Solomon Burke "Proud Mary-The Bell Sessions" [SUNDAZED SC 11079]
1. Proud Mary 2. These Arms Of Mine 3. I'll Be Doggone 4. How Big A Fool (Can A Fool Be) 5. Don't Wait To Long 6. That Lucky Old Sun 7. Uptight Good Woman 8. I Can't Stop 9. Please Send Me Someone To Love 10. What Am I Living For
11. She Thinks I Still Care 12. I'm Gonna Stay Right Here 13. The Generation Of Revelations 14. In The Ghetto 15. God Knows I Love You 16. The Mighty Quinn (Bonus Track) 17. Change Is Gonna Come
Solomon Burke の Sam Cooke カバーは,ライブで "Having A Party" を一節うなっていたり,Rounder 時代にそのままアルバム・タイトルにもした,7分以上にも及ぶ "A Change Is Gonna Come" があるけれど,極め付けは,この名盤"Proud Mary" が CD 化された際にボーナス・トラックとして収録された "A Change Is 〜" の,ゴスペル・フレイバーたっぷりのサザンソウル・バージョン。
17. A Change Is Gonna Come
Solomon Burke は,Atlantic 時代にも Dan Penn & Chips Moman やTom Dowd がプロデュースした南部録音があるが,そちらは Memphis での録音だったのに対して,こちらは Muscle Shoals での録音。
CCR のカバーである "Proud Mary" は,Black Singles だと15位,Pop Singles でも45位とヒットしている。
Otis の "These Arms Of Mine" や Spencer Wiggins "Uptight Good Woman",Arthur Conley "I Can't Stop",Percy Mayfield "Please Send Me Someone To Love" なども,まるで元々自分のために作られた曲であるかのように,豪快に歌いきっているのがたまらない。
スタンダードで,Sam Cooke や Ray Charles も歌っている "That Lucky Old Sun" は,ゴリゴリのサザンソウル仕立てになっている,この Solomon Burke のバージョンがいちばんのお気に入り。
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2005年3月5日 07時07分
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めんたんぴん 「カントリー・ブレックファスト」 [TOKUMA TKCA-72587]
浅川マキのライブで生ギターを弾いていた池田洋一郎が在籍していたバンド。
1976年発売の3作目で,録音は Warner Bros. Recording Studios North Hollywoood で行われている。
3曲目「ツイストで踊り明かそう」が Sam Cooke のカバー。リード・ボーカルは佐々木忠平。この曲だけ,白井幹夫がピアノを弾いている。歌詞の日本語訳は,京都のライブハウス「拾得」のマスターであったテリー氏。
ライブのレパートリーにもしていて録音も残っているが,そちらは未入手。
マキさんが金沢で,彼らが小松という北陸つながり。
エッセイ集で「パートナー」と呼ばれている男性も,めんたんぴんのスタッフだったようだ。
マキさんのアルバムは,萩原信義さんがギターを弾かなくなり「難解」になったあたりから遠ざかっていたのだけれど,その傾向にも「パートナー」の影響があったらしい。
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2005年2月26日 22時23分
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Rod Stewart "Smiler" [mercury/PolyGram 832 056-2]
1974年のソロ5作目。Mercury 時代の最後の作品で,この後 Rod はイギリスの重税を逃れ,大西洋を渡ってアメリカに移住し,そこで録音を始めることになる。
これ以前にも以後にも Sam Cooke のカバーをしているが,いちばん印象深いのは,このメドレー。
5. Bring It On Home To Me / You Send Me
同じ時期に Rod Stewart and Faces として DVD "The Final Concert with Keith Richards" の中でも演奏している。5人編成の生のストリングス付きで,観客にコーラスを歌わせているあたりはなかなかカッコいい。
Mercury 時代のソロ録音は,CD 3枚組のコンプリート集が出ているので,それがオススメ。
◎ Rod Stewart "Reason To Believe: The Complete Mercury Studio Recordings" [Mercury UICY-1216〜8]
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2005年2月13日 13時31分
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Aretha Franklin "I Never Loved a Man the Way I Love You (+Bonus)" [RHINO/ATLANTIC R2 71934]
1960年代末の,あの時代が生んだ,名盤中の名盤。
Otis Redding の "Respect" や Ray Charles の "Drown in My Own Tears" で幕を開け,Sam Cooke で幕を閉じ,途中には,後に O.V. Wright がカバーする自作の,美しい "Baby, Baby, Baby" や,Dan Penn と Chips Moman による名曲 "Do Right Woman−Do Right Man" など,名作・名演・名唱が目白押しのアルバム。
Sam Cooke のカバーは,
8. Good Times
11. A Change Is Gonna Come
という2曲。
Aretha は,Sam と一回り近く歳が離れているのだが,次のような言葉で "A Change Is 〜" を歌い始めている・・・
There's an old friend that I once heard say something that touched my heart
And it began this way ...
DVD "LEGEND" のインタビューによると,an old friend よりもっと生々しい存在だったようだが・・・(^_^;)
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2005年2月12日 11時39分
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Tyrone Davis "Can I Change My Mind / Turn Back The Hands Of Time" [edsel/Brunswick DIAB 898]
1. She's Lookin' Good 2. Knock On Wood 3. Have You Ever Wondered Why? 4. Slip Away 5. Good Times
6. Can I Change My Mind
7. Open The Door To Your Heart 8. Call On Me 9. Just The One I've Been Looking For 10. You Can't Keep A Good Man Down 11. A Woman Needs To Be Loved
12. Turn Back The Hands Of Time 13. The Waiting Was Not In Vain 14. Let Me Back In 15. Love Bones 16. I'll Be Right Here 17. Something You Got 18. Undying Love 19. Just Because Of You 20. If It's Love That You're After 21. I Keep Coming Back
この 2on1 の CD はもう廃盤になっているが,1枚ずつの CD が再発されているようだ。
Sam Cooke の曲をカバーしているのは,1枚目の "Can I Change My Mind" のほう。
そのアルバムは,おそらく,タイトル曲が予想外にヒットしたため,あわてて1枚分の曲を録音したのではないか?
カバー曲がほとんどだけれど,どれもそこそこ歌いこなしていて,Tyron Davis 調になっているのはさすが。
Sam Cooke の "Good Times" も,ちょっとテンポを上げて,ブンブンはねるベースとスネア叩きっぱなしでドタバタしたドラムが心地よい。
1938年生まれで,このデビューアルバムの時点ではすでに30歳を越えていたわけだから,ステージでは,このアルバムに収録されているような曲を歌っていたと思われる。
1959年にミシシッピからシカゴに出てきたときの仕事が,Freddie King のお抱え運転手兼ボーイだったというだけあって,"Knock On Wood" がスローなブルースにアレンジされているのはおもしろい。
去年も新譜が発売され,積極的に CD を買ってまで聴こうという気にはならなかったけれども,まだまだ元気に頑張っているのだなと思っていたら,去る9日に亡くなったのだそうだ。
同じシカゴ・ソウルのベテランとして,Otis Clay が "Tyrone was like my brother." などとコメントしているらしいが,"Turn Back The Hands Of Time" という曲を初めて聴いたのは,Otis Clay の初来日コンサートでだった。
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2005年2月12日 05時24分
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Rolling Stones "Out Of Our Heads -US" [ABKCO 8822913]
1. Mercy Mercy 2. Hitch Hike 3. The Last Time
4. That's How Strong My Love Is
5. Good Times
6. I'm All Right (Live) 7. Satisfaction 8. Cry To Me 9. The Under Assistant West Coast Promotion Man 10. Play With Fire 11. The Spider And The Fly 12. One More Try
1965年の US 盤。前作の "NOW!" から始まった RCA スタジオでの録音がいよいよ本格的になった時期のアルバム。
ストーンズの唯一の Sam Cooke カバーである "Good Times" はもちろん,シングルカットされ彼らのイメージを決定付ける代表曲となった "Satisfaction" や,"The Last Time" なども RCA 録音で,エンジニアは Dave Hassinger。
Phil Spector の紹介で RCA スタジオを使うようになったという話もあって,Phil Spector 自身や "Be My Baby" のアレンジャーである Jack Nitzsche もセッションに参加して録音が行われている。
Sam Cooke の "Good Times" には,現在 CD で聴けるバージョンのほかにギターがフィーチャーされ,Doo Wop調のコーラスが付いたシングル・バージョンがあって,このストーンズのカバーは,そっくりそのままのフレーズではないが同様なギターが聴こえるので,おそらくそのシングルのほうを参考にしてアレンジしたと思われる。
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2005年2月10日 10時53分
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Dobie Gray "Diamond Cuts" [Dobie Gray 4]
1. Drift Away
2. I Can See Clearly Now
3. Cupid
4. What A Wonderful World
5. Slip Away
6. I've Got My Heart Set On You
7. Ain't That Good News
8. I Can Live Without That
9. The In Crowd
10. Lean On Me
11. Loving Arms
12. Crazy
13. It's Not Because We Didn't Try
14. Slow Rain
15. We Had It All
16. I'm Only Speaking My Heart
17. If I Ever Needed You
18. Streets Of Fire
19. Until The Dream Becomes Real
20. It's Over
Rod Stewart がカバーした "Drift Away" で有名なカントリー・ソウルのシンガー。
この CD は,いわゆる再録物でオリジナルの録音ではないのだけれど,十分楽しめる内容。
3. Cupid
4. Wonderful World
7. Ain't That Good News
と,3曲も Sam Cooke の曲を取り上げている。
2. Johnny Nash,5. Clarence Carter,10. Bill Withers,12. Willie Nelson,20. Roy Orbison などのカバーも悪くない。
この CD は,廃盤になっているようだが,最近一部が "Drift Away and Other Classics" というタイトルで再発されている。
南部スレ1さんの情報によると,この Dobie Gray は,Charlie Daniels Band のライブ・アルバムでゲスト・ボーカルとして "A Change Is Gonna Come" も歌っているらしい。
● The Charlie Daniels Band "Volunteer Jam VII" [Platinum/Sony 28822]
Keith Richards は,"We Had It All" を,この人のバージョンで初めて聴いたと,自分で話していた。
◎ Willie Nelson & Friends "Outlaws And Angels" [Lost Highway B0002794-02]
17. We Had It All / Keith Richards
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2005年2月8日 01時28分
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Otis Redding "Otis Blue / Otis Redding Sings Soul" [MMG 20P2-2370]
Sam Cooke に影響を受け,Sam Cooke の曲をカバーし,Sam Cooke になろうとしたシンガー。
彼は,あるインタビューで "I want to fill the silent void caused by Sam Cooke's death." と言っていたらしい。
ほとんどのアルバムで Sam Cooke の曲をカバーしているが,この1965年の3作目 "Otis Blue" では,3曲も歌っている。
3. A Change Is Gonna Come
6. Shake
8. Wonderful World
演奏している MG's を中心とした STAX のハウス・バンドの連中は,Otis のバックを務めるときは,気合の入り方が違うように聴こえる。すべての楽器と Otis の歌声が一体となって押し寄せ,その過不足の無い完璧さは,息苦しくなるほど。
オリジナルである "Ole Man Trouble","Respect","I've Been Loving You Too Long" の出来も素晴らしく,このアルバムを Otis のベストとする人も多い。
それほど良く出来たアルバムなのに,このジャケットの写真はいったい・・・? 当時のソウル・ミュージックのおかれていた状況が想像できる。
Rolling Stones の "Satisfaction" もカバーしているが,その原曲と "A Change Is Gonna Come" の原曲との共通点は,同じスタジオ(RCA Studio Hollywood)で,同じエンジニア(Dave Hassinger)によって録音されていること。
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2005年2月6日 08時38分
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Small Faces "Small Faces +5" [DERAM POCD-1946]
彼らの 1st アルバムに,フランス盤の EP バージョンがボーナス・トラックとして収録され,デジタル・リマスターされた日本盤 CD を,中古ショップで,\1,200
もちろんお目当ては,Steve Marriott が若々しくシャウトする "Shake"。
ジャケットやライナーの写真を見ていると,みんな若い・・・というよりむしろ幼い感じを受けてしまう。
このころは夢と希望にあふれていて,将来,自分が寝タバコで焼け死んだり,車椅子でステージに上がったりすることになるとは,全く予想もしていなかったはず。人生というのは,かくも残酷なもの・・・(^_^;)
後に,Steve Marriott の後釜としてこのグループに参加することになる Rod Stewart も初期に,この "Shake" をカバーした録音が残っているが,個人的には,そちらのほうがお気に入り。
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2005年1月24日 19時56分
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