ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年04月17日(木)
The Sweet Sounds Of Muscle Shoals
V.A. "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals vol. 1: Tear Stained Soul" [Overture 34901-2]

V.A. "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals vol. 2: High on the Hog" [Overture 34902-2]
V.A. "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals vol. 3: You Better Believe It !" [Overture 34903-2]
V.A. "The Sweet Sounds Of Muscle Shoals vol. 4: More Power to Ya!" [Overture 34904-2]

John Ridley のライナーには This LP contains .... などという記述があったので,この4枚は,LP としてリリースされていたもののストレートな CD 化だと思っていたのだが・・・。
「この5枚の LP を4枚の CD にまとめたものもリリースされているようだ。」 『楽ソウル』p.243

本に掲載されている5枚の LP の収録曲と4枚の CD の内容を比べてみると,Vol.5 の LP の収録曲の一部が Vol.1 の CD に入っていたり,Vol.1 〜 4 の LP の曲で,CD には収録されていないものがある・・・?
収録曲のリストは,→ SouthCamp-Quinvy.xls

結局,LP1枚分ほどの曲が4枚の CD には含まれていなかった。
"Rare Soul From Alabama" や Don Varner,Bill Brandon,Tony Boders の単独 CD に収録されている曲もあるのだが,Al Johnson,The Demon Brothers,Ruby Winters などの10曲ほどが CD では聴けないのは,残念。

この4枚の CD は廃盤だが,中心となる3人の楽曲がまとめて CD 化されているためか,一時に比べれば Vol.2 以外は,それほど高くない値段で出品されている。
もちろん,そういう廃盤 CD に手を出すのは,↓ の3枚のアルバムを聴いて味わいつくしてからでも,決して遅くはない。

● Don Varner "Finally Got Over!: Deep Soul from the Classic Era" [RPM/Shout RPMSH 299]
 いちばんのお気に入りは,"You Left The Water Running"。Otis Redding のデモ・バージョンよりはるかに Otis らしい仕上がり。
かなりの曲で,Eddie Hinton がソングライター兼プロデューサとして活躍している。

● Tony Borders "Cheaters Never Win: The Quinvy Sessions from Muscle Shoals" [Soulscape SSCD 7002]
 "Lonely Weekend" は Charlie Rich,"Gentle On My Mind" は Glen Campbell の曲。ディープ・ソウルとカントリー・ソウルが決して相反するものではないことを証明できるシンガー。
"You Better Believe It" や "Cheaters Never Win" の歌や演奏の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。一部のマニアだけの愛玩曲にしてはいけない。

● Bill Brandon "On The Rainbow Road: The Muscle Shoals and Birmingham sessions" [Soulscape SSCD 7001]
 Don Varner や Tony Borders が未発表曲も含めて CD 化されているのに,Bill Brandon だけ一部の未発表曲が収録されていない。CD 1枚に収まりきらなかったのであれば2枚にして,その分少々割高になったとしても誰も文句を言わなかったはずだが・・・。
Bob Dylan にしては珍しくシンプルでストレートなラブ・ソング "I'll Be Your Baby Tonight" や Barry Mann と Phil Spector が書いた The Righteous Brothers のヒット曲 "You've Lost That Lovin' Feeling",Burt Bacharach/Hal David 作で Jackie DeShannon のヒット曲 "What The World Needs Now" なども,ぼくは大好きなんですが・・・(^_^;)

"Rainbow Road" は,CD でも2種類の長さのバージョンがある。
◎ V.A. "Down & Out: The Sad Soul of the Black South" [TRIKONT US-0243]
 12. Rainbow Road [2:55]
◎ V.A. "History of R&B (5 CDs)" [DISKY DB 993022]
 Disc 2: 11. Rainbow Road [2:59]
いずれにしても,この曲については,ぼくも Arthur Alexander のバージョンのほうが好き。

2008年4月17日 23時49分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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