このアルバムに収録されているのは,'60 年代末から '70 年代初めにかけて Fame Studios を中心に録音された作品。時期が早いだけあって,George Jackson のボーカルそのものには若さゆえの未熟さ・・・のような部分が感じられた。"Back In Your Arms" あたりは,シンガーとしての格,スケール,表現力の深み・・・という点で,Wilson Pickett との差が如実に感じられる出来だった。並みのシンガーではない George Jackson も Pickett の歌に比べると・・・(^_^;) ● Wilson Pickett "Funky Midnight Mover (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753]
ただ,それを補って余りあるのが,バックの演奏。ライナーノート(Tony Rounce) によると,
The tracks featured here were mostly recorded in Muscle Shoals. Some feature many of the players from FAME's second great rhythm section. Others utilise the skills of Rick Hall's third great studio band, the Fame Gang, and there are also tracks recorded in Memphis with, in many cases, moonlighting musicians from the Hi Rhythm collective.
どの曲を誰が演奏しているかは,聴いてみてのお楽しみ・・・(^_^;)
<11月3日 記>
リクエストがあったので・・・。
12月にリリースされる予定の,George Jackson の CD 。
1曲以外は全て previously unissued というアルバム。その1曲(1.) も,ごく最近 EP 'Stars Of Fame' に収録され,"The Fame Studios Story" で初めて CD 化された曲。
ただし,George Jackson の歌として公表されるのは初めてでも,そのデモ録音を元に歌われたバージョンが耳になじんでいる曲は,かなりある。
例によって,手持ちの CD を中心に AllMusic のサイトなどで,誰が取り上げて歌っているのか,調べてみた。CD 化されていないシングルのみで歌われた曲もかなりあると思われるが・・・。
特に個人的に気になるのは,歌で泣きたいときに聴く定番曲だった 'Back In Your Arms'。決してシャウターではない George Jackson が,どんな風に歌っているのか非常に楽しみ・・・(^^♪