2006年03月15日(水)
Charlie Whitehead "Songs To Sing: The Charlie Whitehead Anthology 1970-1976" [KENT CDKEND 261]
1. Songs To Sing
2. Put A Little Love In Your Heart 3. Raw Spitt 4. Call Me Nigger 5. The Freedom Under Certain Konditions Marching Band 6. Midnight Rider 7. Who Do They Think They Are 8. I Dig Black Girls 9. This Old Town 10. Sweet Bird Of Success 11. Excuses
12. Between The Lines 13. Predicament #3
14. That Ain't My Wife
15. I Finally Found Myself Something To Sing About
16. Shaft's Mama 17. The B.B. King 18. Help (God Help America) 19. Gazelle 20. She's All I Got 21. Let's Do It Again Parts 3 & 4
Irma Thomas のリイシュー CD "A Woman's Viewpoint" の記事を書こうと,"In Between Tears" の単独 CD や,そのリズム・トラックのほとんどを録音し直して更にギターなどをオーバー・ダビングし曲順も変更して発売された "Turn My World Around",同じ Swamp Dogg プロデュースの Doris Duke "I'm A Loser",その Swamp Dogg の "Total Destruction To Your Mind" などと聴き比べていたら,また,Swamp Dogg 関連のレアなアルバムが CD 化された。
紹介する順序が逆になってしまうが,なにしろこの Charlie Whitehead は "The Story Of Mr.Pitiful" という曲を録音しているので・・・(^_^;)
1. Songs To Sing は1970年のシングル盤で,"Dave Godin's Deep Soul Treasures" シリーズの Vol. 1 にも収録されていたディープなソウル・バラード。ちょっとしたプロテスト・ソングになっているのが時代を感じさせる。
2.〜 11. は,Raw Spitt という名義で1971年に発売されたアルバム。
英KENT のリイシューでは毎度おなじみの丁寧なライナー・ノートが付いているが,演奏しているミュージシャンに関する記述がほとんどないのは,なぜ・・・?
http://www.acerecords.co.uk/content.php?page_id=59&release=4749
この当時,Swamp Dogg は Phil Walden と組んで,スタジオとリズム・セクションを提供してもらっていて,
1969 [Canyon 7704] Doris Duke "I'm A Loser"
1970 [Canyon 7706] Swamp Dogg "Total Destruction to Your Mind"
1971 [Canyon 7710] Raw Spitt "Raw Spitt"
以上の3作は,Jim Hawkins がエンジニアを務める Capricorn Sound Studios で録音が行われ,以下のようなミュージシャンが演奏していることになっている。
Piano: Jerry (Swamp Dogg) Williams, Jr.
Guitar: Jesse (Beaver) Carr
Drums: Johnny (Duck) Sandlin
Bass: Robert (Pop) Popwell
Organ, Piano: Paul (Berry) Hornsby
Background Vocals: Jackie Avery Singers
Horns: The Manconites
つまり,Allman 兄弟が抜けた後の The Hour Glass に,Robert Popwell が加わったバンドが中心らしい。(Robert Popwell は,一般的には The Crusaders に在籍していたことなどで有名かもしれないが,Ron Wood のソロ第3作 "Gimme Some Neck"(1979) でベースを弾いていた)
AMG のデータでもそういうことになっているが,"I'm A Loser" だけは,やっぱり Roger Hawkins や Jimmy Johnson たちで,Duane Allman がリード・ギターの Muscle Shoals 録音というのが定説のようだ。ソングライターも後の2枚とは少し異なっている。
"I'm A Loser" のサウンドを原型に,そのコピーあるいはバリエーションとして Capricorn のハウス・バンド によって演奏されたのが,"Total Destruction 〜" と,この "Raw Spitt" なのだと思われる。
その "Total Destruction 〜" は,次作の "Rat On" との2on1で,CD 化されている。
7. Who Do They Think They Are でハモっているのが Swamp Dogg なので,その声が気に入った人にはオススメ。ただ,個人的にはカエルを踏み潰したようにしか聴こえないので,ちょっと苦手・・・(^_^;)
◎ Swamp Dogg "The Excellent Sides of Swamp Dogg, Vol. 1" [S.D.E.G. SDE 1940]
14. も,Raw Spitt 名義の曲(1971)。
12. 13. は,Swamp Dogg が Henry Stone と組んでいた時代(1972) に stone dogg というレーベルから発売されたシングル盤。
15. は,Amazing Charlie Whitehead という名前で Atomic Art というレーベルから出たシングル盤(1973)。
16. 以降は,1973年に Fungus 25145 として Charlie Whitehead & The Swamp Dogg Band 名義でリリースされたアルバムをそのまま CD 化したもの。
Irma Thomas "In Between Tears" が Fungus 25150 なので,ナンバーは若いがサウンドとしてはこちらのほうがよほど新しい・・・というより "In Between Tears" のほうが古いわけだが,このあたりの話は後日また改めて・・・。
16. と 21. は,シングル盤としても発売されていて Charlie Whitehead の声が聞こえるし,18. でも歌っているが,そのほかはインストルメンタル曲。
21. Let's Do It Again Parts 3 & 4 も,Marvin Gaye 風のエロ・ファンクなので,この CD の前半のようなサザン・ソウルを期待して聴くと,がっかりしてしまうかもしれない・・・(^_^;)
こういうレアなアルバムを CD 化してくれる英KENTには日ごろから感謝の念が絶えないわけだけれども,とうとう Goldwax 時代の Spencer Wiggins が再発されるというので,めでたいことだと喜んでいたら,今度は,オーストラリアの AIM から,Lattimore Brown がリイシューされるらしい。
"Otis Is Gone" が CD でも聴けるようになるのは,非常にありがたい。
http://www.aiminternational.com/new_releases.htm
|
2006年3月15日 11時13分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/257/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年03月13日(月)
Various Artists "Bossa N' Stones: The Electro-Bossa Songbook Of The Rolling Stones" [PMB MBB 9729]
1. Fool To Cry 2. Let's Spend The Night Together 3. Out Of Time 4. Sympathy For The Devil (Pleased Remix) 5. Under My Thumb 6. (I Can't Get No) Satisfaction 7. Harlem Shuffle (Favela Remix) 8. Ruby Tuesday (The Dubby Mix) 9. Angie 10. Miss You (Back 2 Remixes) 11. Start Me Up/Brown Sugar (Remix) 12. Wild Horses
最近ちょっとまた煮詰まりかけていたので,ちょうどよい息抜きになったアルバム。
聴いていると,肩の力が抜けるどころか,腰のほうまでトロけてしまいそうになる・・・(^_^;)
アマゾンで見つけて躊躇していたら,タワレコの店頭でより安価なものがあって,衝動買い。
Electro-Bossa とあるので,ほとんどがシンセのデジタルな音なのだろうが,あまり違和感はない。砂浜に打ち寄せる波や涼しげなそよ風,カモメの鳴き声など,リゾート気分を感じさせる効果音に人工的な匂いがうかがえる程度。
ボサノバ風の,軽いオシャレなサウンド(「ラウンジ」というジャンルらしい)をバックに,セクシーなオネエちゃんが耳元で囁くようにストーンズのカバーを歌ってくれる。
電車の中で聴いていたら,よほどニヤけていたのか,変な目で見られてしまった (^_^;)
ただ,たいていの場合,男の歌を女性が歌うときは,He と She を互いに入れ換えたりして,つじつまを合わせることが多いのだが,このアルバムではオリジナルの歌詞をほとんど変更していないため,"I'm a man of wealth and taste." とか "She's under my thumb." などとセクシー・ボイスで囁かれると,別の意味で妙な気分になってくる。
ひょっとすると,このシンガーたちはニュー・ハーフ・・・?
同じシリーズに "Bossa N' Marley" という Bob Marley のカバー集などもあるようだが,このストーンズのカバーは,よほど評判が良かったのか,続編も出ている。
◎ V.A. "Bossa N' Stones 2: The 2nd Electro-Bossa Songbook Of The Rolling Stones" [PMB MBB 9750]
結局,今回のツアーは大阪での公演がなく,がっかり。名古屋が週末だったら・・・。
まあ,チケット代の高さを考えると,多少ほっとしたところもあるが・・・。
"Mr.Pitiful" も,今年に入ってからは一度も演奏していないようだしね。
リオでのフリー・コンサートのネット中継が楽しめたことで,今回は満足することにしよう (^_^;)
|
2006年3月13日 21時33分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/256/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年03月04日(土)
Lou Rawls "The Soul-Stirring Gospel Sounds Of The Pilgrim Travelers featuring Lou Rawls" [EMI/Mighty Quinn MQP1102]
1. Did You Stop To Pray This Morning
2. Motherless Child
3. Sweet Chariot
4. That's Heaven To Me
5. Poor Pilgrim Of Sorrow
6. Walking In The Light Of The Lord
7. If He Holds Your Hand
8. Stand By Me Father
9. Wade In The Water
10. Jesus, Be A Fence Around Me
11. Didn't It Rain
12. Please Let Me Be The First To Know
13. Count On Me
14. Trust Me
15. 'til The Last Leaf Shall Fall
1962年のアルバムを2005年にボーナス・トラック(12.〜15.)を追加して CD 化したもの。
Pilgrim Travelers の名前も使われているが,Kylo Turner や Keith Barber は脱退したあとで,ほとんど Lou Rawls のソロ・アルバム。
http://www.mighty-quinn.net/Current.html
1962年の2〜3月に行われた3回のセッションによって録音され,セッションごとのデータも掲載されていて,4. 10. には Arranged by Sam Cooke,8. 9. はArranged by Sam Cooke & J.W. Alexander というクレジットがある。
3. Sweet Chariot はゴスペル・スタンダードだが,Sam Cooke は RCA での3枚目の LP で取り上げたことがあり,"Swing Low, Sweet Chariot" として CD 化されたこともある。
Rene Hall がギターを弾きながらバンド・リーダー的な役割を果たし,Cliff White がギター,Ray(mond) Johnson がピアノ,ドラムの Sharkey Hall が Edward Hall と同一人物らしいということで,翌年の Sam Cooke の名作 "Night Beat" との共通点が感じられるサウンドの曲も含まれている。
このアルバムを聴いた Sam が,Billy Preston のブルージーなオルガンを加えて,ゴスペルではなく R&B のスタンダードを歌うというアイデアを思いついた可能性も・・・?
ちなみに,Lou Rawls がコーラスを歌ってヒットした "Bring It On Home To Me" や "Having A Party" は,この一ヵ月後のセッションで吹き込まれている。
Billy Vera のライナー・ノートによると,1962年には a vogue for combining Pop and R&B with Gospel があり,このアルバムはその流れに乗って Ben E.King,Chuck Jackson,Jerry Butler などの流行歌手の仲間入りをしようと企画されたが,それほど売り上げは伸びなかったらしい。
そのライナーで,初めて気付かされたのは,8. Stand By Me Father のセキュラー・バージョンを Junior Parker が歌っていたということ。
◎ Junior Parker "Junior's Blues: The Duke Recordings (Vol. 1)" [MCA MVCM-397]
8. Stand By Me
Herman Parker と,自作のようなクレジットがあるが,完全なパクリ (^_^;)
1961年に Black Singles で11位とヒットしているので,Sam Cooke も聴いていたはずだが・・・。
同じ Duke 所属のシンガーでは,Bobby Bland に Sam との接点があり,ゴスペルっぽいブルースを歌っていたのは有名だが,Junior Parker にはほとんどゴスペル臭が感じられなかっただけに,ちょっと意外だった。
ちょうど 「ブルース&ソウル・レコーズ 68号」付録の "SAM-thing You Got" で,VJ 時代の Soul Stirrers のバージョンが紹介されたことでもあるし,その サム・クック特集号を買って,オリジナルの The Soul Stirrers @SAR,Junior Parker,Lou Rawls などのバージョンと聴き比べてみるとおもしろいかも・・・?
11. Didn't It Rain は,Sister Rosetta Tharpe のバージョンを参考にして録音されたらしい。
その Sister Rosetta Tharpe は,Etta James のヒロインであり "Complete Modern And Kent Recordings" でも "Strange Things Happening" と "That's All" という2曲をカバーしていたこともあって気になっていたところ,タイミングよく中古ショップで↓を発見して入手。
◎ Sister Rosetta Tharpe "The Gospel Of The Blues" [DECCA/MCA B0000533-02]
15. Didn't It Rain
Gospel と Pop を結びつけたシンガーとして Sam Cooke の先駆者のような存在。
'50年代初めにはストレート・ブルースを歌ったということでゴスペル・サークルから非難され,一時的にヨーロッパに逃げ出したこともあったらしいが,'60年代に入ると Gospel と Pop の融合が進んで受け入れられるようになり,第一線に復帰している。
ちょうど誕生日がいっしょ(もちろん誕生年は違うが)だったこともあってさらに興味がわき,廉価盤のボックスセット↓を購入して聴いてみたいと思っている今日この頃であります。
○ Sister Rosetta Tharpe "The Original Soul Sister (4CDs)"
|
2006年3月4日 12時07分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/255/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月25日(土)
ダブル・ポイントを活用しようとタワレコに出かけたら,新しい「ブルース&ソウル・レコーズ 68号」が店頭に並べられていた。
「サム・クックのソウル・レッスン」という特集が組まれ,付録の CD は,以下のような内容。
Various Artists "SAM-thing You Got: Blues & Soul Records (No.68)" [P-Vine PCD-9997]
1. L.C. Cooke - Do You Wanna Dance
2. Jesse Belvin - You Send Me
3. The Highway QC's - Nobody Knows
4. The Soul Stirrers - Stand By Me
5. King Curtis - Soul Twist
6. Little Richard - I Don't Know What You Got
7. Charles Brown - Trouble Blues
8. Z.Z. Hill - Nothing Can Change This Love
9. Willie Rodgers - Tennessee Waltz
10. Little Johnny Taylor - When Are You Coming Home
11. Clay Hammond - Got A Letter This Morning
12. The Sims Twins - Bring It On Home Where You Belong
13. The Soul Stirrers - Oh Lord, I'm Trying
14. The Meditation Singers - A Change Is Gonna Come
保存用にもう1冊買うつもりなのだが,この特集号が売れたら,ひょっとすると "Dream Boogie" の日本語訳を出してくれる・・・?
「ソウル早わかり年表」ということで,Sam Cooke と「ミュージック・シーン/ヒット曲」,「社会/公民権運動」を関連付けた年表が掲載されていて,こういうのを自分でも作ってみようかなと思っていたところだったので,ありがたかった。
ただ,1955年のヒット曲で,ちょっと恥ずかしいミス・プリントが・・・(^_^;)
▼ Chuck Belly "Maybellene"
その特集の中では名前が挙げられていないが,ちょうど One-derful! 時代の録音がリイシューされレビューされていた(p.84) McKinley 'SOUL' Mitchell にも,Sam Cooke の影響が感じられる曲が収録されていた。
◎ McKinley Mitchell "The Town I Live In: The One-derdull Years" [r.p.m SHOUT 22]
22. I'm Ready ← "Shake" ソックリ?
|
2006年2月25日 08時07分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| BEST 10 CDs in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/254/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月19日(日)
John Hiatt "The Best Of John Hiatt" [Capitol 8 59179 2]
1. Have A Little Faith In Me
2. Thing Called Love
3. Riding With The King
4. Cry Love
5. Slow Turning
6. The Way We Make A Broken Heart
7. Memphis In The Meantime
8. Child Of The Wild Blue Yonder
9. Drive South
10. Angel Eyes
11. Buffalo River Home
12. Feels Like Rain
13. Love In Flames
14. Perfectly Good Guitar
15. Tennessee Plates
16. Take Off Your Uniform
17. Don't Know Much About Love
Lou Rawls のゴスペル・アルバムや Irma Thomas のリイシュー盤など,新譜として購入し紹介しなければならない CD が何枚もあるのに,ここ1週間ほど聴き狂っていたのが,コレ。
昨年の夏ごろからアマゾンの「おすすめ商品」のかなり上位に "Master of Disaster" が表示され,最近はずっと不動の1位でサンプルを聴いても悪くなさそうだったし,ちょうどナンバの新☆堂で在庫処理のためかアマゾンなどよりずっと安値で売られていて,そろそろ買ってみようかなと思い始めていたところ,たまたまこのベスト盤を中古ショップで発見(\1,050)したので,予習のつもりで入手。
以来,一昨年の Jesse Harris や昨年の Lucinda Williams を初めて聴いたとき以上の心地よさにどっぷりと浸りきっている。
何を今更・・・というような声が聞こえてきそうだけれども,'80年代の後半以降十数年間は,主として経済的な理由から新しいアーティストにはよほどのことがない限り手を出さない・・・手を出せないという状態が続いていたし,この John Hiatt が参加していた Ry Cooder "The Slide Area" は,当時 James Carr "That's The Way Love Turned Out For Me" のカバーが気に入らず,Ry から遠ざかるきっかけとなったアルバムだったし・・・(^_^;)
今改めて聴くと,その "That's The Way 〜" のアレンジはそれほど悪くはないと思えるのだが,あのころは,いかにも軟弱に聴こえて仕方がなかった。
ちょうど,雨の日の昼休みに傘を差して行っても苦にならないという距離にある中古ショップに手ごろな値段で在庫があったこともあり,↓以下のアルバムをまとめて入手することができた。
◎ John Hiatt "Bring the Family" [A&M D32Y3169]
◎ John Hiatt "Slow Turning" [A&M CD 5206]
◎ John Hiatt "Stolen Moments" [A&M PCCY-10138]
◎ John Hiatt "Perfectly Good Guitar" [A&M POCM-1035]
◎ John Hiatt "Hiatt Comes Alive at Budokan?" [A&M 31454 0284 2]
◎ Little Village "Little Village" [Reprise 9 26713-2]
たしかに "Bring the Family" は,聴き終わったあと「一世一代」とか「鬼気迫る」といった言葉が浮かんでくるような歌・演奏が詰め込まれていたけれども,その "Have A Little Faith In Me" はあまりにも重すぎ,多少ポップにアレンジされ再録音されたベスト盤収録のバージョンのほうを聴くことが多く,リマスターされた音質の良さもあって,オリジナル盤の CD よりもこのベスト盤のほうが,今のところは,気に入っている。
ただ,"Bring the Family" は SACD [Hybrid] 盤があるので,SACD のシステムは持っていないが通常のシステムで聴いても良い音なのは Sam Cooke の Hybrid 盤などで経験済みのため,購入の予定。
ちなみに,このベスト盤収録の 9. Drive South も,再録音されたバージョン。
もちろん昨年の新譜↓も購入済みだが,こちらのほうはちょっと軽すぎるような気がして,やはりこのベスト盤を聴くことのほうが多い。
◎ John Hiatt "Master of Disaster" [New West NW6076]
実は一月ほど前,North Mississippi Allstars の CD も中古ショップで見かけましたが,米盤と日本盤がいっしょに並べてあって,ジャケットをとるかボートラをとるか悩んでいるうちに買い逃しております。
日本盤に使用されている写真を見て連想したのは,安田大サーカスでした・・・(^_^;)
|
2006年2月19日 18時38分
| 記事へ |
コメント(1) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/253/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月18日(土)
Otis Clay が Joe South のトリビュート・アルバムに参加しているということで,彼が参加しているその種のアルバムを調べてみると,手持ちの CD だけでも,↓これだけあった。
● V.A. "Songs Of The Rolling Stones: Paint It, Blue" [House Of Blues 51416 13152]
4. Wild Horses
● V.A. "Vanthology - A Tribute To Van Morrison" [EVIDENCE ECD 26128-2]
9. Warm Love
◎ V.A. "Songs Of Janis Joplin: Blues Down Deep" [House Of Blues VICP-60891]
4. Piece of My Heart
◎ Various Artists "Songs of Eric Clapton: All Blues'd Up" [Smith & Co SCCD 1005]
3. Wonderful Tonight
◎ Various Artists "Songs of Led Zeppelin: Whole Lotta Blues" [House Of Blues 51416 1464 2]
10. Since I've Been Loving You
◎ Don Covay & Friends "Adlib" [Cannonball CBD 29116]
10. He Don't Know
さらに,AMG などで調べると,↓こういうのも見つかった。
○ Various Artists "Sweet Emotion: The Songs of Aerosmith"
1. Cryin'
○ Various Artists "Judgement Day: Songs of Robert Johnson"
4. Traveling Riverside Blues
○ Various Artists "Goin' Home: A Tribute to Duke Ellington"
6. Come Sunday
"Otis Clay sings ...." などというようなタイトルで,1枚の CD ができそう・・・(^_^;)
その際,ぜひいっしょに収録してもらいたいのが,サザンオールスターズ「いとしのエリー」のカバー。
◎ Otis Clay "Live" In Tokyo '83" [Waylo/King KICP 255]
1. Hard Working Woman
2. Here I Am (Come And Take)
3. Love Don´t Love Nobody
4. A Nickel And A Tail
5. Precious Precious
6. Love And Happiness/Soul Man
7. Ellie
8. Trying To Live My Life Without You
この CD の解説には「これがレイ・チャールズより前に日本でヒットしていれば・・・いや愚痴は言うまい。(鈴木啓志)」とある。
このアルバムと同じ1983年10月22日の録音は米盤として現在でも入手可能のようだが,残念ながら "Ellie" は,収録されていない・・・???
◎ Otis Clay "Soul Man: Live in Japan" [ROUNDER/Bullseye CD BB 9513]
|
2006年2月18日 08時33分
| 記事へ |
コメント(2) |
トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/252/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月06日(月)
Terence Trent D'Arby "Greatest Hits (2 CDs)" [Columbia COL 509374 9]
日本盤の "Greatest Hits" は CD1枚だけだが,この輸入盤(ぼくが持っているのは Made in the EU) は CD2枚組で,1枚目のラストが "A Change Is Gonna Come",Bonus Disc である2枚目は "Wonderful World" で始まっている。
http://www.amazon.com/gp/product/B00006IWMF/
てっきり Sam Cooke も彼のアイドルの一人なのだろうと思っていたが,Sam に似ていると言われるのを嫌っていたらしい。
"A Change Is Gonna Come" はサウンドトラック用の録音で,Steve Cropper と Booker T. Jones がプロデュースしている。かなりメロディラインを崩して歌っているあたりは,たしかに,単なる物真似ではないというプライドみたいなものがうかがえるかもしれない。
"Wonderful World" はスローなバラードにアレンジされていて,トタ松くんの「どの町まで行けば〜」バージョンに似ているような気がするのだが,・・・ Which came first ?
おもしろいのは,Bonus Disc の "Under My Thumb" と "Jumping Jack Flash" のライブ・バージョン。
特に J.J.F. は,ベースが "Satisfaction" のリフを弾いていて,それがピッタリと,ハマりすぎるぐらいにハマっている・・・(^_^;)
|
2006年2月6日 21時07分
| 記事へ |
コメント(1) |
トラックバック(0) |
| COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/251/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月05日(日)
2006年2月5日 08時25分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/250/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
Sam Cooke "Encore: with Bumps Blackwell Orchestra" [KEEN CD-2003]
1. Oh, Look At Me Now
2. Someday
3. Along The Navajo Trail
4. Running Wild
5. Accentuate The Positive
6. Mary, Mary Lou
7. When I Fall In Love
8. I Cover The Waterfront
9. My Foolish Heart
10. Today I Sing The Blues
11. The Gypsy
12. It's The Talk Of The Town
1958年の LP を,1993年に CD 化したもの。Manufactured in Switzerland というクレジットがある。
Lou Adler の書いたオリジナルのライナーがそのまま流用されている。
1. 5. 7. 8. 9. 10. 11. は,ABKCO から SACD(Hybrid)盤として発売された "Tribute to the Lady" にボーナス・トラックとして収録されている。
収録曲のうち,6. Mary, Mary Lou だけは1960年にシングル・カットされ,テレビ出演時の映像を DVD "LEGEND" で見ることができる。
7. When I Fall In Love は,後に Copa でも歌われているので,聴き比べてみるとおもしろい。
10. Today I Sing The Blues は,Curtis Lewis という人の曲で,Aretha Franklin の Columbia 時代のデビュー曲(1960)。O.V. Wright や Freddie King(同名異曲?) も歌っているが,この Sam Cooke のバージョンでは,ギタリストの Cliff White が作曲者として追加されており,アレンジが他のバージョンとかなりちがっていて,あまりブルースっぽくない・・・???
◎ Aretha Franklin "The Queen In Waiting - The Columbia Years 1960-1965 (2 CDs)" [SONY SICP 8072]
◎ O.V. Wright "The Complete O.V. Wright On Hi Records, Volume 1: In The Studio (2 CDs)" [Hi/Cream HEXD 47]
◎ Freddie King "Freddie King Is A Blues Master" [ATLANTIC 7 90345-2]
Keen 時代のくわしい録音データは残っていないが,Earl Palmer がドラムを叩いている曲が多いようで,"Accentuate The Positive" で聴けるようなドラミングは,いかにも彼らしい。
|
2006年2月5日 07時50分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/249/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
Sam Cooke "Tribute to the Lady: with Rene Hall Orchestra" [KEEN CD-2004]
1. God Bless the Child
2. She's Funny That Way
3. I've Got a Right to Sing the Blues
4. Good Morning, Heartache
5. T'Aint Nobody's Bizness (If I Do)
6. Comes Love
7. Lover Girl (Man)
8. Let's Call the Whole Thing Off
9. Lover Come Back to Me
10. Solitude
11. They Can't Take That Away from Me
12. Crazy In Love with You
1959年の LP を,1993年に CD 化したもの。Manufactured in Switzerland というクレジットがある。
Benny Carter の書いたオリジナルのライナーがそのまま流用されている。
ABKCO から SACD(Hybrid)盤としてボーナス・トラックが付いて,リイシューされた。
● Sam Cooke "Tribute to the Lady (Hybrid) [SACD]" [ABKCO UIGY 7041]
ボー・トラはありがたいのだけれども,ジャケットが変更されてしまったのは非常に残念。
オリジナルのジャケットに使用されている Sam Cooke のポートレートは,Sam のアルバムのジャケ写の中でも一二を争う出来なのに・・・(^_^;)
イラスト化して↓で使ってしまっているので,仕方がないと言えば,それまでなのだが・・・。
● Sam Cooke "Keep Movin' On (Hybrid) [SACD]" [ABKCO 95632]
|
2006年2月5日 07時47分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/248/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
Sam Cooke "Tribute to the Lady (Hybrid) [SACD]" [ABKCO UIGY 7041]
1. Good Morning, Heartache
2. She's Funny That Way
3. I Gotta Right To Sing The Blues
4. T'aint Nobody's Bizness
5. Comes Love
6. Lover Girl
7. Let's Call The Whole Thing Off
8. Lover Come Back To Me
9. Solitude
10. They Can't Take That Away From Me
11. Crazy She Calls Me
12. God Bless The Child
13. Blue Moon
14. I Cover The Waterfront
15. Ac-Cent-Tchu-Ate The Positive
16. The Gypsy
17. All Of My Life
18. Today I Sing The Blues
19. Oh Look At Me Now
20. My Foolish Heart
21. When I Fall In Love
1.〜12. が,オリジナルの "Tribute to the Lady" に収録されていた曲。
SACD(Hybrid)化の際に,なぜか曲順が変更されていて,"Crazy In Love with You" が "Crazy She Calls Me" というタイトルに変更・修正されている。
新しくジャケットに使用されている写真には,ゴージャスな雰囲気が漂っている。まあ,そういうゴージャスなところも,Sam Cooke の一面ではあったわけだが・・・(^_^;)
The Lady = Billie Holiday ということで,彼女の作品もアナログ時代からいくつか聴いてはいるのだけれども,まだ,もうひとつピンとこないというのが,正直な感想。
「奇妙な果実」は学生時代に,浅川マキ with 山下洋輔というのを平岡正明が司会をしていたコンサートで聴いた記憶がある。
ボーナス・トラックのうち,14.〜 16. と 18.〜 21. は,"Encore" に収録されていた曲。
ライナーにはオリジナル当時の Benny Carter の書いたものがそのまま流用されていて,ボー・トラについてほとんど説明がないのは,手抜き。
13. Blue Moon と 17. All Of My Life はシングルのB面だった曲で,"Blue Moon" は Bob Dylan も歌っているという大スタンダード。コーラスなどのアレンジが,どことなく "You Send Me" に似ているような気がしているのだが・・・?
|
2006年2月5日 07時41分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(1) |
| CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/247/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月04日(土)
Etta James "Miss Etta James - The Complete Modern And Kent Recordings (2 CDs)" [ace CDCM2 1085]
Etta James が Chess でヒットを連発する前,1955〜61年,17〜23歳だったころの録音を集めた CD。
アマゾンの価格を見てどうしようかと迷っていたら,タワレコや HMV のほうが安く,ちょうど40ポイントを越したところだったので,タワレコで購入。
まず,ジャケ写の Etta にびっくり・・・若い! 胸はそれほどでもないが,二の腕のふくらみ具合が・・・(^_^;)
Chess 以前にこれだけの量の録音を残していたということも知らなかったので,驚いた。
1枚目が Modern のシングル集で,2枚目には Kent でのシングルや Crown で LP として発表された曲のほか,未発表だったテイクなどが収められていて,Betty & Dupree という名前で発表された,Moonglows の Harvey Fuqua(当時の愛人?) とのデュエットも収録されている。
かなりエグイ音のギターがバックで演奏している曲もあるのだが,これは Johnny "Guitar" Watson ?
コーラスに Jesse Belvin が参加している曲があったり,Berry Gordy Jr の曲を歌っていたり,N.O. 録音で Earl Palmer のドラムと Lee Allen のサックスをバックにシャウトする曲なども初めて聴いたので,個人的には,新しい発見だった。
Chess に入社したころには,もうすでに,かなりのベテランだったわけですね。
|
2006年2月4日 10時06分
| 記事へ |
コメント(1) |
トラックバック(1) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/246/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月02日(木)
Bettye LaVette "Take Another Little Piece Of My Heart" [Varese Sarabande 302 066 708]
1. At The Mercy Of A Man 2. Do Your Duty 3. Easier To Say (Than Do) 4. Games People Play 5. He Made A Woman Out Of Me 6. I'm In Love 7. Hello Sunshine 8. Love Made A Fool Of Me 9. My Train's Comin' In 10. Nearer To You 11. We Got To Slip Around 12. Piece Of My Heart 13. Let's Go, Lets Go, Let's Go
新作 の約35年前,1969〜70年の録音。
The Classic Late '60s Memphis Recordings with The Dixie Flyers というサブタイトルが付いている。
去年の "Southern Soul Showcase" や Sundazed から出た編集盤↓と,かなりの重複があるし,
◎ Various Artists "Soul Treasures from The SSS International Label: Shake What You Brought!" [Sundazed SC 11154]
◎ Various Artists "Soul Treasures from The Silver Fox Label: My Goodness, Yes!" [Sundazed SC 11155]
手持ちの CD では↓とも重複があるのだけれども,これはブートらしいので,
● Betty Lavette "Soul Hits" [MARGINAL MAR 056]
正規盤として持っておきたかったのと,未発表曲が収録されているということで,購入。
昔,同じような内容の P-Vine 盤を持っていたような記憶もあるのだが・・・(^_^;)
この当時の Dixie Flyers (Jim Dickinson,Charlie Freeman,Mike Utley,Tommy McLure,Sammy Creason) のサウンドは非常に充実していて,その完成度の高さは STAX や Muscle Shoals の連中にも決して引けをとっていない。
Esther Phillips のバックで演奏した録音も残っている。
しかし,どんなに素晴らしい作品ではあっても,結局,たいして売れず,このあと Atco に移って出した最初のシングルは,Neil Young "Heart Of Gold" のカバー。
1972年には Muscle Shoals で録音したものの,そのテープはお蔵入りしてしまい,2000年に CD 化↓されるまで,公式に日の目を見ることはなかった。
● Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]
新作である "I've Got My Own Hell to Raise" の,魔女的なおどろおどろしいボーカルも決して嫌いではないのだが,やっぱり若いころのパンチが効いてピチピチした声のほうが・・・(^_^;)
|
2006年2月2日 21時09分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/244/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
Betty Lavette "Soul Hits" [MARGINAL MAR 056]
1. I'm Just A Fool For You [Calla 106, 1965]
2. Almost [Karen 1540, 1968]
3. Love Makes The World Go Round (Instrumental) [Karen 1540, 1968]
4. Whitch Craft In The Air [Lu Pine 123, 1963]
5. You Killed The Love [Lu Pine 123, 1963]
6. +You'll Never Change [Atlantic 2198, 1962]
7. +Here I Am [Atlantic 2198, 1962]
8. I Feel Good All Over [Calla 104, 1965]
9. Only Your Love Can Save Me [Calla 104, 1965]
10. Stand Up Like A Man [Calla 106, 1965]
11. +Your Turn To Cry [Atco 6913, 1973]
12. Let Me Down Easy [Calla 102, 1965]
13. *He Made A Woman Out Of Me [Silver Fox 17, 1969]
14. *Do Your Duty [Silver Fox 21, 1970]
15. *We Got To Slip Around
16. *Piece Of My Heart [SSS Int. 839, 1970]
17. *Easier To Say (Than Do)
18. *My Train's Comin' In [SSS Int. 933, 1970]
19. *At The Mercy Of The Man [SSS Int. 839, 1970]
20. *Games People Play [SSS Int. 933, 1970]
21. *Nearer To You [Silver Fox 17, 1969]
22. *Love's Made A Fool Of Me [Silver Fox 21, 1970]
23. *I'm In Love
24. +My Man (He's A Loving Man) [Atlantic 2160, 1962]
25. +Shut Your Mouth [Atlantic 2160, 1962]
Made in EEC で Brussels の住所が印刷されているが,おそらくブート・・・?
* 印は,↓に収録されている曲。
● Bettye LaVette "Take Another Little Piece Of My Heart" [Varese Sarabande 302 066 708]
+ 印は,↓に収録されている曲。
● Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]
無印の曲のうち,1. 8. 9. 10. 12. は,Calla 時代 (1965年) の曲で,Carol Fran とのカップリング・アルバム↓に収録。
◎ Betty LaVette & Carol Fran "Bluesoul Belles [The Complete Calla, Port and Roulette Recordings]" [Stateside/EMI 7423 860967 2 2]
残る,4. 5. は Lupine (1963年),2. 3. は Karen (1968年) 時代のシングル盤。
|
2006年2月2日 20時50分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/245/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年02月01日(水)
Bettye Lavette "I've Got My Own Hell to Raise" [Anti 86772-2]
1. I Do Not Want What I Haven't Got (Sinead O’Connor)
2. Joy (Lucinda Williams)
3. Down To Zero (Joan Armatrading)
4. The High Road (Sharon Robinson)
5. On The Surface (Rosanne Cash)
6. Just Say So (Cathy Majeski, John Scott Sherrill)
7. Little Sparrow (Dolly Parton)
8. How Am I Different (Aimee Mann)
9. Only Time Will Tell Me (Toni Brown)
10. Sleep To Dream (Fiona Apple)
とにかく1曲目のアカペラが恐ろしい。この Bettye Lavette の声を聴いていると,童話やシェイクスピアの世界から抜け出してきた魔女に呪いをかけられているような気分になってくる。
ただし,一度その呪いの儀式を済ませてしまうと,Solomon Burke "Don't Give Up On Me" 以来,プロデューサである Joe Henry が得意とする,懐かしいけれども新しいソウルの世界にゆったりと浸ることができ,曲数が少なくて収録時間も短いことに物足りなさを感じてしまうほど。
Lucinda Williams の "Joy" を取り上げてまるで自分の曲のように歌いこなしているが,その一節からアルバムタイトルが採られた,ラストの "Sleep to Dream" のオリジナルを歌っている Fiona Apple という若い女性も,サンプルを聴いただけだがなかなか良さそうな,Lucinda Williams とよく似たタイプのシンガーだった。
30数年前に Muscle Shoals で録音した作品はすでに CD 化されていたが,
● Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]
この直前,Memphis で The Dixie Flyers をバックに録音した作品も,最近まとめてリイシューされた。
● Bettye LaVette "Take Another Little Piece Of My Heart" [Varese Sarabande 302 066 708]
|
2006年2月1日 21時40分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/243/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年01月31日(火)
年末から年始にかけて嵌まっていたのが,この Harry Connick, Jr.。
きっかけは,↓に収録されていた "City Beneath The Sea"。
◎ Various Artists "Hurricane Relief-Come Together Now (2 CDs)" [Habitat CCD2-2311-2]
すでに同じチャリティ・アルバムの "A Celebration Of New Orleans Music" で "Good To Be Home" という曲を聴いてはいたが,そちらが完全な Jazz であるのに対して,この "City Beneath The Sea" は,コロコロとよく転がる N.O.スタイルのピアノがフィーチャーされてはいても,シンプルで落ち着いたリズムのロック風で,その2つの曲の間のギャップに興味を持ち,AMG などで調べてみるとピアノの師匠として Ellis Marsalis に加えて James Booker の名前が挙げられており,Dr.John や Johnny Adams とデュエットした曲があったり,Meters のリズム・セクションが参加しているアルバムもあった。
その N.O.ファンクっぽい CD だけでも聴いてみたいと思って中古ショップをのぞいてみると,ブックオフの \750以下のコーナーで,それも \250 のものがかなり見つかり,手当たり次第に買っていたら,あっという間にコレ↓だけ集まった。
◎ "Harry Connick, Jr." [Columbia CK 40702]
◎ "20" [Columbia CK 44369]
◎ "When Harry Met Sally…" [Columbia CK 45319]
◎ "Lofty's Roach Souffle" [CBS/Sony CSCS5194]
◎ "We Are In Love" [CBS/Sony CSCS 5195]
◎ "Blue Light, Red Light" [Sony SRCS 5603]
◎ "25" [Columbia CK 53172]
◎ "Eleven" [Sony SRCS 6581]
◎ "Swing Time" [SONY SRCS 5910]
◎ "When My Heart Finds Christmas" [Columbia CK 57550]
◎ "She" [Columbia CK 64376]
◎ "Star Turtle" [Columbia CK 67575]
◎ "To See You" [Columbia CK 68787]
◎ "Come By Me" [SME SRCS 8960]
◎ "30" [Columbia CK 69794]
◎ "Other Hours: Connick on Piano 1" [Marsalis Music/Rounder 116 613 304-2]
日本独自編集のベスト盤 "Swing Time" と比較的新しい "Other Hours" 以外は全て \1K 以下で,半分以上が \250 で入手できた。
これほど安価で中古市場に出回っているということは,それだけ質の悪い音楽なのかというと,決してそんなことはなく,おそらく,ソロやトリオでのジャズ・ピアニストとしての Harry Connick, Jr. のファンと,ビッグバンドやスモールコンボをバックにスタンダードを歌うシンガーとしてのファンには一致しない部分が多いということだと思われる。
そして,どちらのファンにも N.O.ファンクのアルバムは相手にしてもらっていないようだ。個人的には "She" という,George Porter, Jr. や Joseph "Zigaboo" Modeliste が参加している CD がいちばん気に入っているのに・・・(^_^;)
この Harry Connick, Jr. という男は,ピアノや歌が上手い上にハンサムで,育ち(両親ともに弁護士かつレコード店のオーナー)もよく,インタビューした評論家たちの解説を読むと性格もよさそうなのに加えて,シリアスな演技をこなす映画俳優でもあるという,身近にいれば絶対に友達にはしたくないというタイプの人間。
こういうのと付き合っていると劣等感にさいなまれて,生きて行くのがいやになりそう。
昔は,こういう「憧れの存在」は必ず年上で,自分もいつかは・・・と考えていたのものだが・・・(^_^;)
ジャンルとしての Jazz の世界に深入りするつもりはないのだけれども,この Harry Connick, Jr. に関しては,最近の作品も聴いてみたいと思っている,今日このごろであります。
|
2006年1月31日 21時22分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/242/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年01月30日(月)
The Sensational Nightingales "The Best Of The Sensational Nightingales" [MCA MCAD-22044]
1. Morning Train 2. To The End 3. Burying Ground 4. A Closer Walk With Thee 5. Standing In The Judgment 6. What Would You Give 7. Never Said A Word 8. I Want To Go 9. Don't Put Off Today 10. New Jerusalem 11. The Storm Is Passing 12. Prayed Too Late
Wilson Pickett が数多くのロック・シンガーに影響を与えたのと同じように,その Wilson Pickett をはじめとするシャウターたちの原型となったのが,この The Sensational Nightingales のリード・シンガーであった Julius Cheeks。
その全盛期の録音が収められた単独アルバムがこの1枚だけというのは寂しい限り。
今年は,Acrobat Music というレーベルあたりで,Peacock 時代の全曲集が発売されることを期待したいが・・・(^_^;)
http://www.acrobatmusic.net/id18.html
一時,Soul Stirrers に在籍したこともあり,"All Right Now" という曲を録音していて,"The Complete Specialty Recordings (3 CDs)" なら,その3つのテイクをまとめて聴くことができる。
「サム・クックに,激しい歌い方をするようにさせたのは,わたし(Julius Cheeks)だよ。わたしが彼に初めてのシャウトをさせた。・・・」(『ゴスペル・サウンド』アンソニー・ヘイルバット著) というエピソードはあまりにも有名。
|
2006年1月30日 23時44分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/241/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
Wilson Pickett "A Man And A Half (2 CDs)" [ATLANTIC/RHINO R2 70287]
[Disc 1]
1. I Found A Love (The Falcons & Band) 2. Let Me Be Your Boy 3. If You Need Me 4. It's Too Late 5. I'm Gonna Cry (Cry Baby) 6. Come Home Baby 7. In The Midnight Hour
8. Don't Fight It
9. I'm Not Tired 10. That's A Man's Way 11. 634-5789 (Soulsville, U.S.A.) 12. Ninety-Nine And A Half (Won't Do) 13. Land Of 1000 Dances 14. Mustang Sally 15. Three-Time Loser 16. Everybody Needs Somebody to Love 17. Soul Dance Number Three 18. You Can't Stand Alone 19. Funky Broadway
20. I'm In Love 21. Stagger Lee 22. Jealous Love 23. I've Come A Long Way
24. In The Midnight Hour (Live & Burnin')
[Disc 2]
1. I'm A Midnight Mover 2. I Found A True Love 3. She's Looking Good 4. A Man And A Half 5. Hey Jude 6. Mini-Skirt Minnie 7. Toe Hold 8. Hey Joe 9. You Keep Me Hangin' On 10. She Said Yes
11. Cole, Cooke & Redding
12. Sugar Sugar 13. Get Me Back On Time, Engine Number 9 14. Don't Let The Green Grass Fool You 15. Don't Knock My Love -Pt. I 16. Call My Name, I'll Be There 17. Fire And Water 18. (Your Love Has Brought Me) A Mighty Long Way 19. Funk Factory
20. Funky Broadway (Live In Ghana)
Wilson Pickett のライブ録音と言えば RCA 時代の "Live In Japan" くらいしかなく,それも CD 化されていないが,このベスト盤には2曲だけだけれども '65年の "In The Midnight Hour" と '71年の "Funky Broadway" のライブが収録されている。
特に '65年のほうは8分もあって,MG's がバックを務めている名演・名唱。
M.C. として Wilson Pickett と掛け合いもしている Magnificent Montague は,Sam Cooke の DVD "LEGEND" 中のインタビューで,Sam がアフロ・アメリカンの歴史に非常に興味を持っていた読書家だったことを証言していた人物。
'71年のライブは,去年 DVD として発売された "Soul To Soul" と同じコンサートの録音。
その DVD は見ていないが,この CD では Personnel unknown. となっていて,やはり MG's のバッキングに比べると聴き劣りが・・・(^_^;)
感動的な "Cole, Cooke & Redding" が CD 化されているのはこのベスト盤だけのようで,その点でも貴重。
Atlantic での最初のアルバムに入っていた "Don't Fight It" は,このベスト盤では Previously unreleased unedited single version. が収録されている。
Pickett / Cropper 作の,Sam Cooke のとは別の曲だが,中盤のブレイクで聴けるドラムのフレーズは "Shake" のサワリのような・・・?
|
2006年1月30日 23時06分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2006 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/240/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年01月29日(日)
2006年1月29日 21時48分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| CHEAP TALK |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/239/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2006年01月28日(土)
Sam Cooke "The Sam Cooke Collection - 20 Golden Greats" [DEJA VU DVCD 2095]
1. *Cupid
2. +Twisting The Night Away
3. +When I Fall In Love
4. I'll Come Running Back To You
5. +The Best Things In Life Are Free
6. +Frankie And Johnny
7. Forever
8. *Somebody Have Mercy
9. +The Little Light Of Mine
10. +Blowin' In The Wind
11. *Chain Gang
12. That's All I Need To Know
13. *Feel It
14. *It's All Right
15. *For Sentimental Reasons
16. *Having A Party
17. +Nobody Knows When You're Down And Out
18. I Don't Want To Cry
19. Lovable
20. +Tennessee Waltz
曲目だけを見れば何の変哲もない編集盤のようだが,この CD には何と Harlem Square と Copa のライブが混在して収録されている。
* が Harlem Square,+ が Copa でのライブ録音。
ライブ以外の収録曲は Specialty 時代のポップ録音なのだけれども,どうせならゴスペル・ライブを収録してしまえば,もっとおもしろいアルバムになったのに・・・(^_^;)
○P 1987 DEJA VU DISTR. Made in Switzerland というクレジットがある CD。
珍しい曲が入っているわけでもなく音質も悪いので,あまり積極的にお勧めできるアルバムではないが,コレを聴いていると,Harlem Square と Copa でのライブを比べて「コッチが本物で,アッチは・・・」というような風説が間違っていることに気付いてもらえるはず。
|
2006年1月28日 09時34分
| 記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
| CDs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/238/ ※ブログ管理者が承認するまで表示されません
|
|