◎ Bettye Lavette "The Scene Of The Crime" [Anti 86873-2]
前作の "I've Got My Own Hell to Raise" も素晴らしかったが,この新作も年齢(61歳) を全く感じさせない傑作だった。Fame Studios で,David Hood の息子のサザン・ロック・バンドに Spooner Oldham なども参加して録音されている。
その息子(Patterson Hood) の書いたライナーは Anti- レーベルのサイト で読むことが出来る。
本人の 公式サイト の Photo Galleries には,このレコーディングの際の写真もアップされていて,Rick Hall や Jimmy Johnson との2ショットを見ることが出来る。
◎ Johnny Jenkins "Ton-Ton Macoute!" [Acadia ACAM 8183]
Lulu の Muscle Shoals / Miami 録音のリイシュー "The Atco Sessions 1962-72" も素晴らしかったが,いつのまにかコレも再発されていた。
Duane Allman が参加していることでも有名だが,個人的には,Otis Redding が所属していたグループ The Pinetoppers のリーダーで,"These Arms Of Mine" でギターを弾いている人物として,ぜひとも聴いてみたかったアルバム。
1曲だけ Fame,その他は Capricorn のスタジオでの録音。
もっとソウルっぽい音を予想していたが,Muddy Waters などのブルースを基調としつつも,Dr.John や Bob Dylan の曲を採り上げているなど,非常にバラエティーに富んだ内容だったので,ちょっと驚いている。