ブルースの Otis Rush からゴスペルの The Soul Stirrers まで,いろいろなジャンルのさまざまなシンガーによってカバーされている名曲 "Looking Back" (Brook Benton/Belford Hendricks/Clyde Otis)。
最初にヒットしたのは,Nat King Cole のバージョン(1958, Black Singles: 2, Pop Singles: 5)。
Nat King Cole-Looking Back @ Youtube
◎ Nat King Cole "The Very Best Of Nat King Cole" [Capitol/EMI 09463 59324 2 3]
↑ のベスト編集盤には,Sam Cooke がカバーした "(I Love You) For The Sentimental Reasons" や,Aaron Neville が自身のスタンダード・アルバムのタイトル曲にした "Nature Boy" なども収録されている。むか〜しは,こういうのを聴いて楽しめるようになったらオシマイだ・・・と思っていたような音楽だが,最近は・・・(^_^;)
◎ Dinah Washington & Brook Benton "The Two of Us" [Verve 314 526 467-2]
1960年4月,New York 録音。Brook Benton との連名になっているアルバムだが,この曲は Dinah Washington が一人で歌っている。
Brook Benton が一人で歌っているバージョンもある。
◎ Brook Benton "Rainy Night In Georgia (2 CDs)" [Double Pleasure DP 21502]
1962年リリースの LP "Singing the Blues" の収録曲?
◎ "Sam Cooke's SAR Records Story (2 CDs)" [SAR/abkco 2231-2]
SAM COOKE AND SOUL STIRRERS - LOOKING BACK @ Youtube
1964年1月,United Recording Hollywood 録音。Sam Cooke が歌っているわけではなく,プロデューサとしてスタジオ内の Clif White や Jimmie Outler に指示を出している。
◎ Roy Hamilton "Warm Soul (+ Bonus Tracks)" [Poker DECKCD 104]
1963年4月,New York 録音。Roy Hamilton の MGM 時代の作品集。ヒット曲こそ無いが,タイトルどおり "Warm" な Roy Hamilton の歌声を楽しむことができる。
◎ Clarence Frogman Henry "The Best Of Clarence Frogman Henry" [Chess/MCA CHD-9346]
1964年2月,New Orleans 録音。The Band がカバーした "Ain't Got No Home"(1957, Black Singles: 3, Pop Singles: 20) でおなじみのシンガー。↑ の CD のブックレットには,ビートルズといっしょの写真も掲載されている。そのキャプションは,In 1964 Clarence "Frogman" Henry opened 18 dates for the Beatles.
◎ Carla Thomas "Carla" [Atlantic 7 82340-2]
1966年,Memphis 録音。Carla Thomas の3rd アルバム。ソロでは最大のヒットとなった "B-A-B-Y" (Black Singles: 3, Pop Singles: 14) が収録されている。ブルースの "Red Rooster" やカントリーの "I'm So Lonesome I Could Cry" なども聴くことができる。
◎ Joe Simon "Monument Of Soul" [Sound Stage 7/Shout! RPMSH 222]
1968年リリースのシングル[Sound Stage 7 2622]。Sound Stage 7 時代(1966-1972) の Joe Simon の編集盤。"Teenager's Prayer","(You Keep Me) Hangin' On","The Chokin' Kind" などのヒット曲のほか,Penn/Oldham の名曲の一つ "Nine Pound Steel" のオリジナルも収録されている。
● Otis Rush "Right Place, Wrong Time" [edsel ED CD 220]
リリースは1976年だが,録音は1971年。Otis Rush は,この曲をかなり気に入っているようだ。
◎ Otis Rush "Blues Live!" [VIVID VSCD-3025]
1975年,来日時のライブ録音。日比谷の野音で客席にいたが,ほとんど記憶に残っていない・・・(^_^;)
◎ Otis Rush "Live In Europe" [Evidence ECD 26034-2]
1977年,ヨーロッパでのライブ録音。
◎ Otis Rush "Any Place I'm Going" [HOB 51416 1343 2]
1998年リリースのスタジオ録音。Willie Mitchell と Otis & Masaki Rush 夫妻のプロデュース。前作に続いて Sam Cooke のカバー "Laughin' And Clownin'" が収録されている。
◎ Otis Rush "Chicago Blues Festival 2001" [P-Vine PCD-24222]
2001年,シカゴでのライブ録音。
● Conway Twitty "Looking Back: the very best of the MGM recordings (2 CDs)" [MGM/rpm RPMD 246]
1972年リリースのアルバム収録曲。
◎ Ted Taylor - V.A. "Sound City Soul Brothers: --/Reuben Bell/Eddie Giles" [Soulscape SSCD 7005]
1975年頃の録音? ↑ の CD に初めて収録された未発表曲。Wardell Quezerque のプロデュース。
このアルバムについては,『楽ソウル』 に詳細な解説(p.290) がある。
◎ Irma Thomas "A Woman's Viewpoint: The Essential 1970s Recordings" [KENT CDKEND 260]
1981年?リリースのシングル[RCS 1013]。"Safe With Me" という,Muscle Shoals Sound や Malaco Studio,Sea-Saint Studio などで録音されたアルバムにも収録されているが,この曲がどのスタジオで録音されたかは・・・?
↑ の CD では Penn/Oldham の "A Woman Left Lonely" や,さらに Donnie Fritts も加わって書かれた "Zero Willpower" を聴くことができる。
◎ Bobby "Blue" Bland "You've Got Me Loving You" [MCA MCAD 22008]
1984年,MCA での最後のアルバム。この翌年,Malaco に移籍し,"Members Only" がリリースされる。
● Johnny Adams "Man of My Word" [ROUNDER 2155]
1998年2〜4月に Ultrasonic Studios, New Orleans で録音されたアルバム。Johnny Adams が亡くなったのは,同年9月のこと。
◎ Bobby Womack "Back To My Roots" [Right Stuff 72434-98584-2-8]
1999年リリースの,タイトルどおり「ルーツ」にもどって,ゴスペルやゴスペル風の曲を歌っている作品。
アルバムのオープニングは J.W. Alexander のナレーションで,SAR の思い出話を語っている。
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2009年7月20日 00時02分
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