Sam Cooke "The Rhythm And The Blues" [RCA/BMG 07863 66760-2]
1. Get Yourself Another Fool
2. Driftin' Blues
3. Fool's Paradise
4. Smoke Rings
5. Baby Won't Please Come Home
6. Please Don't Drive Me Away
7. Nothing Can Change This Love
8. But Not For Me
9. Don't Get Around Much Anymore
10. Trouble In Mind
11. Little Girl Blue
12. I Lost Everything
13. Chains Of Love
14. Nobody Knows You When You're Down And Out
15. Since I Met You Baby
16. Cry Me A River
17. Trouble Blues
18. Little Red Rooster
19. Out In The Cold Again
20. One More Time
現時点で RCA (SONY BMG) のカタログにある Sam Cooke のアルバムは,今回リイシューされた3枚のほか,ボックス・セットの "The Man Who Invented Soul" と,この "The Rhythm And The Blues" だけらしい。
"Night Beat" が名盤であることに異論の余地はないが,既に何度も CD 化されているので,どうせならコチラをリマスターして欲しかった。
この CD は,1995年に発売された編集盤で,LP "My Kind Of Blues" (1961) から8曲(5,8〜11,14・15,19),"Twistin' The Night Away" (1962) から1曲(20) 20. は,シングル 'Twistin' The Night Away' の B 面だった曲,"Mr. Soul" (1963) から5曲(2,4,7,13,16),"Night Beat" (1963) から6曲(1,3,6,12,17・18) が収録されている。
4枚組のボックス・セットが2000年に出て,ちょっと影が薄くなってしまった感もあるが,今でもこのアルバムを愛聴している人は,数多くいるはず。
また,今回 "Night Beat" を初めて聴いて気に入った人には,次に聴くべき CD として,このアルバムをオススメしたい。6曲も重複してしまうが・・・(^_^;)
Sam Cooke の自作曲は,2曲(7,20) のみで,その他はすべてアルバム・タイトル通り "The Rhythm And The Blues" のスタンダードと言ってもよいような曲ばかり。
アダルトで,ブルージーな,バラード・シンガーとしての Sam Cooke の側面を堪能することができる。
収録曲の中では,Charles Brown のレパートリが6曲(1〜3,6,12,17) も含まれているのが目に付く。
"Bring It on Home to Me" のメロディは,Charles Brown & Amos Milburn の "I Want To Go Home" (1959年 New Orleans 録音,ピアノは Huey 'Piano' Smith) からいただいている・・・というのは有名な話で,聴き比べてみると,確かにソックリ・・・(^_^;)
◎ Charles Brown & Amos Milburn: Various Artists "Lightnin' & The Buddies: She Likes to Boogie real Low" [Ace/P-Vine PCD-2732]
CD 化されておらず,タイトルも失念してしまったが,Charles Brown のスタジオ・ライブ風の LP の中で,この元ネタ曲と "Bring It on Home to Me" をメドレーで演奏しているバージョンがあるので,C.B. は,ぱくられたことを自覚していたはず。弁護士を雇って,abkco を訴えてやればよかったのに・・・(^_^;)
Rolling Stone 誌の最新号に掲載されている "Dream Boogie: The Triumph Of Sam Cooke" のダイジェストが,ネット上でも読めるようになってます。
The Man Who Invented Soul
How Sam Cooke jump-started the civil rights movement with "A Change Is Gonna Come"
http://www.rollingstone.com/news/story/_/id/7661211
一部,女性ファンには少々ショッキングかもしれない記述もあるが,そういう不良っぽくて危ういところも,Sam Cooke の魅力のひとつだったわけで・・・(^_^;)
本誌に掲載されている写真は,ほとんどが DVD などで既出のものでしたが,THE LOST CITY というタイトルで New Orleans 関連の特集があったし,300 語弱ほどの短い記事でしたが,Clarence "Gatemouth" Brown の追悼記事も掲載されてました。
その記事の冒頭は,↓ でした。
Clarence "Gatemouth" Brown was a blues innovator who hated being called a blues musician.
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2005年9月29日 21時31分
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