『Muscle Shoals 黄金のメロディ マッスル・ショールズ [DVD]』 [PCBE-54344]
「黄金のメロディ」というタイトルについては,どうしても違和感を覚えるのだが・・・。
■ "Muscle Shoals [DVD]" [Magnolia 10634]
↑ の日本版。付属のブックレットは,映画上映時のパンフレットのほぼ縮刷版。レイアウトが一部変更されているけれども,内容は同じ。
米版にあった英語字幕や Greg "Freddy" Camalier 監督による Commentary は削除されているが,「オリジナル音声」と,Rick Hall, Jimmy Johnson, David Hood and Spooner Oldham による「コメンタリー音声」については,日本語字幕が追加された。
Special Features 中の「未公開シーン&インタビュー(Deleted Scenes & Interviews)」は,米版では ”Additional Scenes & Interviews” とされていたものと同内容。これにも日本語字幕が追加されているのだが,各シーン(Aretha "Call Me" Session, Candi Staton, Donnie Fritts, Harvey Thompson, Muscle Shoals Montage, Recording in Muscle Shoals, Spooner Oldham, Swampers & Rick Reunion) がチャプターに分割されていないのは,ちょっと不親切。
23分過ぎから始まる "Swampers & Rick Reunion" は,本編の1時間39分あたりで再会した Jimmy Johnson, Roger Hawkins, David Hood と Rick Hall が,その直後に行った対談。本当に久しぶりだったらしく,緊張感が漂っている。お互いがお互いを認め合い,賞賛し合ってはいるものの,Rick Hall 以外の3人の表情は硬く,少々ぎこちないように感じてしまうのは,気のせいか・・・?
米版でも英語字幕のおかげでおおよその内容は理解できていたものの,コメンタリーについてはリスニング能力が貧弱なためもどかしい思いをしていたので,日本語字幕が追加されたのはありがたかった。
コメンタリーの録音は,映画の完成後しばらくしてから行われたらしく,「未公開シーン」にあった対談よりはかなりリラックスした雰囲気で会話が進んでいる(Roger Hawkins の代わりに Spooner Oldham が参加しているのは,Roger の体調が悪かったのだろうか?)。
その内容は非常に興味深いものばかりだったけれども,Rick Hall は,プロデューサとして成功したのはミュージシャンやソングライターなどスタッフの協力があったからこそだ・・・と話し,非常に謙虚な態度をとっている。今,謙虚になればなるだけ,当時どれだけ傲慢だったかがしのばれる・・・(^_^;)
来年には Rick Hall の自伝本が出版されるらしい。
□ "The Man from Muscle Shoals: My Journey from Shame to Fame" Rick Hall [Heritage Builders ]
現在ハードカバーが,米アマで $24.89 に対して,日アマでは \4,734 。いくら円安でも・・・(T_T)
Kindle 化されれば読んでみたいが,それまでに円高に移行する可能性はあるだろうか・・・?されたので入手済み。
「はしがき」を書いているのは,Peter Guralnick。
Muscle Shoals Sound Studio については,今年 ↓ のような本が出版され,こちらは既に Kindle 化されている。
■ "Muscle Shoals Sound Studio: How the Swampers Changed American Music" Carla Jean Whitley [The History Press ]
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2014年12月8日 15時16分
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CHEAP TALK |
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