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My BEST 10 CDs in 2011

２０１１年に入手した２０１１年リリースの CD(○P 2011 の表示のあるリイシュー，編集盤も含む) のうち，My BEST 10 CDs in 2011 は，以下の通り。

● Lucinda Williams　"BLESSED [Deluxe Edition] (2 CDs)" [Lost Highway　B0015240-02]
　今年一年を通じて，最も共感できるアルバムだった。

● Sam Cooke　"Sam Cooke - The RCA Albums Collection (8 CDs)" [RCA/Legacy　88697898702]
　来る３月には，日本で１枚ずつ紙ジャケ高音質の CD がリリースされるらしい。シングル・バージョンや未発表曲がボーナス・トラックとして収録されるならありがたいが，無理だろうか・・・？　もし追加されるのなら，あの価格設定でも文句はないが・・・(^_^;)
　● Sam Cooke　"The Keen Collection (Remastered)" [Keen Records　]
　↑ 今年は，Keen 時代の楽曲も MP3 ではあるものの，一応一通り公式にリリースされたし，来年は RCA 時代の楽曲も，少なくともシングルや LP として過去に公表されたものについては，一通り CD 化していただきたい・・・m(_ _)m

● Arthur Conley　"I'm Living Good - 1964-1974" [Kent　CDKEND 358]
　Otis Redding によって死の直前に FAME で録音され，未発表だったセッションの発掘を期待しているが，この CD のライナー(Tony Rounce) によると，'Rome (Wasn't Built In A Day)' 以外の曲について・・・
... the rest and many others from all periods of Arthur's Atco tenure seem mostly to have been lost.　
seem mostly ということは，望みが完全に絶たれたわけではない・・・？

● V.A.　"Sweet Inspiration: The Songs of Dan Penn & Spooner Oldham" [ace　CDCHD 1284]
　来春には Dan Penn が Spooner Oldham 以外と共作した楽曲についてもリリースされる予定。Dan Penn 自身の単独アルバムも期待したい。ブートやネット上にこそこそとアップされるのではなく，きちんとしたプロダクションで，公式に CD 化されるのを願っております・・・m(_ _)m

● V.A.　"The Fame Studios Story 1961-1973 (3CDs)" [Kent　KENTBOX 12]
　貴重な音源をリイシューし発掘してくれる英 ace/Kent の努力には，毎度のことながら頭が下がる m(_ _)m
　CD というメディアの衰退が取り沙汰されているが，こんな風に，文化的歴史的な資料として成立するような形でのリリースは，CD が生き残っていくための一つの方法にちがいない。

◎ Bobby Charles　"Better Days - Rare Tracks On Bearsville" [Victor/Bearsville　VICP-75033]
　Rhino Handmade からボックス・セットが発売されるのは知っていたが，二の足を踏んでいたところ，未発表曲を集めた日本独自編集の CD が発売されたので，即購入 (^_^)v
　長門芳郎さんの心のこもった解説を読むこともできる。こういう日本盤なら喜んで買わせていただきます。

◎ Joe Henry　"Reverie" [Epitaph/Sony　EICP 1478]
　Solomon Burke "Don't Give Up On Me" で初めて知ったが，聴いていて面白いか？好きか？と問われれば，(?_?) なのだけれども，なぜか気になるアーティスト。上品で知的でアルコールの臭いのしない Tom Waits ・・・という印象があるが，彼なら中村とうようさんにも気に入っていただけたかも・・・？

◎ Rolling Stones　"Some Girls (2CDs)" [A&M　UICY 10027/8]
　来年は，新作を引っさげてのワールド・ツアーが期待できる？
　だれもコメントしてくれないが，"The Brussels Affair" の 'Happy' 中のミックの 'Fa-Fa-Fa-Fa-Fa' は，ぼくの空耳か？

◎ Etta James　"Call My Name (+12)" [Kent　CDKEND 360]
　引退記念となった新作の "Dreamer" も悪くはなかったが，この，１９６６年のアルバムを CD 化したものには，ボートラとして 'Mr.Pitiful' の女性版が収録されている。

◎ 浅川マキ　"アメリカの夜" [EMI　TOCT-27080]
　浅川マキが，自選作品集である "DARKNESS" のシリーズ中，唯一，収録曲の全てを曲順もそのまま選曲したアルバム。
１９８６年の作品なのでリアルタイムで聴いていたわけではないが，マキさんが好きだったのなら逆らえない・・・(^_^;)
ラストを飾る 'POSSESSION OBSESSION' は Hall & Oates の作品だが，そのサウンドには Roxy Music からの影響が強く感じられた。