ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2013年10月01日(火)
Billy Preston "16-Yr. Old Soul"
Billy Preston "16-Yr. Old Soul (+2)" [Real Gone Music RGM-0195]

1. Greazee (J.W. Alexander, Billy Preston, Fred Smith)
2. Lost and Lookin' (J.W. Alexander, Lowell Jordan)
3. I Can't Stop Lovin' You (Don Gibson)
4. Born to Lose (Frankie Brown)
5. Ain't That Love (Fred Smith)
6. Bring It On Home to Me (Sam Cooke)
7. God Bless the Child (Billie Holiday, Arthur Herzog Jr.)
8. Pretty Little Girl (Irenen Redmond, J.W. Alexander)
9. In the Spring (Lowell Jordan)
10. Good News (Billy Preston, J.W. Alexander, Fred Smith)
11. Sweet Thing (Unknown)
12. Win Your Love for Me (Sam Cooke)

<10月1日 追記>
Sound Restoration & Archiving: ABKCO Studios, NY というクレジットがあり,あのおなじみの abkco のマークも見える。
これを皮切りに SAR / Derby 関連の音源がリイシューされるようになればありがたいのだが・・・。
相手が abkco なので,どうしても疑心暗鬼にならざるを得ない・・・(^_^;)

プロデューサとしてクレジットされているのは,J.W. Alexander と Fred Smith という人物。
Fred Sledge Smith(1933-2005) は,AllMusic によると,The Olympics のマネージャー兼ソングライターとして活躍していた人なのだそうだ。ストーンズ・ファンにはおなじみの Bob & Earl 'Harlem Shuffle' の co-producer でもあったらしい。

1963年の2月と3月に録音されていて,この2つのセッションの間に "Night Beat" が録音されている。
Feb. 8 (2.〜 4. 7.〜 9. 11. 12.)
Billy Preston - piano, organ
Tommy Tedesco - guitar
Clifford Hills - bass
Milt Turner - drums

Mar. 5 (1. 5. 6. 10.)
Billy Preston - piano, organ
Gene Edwards - guitar
Clifford Hils - bass
Earl Palmer - drums


<8月16日 記>
Billy Preston(1946-2006) の1st LP [1963, Derby LPM-701] にボーナス・トラック(11. 12.) を追加した CD。
iTunes Store では以前からダウンロード可能だったらしいが,日アマでも CD の予約(10月1日発売予定) が開始された。

6. 12. は,Sam Cooke のカバー。10. については,まだこの時点で Sam Cooke は 'Ain't That Good News' を録音していないので,Sam が下敷きにしたゴスペル・ナンバーのカバーということになる。

'Greazee' だけ,V.A. "Sam Cooke's SAR Records Story (2 CDs)" で CD 化されたことがあるけれども,その他の曲は初 CD 化のはず。
http://www.realgonemusic.com/news/2013/8/12/billy-preston.html
↑発売元の Real Gone Music のサイトによると,ABKCO と正式に契約を交わした上でのリリースのようだ。これをきっかけに SAR/Derby の音源の CD 化が進むことを期待したいが,なにしろ ABKCO のやることだから・・・(^_^;)

これをリリースする Real Gone Music というレーベルは,Sam Cooke "8 Classic Albums Plus Bonus Singles (4 CDs)" などを発売している UK の会社ではなく,同様にリイシュー専門だが USA の会社で,手元にあるのは ↓ のような CD。
● Little Willie John "Complete Hit Singles A's & B's (2 CDs)" [Real Gone Music RGM-0046]
◎ Timi Yuro "The Complete Liberty Singles (2 CDs)" [RealGoneMusic RGM-0066]
◎ Sam Samudio "Sam, Hard And Heavy (+1)" [Atlantic/RealGoneMusic RGM-0116]
◎ Sam Dees "The Show Must Go On (+6)" [Atlantic/Real Gone Music RGM-0117]
◎ Larry Williams "That Larry Williams - The Ressurection of Funk" [RealGoneMusic RGM-0147]
↑を見るかぎりでは非常に丁寧な仕事をするレーベルのように思える。ABKCO に足を引っ張られなければいいのだが・・・。

表題のアルバムをリリースしたとき Billy Preston はアルバム・タイトル通り16歳だったが,その時点でもミュージシャンとしてかなりの経験を積んでいた。Youtube には,早熟の天才少年の姿が捉えられた ↓ のような動画もアップされている。
11-Year-Old Billy Preston & Nat 'King' Cole - Blueberry Hill 1957.flv @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=kxSHBIXfFPE


SAR/Derby のあと VeeJay や Capitol と契約していた時代の作品は,CD 化済み。
◎ "Soul Derby: Complete Vee Jay Recordings 1964/1965" [Vampisoul VAMPI CD 006] -2003
◎ "Wildest Organ In Town / Club Meeting" [Stateside/EMI 537475 2] -2004

その後,Apple,A&M を経て Motown に所属していた時代にリリースしたアルバム(1981) もリイシューされる予定で予約が始まっているけれども,こちらはちょっと手が出そうもない。
○ Billy Preston & Syreeta "Billy Preston & Syreeta: Expanded Edition" [Soulmusic Records ]
↑のジャケ写で,女性に迫られている Billy Preston の表情がさほど嬉しそうでもないように見えるのは不思議だが,Keith Richards の自伝『ライフ』(p.402) を読むと納得できる。


2013年10月1日 19時15分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK / COVERs of Sam Cooke / BEST 10 CDs in 2013 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/1266/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク