ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2007年02月16日(金)
A Perfect Stranger
Marianne Faithfull "A Perfect Stranger: The Island Anthology (2 CDs)" [Island 314 524579-2]

Disc 2:
1. Ballad Of The Soldier's Wife
3. Boulevard Of Broken Dreams 4. Yesterdays 5. Strange Weather 6. Gloomy Sunday 7. Hello Stranger 8. As Tears Go By
9. A Perfect Stranger 10. Conversation On A Barstool 11. A Waste Of Time 12. Isolation 13. Blazing Away
14. When I Find My Life 15. Times Square

16. Ghost Dance

http://music.barnesandnoble.com/search/product.asp?z=y&EAN=731452457929&itm=2

Lucinda Williams の新作 "West" の日本語解説(赤尾美香)で引用されているインタビュー中に,「私自身はハル(・ウィルナー)が手掛けた作品にそれほど詳しかったわけではないけれど,マリアンヌ・フェイスフルの『ストレンジ・ウェザー』を聴いた時にイケるかもしれないと思ったわ。あのアルバムは,フォークやブルースをベースにしていたけれど,成熟した女性の資質が備わっていたから。私は,成熟しているけれどヒップなアルバムが作りたかったの」という,Lucinda の発言があった。
この Marianne Faithfull の Island レーベル時代(1979〜95)のアンソロジー Disc 2: 3.〜 8. が,その "Strange Weather" のセッションで収録された曲(6. は当時未発表)。タイトル曲は,Tom Waits / Kathleen Breenan の作品。
ほかにも,1. と 9.〜 15. を,Hal Willner がプロデュースしていた。

その Hal Willner という名前にはなじみが無かったのだけれども AMG で調べると,この Marianne Faithfull や Lou Reed のアルバムで出会っていたし,最近でも,ハリケーンのチャリティー・アルバムの中では最も素晴らしいと思っている "Our New Orleans" の一部の曲をプロデュースしていた。

この "The Island Anthology" の Disc 1 に収録されている名盤 "Broken English"(1979) は,昔 LP で所有していた記憶があるが,"Strange Weather"(1987) はアナログでは聴いた覚えが無く,たとえ聴いていたとしても当時は,この「成熟した女性」の暗くて深い情念が込められた歌は理解できなかっただろう。今でも・・・かもしれないが (^_^;)

Lucinda の新作に参加し,この "Strange Weather" でもギターを弾いている Bill Frisell の名前は,Norah Jones が歌う "Wild Horses" で演奏しているギタリストとして,頭の片隅に残っていた。
Marianne Faithfull のバックでは "As Tears Go By" を演奏しているが,この Bill Frisell のようなミュージシャンにとって,ストーンズ・ナンバーは素材としてどのように評価されているのか,非常に気になる。

次作にあたる "Blazing Away"(1990) も,Hal Willner のプロデュースで,例によって中古ショップで手頃な値段のものが入手できた。
タイトル曲(13.) 以外はライブ録音(14. 15.) で,Bill Frisell は参加していないが,Dr. John と Garth Hudson や Fernando Saunders などが,バンドのメンバー。
どうやらこの時期の Marianne Faithfull は「フォークとブルース」よりもシャンソンを歌いたかったらしく,ロック的なビート感覚から意識して遠ざかろうとしていたようだ。ドラムはほとんど目立たず,ドラム・レスの曲も多い。
Garth Hudson のアコーディオンにもシャンソンの香りが漂っている。
ストーンズには "Back Street Girl" というシャンソン風の曲があるけれども,Marianne Faithfull は Fernando Saunders のソロ・アルバムで,その曲をデュエットしているらしい。

9.〜 12. は,"Blazing Away" のタイトル曲と同時期にスタジオで録音されているが,当時は未発表だった曲。
ドラムを叩いているのは,後に The X-pensive Winos に参加する Charley Drayton で,そのハードなビートが Marianne Faithfull のお気に召さなかったことが,リリースされなかった原因か?
9. A Perfect Stranger (M.Faithfull / F. Saunders) は,このアンソロジーのタイトルに採用されているほど素晴らしい曲なのに・・・(^_^;)


16. Ghost Dance は Patti Smith の曲で,プロデューサは Don Was とキース。Don Was がベースを担当して,キース,ロニー,チャーリーというバンドで演奏されている。


Hal Willner の仕事を AMG で調べていると,サントラ "Short Cuts" も彼がプロデュースしていた。

7. Hello Stranger も,Doc Pomus / Mac Rebennack の作品。
2007年2月16日 22時29分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2007年02月10日(土)
Rock 'N Soul
Solomon Burke "Rock 'N Soul (Remaster)" [Atlantic WPCR-25241]

1. Goodbye Baby (Baby Goodbye)
2. Cry To Me
3. Won't You Give Him (One More Chance)
4. If You Need Me
5. Hard Ain't It Hard
6. Can't Nobody Love You
7. Just Out Of Reach
8. You're Good For Me
9. You Can't Love Them All
10. Someone To Love Me
11. Beautiful Brown Eyes
12. He'll Have To Go

Solomon Burke の Atlantic 時代のアルバムは,以前 Sequel から発売されていたボーナス・トラック付きの CD で揃えてあって重複するのだが,もったいない・・・と思いつつ,買ってしまった。
Solomon Burke が,Atlantic 時代に録音した楽曲は,Not on LP のシングル曲も含めて,Sequel 盤の CD で,一部のインスト曲以外は全て聴くことができる。曲目リスト → SBonAtl.xls

1964年リリースの Atlantic 3枚目のアルバム。そのタイトルは,このブログ・タイトルの元ネタの一つ。
収録されている曲を見ると,すでに "+ c" を付け加えることは,運命付けられていた・・・(^_^;)
ヒットしたのは "Just Out Of Reach"(オリジナルは Patsy Cline ?) のほうだが,好きなのは "He'll Have To Go"。

◎ Jim Reeves "The Essential (2 CDs)" [RCA Nashville/Legacy 82876 81430 2]
1959年に14週間もカントリー・チャートで1位を記録し,ポップでも2位に入っている。
「浮気はやめなよ」という邦題で,不倫ソングの走りということだが,後にサザン・ソウルで中心テーマの一つとして歌われるようなドロドロとした内容ではない。
曲調や歌い方によって相手の女性との力関係が微妙に変化して聴こえるのがおもしろい。

手持ちのカバー・バージョンの中でいちばんのお気に入りは,やっぱり Bryan Ferry。
いかにも情けなさそうな歌い方が,たまらない。
◎ Bryan Ferry and Roxy Music "The Ultimate Collection" [EG EGCTV 2]

◎ Al Christian: Various Artists "Bill Haney's Atlanta Soul Brotherhood Volume 2" [KENT CDKEND 172]
 1968年に "Bring It On Home To Me" の次のシングルとして発売されたらしい。サザン・ソウル。

◎ Elvis Presley "Country Rock" [BMG BVCM-31073]
 1976年の録音で,これが最後のスタジオ録音となった。さすがに,ちょっと元気がない。

◎ Ry Cooder "Chicken Skin Music" [REPRISE WPCR-2624]
 1976年。Flaco Jimenez のアコーディオンが大々的にフィーチャーされていて,曲調は妙に明るく,爽やかささえ感じてしまう。

◎ Ronnie Milsap "Only One Love" [BMG 44515-2]
 1981年。淡々と説得しているような歌い方で,相手の女性も浮気を反省してくれそう。

● Holmes Brothers, The "Simple Truths" [Alligator ALCD 4893]
 新作の "State Of Grace" も,ゴスペルに根ざした Blues 'n' Soul を基本に,Rock や Country の要素が加味された素晴らしいアルバムになっていた。

最近気になっている Charley Pride も歌っていて,そのうち注文する予定。
○ Charley Pride "A Tribute to Jim Reeves"
↑の CD は,最初の CCCD として訴訟の対象になったことがあるらしい。
2007年2月10日 10時23分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2007年02月05日(月)
Oh, My Nola
Harry Connick, Jr. "Oh, My Nola" [Columbia 82876 88851 2]

1. Working In A Coal Mine 2. Won't You Come Home, Billy Bailey? 3. Something You Got
4. Let Them Talk
5. Jambalaya (On The Bayou) 6. Careless Love 7. All These People 8. Yes We Can 9. Someday 10. Oh, My Nola 11. Elijah Rock 12. Sheik Of Araby 13. Lazy Bones 14. We Make A Lot Of Love 15. Hello Dolly 16. Do Dat Thing

「天は二物を与えず」と言うが,この Harry Connick, Jr. は,二つどころか三物も四物も,天賦の才能・資質を兼ね備えた上に育ちも良いという「ズルイ」男。
公式サイトも2種類ある。
http://www.hconnickjr.com/
http://www.harryconnickjr.com/

一昨年末から昨年始めにかけてよく聴いていたが,その後 ↓ のようなスタンダード集は購入したものの,
◎ Harry Connick, Jr. "Songs I Heard" [Columbia CK 86077]
◎ Harry Connick, Jr. "Only You" [Columbia CK 90551]
Branford Marsalis と共作したジャズや,Broadway で上演した作品を CD 化したアルバムにはちょっと手が出ず,遠ざかっていた。

今回の新作は,'90年代半ばの "She" や "Star Turtle" 以来,久しぶりに N.O. Funk が演奏されている上に,Hank Williams の曲もカバーしているということで,発売されてからすぐに入手し,愛聴している。
タイトル中の Nola は,New Orleans, LouisiAna。
その中でも特に気に入っているのが,サザン・ソウルとして歌われることもある "Let Them Talk"。

◎ Little Willie John "The King Sessions 1958-1960" [ace/KING CDCHD 1061]
 これがオリジナル。"Fever","Talk To Me" などと並ぶヒット曲。1959年の作品。
□ Mitty Collier "Shades Of A Genius" [Chess CH 91520]
 1964年の作品。プレイヤーの埃を払ったおかげで,久しぶりに聴くことができた LP の内の1枚。
◎ Bobby Patterson "Soul Is My Music: The Best of Bobby Patterson (2 CDs)" [sundazed SC 11105]
 Bobby Patterson and The Mustangs として1967年に発表されている。モノローグが印象的で,いかにもサザン・ソウルという仕上がり。
◎ Z.Z. Hill "The Complete Hill Records Collection / UA Recordings, 1972-1975 (2 CDs)" [Capitol 8 36296 2]
 1974年の作品。この時代,Z.Z. Hill は Allen Toussaint の元で Meters をバックに録音している曲もあって,まんざら N.O. と無関係というわけでもない。
◎ Ann Sexton "Anthology" [Soul Brother SBPJ 20]
 これも '70 年代初めの作品。"You're Letting Me Down" という全く異なった曲名だが,これも一種のアンサー・ソング?
以上のほか,James Brown や Gwen McCrae もカバーしていて CD 化されているが,Johnny Adams や Billy Young などは CD 化されておらず,「泥沼」に埋もれてしまっているのは残念・・・(^_^;)


ただ,Harry Connick, Jr. は,James Booker がこの曲を書いたと思っていたほど,James Booker のバージョンが好きだったらしく,彼のライブ・ソロ・レコーディングを参考にアレンジしたそうだ。
その James Booker のバージョンは,手持ちの CD には収録されていなかったのだけれども,中古ショップで手ごろな値段のものがすぐに見つかった (^_^)v
◎ James Booker "A Taste of Honey: Live In New Orleans, 1977 (2 CDs)" [Night Train NTI CD 2006]
 ちょうど,"Nine Pound Steel" を歌う Snooks Eaglin と印象が非常によく似ているのは,やはり同じ New Orleans 出身だからだろうか?
2007年2月5日 22時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2007年01月27日(土)
Kentucky Woman
Ronnie Milsap "Kentucky Woman: 22 Country-Soul Recordings" [Country Stars CTS 55485]

1. Kentucky Woman (N.Diamond)
2. Never Had It So Good (V.Simpson/N.Ashford/J.Armstead)
3. Traces (B.Buie/J.B.Cobb/E. Gordy Jr.)
4. Denver (D.Penn/S.Oldham)
5. The End Of The World (S.Dee/A.Kent)
6. Let's Go Get Stoned (V.Simpson/N.Ashford/J.Armstead)
7. I Can't Tell A Lie (J.Christopher)
8. Ain't No Soul (In These Old Shoes) (J.Levine/A.Resnick)
9. Love Will Never Pass Us By (G.Spreen/J.Christopher/M.James/R.Mainegra/B.West)
10. A Thousand Miles From Nowhere (R.Milsap)
11. Don't Try It Again (J.Cristopher)
12. House Of The Rising Sun (trad./adapt. C.Moman)
13. Nothing's As Good As It Used To Be (J.Cristopher)
14. Didn't We (J.Webb)
15. Mr Mailman (M.James)
16. If You Go Away (R.McKuen/J.Brel)
17. You're An Exception To The Rule (B.Stone)
18. What's Your Game (M.James)
19. I Just Don't Know What To Do With Myself (B.Bacharach/H.David)
20. Need To Belong (C.Mayfield)
21. Do What You Gotta Do (J.Webb)
22. When It Comes To My Baby (V.Simpson/N.Ashford/J.Armstead)

Scepter レーベルと契約していた時代 (1965〜9) の作品集。
Scepter とその系列である Wand に所属していた有名なシンガー,グループには,The Shirelles,Chuck Jackson,Dionne Warwick,The Isley Brothers,Maxine Brown,B.J. Thomas などがいるけれども,Sam Cooke の弟 L.C. Cooke が,最後のシングル "Let's Do It Over" を Wand から発売 (1967) していた。

この当時は,Ronnie Milsap 自身も "I thought I wanted to be an R&B singer in '65." と言っているぐらいで,ごく一部の曲 ( 5.「この世の果てまで」,16.「行かないで」や,19. のインスト) を除けば,かなりディープな作品も含まれた Country Soul のアルバムになっている。

シングルとして発売されたのは,2./6. (1965),22./10. (66),5./"I Saw Pity In The Face Of A Friend" (66),8./"The Old Tree" (66),12./7. (67),21./15. (68),4./13. (69),9./18. (69) の8枚。
amazon.com の Customer Reviews によると,LP だけで発表された曲もかなりあって,未 CD 化 の曲がもう1枚分ほどあるらしい。

最初のシングルだった "Never Had It So Good" は R&B チャートで5位。B 面の "Let's Go Get Stoned" にも作者として,後にモータウンなどで活躍する Ashford & Simpson がクレジットされている。
"Let's Go Get Stoned" は,Ray Charles でヒットしているが,この Ronnie Milsap のバージョンがオリジナル。
Chuck Jackson & Maxine Brown もカバーしている。

4枚目 "Ain't No Soul (In These Old Shoes)" は 再録音 だが,タイトルが一部異なっていてこちらのタイトルで検索すると,Major Lance が歌っていた。これも,Ronnie Milsap のほうが早い?

5枚目 以降は,Chips Moman の American Studios で録音されているようだ。
最後のシングルなどでもクレジットされている Johnny Christopher や Mark James は,後に Presley が歌い Willie Nelson でもヒットした "Always On My Mind" を Wayne Carson Thompson と共作しているソングライター。

Ronnie Milsap は,よほど居心地が良かったのか,以後 American Studios のセッション・ミュージシャンとなり,Elvis Presley の録音に参加したり,Chips Moman の Chips レーベルと契約し,シングルを発表している。
2007年1月27日 09時37分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2007年01月22日(月)
Crazy Cajun Recordings
Ronnie Milsap "The Crazy Cajun Recordings" [Edsel NESTCD 909]

1. Lonely Weekends
2. Another Love Has Ended
3. Don't Forget About Me
4. Not For The Love Of You
5. Plain And Simple
6. It Went To Your Head
7. Hello Mary Ann
8. Ain't No Soul Left In These Old Shoes
9. Wish You Were Here
10. Total Disaster
11. Your Tears Leave Me Cold

後のカントリー・シンガーとしての成功を予感させるようなタイプの曲もあるが,1963年11月に最初のシングルとして Huey Meaux の Princess というレーベルから発売された 10. Total Disaster などのようにモータウンっぽいノーザン・ソウル風の曲もあれば,9. Wish You Were Here のように Wilson Pickett ばりにシャウトするサザン・ソウル風の曲も含まれているという,Ronnie Milsap の最初期の録音を収録したアルバム。
"Wish You Were Here" というタイトルでもリイシュー (2000) されている。

1. Lonely Weekends は,ブルーアイド・ソウルの先駆者である Charlie Rich の Sun 時代の中ヒット曲。
7. Hello Mary Ann には Ray Charles 作というクレジットがあるが,Ray Charles 本人は歌っていない・・・?
Ronnie Milsap が,プロとしてミュージシャン活動を続けるかどうか悩んでいるときに,Ray Charles から励まされたというエピソードも残っているらしい。

4. と 5. は,Ronnie Milsap の珍しい自作曲。
RCA 時代に入ってからは,ほとんど自作の曲を歌っていないのだけれども,この2曲を聴く限りでは作曲の才能もそこそこあるように思えるが・・・。


この CD のライナーにも,He toured for awhile with J.J. Cale and also honed his musical skills and credits in Atlanta, Memphis, Houston. と書いてあり,これらの曲を Huey Meaux の元で録音する前は,J.J. Cale のバンドの一員としてツアーしていたことがあったらしい。
J.J. Cale も,Muscle Shoals と Nashville の両方で録音しているが,その後は,接点はなかったようだ。
懐かしくなって,久しぶりに J.J. Cale の歌が聴きたくなり,"Anyway The Wind Blows: The Anthology (2CDs)" を取り寄せたり,その勢いで,クラプトンとの新作 "The Road to Escondido" まで買ってしまった。
その昔 J.J. Cale に興味を持ち,初期の LP を何枚か購入したのは,Bryan Ferry が彼の曲をカバーしていたから・・・(^_^;)
◎ Bryan Ferry "Bride Stripped Bare" [Reprise/EG 9 26086-2]
4. The Same Old Blues
2007年1月22日 22時42分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2007年01月15日(月)
My BEST 10 CDs in 2006
昨年も中古ショップで買い物をすることが多く,新譜も新録よりリイシューのほうを買うことが多かった。
そのうち,マル P 2006 と表示されている CD から選んでみた。

● V.A. "SAM-thing You Got: Blues & Soul Records (No.68)" [P-Vine PCD-9997]
毎年は無理でも,ときどきはこんな風に Sam Cooke の特集をやってもらいたい・・・という期待と願望を込めて。
"Dream Boogie" の日本語訳は,無理かな・・・?
↑こんなカテゴリーを作ったことすら,すっかり忘れてしまっていた・・・(^_^;)

● The Original Five Blind Boys Of Mississippi "The Original Five Blind Boys" [Vee Jay/P-Vine PCD-4324]
何度も CD 化されているが,これは外せない。
声そのものの持つパワーという点では Sam Cooke 以上・・・だと思っているが,その意見に Sam 本人も賛成してくれるにちがいない。
早く Peacock 時代のコンプリート集がどこかで CD 化されないだろうか?

● The New Barbarians "Buried Alive: Live in Maryland (2 CDs)" [Wooden/MSIG 0316-7]
不満はやっぱり Zigaboo が「借りてきた猫」状態であること。
まさか,Meters 時代のような変態ドラミングでは,Stanley Clark はともかく,キースやロニーが付いていけなかった・・・というようなことは無いと思うが・・・(^_^;)
このグループの名付け親である Neil Young の40年近く前のライブも CD 化されているが,それは,暖かくなって体力・気力共に充実した状態で挑戦する予定。

● Ronnie Milsap "The Essential Ronnie Milsap (2 CDs)" [RCA Nashville 82876767672]
個人的には,昨年最大の新発見だったのだが,久しぶりの RCA 復帰作である最新作 "My Life" はもちろん,この "The Essential 〜" や Collectables からのリイシューも2006年中に発売されていて,一般的にも,この Ronnie Milsap に対する再評価が進んでいるようだ。
収録されている曲の中で,いちばんのお気に入りは "Lost In The Fifties Tonight (In The Still Of The Night)"。Country で1位,Adult Contemporary でも8位にチャート・インしているけれども,ソウルとしても十分通用する仕上がりになっているのでは・・・?
"(I'm A) Stand By My Woman Man" は,"Stand By Your Man" のアンサー・ソングらしい。

◎ Spencer Wiggins "The Goldwax Years" [KENT/Ace CDKEND 262]
"Cry To Me" も "Love Works That Way" も "Love Attack" も収録されていないため,記事として採り上げようという気が失せてしまったが,これも外せない。
いちばんのお気に入りである "Once In A While" の extended version が聴けたのは,非常にうれしかった。

◎ Solomon Burke "Nashville" [Shout! Factory 826663-10179]
タイトルが "Nashville" なのに,1曲目が "That's How I Got To Memphis" というのは,何か意図があるのだろうか?
せっかく Nashville = Country Music という固定観念が薄れてきたところなのに・・・(^_^;)
ただ,アップ・テンポの作品がいかにもカントリーという曲調なのに対して,スローなバラードにはあまりカントリー臭がしないように感じた。
Dan Penn がアイドルだという,プロデューサの Buddy Miller の作品を1枚聴いてみたいと思っているのだが,さて,どれにするべきか?

● Lattimore Brown "Little Box of Tricks" [AIM 1507 CD]
レコード・プレイヤーの埃を払ったおかげで,この CD には収録されなかった Arthur Alexander のカバー "Everyday I Have To Cry Some" も,久しぶりに聴くことができた (^_^)v

● Laura Lee "The Chess Collection" [Chess 983 229-4]
単なる思い込みかもしれないが,サザン・ソウル系の女性シンガーの中では,最も純情で可憐なイメージがして,いちばん好き (^^♪
この "Chess Collection" のシリーズでは,Mitty Collier の CD 化を熱望しているが,需要は少ないのだろうか?

● Van Morrison "Pay The Devil (Special Edition)" [Lost Highway B0006887-10]
何をどんな風に歌っても,いつもどおりの Van Morrison 。正に,孤高のシンガーそのもの。
1974年と1980年の Montreux Festival でのライブが DVD 化されているのも,近々購入の予定。

● Howard Tate "A Portrait Of Howard" [Solid Ground SG1001]
マイナーなレーベルのためか,ちょうど来日と重なって大々的にプロモートされている Sam Moore の新作と比べると全く目立っていないが,その内容は,アチラが歌を歌わされているような印象であるのに対して,コチラは歌いたい歌を歌いたいように歌っている・・・というくらいのちがいがあるように思う。
単なるナツメロではなく,時代に媚びているわけでもない・・・これほどリアルでピュアなソウル・ミュージックを聴いたのは,久しぶりのような気がした。
2007年1月15日 21時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2007年01月11日(木)
Charley Pride
Charley Pride "Greatest Hits" [RCA PCD1-4151]

1. Never Been So Loved (In All My Life)
2. Missin' You
3. You're My Jamaica
4. When I Stop Leaving (I'll Be Gone)
5. Honky Tonk Blues
6. Burgers And Fries
7. Roll On Mississippi
8. A Whole Lotta Things To Sing About
9. She's Just An Old Love Turned Memory
10. Someone Loves You Honey
11. Where Do I Put Her Memory

とある中古ショップの Funk/Soul のコーナーに紛れ込んでいた。
確かに,このジャケットの写真だけを見ると,これが,カントリー・チャートでNo.1ヒットを36曲も持つシンガーだとは,誰も思わないだろう・・・(^_^;)

CD 2枚組の ↓ は注文済みで,もうそろそろ届く予定。
● Charley Pride "The Essential Charley Pride"
この "Greatest Hits" の収録曲のうち ↑ と重複しないのは,1.〜 3. 5. 6. 8. と6曲もあるのに,わずか¥800だった (^_^)v
3. You're My Jamaica は,AMG で "The Essential 〜" に収録されていない重要曲として曲名が挙げられており,その1曲だけ London,その他は Nashville 録音。
7. Roll On Mississippi のストリングスのアレンジャーとして,The first FAME Rhythm Section の一員だった David Briggs の名前がクレジットされていた。

ただし内容は,1980年前後の作品が多いためか,"From Where I Stand" に収録されていた初期 (1965〜71) の4曲に比べると,あまりにもソフトタッチでカントリー・ポップ色の強い曲が多く,もう一つだった。


同じ RCA に所属しているということで,Ronnie Milsap のプロモーションに一役買ったことがあるらしく,カップリング・アルバムもあった。
○ Ronnie Milsap & Charley Pride "Double Barrel Country: The Legends of Country Music"
2007年1月11日 20時25分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2007年01月09日(火)
Bring It on Home
Lou Rawls "Bring It on Home" [Capitol ST-479]

Side One
1. Bring It On Home
2. Another Saturday Night
3. Can You Dig It (Monologue)
4. Take Me For What I Am
5. Win Your Love
Side Two
1. Chain Gang
2. What Makes The Ending So Sad
3. Somebody Have Mercy
4. Coppin' A Plea (Monologue)
5. Cool Train

たとえレコード・プレイヤーが埃をかぶっていても,LP の詰まったエサ箱をときどき漁ることはあり,たま〜に掘り出し物に出会うことがある。
今回の収穫は,ず〜っと探していた Lou Rawls の Sam Cooke カバー集。
¥2K という値段は,個人的には非常に安い買い物だった (^_^)v
あのスレッドで紹介してもらった日本盤ではなく米盤で,ジャケ裏に Lou Rawls 自身によるなかなか興味深いライナーノートが掲載されていた。↓

I feel it would be unfair if I did not tell the world about nine soulful people. Their names are even soulful, but I will just say, "The Fame Gang." They have a love between one another so storng that they can look at each other and without music this is the sound they come up with. I walked into the studio, met the fellows, and I said, "Here's what I'm going to do." And I sang the songs to them without music. They said, "OK, give us a minute." And that's how it went down.

We struck a groove that is pure soul, using songs written by one of the most soulful young men in the history of soul music. I speak of a life-long friend, Sam Cooke. I won't go into a long drawn out story. I will only say that from the inspiration I drew from him it helped me a great deal in my own career, and I thank God for him. The Fame Gang is a whole other story in itself. You would not believe them for they are truly unbelievable. What you are about to hear is straight life, right from the soul. There were no arrangements, no far-out tricks with tapes or any of the new gimmicks being used in the recording industry today, just plain honest down-to-earth feeling. Listen closely to the words of the songs. Sam had a lot to say, and me and The Gang are trying to say it for him.

     Right On Babies!
     Soulfully yours,
     Lou Rawls


確かに,The Fame Gang のメンバーは9人だったようだが,いくつかの曲でフィーチャーされているハーモニカは,誰が吹いているのだろう?
The Fame Gang -
The Third FAME Rhythm Section
http://www.fame2.com/studio-rhytm-section/


久しぶりに,本当に久しぶりにプレイヤーの上にうずたかく積まれた本などを片付けて埃を払い,アナログ盤に針を落として聴いていたら,ちょっと興奮してしまった。

実は去年の夏,手元に残っているアナログ盤をデジタル化しようと,最も手ごろだった Sound BLASTER の Digital Music PX という製品を買ってはみたものの,雑事にかまけてその箱にも埃が積もっていたのだが,ちょっとやる気が出てきたかも・・・(^_^;)

CD 化されていない "Win Your Love" や "Chain Gang" などのアレンジはなかなかおもしろいし,"What Makes The Ending So Sad" は全く別のバージョンで,CD のクレジットを見ると,Previously unreleased, 1962 Lou Rawls and Les McCann Ltd. とあった。CD 化されたのは↓のアルバムと同時期の録音らしい。
◎ Lou Rawls with Les McCann Ltd. "Stormy Monday" [Blue Note CDP 7 91441 2]


例のスレッドで日本盤を紹介してくれた名盤さんのコメントは,「ディープソウルのファンには特に必要ないものって感じ」ということだったけれども,このサウンドこそが,本当の The Fame Gang の音なのではないか? と思っているのだが・・・。
2007年1月9日 21時52分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2007年01月06日(土)
From Where I Stand
Various Artists "From Where I Stand: The Black Experience in Country Music" [Warner Bros. 9 46428-2]

Disc 1: The Stringband Era
Deford Bailey - 1. Pan American Blues 2. Muscle Shoals Blues 18. Fox Chase
Taylor's Kentucky Boys - 3. Gray Eagle
Georgia Yellow Hammers ( With Andrew Baxter) - 4. G Rag
Andrew And Jim Baxter - 5. K. C. Railroad Blues
The Dallas String Band - 6. Dallas Rag
James Cole String Band - 7. Bill Cheatem
Peg Leg Howell And Eddie Anthony - 8. Turkey Buzzard Blues
Charlie Mccoy And Bo Chatmon - 9. Corinne Corinna
Mississippi Sheiks - 10. Sitting On Top Of The World 11. Yodeling Fiddling Blues
Memphis Sheiks - 12. In The Jailhouse Now
Mississippi Mud Steppers - 13. Morning Glory Waltz
Leadbelly - 14. Midnight Special 15. Rock Island Line
Nathan Frazier And Frank Patterson - 16. Eighth Of January
Murph Gribble, John Lusk, Albert York - 17. Apple Blossom

Disc 2: The Soul Country Years
Wynonie Harris - 1. Bloodshot Eyes
The Orioles - 2. Crying In The Chapel
Big Al Downing - 3. Down On The Farm
Ivory Joe Hunter - 4. City Lights 19. He'll Never Love You
Ray Charles - 5. I'm Movin' On
Bobby Hebb - 6. Night Train To Memphis 13. A Staisfied Mind
Solomon Burke - 7. Just Out Of Reach
Fats Domino - 8. You Win Again
Esther Phillips - 9. Release Me
Joe Hinton - 10. Funny How Time Slips Away
Arthur Alexander - 11. Detroit City
The Supremes - 12. It Makes No Difference Now
The Staple Singers - 14. Will The Circle Be Unbroken
Joe Tex - 15. Half A Mind
Etta James - 16. Almost Persuaded
Joe Simon - 17. The Chokin' Kind
Al Green - 18. For The Good Times
Dorothy Moore - 20. Misty Blue

Disc 3: Forward with Pride
Charley Pride - 1. The Snakes Crawl At Night 2. I'm So Afraid Of Losing You Again 3. Is Anybody Goin' To San Antone 4. Kiss An Angel Good Mornin'
Linda Martell - 5. Color Him Father
Otis Williams & The Midnight Cowboys - 6. How I Got To Memphis
La Melle Prince - 7. The Man That Made A Woman Out Of Me
Stoney Edwards - 8. She's My Rock 9. Hank And Lefty Raised My Country Soul 10. Pickin' Wildflowers
O. B. McClinton - 11. Don't Let The Green Grass Fool You
Pointer Sisters - 12. Fairytale
Ruby Falls - 13. Show Me Where
Big Al Downing - 14. Touch Me (I'll Be Your Once More)
Professor Longhair - 15. Jambalaya
Fats Domino - 16. Whiskey Heaven
Dobie Gray - 17. From Where I Stand
Cleve Francis - 18. Love Light
Aaron Neville - 19. The Grand Tour
Barrence Whitfield - 20. Irma Jackson
Ted Hawkins - 21. There Stands The Glass
Herb Jeffries - 22. I'm A Happy Cowboy

ブログ・タイトルに "+ c" を付け加えるにあたって最初に採り上げるにふさわしいボックス・セット(1998年発売)。

今年,初めての買い物。例によって手持ちの CD との重複は多いけれども,廃盤になっていて amazon.com の Used で $150 以上している商品が \4.5k (^_^)v
ただし,ケースの一部が破損していたが・・・(^_^;)

60ページもあるブックレットは,ジュークボックスでよく Country Music を聴いていた Charlie Parker に,"How can you stand that stuff?" とたずねたら,"The stories, man. Listen to the stories!" と答えたというエピソードで始まっていた。
各ディスクの内容について,ブックレット中の introduction からそのまま引用させていただくと,
This three-disc anthology explores the complex, important, and fascinating ways in which black artists have contributed to country music and have in turn been influenced by it.
Disc One highlights the pre-WWII era, when contry influences often coexisted with blues, ragtime, and other musical styles within African-American artists' repertoires.
Disc Two consists almost entirely of rhythm & blues renditions of country songs.
Disc Three tracks the development of African-American country music in the modern era, beginning with Charley Pride's rise to superstardom in the 1960s.

Disc 1 は,最近とんと御無沙汰している戦前ブルースが中心。最も古いのは1927年(1.〜 6.) の録音。
有名曲では,10. Sitting On Top Of The World も,カントリーとクロスオーバーしている曲だった。
This number was readily adopted in the 1930s by white country acts, including western swing pioneer Milton Brown. Today the song is a standard of bluegrass and blues performers alike.
8. Turkey Buzzard Blues のメロディーは,オクラホマミキサー。

Disc 2 は,"Dirty Laundry: The Soul Of Black Country" との重複も多く,耳に馴染んでいる曲がほとんど。

Disc 3 にも,いくつかおなじみの曲が含まれていた。
Charley Pride は,黒人として初めて the Grand Ole Opry に出演(1967)したシンガー。カントリー・チャートでの No.1 ヒットは,36曲。
1. The Snakes Crawl At Night が最初のシングル(1966) だが,さすがに当時は,広告写真なしで売り出されたらしい。
6. How I Got To Memphis は,Solomon Burke "Nashville" の1曲目にも採り上げられていた曲。

今年は,この From where I stand を基本的な路線として,更新していきたい。
何とか,最低でも1週間に1回を目指して,頑張りたいが・・・(^_^;)
2007年1月6日 22時51分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2006年12月29日(金)
Rolling Stones: Artist's Choice
Various Artists "Rolling Stones: Artist's Choice - Music That Matters To Them" [Virgin 72435-82470-2-2]

1. Papa's Got A Brand New Bag - James Brown
2. I'm Still In Love With You - Al Green
3. I Can't Turn You Loose - Otis Redding
4. Still A Fool - Muddy Waters
5. 32-30 Blues - Robert Johnson
6. C'mon Everybody - Eddie Cochran
7. The Girl Can't Help It - Little Richard
8. Flamingo - Earl Bostic
9. Jail Bait - Andre Williams
10. If You Want Me To Stay - Sly & The Family Stone
11. In A Dis A Time - The Itals
12. By Your Side - Sade
13. Until You Come Back To Me (That's What I'm Gonna Do) - Aretha Franklin
14. This Old Heart Of Mine Is Weak - The Isley Brothers
15. You Shook Me - Muddy Waters
16. I Just Wasn't Made For These Times - The Beach Boys

1. 6. 10. 12. が Mick Jagger,4. 5. 9. 11. が Keith Richards,3. 7. 8. 14. が Charlie Watts,2. 13. 15. 16. が Ronnie Wood の choice。
この Artist's Choice はシリーズ化されていて,Johnny Cash,Norah Jones,Elvis Costello など,かなりのアーチストによる選曲のアルバムが出ている。

1. Papa's Got A Brand New Bag - James Brown
ちょうど亡くなったばかりの James Brown の曲をミックがチョイスしていて,↓ のようなコメントを寄せている。
Many times I saw James Brown. I think I saw him at the Apollo Theater in Harlem first, in 1964. I used to go there regularly. They used to do four or five shows and I would watch them all. And then I worked with him at the T.A.M.I. show, the same year. He was on the bill with us, and we'd learn all his moves and try and copy them. Not that I could do them all. The ones I could do, I would do. And the ones I couldn't do, I would adapt.

The T.A.M.I. show が,未だに DVD 化されていないのは,なぜ?
James Brown 本人も,そのテレビ・ショーでストーンズと共演したことは印象に残っていたらしい。『俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝』pp.277〜80

9. Jail Bait - Andre Williams
この Andre Williams は,子供のころ祖父母といっしょに綿花畑で Hank Williams, Lefty Frizzell and Patsy Cline の歌を歌いながら働いていたというシンガー。
"The Soul Of Black Country" で初めて聴いたと思っていたのだが,このアルバムでキースがチョイスしていた。
↓の CD は,ウィッシュリストに入れてある。
○ Andre Williams "Movin´ On With ..." [vampisoul]
http://www.vampisoul.com/detail_cd.asp?referencia=73

10. If You Want Me To Stay - Sly & The Family Stone
これもミックのチョイスで,James Brown のサウンドと共通点もあるが,a very dry sound という点で異なっていると,コメントしている。
"Flesh" からの選曲だが,そのアルバムでドラムを叩いていた Andy Newmark のインタビューが「レコード・コレクターズ」で連載されていて,今月は,ロニーのソロ・デビュー作に参加したころの思い出話だった。
彼をナマで見たのは,Roxy Music のサポート・メンバーとして来日したコンサート。

16. I Just Wasn't Made For These Times - The Beach Boys
ロニーのチョイスだが,そのコメントの最後は,↓
... I picked this song because it has stood the test of time, and the lyrics remind me a bit of myself.


おそらく,これが今年最後の更新。来年こそは,定期的に,最低でも1週間1回は記事をアップしていきたいところだが・・・(^_^;)
2006年12月29日 09時40分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2006年12月25日(月)
アトランティック・ソウル1500
「アトランティック・ソウル1500」シリーズのうち,↓の2枚を買ってみた。
◎ Otis Redding "Pain In My Heart" [Atlantic WPCR-25206]
◎ Otis Redding "Otis Blue / Otis Redding Sings Soul" [Atlantic WPCR-25207]

最新24BIT デジタル・リマスターということで,確実に音は良くなっているし,値段が手頃なのもありがたい。
付属のライナーには昔のアナログ時代からの解説がそのまま流用されているけれども,どうせならこれも節約して値段をもっと下げてほしかったところだが・・・。
手持ちの CD も出来るだけ買い換えたいが,さすがに全部はキツイ (^_^;)
こんな風に旧作が良い音で再発されるのはありがたいが,限られた小遣いの中では,なかなか新作に手が廻らないのもツライ。

第1回(発売中),第2回(1/24)各25枚,計50枚中,1アーチストは最大3枚という制約があるようで,Otis Redding が,上の2枚と↓だけというのは,納得できない。
ぜひとも続編を・・・m(_ _)m
○ Otis Redding "The Dock Of The Bay" [Atlantic WPCR-25208]
2006年12月25日 23時15分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2006年12月24日(日)
Cummins Prison Farm
Calvin Leavy "Cummins Prison Farm" [P-Vine PCD-2118]

1. Cummins Prison Farm 2. Big Four 3. Is It Worth All 4. What Kind Of Love
5. Nine Pound Steel
6. Heart Trouble 7. It's Too Early In The Morning 8. I Met The Man From Cummins Prison 9. You Can't Lose What You Ain't Never Had 10. Born Unlucky
11. Give Me A Love(That I Can Feel) 12. It Hurts Me Too 13. I Won't Be The Last To Cry 14. Free From Cummins Prison Farm

1976年に P-Vine 最初のレコードとして発売されたものに,ボーナス・トラック(11〜14)を追加し,1989年にリリースされた CD。日本語解説(日暮泰文)付き。
このアルバムでも "Nine Pound Steel" が歌われていた。ギターのアルペジオで始まるイントロが,Snooks Eaglin のバージョンと似ているのは偶然の一致か,それとも・・・?

既に廃盤になっていて,AMG のデータにある "The Best of Calvin Leavy " にはこの曲が収録されていなかったので,全く気が付いていなかった。AMG に頼りすぎてはいけないということは,よくわかっているのだが・・・(^_^;)
その "The Best of 〜" は,重複する曲もいくつかあるが,$0.01 (送料込みでも $5.50) で売られているので,そのうち購入の予定。
http://www.amazon.com/gp/offer-listing/B00004LMB3/


もう一つ,教えてもらった Dan Penn and Spooner Oldham による日本でのライブも,すっかり忘れてしまっていた。
いつもありがとうございます。>Gritz さん。m(_ _)m
東京公演では演奏していないが,僕が見に行った大阪や,京都・福岡でも歌われていたらしい。
↓のサイトで紹介されているセット・リスト中の "These Bars Have Made A Prisoner Out Of Me" が "Nine Pound Steel" のことか?

http://www.geocities.jp/hideki_wtnb/danconcert.html
↑ のセット・リストに掲載されていない「よみうりホール」(12月9日)で演奏されたらしい。
2006年12月24日 09時47分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
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2006年12月23日(土)
Nine Pound Steel
曲単位で,今年最も聴いた回数が多かったのは,おそらくこの曲。

きっかけは,Seventy-Seven 時代の Earl Gaines の CD 化。
◎ Earl Gaines "The Lost Soul Tapes" [AIM 1505 CD]
Bobby Bland の影響が大きく,"I'll Take Care Of You" や "Turn On Your Love Light" を歌っているが,O.V. Wright の "That's How Strong My Love Is" を採り上げているなど,かなりソウルっぽい部分も持ち合わせているという Blues'n'Soul のシンガー。
この時代の作品は,昔,Vivid から日本編集盤が出されていたが,その LP にも,この Dan Penn と Wayne Carson Thompson (Box Tops の "The Letter","Soul Deep" の作者) の共作による "Nine Pound Steel" は,収録されていた。
Earl Gaines - Nine Pound Steel @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=KWysvI63AWE


● Various Artists "Curiosities - The Ace (Ms.) 70s Singles & Sessions (Disc 1)" [WestSide WESD 208]
Lattimore Brown の最後のシングルが聴きたくて入手した CD だが,これに Earl Gaines "Nine Pound Steel" の Ace 時代の再録バージョンも収録されていた。こちらの方がソウルっぽいつくりで気に入ったのだけれども,再録音されているのはボーカル・パートだけ・・・?
Earl Gaines - Nine pound steel @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=1yIxl9JusWY


Ace の Johnny Vincent は,過去のヒット曲のバッキング・トラックをリサイクルするのが得意だったらしいが,まさかよそのレーベルで録音されたものまで流用するとは・・・(^_^;)
よくできたソウルバラードではあるが,1970年代半ばのディスコの嵐に吹き飛ばされてヒットせず,Earl Gaines は,トラック運転手に転職してしまう。

この "Nine Pound Steel" のオリジナルは,1967年の Joe Simon。
● Joe Simon "Monument Of Soul" [Sound Stage 7/Shout! RPMSH 222]
↑には収録されていないけれども,最初のヒットが Penn/Oldham の "Let's Do It Over" で,Muscle Shoals を経由して Nashville で録音するようになった。

Z.Z. Hill のバージョンは,↓ の CD に収録されるまで,未発表だった?
● Z.Z. Hill "Turn Back The Hands Of Time" [Tuff City NTI CD 7016]
 1970年前後の録音らしい。この時代は Muscle Shoals で Swamp Dogg がプロデュースしている曲も残っているが,同じ時期に複数のレーベルからシングルを発表していて,わけがわからない。

Snooks Eaglin のカバーはちょっと意外だが,日本でのライブ録音も残っていた。
◎ Snooks Eaglin "Soul's Edge" [Black Top/P-Vine PCD-3777]
Snooks Eaglin - Nine Pound Steel @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=Jls1zmy7hSw

◎ Snooks Eaglin "Soul Train From Nawlins: Live at the Park Tower Blues Festival '95" [P-Vine PCD-4789]

<追加>
● Calvin Leavy "Cummins Prison Farm" [P-Vine PCD-2118]
2006年12月23日 11時10分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
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2006年12月18日(月)
Sweet Thing
Ovations, The "Sweet Thing" [XL/Vivid VSCD-016]

1. Till I Find Some Way
2. Don't Say You Love Me
3. Just Enough To Keep Me Hangin' On
4. The Plumber
5. You Gave The Best Performance
6. I'm In Love
7. Let Me Help You Love Again
8. I Can't Believe It's Over
9. Sweet Thing
10. Stars Are Out Tonight
11. Tell Me Why
12. Pa Pa

今年購入した CD の中で,1枚あたりの単価が一番高かったのが,コレ。
高いと言っても,某オークションにて¥4K弱という割安(?)な価格で入手できた。

このアルバムと同時期に VIVID から発売されていた ↓ は,LP でも持っていたし,
◎ V.A. "Soul Sounds Of Memphis" [XL/Vivid VSCD-017]
CD に買い換えて手元に置いてあるのに,1番違いの,この Ovations のアルバムについては,全く記憶に残っていなかったのだが,・・・。
2002年,grapevine からリリースされた ↓ に収録されている "Sweet Thing" を聴いて,
● George Jackson "in Muscle Shoals" [Grapevine/Malaco GVCD 3003]
Louis Williams もその曲を歌っていたのを思い出し,以来,ずっと探していた。

やっと入手できたこの CD を聴いて,その内容を忘れてしまっていた理由がわかったような気がした。
7. Let Me Help You Love Again の,安物のディスコ・サウンドをバックに,それでも精一杯心を込めて歌おうとする Louis Willimas があまりにも哀れで,それを聴いたあと一刻も早く忘れてしまいたい・・・と思ったからにちがいない。
その他の曲も,今ならそこそこ聴けるレベルだと思えるのだが,当時は,Goldwax や MGM での作品に比べると,軟弱に聴こえたのかもしれない。


Goldwax で録音された作品は,去年やっと久しぶりにリイシューされた ↓ が,
◎ "GOLDWAX Recordings - featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 24]
MGM 時代の ↓ や,"Hooked On A Feeling" も,早くどこかが再発してほしい。
● "Having A Party: Featuring Louis Williams" [POLYDOR/P-Vine PCD-1203]
特に "Hooked 〜" はアナログ盤しか持っておらず,ここ2年ほど聴いていないので・・・(^_^;)
2006年12月18日 22時52分 | 記事へ | コメント(13) | トラックバック(0) |
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2006年12月17日(日)
A Fine Time!
Various Artists "A Fine Time! The South Side Of Soul Street" [Sundazed SC 11153]

1. Fine Time - Genie Brooks
2. Don't Worry About Me - Willie Cobbs
3. Eternally - Willie Gable
4. Sewanee Strut - Leroy Loyd and the Dukes
5. Everybody's Clown - Johnny Dinamite
6. A Shell Of A Woman - Doris Allen
7. Blue Diamonds - The Double Soul
8. South Side Of Soul Street - Genie Brooks
9. The Judgement - Candy & Billy
10. Who's Been Warming My Oven - Gable Reed
11. I Can't Use You - The Double Soul
12. The Night The Angels Cried - Johnny Dynamaite
13. Bright Star - John Hamilton & Doris Allen
14. Them Changes - John Hamilton & Doris Allen
15. Helping Hand - Genie Brooks
16. You Have Done Me Wrong - Willie Cobbs
17. Unfinished Sympathy - The Double Soul
18. Money Man - Johnny Dynamite

昨年も年末に強力な編集盤↓を出してくれた Sundazed が,今年リリースした CD。
◎ V.A. "Shake What You Brought!: Soul Treasures from the SSS International" [Sundazed SC 11154]
◎ V.A. "My Goodness, Yes!: Soul Treasures from the Silver Fox Label" [Sundazed SC 11155]

僕のように,シングル盤はお金も手間もかかって面倒くさいと考えている怠惰な人間にとっては,この Sundazed や,英 KENT/AceGrapevineShout!/rpm などによるリイシューは,非常にありがたい。

英 KENT からの ↓ と重複する曲もあるが,贅沢は言えない・・・(^_^;)
● V.A. "Southern Soul Showcase: Cryin' In the Streets" [KENT CDKEND 243]


MINARET という Florida にあったレーベルから1967〜70年に発表された曲が収録されていて,Fame Studios で録音された曲もあるようだ。
この CD のサブタイトルになっている 8. South Side Of Soul Street は,Johnny Adams も歌っているが,そちらが Nashville 録音なのに対して,こちらの Genie Brooks というシンガーのほうは,Fame 録音?
どちらがオリジナルなのだろう?

気になるのは,Candi Staton が Fame 以前に吹き込んでいたという 9. The Judgement - Candy & Billy。相棒の Billy Walker は,カントリーのシンガー。
新作↓でも Merle Haggard の曲を採り上げていたし,Candi Staton 本人がカントリー・ファンであるという話は本当らしい。
◎ Candi Staton "His Hands" [Astralwerks ASW 49832]
ジャケットなどの写真を見ていると,この時点 (1969) で29歳だったとはとても思えないほど可愛らしい。その可愛らしさがかえって不気味・・・。子供は何人いたのだろう?


昔,P-Vine から Deep Soul Classics というシリーズの Vol.2 として,Doris Allen とのカップリング・アルバムがリリースされていた Big John Hamilton の単独 CD も同時に発売されていて,こちらも素晴らしい内容になっている。
◎ Big John Hamilton "How Much Can A Man Take" [Sundazed SC 11121]
2006年12月17日 23時40分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
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2006年12月15日(金)
The Hit Years
Sam Cooke "The Hit Years" [Woodford/Disky WMCD 5621]

1. You Send Me
2. Summertime
3. You Were Made For Me
4. Lonely Island
5. Mary, Mary, Mary Lou
6. All Of My Life
7. Almost In Your Arms
8. Win Your Love For Me
9. Blue Moon
10. I Love You Most Of All
11. They Can't Take That Away
12. Everybody Loves To Cha-Cha-Cha
13. Crazy She Calls Me
14. Got A Right To Sing The Blues

今年,入手できた Sam Cooke の CD。
KEEN 時代の編集盤。この時代の作品は権利関係が複雑でアメリカでは発売しにくいらしく,このアルバムにも Marketed and Distributed in the Benelux というクレジットがある。
2. Summertime は,貴重な初期バージョン。


Ultimate Sam Cooke Web Site にアクセスできなくなっているのは残念だが,The Songs of Sam Cooke のほうも,久しぶりに覗いてみたら,かなり充実した内容になっているので,ビックリ・・・。

なんと↓のようなファイルまでアップされている。
The Songs of Sam Cooke Radio Show (podcast)
Produced and presented by Martijn Buisman
http://www.songsofsamcooke.com/radio.htm
2006年12月15日 21時15分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Wonderful World
Sam Cooke "Wonderful World: The Best Of Sam Cooke" [RCA ND89903]

1. You Send Me
2. Only Sixteen
3. Everybody Loves To Cha Cha Cha
4. (I Love You) For Sentimental Reasons
5. Wonderful World
6. Summertime
7. Chain Gang
8. Cupid
9. Twistin' The Night Away
10. Sad Mood
11. Having A Party
12. Bring It On Home To Me

今年,入手できた Sam Cooke の CD。
"Wonderful World" というタイトルの編集盤はいくつかあるが,これは RCA のれっきとした正規盤。
1986年に "The Man And His Music" や "Live At The Harlem Square Club, 1963" といっしょに英欧のみでリリースされたアルバム。

当時はアナログからデジタルへの過渡期で,LP と CD が同時に発売されていた。
2006年12月15日 21時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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The Wonderful World of...
Sam Cooke "The Wonderful World of... (20 Remarkable Recordings)" [Companion 6188312]

1. Wonderful World
2. You Send Me
3. Chain Gang
4. Twistin' The Night Away
5. Only Sixteen
6. Cupid
7. Having A Party
8. Win Your Love For Me
9. Just For You
10. Bring It On Home To Me
11. I'll Come Running Back To You
12. Sad Mood
13. That's Heaven To Me
14. Touch The Hem Of His Garment
15. Somebody Have Mercy
16. Soothe Me
17. Nothing Can Change This Love
18. Everybody Loves To Cha Cha Cha
19. I Love You Most Of All
20. You Were Made For Me

HMV で,\983 (マルチバイなら \819) という安価で売られている CD が,コレ。
Specialty 時代, KEEN, RCA 中期までの作品から選曲されていて,値段の割には内容の濃い編集盤。
KEEN 時代の曲は,オルガンなどがダビングされたバージョンで収録されている。

あと1枚でマルチバイの割引が適用されるという場合に,オススメ。
2006年12月15日 21時07分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2006年12月14日(木)
Specialty Profiles
Sam Cooke with The Soul Stirrers "Specialty Profiles" [Specialty SPCD-30058-2]

1. I'll Come Running Back To You
2. Forever
3. Jesus, I'll Never Forget
4. Peace In The Valley
5. Just Another Day
6. Touch The Hem Of His Garment
7. Lovable
8. Farther Along
9. Jesus Gave Me Water
10. The Last Mile Of The Way
11. That's All I Need To Know
12. Any Day Now
13. I Don't Want To Cry
14. I'm Gonna Build Right On That Shore

Specialty も Stax 同様 Concord Music Group の傘下に入ったため,同じように Profiles というシリーズの編集盤がリリースされている。
こちらは,特に個性的な選曲が行われているわけではなく,その代わりに Bonus Disc として Specialty のサンプルが付属しているお買い得盤。
1. R.M.Blues - Roy Milton
2. Pink Champagne - Joe Liggins
3. Please Send Me Someone To Love - Percy Sledge
4. Lawdy Miss Clawdy - Lloyd Price
5. Dream Girl - Jesse & Mervin
6. The Things That I Used To Do - Guitar Slim
7. Long Tall Sally - Little Richard
8. I'll Come Running Back To You - Sam Cooke
9. Leavin' It All Up To You - Don & Dewey
10. Dizzy, Miss Lizzy - Larry Williams

本体の選曲は標準的なベスト盤になっているので,曲数が少ない (14曲) のが物足りないかもしれないが,Harlem Square Club の Sam Cooke を気に入って Gospel 時代の作品もちょっと聴いてみたいと思っているような人にもお勧めできる内容。


Ultimate Sam Cooke Web Site は,いったいどうしてしまったのだろう? ドメイン名の権利も手放してしまっている・・・?
あのサイトの一部のような扱いでリンクが貼られていた ↓ のページは,健在のようだが・・・。
The Songs of Sam Cooke
http://www.songsofsamcooke.com/
2006年12月14日 23時02分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2006年12月13日(水)
Stax Profiles
Otis Redding "Stax Profiles / Otis Redding" [STAX STXCD-8623-2]

1. Security
2. Happy Song (Dum Dum)
3. My Lover's Prayer
4. Shake
5. Mr. Pitiful
6. Good To Me
7. A Woman, A Lover, A Friend
8. Direct Me
9. (I Can't Get No) Satisfaction
10. A Change Is Gonna Come
11. Champagne And Wine
12. I'm Sick Y'all
13. I've Got Dreams To Remember

この profiles というシリーズは,最近 Stax が Concord Music Group という会社の傘下に入ったため,新しく編集されたベスト(?)盤。
ほかにも,当時 Stax に所属していたミュージシャンのものが10種類ほどリリースされているが,一般的な「ベスト盤」とは違い,各アルバムごとにそのミュージシャンに何らかの関連がある人物による個性的な選曲が施されており,この CD では Steve Cropper が,それを担当している。

2. 5. 7. 8. 9. 11. に,alternate という表示があったので購入してみた。
何回か聴いてみたものの,どこが alternate なのかよくわからなかった・・・(^_^;)

Otis 最大のヒット曲である "(Sittin' On) The Dock of the Bay" を初め,"I've Been Loving You Too Long" や "Respect","Try a Little Tenderness" も収録されていないため,初めて Otis Redding のアルバムを購入するような人にはお勧めできないので,Steve Cropper のファン向けか・・・?


Steve Cropper のファン向けと言えば,彼自身が元ネタとして名前を挙げている Lowman Pauling が所属していた The "5" Royals の手ごろな編集盤が昨年,英 Ace からリリースされ,そのライナーは Steve Cropper のコメントで始まっていた。
◎ "5" Royales, The "It's Hard But It's Fair: The King Hits and Rarities" [ace CDCHD 1038]


結局,日本では一度もストーンズに演奏してもらえなかった "Mr.Pitiful" だが,Doug Sahm の Sir Douglas Quintet によるバージョンが入手できた。
↓ブートみたいな安物の CD だけれども,Otis Clay が歌っている "She's About A Mover" も収録されていた。
◎ Sir Douglas Quintet "Mendocino" [Rondo 22678]
5. Mr.Pitiful
8. She's About A Mover
2006年12月13日 23時50分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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