ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年12月28日(水)
Hammersmith Odeon, London '75
Bruce Springsteen & The E Street Band "Hammersmith Odeon, London '75" [MHCP 931]

1. Thunder Road 2. Tenth Avenue Freeze Out 3. Spirit In The Night 4. Lost In The Food 5. She's The One 6. Born to Run
7. The E Street Shuffle (〜 Having a Party ?)
8. It's Hard To Be A Saint In The City 9. Backstreets 10. Kitty's Back 11. Jungleland 12. Rosalita (Come Out Tonight) 13. 4th Of July, Asbury Park (Sandy) 14. Detroit Medley 15. For You 16. Quarter To Three

"Born To Run (30th Anniversary Edition)" [Sony Music MHCP 930-2] のボックス・セットに含まれている DVD。

ほとんど後悔していないのだが,だまされて(?)買ってしまった・・・(^_^;)
もちろん,見てみたい聴いてみたいとは思っていたものの,値段が値段だけに,そのうち中古ショップで・・・と考えていたところ,レコ・コレ誌(2006 Vol.25, No.1) の pp.106-7 の記事に「続くサム・クックの陽気な『ハヴィング・ア・パーティ』さえもがスローなアレンジに改められている」とあったので,俄然買う気になり,しかもタイミングよく新古品扱いの日本盤が \5K 以下で入手できた。

ところが,箱やライナーには "Having a Party" の表記がどこにもない・・・?
首を傾げつつ DVD をセットして,7. The E Street Shuffle を再生してみたら,10分近くしてやっとそれらしい箇所があった。
クレジットがなくても,本格的にカバーしているのなら abkco からクレームが付くのでは・・・と思っていたけれども,この程度ではさすがの abkco も文句の言いようがないかも・・・(^_^;)

同じ New Jersey 出身の兄弟バンドともいえる Southside Johnny & The Asbury Jukes が,その "Having a Party" も含めて,メドレーとしてではあるが Sam Cooke の曲をかなりカバーしているので,期待していたのだが・・・。
◎ Southside Johnny & The Asbury Jukes "Live - Reach Up And Touch The Sky" [Mercury 826 285-2]

購入の動機が以上のような不純なものだったため,その点ではがっかりしたが,内容そのものは素晴らしいので,誤解のないように。
特に,当時いちばんのお気に入りだった "Backstreets" のギター・ソロを,ちゃんとボス自身が弾いていたのには感激した。
サビ部分の "Blame it on the lies that kill us. Blame it the truth that ran us down. 〜 But I hated him. And I hated you when you went away." に続くあのギターを聴きながら,何度涙にくれたことか・・・(^_^;)
2005年12月28日 07時05分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/234/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年12月10日(土)
Live in Europe
Otis Redding "Live in Europe" [ATLANTIC 20P2-2363]

1. Respect [3:48]
2. Can't Turn You Loose [3:24]
3. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) [4:07]
4. My Girl [2:42]
5. Shake [2:55]
6. Satisfaction [3:19]
7. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) [4:30]
8. These Arms Of Mine [2:58]
9. Day Tripper [2:55]
10. Try A Little Tenderness [5:15]

今日は,Otis Redding の命日

ハーレム・スクエアのライブがきっかけで Sam Cooke のファンになった人が多いように,このヨーロッパでのライブを聴いて,Otis のファンになった人もたくさんいるはず。

5. Shake が,Sam Cooke のカバー。
この曲の聴き所は,もちろん Al Jackson Jr. のドラム。
いつもはバックアップに徹してシンプルなパターンを刻むことが多い Al だが,この曲ではド派手に叩きまくっている。
血沸き肉躍るとは正にこのこと。飛び散る汗が目に浮かぶよう。
よほど汗っかきだったのか,Stax-Volt tour のビデオでは肩にタオルをかけて演奏しているけれども,あれはちょっとダサイ・・・(^_^;)

Sam のオリジナルでドラムを叩いていた Earl Palmer ももちろん素晴らしく,彼のライブでのプレイは,Lou Rawls "LIVE!" で聴くことができる。

"Satisfaction" に関しては,実は Otis Redding がオリジナルでストーンズはそれをカバーしたのだ・・という噂が流されたことがあったが,ライブでのホーン・セクションも含めたアレンジについては,こちらのほうが本家本元であると認めざるを得ない・・・(^_^;)
"THE !!! BEAT Vol. 3" で歌っている Jimmy Church のバージョンも,明らかに Otis のほうを意識していた。

"Day Tripper" は,ビートルズのカバー。Otis が "Try A Little Tenderness" の収録された "Sam Cooke at the Copa" のレコードを擦り切れるほど聴いたというのは有名な話だけれども,当時 "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band" もよく聴いていたらしい。


今日は,Otis の冥福を祈りながら,Arthur Conley の "Otis Sleep On" や,William Bell の "Tribute To A King"(Johnny Jenkins もカバーしていた) などを聴きながら,一日を過ごすことにしよう。

<追記>
2008年には,当時のショーをほぼ完全に再現した ↓ のようなアルバムもリリースされている。
● "Live In London & Paris" [Stax UCCO-4051] -2008
2005年12月10日 08時50分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/230/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年12月08日(木)
Rock 'n' Roll
John Lennon "Rock 'n' Roll" [EMI 7243 874329 2 5]

1. Be-Bop-A-Lula 2. Stand By Me 3. Medley: Rip It Up/Ready Teddy 4. You Can't Catch Me 5. Ain't That A Shame 6. Do You Wanna Dance 7. Sweet Little Sixteen 8. Slippin' And Slidin' 9. Peggy Sue
10. Medley: Bring It On Home To Me / Send Me Some Lovin'
11. Bony Moronie 12. Ya Ya 13. Just Because
14. Angel Baby 15. To Know Her Is To Love Her 16. Since My Baby Left Me 17. Just Because (Reprise)

今日が命日の John Lennon も,Sam Cooke をカバーしていた。
10. Medley: Bring It On Home To Me / Send Me Some Lovin' 
後半の "Send Me 〜" も,オリジナルは Little Richard だが,Sam Cooke も歌って中ヒット(Black Singles:3,Pop Singles:13)させていた曲。
未確認だけれども,カラオケに収録されている "Send Me 〜" は,Sam Cooke のバージョンらしい。Little Richard のオリジナルは前奏なしでボーカルに入るので,確かにカラオケでは歌いにくそう・・・(^_^;)

Sam Cooke のマネージャーという肩書きをえさに,Allen Klein がイギリスのミュージシャンたちに売り込みに行ったとき,初めて会った John Lennon は,"If you can understand Sam Cooke's music, you can understand mine." と言ったらしい。(「Mr.Soul サム・クック」ダニエル・ウルフ著 より)
当時 Allen Klein は,Herman's Hermits や Dave Clark Five,Donovan,そして Rolling Stones との契約に成功している。
おかげで,ストーンズの連中がひどい目に合わされているのは,周知の通り。

Beatles に関しては,「スウィート・ソウル・ミュージック」での Dan Penn の発言↓(日本語版 p. 431) に,ほぼ全面的に同意なのにもかかわらず,John Lennon のこのアルバムは,けっこうお気に入り。
"I never did like their(Beatles') music, still don't. I thought they opened up a can of worms, turned all the guitar players loose. I don't think they was nothing compared to the great black r&b singers (which I thought I was for a long time)."

Dan Penn のストーンズに関する発言は,目にしたことがないが,日本でも歌い,↓のアルバムにも収録されている "Goodbye London" という曲は,あの "Satisfaction" のリフをモチーフにしているのでは・・・?
◎ Dan Penn "Blue Night Lounge" [Tom's Cabin TCR-001]
2005年12月8日 21時13分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/229/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年12月07日(水)
Remembering Otis
Otis Redding "Remembering Otis" {DVD} [Pioneer PA-11670]

1. Introduction
<The Stax-Volt tour with special guests>
2. Shake
3. My Girl
4. Green Onions (Booker T. and The MG's)
5. Something Is Wrong (Sam & Dave)
6. Hold On I'm Coming (Sam & Dave)
7. Satisfaction
8. Try A Little Tenderness
9. Sitting On The Dock Of The Bay [Slide Show]
<Monterey Pop>
10. Intro by Tommy Smothers
11. Shake
12. Respect
13. I've Been Loving You
14. Satisfaction
15. Try A Little Tenderness

"Shake" が Sam Cooke のカバー。
"Try A Little Tenderness" も,Sam Cooke がレパートリーにして Copa で歌った曲。

前半の Stax-Volt tour はモノクロだが,Sam & Dave が登場。
後半の Monterey Pop はカラーだけれども,ドキュメンタリーとしてステージ以外の映像も挿入されている。

そもそも Monterey Pop は,Herb Alpert とともに "Wonderful World" の共作者としてクレジットされている Lou Adler が開催したフェスティバルで,その収益の一部はサム・クック記念奨学基金の設立に充てられ,ゲットーの子供達が音楽教育を受ける手助けとなったそうだ。(「Mr.Soul サム・クック」ダニエル・ウルフ著 より)

この DVD の 8. Try A Little Tenderness は4分20秒ほどの長さで,9. Sitting On The Dock Of The Bay のスライド・ショーに画面が移ってしまうのだが,それより2分近く長い完全版のビデオが・・・!!!

たしかに「ひつこい」 (^_^;)
2005年12月7日 21時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/228/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年12月06日(火)
Sings Soul Ballads
Otis Redding "Sings Soul Ballads" [MMG 20P2-2369]

1. That's How Strong My Love Is (Jamison)
2. Chained And Bound (Redding)
3. A Woman, A Lover, A Friend (Wyche)
4. Your One And Only Man (Redding)
5. Nothing Can Change This Love (Cooke)
6. It's Too Late (Willis)
7. For Your Precious Love (Brooks/Butler)
8. I Want To Thank You (Redding)
9. Come To Me (Walden/Redding)
10. Home In Your Heart (Scott/Blackwell)
11. Keep Your Arms Around Me (McClinton)
12. Mr.Pitiful (Cropper/Redding)

1965年発表の Otis Redding の2作目。
アルバム単位では,いちばんのお気に入り。CD で聴くと,"It's Too Late" の余韻が覚めやらぬうち "For Your Precious Love" がすぐに始まってしまうことに,いまだに違和感を感じてしまうほど,LP で聴きこんだ。

5. Nothing Can Change This Love が,Sam Cooke のカバー。1962年のヒットで,"Bring It On Home To Me" の次のシングル。
その "Bring It 〜" と同じくらいヒットしているが,"Bring It 〜" のほうは猫も杓子も・・・という形容が大げさではないほど数多くのカバーがあるのに,この "Nothing Can 〜" は,極端にカバーが少ないのは,なぜ・・・?
歯の浮くようなおめでたいラブ・ソングよりも,失いかけている恋愛の歌のほうが歌いやすい・・・?


ストーンズは,前回のワールド・ツアーでは 1. That's How Strong My Love Is を取り上げ,今回は 12. Mr.Pitiful を演奏してくれている。
"That's How Strong 〜" のほうは,昔 "Out Of Our Heads" のアルバムに収録されていたので,ライブで演奏してもそれほど不思議に思わなかったが,今回の "Mr.Pitiful" には,ビックリ仰天・・・。
このブログのアクセス数は,だいたい1日平均30ちょっとあって,今年初めに開始してからの延べアクセス数が1万を超えているのは,そのおかげもあるかも・・・?
"Mr.Pitiful" で検索すると,ココがトップに表示されるのは,うれしいような恥ずかしいような・・・(^_^;)
2005年12月6日 22時35分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(1) |
| Past MUSIC in 2005 / COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/227/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年12月05日(月)
Pain In My Heart
Otis Redding "Pain In My Heart" [MMG 20P2-2361]

1. Pain In My Heart
2. The Dog
3. Stand By Me
4. Hey Hey Baby
5. You Send Me
6. I Need Your Lovin'
7. These Arms Of Mine
8. Louie Louie
9. Something Is Worrying Me
10. Security
11. That's What My Heart Needs
12. Lucille

もうすぐ Otis Redding,そして Sam Cooke の命日ということで,Otis が歌った Sam の曲の特集。
まずは,記念すべき1st LP から,5. You Send Me

この曲を,このテンポこのアレンジでやるのなら,ストリングスやコーラスを加えたほうが完成度が増したような気がする。
Otis 自身は嫌がるかもしれないし,アルバム全体の流れからすれば,これしかないという歌・演奏なのだが・・・。
ただ,この曲のカバーについては,Manhattanns のバージョンのほうに軍配を上げたい。

Otis の Best 10 とかを選ぶとなると,どうしようもなく迷ってしまうのだけれども,1曲だけ選べと言われれば,躊躇なく 11. That's What My Heart Needs を選択する。
基本的には "These Arms Of Mine" と同じパターンの曲なのだが,こちらのほうが完成度が高いように思う。
この曲は,Sam Cooke の "Let's Go Steady Again" の歌い出しの一節 ( You left me for another. )をそのまま借用していて,Otis は後に,その "Let's Go Steady (Again)" をディープなソウル・バラードにアレンジして Arthur Conley に歌わせ,その A.C. のバージョンは,Keith Richards によってカバーされていた。


3. Stand By Me も,The Ovations の "Don't Cry" から,Johnnie Taylor が歌った "God Is Standing By",そして今回の "The Best Of 〜" ではカットされてしまった "Summertime [Alternate Take]" までさかのぼれば,Sam Cooke につながってしまう。
Johnnie Taylor が DVD "THE !!! BEAT Vol. 3" で歌う "Rome Wasn't Built In A Day" のイントロは,"Stand By Me" そのものだった。
2005年12月5日 21時57分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/226/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年11月13日(日)
The Great Johnny Adams Blues Album
Johnny Adams "The Great Johnny Adams Blues Album" [ROUNDER 11661-2182-2]

1. Not Trustworthy (A Lyin' Woman) 2. My Heart Is Hangin' Heavy
3. Laughin' And Clownin'
4. Danger Zone 5. Imitation Of Love 6. Garbage Man 7. Roadblock 8. Scarred Knees 9. Fortune Teller 10. Room With A View 11. My Baby Quit Me

最近発売された ROUNDER 時代の,ブルースっぽい曲を集めた編集盤 CD。
未発表曲があるかも・・・と期待したが,すべて既発のアルバムに収録されていた曲ばかりだったのは残念。
曲数も少ないが,通常の ROUNDER の CD より多少安くなっているようだ。

Sam Cooke のカバーである "Laughin' And Clownin'" は,レーベルを移籍して初めてのアルバム↓に収録されていた曲。
◎ Johnny Adams "From the Heart" [ROUNDER CD 2044]

"Night Beat" に収録されていた曲で,Bobby Womack や Otis Rush,Phillip Walker もカバーしている曲だが,彼らがオリジナルよりもっとストレートなブルースにアレンジして歌っているのに対して,Johnny Adams は,ちょっぴりセカンド・ライン・ファンクっぽいビートに乗って,熱く歌っている。


キャリアの長いシンガーなのに,なぜか1枚もライブ盤がない・・・?
手持ちの CD には1曲だけ "Johnny A's Blues" というライブ録音が収録されたアルバム↓がある。
◎ Various Artists "More Gumbo Stew: Original AFO New Orleans R&B" [ace CDCHD 462]
聴いてもらえばわかるが,録音状態は最悪なのだけれども,その分,臨場感はたっぷり。
"I Won't Cry" という,当時まだ10代だった Dr.John によってプロデュースされた最初のヒット曲の直後(1960年ごろ)の録音で,ピアノを弾いているのは Ellis Marsalis。今回の MusiCares Hurrincane Relief で中心的な役割を果たしている Braford Marsalis や,ジャズにはあまり興味のないぼくでも名前を聞いたことがある Wynton Marsalis の父親。
サックス(Alvin Batiste,Nat Perrilliat)のクレジットはあるがフルートやピッコロはないので,途中から聴こえるのは,ひょっとすると Johnny Adams 自身の口笛か?
2005年11月13日 21時11分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/220/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年10月22日(土)
Out Of Sight
Maxine Brown "Out Of Sight" [EPIC/SONY MHCP-857]

1. Sugar Dumplin'
2. Plum Outa Sight 3. Sunny 4. I Wish Would Rain 5. I'm In Love 6. In My Entire Life 7. Don't Leave Me Baby 8. Just Give Me One Good Reason 9. Stop 10. Seems You've Forsaken My Love
11. When A Man Loves A Woman
12. Love In Them There Hills 13. From Loving You

AMG にもリストアップされていない,1968年のレアなアルバムが CD 化された。
同じ紙ジャケ再発シリーズでは,Bobby Womack と Johnny Robinson は購入の予定だったけれども,コレは思案中だったところ,収録曲を見て即買い。

アルバムの冒頭を飾っているのが,Sam Cooke のカバーである "Sugar Dumpling"
まるでモータウンのようなノリとサウンドにアレンジされていて,なかなかの聴きもの。
全体にカバー曲が多いが,そのほかでは,オルガン抜きの "When A Man Loves A Woman" がおもしろかった。

この Maxine Brown は,Rod Stewart が "Oh, No, Not My Baby"(Carole King/David Goffin) をカバーしていたので,昔から名前だけは知っていた。
Otis Redding 作・プロデュースで Fame 録音の "Baby Cakes" という曲もある。

今年になって,約30年振りにカムバックしたらしい。そちらは未聴だけれども,KENT からリイシューされた Chuck Jackson とのデュエットアルバムは,購入済み。
◎ Chuck Jackson & Maxine Brown "Saying Something / Hold On, We're Coming!!" [wand/KENT CDKEND 241]
このアルバムもカバーがほとんどで,当時 "Something You Got" などがヒットしたらしい。
2005年10月22日 10時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/215/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年08月29日(月)
Greatest Love
Judy Clay & Billy Vera "Storybook Children & Greatest Love" [ICHIBAN Soul Classics SCL 2101-2]

1. Storybook Children 2. Country Girl - City Man (Just Across The Line) 3. We're In Love 4. Let It Be Me 5. When Do We Go 6. Bring It On Home To Me 7. Do Right Woman - Do Right Man 8. Ever Since 9. So Good (To Be Together)
10. Reaching For The Moon 11. Tell It Like It Is
12. You Can't Run Away From Your Heart 13. It Takes A Lotta Good Love
14. The Love Of My Man 15. I Got To Love Somebody's Baby 16. Sister Pitiful 17. Get Together 18. Savin' It All For You 19. Greatest Love

6. Bring It On Home To Me が,Sam Cooke のカバー。

Judy Clay は,William Bell とのデュエットも有名だが,この CD の前半(1.〜11.)でデュエットしている Billy Vera というシンガーは白人。彼は,最近では歌手としてではなく各種リイシュー CD のプロデューサとして,ライナーをよく書いている。
3. We're in Love は,Wilson Pickett "I'm In Love"の複数形。

このアルバムがすごいのは,12曲目以降の Judy Clay のソロ録音のほう。12. と 13. が Stax 録音で,14曲目からは1969年5月に Muscle Shoals Sound Studio で録音されている。
15. I Got To Love Somebody's Baby や 16. Sister Pitiful の出来は,J.T. や Otis にも負けていない。

その "Sister Pitiful" を初めて聴いたのは,かつてソウルの教科書的な存在だった "Soul Deep Vol.1" というタイトルのコンピ・アルバム。James Carr "Hold On" で始まり,最後が J.P. Robinson "Only Be True To Me" という LP で,収録曲のすべてが DEEP そのものだった。有名なところでは,Z.Z. Hill,Percy Sledge,Otis Clay,Mighty Sam なども収録され,今聴いてもゾクゾクしてくる。もちろん,売らずに残してある。

Allen Toussaint 作で Lee Dorsey がオリジナル(?)の "Greatest Love" も素晴らしいし,ゴスペルの "Love Of God" が元ネタになっている "The Love Of My Man" が大好きなラブ・バラードで,そのオリジナルを歌った Theola Kilgore のバージョンは,↓の CD で聴ける。
● Various Artists [SOUL/R&B] "Sweet Sound Of Success" [wand/KENT CDKEND 112]
2005年8月29日 21時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/203/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年08月12日(金)
That's How Much I Love You
The Manhattans "There's No Me Without You / That's How Much I Love You" [KENT/ace CDKEND 229]

1. There's No Me Without You 2. We Made It 3. Wish That You Were Mine  4. I'm Not A Run Around 5. Soul Train 6. You'd Better Believe It 7. It's So Hard Loving You 8. The Day The Robin Sang To Me 9. Falling Apart At The Seams 10. The Other Side Of Me 11. Summertime In The City 12. Don't Take Your Love 13. Save Our Goodbyes 14. I Don't Want To Pay The Price Of Losing You 15. That's How Much I Love You 16. Blackbird 17. A Change Is Gonna Come 18. Strange Old World 19. Fever 20. Nursery Rhymes

Sam Cooke 系シンガーとして定評のある Gerald Alston の所属していた The Manhattans の1973年と1975年のアルバムを2on1にした CD。

前のリードシンガーである George Smith に代わって,新しく Gerald Alston が加わり,レーベルも移った,1作目と2作目。
"A Change Is Gonna Come" を歌っているのは,2作目のほう。この約10年後にヒットさせた "You Send Me" のカバーに比べると,ちょっと物足らない感じ・・・。ドラムやベースがちょこまかしすぎて,落ち着きがないように聴こえてしまう。

ただ,ベスト盤などに収録されている "You Send Me" のカバーのほうは,素晴らしい出来で,この曲のカバーに関しては,Otis Redding よりも上。


ぼくも1週間ほど,帰省や旅行で留守にします。その間,更新は出来ませんが,ノートパソコンを持ち歩いて,"LIST of CDs" の整理や "Sam Cooke's SONGs" の追加に励む予定。
途中,家族のお供で1日くらい東京に立ち寄れそうなので,久しぶりに D.U. などをはしごできるかも・・・。
2005年8月12日 11時21分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/155/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年08月05日(金)
Me For You. You for Me
Little Milton "The TK Sessions: Friend Of Mine/Me For You. You for Me" [SEQUEL NEX CD 168]

1. Friend Of Mine 2. You're Gonna Make Me Cry 3. Baby It Ain't No Way 4. Mis-Using My Love 5. Don't Turn Away 6. It's All Bad News 7. Bring It On Back 8. Sundown 9. I'm In Love With My Best Friend's Wife 10. Me For You, You For Me 11. Sugar Dumpling 12. Angel Of Mercy 13. Loving You (Is The Best Thing To Happen To Me) 14. Just One Step 15. My Thing Is You 16. 4:59 A.M. 17. Somebody Done Change (The Lock On The Door)

Little Milton が亡くなったらしい。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-050805-0014.html
つい最近,レーベルを移って新譜を出したばかりだったのに・・・,R. I. P.

11. Sugar Dumpling が,Sam Cooke のカバー。
キャリアは長いが,おそらくコレが唯一の Sam Cooke ナンバーのはず。
トタ松くんもカバーしている曲だけど,彼は "Twistin' The Night Away" のアルバムが好きだと言っているだけあって,その LP 収録のバージョン("Greatest Hits" などに収録)をコピーしているのに対して,この Little Milton は,後のシングル・バージョン("Portrait of a Legend" などに収録)を意識しているようだ。
Sam よりもさらにゆったりと落ち着いたリズムで,余裕たっぷりに朗々と歌い上げている。

この CD は,Stax の直後,TK の Glades から出されたアルバムを2on1にしたもの。
○ "Friend Of Mine" (1.〜 9.)
○ "Me for You, You for Me" (10.〜 17.)
サウンド的には Stax での名盤 "Blues 'N Soul" の延長線上。
1枚目の "Friend Of Mine" のアルバムからは,O.V. Wright が 日本で,あのメドレーの最後に付け加えて歌ってくれた 2. You're Gonna Make Me Cry が,やっぱり泣ける。

DVD "THE !!! BEAT" のシリーズ にも何曲か登場しているが,口パクでないナマの歌唱が聴けるのは,次の2曲だけ。
[SHOW 1] 2.* Little Milton: We Gonna Make It
[SHOW 25] 3.* Little Milton: I'd Rather Drink Muddy Water
2005年8月5日 20時03分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
| COVERs of Sam Cooke / Past MUSIC in 2005 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/152/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年08月01日(月)
Volunteer Jam VII
The Charlie Daniels Band "Volunteer Jam VII" [Platinum/Sony 28822]

1. Sweet Home Alabama 2. Shakey Ground by DELBERT McCLINTON 3. Falling In Love For The Night by CRYSTAL GAYLE 4. Marie LaVaus by BOBBY BARE 5. (Your Love Has Lifted Me) Higher And Higher by JIMMY HALL 6. Mississippi Queen by MOLLY HATCHET with TED NUGENT 7. Around And Around by TED NUGENT 8. A Change Is Gonna Come by DOBIE GRAY 9. Can't You See

最近カントリーづいているおかげで,ウィッシュリストからやっとカートに移動できたアルバム。
"Country Pride" という2枚組セットを注文したら,これと "Listen Up!" という CD が入っていた。
その "Listen Up!" のほうでは,ちょうど Gram Parsons が歌いそうな "Carolina" というほのぼのとしたラブ・ソングがお気に入り。

この "Volunteer Jam" のシリーズは,コレが最後?
8. A Change Is Gonna Come を歌っている Dobie Gray は,6で "〜 Old Dixie Down" を歌っていたわけですね。
実際のショーでは複数の曲を歌っているのだろうが,この1曲だけだと前後の騒がしいのに挟まれて,印象が薄くなってしまうのはかわいそう・・・,しかも他人の曲だし・・・,"Drift Away" や "Loving Arms" などというような大ヒット曲があるのに・・・(^_^;)
2005年8月1日 22時47分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/150/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年07月26日(火)
The Sonet Blues Story
Snooks Eaglin "The Sonet Blues Story" [Universal 0602498692615]

1. Boogie Children 2. Who's Loving You Tonight 3. Lucille 4. Drive It Home 5. Good News 6. Funky Malaguena 7. Pine Top's Boogie-Woogie 8. That Some Old Train 9. I Get The Blues When It Rains 10. Young Boy Blues 11. Tommorow Night 12. Little Girl Of Mine 13. Shake A Hand-Bonus Track 14. Shake, Rattle And Roll 15. Win Your Love For Me

Snooks Eaglin は,「人間ジューク・ボックス」として有名なわけだけれども,その言葉がピンと来ない人のために,今風の表現としてすぐに思いついたのが「人間 iPod 」。
そのレパートリの多種多様さは,Black Top 時代のバンドをバックにしたものより,それ以前の,ギター弾き語りによる録音のほうがよくわかる。
このアルバムは,1971年の New Orleans 録音。13 〜 15 がボーナストラックと表示されている。

5. Good News と 15. Win Your Love For Me が,Sam Cooke のカバー。14. Shake, Rattle And Roll も Sam Cooke のレパートリにあるが,歌詞が少し異なっているので別人のバージョンのカバーらしい。
こういう曲を歌っていると,どことなく Ted Hawkins に似ているようにも聴こえるが,ギターのテクニックに関しては,こちらのほうがはるかに上。もともとピアノ曲の 7. Pine Top's Boogie-Woogie まで弾きこなしている。

この The Sonet Blues Story のシリーズでは,まだ発売されていないようだが "Snooks Eaglin with Band" という CD もあるらしいので楽しみ。
2005年7月26日 21時01分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/147/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年07月20日(水)
We Remember Sam Cooke
Diana Ross & The Supremes "We Remember Sam Cooke" [MOTOWN MOTD-5495]

1. You Send Me 2. Nothing Can Change This Love 3. Cupid 4. Chain Gang 5. Bring It On Home To Me 6. Only Sixteen 7. Havin' A Party 8. Shake 9. Wonderful World 10. Change Is Gonna Come 11. Good News

みっともないので,もう中古ショップの話は控えめにしようと思っていた矢先に,ちょっと自慢したい収穫が・・・(^_^;)
この CD,amazon.com の中古ショップだと100ドル以上もしているのだけれども,\1,000 ポッキリのが見つかった\(^o^)/

このアルバムのアナログ盤は以前たしか \3K 前後で購入し,CD のほうもすぐに見つかるだろうとネットで検索したところ,バカ高い値段が付いているのであきらめていたのだが・・・。
1965年の LP を,1992(?)年に CD 化したもの。LP のほうは何度も再プレスされているらしく,僕の持っているのには,CD だけのボーナス・トラックのはずの "Good News"(この曲だけ Florence Ballard がリード) も収録されていた。
1965年といえば,"Stop In The Name Of Love","Back In My Arms Again","I Hear A Symphony" などの No.1 ヒットを連発していたころだが,LP では,このアルバムのほかに "At the Copa" とか "The Supremes Sing Country Western & Pop" というタイトルのものが出されていて,当時はまだ,シングル盤と LP では対象の購買者層・年齢層がかなり異なっていたことが想像できる。
"At The Copa" でも彼女たちは,"You Send Me"→"For Sentimental Reasons"→"Cupid"→"Chain Gang"→"Bring It On Home To Me"→"Shake"という "Sam Cooke Medley" を歌っていた。これもアナログ盤では持っているけれども CD は50ドル以上しているのであきらめていたのだが,そのうち入手できるかも・・・。

肝心のこのアルバムの内容だが,曲によって,アレンジがピタッと決まっているものはそこそこ聴けるかな?・・・という程度。アルバム全体を通して聴くのは,ちょっとつらい。
むしろ "At The Copa" のメドレー1曲のほうが,このアルバム1枚分よりも聴き応えがあるかもしれない。

Motown の "At The Copa" では,Temptations のアルバムもあって,それは2in1でリイシューされているので,中古ショップでのチェックリストに入っている。
Marvin Gaye にも "At The Copa" があり,それは当時お蔵入りして幻のアルバムとなっていたのだが,最近 CD 化された。


ちなみに,この CD といっしょに購入したのは,
◎ Lucinda Williams "Car Wheels On A Gravel Road" [Mercury 314 558 338-2]
 1998年のグラミー賞受賞作品。\1,050。
◎ Various Artists "Avalon Blues: A Tribute To Mississippi John Hurt" [Vanguard 79582-2]
 その L.W. も参加しているアルバム。1曲目では Chris Smither が歌っていた。\750。
3枚分を合計しても \2,800。これだから中古ショップのはしごは止められない・・・(^_^;)
2005年7月20日 20時35分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/142/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年03月27日(日)
Ain't Enough Comin' In
Otis Rush "Ain't Enough Comin' In (Japanese version)" [THIS WAY UP PHCR-1248]

1.Don't Burn Down The Bridge 2.That Will Never Do 3.Somebody Have Mercy 4.A Fool For You 5.Homework 6.My Jug And I 7.She's A Good 'Un 8.It's My Own Fault 9.Ain't Enough Comin' In 10.If I Had Any Sense, I'd Go Back Home 11.Ain't That Good News 12.As The Years Go Passing By 13.If You Can't Do No Better

1994年リリースのアルバム。13 は Japanese Extra track。
スタジオ録音としては "Cold Day in Hell" 以来,17年ぶりの作品。

プロデュースは,Bryan Ferry のアルバムでギターを弾いていた John Porter。彼は,一時 Roxy Music でベースを弾いていたこともある。参加しているミュージシャンも Ian McLagan(Faces) や Bill Payne(Little Feat) などということで,コアなブルース・ファンには敬遠されるかもしれないが,そういうファンにも満足してもらえる内容になっていると思う。
久しぶりのスタジオ録音なのに,自作の新曲がアルバム・タイトルの1曲だけというのはちょっとさびしいが,お得意の Albert King や B.B. King のナンバーでは,ボーカルもギターも唸っている。
しかも,2曲も Sam Cooke をカバーしていて,どちらもなかなかの出来。
3.Somebody Have Mercy
11.Ain't That Good News

Otis Rush が Sam Cooke のカバーというのは意外かもしれないが,鈴木啓志説によると,"All Your Love"の「タンタ・タララララ」というリズムは,"You Send Me" の B 面だったバージョンの "Summertime" をヒントにしているということで,Otis Rushは,Sam Cookeの「隠れた愛好家」かもしれないということになっている。

昨年の来日公演では,かなり体調が悪かったそうだけれども,70を超えているわけだし,もう復活は難しいのだろうか?
2005年3月27日 09時27分 | 記事へ | コメント(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
2005年03月26日(土)
Another Time, Another Place
Bryan Ferry "Another Time, Another Place" [EG/Virgin VJCP-23190]

1.The "In" Crowd 2.Smoke Gets in Your Eyes 3.Walk a Mile in My Shoes 4.Funny How Time Slips Away 5.You Are My Sunshine 6.(What A) Wonderful World 7.It Ain't Me Babe 8.Finger Poppin' 9.Help Me Make It Through the Night 10.Another Time, Another Place

1974年のソロ第2作。ラストのタイトル曲 "Another Time, Another Place" 以外は,全てカバー曲。
スタンダード曲のほか,かなりカントリー色の強い選曲になっている。オリジナルから直接というよりは,Elvis Presley あたりを通しての影響かもしれない。
Donnie Fritts の歌を「下手クソ」だとけなした後で,この Bryan Ferry のボーカルが好きだと言うと,どこかから石でも飛んできそうだが・・・。

6.(What A) Wonderful World が Sam Cooke のカバー。数ある "Wonderful World" のカバーの中でも,このバージョンがいちばん好きかも・・・(^_^;)
彼は,息子を Otis と名付けているくらいで,"That's How Strong My Love Is" はじめ,ソウル・クラシックスもかなり歌っていて,渋いところでは J.Blackfoot "Taxi" を取り上げて,それをそのままアルバム・タイトルにしたりもしている。

このアルバムを紹介しようと思ったのは,"Walk a Mile in My Shoes" の作者である Joe South が,Absolutely Free で取り上げられていたから。
この曲の手持ちのカバーには,Willie Hightower (Swedish TV Documentary 見たかった(T_T)) のほかに,Syl Johnson のバージョンがある。
◎ Syl Johnson "Dresses Too Short/Is It Because I'm Black?" [TWINIGHT/Kent CDKEND 148]
↑も,つかみどころの無いシンガーで,"Is It Because I'm Black?" に収録されている "Walk a Mile in My Shoes" は,歌詞にはそれほど変化は無いが,メロディーがどこかへいってしまっている。
↑の CD では,James Brown や Joe Tex のようにファンクっぽい曲の中に,"Fox Hunting On The Weekend" という Sam Cooke 調の曲も収録されていた。
2005年3月26日 23時18分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/117/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年03月20日(日)
Not Guilty
Keith Richard "Not Guilty" [Dragoman DCD-006]

1. Blue Moon
2. We Had It All
3. Let's Go Steady
4. What A Feeling
5. I'll Let You Know
6. All About You
7. It Won't Be Long
8. Still In Love
9. Nearest Of You
10. Still In Love
11. What A Joy
12. The Harder They Come
13. Before They Make Me Run
14. Untitled
15. Tuning Up

ブートレッグなんだけど,コレを紹介しなければ話が次に続かないので・・・(^_^;)

3曲目に収録されている "Let's Go Steady" が,イントロも含めて Arthur Conley のバージョンのほぼ完全なコピー。ストーンズとして Sam Cooke や Otis Redding の曲を演奏しているわけだから,Arthur Conley のカバーをしても何の不思議もないのだけれど,Keith は,これが Sam Cooke の曲をアレンジしたものだということを知っていたのだろうか?

このブートには,前回のワールド・ツアーで歌っていたスタンダードの "Nearness of You" のほか,"We Had It All" という Donnie Fritts & Troy Seals 作の名曲も収録されていて,Keith がこの曲をどうやって知ったのかずっと気になっていたのだけれど,昨年発売された↓のアルバムで,
◎ Willie Nelson & Friends "Outlaws And Angels" [Lost Highway B0002794-02]
歌い始める前に,Dobie Gray のバージョンを聴いたと話していた。

手持ちのブート LP では,"Wedding Album" にも,この "Let's Go Steady" と "We Had It All" が収録されているのだが,年末には始まるらしいワールド・ツアーで "Nearness of You" と同じように,この2曲も歌ってくれないだろうか?
2005年3月20日 22時40分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/110/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年03月19日(土)
Sweet Soul Music
Arthur Conley "Sweet Soul Music: The Best Of Arthur Conley" [Ichiban/soul classics SCL 2105-2]

1.I'm a Lonely Stranger 2.Who's Fooling Who 3.In the Same Old Way 4.I Can't Stop (No, No, No) 5.Take Me (Just as I Am) 6.Sweet Soul Music 7.Let's Go Steady 8.Wholesale Love 9.Shake, Rattle & Roll 10.A Whole Lotta Woman 11.People Sure Act Funny  12.Funky Street 13.Get Yourself Another Fool 14.Run On 15.Otis Sleep On 16.Put Our Love Together 17.Aunt Dora's Love Soul Shack 18.Ob-La-Di, Ob-La-Da 19.Star Review 20.They Call the Wind Maria 21.God Bless 22.Nobody's Fault But Mine

全22曲の内,"Sweet Soul Music" から7曲(1〜6,8),"Shake Rattle & Roll" から1曲(9),"Soul Directions" から5曲(11〜13,15,16),"More Sweet Soul" から3曲(14,17,18),そして未 LP 化曲が6曲という構成のベスト盤。
「スウィート・ソウル・ミュージック」読書中の BGM としては,これも欠かせない。
この CD は廃盤になっていて入手がちょっと難しいかもしれないが,1st と2nd を2 on 1にした CD が去年 Collectables から出ている。

6.Sweet Soul Music の元ネタは,もちろん Sam Cooke の "Yeah Man"。原曲は Harold Battiste たちの AFO のメンバーや Bobby Womack が演奏しているのに対して,この "Sweet Soul Music" は,当時の Otis Redding のロード・バンドが中心になっていて,Otis に呼ばれてセッションのリーダーを務め,ギターを弾いているのは,Moses Dillard(あの Bill Brandon のアルバムが中古市場において高値で取引されていたのは,この人がプロデュースしていたということも理由のひとつ)。
大ヒットした "Sweet Soul Music" の B 面だった 7.Let's Go Steady (again) も Sam Cooke のカバー。ただし,原曲からはちょっと想像できないような,非常にディープなソウルバラードにアレンジされている。その編曲はやはり Otis のアイデアだったのだろうが,同日に録音されていることから,この曲でも Moses Dillard がギターを弾いていると思われる。

ほかには,"A Whole Lotta Woman" も Sam Cooke のカバーだし,"Shake Rattle & Roll","Get Yourself Another Fool","They Call The Wind Maria" なども,Sam Cooke のレパートリーだった曲。
このベスト盤には収録されていないが,2nd アルバムでは "A Change Is Gonna Come" も歌っているなど,この Arthur Conely というシンガーは,師匠である Otis よりも Sam Cooke の影響が大きく声質も近かったのだけれども,Otis の事故死によって大きなショックを受け,アメリカからヨーロッパへ逃げ出してしまった。

20 と 21 は,Capricorn Sound Studio での録音で,Johnny Sandlin がプロデュース,Eddie Hinton がストリングスのアレンジを担当している。
2005年3月19日 21時06分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/108/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年03月10日(木)
Moondog Matinee
The Band "Moondog Matinee [Remastered]" [Capitol 72435-25393-2-1]

The Band の1973年の作品から。Solomon Burke の新譜でも彼らの曲が取り上げられていた。

10. A Change Is Gonna Come
"A Change Is 〜"のカバーの中では,Otis Redding や Neville Bros. の次くらいに好きなのが,いかにも頼りなさげな,この Rick Danko のボーカル・・・昔は,よく聴いたもの。
このアルバムだけは,紙ジャケも買ってしまった・・・(^_^;)

13. Shakin' (OUTTAKE)
2001年にボーナス・トラックを大盤振る舞いしたリマスター盤が出ているが,特にオリジナルとかけ離れたアレンジで演奏されているわけでもないのに,クレジットが composer unknown となっているこの曲は,間違いなく Sam Cooke の "It's Got The Whole World Shakin'"。
ライナーによると,Robbie Robertson が Jimmy McCracklin の曲だと思っていたので調べてみたけれど,わからなかったらしい。
ずっと Sam Cooke のファンだったという Rick Danko は,もう死んでしまっていたから仕方がないとしても,この曲を録音しようというアイデアを出したのは Levon Helm だったと書いてあるのに,どうして Levon に誰の曲かをたずねなかったんだろう?
2005年3月10日 19時51分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/100/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2005年03月07日(月)
Reaction
Howard Tate "Reaction" [Turntable/KOCH KOC-CD-9512]

1. Question
2. Have You Ever Had The Blues
3. Plenty Of Love
4. That's What Happens
5. Little Volcano
6. It's Too Late
7. Hold Me Tight
8. Come Into My Heart
9. What'll I Do
10. Chain Gang
11. My Soul's Got A Hole In It
12. These Are The Things That Make Me Know You're Gone

Lloyd Price が New York で経営していたクラブから名付けられた Turntable というレーベルから,1969年に出された作品。
Bernard "Pretty" Purdie と Jerry Jemmott という強力なリズムセクションに Eric Gale や Richard Tee などがからむというニューヨーク・ディープ・ソウルの傑作。
スローなバラードにアレンジされた "Chain Gang" よりも,その次の "My Soul's Got a Hole in It" というSam Cooke マナーのミディアム・ナンバーがお気に入り。
"Have You Ever Had The Blues" は,ABC 時代の Lloyd Price のカバーだが,まるで Otis の "I Can't Turn You Loose" のようなアレンジで,素晴らしいジャンプ・ナンバーになっている。

Johnny Nash が,Lloyd Price と共同プロデュースしているけれど,彼の "Hold Me Tight" というレゲエは,ちょっと余計だったかもしれない・・・(^_^;)
2005年3月7日 06時20分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/96/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
前へ 次へ