanchard だった。
EDGAR BLANCHARD - Let's Get It [Ric 954] 1958 @Youtube
http://youtu.be/z0q173CvXGw


Ray Charles と Sam Cooke には共通点がかなり存在するけれども,その「転機」となったのが New Orleans だったという事実も,その共通点の一つと言えるかもしれない。
「ニューオーリンズには,生ける,いまは亡き,超自然的伝説がそこらじゅうに存在する。さまざまな文化と原始の力がぶつかりあう地。カリブ,フランス,キューバ,クレオール,ケイジャン,南部ふうに揚げたアフロアメリカン・ブルースが衝突する場だ。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.108)
2014年6月11日 01時01分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2014年06月04日(水)
『私はリズム&ブルースを創った』 ジェリー・ウェクスラー
『私はリズム&ブルースを創った ―― 〈ソウルのゴッドファーザー〉自伝』 ジェリー・ウェクスラー / デヴィッド・リッツ 著,新井崇嗣 訳,みすず書房 刊

みすず書房内の紹介ページ ↓
http://www.msz.co.jp/book/detail/07831.html

原題の "RHYTHM AND THE BLUES - A Life in American Music" を,どう意訳すると邦題になるのか・・・(?_?)

おそらく昨年,邦訳されて出版された ↓ を意識したものなのだろうが・・・
□ 『アトランティック・レコードを創った男 アーメット・アーティガン伝』 ロバート・グリーンフィールド 著,野田恵子 訳,折田育造 監修,スペースシャワーブックス 刊
 ↑ の原題は "THE LAST SULTAN - The Life And Times Of Ahmet Ertegun" で,これも完全な「超訳」だけれども,Ahmet Ertegun が Atlantic Records の創立メンバーだったというのは「事実」。しかし,Jerry Wexler が Rhythm and Blues を「創った」という事実は無い。

Jerry Wexler は,Billboard の記者だった頃(1949) に,当時「レイス・レコード」と呼ばれていた黒人レコード・チャートの名称を「リズム&ブルース」に変えたらどうかと提案(本書 pp. 71-72) し,それが定着したに過ぎない。つまり,その時点で既に 'Rhythm and Blues' という名称がふさわしい音楽は巷にあふれていた。

もう一つ解せないのが,帯の背の部分にある「すべてのブラック・ミュージックファンへ」という文句。原題のサブ・タイトルにあるように,本書で扱われているのは American Music であって,「ブラック・ミュージック」ではない。
「ありがたいことに,私[Jerry Wexler] がアトランティックに入ったのはちょうど,黒人と白人をきっぱりと分けていた境界線が消えはじめるという,米音楽界におけるあの幸福な転換期だった。さまざまなものが次々にぼやけていき,アトランティックはその崩壊の恩恵を受けると同時に,その動きに寄与した。」(本書 p.102)
一部のスポーツ紙や週刊誌ならセンセーショナルなタイトルを付ければ売り上げが伸びるかもしれないが,本書の場合は,読者層を限定するような売り方は逆効果のような気がするが・・・(^_^;)


この本の原書は1993年に出版されていて,その内容は部分的にはいろいろな記事やアルバム解説等に引用されていたが,こうやって全文が翻訳されたおかげで,その部分の前後も読むことができるようになったのはありがたい。
例えば,Eddie Hinton を形容する言葉として 'White Otis Redding' という有名な表現があるけれども,それは,Jerry Wexler が Bob Dylan を Muscle Shoals でプロデュースしたエピソードについて書かれた章の1ページに書かれていたものだった。
その最後の一節は,
「ボブ・ディランとエディ・ヒントン。かれらが真の友(ソウル・ブラザーズ) だったことを思い出すたび,なんとも不思議で,なんとも素敵な気持ちになる。詩人がふたり,一方は世界的に知られ,もう一方はわずかな友人,隣人,ファンに知られているのみ。ふたりとも心を震わせるアーティストだった,ふたりとも輝いていた。」(本書 p. 323)

Bob Dylan と Eddie Hinton が出会ったのは ↓ のセッション(1972) 。そして,それが Bob Dylan の初めての Muscle Shoals 体験だった。
● Barry Goldberg "Barry Goldberg" [Atco WPCR-14839]

Jerry Wexler は自分がプロデュースしたわけでもないのに,同じページで ↓ を「歌手エディの深遠なる魂が刻まれた,熱き記録」として紹介している。
● Eddie Hinton "Very Extremely Dangerous" [Capricorn 314 536 111-2]

1978年にリリースされた ↑ をプロデュースしたのは,Barry Beckett。
Jerry Wexler は,Barry Beckett を Muscle Shoals Rhythm Section(The Swampers) の「事実上のリーダー」だったと語っている。(本書 p.210)
当時,Barry Beckett が Muscle Shoals で行っていたアレンジの手法では,コードをシンプルな番号で表していた。そのやり方は,Rod Stewart も ↓ のアルバムのセッション(1975) で体験したそうだ。
● Rod Stewart "Atlantic Crossing [Collector's Edition] (2 CDs)" [Warner Bros. 8122 79868-4]

「どの地やどの人間よりも,マッスル・ショールズは私の人生を変えた。音楽的に,そしてありとあらゆる面で。」 (本書 p.196)
Jerry Wexler にとっての「マッスル・ショールズ」は,Barry Beckett を「リーダー」とする Muscle Shoals Rhythm Section であって,Fame Gang について本書では一言も触れられていない。

Jerry Wexler が,Muscle Shoals Rhythm Section の連中をそそのかして独立させたり,Sound Of Memphis のスタジオから The Dixie Flyers を引き抜いた(本書 p.257) ことは知っていたが,Chips Moman が Stax から出て行くきっかけにもなっていたらしい。
「商売を始めるというチップスに,私は口約束で5000ドルを貸していた。」(本書 p.256)
結局のところ,Jerry Wexler がアメリカ南部に来てやったことは,スタジオの内部を引っかきまわしただけ・・・(^_^;)


他にも面白いエピソードが満載の本だけれども,個人的に興味深かったのは,Bert Berns について書かれた章 "The Big Bang!"。
「バートは1967年12月に心不全で死んだ。38歳だった。葬儀に,私は出なかった。」(本書 p.175)
Jerry Wexler にとって,Bert Berns はかなり嫌な奴だったらしい。
その同じページに,バート・バーンズが「英国でギタリストのジミー・ペイジを見つけ,R&B セッションで使おうとアメリカに連れてきていた。」とあるのだが,Bang レーベルからリリースされたシングルの中には Jimmy Page の参加した曲があるのだろうか・・・?
2014年6月4日 23時52分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2014年05月27日(火)
Hugh Laurie "Didn't It Rain"
Hugh Laurie "Didn't It Rain [Bookpack] (2 CDs)" [Warner Bros. 825646457106]

1. The St. Louis Blues
2. Junkers Blues
3. Kiss of Fire - with Gaby Moreno
4. Vicksburg Blues - with Taj Mahal
5. The Weed Smoker's Dream - with Gaby Moreno
6. Wild Honey
7. Send Me To The 'Lectric Chair - with Jean McClain
8. Evenin'
9. Didn't It Rain - with Jean McClain & Gaby Moreno
10. Careless Love
11. One For My Baby
12. I Hate A Man Like You - with Jean McClain
13. Changes
[Bonus Tracks]
14. Day & Night
15. Junco Partner
16. Louisiana Blues
17. Staggerlee
18. Unchain My Heart

きっかけは Joe Henry が新譜をリリースするというニュース。現時点では通常盤[Earmusic] と デジパック仕様[Work Song] の2種類の CD と MP3ダウンロード がアナウンスされている。
● Joe Henry "Invisible Hour" [Work Song WSD0022CD]

早速,予約の準備を始めると同時に最近はどんな作品をプロデュースしているのだろうと調べていると,表題のアルバムを発見した。
Hugh Laurie が 'Let Them Talk' をカバーしていることは分かっていたが,彼が主演した TV "Dr. House"(アメリカでは第8シーズンまで放映されたそうだ) を何度か見たこともあり俳優が本職であることも知っていたので,さほど関心は持てなかった。今回調べると,そのデビュー作も Joe Henry のプロデュースであることが判明したので,入手済み。
◎ Hugh Laurie "Let Them Talk (Special Edition)" [Warner Bros. 2464664003] -2011

Hugh Laurie は "Dr. House" のシリーズが完結した後,本格的にミュージシャンとして活動しツアーを回っているようだ。
彼の公式サイト ↓
http://hughlaurieblues.com/home.htm

アメリカ南部の音楽(Blues, Gospel, R&B, Jazz, etc.) に憧れて,イギリス生まれの白人が作ったアルバム。
Hugh Laurie 本人が Joe Henry にプロデュースを依頼していて,バンドのメンバーは Joe Henry のセッションでおなじみの Jay Bellerose(Drums),David Piltch(Bass),Patrick Warren(Keyboards),Greg Leisz(Guitars) など。
Norah Jones の ”Not Too Late” までのアルバムで演奏していた Kevin Breit というギタリストが Joe Henry のセッションに参加するのは,Hugh Laurie のアルバムが初めて・・・?

Hugh Laurie の歌は味わい深く,ピアノやギターの腕もなかなかのもので,単なる俳優の余技の域を超えている。
Hugh Laurie - Didn't It Rain - (The Making Of Trailer) @Youtube
http://youtu.be/KM-t3fkH1vM


全体的なサウンドは,同じように Joe Henry がプロデュースした Allen Toussaint のアルバムの Jazzy な感じに,Aaron Neville の Gospel 風味をミックスして,さらに Blues をふりかけたもの。
Allen Toussiant "The Bright Mississippi (+2)" [Nonesuch WPCR-13336] -2009
● Aaron Neville "I Know I've Been Changed (+1)" [tell it/EMI TOCP-70987] -2010

ますます Joe Henry の新作が楽しみになってきたが,彼の作品がこの Hugh Laurie のアルバムのように,とっつきやすく分かりやすいとは思えないので,耳にする回数はこちらのほうが多くなりそうだ・・・(^_^;)s(
2014年5月27日 17時00分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年05月03日(土)
A Tribute to Jackson Browne
Various Artists "Looking Into You - A Tribute to Jackson Browne (2 CDs)" [Music Road MRR CD 018]

DISC I:
1. These Days - Don Henley
2. Everywhere I Go - Bonnie Raitt, David Lindley
3. Running on Empty - Bob Schneider
4. Fountain of Sorrow - Indigo Girls
5. Doctor My Eyes - Paul Thorn
6. For Everyman - Jimmy Lafave
7. Barricades of Heaven - Griffin House
8. Our Lady of the Well - Lyle Lovett
9. Jamaica Say You Will - Ben Harper
10. Before the Deluge - Eliza Gilkyson
11. For a Dancer - Venice
12. Looking into You - Kevin Welch

DISC II:
1. Rock Me on the Water - Keb' Mo'
2. The Pretender - Lucinda Williams
3. Rosie - Lyle Lovett
4. Something Fine - Karla Bonoff
5. Too Many Angels - Marc Cohn
6. Your Bright Baby Blues - Sara And Sean Watkins
7. Linda Paloma - Bruce Springsteen And Patty Scialfa
8. Call It a Loan - Shawn Colvin
9. I'm Alive - Bruce Hornsby
10. Late for the Sky - Joan Osborne
11. My Opening Farewell - J.D. Souther

Jackson Browne トリビュート・アルバム

何はさておき,Lucinda Williams の歌う 'The Pretender' が・・・
Lucinda Williams ~ The Pretender...w/Lyrics (Tribute to Jackson Browne) @Youtube
http://youtu.be/iG15rOBG5y8


初めて聴いたときはオリジナルとのアレンジの違いにとまどったが,聴き込んでいくうちに・・・(T_T)・・・(ToT)・・・(TOT)
若い頃に Jackson Browne のオリジナル(1976) を愛聴し,それなりに年齢を重ねた世代の人間にとっては,たまらないものがある。
◎ "The Pretender" [Warner 20P2-2081]

Lucinda Williams は昨年から Jesse Winchester や John Denver のトリビュート・アルバムでも歌っていて,それら ↓ と同じセッションで録音された曲のようだ。
Mississippi You're On My Mind - Lucinda Williams @youtube
http://youtu.be/dpaHCnVdrcU

This Old Guitar - Lucinda Williams from The Music Is You: A Tribute to John Denver @Youtube
http://youtu.be/6Lah7At5S3Y


いずれの曲でも涙腺を刺激するギターを弾いているのが,Doug Pettibone 。

彼は Lucinda Williams のバンドのメンバーとして活動していたことがあったし,Lucinda も参加していた Gram Parsons のトリビュート・コンサートで,キース(10弦ギター!) が歌い始める 'Wild Horses' のギター・ソロも担当していた。
Keith Richards and Friends - Wild Horses, live 2004 @Youtube
http://youtu.be/B2sNYUQlV7c



Youtube で検索すると,Gary U.S. Bonds も 'The Pretender' を歌っていた。
Gary U.S. Bonds - The Pretender @Youtube
http://youtu.be/P7nEM0823w0


日アマで検索すると,その曲の収録された CD が手頃な値段で見つかったので早速注文して入手済み。
◎ Gary U.S. Bonds "Dedication / On The Line" [EMI/BGO BGOCD852] -2009
 ↑ の2枚のアルバムで Gary U.S. Bonds をサポートしているのは,Bruce Springsteen & The E Street Band 。
'The Pretender' のアレンジがオリジナルと似通っているのも当然で,ピアノを弾いているのはどちらも Roy Bittan。
ちなみに Gary U.S. Bonds は,'Let Them Talk' をカバーしているシンガーの一人。
◎ Gary U.S. Bonds "Let Them Talk" [free world FREEM5018] -2009

そういえば,Bruce Sprinsteen と Jackson Browne がデュエットしたこともあったはずだと思って調べていると,↓ も CD 化されていたので,これも早速注文して入手済み。もちろん,値段が高ければ手が出なかったが・・・(^_^;)
◎ V.A. "No Nukes - The Muse Concerts For A Non-Nuclear Future (2 CDs)" [Elektra 60592 2]
05 
 II-8. Stay - Bruce Springsteen, Jackson Browne & The E Street Band
stay - bruce springsteen and jackson browne @Youtube
http://youtu.be/hbNC0CvsJnA

 ↑ は,アナログでも持っていた記憶がある。
スリーマイル島の事故(1979) の後に行われた反原発のコンサート。
チェルノブイリ(1986) の前で,まだ,原発の事故などよその国の他人事だと思っていた平和な時代だった。
2014年5月3日 22時08分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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