2010年06月02日(水)
一夜明けて,今日は既定の有休・・・(^_^;)
興奮冷めやらぬ・・・というより,ほのぼのと暖かく癒された感じ・・・。
● "Rock 'n Soul" [Atlantic WPCR-25241] -1964
なにしろ,King of Rock'n'Soul として,このブログ・タイトルの 元ネタの一つ となった偉大な人物なので,同じ空気を吸っているだけで畏れ多く感じているぼくのような人間から見れば,いくら招かれたからと言え平然とステージに上がり King Solomon に近づいていく連中は,罰当たりにしか思えなかった・・・(^_^;) うらやましかったが・・・。
名古屋でも,同じように客をステージに上げたらしい。
本当は,セット・リストをきっちりと報告したかったのだが,途中から混乱してしまって,もうすでに記憶が定かではない・・・(^_^;)
今のところ,ネット上で確認できるのは,東京でのセット・リストだけ。
基本的な路線は,2003年の "LIVE" [Immortal IMA 104155] とほぼ同じで,それに新しく "Nashville" や "Like A Fire","Nothing's Impossible" などの新作からの曲が追加されている。
<5月29日>
1. Nothing's Impossible "Nothing's Impossible" -2010
2. Diamond in Your Mind "Don't Give Up On Me" -2002
3. Cry to Me -1962
4. Fast Train "Don't Give Up On Me" -2002
5. That's How I Got to Memphis "Nashville" -2006
6. Down in the Valley -1962
7. Tonight's the Night -1965
〜If You Need Me -1963
〜He'll Have to Go -1964
〜I Almost Lost My Mind -1961
〜Just Out of Reach -1961
8. I Wish I Knew -1968
9. Keep a Light in the Window (Selassie Burke)
10. I Will Survive (Candy Burke)
11. None Of Us Are Free "Don't Give Up On Me" -2002
12. Don't Give Up on Me "Don't Give Up On Me" -2002
13. (Sittin' on) The Dock of the Bay
〜Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
〜Stand By Me
14. What a Wonderful World
15. If I Give My Heart To You "Like A Fire" -2008
16. Everybody Needs Somebody to Love -1964
〜When the Saints Go Marchin' In
<5月30日>
1. Nothing's Impossible "Nothing's Impossible" -2010
2. Got to Get You Off My Mind -1965
3. The Error of My Ways "Nothing's Impossible" -2010
4. Cry to Me -1962
5. Diamond in Your Mind "Don't Give Up On Me" -2002
6. Like A Fire "Like A Fire" -2008
7. If You Need Me -1963
〜Words -1962
〜Hanging Up My Heart for You -1962
〜Take Me (Just As I Am) -1967
〜I Can't Stop Loving You
8. Proud Mary "Proud Mary" -1969
9. Today Is Your Birthday "The Difinition Of Soul" -1997
10. Keep a Light in the Window (Selassie Burke)
11. I Will Survive (Candy Burke)
12. A Change Is Gonna Come
13. Detroit City -1968
14. Don't Give Up on Me "Don't Give Up On Me" -2002
15. The More "Sidewalks, Fences & Walls" -1979
16. 'Til I Get It Right "Nashville" -2006
17. What a Wonderful World
18. Everybody Needs Somebody to Love -1964
〜When the Saints Go Marchin' In
そのままコピペするだけでは芸が無いので,Atlantic 時代以降の曲については,収録アルバムを付け加えておいた。年代を書いていないのは,トラディショナル曲あるいは他人のヒット曲。Atlantic 時代の曲目リストは,→ SBonAtl.xls
東京と大阪の大きな違いは,息子と娘だけでなく,孫娘の歌 'Misty Blue'(Dorothy Moore) が追加されたこと。3人が歌っている間は,家族のカラオケに無理矢理つき合わされているような雰囲気もあった。要するに,King Solomon と言えども,子供や孫の前ではただの太ったおじいさん・・・(^_^;)
東京2日間のリストに無い曲としては 'Georgia On My Mind' と,最後のメドレーに Little Richard の曲が加えられ,あとは自身のヒット曲のメドレーにもかなりの曲が追加されていたような・・・。
大阪では,<29日> 13. のメドレーの代わりに,<30日> 12. が歌われた。生で聴く 'A Change Is Gonna Come' は,やはり感動的だった。
もう一度,日本に来てくれないだろうか・・・?
今度はカバンをロッカーに入れて,ステージに上がってみたい・・・(^_^;)
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2010年6月2日 11時25分
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2010年05月30日(日)
Solomon Burke "Soul Alive! (2CDs)" [ROUNDER 11661-2167-2]
DISC I: First Show
1. Introduction: Everybody Needs Somebody to Love
2. Medley: If You Need Me/Tonight's the Night/You're Good for Me/I Almost Lost My Mind/What Am I Living For/Just Out of Reach
3. Medley: Monologue/Take Me (Just As I Am)/I Can't Stop Loving You/Monologue/I Can't Stop Loving You (reprise)
4. Down in the Valley
5. Proud Mary
DISC II: Second Show
1. Medley: Tonight's the Night (reprise)/Beautiful Brown Eyes/Just a Matter of Time/Monologue/Hold What You've Got/He'll Have to Go/Cry to Me
2. Introduction to Encore
3. Medley: Gotta Get You Off My Mind (instrumental)
4. Medley: Meet Me in Church/The Price/Words/Monologue
5. You're Good for Me (reprise)/Send Me Some Lovin'/Gotta Get You Off My Mind
6. Medley: Having a Party/Amen
1981年,The Phoenix 1 Club, Washington, D.C. で行われた Solomon Burke のライブを記録したアルバム。1984年に LP がリリースされ,当時 P-Vine 盤もあった。1988年に一度 CD 化されたが1枚物で,I-2. が省略されていた。
◎ Solomon Burke "Soul Alive" [ROUNDER CD 11521] -1988
その後2002年に,この完全版がリリースされた。リマスターされて音質も向上している。
ライナーノートは,おなじみの Peter Guralnick。彼が書いた『スウィート・ソウル・ミュージック』 には 「キング・ソロモン 流浪の王」 という Solomon Burke についての章があって,ファンは必読。
Rounder の前に Savoy と契約してゴスペルを歌っていた時代にもライブ録音があり,LP を持っていたような記憶もあるが,典型的な「なまぐさ坊主」ですからね・・・「ありがたみ」は無い・・・(^_^;)
このライブのバックバンド The Realtones でギターを弾いていたのが,Marc Ribot。「ソロモン・バーク アルバム完全ガイド」(『ブルース&ソウル・レコーズ No.90』 p.80) には,「バックを務めるホーン入りのリアルトーンズは,たぶん白人女性ソウル歌手ブレンダ・バーグマンの持ちバンド。(中河)」 とあるが,Brenda Bergman ? という歌手について,AMG その他で検索した限りでは詳細不明。Youtube には Neil Diamond の曲を歌っている画像があったが,同一人物か?
Marc Ribot が,The Lounge Lizards という「フェイク・ジャズ」のバンドに参加する以前の初期の仕事が,↓ のセッション。
◎ Tom Waits "Rain Dogs" [ISLAND 422-826 382-2] -1985
Keith Richards が参加している曲もあるが,Marc Ribot と同じセッションは無いようだ。Rod Stewart がカバーしてヒットさせた 'Downtown Train'(この曲のギターは G.E. Smith) が収録されていることで,好きなアルバム。
● Norah Jones "The Fall (+1)" [Blue Note TOCP-70830] -2009
◎ Allen Toussaint "The Bright Mississippi (+2)" [Nonesuch WPCR-13336] -2009
◎ Joe Henry "Blood From Stars (+1)" [ANTI-/Sony EICP 1269] -2009
● Marianne Faithfull "Easy Come Easy Go (2 CDs + DVD)" [naïve NV814412] -2008
◎ Robert Plant & Alison Krauss "Raising Sand" [Rounder UCCU-1162] -2007
最近,Marc Ribot が参加しているアルバムは,手持ちの CD だけでもこれだけある。個人的に最も記憶に残っているのは,Marianne Faithful と Keith Richrds がデュエットした 'Sing Me Back Home' の演奏。キースともう一人 Barry Reynolds というギタリストとの3本のギターの絡み具合が絶妙。
そんな Marc Ribot も,30年近く前には,Solomon Burke のバックでギターを弾いていたのだから,「歴史」というのはおもしろい・・・。
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2010年5月30日 10時25分
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2010年05月29日(土)
Solomon Burke "LIVE" [Immortal IMA 104155]
1. The Greeting Song
2. Down In The Valley
3. Diamond In Your Mind
4. Medley - If You Need Me, Tonight's The Night, I Almost Lost My Mind, He'll Have To Go, Got To Get You Off My Mind, Having A Party, Amen
5. Soul Searchin'
6. Georgia On My Mind
7. A Change Is Gonna Come
8. (Sittin' On) The Dock Of The Bay, Spanish Harlem, Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song), Stand By Me, Medley
9. I Wish I Knew (How It Would Feel To Be Free)
10. Proud Mary
11. Don't Give Up On Me
12. Mona Lisa Feat. Selaisse Burke
13. I Will Survive Feat. Candy Burke
14. Medley - Long Tall Sally, Lucille, Tutti Frutti
15. May The Good Loard Bless And Keep You
16. Everybody Needs Somebody To Love
JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2010 〜25周年記念スペシャル〜
↑ まもなく初めての来日公演が実現する Solomon Burke の,現時点では最新のライブ録音。コンサートへ行く前の予習用に最適。
2003年に North Sea Jazz Festival, Rotterdam, The Netherlands, で行われたライブの模様が収録されている。
これ以前にも Solomon Burke のライブは,二度 LP/CD 化されたことがある。
● "Soul Alive" [ROUNDER CD 11521] -1988
その後,いくつかの曲が追加された CD 2枚組のセット("Soul Alive! (2CDs)" [ROUNDER 11661-2167-2] -2002) がリリースされた。
◎ "Live At The House Of Blues" [Black Top BT-1108] -1994
自身のヒット曲以外に,ソウルの定番曲とも言える他人の曲を歌っているのは同じだけれども,表題の CD が以前のライブ・アルバムと大きく異なっているのは,新しいだけあって,2002年にグラミーを受賞した ↓ のアルバムの収録曲が歌われていること。
◎ "Don't Give Up On Me" [FAT POSSUM 80358-2] -2002
1. Don't Give Up On Me (Dan Penn)
3. Diamond In Your Mind (Tom Waits)
5. Soul Searchin' (Brian Wilson / Paley)
Dan Penn とは,Atlantic 時代にすでに,曲を提供してもらったりプロデュースしてもらったりして関係があったが,おもしろいことに,Tom Waits との接点も,あった。こじつけだが・・・(^_^;)
◎ Solomon Burke "Soul Alive" [ROUNDER CD 11521]
◎ Tom Waits "Rain Dogs" [ISLAND 422-826 382-2]
ライブは1981年の録音で,Tom Waits のスタジオ盤は1985年のリリース。
どちらのアルバムでもギターを弾いているのは,Marc Ribot。
Marc Ribot が,Solomon Burke のバックでギターを弾いていたことがあるというのは,ちょっと意外・・・?
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2010年5月29日 09時11分
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2010年05月27日(木)
明後日からは,まもなく来日する Solomon Burke について書く予定だが,その前に,更新できなかった間にデスクトップにたまった書きかけの「下書き」からいくつかを,とりあえず・・・。
◎ John Mayer "Battle Studies" [Columbia 88697 53087 2]
Rod Stewart "Soulbook" における Steve Jordan のプロデュースした音とドラムがあまりにも気持ちよかったので,最近はほかにどんな仕事をしているのだろうと検索して発見したアルバム。
最初に聴いたときには,あっさりすっきりし過ぎているように感じて物足りなかったが,前作の "Continuum" や "Where The Light Is: Live In Los Angeles (2 CDs)",John Mayer Trio "Try!" までさかのぼり,改めて聴いて初めて,Rock'n'Soul & Blues の傑作であると認識できた。まだ33歳だというのに底知れぬ余裕が感じられる。バークリー音楽院中退。
◎ Rod Stewart "The Rod Stewart Sessions 1971-1998 (4 CDs)" [Warner Bros. 8122 79853 8]
4 CDs を大雑把に分けると,前半は未完成なデモ録音と未発表曲,後半には,公表された装飾過多な作品から贅肉をそき落としたシンプルなデモ録音と未発表曲が収録されている。当然,後半のほうがおもしろかった。特に,Disc III-1. Thunderbird がお気に入り。曲調はハードなゴスペル風だが,内容はバチ当たり・・・(^_^;) ガールハントした車の中でラジオから流れているのは,Sam Cooke 'Send Me Some Lovin''。
◎ Alex Chilton "High Priest (+4)" [New Rose TECP-25264]
Dan Penn "Nobody's Fool" の紙ジャケ盤発売に関連して,'Nobody's Fool' のカバーが含まれたアルバムの紹介として書き始めたが,これも追悼記事になるとは・・・R.I.P.
● Jimmy Hughes "Why Not Tonight?: the Fame recordings Vol.2" [Atlantic/Kent CDKEND 331]
この CD のライナーノートで,演奏しているミュージシャンの詳細が判明することを期待していたのだが・・・。'Don't Lose Your Good Thing' のドラムは,Roger Hawkins でしょう・・・?
◎ V.A. "Bless You California: More Early Songs Of Randy Newman" [ace CDCHD 1240]
"On Vine Street: The Early Songs Of Randy Newman" の続編。この CD でソウル・ファンになじみがあるのは,Irma Thomas と Lou Rawls くらいかも知れないが,Dr.Smith の登場する "Lost In Space"『宇宙家族ロビンソン』 の音楽も Randy Newman が担当していたということで,ソウルとの因縁は浅からぬものがある・・・?
◎ The Holmes Brothers "Feed My Soul" [Alligator ALCD 4933]
平均年齢が約68歳というジイサンたちのバンド,The Holmes Brothers の新作アルバム。ストーンズも,新参者であるロニーを除けば,チャーリー,ミック,キースの3人の平均年齢はほぼ同じ。こういう年寄り連中が頑張っているのだから,自分も元気を出さねば・・・とは思うが,これから10数年先の自分の姿など,全く想像できない・・・(^_^;)
Bobby Charles や 浅川マキが亡くならなければ書き上げていたはずの,Willie Mitchell の Hi 以前の作品集の記事も書きかけのまま・・・。
◎ Willie Mitchell Combo and The Four Kings "Walkin' With Willie plus Earl Wade, Lee Andrews, Big Buddy Lucas, The Showmen and Larry Clinton" [Roller Coaster RCCD 3009]
◎ Roy Brown / Willie Mitchell / Larry Birdsong "Rocking All The Time" [P-Vine Club PVC-22006]
ほかにも残っている「下書き」はいくつかあるが,それらの完成版は,そのうち,いつか・・・(^_^;)
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2010年5月27日 20時40分
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2010年05月25日(火)
最相葉月 『絶対音感』 (新潮文庫)
『東大アイラー』 の第1章「十二音平均律→バークリー・メソッド→ MIDI を経由する近・現代商業音楽史」がきっかけで,純正律や近代平均律について興味を持つようになり,↓ などの「音」に関する本を読むようになった。
□ 小方厚 『音律と音階の科学』 (講談社ブルーバックス)
この 『絶対音感』 もその内の1冊で,以来,彼女のファン。例によって,文庫化されたものしか読んでいないが・・・(^_^;)
□ 『青いバラ』 (新潮文庫)
□ 『星新一―一〇〇一話をつくった人 上・下』 (新潮文庫)
□ 『なんといふ空』 (中公文庫)
「絶対音感」という言葉を検索すると,その有無を判定するテストがネット上にあるので試してみたところ,ぼくにはやっぱり無かった。多少は自信のあった「相対音感」も,あるかどうか・・・というレベル。
Donnie Fritts の歌 をヘタクソだとバカにする資格は,ぼくには無かった・・・m(_ _)m
○ 『アン・イヴニング・ウィズ・ドニー・フリッツ・アンド・ザ・デコイズ [CD+DVD]』 [マスクラット・レコート゛]
何度も発売が延期されていた ↑ が,いよいよ7月にリリースされるようだ。まさかボーカル部分を録音し直していたからではないと思うが・・・,聴いて確かめてみなければ・・・(^_^;)
もちろん,この『絶対音感』という本は,絶対音感が無ければ音楽を楽しむことができないという内容ではないし,相対音感すら無い人が読んでもおもしろいはず。
最相葉月に,音楽家や科学者への取材を続けさせたのは,文化人類学者クロード・レヴィ=ストロース 『神話論』 中の 「音楽は人類究極の謎であり,音楽の謎が解き明かされれば人類進化の謎の多くも解かれる」 という言葉だったそうだ。(p.327)
この本を読み終えても,その「謎」は,深まるばかりだが・・・。
□ 最相葉月・瀬名秀明 『未来への周遊券』 (ミシマ社)
彼女の最新作は,瀬名秀明との往復書簡。2ページ見開きの読み切りで,読みやすそうだから,久しぶりに単行本を買って読んでみようかなと考えている今日このごろであります。
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2010年5月25日 22時23分
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2010年05月24日(月)
Otis Redding "Live on the Sunset Strip (2 CDs)" [Stax STX-32046]
Disc I:
1. Security 2. Just One More Day 3. These Arms Of Mine 4. Satisfaction 5. I Can't Turn You Loose 6. Chained And Bound 7. Respect
8. I'm Depending On You 9. I Can't Turn You Loose 10. Satisfaction 11. Chained And Bound 12. Just One More Day 13. Any Ole Way
Disc II:
1. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) 2. Satisfaction
3. Your One and Only Man (Destiny) 4. Security 5. Good To Me 6. Respect 7. Chained And Bound 8. Mr.Pitiful 9. Satisfaction 10. Ole Man Trouble 11. I Can't Turn You Loose 12. A Hard Day's Night 13. These Arms Of Mine 14. Papa's Got A Brand New Bag 15. Satisfaction
Otis Redding が,1966年4月に The Whisky A Go Go, West Hollywood で行ったライブの模様を記録したアルバム。
ライナーなどには four-night stand とあるが,このアルバムには4月9・10日の Show 2, Set 3 (I-1.〜 7.), Show 3, Set 1 (I-8.〜 II-2.), Show 3, Set 2 (II-3.〜 15.) が収録されているので,1日目(7日) はリハーサルだった?
ブックレット中(p.13) の当時のポスターを再現したもの(?) にも,April 8th, 9th And 10th, 1966 と表示されている。
Rolling Stones のカバー 'Satisfaction' を2度歌っているセットがあるのは,Otis にとって,それが最新のヒット・シングルだったから。2月にリリースされて,R&B Singles: 4, Hot 100: 31 を記録している。
前座を務めていたのは,Rising Sons だったそうだ。リーダーだった Taj Mahal の談話もライナーに掲載されている。
◎ Rising Sons "Rising Sons featuring Taj Mahal & Ry Cooder" [Columbia CK 52828] -1992
そう言えば,Taj Mahal も 'Mr.Pitiful' を歌っていた。
◎ Taj Mahal "Senor Blues" [Private 01005-82151-2] -1997
Otis のマネージャーだった Phil Walden の話によると,当時 Bob Dylan が,Otis に 'Just Like A Woman' を聞かせてカバーしてもらいたいと言ってきたそうだ。ストーンズやビートルズの曲をカバーしているのに,自分の曲を歌わないことが不満だったのだろうか? Otis が歌わなかったのは,Dylan's song was too wordy. と考えていたかららしい。
The Whisky A Go Go でのライブは,過去に2回 CD 化されている。
◎ "In Person at the Whisky A Go Go" [Atlantic/Rhino R2 70380] -1968
◎ "Good To Me Recorded Live At The Whiskey A Go Go Vol 2" [Stax/P-Vine PVCP-8106] -1993
気になるのは,それらとの重複だが,↑ の2枚の CD のライナーには,何日の何回目のセットか明記されておらず,手持ちの資料としては,↓ に収録された一部の曲のデータがあるだけ。それに基づいて曲目リストを作ってみたのだが・・・ → OR_Live.xls
◎ "Otis!: The Definitive Otis Redding (4 CDs)" [Atlantic/Rhino R2 71439] -1993
いざ聴き始めると,Otis の声のパワーに圧倒されて,まだ,落ち着いて他のバージョンと聴き比べられるような状態ではない・・・(^_^;)
また,データ上で同じセットであると思われる曲でも,今回の CD では従来盤に比べて Otis のボーカルがかなり強調されているため,迫力が増している。
それぞれのセットを完全収録しているということで,曲間の聴衆との会話もそのまま残っているが,従来盤で耳障りだったトランペットの調子っぱずれの音についてはかなり手が加えられているようで,さほど気にならなくなっているのはありがたい。
● "Live In London & Paris" [Stax UCCO-4051] -2008
この翌年に収録されたヨーロッパでのライブ録音 ↑ に比べると,Otis の声そのもののパワーは,このアルバムの方が上回っている。のどの調子も良いようだ。
バックの演奏も,The MGs with the Mar-Keys の熟練してタイトなサウンドに比べると拙いが,「若さ」という勢いがある。
いくら 「音韻」派 のぼくでも,このアルバムは,大きなスピーカを使って大音量で聴いてみたくなった。
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2010年5月24日 20時34分
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2010年05月23日(日)
菊地 成孔・大谷 能生 『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史・上 調律,調性および旋律・和声/下 旋律・和声および律動』(文春文庫)
■ 菊地 成孔・大谷 能生 『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編/キーワード編』(文春文庫)
↑ で,講義中に「教科書」としてあげられていた単行本が文庫化(2分冊) された。二人の著者による「文庫版あとがき対談」が加えられている。
単行本は,『東大アイラー』読後,図書館で借りて読みかけたが重いため途中で挫折し,文庫本になるのを心待ちにしていた。
『東大アイラー』が教養学部のゼミとして音楽の専門家ではない一般学生を対象にして行われた講義の内容をまとめたものであるのに対して,この『憂鬱と官能を教えた学校』は,アテネ・フランセが始めた「映画美学校/音楽美学講座」の内容を本にまとめたものなので,かなり専門的な内容も含まれている。受講者の中にはプロのミュージシャンを目指している人もいるようだ。ただ,かなり丁寧に時折ユーモアも交えて分かりやすく説明してくれているので,ぼく程度の知識(ギターはマイナーとセブンスのコードくらいならいろいろなポジションで押さえることが出来るが,ピアノは幼少時の「子供のバイエル」程度) でも何とか付いていけている・・・と思う。
「学術書」としては,小学六年生あるいは幼稚園くらいのレベル(上・p.368) なのだそうだ・・・(^_^;)
「この講義の目的」は,「バークリー・メソッドという,平均律の子孫であり,二一世紀に入りそろそろ役目を終えようとしているかに見える音韻教育体系の教科書を紐解きながら,二〇世紀の商業音楽の,ひいてはその母体となった一九世紀以前からのあらゆる音楽の影響関係を,通史的に再考察,再獲得することで,二一世紀の音楽のあり方を共に模索してい」くこと(p.13)。
「この講義の最重要テーマ」として提示されているのが,「音韻と音響」という概念(p.20)。本書では,話し言葉にたとえて,「音韻」は話している内容,「音響」は声質や話している調子など,「サウンドとしての響きの状態」と,定義されている。
「もちろん音韻だけの音楽というものも,音響だけの音楽というものもあり得」ず,「音韻と音響は切り離すことができない。ということはつまり,完全に分離して等価に扱うことも僕らには難しい。概念上,僕らの内部で音響と音韻は半端に溶け合い,半端に分離されている」。(p.58) ただ,「今は音響の時代」で,「われわれは近過去において,音韻偏重の商業音楽・大衆消費・大量流通音楽の中を生きてきて,そしてやっと二〇世紀が終わることで自然に」「音韻だけじゃなく音響にも十分に注意しながら音楽を消費するようになってきている。」(p.59)
差し詰め,メディアや再生装置によるサウンドの差異をたいして重要視せず,経済的時間的に可能な範囲でいろいろな音楽を聞いてみたいと思っている,ぼくのような人間は,時代遅れの「音韻」派ということになりそうだ・・・(^_^;)
音楽を楽しむのに理論など関係ないし,本を読むのが面倒くさい・・・と,考えている人のために,テレビ番組にもなっているが,オプション料金が・・・(^_^;)
菊地成孔と大谷能生の『憂鬱と官能を教えた学校』TV
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2010年5月23日 10時20分
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2010年05月16日(日)
浅川マキ 『浅川マキがいた頃 東京アンダーグラウンド -bootlegg-』 [EMI TOBF-5660]
【特別映像】〜生前最後のライブ映像 として,昨年末の「新宿 PIT INN」の模様が収録されているが,その他の部分は,浅川マキが,生前にリリースするつもりで編集していた映像らしい。『浅川マキがいた頃』というタイトルも自分で付けていたのだろうか?
『DARKNESS IV』(2007) では,付属のブックレットなどには何も書かれていないが,EMI の公式サイト に「完成」・「終章」などという言葉が使われていたし,もうその頃から「死期」を予感していたのかもしれない。
表題の DVD に登場するミュージシャンなどは,以下の通り。
泉谷しげる,山内テツ,山下洋輔、向井滋春,南正人,日野皓正,植松孝夫,渋谷毅,川端民夫,下山淳,Cecil Monroe,Bobby Watson,Tony Maiden,Andre Fischer,原田芳雄,細田敏博,宮澤昭,奈良敏博,池畑潤二,野島健太郎,柄谷行人,Tristan Honsinger。
なぜか収録された場所等は明記されているのに,日時については記載が無い。おそらく,以前の DVD 『幻の男たち LIVE 1984』(参加ミュージシャン:近藤等則,向井滋春,本田俊之,渋谷毅,川端民生,セシル・モンロー,飛田一男,後藤次利,つのだ ひろ) 以降に,文芸坐ル・ピリエ,東芝 EMI スタジオ,新宿 PIT INN などで収録された映像と思われる。
監督:浅川マキ というクレジットのある 映画『男からの声』(出演:原田芳雄) や,いかにも「アングラ」的で意味不明な映像も含まれている。モノクロの作品が多いのも,マキさんらしい。
この DVD と同時に,廃盤になっていた ↓ も,復刻されたが・・・,
○ 『浅川マキの世界 CD10枚組BOX自選作品集』
1. 浅川マキの世界(1970.9.5)
2. 裏窓(1973.11.5)
3. 浅川マキライヴ 夜(1978.2.5)
4. ONE(1980.4.5)
5. CAT NAP(1982.10.21)
6. SOME YEARS PARST(1985.2.21)
7. アメリカの夜(1986.3.1)
8. こぼれる黄金の砂-What it be like‐(1987.2.25)
9. UNDERGROUND(1987.12.25)
10. Nothing at all to lose(1988.12.21)
10枚のうち6枚(1.〜 5. 8.) は CD/LP で持っているし,DARKNESS のシリーズに全曲収録されたアルバム(7.) もあるし・・・ということで,見送る予定。
岡林信康の URC 時代の作品のように,1枚ずつ「紙ジャケ」でのリリースをお願いしたい m(_ _)m
表題の DVD の最後は,寺山修司が好きだったという 「悲しき口笛」 をアカペラで歌う場面で終わっているが,浅川マキの死について,岡林信康が 「僕もあんな風に死にたい」と語っていたのは,↓ の発表会の席上だった。
○ 岡林信康 『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20100120002.html
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2010年5月16日 16時53分
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2010年05月09日(日)
2010年5月9日 01時09分
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2010年05月08日(土)
Spooner Oldham と Dan Penn が書いた名曲の一つ。
オリジナルは,↓ に収録されている Ted Taylor のシングル[Atco 6481]。 Marlin Greene と Quin Ivy のプロデュースで,1967年4月に録音されている。
● V.A. "Sanctified Soul" [KENT CDKEND 180] -2000
14. Feed The Flame
盤起こしだが約1分長いバージョンの収録された CD もある
◎ Ted Taylor "Steal Away" [PAULA PCD-345] -1994
Percy Sledge のバージョンは1968年初めの録音で,やはり Marlin Greene と Quin Ivy によってプロデュースされている。シングルカットはされておらず,LP "Take Time To Know Her"(1968) に収録されていた。2on1 の CD もある。
◎ Percy Sledge "Take Time To Know Her" [ATLANTIC 7567-80800-2] -1998
◎ Percy Sledge "The Percy Sledge Way / Take Time to Know Her" [DBK Works dbk532] -2006
○ Spencer Wiggins "Feed The Flame: The FAME and XL Recordings" [Kent CDKEND 340]
まもなく久しぶりに CD 化される Spencer Wiggins のバージョンは,XL 時代のシングル[XL 1347]。
以前,Vivid Sound で LP/CD 化されたことはあったが,廃盤になっており,待望のリイシュー。
◎ V.A. "Soul Sounds Of Memphis" [XL/Vivid VSCD-017]
Van Broussard というシンガーのバージョンだけ,Youtube にアップされていた。
Van Broussard Feed The Flame @ Youtube
○ Van Broussard "Bayou Boogie Fever" [CSP ]
このシンガーも 'Mr.Pitiful' をカバーしていて,気になっているのだが・・・。
○ Van Broussard "By Special Request" [CSP ]
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2010年5月8日 11時01分
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2010年05月05日(水)
Johnny Jones "1956 - 1966 The Session Years" [SuperBird SBIRD 0013 CD]
The Jimmy Beck Orchestra
1. Every Night In The Week [Champion 1003, 1958]
2. Now That We're Together [Champion 1019/Cherokee 1019, 1959]
3. Best Of Luck Baby [Champion 1001, 1958]
4. Sittin' Here Drinking [Champion 1004, 1958]
5. Somebody Somewhere [Champion 1015, 1959]
6. Slave To Love [Champion 1014, 1959]
7. I'm Just What You're Looking For [Champion 1005, 1959]
8. Fiesta [Champion ?]
9. Nightmare [Champion ?]
10. Blue Night [Champion 1002, 1959]
11. Pipe Dreams [Champion 1002, 1959]
The Imperial Seven (aka)The Beat Boys
12. Oh Baby [Poncello 715, 1961]
13. I'm Going Home [Poncello 7004, 1962]
14. Crazy About You Baby [Copa 200, ?]
15. Let Me Down Easy [Poncello 712, 1961]
16. Sugar Daddy [ELBEJAY 103, ?]
17. Mojo Blues [Rich ?]
18. Slow Down Baby [Hollywood 8317/8, ?]
19. Strung Out [Rogana ?]
20. Finger Lickin' [Rogana ?]
21. 24 Hours A Day [HBR LP 8508/9508, 1966]
22. Mercy On My Soul [HBR LP 8508/9508, 1966]
23. Lucky Lou [The!!!Beat, 1966]
24. Pickin' Berries [The!!!Beat, 1966]
同じ名前でも,ブルース・ピアニストの Johnny Jones に比べると知名度は圧倒的に低いが,このギタリストの Johnny Jones も,Blues, R&B, Early Soul の分野での重要人物の一人。このアルバムは,その Johnny Jones が Nashville でセッション・ギタリストとして録音に参加した曲を集めたもの。
Johnny Jones は,Jimi Hendrix が Nashville 時代(1962-3) に師と仰いだ人物。彼のバンドには,後に Jimi Hendrix のバンドに加わる Billy Cox(bass), Larry Lee(guitar) や,Muscle Shoals で Fame Gang として活動する Freeman Brown(drums), Aaron Varnell(sax), Harrison Calloway(trumpet) も在籍していた。
残念ながら,手持ちの CD との重複がほとんどだが,こうやってまとめて聴くと,Johnny Jones のギタリストとしての素晴らしさを改めて実感することができる。1.〜 11. は Jimmy Beck(sax) がリーダーのバンド,12.〜 24. は Johnny Jones 自身がリーダーの The Imperial Seven あるいは The Beat Boys と呼ばれていたバンドによる演奏。19. 20. では,Bob Dylan "John Wesley Harding"(1968) のセッションに参加していた Pete Drake が pedal steel guitar で加わっている。
インスト曲(8. 〜11. 19. 20. 23. 24.) 以外では,Nashville R&B シーンを彩ったシンガーたちの歌唱を楽しむこともできる。わかる範囲で Single No. を書いておいた。23. 24. は,DVD "The!!!!BEAT" から音だけを収録したもので,24. は,ほとんどが Freeman Brown のドラム・ソロ。
Larry Birdsong(1. 5.), Gene Allison(2.), Earl Gaines(3. 4. 15. 21. 22.), Charles Walker(6.), Christine Kittrell(7.), Rudy Greene(12.), Levert Allison(13. 16.), Sam Baker(14. 18.), "John R" Richbourg(17.)
1. 2. 3. 5. 7. 11. 12. 13. ◎ V.A. "Across The Tracks: Nashville R&B and Rock'n' Roll" [ace CDCHD 493] -1996
4. 6. 10. 15. ◎ V.A. "Across The Tracks Vol.2: Nashville R&B and Doo Wop" [ace CDCHD 672] -1997
8. 9. ◎ V.A. "The Champion Records Story Vol.2 : Rockin' R&B" [SPV 49292 CD] -2007
14. 19. 20. ◎ V.A. "The Rogana Story: Hossman's Blues" [SPV 49792 CD]
16. ◎ V.A. "Raid On Cedar Street: The Nashville Blues Treasures (2 CDs)" [P-Vine PCD-5678/9] -2002
17. ● V.A. "The Rich Records Story: Music City, Motor City & The Big Easy" [SPV 49742 CD] -2007
21. 22. ● Earl Gaines "24 Hours A Day" [Black Magic 9037] -1998
23. □ V.A. "The!!!!Beat Vol. 5, Show 19, No.10"
24. □ V.A. "The!!!!Beat Vol. 2, Show 9, No.5"
18. だけ未聴だったが,この曲も ↓ で CD 化されていた。
○ V.A. "Rare Blues & Soul from Nashville 1960's" [SuperBird ]
Johnny Jones は,この後 William Bell の Peachtree と契約(1968) し,その当時の曲が1曲だけ CD 化されている。
◎ V.A. "Atlanta Soul: THE PEACHTREE RECORDS STORY" [Grapevine GVCD 3009] -2003
17. Purple Haze - Johnny Jones and The King Casuals
↑ もちろんジミヘンの曲。かつて自分が教えてやった若僧の曲を,どのような気持ちでカバーしていたのだろう。
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2010年5月5日 09時25分
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2010年05月04日(火)
Various Artists "The Goldwax Story vol. 3" [KENT CDKEND 335]
1. You Hurt Me So Good - Lee "Shot" Williams
2. Let The Best Man Win - Unknown
3. Do The March - George & Greer
4. Ticket To Ride - Wee Willie Walker
5. I've Got A Girl (Who Looks Like A Queen) aka Standing On The Corner - Lylics, The with Percy Millem
6. Mother-In-Law Trouble - Oboe
7. I'm Living Good - Ovations, The
8. Recipe For Love - Unknown
9. A Lucky Loser - James Carr
10. I Think I'm Gonna Cry - Unknown
11. Don't Wake Me Up - George Jackson
12. I Can't Be Satified - Ovations, The
13. Arabian Jerk - Merit, The
14. Rhythm Marie - Phillip & The Faithfuls
15. I Can Make You Happy - Ivory Joe Hunter
16. It's Really Alright - Unknown
17. What Can I Call My Own - Unknown
18. I Can See Sadness Ahead For Me - George Jackson
19. Looking Back - Ovations, The
20. The Greasy Frog - Jeb Stewart
Love Is A Beautiful Thing - Ben Atkins & The Nomads
21. Soul City USA - Ben Atkins & The Nomads
The Greasy Frog - Jeb Stewart
22. What Time Ye Got - Gene "Bowlegs" Miller
23. The Kind Of Woman That's Got No Heart - Spencer Wiggins
24. I'll Be True To You - Ovations, The
"Goldwax Story" の第3集。24曲中11曲(1. 3. 5. 8. 10. 11. 12. 16. 17. 18. 19.) が unissued 。曲目リスト → Goldwax.xls
なぜか,アマゾンや HMV,タワレコ,D.U. でも,曲順が異なっている上に,実際の収録曲よりも多い26曲入りの CD として登録されている・・・?
アマゾンで予約注文していたのに発売予定日が過ぎても発送されず,発送予定が大幅に延期されたので,どうしようかと迷っていたところ,タワレコの店頭で発見し,収録曲に 'Looking Back' The Ovations とあるのが気になって購入。
ライターのクレジットは無いが,期待していた通り,あの 'Looking Back' のカバー。
声質とフレージングだけでなく,ダンスが苦手なところまで Sam Cooke に似てしまった Louis Williams だけあって,なかなかの歌いっぷり。
アマゾンをキャンセルまでしてあわてて買ってよかったと思っていたら,続いて耳に飛び込んできたのが,Ben Atkins & The Nomads 'Love Is A Beautiful Thing' 。
CD 付属のブックレットなどには,20曲目には Jeb Stewart 'The Greasy Frog' が収録されていることになっている? アマゾンなどで最初に発表されたトラック・リストには含まれていたのだが・・・,と思っていたら,その 'The Greasy Frog' は21曲目に,Ben Atkins 'Soul City USA' に代わって収録されていた・・・(^_^;)
結局,'Soul City USA' の Ben Atkins バージョンは,この CD には含まれていない。楽しみにしていたのに・・・(T_T)
どうせ Ben Atkins の曲を収録するなら,'Mr.Pitiful' のほうにして欲しかった・・・(^_^;)
このミスのために,アマゾンで出荷が遅れているのだろうか・・・?
<< 追 記 >> プレス・ミスは初回出荷分のみで,日本盤などは修正済みらしい。
テープの山をかき分けて1曲ずつ聞き分けるという作業は,さぞかし大変だろうとは思うが・・・。
ただ,英 ace/Kent で好感が持てるのは,きちんとミスを認めて修正していく・・・という姿勢。
この CD でも,過去のミスがいくつか修正されている。
1. You Hurt Me So Good - Lee "Shot" Williams
Lee "Shot" Williams が Goldwax で録音しているのは,この曲だけでなく,↓ に George Jackson 'You Gotta Have Soul' として収録されていた曲も Lee "Shot" Williams が歌っていたそうだ。
◎ V.A. "Goldwax Northern Soul" [Kent CDKEND 313] -2009
7. I'm Living Good - The Ovations
もう一つのミスがこの The Ovations の曲で,今回の CD に収録されている,イントロに語りの入っていないバージョンが,本当の Goldwax 117 342。
もちろん,過去のミスの修正だけでなく,このアルバムには新たな発見も含まれている。
unissued では,Spencer Wiggins で知られている 'I Can't Be Satified' の The Ovations のバージョンが素晴らしいし,同じ The Ovations で,やはり Spencer Wiggins のバージョンで有名な 'I'll Be True To You' のカバー同名異曲が,昔 Vivid Sound からリリースされていたものの,↓ には収録されていなかった曲。
◎ The Ovations "Goldwax Recordings - featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 246] -2005
ジャケ写にある James Carr や George & Greer のポートレートも新発見らしい。ブックレット中には,Timmy Thomas と Ben Atkins のツー・ショットも掲載されている。見た目では,白人である Ben Atkins のほうがコワイ・・・(^_^;)
'Love Is A Beautiful Thing' のオルガンは,ひょっとすると Timmy Thomas ・・・?
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2010年5月4日 17時01分
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2010年03月14日(日)
Wilson Pickett "Funky Midnight Mover: The Atlantic Studio Recordings 1962-1978 (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753]
トラブル・メーカーで性格の悪い嫌われ者だったが,人一倍寂しがり屋で「愛」に飢えていた人間だったにちがいない。そうでなければ,あれほど美しいラブ・ソングを,あんなに切なく歌うことができなかったはずだ。
「歌」を聴いて泣きたくなることはあっても,踊りたくなったことはないので,'Land Of 1000 Dances' のようなダンス・ナンバーよりも,'Back In Your Arms','I'm Sorry About That','I'm In Love' などのバラードに思い入れが強い。やはり性格がひねくれていた Bobby Womack との共同作業に傑作が多いのは,「類は友を呼ぶ」というやつか・・・?
それにしても,ぼくの好きなシンガーやミュージシャンにはどうしてこんなに「マトモ」でない人間が多いのだろう・・・(^_^;)
表題のアルバムには,そんな Wilson Pickett が,最も活躍していた Atlantic 時代の作品を中心に収録されている。すでに CD 化された楽曲も多く,コンプリート集でもないが,さすが Rhino Handmade と賞賛したくなるようなボックス・セットになっている。収録曲のリストは,→ WPonAtl.xls
Rhino にもまだ在庫があるようだが,ぼくは ↓ で入手。
Warner Music Direct
収録されているアルバムのうち,CD 化されて手元にあるのは,↓
◎ "If You Need Me" [Double L/Vivid VSCD 080]
日本盤 CD で,なぜか 'It's Too Late' を除く10曲入り。'If You Need Me' で演奏しているのは,James Jamerson, Benny Benjamin などの Funk Brothers だが,ヒットしたのは Solomon Burke のカバー・バージョンだった。
◎ "In The Midnight Hour" [ATLANTIC/RHINO R2 71275]
◎ "The Exciting Wilson Pickett" [ATLANTIC/RHINO R2 71276]
◎ "The Wicked Pickett" [ATLANTIC 7567-80280-2]
◎ "The Sound Of Wilson Pickett" [WARNER PIONEER 20P2-2380]
● "I'm In Love (+4)" [east west japan AMCY-937]
● "I'm In Love" [Collectables COL-CD-6334]
表題のボックス・セットに収録されているのは,モノラル。'I'm In Love' や 'I've Come A Long Way' などのスローなバラードはステレオ・バージョンのほうがお気に入り。
◎ "The Midnight Mover" [Atlantic/Collectables COL-CD-7769]
● "Hey Jude" [MMG AMCY-67]
◎ "In Philadelphia" [east west japan AMCY-938]
◎ "Don't Knock My Love" [Atlantic/Collectors' Choice CCM-2063]
ボックス・セットの収録曲で,↑ の CD に含まれていないのは,
Disc I:
4.My Heart Belongs To You 5. Let Me Be Your Boy
The Falcons のあと,Correc-Tone というレーベルから最初にリリースしたソロ名義のシングル。
Disc III:
18. Woman Likes To Hear That (George Jackson)
"Hey Jude" のセッションで録音されているが,この曲だけ次の,未 CD 化である "Right On" に収録。
24. Mini-Skirt Minnie
Not on LP のシングルだが,↓ のベスト編集盤などに収録済みだった曲。
● "A Man And A Half (2 CDs)" [ATLANTIC/RHINO R2 70287]
Disc IV:
2. Hey Joe 3. She Said Yes 4. Sweet Inspiration 5. Steal Away 6. Funky War 7. You Keep Me Hanging On 10. Groovy Little Woman 11. This Old Town 12. It's Still Good 13. Sugar Sugar 14. Lord Pity Us All
MP3 などのデジタルなデータとしては購入可能だが,未 CD 化の LP "Right On" の曲。2. 3. 7. 13. は,ベスト編集盤などに収録されていたが,未だにデジタルなファイルに抵抗のある身としては,まとめて聴けるようになったのはありがたい。2. Hey Joe だけ Fame Studios で,その他は Criteria Studios, Miami で録音されている。Fame 録音は,personnel unknown となっているが,時期(1969/05) からすると,Fame Gang による演奏か? Criteria では,3.〜 7. が Cold Grits,10.〜 14. が Muscle Shoals Rhythm Section + Eddie Hinton というクレジットがある。
8. Now You See Me, Now You Don't 9. Cole, Cooke & Redding
これも Not on LP のシングルだが,9. は,ベスト編集盤などで聴くことができた名曲で,Nat King Cole, Sam Cooke, Otis Redding に捧げられている感動作。
Disc V:
11. One Step Away 12. Funk Factory 13. Love Dagger
11. 12. は,Atlantic での最後のシングル(1972) となった曲。13. は Erva というレーベルからリリースされたシングル(1977) で,その間 Wilson Pickett は,RCA に所属していた。
14. Time To Let The Sun Shine On Me 15. Who Turned You On 16. Dance You Down 17. Dance With Me 18. She's So Tight 19. The Night We Called It A Day 20. Hold On To Your Hiney 21. Groovin' 22. Lay Me Like You Hate Me 23. A Funky Situation
14.〜 23. は,Atlantic 傘下の Big Tree からリリースされた "A Funky Situation" というアルバム。1978年の Fame 録音で,Rick Hall がプロデュースしているが・・・。
Disc VI:
1. Hello Sunshine (Alternate Version Without Overdub)
2. Pray For The Rain (Take 1-Scratch Vocals)
3. Groovy Little Woman (Take 12-Alternate Version Without Overdub) 4. Let It Come Naturally 5. Believe I'll Shout (Gospel Jam)
6. Get Me Back On Time, Engine Number 9 (Takes 1 & 2)
7. Rock Of Ages 8. Many Roads To Travel
9. I Hope She'll Be Happier With Him
10. Heaven 11. Can't Stop A Man In Love (Alternate Version) 12. If You Need Me (2nd Version) 13. Don't Forget The Bridge
14. International Playboy (2nd Single Version)
15. Talk Jive 16. I'll Be There
17. Groove City 18. Superstar
4. 5. は,"I'm In Love" のボーナス・トラックとして CD 化されていたが,"Right On" のセッション(Criteria) の曲だった。
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2010年3月14日 21時18分
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2010年03月09日(火)
Various Artists "The Complete Goldwax Singles Volume 3 [1967-1970] (2 CDs)" [ace CDCH2 1248]
Goldwax とその系列である,Bandstand USA,Veep,Timmy 40 などのレーベルからリリースされたシングルを収録したシリーズの第3集。収録曲のリストは,→ Goldwax.xls
3セット6枚の CD に最も多く収録されているシンガーは,James Carr。Goldwax から LP をリリースしているのは,彼だけ。次に登場回数が多いのは,Spencer Wiggins と The Ovations (Louis Williams)。彼らの単独アルバムを編集して世に出したのは,日本の Vivid Sound だった。Vivid Sound によって発掘され,初めて公表された名曲も数多くあったものの,それらが収録された LP/CD は廃盤で,手軽に楽しめない状態が長い間続いていたが,・・・
● V.A. "Goldwax Collection" [GOLDWAX/vivid VGCD-001]
◎ James Carr "You Got My Mind Messed Up" [GOLDWAX/Vivid VGCD-002]
● Spencer Wiggins "Soul City U.S.A." [GOLDWAX/Vivid VGCD-003]
◎ The Ovations "I'm Living Good" [GOLDWAX/Vivid VGCD-004]
◎ James Carr "A Man Needs A Woman" [GOLDWAX/Vivid VGCD-005]
● V.A. "Goldwax Collection 2" [GOLDWAX/vivid VGCD-006]
2001年に始まったイギリスの ace/KENT による再発掘・再 CD 化によって,Goldwax とその関連レーベルの全貌がほぼ明らかになった。Vivid Sound の CD に比べると,技術の進歩によって音質も格段に向上している。
◎ V.A. "The Goldwax Story vol. 1" [KENT CDKEND 203] -2001
● V.A. "The Goldwax Story vol. 2" [KENT CDKEND 225] -2004
● V.A. "The Goldwax Story vol. 3" [KENT CDKEND 335] -2010
◎ James Carr "The Complete Goldwax Singles" [KENT CDKEND 202] -2001
◎ James Carr "You Got My Mind Messed Up (+12)" [KENT CDKEND 211] -2002
◎ James Carr "A Man Needs A Woman (+13)" [KENT CDKEND 215] -2003
◎ James Carr "My Soul Is Satisfied: The Rest Of James Carr" [KENT CDKEND 231] -2004
◎ The Ovations "Goldwax Recordings - featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 246] -2005
◎ Spencer Wiggins "The Goldwax Years" [KENT/Ace CDKEND 262] -2006
◎ V.A. "Goldwax Northern Soul" [Kent CDKEND 313] -2009
● V.A. "The Complete Goldwax Singles Volume 1 [1962-1966] (2 CDs)" [ace CDCH2 1226] -2009
◎ V.A. "The Complete Goldwax Singles Volume 2 [1966-1967] (2 CDs)" [ace CDCH2 1236] -2009
● V.A. "The Complete Goldwax Singles Volume 3 [1967-1970] (2 CDs)" [ace CDCH2 1248] -2010
特に,この "The Complete Goldwax Singles" のシリーズは,ソウルだけでなくカントリーやガレージ・ロックの楽曲も収録され,当時の Memphis のミュージック・シーンを知る上で,貴重な資料にもなっている。
Spencer Wiggins 'Cry To Me' など,Fame に譲渡された一部の楽曲が残っているが,その CD 化も時間の問題。ついでに,Goldwax で制作され Josie にリースされた Ben Atkins 'Mr.Pitiful' の CD 化もお願いしたい・・・m(_ _)m
表題の CD で,個人的に最も気になるのは,Ben Atkins & The Nomads 'Love Is A Beautiful Thing' (Felix Cavaliere, Edward Brigati)。The Young Rascals のカバー。
なぜかグループ名義になっているが,演奏しているのは,当時の Fame Studio のハウス・バンド。ライナー(Tony Rounce) にはエンジニアだった Mickey Buckins の名前だけしか挙げられておらず,彼は,後に Fame Gang の一員となるわけだが,この時点で演奏しているのは,Muscle Shoals Rhythm Section (Barry Beckett, Jimmy Johnson, David Hood, Roger Hawkins) を中心とするメンバーのはず。
シングルの B 面にはインスト・バージョンが収録されるほど素晴らしい演奏で,同じトラックで James Carr が歌っているバージョンも発掘され,CD 化された。
ちょうど,Wilson Pickett "Hey Jude" とほぼ同じ時期の録音と思われ,サウンド的にも似通っている部分が多い。最近 Rhino handmade からリリースされ話題になっている "Funky Midnight Mover (6 CDs)" に掲載されている録音データによると,当時の Fame Studio のミュージシャンは,M.S.R.S. に,Marvell Thomas: organ,Bobby Womack / Duane Allman: guitar,Gerald Jemmott: bass が加わっていたらしい。
確かに,この "The Complete Goldwax Singles Volume 3" の Disc 2 に収録されている曲のうち,Muscle Shoals 録音と思われる Willie Walker 'From Warm To Cool To Cold'/'A Lucky Loser',Spencer Wiggins 'I Never Loved A Woman',James Carr 'To Love Somebody' の (スライド・) ギターは,Duane Allman のようだ。そして,Spencer Wiggins 'Once In A While'/'He's Too Old' のギターは,Bobby Womack か・・・?
James Carr 'That's The Way Love Turned Out For Me' の,リバーブのかかったギターの音は,Eddie Hinton のような気がしているのだが・・・?
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2010年3月9日 20時15分
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2010年03月08日(月)
Ben Atkins "Patchouli" [Enterprise/P-Vine PCD5171]
1. I Love This Song (Dan Penn, Jimmy M.Johnson, Leon Renfro)
2. Cross My Mind (Dennis Lambert, Brian Potter)
3. Shine On (Eric Mercury, Carson Whitsett)
4. Holding on to Friends (Thomas, McRee, Thomas)
5. Smokestack Lightin' / Brighter Side of it All (C. Burnett / T.Smith, S.Smith, C.Feldman, J.Wiker)
6. Solid Ground (Thomas, McRee, Thomas)
7. That Brings Me Down (Jerry Puckett)
8. Long Way to Go (Bettye Crutcher,Bobby Manuel)
9. Would I Be Better Gone? (B.Manuel, W.Brown, D. Carter)
10. Good Times Are Coming (Bobby Manuel)
◎ V.A. "The Goldwax Story vol. 1" [KENT CDKEND 203] -2001
↑ に "I've Been Loving You Too Long" の未発表バージョンが収録され,↓ でシングル(Goldwax 336) が CD 化された ブルーアイド・ソウル・シンガーのアルバム。
◎ V.A. "The Complete Goldwax Singles Volume 3 [1967-1970] (2 CDs)" [ace CDCH2 1248] -2010
Disc II: 1. Love Is A Beautiful Thing
↑ のライナーで紹介されていたオフィシャル・サイトのディスコグラフィを見ると,
http://www.bigbenatkins.com/disc.html
1969年にリリースされたシングル(Josie 45-1022) で 'Mr.Pitiful' を歌っている。Quinton Claunch と Rudolph Russell がプロデュースして,Josie という New York のレーベルにリースした曲らしい。Goldwax で制作したのなら,"The Complete GOLDWAX Singles" のシリーズに収録してくれればよかったのに・・・(^_^;)
表題のアルバムは,Ben Atkins が Goldwax の後 Stax 傘下の Enterprise と契約して1971年にリリースした LP を,P-Vine が CD 化したもの(1996)。日本語解説(中山義雄) と英文歌詞が付いている。
アナログ盤では,タイトルの patchouli 「パチョリ」 という植物からとった香料がジャケットにふりかけられていたそうだ。CD にはそんな香りは付けられていないが,内ジャケの,開けっ放しの野外トイレに腰を下ろしている写真は CD のライナーにも印刷されていて,それを眺めていると,何かが臭ってくるような気はする・・・(^_^;)
Bobby Manuel がプロデュースしているけれども,1.〜 6. は Muscle Shoals 録音で,Wayne Perkins がリード・ギターの Muscle Shoals Rhythm Section による演奏。7.〜 10. は Stax のスタジオで録音されていて,Donald "Duck" Dunn と Al Jackson, Jr. に,キーボードが Marvel Thomas で,ギターは Bobby Manuel というメンバーが基本。9.だけ John Gaston という人物がベースを担当し,Joe Correro Jr. というギタリストが加わっている。
GOLDWAX 時代のブルーアイド・ソウルとは異なる,フォーキーなスワンプ・ロックなので,ピュアなソウル・ファンにはお勧めできないが,このアルバムでもコーラスを担当している Jeanie Greene のアルバム や,Don Nix あたりが好きな人には気に入っていただけるはず。残念ながら,CD 化されているのは,この P-Vine 盤だけのようだ。
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2010年3月8日 19時10分
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2010年03月07日(日)
Various Artists "The Bert Berns Story: Mr Success Vol. Two 1964-1967" [ace CDCHD 1251]
1. I'm Gonna Run Away From You (Bert Berns) - Tami Lynn
2. Everybody Needs Somebody To Love (Jerry Wexler, Bert Berns, Solomon Burke) - Solomon Burke
3. Come Home Baby (Barry Mann, Cynthia Weil) - Wilson Pickett
4. It Was Easier To Hurt Her (Jerry Ragovoy, Bert Berns) - Garnet Mimms
5. Hang On Sloopy (Bert Berns, Wes Farrell) - The McCoys
6. If I Wounld Marry You (Bert Berns, Tammy Montgomery) - Tammy Montgomery
7. Come On Girl (Bob Elgin, Bert Berns, Kay Rogers) - The Knight Brothers
8. In Front Of Her House (Bert Berns, Stanley J Kahan) - Larry Hale
9. I Don't Want To Go On Without You (Jerry Wexler, Bert Berns) - The Drifters
10. Show Me Your Money (Bert Berns, Mike Leander) - Kenny Hamber
11. Cry No More (Bert Berns, Jerry Ragovoy) - Ben E King
12. Run Mascara (Bert Berns) - The Exciters
13. You'll Never Leave Her (Bert Berns, Mike Stoller) - Pat Embers
14. You May Be Holding My Baby (Bert Berns, Paul Colby) - The Pussycats
15. I Went Out With My Baby Tonight (Bert Berns) - Moses K & The Prophets
16. You Forgot How To Love (Bert Berns, Ilene Stewart) - Patti LaBelle & The Blue Belles
17. I'll Take Good Care Of You (Jerry Ragovoy, Bert Berns) - Garnet Mimms
18. Better Not Believe Him aka Sorrow (Bert Berns, Ruth Batchelor) - Barbara Lewis
19. Mr Success (Bert Berns) - Bobby Harris
20. Gone Gone (Bert Berns) - Roy C
21. No One Could Ever Love You (Bert Berns, Jerry Ragovoy) - Freddie Scott
22. Mojo Mama (Jerry Wexler, Bert Berns) - Don Varner
23. Brown Eyed Girl (Van Morrison) - Van Morrison
24. Piece Of My Heart (Bert Berns, Jerry Ragovoy) - Erma Franklin
25. I Got To Go Back (And Watch That Little Girl Dance) aka Look At That Girl (Bert Berns, Jeff Barry) - Otis Redding
26. Heart Be Still (Jerry Ragovoy, Bert Berns) - Lorraine Ellison
● V.A. "The Bert Berns Story: Twist And Shout Vol. One 1960-1964" [ace CDCHD 1178] -2008
↑ Vol.1 のリリース以来,待ちかねていた Bert Berns Story の第2弾。例によって,手持ちの CD と重複する曲は多いが,新しい発見も数多くあった・・・(^_^)v
ジャケ写で Bert Berns の左に座っているメガネの男性は Jerry Wexler 。ほぼ同じ場面の写真がブックレット内にあり,それには Ben E.King も写っていた。
アルバム・タイトルになっている Bobby Harris 'Mr Success' の解説(Mick Patrick) の冒頭は,↓
The influence of Sam Cooke is very much in evidence on ''Mr Success', the B-side of the first of two 45s released by Bobby Harris on Shout, a new label formed by Bert Berns in 1966.
Bobby Harris - Mr. Success @ Youtube
この CD にも,いかにも英 KENT らしい丁寧なブックレットが付属していて,いろいろな資料が掲載されており,その中に Sam Cooke の写っている写真があった。
そのキャプションは,↓
BEAUTY AND BRAINS sparked BMI dinner in New York last week. Seen above are Evelyn Kingsley, Mike Stoller, Bert Berns, Paul Case, Zelda, Sam Cooke, Jerry Leiber, Phil Spector, Mr. and Mrs. Danny Kessler and Barry DeVorzen.
日付は無いが,おそらく同じパーティで撮影されたと思われる写真が "Dream Boogie"(p.456) に掲載されていて,それには January 23, 1963 とある。
Sam の横にいる Zelda Sands は,SAR Records で「最初のフルタイムのスタッフ」として働いていた女性(『Mr.Soul サム・クック』p.268-9)
Sam Cooke は,このパーティにシンガーではなくソングライターとして参加している。Bert Berns や Phil Spector たちと顔をあわせたとき,Sam は彼らとどんな話をしていたのだろう・・・?
1. I'm Gonna Run Away From You を歌っている Tami Lynn は,"Exile on Main St." のセッションに参加していることでストーンズ・ファンにはおなじみのシンガー。この曲を含む単独アルバム(1972) は CD 化済み。
◎ Tami Lynn "Love Is Here and Now You're Gone" [DBK Works dbk521] -2005
2. Everybody Needs Somebody To Love 5月末に初めて来日する Solomon Burke が必ず歌ってくれる曲。これが最初で・・・になるかもしれないので,見ておかねば・・・(^_^;)
最近,2003年にオランダで録音されたライブ盤がリリースされている。
● "LIVE - North Sea Jazz Festival, Rotterdam, The Netherlands, 2003" [Immortal IMA 104155] -2010
4月に予定されている新作は,Willie Mitchell がプロデュースしたらしい。
◎ "Nothing's Impossible" [E1 Entertainment E1E-CD-2086] -2010
3. Come Home Baby で Wilson Pickett とデュエットしている女性は,この CD のライナーには Cissy Houston のように書かれているが,Tami Lynn のはず。彼女の声は1曲目で確認できるので,聴き比べれば同一人物であることが納得できると思うが・・・,ちょっとお粗末なミス・・・(^_^;)
Wilson Pickett の Atlantic 時代のボックス・セットの録音データでも,Tami Lynn となっていた。
● Wilson Pickett "Funky Midnight Mover: The Atlantic Studio Recordings 1962-1978 (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753] -2010
この曲には,Mick Jagger がプロデュースした Rod Stewart with P.P. Arnold によるカバー・バージョンがあり,キースがギターでロニーがベースを弾き,Micky Waller がドラム,Nicky Hopkins と Keith Emerson がキーボードを演奏していた。
◎ Rod Stewart "1964-1969 (2 CDs)" [NMC PILOT 44] -1999
Come Home Baby, Rod Stewart & P.P. Arnold @ Youtube
4. 17. と,一人だけ特別扱いされて2曲も収録されている Garnet Mimms のこの時代の作品も CD 化されて手軽に楽しむことができる。
◎ Garnet Mimms "Cry Baby/Warm And Soulful" [BGO/EMI BGOCD268] -1995
5. Hang On Sloopy - The McCoys は,イギリスの Immediate record から最初のシングルとしてリリースされ,最初の LP も The McCoys のものだった。
Bert Berns は,1960年代半ばに3度ほど渡英し,Lulu や Them をレコーディングしているので,おそらくその時に Immediate の創始者だった Andrew Loog Oldham と接触があったと思われる。
当時,そのセッションに参加していた Jimmy Page は Led Zeppelin で,Hoagy Lands や Solomon Burke が歌った 'Baby Come On Home' をカバーしている。
6. If I Wounld Marry You - Tammy Montgomery 無名でも素晴らしいシンガーはいっぱいいるのだな・・・と思いながらライナーを読むと,この後 Motown と契約して付けられた名前が Tammi Terrell ・・・なるほど・・・。
◎ Marvin Gaye & Tammi Terrell "The Complete Duets (2 CDs)" [MOTOWN 440 016 402-2] -2001
9. I Don't Want To Go On Without You - The Drifters 昨年末にリリースされた Bryan Ferry のベスト盤にボーナス・トラックとしてこの曲のカバーが入っていた。
◎ Bryan Ferry "The Best Of Bryan Ferry (CD+DVD)" [Virgin 50999 4 57801 2 7] -2009
Bryan は,Vol.1 に収録されていた The Drifters 'One Way Love' もカバーしている。
● Bryan Ferry "FRANTIC" [Virgin VJCP-68371] -2002
21. No One Could Ever Love You を歌っている Freddie Scott のこの時代の楽曲も CD 化されているが・・・。
● Freddie Scott "Cry To Me - The Best Of Freddie Scott" [COLUMBIA CK 65241] -1998
● Freddie Scott "Mr. Heartache: The Best of the Columbia Recordings Plus!" [Kent CDKEND 314] -2009
22. Mojo Mama (Jerry Wexler, Bert Berns) - Don Varner
この曲名で最初にレコーディングしたのは Wilson Pickett だが,ライナーによると,Hoagy Lands が '32 Miles Out Of Waycross' というタイトルでデモ録音したのが最初で,Wilson Pickett とこの Don Varner がほぼ同時に録音した後,Edwin Starr が '25 Miles' としてヒットさせたのだそうだ。
23. Brown Eyed Girl をヒット(1967, Hot 100: 10) させた Van Morrison のこの時代の作品集は,↓
◎ Van Morrison "Bang Masters" [epic ESCA 5304] -1991
24. Piece Of My Heart Janis Joplin や Bryan Ferry のカバーで耳になじんでいる曲。
◎ Erma Franklin "Piece Of Her Heart: The Epic and Shout Years" [Shout 50] -2009
25. は,Otis Redding "Love Man" に収録されていた 'Look At That Girl' の未発表テイク。そのアルバムでは Steve Cropper の作品としてクレジットされていたが,The McCoys が シングルとしてリリースした 'I Got To Go Back (And Watch That Little Girl Dance)' のカバー。
◎ Otis Redding "Love Man" [ATLANTIC/RHINO R2 70294] -1969
◎ The McCoys "Hang on Sloopy: The Best of the McCoys" [Legacy/epic ZK 47074] -1995
26. Heart Be Still (Jerry Ragovoy, Bert Berns) - Lorraine Ellison
Bert Berns との共作・共同作業が多かった Jerry Ragovoy の作品集ではトップを飾っていたシンガーで,このアルバムは幕を閉じる。
● V.A. "The Jerry Ragovoy Story: Time Is On My Side 1953-2003" [ace CDCHD 1183] -2008
Aretha Franklin に比べると知名度は低いが,その実力は Aretha に勝るとも劣らぬ素晴らしいシンガー。
● Lorraine Ellison "Sister Love: The Warner Bros. Recordings (3 CDs)" [Warner/Rhino RHM2 7717] -2006
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2010年3月7日 07時35分
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2010年02月20日(土)
Sam Cooke "Sam Cooke" [Get Back 8042]
A-1. You Send Me (Sam Cooke)
2. The Lonesome Road (Gene Austin, Nathaniel Shilkret)
3. Tammy (Jay Livingston, Ray Evans)
4. Ol' Man River (Jerome Kern, Oscar Hammerstein II)
5. Moonlight In Vermont (Karl Suessdorf, John Blackburn)
6. Canadian Sunset (Norman Gimble, Eddie Heywood)
B-1. Summertime (George & Ira Gershwin, Dubose & Dorothy Heyward)
2. Around The World (Victor Young, Harold Adamson)
3. Ain't Misbehavin' (Andy Razaf, Harry Brooks, Thomas Waller)
4. The Bells Of St.Mary's (Emmett Adams, Duglas Furber)
5. So Long (Irving Melsher, Remus Harris Russ Morgan)
6. Danny Boy (Frederick Weatherly, Harold Samuel)
7. That Lucky Old Sun (Haven Gillespie, Beasley Smith)
記念すべき,Sam Cooke の最初の LP 。手元にあるのは,もちろん Get Back からの再発盤・・・(^_^;)
1957年に Los Angeles で Robert A. 'Bumps' Blackwell Orchestra をバックに録音されたアルバム。
シングルとしてリリースされた "You Send Me"/"Summertime" については,1957年6月,Radio Recorders, Los Angeles で,Guitar - Rene Hall, Cliff White, Bass - Ted Brinson, Drums - Earl Palmer, Background voclas - Lee Gotch, The Pied Pipers によって録音されたというデータがあり,おそらくその他の曲もほぼ同様のメンバーによる演奏と思われる。
● "THE KEEN YEARS Volume One" [V.S.O.P. #74CD]
↑ のように,ジャケ写のみを流用した CD は過去にリリースされたことがあったものの,完全な形の CD としてリイシューされることは長い間無かったのだけれども,2008年の ↓ を皮切りに,雨後の竹の子の如く CD 化されるようになった。
● "You Send Me (3 CDs)" [Not Now NOT3CD005]
● "Forever (2 CDs)" [Not Now NOT2CD254]
● "Around The World" [SAGA 531 007-5]
● "Classic Album & Singles Collection (3 CDs)" [Golden Stars GSS 5641]
● "The Keen Records Story (3 CDs)" [Not Now NOT3CD037]
以上のほかに,↓ のような CD もリリースされているが・・・。
◎ "Songs by Sam Cooke" [Hallmark 703352]
なぜか,"You Send Me" を除く12曲が収録された CD 。
◎ "Heroes Collection (2 CDs)" [Pegasus PGD CD 052] -2009
50曲入りでお買い得のようだが,Specialty 時代のゴスペル曲の音が最悪。曲の配列もメチャクチャで,お勧めできないどころか,買ってはいけない CD 。
Near Mint なら普通200ドルもする Keen のオリジナル・アルバムとしてしか聴けなかった時代に比べると,はるかに手軽に楽しめるようになったことは,素直に喜びたいが・・・。
さすがに,ここまで氾濫してしまうと,ちょっと複雑な気分になってくる・・・(^_^;)
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2010年2月20日 21時56分
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Sam Cooke "The Wonderful World of Sam Cooke" [Get Back 8036]
A-1. Wonderful World
2. Desire Me
3. Summertime
4. Almost In Your Arms
5. That's Heaven To Me
6. No One
B-1. With You
2. Blue Moon
3. Stealing Kisses
4. You Were Made For Me
5. There I've Said It Again
6. I Thank God
浅川マキの LP を聴くために久しぶりにアナログ・プレイヤーの埃を払い,ついでに引っ張り出してきたのが,この Sam Cooke のアルバム。ぼくの持っているのは,もちろん,2004年にイタリアの Get Back というレーベルからリイシューされた LP 。
Keen のオリジナルは,Near Mint なら数百ドルもするので,とてもじゃないが手が出ない・・・(^_^;)
この LP とほぼ同時に,同じ Get Back から Keen の1枚目 "Sam Cooke" と2枚目 "Encore",5枚目 "I Thank God" がアナログでリイシューされている。たしか,当時はまだ日アマゾンでは LP を扱っておらず,HMV から購入した。
今では日アマゾンも LP を扱うようになったが,HMV で通常価格で購入できる LP でもアマゾンではプレミアが付いていたり,逆に "Encore" などは HMV は「入手困難」なのにアマゾンでは新品で購入できるようになっている・・・?
日アマゾンに登録されている商品は,ジャケ写はこのアルバムなのだけれども「曲目リスト」がおかしい?
同じようなタイトルのアルバムは CD でも数種類あるが,収録曲が微妙に異なっているので,ご注意。
この "The Wonderful World of Sam Cooke" というタイトルの LP は Keen 時代の6作目。
A-3. に収録されている "Summertime" は,再録バージョン。
● "The Keen Records Story (3 CDs)" [Not Now NOT3CD037]
↑ に Part 2 として収録されているのは,オリジナルの Don't Cry バージョンにオルガンをダビングしただけの別バージョン。ひょっとすると,このミスに気が付いたので出荷停止状態にしているのかもしれない。
この LP と同じタイトルのアルバムが,イギリスでは,Rolling Stones のマネージャーだった Andrew Loog Oldham が1965年に作ったレーベル Immediate からリリースされていたことを知ったのは,恥ずかしながら,ごく最近のこと・・・(^_^;)
● V.A. "The Immediate Record Company Anthology (3 CDs)" [Dojo Limited DO BOX 1]
当時はもう Allen Klein がストーンズのマネジメントの一部を担当するようになっていたので,そのつながりでリリースされたのだろうか?
ちなみに,Immediate からリリースされたのは,1枚目の The McCoys に続く2枚目として。3枚目の LP には,Under The Direction of Keith Richard というクレジットがあった。
○ The McCoys "Hang On Sloopy" [IMLP001]
○ Sam Cooke "The Wonderful World of Sam Cooke" [IMLP002]
● Aranbee Pop Symphony Orchestra "Today's Pop Symphony" [IMLP/IMSP003]
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2010年2月20日 09時16分
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2010年02月15日(月)
Sam Cooke "Sam Cooke" [CMG A748986]
1. You're Always On My Mind
2. If I Had You (I'd Be Happy)
3. Don't Cry On My Shoulder
4. Out In The Cold Again
5. You Belong To Me
6. Baby Won't You Please Come Home
7. Little Things You Do
8. Long, Long Ago
9. I Fall In Love Every Day
日アマゾンに 2009/12/22 発売予定で登録され,予約注文していた商品が,今日,やっと届いた。
米アマゾンには在庫があるのに,何度も「お届け予定日」が変更されたので,キャンセルして米アマゾンから購入しようかと思っていたところ,突然,発送された。
これを書いている時点では,同時リリースの ↓ も,まだ日アマゾンに在庫があるようなので,お早めに・・・m(_ _)m
● "The Unforgettable" [CMG A748961]
このジャケ写は全く記憶になかったのだが,CAMDEN という RCA の廉価盤レーベルから1970年にリリースされたアルバム。CD 化されたのは初めてのはず。
7. のみ1965年の録音で,その他は1960〜1年に録音された曲。当然,ハーレム・スクエアの Sam を期待して聴くと,間違いなくがっかりしてしまうので,ご注意・・・(^_^;)
◎ "The Man Who Invented Soul (4 CDs)" [RCA/BMG 07863 67911-2]
1.〜 7. は,↑ のボックス・セットに収録済みだったが,8. 9. は,初めて CD 化された。
◎ "The One And Only Sam Cooke" [RCA/Camden CAK 2264] -1967
○ "You Send Me" [RCA Camden ACS1-0445] -1974
CAMDEN からリリースされたアルバムとしては ↑ の2枚があるが,前者は中古ショップでよく見かけるものの,後者は見かけた記憶がなく,収録曲なども不明。このタイトルのアルバムはいっぱいあるし・・・。
そもそも,Sam Cooke のアナログ・コレクターの間では,RCA Victor 以外からリリースされた LP は,バッタもん扱いで無視されている・・・(^_^;)
そんな廉価盤のアルバムが,なぜ,今 CD 化されたのだろうか ? 全く理解できないけれども,このリイシューが,RCA 初期のアルバムの完全な CD 化につながることを期待したい・・・m(_ _)m
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2010年2月15日 20時03分
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2010年02月14日(日)
浅川マキ "こんな風に過ぎて行くのなら" [TOCT-9489]
1. 今夜はオーライ [浅川マキ/浅川マキ]
2. 埠頭にて [浅川マキ/飛田一男]
3. SOME YEARS PARST (U) [浅川マキ/飛田一男]
↑ PARST の R は □ で囲まれた文字
4. あの男が死んだら [浅川マキ/Irving Berlin]
5. ネオン輝く日々 (U) [浅川マキ/浅川マキ]
6. 別れ [浅川マキ/浅川マキ]
7. まだ若くて [浅川マキ/後藤次利]
8. Mid-Channel [浅川マキ/後藤次利]
9. コントロール [浅川マキ/後藤次利]
10. こんな風に過ぎて行くのなら [浅川マキ/浅川マキ]
浅川マキが1996年にリリースしたアルバム。
EMI Music Japan の公式サイト では 「現在入手不可能」 となっているが,デッドストックが発見されたらしく,タワレコや HMV では在庫があるようだ。
初めて聴いたが,冒頭の曲はギターがメインのストレートなロック。失礼ながら,マキさんもちゃんと歌っていらっしゃる・・・(^_^;)
植松孝夫 のサックスにジャズの香りが感じられる程度で,全体的には,ストーンズあるいはもっとストレートでシンプルな Bad Company あたりを連想させるようなサウンドのアルバムになっているので,ぼくのように '80 年代の JAZZY な浅川マキについていけなくなった初期のファンにも十分楽しめる内容になっている。
2. 8. だけが新曲で,その他の曲は再録バージョン。
1. ○ "幻の男たち" -83
3. ○ "SOME YEARS PARST" -85
4. ◎ "裏窓" -73,◎ "ふと或る夜、生き物みたいに歩いていたので、演奏者たちのOKをもらった" -81
5. ○ "幻の女たち" -88
6. ◎ "LIVE" -72
7. ○ "WHO'S KNOCKING ON MY DOOR" -83
9. ○ "WHO'S KNOCKING ON MY DOOR" -83
10. ◎ "裏窓" -73
アルバムタイトルになっている 10. こんな風に過ぎて行くのなら は,マキさんの好きな言葉らしく,エッセイ集のタイトルにもしている。
● 浅川マキ 「こんな風に過ぎて行くのなら」 石風社
そのオリジナルが収録されている,1973年リリースの "裏窓" は単独では CD 化されていないが,"DARKNESS" シリーズ中の "初期作品集" 3枚をそろえると,収録曲をすべて聴くことができる。
"DARKNESS" のシリーズに収録曲が全て含まれているアルバムは,ほかに1986年リリースの "アメリカの夜" があるだけ。
マキさんが亡くなってから,久しぶりにアナログ・プレイヤーの埃を払い,昔の LP を聴きながら,例によって,曲目リストを作ってみた。→ Maki.xls
手元に無い '80 年代のアルバムについては,↓ を参考にさせていただいた m(_ _)m
浅川マキ ディスコグラフィー オリジナルアルバム 編
リストを作っていて気が付いたのは,バージョンの複数ある曲が多いこと。初期のアルバムでも,スタジオとライブの2通りある曲はあったが,'80 年代でもかなりの曲を複数回録音している。しかも,II とか part 2 などという表示の無いタイトルの方が多いのは,なぜ・・・?
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2010年2月14日 11時01分
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