The Wonderful World of Sam Cooke
Sam Cooke "The Wonderful World of Sam Cooke" [Get Back 8036]
A-1. Wonderful World
2. Desire Me
3. Summertime
4. Almost In Your Arms
5. That's Heaven To Me
6. No One
B-1. With You
2. Blue Moon
3. Stealing Kisses
4. You Were Made For Me
5. There I've Said It Again
6. I Thank God
浅川マキの LP を聴くために久しぶりにアナログ・プレイヤーの埃を払い,ついでに引っ張り出してきたのが,この Sam Cooke のアルバム。ぼくの持っているのは,もちろん,2004年にイタリアの Get Back というレーベルからリイシューされた LP 。
Keen のオリジナルは,Near Mint なら数百ドルもするので,とてもじゃないが手が出ない・・・(^_^;)
この LP とほぼ同時に,同じ Get Back から Keen の1枚目 "Sam Cooke" と2枚目 "Encore",5枚目 "I Thank God" がアナログでリイシューされている。たしか,当時はまだ日アマゾンでは LP を扱っておらず,HMV から購入した。
今では日アマゾンも LP を扱うようになったが,HMV で通常価格で購入できる LP でもアマゾンではプレミアが付いていたり,逆に "Encore" などは HMV は「入手困難」なのにアマゾンでは新品で購入できるようになっている・・・?
日アマゾンに登録されている商品は,ジャケ写はこのアルバムなのだけれども「曲目リスト」がおかしい?
同じようなタイトルのアルバムは CD でも数種類あるが,収録曲が微妙に異なっているので,ご注意。
この "The Wonderful World of Sam Cooke" というタイトルの LP は Keen 時代の6作目。
A-3. に収録されている "Summertime" は,再録バージョン。
● "The Keen Records Story (3 CDs)" [Not Now NOT3CD037]
↑ に Part 2 として収録されているのは,オリジナルの Don't Cry バージョンにオルガンをダビングしただけの別バージョン。ひょっとすると,このミスに気が付いたので出荷停止状態にしているのかもしれない。
この LP と同じタイトルのアルバムが,イギリスでは,Rolling Stones のマネージャーだった Andrew Loog Oldham が1965年に作ったレーベル Immediate からリリースされていたことを知ったのは,恥ずかしながら,ごく最近のこと・・・(^_^;)
● V.A. "The Immediate Record Company Anthology (3 CDs)" [Dojo Limited DO BOX 1]
当時はもう Allen Klein がストーンズのマネジメントの一部を担当するようになっていたので,そのつながりでリリースされたのだろうか?
ちなみに,Immediate からリリースされたのは,1枚目の The McCoys に続く2枚目として。3枚目の LP には,Under The Direction of Keith Richard というクレジットがあった。
○ The McCoys "Hang On Sloopy" [IMLP001]
○ Sam Cooke "The Wonderful World of Sam Cooke" [IMLP002]
● Aranbee Pop Symphony Orchestra "Today's Pop Symphony" [IMLP/IMSP003]
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2010年2月20日 09時16分
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記事の内容から、僕なりに理解したものは、Part 1の初出は"You Send Me"とのカップリングで出されたシングルからで、通常のファスト・バージョンのこと。
で、Part 2がオリジナルに忠実なスロー・バージョンで、初出が、シングル「Summer Time Part 1/Summer Time Part 2」 Keen 2101の時。
そして、[Alternate Version]というのは、Part 1のファスト・バージョンにオルガンをダビングさせたもののこと。
これの初出はどのレコードかは分かりません。
書き込まれた方は、[Alternate Version]と呼ばれるものが、最初に出された"You Send Me"の裏にあるようなのに、”Alternate”とつくのはおかしいんじゃないか?と不思議がってられます。
手持ちにレコードが無く確認できないので、どうかよろしくお願いします(^_^;)
オルガンがダビングされているバージョンは,Keen や RCA から正規にリリースされたものではなく,おそらく ↓ の LP に収録されたものが最初だと思われます。
◎ "The Immortal Sam Cooke (2 LPs)"[TRIP TLP-8019(2)]
無署名のライナーによると,1972年のリリースということになっております。
Keen 時代の Sam Cooke の作品は,アナログ時代は,有名な FAMOUS レーベルからのアルバム以外にも廉価盤としていろいろなレーベルからリリースされていました。
このアルバムもその内の1枚ですが,Keen 時代の作品24曲にオルガンをダビングしたものが収録され,
Dedicated to J.W. Alexander,
who knew the true meaning of Gospel Soul Music
and became the first convert it into Rhythm and Blues.
Released through special arrangement of Magnificent Montague.
というクレジットがあります。
Magnificent Montague は,DVD "LEGEND" 中でインタビューを受けていた人物の一人です。
前にも書きましたが,アナログ盤に関する質問は,例の Yahoo! のサイトでたずねるほうが確実でしょう。
ぼくのアナログ盤のコレクションは「ヌケ」がたくさんあり,自慢できるようなものではない・・・(^_^;)
結局のところ、レコード会社の表記によって困惑させられたという事ですね。
あちらにも報告させていただきました。
例のサイトは生きてられるのか微妙なので(^_^;)