日アマにはサウンドトラック盤しかないが,米アマには instant video(48 hour rental) [ASIN: B00FGM0JTY] などが登録されている。その2時間近い映画の内容は ↓
The incredible story of a tiny Alabama recording studio that produced some of greatest hits of all time. Aretha Franklin, Mick Jagger, Keith Richards, Percy Sledge, Alicia Keys, Bono and more bear witness to its magic.
トレイラーの一部にモノクロの部分があるが,それは Sweden のテレビ局が作成したドキュメンタリー ↓ からの引用。
□ FAME Recording Studios, spring 1970 (B/W, 34min、4:3)
公式には DVD 化されておらず,字幕が Sweden 語のみで英文はそこそこ読めてもリスニング能力がお粗末なため,残念ながら・・・(^_^;)
そのドキュメンタリーには,Freeman Brown など Fame Gang と呼ばれたスタジオ・ミュージシャンが登場しているけれども,表題のサウンドトラックには Fame Gang による演奏は含まれていない。
少なくとも,こういう内容の本を出版されるのであれば,Rick Hall 本人に直接インタビューして自説の真偽を確認する位のことはしていただきたかった。
巻末のディスコグラフィも雑なもので,がっかりした。
いくらなんでも今時,「大御所」の説だからといって,それをそのまま鵜呑みにするような単純な人間はいないと思うが・・・(^_^;)
表題のサウンドトラック盤の収録曲のうち,最後の 'Pressing On' だけが,この映画のために新たに録音されたもの。
Produced by: Alicia Keys / Exec Producers: Rick Hall, Greg Camalier, Stephen Badger というクレジットがあり,演奏しているのは,Alicia Keys(Vocals and Piano) の他に,Guitar: Larry Byrum & Jimmy Johnson / Drums: Bryan Owings / Bass guitar: David Hood / Wurlitzer: Spooner Oldham など。
Alicia Keys が歌っているのは,Bob Dylan が Muscle Shoals で録音したアルバム ↓ に含まれていた曲。
◎ Bob Dylan "Saved" [Sony SRCS 6170] -1980
以前から Jimmy hughes と Etta James の Fame での出来がかなり違うので不思議に思っていたところ。
あーそうだったのかぁと感心してしまった。
しかし、ウォマックの件にしても、「今となっては確認するすべがない」と言っていますが、二人とも健在ですよね。
あとがきで、「これはまだ序章にすぎない」らしいので、
この際、Rick Hallの自伝を御願いしたい^^
Earl Gaines の2枚の LP もボートラが追加された CD がかなり以前にリリースされているのに,あの本の巻末のディスコグラフィに掲載されていないのは,聞き比べられると不都合があるのではないかと勘繰りたくなってしまう・・・(^_^;)
● Earl Gaines "24 Hours A Day" [Black Magic 9037] -1998
● Earl Gaines "Lovin' Blues: The Starday-King Years, 1967-73" [WESTSIDE WESA 802] -1999
http://youtu.be/i5q4QOnU7kM
Candi Statonの他の面子は、John Paul White、Jason Isbell、Spooner Oldham、Jimmy Johnson、David Hood。ニューヨークのEd Sullivan Theatreでのライヴです。
Jimmy Johnson のギターの弾き方にキースとの類似性を感じてしまいました・・・(^_^;)
Candi Staton の新しいアルバムのリリースはまだですよね・・・?
昨年来日したときのインタビューで,彼女は 「フェイム・ギャング」 という言葉に反応を示していませんでした。
「ミュージシャンを急きょ呼び集めて,フェイム・バンドの人たち(『ギャング?』と聞いたが,答えは『バンド』)。」(インタビュー・文/新井崇嗣,Blues & Soul reocrds No.107,p.17)。
「スウィート・ソウル・ミュージック」 の翻訳者でもある新井崇嗣氏が Blues & Soul records No.113,pp.64-67 で,あの本について必死でフォローしておられたのには,涙ぐましいものを感じました。
この際,英語に堪能な新井氏と「大御所」がコンビを組んでアメリカに渡り,Rick Hall 本人や Fame Gang の残っている連中に直接インタビューして,本当の「真実」を解き明かしていただくことを期待したいです・・・m(_ _)m