ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2014年06月19日(木)
Bob Dylan "Slow Train Coming"
Bob Dylan "Slow Train Coming" [Sony SRCS 6338]

 Jerry Wexler の自伝本 『私はリズム&ブルースを創った』 を読んでいて,彼が一緒に仕事をした全アーティストの中で「天才」の称号がふさわしいと考えている3人の内,Ray Charles Aretha Franklin はすぐに見当が付くけれども,残る一人は Solomon Burke Wilson Pickett,あるいは Otis Redding か・・・,Sam Cooke と一緒に仕事をしていたら Sam なのだろうが・・・,などと考えながら読み進めていくと・・・
「ボブは私が一緒に仕事をしたなかで,レイ,アレサ,に続く3人目となる本物の天才だった。」(同書 p.318)

Jerry Wexler が Bob Dylan と知り合うようになったきっかけは,↓ のセッション(1972〜3)。
● Doug Sahm "The Genuine Texas Groover (2 CDs)" [Atlantic/Rhino RHM2 7845]
 ↑ は廃盤になってプレミアが付いていたが,最近リイシューされている。
「ニューオーリンズにとってのマック(・レベナック) 的存在が,テキサスにとってのダグ(・サーム) だ。ウェスタン・スウィングからライトニン・ホプキンスのヒューストン・ブルースまで,素朴なテックスメックスからポルカまで,ダグはあらゆるものを統合し,そこから産みだしたのが,独自のギター・サウンド,独自の歌声,独自の曲だった。そう,ダグはまさしく唯一無二だった。」(同書 p.293)

ほぼ同時期に Jerry Wexler が ↓ に関わったのは,Bob Dylan からの依頼によるもの。
● Barry Goldberg "Barry Goldberg" [Atco WPCR-14839]

その後5年ほどして,Jerry Wexler が Etta James のアルバム "Deep In The Night"[1978] を L.A. でレコーディングしているスタジオに突然 Bob Dylan が入ってきて,「新作をプロデュースしてもらいたい」と告げたのだそうだ。
「すぐさま,私の右腕で共同プロデューサー,バリー・ベケットに準備しておくように伝えた。」(同書 p.318)

翌1979年4月にレコーディングが始まったのは2代目の Muscle Shoals Sound Studios で,現在は Cypress Moon という名前になっているスタジオ。
Cypress Moon Productions Inc
https://goo.gl/maps/1Io0r


初代のあった 3614 Jackson Highway から車なら7〜8分ほどのところにある,かなり大きな建物。その正面に広がっているのは,墓場ではなくテネシー川の広大な流れ。
ただし,住所は初代同様,Muscle Shoals ではなく Sheffield, Alabama ・・・(^_^;)

共同プロデューサでもあった Barry Beckett 以外のバンドのメンバーは,
Drums: Pick Withers, Bass: Tim Drummond, Guitars: Mark Knopfler, Bob Dylan, Percussion: Micky Buckins
というリズム・セクションに,Harrison Calloway がアレンジした Muscle Shoals Horns と女性コーラスが加わっているだけ。
つまり,かつて Muscle Shoals Rhythm Section(The Swampers) と呼ばれたメンバーの中で参加しているのは,Barry Beckett だけ。

ドラムとギターは,このセッションの5ヶ月ほど前にやはり Jerry Wexler と Barry Beckett が共同プロデュースした Dire Straits のメンバー。そのアルバム "Communiqué" は,当時ヒット[Billboard 200: 11] していた。
Mark Knopfler のギターは Bob Dylan 自身もかなり評価していて,後に彼のプロデュースでアルバム "Infidels"[1983] を録音している。
Tim Drummond は,Neil Young のツアー・バンド Stray Gaytors のメンバーで,C, S & N のアルバムやツアーにも参加していたが,James Brown のバックで演奏したこともあるベーシスト。

ロシアからのユダヤ系移民の家庭に育った Bob Dylan が Born again (Christianity) に改宗した時期の作品として,その内容から物議をかもしたアルバムだが,それなりにヒット[Billboard 200: 3] もしている。
シングルカットされた 'Gotta Serve Sombody' もヒット[Hot 100: 24] して,カバーも多い。
Bob Dylan - Gotta Serve Somebody (Live) @Youtube
http://youtu.be/icUVZHRi3ps


このアルバムのリリース後に始まったツアーで歌われたのはキリスト教色の強い新作のみで,旧作は一切歌われなかった。
その「ゴスペル・ツアー」で歌われた新しい曲は,ツアーの途中で再び Muscle Shoals Sound Studios に立ち寄って録音されている。

◎ "Saved" [Sony SRCS 6170] -1980
 バックのメンバーは一部入れ替えられたが,Jerry Wexler と Barry Beckett が共同でプロデュースしたのは,前作と同じ。
その収録曲の内 'Pressing On' が,映画 "Muscle Shoals" の中で Alicia Keys によってカバーされた。
Pressing On [Toronto, April 1980] @Youtube
http://youtu.be/9igU6XZ4Fdg


Alicia Keys - Pressing On @Youtube
http://youtu.be/Hq8o8tZA0Kk


映画のサウンドトラック盤にも収録されている。
● V.A. "Muscle Shoals Original Motion Picture Soundtrack" [Republic B0019278-02]


2014年6月19日 20時05分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年06月13日(金)
Guitar Slim "Things That I Used to Do"
Guitar Slim "The Things That I Used to Do" [Specialty/P-Vine PCD-1909]

Specialty 時代の Guitar Slim と言えば,やっぱりこのジャケ写でなければ・・・。
最近の CD でも,わざわざブックレット中の1ページを割いて,このジャケットを掲載している。

Eddie "Guitar Slim" Jones (1926-59) の大ヒット曲 'The Things That I Used To Do' が録音されたセッションで,ピアノとアレンジを担当していたのは,Ray Charles だった。

Ray Chales の Atlantic 時代のコンプリート集 "Pure Genius" 付属のブックレット中の解説(David Ritz) によると,当時 New Orleans のクラブに出演していた Ray Charles に,Guitar Slim のほうから声をかけたのだそうだ。
"One night he[Guitar Slim] heard me play and asked if I'd help on a session. Why not? When I got there things were a little unorganized, so I took over. I wrote the arrangements, right on the spot. I set the tempo. I led the band. Slim was happy."

Guitar Slim "The Things That I Used to Do" @Youtube
http://youtu.be/fj33EGMbazY

 1953年10月に録音された 'The Things That I Used To Do' は,翌年1月には R&B チャートで1位を獲得し,1954年のベストセラーとなった。
「灼熱の説教的絶叫で,レイ・チャールズに明白なる影響を与えた男。スリムはチャールズの指揮でスペシャルティにヒット曲を,悔恨,改心,悔悟の不朽の賛歌『ザ・シングス・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ』を吹き込んでいた。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.108)

Guitar Slim は「えげつない」ギターの元祖のような人で,同様に過激なギターを弾くジミヘンの場合でもどこかに知性・理性が感じられるのに対して,Guitar Slim の場合は,むき出しの野性・本能しか感じられない・・・(^_^;)
2014年6月13日 07時23分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年06月11日(水)
Ray Charles "Pure Genius"
Ray Charles "Pure Genius - The Complete Atlantic Recordings 1952-1959 (7 CDs)" [Rhino R2 74731]

Jerry Wexler の自伝本 『私はリズム&ブルースを創った』 を読んでいて,これまでは一部しか聞いていなかった Ray Charles の Atlantic 時代を一通り聴いてみたくなり,いろいろと探していて見つけたボックス・セット。2005年にリリースされていたセットから DVD を省いてパッケージを簡素化し,廉価盤としてリイシューされたもの。

Real Gone Jazz の CD 4枚組セットや,Warner Music の CD 5枚組セットなどもあるが,表題のセットは Atlantic からリリースされた全ての楽曲にリハーサル・セッションまで収録されたコンプリート集で,80ページものブックレットが付属している。コスト・パフォーマンスは悪くないし,音質も申し分ない。

「私がこれまでに仕事をした全アーティストのなかで,『天才』の称号がふさわしい者はわずか3人しかいない。その最初がレイ・チャールズだった。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.116)

十代の半ばからプロとしての活動を始めた Ray Charles は 「白人ヒルビリー・バンド」 と演奏したこともあったそうだが,その最初期のパフォーマンスは,Charles Brown や Nat King Cole のほぼ完全なコピー。

「偉大なる元祖ともてはやされる男だが,レイ・チャールズはじつのところ,吸収者で翻案者だった。まごうことなき芸術家であると同時に,商売っけのあるしぶとい生き残り組でもあった。初期はチャールズ・ブラウンやナット・コールの流行歌を小さなクラブで演り,食いつないでいた。」(同書 p.118)

そんな Ray Charles の転機となったのは,Guitar Slim 'The Things That I Used To Do' でピアノとアレンジを担当し,その曲が大ヒットしたことだった。
● Guitar Slim "Sufferin' Mind" [Specialty SPCD-7007-2]

◎ Guitar Slim "ATCO Sessions" [ATLANTIC 81760-2]
 後に Guitar Slim が Atlantic と契約したときのレコーディング・セッション(1956)↑ の様子も同書には詳述されている(pp. 108-10) が,それは破天荒そのもの。当然,Specialty でのセッションもかなり目茶苦茶だったらしい。Ray Charles はそれに参加することで「吹っ切れた」ところがあったのではないだろうか?
そして,その結果生まれた楽曲がヒットし評価されたことが自信につながり,自分も,やりたいように好きなように歌い演奏していいのだと思うようになったにちがいない。

Ray Charles は,最初に Jerry Wexler がプロデュースした New Orleans で行われたセッション(1953) で Guitar Slim の曲をカバーしている。
◎ Guitar Slim "The Chronological Guitar Slim 1951-1954" [Classics 5139]
Eddie "Guitar Slim" Jones Feelin' Sad (1952) @Youtube
http://youtu.be/1H09tcX1WTY


Ray Charles - Feelin' Sad @Youtube
http://youtu.be/9V-3RDE5Pxw

 ↑ でギターを弾いているのは,Edgar Blanchard 。
Gospel を歌っていた Sam Cooke が Pop の世界に足を踏み入れるようになったセッションは,やはり New Orleans で行われ(1956),そこでギターを弾いていたのも Edgar Blanchard だった。
EDGAR BLANCHARD - Let's Get It [Ric 954] 1958 @Youtube
http://youtu.be/z0q173CvXGw


Ray Charles と Sam Cooke には共通点がかなり存在するけれども,その「転機」となったのが New Orleans だったという事実も,その共通点の一つと言えるかもしれない。
「ニューオーリンズには,生ける,いまは亡き,超自然的伝説がそこらじゅうに存在する。さまざまな文化と原始の力がぶつかりあう地。カリブ,フランス,キューバ,クレオール,ケイジャン,南部ふうに揚げたアフロアメリカン・ブルースが衝突する場だ。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.108)
2014年6月11日 01時01分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2014年05月27日(火)
Hugh Laurie "Didn't It Rain"
Hugh Laurie "Didn't It Rain [Bookpack] (2 CDs)" [Warner Bros. 825646457106]

1. The St. Louis Blues
2. Junkers Blues
3. Kiss of Fire - with Gaby Moreno
4. Vicksburg Blues - with Taj Mahal
5. The Weed Smoker's Dream - with Gaby Moreno
6. Wild Honey
7. Send Me To The 'Lectric Chair - with Jean McClain
8. Evenin'
9. Didn't It Rain - with Jean McClain & Gaby Moreno
10. Careless Love
11. One For My Baby
12. I Hate A Man Like You - with Jean McClain
13. Changes
[Bonus Tracks]
14. Day & Night
15. Junco Partner
16. Louisiana Blues
17. Staggerlee
18. Unchain My Heart

きっかけは Joe Henry が新譜をリリースするというニュース。現時点では通常盤[Earmusic] と デジパック仕様[Work Song] の2種類の CD と MP3ダウンロード がアナウンスされている。
● Joe Henry "Invisible Hour" [Work Song WSD0022CD]

早速,予約の準備を始めると同時に最近はどんな作品をプロデュースしているのだろうと調べていると,表題のアルバムを発見した。
Hugh Laurie が 'Let Them Talk' をカバーしていることは分かっていたが,彼が主演した TV "Dr. House"(アメリカでは第8シーズンまで放映されたそうだ) を何度か見たこともあり俳優が本職であることも知っていたので,さほど関心は持てなかった。今回調べると,そのデビュー作も Joe Henry のプロデュースであることが判明したので,入手済み。
◎ Hugh Laurie "Let Them Talk (Special Edition)" [Warner Bros. 2464664003] -2011

Hugh Laurie は "Dr. House" のシリーズが完結した後,本格的にミュージシャンとして活動しツアーを回っているようだ。
彼の公式サイト ↓
http://hughlaurieblues.com/home.htm

アメリカ南部の音楽(Blues, Gospel, R&B, Jazz, etc.) に憧れて,イギリス生まれの白人が作ったアルバム。
Hugh Laurie 本人が Joe Henry にプロデュースを依頼していて,バンドのメンバーは Joe Henry のセッションでおなじみの Jay Bellerose(Drums),David Piltch(Bass),Patrick Warren(Keyboards),Greg Leisz(Guitars) など。
Norah Jones の ”Not Too Late” までのアルバムで演奏していた Kevin Breit というギタリストが Joe Henry のセッションに参加するのは,Hugh Laurie のアルバムが初めて・・・?

Hugh Laurie の歌は味わい深く,ピアノやギターの腕もなかなかのもので,単なる俳優の余技の域を超えている。
Hugh Laurie - Didn't It Rain - (The Making Of Trailer) @Youtube
http://youtu.be/KM-t3fkH1vM


全体的なサウンドは,同じように Joe Henry がプロデュースした Allen Toussaint のアルバムの Jazzy な感じに,Aaron Neville の Gospel 風味をミックスして,さらに Blues をふりかけたもの。
Allen Toussiant "The Bright Mississippi (+2)" [Nonesuch WPCR-13336] -2009
● Aaron Neville "I Know I've Been Changed (+1)" [tell it/EMI TOCP-70987] -2010

ますます Joe Henry の新作が楽しみになってきたが,彼の作品がこの Hugh Laurie のアルバムのように,とっつきやすく分かりやすいとは思えないので,耳にする回数はこちらのほうが多くなりそうだ・・・(^_^;)s(
2014年5月27日 17時00分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年05月03日(土)
A Tribute to Jackson Browne
Various Artists "Looking Into You - A Tribute to Jackson Browne (2 CDs)" [Music Road MRR CD 018]

DISC I:
1. These Days - Don Henley
2. Everywhere I Go - Bonnie Raitt, David Lindley
3. Running on Empty - Bob Schneider
4. Fountain of Sorrow - Indigo Girls
5. Doctor My Eyes - Paul Thorn
6. For Everyman - Jimmy Lafave
7. Barricades of Heaven - Griffin House
8. Our Lady of the Well - Lyle Lovett
9. Jamaica Say You Will - Ben Harper
10. Before the Deluge - Eliza Gilkyson
11. For a Dancer - Venice
12. Looking into You - Kevin Welch

DISC II:
1. Rock Me on the Water - Keb' Mo'
2. The Pretender - Lucinda Williams
3. Rosie - Lyle Lovett
4. Something Fine - Karla Bonoff
5. Too Many Angels - Marc Cohn
6. Your Bright Baby Blues - Sara And Sean Watkins
7. Linda Paloma - Bruce Springsteen And Patty Scialfa
8. Call It a Loan - Shawn Colvin
9. I'm Alive - Bruce Hornsby
10. Late for the Sky - Joan Osborne
11. My Opening Farewell - J.D. Souther

Jackson Browne トリビュート・アルバム

何はさておき,Lucinda Williams の歌う 'The Pretender' が・・・
Lucinda Williams ~ The Pretender...w/Lyrics (Tribute to Jackson Browne) @Youtube
http://youtu.be/iG15rOBG5y8


初めて聴いたときはオリジナルとのアレンジの違いにとまどったが,聴き込んでいくうちに・・・(T_T)・・・(ToT)・・・(TOT)
若い頃に Jackson Browne のオリジナル(1976) を愛聴し,それなりに年齢を重ねた世代の人間にとっては,たまらないものがある。
◎ "The Pretender" [Warner 20P2-2081]

Lucinda Williams は昨年から Jesse Winchester や John Denver のトリビュート・アルバムでも歌っていて,それら ↓ と同じセッションで録音された曲のようだ。
Mississippi You're On My Mind - Lucinda Williams @youtube
http://youtu.be/dpaHCnVdrcU

This Old Guitar - Lucinda Williams from The Music Is You: A Tribute to John Denver @Youtube
http://youtu.be/6Lah7At5S3Y


いずれの曲でも涙腺を刺激するギターを弾いているのが,Doug Pettibone 。

彼は Lucinda Williams のバンドのメンバーとして活動していたことがあったし,Lucinda も参加していた Gram Parsons のトリビュート・コンサートで,キース(10弦ギター!) が歌い始める 'Wild Horses' のギター・ソロも担当していた。
Keith Richards and Friends - Wild Horses, live 2004 @Youtube
http://youtu.be/B2sNYUQlV7c



Youtube で検索すると,Gary U.S. Bonds も 'The Pretender' を歌っていた。
Gary U.S. Bonds - The Pretender @Youtube
http://youtu.be/P7nEM0823w0


日アマで検索すると,その曲の収録された CD が手頃な値段で見つかったので早速注文して入手済み。
◎ Gary U.S. Bonds "Dedication / On The Line" [EMI/BGO BGOCD852] -2009
 ↑ の2枚のアルバムで Gary U.S. Bonds をサポートしているのは,Bruce Springsteen & The E Street Band 。
'The Pretender' のアレンジがオリジナルと似通っているのも当然で,ピアノを弾いているのはどちらも Roy Bittan。
ちなみに Gary U.S. Bonds は,'Let Them Talk' をカバーしているシンガーの一人。
◎ Gary U.S. Bonds "Let Them Talk" [free world FREEM5018] -2009

そういえば,Bruce Sprinsteen と Jackson Browne がデュエットしたこともあったはずだと思って調べていると,↓ も CD 化されていたので,これも早速注文して入手済み。もちろん,値段が高ければ手が出なかったが・・・(^_^;)
◎ V.A. "No Nukes - The Muse Concerts For A Non-Nuclear Future (2 CDs)" [Elektra 60592 2]
05 
 II-8. Stay - Bruce Springsteen, Jackson Browne & The E Street Band
stay - bruce springsteen and jackson browne @Youtube
http://youtu.be/hbNC0CvsJnA

 ↑ は,アナログでも持っていた記憶がある。
スリーマイル島の事故(1979) の後に行われた反原発のコンサート。
チェルノブイリ(1986) の前で,まだ,原発の事故などよその国の他人事だと思っていた平和な時代だった。
2014年5月3日 22時08分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年03月12日(水)
"Lou Adler: A Musical History"
Various Artists "Lou Adler: A Musical History" [ace CDCHD 1384]

1. Wonderful World - Sam Cooke
2. Deana Baby - Johnny "Guitar" Watson
3. Bim Bam - Sam Butera & The Witnesses
4. Baby Talk - Jan & Dean
5. All Of My Life - Sam Cooke
6. Goodnight Sweetheart, Goodnight - The Untouchables
7. Alley-Oop - Dante & The Evergreens
8. Honolulu Lulu - Jan & Dean
9. Crying In The Rain - The Everly Brothers
10. Eve Of Destruction - Barry McGuire
11. Go Where You Wanna Go - The Mamas & The Papas
12. California Dreamin' - The Mamas & The Papas
13. San Francisco (Be Sure To Wear Some Flowers In Your Hair) - Scott McKenzie
14. Stoney End - The Blossoms
15. Wonderful - The Blossoms
16. Snow Queen - The City
17. Wear Your Love Like Heaven - Peggy Lipton
18. The Times They Are A-Changin' - The Brothers & Sisters Of Los Angeles
19. Oh No Not My Baby - Merry Clayton
20. It's Too Late - Carole King
21. It's Going To Take Some Time - Carole King
22. Gimme Shelter - Merry Clayton
23. I Got A Line On You - Spirit
24. Earache My Eye - Cheech & Chong
25. Sweet Transvestite - Tim Curry & The Original Roxy Cast

'Wonderful World' の共作者であり,"Monterey International Pop Festival" の仕掛け人の一人だった Lou Adler(1933-) がソングライターやプロデューサとして関わった曲を集めたアルバム。
例によって手持ちの CD と重複する曲は多いけれども,こんな風に Sam Cooke と Rolling Stones のどちらにも関係のある曲が収録された編集盤には,目が無い・・・(^_^;)

Darlene Love が在籍していた The Blossoms は,Sam Cooke のバック・コーラスを担当していたことがあったし,The Mamas & The Papas の中心人物であり Lou Adler と共に Monterey International Pop Festival の仕掛け人でもあった John Phillips には The Glimmer Twins(Mick Jagger & Keith Richards) がプロデュースした「幻の」アルバムもあった。
◎ John Phillips "Pay Pack & Follow (+1)" [cutting edge CTCR-14185] -2001
 ↑ のあと,当時(1976) のオリジナルに近い形でミックスされ,ボートラも追加された CD もリリースされている。
◎ John Phillips "Pussycat" [Varese Saravande 302 066 903 2] -2011

Lou Adler の音楽業界におけるスタートは,Herb Alpert と共に作成したデモ・テープを Keen Records に持ち込んだことから始まる。Keen の Head of A&R だった Bumps Blackwell が彼らを A&R men として雇ったのは,songwriting より production の才能を見込んだからだったそうだ。
’Wonderful World’ については "He(Sam Cooke) helped us complete it." と語っているだけで,具体的にどんな手助けがあったのかは述べられていない。

Keen 時代も含めた Johnny Guitar Watson の初期作品は ↓ で聴ける。
● "The Original Gangster Of Love 1953-1959" [Jasmine JASCD 171] -2011

'The Times They Are A-Changin' を歌っている The Brothers & Sisters Of Los Angeles のリード・シンガーは Merry Clayton。その曲の収録されたアルバム ↓ も,まもなくリイシューされる予定。
◎ The Brothers and Sisters "Dylan's Gospel" [Ode LP ZIZ 44018]
Dylan's Gospel, a Lost Album of Bob Dylan Covers - Resurfaces @Youtube
http://youtu.be/Iz9VIVBLvQM
2014年3月12日 19時33分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年03月09日(日)
Little Richard "King of Rock and Roll"
Little Richard "King of Rock and Roll - The Complete Reprise Recordings (3 CDs)" [Rhino Handmade RHM2 7888]

Little Richard が Reprise に所属していた時代に録音した3枚のアルバムに,Not on LP だったシングル曲やサントラ盤のみに収録されていた曲,未発表曲を追加したボックス・セット。
2004年に Rhino Handmade から 2,500 枚限定でリリースされ,今ではかなりのプレミアが付いてしまっているけれども,久しぶりにコスパを度外視した散財・・・(^_^;)

気になっていたのは3枚の LP の内,最初に発売された ↓ 。過去の記事に書いたように Fame で録音され,本当の Fame Gang が演奏したアルバムだと思っているのだが・・・
● Little Richard "The Rill Thing" [collector's choice music CCM-2021]

表題のボックス・セットにも ↑ は,Recorded at Fame Studios, Muscle Shoals, AL というクレジットがあった。
その収録曲の内,シングル・カットされた 'Greenwood, Mississippi' は ↓ に含まれていて,そのページに掲載されている写真は Fame Studios で撮影されたもの。
● V.A. "The FAME Studios Story (3 CDs)" [Kent KENTBOX12] -2011

ところが Little Richard "The Rill Thing" を wiki で検索 すると,ドラムにクレジットされているのは Roger Hawkins ・・・?
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Rill_Thing
 ↑ の Personnel は,Harrison Callay(Calloway), Travis Womack(Wammack) など,単純なスペルミスがある。
さらに調べてみると wiki の記事は,20年ほど前に出版された本のセッション・データがネタ元になっているらしい。
□ "The Life And Times Of Little Richard" Charles White
 日アマの 「なか見!検索」 で 'reprise session' の5件の検索結果の内251ページ。「新版」も発行されていて,日アマでは検索できないが,米アマの 'Look Inside!' で見ると変更はない。
それによると,一部の曲は Wishbone Studio, Sheffield, Alabama でのセッション・・・(?_?)


結局のところ,「自分の耳」で判断するしかないのだが・・・(^_^;)
ちょうど同じ1970年に Roger Hawkins が参加しているインスト・アルバム ↓ がある。
◎ Herbie Mann "Muscle Shoals Nitty Gritty" [Wounded Bird WOU 526]
 1. Muscle Shoals Nitty Gritty (Herbie Mann)
Herbie Mann - Muscle Shoals Nitty Gritty
http://youtu.be/8JI_fLg0xgM

 ↑ にクレジットされているミュージシャンは,Herbie Mann(flute), Andrew Love & Ed Logan(tenor saxes), James Mitchell(baritone sax), Wayne Jackson(trumpet), Roy Ayers(vibes), Eddie Hinton(guitar), Barry Beckett(piano), David Hood(bass), Roger Hawkins(drums) で,プロデューサは Tom Dowd 。

"The Rill Thing" のタイトル曲も Youtube にアップされていて,聞き比べることができる。
Little Richard - The Rill Thing (1970) @Youtube
http://youtu.be/Kj2PNrDn-MA


録音時期はほぼ同じだがスタジオもプロデューサもちがうのでサウンドが異なっているのは当たり前。ただ,ぼくの耳では同じドラマーが叩いているとは思えない。

表題のボックス・セットのライナーノート(Tom Vickers) によると,"The Rill Thing" というアルバムは 'artistic triumph' はあったけれどもセールスとしては振るわなかった。しかし,'the album's reputation has held up over the ensuing decades; the epic slo-mo swamp-funk of the title instrumental has proven irresistible to subsequent generations of DJs and hip-hop artists who've sampled it on countless occasions.'

Youtube には,イントロ部分のみを抜き出したものもアップされている。
Little Richard - The Rill Thing - Drum Break @Youtube
http://youtu.be/2Wgrgp-C_uY

 ひょっとすると,Freeman Brown の演奏で最もよく知られているのはこのフレーズかも・・・?
2014年3月9日 11時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年03月02日(日)
Lorraine Ellison "Stay With Me"
Lorraine Ellison "Stay With Me" [Warner Bros. WPCR-27732]

1. Only Your Love (Shuman/Ragovoy) [1969, Warner Bros. 7302]
2. Try (Just A Little Bit Harder) (Ragovoy/Taylor) [1968, Loma 2094]
3. I'm Gonna Cry Till My Tears Run Dry (Shuman/Fagan/Pomus)
4. I Want To Be Loved (Bell) [1967, Loma 2083]
5. The Hurt Came Back Again (Ellison)
6. Stay With Me (Ragovoy/Weiss)
7. You Don't Know Nothing About Love (Ragovoy) [1970, Warner Bros. 7394]
8. You're Easy On My Mind (Ellison/Ragovoy)
9. No Matter How It All Turns Out (Ragovoy) [1967, Warner Bros. 7042]
10. A Good Love (Ragovoy/Weiss) [1966, Warner Bros. 5879]
11. Heart Be Still (Ragovoy/Berns) [1967, Loma 2074]

Lorraine Ellison の2枚目のアルバム(1969) をそのまま CD 化したもの。もちろん,↓ に全曲収録されているのだが・・・。
● Lorraine Ellison "Sister Love: The Warner Bros. Recordings (3 CDs)" [Warner/Rhino RHM2 7717] -2006
 ↑ には 'Stay With Me' の Mono Single Version も収録されていたが,表題の CD に入っているのは1枚目の "Heart & Soul"(1966) と同じ LP 用のステレオミックス。

Lorraine Ellison I Dig You Baby @Youtube
http://youtu.be/UKPw23G6QH0

 ↑ デビュー・シングル[1965, Mercury 72472] がヒット[R&B Singles: 22] した後,Warner Bros. 傘下の Loma と契約して,'Stay With Me'[1966, Warner Bros. 5850] をヒット[R&B Singles: 11, Hot 100: 64] させ,すぐに LP をリリースするもののアルバム・チャートをにぎわすことはできず,その後3年ほどの間にぽつぽつと発売されたシングル盤を中心に編集されたのが,このアルバム。
'Heart Be Still' だけは小ヒット[1967, R&B Singles: 43, Hot 100: 89] している。

収録されている曲の中で,CD 化されて手元にあるバージョンが最も多いのは 'You Don't Know Nothing About Love'
オリジナルとされる Carl Hall の他に,B.B. King や Howard Tate, Irma Thomas なども歌っている。

'Try (Just A Little Bit Harder)' は,Janis Joplin にカバーされたことで有名。
Lorraine Ellison - Try (Just A Little Bit Harder) @Youtube
http://youtu.be/NYw7QQzvHVk

Janis Joplin - Try (just a little bit harder) @Youtube
http://youtu.be/7gsqBEPSrd0


'I Want To Be Loved' は,The Enchanters のオリジナル・バージョンや,Soul Children の男女の掛け合いバージョンと聞き比べると面白い。
The Enchanters - I Just Want To Be Loved @Youtube
http://youtu.be/nuWX1bttnbk

Soul Children - Just Want To Be Loved @Youtube
http://youtu.be/TP1uPyUxK6s


'I'm Gonna Cry Till My Tears Run Dry' は,Irma Thomas が歌うシングル[1965, Imperial 66106] がオリジナル・・・?
Irma Thomas - I'm Gonna Cry Till My Tears Run Dry -Imperial.wmv @Yotube
http://youtu.be/-B-7XZIHNd4


2014年3月2日 19時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年03月01日(土)
Wilson Pickett "Live In Japan"
Wilson Pickett "Live In Japan - Recorded Live At Nakano Sun Plazza (2 CDs)" [Floating World FLOATM6214]

Disc I:
1. T.S.O.P. (The Sound Of Philadelphia) (K.Gamble/L.Huff)
2. Proud Mary (J.Fogerty)
3. People Make The World (Bobby Womack)
4. Sugar Sugar (Jeff Barry/Andy Kim)
5. Don't Let The Green Grass Fool You (Akines/Bellmon/Drayton/Turner)
6. I'm In Love (Bobby Womack)
7. In The Midnight Hour (wilson Pickett/Steve Cropper)
8. Fire And Water (Andy Frazer/Paul Rogers)
9. I Found A Love (Wilson Pickett/Steve Cropper)

Disc II:
1. Never My Love (D.Addrisie/D.Addrisie)
2. Glory Hallelujah (Wilson Pickett)
3. Mustang Sally (Bonny Rice)
4. Land Of A 1000 Dances (Chris Kenner/Anotoine Fats Domino)
5. Soft Soul Boogie Woogie (Seals/Goodman/Jennings)
6. Mr. Magic Man (Eli/Fisher)
7. Don't Knock My Love (Wilson Pickett/Brad Shapiro)
8. Goodnight My Love (Harry revel/Mack Gordon)

Wilson Pickett が1974年3月8・9日に東京の中野サンプラザ・ホールで録音したライブ盤。イギリスの Floating World Records というレーベルからのリイシュー。ライナーノート(Alan Robinson) と歌詞が付いている。

1974年にリリースされた日本盤 LP [RCA-9013〜4] には,曲目解説(八木誠) とエッセイ(湯川れい子) が付け加えられていて,その湯川れい子さんの話がとても面白かった。
当時,彼女はラス・ヴェガスで Wilson Pickett を2年ほど続けて見ていたが,「声もかすれて声量もツヤもなく」,「救いようのない衰退,落ち目に思えた」ので,来日公演を積極的に応援する気にならず見に行く気にもならなかった。ところが,見に行った友人が絶賛するので,しぶしぶ見に行ったところ,ヴェガスで見たのとは「全くの別人」で,公演後,その理由を本人に直接尋ねてみたところ,彼から返ってきた答えは,
「ヴェガスの客は,世界でも最悪の客さ。バクチに来てるんであって,ソウルを聴きに来てる奴なんて一人もいない。だが,日本のお客は,世界でも最高だ。最高だよ! 彼等は心から理解してくれるからね。」

どんな客の前でも全力で歌うのが本当の「プロ」なのだろうが,いかにも Wilson Pickett らしいエピソード・・・(^_^;)
この CD にはリマスターやリミックスのクレジットがどこにもなく,全体的なサウンドとしては物足りないところがあるけれども,Wilson Pickett が「最高」の客を前にして最高のパフォーマンスを提供していることは,十分聞き取れる。
今回の CD にはないが,日本盤に Midnight Movers としてクレジットされているバンドのメンバーは,
Jimmy Edward Owens - lead guitar, Tyrone Robert Green - drums, Robert Harvey - congao drums, Rick Stuts - bass, Noathaniel Grant Glark - organ, Joe Dupars - trumpet, Hasting Lewis Coles III - Trumpet, Micharl William Brown - saxophone, Claston Higgins - saxophone


● "Funky Midnight Mover: The Atlantic Studio Recordings 1962-1978 (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753]
 ↑ で欠けている '70 年代の前半に所属していた RCA 時代のライブだけれども,歌っているレパートリのほとんどは Atlantic 時代のヒット曲。
RCA 時代の楽曲はアルバム単位では CD 化されておらず,↓ があるくらい・・・?
◎ "Take Your Pleasure Where You Find It: The Best Of The RCA Years" [Camden 74321 588142]
2014年3月1日 01時57分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年02月26日(水)
Muscle Shoals [DVD]
"Muscle Shoals [DVD]" [Magnolia 10634]

昨年サウンドトラック盤がリリースされていた 「映画」 の DVD 。
● V.A. "Muscle Shoals Original Motion Picture Soundtrack" [Republic B0019278-02]

日アマの場合 「リージョン1」 と表示されていても実際は 「リージョンフリー」 の場合があるので,今回もどうせ「フリー」だろうと思って注文したのだけれども,本当に 「リージョン1」 だった・・・(T_T)
あまり大きな声では言えないが,一応どのリージョンでも再生できる,再生専用で安物の DVD プレイヤーは持っているのだが・・・(^_^;)

リージョンが気になる人は,「ブルーレイ」 なら南北アメリカと日本が同じリージョンなので,そちらを・・・m(_ _)m
今回の経験で,外付け Blu-ray Disk ドライブ の購入を検討することにした。
ただし,「注意: 販売国以外の国で再生する場合、リージョンが同じでも再生されない場合があります。」・・・(?_?)

DVD に Special Features として追加されている内容は,以下の通り。本編は字幕(英語・スペイン語) 付きだが,コメンタリーなどに字幕はない。
1. Commentary with Director Greg "Freddy" Camalier
2. Commentary with Rick Hall, Jimmy Johnson, David Hood and Spooner Oldham
3. Additional Scenes & Interviews
Aretha "Call Me" Session, Candi Staton, Donnie Fritts, Harvey Thompson, Muscle Shoals Montage, Recording in Muscle Shoals, Spooner Oldham, Swampers & Rick Reunion
4. Trailer
5. Also from Magnolia Home Entertainment

副題には 'The Incredible True Story Of A Small Town With A Big Sound' とあり,「あの本」の内容とどちらが 'TRUE(真実)' であるかは,実際に見て判断してもらうしかない。

Muscle Shoals という町についてはインターネットのおかげで,その Small さが体験できるようになっている。
「Google マップ」 によると,Fame Studios から Muscle Shoals Sound Studio まで,車ならわずか5〜6分という道のり。
Fame to Muscle Shoals Sound
http://goo.gl/maps/TYImn

 ↑ ストリートビューで,周囲の風景を見ることもできる。

Muscle Shoals Sound Studio の正面をバックにして撮影された写真は数多くあるが,そのカメラマンの背後にあったのは,広大な墓地だった。
スタジオからは墓地全体が見えないように立ち木で隠されているけれども,その前にも数列の墓標が並んでいるのが確認できる。

建物自体がもともと「棺桶工場」であったことはよく知られているが,その立地条件から考えると単に棺桶を作るだけでなく「納棺」の作業も行われていたのではないだろうか?
アメリカ南部では一般的な「エンバーミング」も行われていたなら気密性を保持するためにスタジオとして使用される以前から側面に窓は無く,わずかな改造で済んだだろうし,しかも Muscle Shoals Sound Studio の直前は,Bevis Recording Studio として使用されていたわけだから一部の機材を交換するだけでよく,スタジオの設立には時間もお金もたいしてかからなかったはずだ。
◎ Mighty Sam "Papa True Love : The Amy Sessions" [AMY/Sundazed SC 11083] -2000
● Barbara Lynn "The Best of Barbara Lynn: The Atlantic Years" [Ichiban/Soul Classics SCL 2509-2] -1995


本編中に Freeman Brown の「名前」が登場するのは,Jesse Boyce が "one of the best fat back drummers for Muscle Shoals" と語っている一箇所(01:16:32) だけ。
結局のところ彼については,それ以上でも以下でもない・・・という気がする。
2014年2月26日 11時04分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年02月20日(木)
Paul Rodgers "The Royal Sessions"
Paul Rodgers "The Royal Sessions (+3, +DVD)" [Columbia COZY-834/5]

1. I Thank You (D.Porter/I.Hayes)
2. Down Don't Bother Me (Albert King)
3. I Can't Stand The Rain (Peebles/Bryant/Miller)
4. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) (Redding/Butler)
5. That's How Strong My Love Is (Roosevelt Jamison)
6. Walk On By (Bacharach/David)
7. Any Ole Way (Redding/Cropper)
8. It's Growing (Robinson/Moore/Moore)
9. Born Under A Bad Sign (Jones/Bell)
10. I've Got Dreams To Remember (Redding/Redding/Rock)
11. Shake (S.Cooke)
12. Walk In My Shadow (Paul Rodgers)
13. Wonderful World (S.Cooke)

昨年リリースされて評判の良かった ↓ の,「柳の下の泥鰌」を狙ったのだろうが・・・
● Boz Scaggs "Memphis (+2)" [Columbia COCB-54060]
 ↑ と同じ Willie Mitchell's Royal Studios, Memphis, TN で録音され,一部のミュージシャン(Charles Hodges, Lester Snell など) が共通しているけれども,歌も演奏も単調で平板にしか聞こえず,どこか物足りない,欲求不満の残るアルバムだった。
もちろん,あくまでも個人的な印象ではあるが・・・。

結局のところ「ナツメロ」の再現に終始しているように聞こえて仕方がなかった。
どうせ Boz Scaggs "Memphis" の路線を踏襲するなら,同じように Steve Jordan にプロデュースを任せれば,もう少し違ったサウンドになっていたような気がする。
一部を Steve Jordan がプロデュースした ↓ に比べても聴き劣りのする内容だった。
● Rod Stewart "Soulbook" [J-Records/BMG 88697-30256-2]
2014年2月20日 20時55分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(1) |
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2014年02月17日(月)
James Govan "The Fame Recordings"
James Govan "Wanted - The Fame Recordings" [Kent CDKEND 398]

1. Wanted: Lover (No Experience Necessary) (Leonard Caston, Lloyd Webber) [1969, Fame 1461]
2. You Left The Water Running (Oscar Franck, Rick Hall, Dan Penn)
3. Take Me Just As I Am (Spooner Oldham, Dan Penn)
4. I Bit Off More Than I Can Chew (George Jackson)
5. Just Like A Woman (Bob Dylan)
6. Bye Bye Blackbird (Ray Henderson, Mort Dixon)
7. You Get A Lot To Like (Mickey Buckins, George Jackson) [1971, Fame 1473]
8. Your Love Lifted Me (George Jackson)
9. Oh Baby What You're Doing To Me (George Jackson)
10. I've Gone Too Far (Barry Beckett, Mickey Buckins, Rick Hall)
11. Something (George Harrison) [1971, Fame 1473]
12. I Shall Be Released (Bob Dylan)
13. Way Over Yonder (Carole King)
14. Stuck On Her (Mickey Buckins, George Jackson)
15. Jambalaya (Hank Williams) [1969, Fame 1461]
16. That's Alright Mama (Arthur Crudup)

James Govan が Fame からリリースしたシングル2枚(1. 7. 11. 15.) に,当時の未発表曲を追加して昨年リリースされた CD。
最初のシングルとして発表された 'Wanted: Lover (No Experience Necessary)' は,Laura Lee のカバー。
● Laura Lee "Love More Than Pride (+8)" [Chess/Geffen UICY-75988]
 13. Wanted: Lover, No Experience Necessary
WANTED-LOVER,NO EXPERIENCE NECCESSARY-LAURA LEE @Youtube
http://youtu.be/zY6IO4tphZE


James Govan のバージョンは,以前 ↓ に収録されたことがあったのだが・・・
● V.A. "The FAME Studios Story (3 CDs)" [Kent KENTBOX12] -2011
 III-6. Wanted: Lover (No Experience Necessary) - James Govan
James Govan - Wanted lover no experience is necessary @Youtube
http://youtu.be/WRTJ0UniDlA

 ↑ と,今回の CD に収録されている ↓ のは,別のバージョン・・・(?_?)
James Govan - Wanted: Lover @Youtube
http://youtu.be/AR3lorKSTTY


英文ライナーを読むかぎりでは,この曲に異なる2つのバージョンがあるなどという説明は見当たらないが・・・?
この CD には日本盤もあり,それには日本語解説が追加されているはずだが,その解説には何らかの記述がある・・・?

Youtube にアップされている "FAME Studios Story" バージョンには,James Govan が '80 年代に Broadway Sound Studios で録音したアルバムのジャケ写が使用されているが,そのアルバムには 'Wanted: Lover' は含まれていない。
◎ James Govan "I'm In Need" [Over-Easy/Overture 30020-2]
 ↑ は,Sandra Wright のアルバムとの2on1で CD 化済み ↓ 。(日アマではとんでもないプレミアが付いているが,タワレコなら普通に注文可能?)
● Sandra Wright / James Govan "The Broadway Sound Sessions" [Soulscape SSCD 7007] -2007
 ただ,'You Left The Water Running' は ↑ でも再録音しているので,'Wanted: Lover' についてももう一度歌った可能性はゼロではない・・・?


Charleston, Mississippi で生まれ(1949) た James Govan は,'50年代初めに家族と共に Memphis に移り住み,その後音楽活動をしていたところを George Jackson にスカウトされたのだそうだ。

当時 Memphis にあった FAME Studio について,FAME の公式サイト内の 'Our Story' では何も触れられていないが,表題の CD のライナーノート(Martin Goggin) によると just a demo studio で,そこで録音されたデモ・テープを Rick Hall が聞いて,気に入ったら Muscle Shoals に呼び寄せて正式に録音した(Harrison Calloway 談)・・・ということらしい。
そのスタジオでレコーディングを取り仕切っていたのが Mickey Buckins で,彼は "George Jackson was the head honcho ..." と語っている。( honcho は「ハンチョウ(班長)」と発音し,sushi や gaysha などと同じように日本語を語源とする英語)

James Govan が歌っている George Jackson がらみの曲で,'Your Love Lifted Me' と 'Stuck On Her' は,George Jackson 自身のデモ録音も CD 化されて手軽に楽しめるようになった。
● George Jackson "Don't Count Me Out: The Fame Recordings Vol.1" [Kent CDKEND 363] -2011
◎ George Jackson "Let The Best Man Win: The Fame Recordings vol.2" [Kent CDKEND 380] -2012
 ↑ のデモの中には,Memphis にあったスタジオで録音された曲があるかも・・・?
そのスタジオで演奏していたミュージシャンたちが結成したグループがリリースしたアルバムもあった。
● Brothers Unlimited "Who's For The Young" [Fallout FOCD 2096] -2008


表題の CD で聴ける楽曲の歌や演奏(Fame Gang の可能性が高い) は素晴らしいけれども,チャートをにぎわすことはできず,結果として James Govan は Memphis のクラブ・シーンに埋もれてしまう。
ただ,歌手としての活動は続けていて,'90 年代にイタリアの Poretta Soul Festival に出演したときの歌が,MP3 で楽しめる。
● V.A. "Sweet Soul - Love Songs" [103 Ediz. Mus. Milano ]
 5. Chained and Bound 7. Stand By Me 14. These Arms of Mine 15. When Something Is Wrong With My Baby 24. Come to Me 27. Pain In My Heart - James Govan
2014年2月17日 17時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年02月14日(金)
"Otis!: The Definitive Otis Redding"
Otis Redding "Otis!: The Definitive Otis Redding (4 CDs)" [Atlantic/Rhino R2 71439]

20年ほど前にリリースされた Otis Redding のベスト編集盤。最近,同じように4枚組のセット "King Of Soul" が発売されたが,付属のブックレットが非常に充実しているという点で,このボックスセットの価値はいささかも色あせていない。

その,100ページ近いブックレットの内容(Table Of Contents) は,↓
I. Testimonials
 Zelma Redding, Jim Stewart, Alan "Red" Walden, Steve Cropper, Al Bell, Carla Thomas, James Alexander, Jerry Wexler, Al Green, Toots Hibbert, Yousson N'Dour, Peter Gabriel
II. Essays
 Otis Redding and the Integrationist Dream by Steve Greenberg
 Suite Otis by Carol Cooper
 Big O and the Real Sound of Soul or The Myth of Otis Redding: A True Story by Jaime Wolf
III. Photo Album
IV. Track By Track Listings
V. Album Discography / Sources
VI. Personnel & Recording Information
VII. Sigles Discography
VIII. Albums

当時,日本盤としてもリリースされていて,それには I. Testimonials と II. Essays の全文の日本語訳に,日本語解説(桜井ユタカ) が追加され,そのブックレットも40ページほどあった。


収録曲のうち,ちょっと珍しいものを紹介しておくと,
DISC I:
1. She's Alright (O.Redding/James McEachin) -The Shooters featuring Otis
2. Gettin' Hip (O.Redding)
3. Shout Bamalama (O.Redding) - Otis Redding & The Pinetoppers
 Otis が Stax と契約する以前に発表していた曲。
The Shooters featuring Otis Redding
○ 'Tuff Enough'/'She's Alright' [1960, Trans World 6908 / Finer Arts 2016]
Otis Redding
○ "Soul As Sung by Otis Redding and Little Joe Curtis" [1960, Alshire 5082 / Gerland 1001]
 A1. Gettin' Hip 3. Gamma Lama B1. She's All Right 3. Tuff Enuff
Otis Redding & The Pinetoppers
○ 'Shout Bamalama'/'Fat Girl' [1961, Confederate 135 / Orbit 135 / Bethlehem 3083 / King 6149]

全6曲の内4曲が収録されたアルバムは CD 化されているが,
◎ -- & Little Joe Curtis "Here comes some SOUL from …" [Hallmark 712182] -2012
 ↑ の Hallmark というレーベルの CD は典型的な「盤起こし」のものばかりで,あまりオススメできない。MP3 としてなら全て購入可能なので,そちらの方がマシ。
OTIS REDDING - FAT GAL - ORBIT @Youtube
http://youtu.be/Pa9JS85K1aU


DISC II:
21. You Left The Water Running (Dan Penn/Rick Hall/Oscar Franck)
 録音されたのは '66 年頃だが,Otis の死後にリリースされたシングル[Stone 209]。
"The Muscle Shoals Sound" [Rhino R2 71517] などの編集盤に収録(2:44) されていたが,↓ で unedited version(4:09) が発表された。
● V.A. "The FAME Studios Story (3 CDs)" [Kent KENTBOX12]

26. Things Go Better With Coke (A Man And A Woman) (writer unknown)
 ラジオ用のコマーシャルとして録音されたが,unaired & previously unissued だったらしい。
Otis Redding "Things Go Better With Coke" @Youtube
http://youtu.be/5PC1W5AMi-I

 確かに CM にしては暗すぎて購買意欲は湧かないかも・・・(^_^;)
コーラの CM ソングとして手元にあるのは Little Milton くらいだが,Youtube には Carla Thomas, The Drifters, Ray Charles / Aretha Franklin, Lee Dorsey, Marvin Gaye などのバージョンもアップされていた。
Ray Charles / Aretha Franklin - Things Go Better with Coke #2 @Youtube
http://youtu.be/Tvz1Y2UdCGA


DISC III:
1. Announcement (Otis Redding)
"Stay in School" - Otis Redding @Youtube
http://youtu.be/empqp-RuGaE

 不登校の生徒に向けてリリースされた promo-only album に収録されていたもの。そのアルバムも CD 化されたことがあった。
● V.A. "STAX / Stay In School Don't Be A Drop Out" [STAX VICP-62929]
2014年2月14日 17時09分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年02月12日(水)
Otis Redding "King Of Soul"
Otis Redding "King Of Soul (4 CDs)" [Atlantic/Rhino 8122796068]

Disc I:
1. These Arms of Mine (Otis Redding) [1962, Volt 103]
2. Hey Hey Baby (O.Redding) [1962, Volt 103]
3. That's What My Heart Needs (O.Redding) [1963, Volt 109]
4. Mary's Little Lamb (O.Redding) [1963, Volt 109]
5. Pain In My Heart (Naomi Neville) [1963, Volt 112]
6. Something is Worrying Me (O.Redding/Phil Walden) [1963, Volt 112]
7. Come To Me (O.Redding/P.Walden) [1964, Volt 116]
8. Don't Leave Me This Way (O.Redding/P.Walden) [1964, Volt 116]
9. Security (O.Redding) [1964, Volt 117]
10. Chained and Bound (O.Redding) [1964, Volt 121]
11. Your One and Only Man (O.Redding) [1964, Volt 121]
12. That's How Strong My Love is (Roosevelt Jamison) [1964, Volt 124]
13. Mr. Pitiful (Steve Cropper/O.Redding) [1964, Volt 124]
14. A Woman, A Lover, A Friend (Sidney Wyche)
15. Nothing Can Change This Love (S.Cooke)
16. It's Too Late (Chuck Willis)
17. For Your Precious Love (Arthur Brooks/Richard Brooks/Jerry Butler)
18. Home In Your Heart (Winfield Scott/Otis Blackwell)
19. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) (Jerry Butler/O.Redding) [1965, Volt 126]
20. I'm Depending On You (O.Redding) [1965, Volt 126]
21. Respect (O.Redding) [1965, Volt 128]
22.. Ole Man Trouble (O.Redding) [1965, Volt 128]
23. Change Gonna Come (S.Cooke)

DISC II:
1. Shake (S.Cooke)
2. Satisfaction (M.Jagger/K.Richards) [1966, Volt 132]
3. Down In The Valley (Solomon Burke/Bert Berns/Babe Chivan/Joseph Martin)
4. My Girl (William Robinson/Ronald White)
5. Rock Me Baby (B.B.King/Joe Josea)
6. You Don't Miss Your Water (William Bell) [1967, Volt 149]
7. I Can't Turn You Loose (O.Redding) [1965, Volt 130]
8. Just One More Day (S.Cropper/O.Redding/McElvoy Robinson) [1965, Volt 130]
9. Any Ole Way (S.Cropper/O.Redding) [1966, Volt 132]
10. It's Growing (William Robinson/Warren Moore)
11. Cigarettes And Coffee (Eddie Thomas/Jerry Butler/J.Walker)
12. Chain Gang (S.Cooke/Charles Cooke)
13. Nobody Knows You (When You're Down And Out) (Jimmie Cox)
14. Good To Me (Jurius Green/O.Redding) [1966, Volt 138]
15. Everydoby Makes A Mistake (Eddie Floyd/Alvertis Isbell)
16. Just One More Day [LIVE] (O.Redding/S.Cropper/McElvoy Robinson)
17. Mr. Pitiful [LIVE] (Steve Cropper/O.Redding)
18. (I Can't Get No) Satisfaction [LIVE] (M.Jagger/K.Richards)
19. These Arms Of Mine [LIVE] (O.Redding)
20. Papa's Got A Brand New Bag (James Brown)
21. Don't Mess With Cupid [LIVE] (S.Cropper/Eddie Floyd/Deanie Parker) [1966, Volt 136]
22. My Lover's Prayer (O.Redding) [1966, Volt 136]

DISC III:
1. Try a Little Tenderness (Harry Woods/Jimmy Campbell/Reg Connelly) [1966, Volt 141]
2. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) (S.Cropper/O.Redding) [1966, Volt 138]
3. I'm Sick Y'all (David Porter/S.Cropper/O.Redding) [1966, Volt 141]
4. Tennessee Waltza (Red Stewart/Pee Wee King)
5. Sweet Lorene (Isaac Hayes/O.Redding) [1968, Volt 157]
6. Day Tripper (J.Lennon/P.McCartney)
7. You're Still My Baby (Chuck Willis)
8. Hawg For You (O.Redding)
9. I Love You More Than Words Can Say (E.Floyd/Booker T.Jones) [1967, Volt 146]
10. Let Me Come On Home (O.Redding/B.T.Jones) [1967, Volt 146]
11. Open the Door (O.Redding) [1968, Volt 163]
12. Tramp (Lowell Fulson/Jimmy McCracklin) - Otis & Carla [1967, Stax 216]
13. Knock On Wood (E.Floyd) - Otis & Carla [1967, Stax 228]
14. Let Me Be Good To You (D.Porter) - Otis & Carla [1967, Stax 228]
15. Lovey Dovey (King Curtis/Ahmet Ertegun) - Otis & Carla [1968, Stax 244]
16. New Year's Resolution (Willia Parker/Randle Catron/Mary Frierson) - Otis & Carla [1968, Stax 244]
17. Ooh Carla, Ooh Otis (O.Redding) - Otis & Carla [1969, Atco 6665]
18. White Christmas (Irving Berlin) [1968, Atco 6631]
19. Merry Christmas, Baby (Lou Baxter/Johnny Moore) [1968, Atco 6631]
20. The Glory of Love (Billy Hill) [1967, Volt 152]
21. The Huckle-Buck (Roy Alfred/Andy Gibson)
22. Tell The Truth (Lowman Pauling)

DISC IV:
1. Respect [LIVE] (O.Redding)
2. Can't Turn You Loose [LIVE] (O.Redding) [1969, Atco 6677]
3. I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) [LIVE] (O.Redding/J.Butler)
4. My Girl [LIVE] (William Robinson/Ronal White)
5. Shake [LIVE] (S.Cooke) [1967, Volt 149]
6. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) [LIVE] (O.Redding/S.Cropper)
7. Try A Little Tenderness [LIVE] (Harry Woods/Jimmy Campbell/Reg Connelly)
8. I've Got Dreams To Remember (O.Redding/Zelma Redding/Joe Rock) [1968, Atco 6612]
9. Nobody's Fault But Mine (O.Redding) [1968, Atco 6612]
10. Hard To Handle (Allen Jones/Alvertis Isbell/O.Redding) [1968, Atco 6592]
11. Thousands Miles Away (O.Redding) ["Immortal"]
12. The Happy Song (Dum-Dum) (S.Cropper/O.Redding) [1968, Volt 163]
13. A Waste Of Time (O.Redding)
14. Champagne And Wine (O.Redding/Roy Johnson/Allen Walden)
15. A Fool For You (Ray Charles)
16. I'm A Changed Man (S.Cropper/O.Redding)
17. Direct Me (O.Redding) [1968, Atco 6636]
18. Love Man (O.Redding) [1969, Atco 6677]
19. Look At the Girl (O.Redding) [1969, Atco 6723]
20. Free Me (Gene Lawson/O.Redding) [1969, Atco 6700]
21. The Match Game (O.Redding/D.Porter)
22. A Little Time (O.Redding)
23. Johnny's Heartbreak (Arthur Alexander/O.Redding) [1969, Atco 6742]
24. Amen (Traditional) [1968, Atco 6592]
25. (Sittin' On) the Dock of the Bay (S.Cropper/O.Redding) [1968, Volt 157]

Otis Redding の新しいベスト編集盤。新たに発掘された音源はなかった。

4枚組としては以前 "Otis!: The Definitive Otis Redding" というセットもあったが,それは4枚の内3枚がスタジオ録音で1枚がライブという風に編集されていた。今回のセットはほぼ録音された順に収録されていてスタジオとライブが混在している。

モノラル・ミックスが優先して収録されており,ステレオ・ミックスが違和感のないものになっていることも特徴と言える。リマスターも最新のもので,クリアでシャープ,かつ重み深みの感じられるサウンドになっていて,十分満足できるものだった。

ただ,前回のような豪華なブックレットは付属しておらず,初出音源などの基本的なデータが掲載された12ページほどの簡単な冊子が付いているだけ。Atlantic が権利を持っていない Volt 以前のシングルなども含まれていない。

2014年2月12日 19時05分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年02月06日(木)
Paul Kelly "Don't Burn Me"
Paul Kelly "Don't Burn Me" [Warner Bros. WPCR-27705]

1. Come Lay Some Lovin' On Me
2. (You Bring Me) Joy
3. I Wanna Get Next To You
4. I Could Never Love Nobody Like I'm Lovin' You
5. Come With Me
6. Love Me Now
7. Wrapped Up In Your Love
8. Sweetness
9. Come By Here
10. My Love For You Won't Die
11. I'd Be Satisfied
12. Don't Burn Me
 All songs written by Paul Kelly

ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000 第5弾のうちの1枚。
↓ の CD と重複する曲(1. 3. 5. 9. 11. 12.) が多いのだが・・・(^_^;)
● Paul Kelly "The Best of Paul Kelly: Stealin' in the Name of the Lord" [Warner Brothers 46299] -1996

Paul Kelly - Come Lay Some Lovin' On Me @Youtube
http://youtu.be/NnXy65lPVDQ


Paul Kelly - Don't Burn Me @Youtube
http://youtu.be/qLywfrl7lN8


声質や唱法は,今期の ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000 で同じようにリイシューされている Curtis Mayfield との共通点が多いけれどもバックのサウンドが異なっていて,個人的には,この Paul Kelly のほうが好き ・・・(^^♪
表題のアルバムは Nashville で録音されているが,ミュージシャンのほとんどは Memphis にあった American Sound Studios の連中。

今月末にリリースされる ↓ も予約済み。
○ Paul Kelly "Dirt" [Warner Bros. WPCR-]
 ↑ は,↓ とのダブリも多いが・・・
◎ Paul Kelly "Hot Runnin' Soul - The Singles 1965-71" [Kent CDKEND 367] -2012
 さらに,↑ と重複するけれども,↓ のような編集盤もある。
◎ V.A. "The Dial Records Southern Soul Story (2 CDs)" [Kent/Ace CDKEN2 223] -2003
 I-13. Only Your Love / 14. Chills And Fever [1965, Lloyd 7 / Dial 4021]
 18. Can't Help It / 19. Since I Found You [1966, Dial 4025]
 II-10. Call Another Doctor (On The Case) / 11. We're Gonna Make It [1968, Dial 4088]
2014年2月6日 21時05分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年02月02日(日)
Bobby Womack "The American Singles"
Bobby Womack "Everything's Gonna Be Alright - The American Singles 1967-76 (2 CDs)" [Charly 655 X]

Disc I:
1. Baby I Can’t Stand It [1967, Minit 32024]
2. Trust Me [1967, Minit 32024]
3. Somebody Special [1967, Minit 32030]
4. Broadway Walk [1967, Minit 32030]
5. What Is This [1968, Minit 32037]
6. What You Gonna Do (When Your Love Is Gone) [1968, Minit 32037]
7. Fly Me To The Moon (In Other Words) [1968, Minit 32048]
8. Take Me [1968, Minit 32048]
9. California Dreamin' [1968, Minit 32055]
10. Baby You Ought To Think It Over [1968, Minit 32055]
11. I Left My Heart In San Francisco [1969, Minit 32059]
12. Love, The Time Is Now [1969, Minit 32059]
13. It’s Gonna Rain [1969, Minit 32071]
14. Thank You [1969, Minit 32071]
15. How I Miss You Baby [1969, Minit 32081]
16. Tried And Convicted [1969, Minit 32081]
17. More Than I Can Stand [1970, Minit 32093]
18. Arkansas State Prison [1970, Minit 32093]
19. I’m Gonna Forget About You [1970, Liberty 56186]
20. Don’t Look Back [1970, Liberty 56186]
21. Something [1970, Liberty 56206]
22. Everybody’s Talking [1970, Liberty 56206]
23. The Preacher (Part 1) [1971, Liberty 50773]
24. The Preacher (Part 2) / More Than I Can Stand [1971, Liberty 50773]
25. Communication [1971, Liberty 50816]
26. Fire And Rain [1971, Liberty 50816]
27. That’s The Way I Feel About ’Cha [1972, United Artists 50847]

Disc II:
1. Come L’Amore [1972, United Artists 50847]
2. Woman’s Gotta Have It [1972, United Artists 50902]
3. (If You Don’t Want My Love) Give It Back [1972, United Artists 50902]
4. Harry Hippie [1972, United Artists 50946]
5. Sweet Caroline (Good Times Never Seemed So Good) [1972, United Artists 50946]
6. Across 110th Street [1973, United Artists XW196]
7. Hang On In There [1973, United Artists XW196]
8. Nobody Wants You When You’re Down And Out [1973, United Artists XW225]
9. I’m Through Trying To Prove My Love To You [1973, United Artists XW225]
10. Lookin’ For A Love [1973, United Artists XW375]
11. Let It Hang Out [1973, United Artists XW375]
12. You’re Welcome, Stop On By [1974, United Artists XW439]
13. I Don’t Want To Be Hurt By Ya Love Again [1974, United Artists XW439]
14. I Don’t Know [1974, United Artists XW561]
15. Yes, Jesus Loves Me [1974, United Artists XW561]
16. Check It Out [1975, United Artists XW621]
17. Interlude No.2 [1975, United Artists XW621]
18. It’s All Over Now (Duet with Bill Withers) [1975, United Artists XW674]
19. Git It [1975, United Artists XW674]
20. Where There’s A Will, There’s A Way [1975, United Artists XW735]
21. Everything’s Gonna Be Alright [1975, United Artists XW735]
22. Daylight [1976, United Artists XW763]
23. Trust In Me [1976, United Artists XW763]

Bobby Womack が,Minit, Liberty, United Artists からリリース(1967-1976) したシングル集。
編集盤以外のオリジナルな LP に収録されていなかったのは I-1. 2. 4. 6. の4曲だけ。その中で気になるのは,D.Penn, D.Carter, B.Womack, S.Oldham というクレジットのある ↓ 。
BOBBY WOMACK BROADWAY WALK @Youtube
http://youtu.be/UVkyqiDnT_4

 ↑ について,ライナーノート(Bob Fisher) には,a dance number, inspired no doubt by Pickett's Top 10 hit 'Funky Broadway' that August とある。

'Trust Me'(I-2.) は 'Trust In Me'(II-23.) のデモ録音のような曲で,Janis Joplin や Wilson Pickett が 'Trust Me' として歌っているのは,'Trust In Me' のほう。


オリジナルな LP に収録されていなかった曲はわずかだが,アルバム・タイトルの 'Everything's Gonna Be Alright'(II-21.) のように,シングル用の編集バージョン(4:11,LPバージョンは 7:06) もいくつかあるので,オススメ。

'I'm Gonna Forget About You'(I-19.) には Sam Cooke のクレジットがあり,歌詞は Sam と共通する部分が多いけれども,The Valentinos としてのバージョンとは異なり,ほとんど別の曲のようなアレンジが施されている。
Sam Cooke -I'm Gonna Forget About You @Youtube
http://youtu.be/4oKhkRlDfqc


The Valentinos - I'm Gonna Forget About You @Youtube
http://youtu.be/lndbrrjtxlc


I'm Gonna Frget About You bobby womack @Youtube
http://youtu.be/FWLNIvjSxG4


2014年2月2日 19時31分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2014年01月31日(金)
Bobby Womack "BW Goes C&W"
Bobby Womack "BW Goes C&W" [Liberty TYCP-60103]

1. Don't Make This The Last Date For You And Me (C. Womack)
2. Behind Closed Doors (K.O'Dell)
3. Bouquet Of Roses (S.Nelson, B.Hillard)
4. Tired Of Living In The Country (S.Cooke)
5. Tarnished Rings (R.Dollarhide)
6. Big Bayou (G.Guilbeau)
7. Song Of The Mockingbird (D.Lovelace, G.Attaway)
8. I'd Be Ahead If I Could Quit While I'm Behind (J.Ford)
9. You (D.Warner)
10. I Take It On Home (K.O'Dell)

Bobby Womack が United Artists 時代の最後にリリースしたアルバム(1976)。
2on1の CD で持っていて,全曲重複するのだが・・・。
◎ "Lookin' For A Love Again / B.W Goes C.W." [Charly CDGR 179] -1997

最近,Minit や United Artists 時代のアルバムが手頃な値段でまとめてリイシューされた。
輸入盤では,この時代までのシングル集もリリースされている。
● "Everything's Gonna Be Alright - The American Singles 1967-76 (2 CDs)" [Charly 655 X] -2013
 Minit 以前に Keyman からリリースされたシングル ↓ などは収録されていないが,シングルのみの曲や LP とは異なるバージョンもいくつか含まれているので,オススメ。
NS KTF 1629 Bobby Womack What Is This @Youtube
http://youtu.be/x9xaWjIyG3E


表題のアルバムの裏ジャケの写真は ↓ に流用された。
● V.A. "Dirty Laundry - The Soul Of Black Country" [TRIKONT US-0333] -2004


'Don't Make This The Last Date For You And Me' は,Curtis Womack 単独のクレジットになっていて歌詞は独自のものだけれども,明らかに Floyd Cramer 'Last Date'[1960, Hot 100: 2, R&B Singles: 3, Country Singles: 11] が元ネタ。
001 1960 Floyd Cramer Last Date @Youtube
http://youtu.be/JvfG9uFswis


'Tired Of Living In The Country' は,Sam Cooke が書いたとされているのに Sam 自身の歌が残されていない曲の一つ。
'Tarnished Rings' は,iTunes に取り込むと Bobby Womack with Friendly Womack Sr. が「アーティスト」として表示されるので,Bobby の語りに続いて歌っているのは彼の父親で間違いないだろう。

'Big Bayou' は Rod Stewart(1976, "A Night On The Town") だけでなく Ron Wood も歌っていて,そのアルバムには Bobby Womack が参加していた。
● Ronnie Wood "Now Look" [Thunder Bolt CDTB 046] -1975
 リリース時期は ↑ より後だが,作者の Gib Guilbeau は当時 The Flying Burrito Brothers のメンバーで,"Airborne"(1976) に収録されていた曲。

'I Take It On Home' は,Bobby Bland もカバーしている。
● "Get On Down - Reflections In Blue" [MCA/BGO BGOCD 449] -1999
2014年1月31日 17時57分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年01月30日(木)
Baby Huey "The Living Legend"
Baby Huey "The Baby Huey Story: The Living Legend" [Water 142]

1. Listen To Me (M.Johnson)
2. Mama Get Yourself Together (J.Ramey)
3. A Change Is Going To Come (S.Cooke)
4. Mighty Mighty (C.Mayfield)
5. Hard Times (C.Mayfield)
6. California Dreamin' (J.Phillips)
7. Running (C.Mayfield)
8. One Dragon Two Dragon (J.Ramey)

手元にあるのは2004年版の CD で廃盤になっているが,ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000 第5弾 の1枚としてリイシューされた。内容は同じ。
これに収録されている 'A Change Is Gonna Come' は9分30秒もあって,手元にあるカバー・バージョンの中では最長。
Baby Huey A Change is Going to Come @Youtube
http://youtu.be/IF6RaCLO7n0


Baby Huey(1944-70) はジャケ写にあるとおりの巨漢で,薬物の過剰摂取がなくとも長生きはできなかっただろう。
このアルバムの製作途中で急死してしまったため,歌声の入っていない曲も含まれている。
Baby Huey - California Dreamin` @Youtube
http://youtu.be/foLzP3qQoSY


Curtis Mayfield のプロデュースで,楽曲も提供しており,彼自身によるバージョンが残されている曲もある。
4. Mighty Mighty
 ◎ Curtis Mayfield "Curtis/Live! & Curtis in Chicago (2 CDs)" [SWQUEL NEMCD 400]
5. Hard Times
 ◎ Curtis Mayfield "There's No Place Like America Today" [CURTOM/Jimco CECC-00257]


今期の ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000 では,第6弾として来月発売予定の ↓ にも 'A Change Is Gonna Come' のカバーが含まれている。
● J.J. Jackson "But It's Alright" [Collectables/Rhino COL-CD-6562]

2014年1月30日 20時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年01月29日(水)
Lorraine Ellison "Heart & Soul"
Lorraine Ellison "Introducing Miss Lorraine Ellison - Heart & Soul" [Warner Bros. WPCR-27717]

1. Heart And Soul (Loesser/Carmichael)
2. Games That Lovers Play (Eine Ganze Nacht) (Kusik/Snyder/Loose/Last)
3. He's My Guy (Schatz)
4. What A Difference A Day Makes (Adams/Grever)
5. A Change Is Gonna Come (Cooke)
6. If I Had A Hammer (Hays/Seeger)
7. When Love Flies Away (Ragovoy/Bell)
8. Cry Me A River (Arthur/Hamilton)
9. Stay With Me (Ragovoy/Weiss)
10. What Is A Woman? (Jones/Schmidt)
11. That's For Me (Hammerstein II/Roders)
12. My Man's Gone Now (Heyward/Gershwin)

● Lorraine Ellison "Sister Love: The Warner Bros. Recordings (3 CDs)" [Warner/Rhino RHM2 7717] -2006
 ↑ のセットの収録曲と全て重複するのだが・・・(^_^;)

ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000 第5弾 の1枚としてリイシューされた CD。
Lorraine Ellison(1931-83) というシンガーについては,廃盤になってしまっている上記のセットと ichiban Soul Classic のシリーズ以外では,いくつかの編集盤 CD にぽつぽつと収録されているだけで,このアルバムがオリジナルのまま CD 化されるのは世界初のはず。
● V.A. "The Best Of Loma Records: The Rise And Fall Of A 1960's Soul Label (2 CDs)" [Waner Archives 9 45711-2] -1995
● V.A. "The Jerry Ragovoy Story: Time Is On My Side 1953-2003" [ace CDCHD 1183] -2008
● "On Vine Street: The Early Songs Of Randy Newman" [ace CDCHD 1186] -2008
● V.A. "The Bert Berns Story: Mr Success Vol. Two 1964-1967" [ace CDCHD 1251] -2010

彼女について,誤解を恐れずに一言で言い切ってしまうと「Aretha Franklin Laura Nyro を足して2で割る必要のないシンガー」というのが個人的な見解。

1st album だった表題の CD には 'A Change Is Gonna Come' のカバーも含めて R&B BEST COLLECTION としては Jazzy 過ぎるアレンジの施されている曲が多いけれども,彼女のシンガーとしての実力は十二分に感じとっていただけるはず。

来月リリースされる予定の 2nd album を CD 化したものには,Janis Joplin がカバーした 'Try (Just A Little Bit Harder)' が含まれている。

2014年1月29日 13時35分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2014年01月22日(水)
Full Time Woman - Lost Cotillion Album
Irma Thomas "Full Time Woman - The Lost Cotillion Album" [Real Gone Music RGM0224]

1. Full Time Woman (Stuart) [1971, Cotillion 44144]
2. All I Wanna Do Is Save You (Unknown)
3. She's Taken My Part (Adams/Hamilton/Savoy) [1971, Cotillion 44144]
4. Shadow of the Sun (Merriam/Miller)
5. Waiting for Someone (Womack)
6. Fancy (Gentry)
7. Time After Time (Styne/Cahn)
8. Our Love Don’t Come That Easy (Mitchell/Shelby)
9. Turn Around and Love You (Weiss)
10. Tell Me Again (Crutchfield)
11. Try to Be Thankful (Unknown)
12. It's Eleven O'Clock (Do You Know Where Your Love Is)
13. Could It Be Differently (Unknown)
14. A Wong With No Name aka Song For Jim (Hurtt/Sigler)
15. Adam and Eve (Hurtt/Sigler)

Irma Thomas が,Chess と Canyon の間に所属していた Cotillion 時代の作品集が3月にリリースされる予定。
1971年にシングルとしてリリースされた 'Full Time Woman'/'She's Taken My Part' 以外は全て未発表曲。
Wardell Quezerque が関わった,その2曲については CD 化済みだったが・・・
◎ V.A. "Atlantic Unearthed: Soul Sisters" [Atlantic/Rhino R 77626] -2006
 9. Full Time Woman (Alice Stuart) - Irma Thomas
◎ V.A. "Wardell Quezerque's Funky Funky New Orleans 1968-1972" [Funky Delicacies DEL CD 0023] -2001
 20. She's Taken My Part (Larry Hamilton, Wardell Quezerque) - Irma Thomas

Bettye Swann の Atlantic 時代の未発表を含む作品集 をリリースしてくれたばかりの Real Gone Music の快挙・・・(^_^)v
http://www.realgonemusic.com/news/2014/1/7/irma-thomas.html
どうやら,Bettye Swann の未発表テープと同時期に David Nathan によって発掘されたらしい。
彼のサイト(SoulMusic.com) にアップされているインタビューによると,"... we cut material in Detroit and New York — with Arif Mardin and Joe Hinton producing some of the sides — and they didn't release any of it."
IRMA THOMAS 1976 INTERVIEW
http://www.soulmusic.com/index.asp?S=3&T=36&ART=866



'Full Time Woman' には Doris Duke や Jackie DeShannon のバージョンがある。
◎ Doris Duke "Woman" [Shout! SHOUT 42] -2008
◎ Jackie DeShannon "Jackie...plus" [atlantic / Rhinohandmade RHM27832] -2003
Alice Stuart というシンガーによるオリジナルは,本人のサイトで試聴できる。
http://www.alicestuart.com/music/ft_woman.html

'Fancy' は,Bobbie Gently のヒット曲。
● Bobbie Gentry "Patchwork / Fancy" [Raven RVCD-251] -2007

'Time After Time' は,数多くのシンガーが歌っているスタンダード曲。
Frank Sinatra - Time After Time @Youtube
http://youtu.be/_I6s1J9ZSNw


'Turn Around and Love You' (Donna Weiss) は,Dee Dee Warwick や Margie Joseph, Rita Coolidge のバージョンが手元にある。
● Dee Dee Warwick "She Didn't Know: The Atco Sessions" [Ichiban/Soul Classics SCL 2111-2] -1996
◎ Margie Joseph "Margie Joseph" [Atlantic WPCR-27535] -2012
◎ Rita Coolidge "Delta Lady: The Rita Coolidge Anthology[Japanese] (2 CDs)" [A&M/Universal UICY-1250] -2004
RITA COOLIDGE ~ TURN AROUND AND LOVE YOU
http://youtu.be/SKYVoDx5Gt8



この Cotillion のあと,Swamp Dogg がプロデュースして Muscle Shoals などで録音した楽曲はまとめて CD 化された。
● "Two Phases Of Irma Thomas" [S.D.E.G. 1963] -2007

これより前の Chess 時代にも Muscle Shoals 録音がある。
● "Something Good: The Muscle Shoals Sessions" [Chess/MCA CHD-93004] -1990
2014年1月22日 19時54分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| CHEAP TALK / Past MUSIC in 2014 |
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