R 'n' S & B + c
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ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
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2010年11月10日(水)
桜井ユタカ 『ソウル&ブルース』
桜井ユタカ 『ソウル&ブルース−キミをとりこにする魂の音楽』 (講談社 刊)
押し入れの奥の段ボール箱を整理していると,こんな本が出てきた。
奥付には 「昭和51年4月5日 第1刷発行」 とある。34年も前の本だが,当ブログにアクセスしてくれている人の中には,この本が発行された時点ではまだ生まれていなかったという人がかなりいるかも・・・?
本書の目次は ↓
第1章 ソウル・ミュージックの魅力
第2章 ブルース誕生
第3章 リズム&ブルースの世界
第4章 そしてソウル・ミュージックへ
紹介されているシンガーやアルバムには,鉛筆でチェックした跡が残っている・・・(^_^;)
第4章中の「ソウル・スターせいぞろい」という節にリスト・アップされている男性歌手は ↓
1.
Johnny Adams
2. Hank Ballard 3.
William Bell
4.
Bobby Bland
5.
James Brown
6.
Solomon Burke
7.
James Carr
8.
Clarence Carter
9. Gene Chandler 10.
Otis Clay
11.
Arthur Conley
12.
Tyron Davis
13. King Floyd 14.
Marvin Gaye
15.
Al Green
16.
Z.Z. Hill
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Howard Tate
31.
Ted Taylor
32.
Joe Tex
33.
Oscar Toney, Jr.
34. Jerry Washington 35. Little Royal 36.
O.V. Wright
37.
Don Covay
38.
Luther Ingram
39. Frederic Knight 40. Little Johnnie Taylor 41.
Johnnie Taylor
以上のうち,桜井さんが「特に気に入っている」のは,4. 6. 7. 8. 10. 16. 17. 21. 22. 23. 25.
女性歌手でリスト・アップされているのは,↓
1.
Doris Duke
2. Loretta Hollaway 3.
Barbara Lynn
4.
Bettye Swann
5. Doris Troy 6. Baby Washington 7.
Etta James
8.
Laura Lee
9.
Ann Peebles
10. Gwen McCrae 11.
Millie Jackson
12.
Irma Thomas
13. Jackie Moore
以上の中で桜井さんが「いちばん好き」と書いておられるのは,Barbara Lynn 。
本書の最後には,
「よくレコードの枚数を自慢したり,珍しい物だけをコレクションして,とるに足りない優越感にひたっている "ソウル・ファン" がいるが,この本を読んでくださっているキミたちは,そんなふうになってほしくない。もちろん,かたっぱしから買うなんてのは無理だが,できたら幅広く,いろいろなタイプのソウル/ R&B ミュージックを聞いてほしい。」
と,書いておられる。
いささか,耳が痛い・・・(^_^;)
2010年11月10日 23時12分 |
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コメント
2010年11月10日(水) 23:54
by Mr. Soulsatisfaction
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こんな軽薄な本でも当時は立派な教科書だったんですよね。丁度ソウルを聴き始めた頃だったので194〜199ページに掲載されていたLPを血眼になって捜したものでした。しかしながらソウルに限らずポップミュージックの本質はシングル。LPを中心に買っていた自分が浅はかだったと思っています。
2010年11月11日(木) 07:19
by Mr.Pitiful
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今読むと「軽薄」な感じがするのは,文体が,当時のディスク・ジョッキー(糸居五郎さん,亀渕昭信さんなど) の口調そのままのように思えるからではないかという気がします。
内容的には,大雑把ではあるものの,「ソウル・ミュージック」が成立する歴史にも触れられていて,今読んでも,なかなかのものだと思いましたが・・・。
「ソウルに限らずポップミュージックの本質はシングル。」・・・そうなんですよね。「ソウル」も「ポップミュージック」の一種に過ぎず,レアなシングルも結果的に「ポップ」に成れなかっただけで,たとえローカルな中小レーベルからリリースされたシングルであっても,歌っているシンガーは,それがメジャーなレーベルの耳に留まり全国に配給されてヒットするかもしれない・・・という「夢」を持っていたはずですからね。
2010年11月11日(木) 20:52
by Beau
コメント削除
これは、いつか読んでみたいですね!
実は、つい先日、サム・クックの伝記本を買いました。読むのは、年末年始になりそうですが…。
2010年11月11日(木) 22:03
by Mr.Pitiful
コメント削除
何しろ古い本なので,これから探して読むのはかなり難しいと思います。
類書としては,↓ がオススメです。「ソウル」の歴史に関する内容も,ディスク・ガイドもはるかに充実しています。廃版になっているようですが,まだアマゾンに登録( ASIN: B001FADJY8 )されていました。
□ 『ミュージック・マガジン増刊 新版R&B、ソウルの世界』 鈴木啓志 著
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内容的には,大雑把ではあるものの,「ソウル・ミュージック」が成立する歴史にも触れられていて,今読んでも,なかなかのものだと思いましたが・・・。
「ソウルに限らずポップミュージックの本質はシングル。」・・・そうなんですよね。「ソウル」も「ポップミュージック」の一種に過ぎず,レアなシングルも結果的に「ポップ」に成れなかっただけで,たとえローカルな中小レーベルからリリースされたシングルであっても,歌っているシンガーは,それがメジャーなレーベルの耳に留まり全国に配給されてヒットするかもしれない・・・という「夢」を持っていたはずですからね。
実は、つい先日、サム・クックの伝記本を買いました。読むのは、年末年始になりそうですが…。
類書としては,↓ がオススメです。「ソウル」の歴史に関する内容も,ディスク・ガイドもはるかに充実しています。廃版になっているようですが,まだアマゾンに登録( ASIN: B001FADJY8 )されていました。
□ 『ミュージック・マガジン増刊 新版R&B、ソウルの世界』 鈴木啓志 著