Sam Cooke "The Very Best Of Sam Cooke" [Camden/Sony Music 88697846762]
1. You Send Me (S.Cooke)
2. (I Love You) For Sentimental Reasons (Derek Watson / William Best)
3. Teenage Sonata (Jeff Barry)
4. Only Sixteen (S.Cooke)
5. Wonderful World (S.Cooke / Herb Albert / Lou Adler)
6. Cupid (S.Cooke)
7. Having A Party (S.Cooke)
8. Twistin' The Night Away (S.Cooke)
9. Little Red Rooster (Willie Dixon)
10. Driftin' Blues (Brown / Moore / Williams)
11. Get Yourself Another Fool (Tucker / Haywood)
12. Bring It On Home To Me (S.Cooke)
13. Nothing Can Change This Love (S.Cooke)
14. Love Will Find A Way (S.Cooke)
15. Chain Gang (S.Cooke)
例の ボックス・セット は,いったいどれくらい日本に入ってきているのだろう?
「初回出荷限定盤」だったはずなのだが,現時点でもまだ 英アマゾン では,In stock.
http://www.amazon.co.uk/RCA-Albums-Collection-Sam-Cooke/dp/B005APT72M/
米アマゾンでもアマゾン自体にストックはないが出品されていて,現時点の最安値なら,送料込みでも$45(今のレートなら¥3,500くらい) 程度で入手できるようだ。
ただし,相変わらず,発売元のはずの LegacyRecordings.com には,何の情報もない・・・・?
http://www.legacyrecordings.com/artists/sam-cooke
↑ のサイト内の Sam Cooke のページでトップに表示されているのは,↓ の CD。
◎ "Playlist: the very best of Sam Cooke" [RCA/Legacy 88697 61987 2]
表題の CD は EU 盤で,米盤より収録曲が1曲(15.) 多い。ただし,"Playlist" には,ライナーノートが PDF で収録されていて,2種類の壁紙がダウンロードできるようになっている。
収録曲そのものは何の変哲もないが,取り柄は,高音質であること。
RCA から最初のシングルとしてリリースされた 'Teenage Sonata' の高音質バージョンは,多少珍しいかもしれない・・・?
イントロの「ウォウォウ・・・」は明らかに Sam Cooke のスタイルなのだが,'Teenage Sonata' のソングライターは Jeff Barry。後に,Ellie Greenwich とパートナーを組み,Phil Spector とのトリオなどで書いたヒット曲は数知れない。
◎ V.A. "Wall Of Sound: The Very Best of Phil Spector 1961-1966" [Phil Spector Records/Legacy 88697 61294 2] -2011
↑ の収録曲の内,Jeff Barry が関わっているのは,
2. Da Doo Ron Ron 3. Be My Baby 4. Then He Kissed Me 6. Baby, I Love You 9. Wait Til' My Bobby Gets Home 14. A Fine, Fine Boy 18. Not Too Young To Get Married 19. River Deep, Mountain High
つまり 'Teenage Sonata' は,The Ronettes 'Be My Baby' や Ike & Tina Turner 'River Deep, Mountain High' の共作者が,そのキャリアの初期に書いた曲(最初のチャート・ヒット) ということになる。
この曲が録音された RCA での最初のセッションについて,Sam Cooke の2種類の伝記本には,当然どちらにも記述があるが,内容は,かなり異なっている。
□ 『Mr.Soul サム・クック』 (ダニエル・ウルフ 著,石田泰子・加藤千明 訳)
□ "Dream Boogie : The Triumph of Sam Cooke" by Peter Guralnick
Daniel Wolff によると,この曲はあらかじめ RCA からの最初のシングルとして決められていたもので,Sam 自身は気に入っておらず,無理やり歌わされた(pp. 244-)・・・ということなのだが,Peter Guralnick の取材によると,"He(=Sam Cooke) loved the song," said Jeff Barry, ...(pp. 319-)。
こんな風に,二つの伝記本には小さな相違がかなりある。書かれた時期や取材の量,また,Daniel Wolff がある一定の意図を持って主観的に記述を進めているのに対して,Peter Guralnick はできるだけ客観的に事実を積み重ねていくような書き方をしていることから考えると,Peter Guralnick 本のほうが正確なようにも思えるが,客観よりも主観の方が「真実」を表している・・・ということも有り得るし・・・。
気になる人は,ぜひ,二冊の本を手にとって読み比べていただきたい・・・m(_ _)m
コピーで満足するのではなく,オリジナルに触れることが大事です。
この 'Teenage Sonata' には,Sam のボーカル・トラックを流用したレゲエ・バージョンがあり,Youtube にアップされていた。Sam の声が,バックのサウンドに全く違和感なく溶け込んでいることに驚かされる。
sam cooke - teenage sonata - rare reggae studio 1 sample @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=Fs_NOoXl66E
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2011年12月11日 09時22分
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Past MUSIC in 2011 /
CDs of Sam Cooke |
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